JP2009181453A - タッチパッドの複数指触を検測する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タッチパッドの複数の指触を検測する方法の該タッチパッドは、複数の走査線を含み、以下の:該走査線をスキャンし、該走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生していれば、次のステップを行い、該センサー値が該閾値より大きな走査線中に少なくとも2つが隣接しているか否かを検査し、隣接していれば、対応する少なくとも1つの走査線グループを探し出し、該グループの数量に基づき、該走査線上に該グループ数量に対応する指触を有すると判定するステップを含む。これにより、ノイズ干渉が起こす誤判断を効率的に低減し、各指触の該タッチパッド上の状態を正確に判断する。
【選択図】図6
Description
該指触センサー方法は、図1に示すように、先ず、最大閾値10及び最小臨界値20を設け、そのタッチパッド1の走査線上に発生する容量または抵抗の変化を検測することによって、形成されるセンサー量の波形101のピークが前記最大閾値10よりも大きいか否かを判断し、そのうち、走査線上に、センサー量波形101のみを有し、且つ最大閾値10より小さい時、指触として判定し、走査線上に2つのセンサー量波形101,102が形成される時、2つの波形101,102のピークがそれぞれ前記最大閾値10よりも小さくないかを判断し、ただ、1つのセンサー量波形が適合する場合、指触と判定し、この2つの波形101,102のピークがいずれも最大閾値10よりも小さい時、この2つの波形101,102の間に形成される波形の谷が前記最小臨界値20よりも大きいかどうかを続けて検査し、大きい場合は、2つの独立した指触と判定する。
(a)該走査線をスキャンする。
(b)該走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生していれば、次のステップを行う。
(c)該センサー値が該閾値より大きな走査線中に少なくとも2つが隣接しているか否かを検査し、隣接していれば、対応する少なくとも1つの走査線グループを探し出し、該グループの数量に基づき、該走査線上に該グループ数量に対応する指触を有すると判定する。
(a)該第1走査線及び第2走査線をスキャンする。
(b)該第1走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生している場合、次のステップを行う。
(c)該センサー値が該閾値より大きな第1走査線中に少なくとも2つの相互に隣接しているものがあるか否かを検査し、隣接しているものがある場合、対応する少なくとも1つの走査線第1グループを探し出し、次のステップを行う。
(d)該第2走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生している場合、次のステップを行う。
(e)該センサー値が閾値より大きな第2走査線が隣接しているか否かを検査し、隣接していれば、対応する少なくとも1つの走査線第2グループを探し出す。
(f)第1、第2グループの数量が同一である否かを比較し、同一である場合、該第1走査線及び第2走査線上に該第1グループの数量に対応する指触を共有していると判定し、同一でなければ、数量の少ないグループを指触として判定する。
また、本発明を詳細に説明する前に、留意すべきことは、以下の説明内容中、類似する部材は、同一の符号により表示することである。
図3、図4、図5は、本発明のタッチパッドの複数指触の方法の第1の好適な実施例であり、該タッチパッド4は、容量式、抵抗式または電波、光波、音波等を利用したセンサー式タッチパッド4とすることができ、複数の走査線40を含む。
第1実施例のタッチパッドの複数の指触を検測する方法を、図6のフローチャートを参照して説明するが、以下のステップを順次実行する含む。
先ず、ステップ21に示すように、該走査線40をスキャンする。
次に、ステップ22に示すように、各該走査線40が閾値60より大きな複数のセンサー値61を発生しているか否かを検査し、発生している場合、ステップ23を行い、例えば、図4中の2つの走査線41,42のセンサー値61は、いずれも該閾値60より大きい。本好適な実施例中、前記のセンサー値61は、一般の設計において、いずれも容量値、抵抗値、センサー値を実際に測量せず、等価回路、電圧、電流測量等の各種方式に変換するものであり、ここでは、本発明の特徴ではないので、詳細を記載しない。
前記タッチパッド4において、行う走査線40のスキャン方式は、サンプリング方式で該走査線40に対して逐一検測スキャンし、例えば、先ず奇数番目の走査線40をスキャンし、続いて偶数番目の走査線40をスキャンするか、または、全ての走査線40が全面同時に検測スキャンを受け、これは、通常有する関連分野の背景によって容易に変化させて用いることができるので、該実施例が開示するものに制限するものではない。
上記判断が“隣接している”である場合、ステップ25に示すように、対応する少なくとも1つの操作線グループ45を探し出し、該グループ45の数量に基づき、該走査線40上に該グループ45の数量に対応する基準指触46を有することを判定し、ステップ26を行う。
例えば、図4中の走査線41のセンサー値61が該閾値60より大きく、走査線41に隣接するもう1つの走査線42のセンサー値61も該閾値60より大きければ、1つのグループ45として検出する。また、これらの走査線40上に、3組のそれぞれ少なくとも2つの隣接する走査線40が該閾値60より大きなセンサー値61を有することを検出する時、3つのグループ45を形成し、即ち、3つの基準指触46を有するとこを表す。
即ち、本実施例は、走査線40のグループを検測する概念によりタッチパッド4が触圧されているか否かを判断し、この原理の応用は、通常、人の指71がタッチパッド4にある時、該タッチパッド4上に一定面積の触圧が形成されることによって、即ち、少なくとも同時に2つ以上の隣接する走査線40を押し、押された該隣接する走査線40が容量または抵抗センサー上の変化を発生させるので、本実施例中、これが実体の指71の指触ではなく、ノイズ400により起こされると判断する時、本発明は、このノイズ400を無視し、且つ、濾過し、ステップ21に戻って、該走査線40のスキャンを持続する。
図7、図8、図9、図10は、本発明のタッチパッドの複数指触検測方法の第2実施例であり、その運用原理及び構造は、第1実施例が記載する方法とほぼ同一であり、同一であるところは、ここでは再度記載せず、異なる箇所は、該タッチパッド4上の走査線が2次元の方式で設置され、即ち、本実施例のタッチパッド4は、複数の第1走査線402及び該第1走査線402と交錯する複数の第2走査線401を含む。
第2実施例のタッチパッドの複数の指触を検測する方法は、図9、図10のフローチャートを参照して説明するが、以下のステップを順次実行することを含む。
図9において、先ず、ステップ301に示すように、該第1走査線402と第2走査線401をスキャンする。
301〜313 ステップ
4 タッチパッド
40 走査線
400 ノイズ
402 第1走査線
401 第2走査線
41〜44 走査線
45 グループ
46 基準指触
47 実際指触
48 重心位置
49 第1グループ
50 第2グループ
60 閾値
61 センサー値
71 指
Claims (14)
- タッチパッドの複数の指触を検測する方法であって、該タッチパッドは、複数の走査線を含み、該方法は以下の、
(a)該走査線をスキャンし、
(b)該走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生していれば、次のステップを行い、
(c)該センサー値が該閾値より大きな走査線中に少なくとも2つが隣接しているか否かを検査し、隣接していれば、対応する少なくとも1つの走査線グループを探し出し、該グループの数量に基づき、該走査線上に該グループ数量に対応する基準指触を有すると判定する、
ステップ(a)から(b)を順次実行することを特徴とするタッチパッドの複数の指触を検測する方法。 - 更に、前記ステップ(c)の後に、次の、(d)前記基準指触内にセンサー値を発生する走査線の数量が基準値より大きくないかどうかを検査し、大きくない場合、各該基準指触が実際の指触であるとし、大きい場合、各基準指触が複数の指触を判定する、
ステップ(d)を含むことを特徴とする請求項1記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。 - 前記ステップ(c)中、センサー値を発生する該走査線の間に隣接がない場合、該走査線上に発生するセンサー値がノイズであると判定することを特徴とする請求項2記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 更に前記ステップ(d)の後に、(e)各該実際の指触内のセンサー値に基づき、各重心位置を求め出し、それぞれ各重心位置が指触源であるとマークするステップ(e)を含むことを特徴とする請求項2記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 前記ステップ(b)中、前記走査線が該閾値より大きなセンサー値を検出しない時、ステップ(a)を繰り返すことを特徴とする請求項2記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 前記ステップ(a)中、前記走査線をスキャンする方式が遂行または交錯飛ばしスキャンであることができることを特徴とする請求項2記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- タッチパッドの複数指触を検測する方法であって、該タッチパッドが、複数の第1走査線及び該第1走査線と交錯する複数の第2走査線を含み、以下のステップ、
(a)該第1走査線及び第2走査線をスキャンし、
(b)該第1走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生している場合、次のステップを行い、
(c)該センサー値が該閾値より大きな第1走査線中に少なくとも2つの相互に隣接しているものがあるか否かを検査し、隣接しているものがある場合、対応する少なくとも1つの走査線第1グループを探し出し、次のステップを行い、
(d)該第2走査線が閾値より大きな複数のセンサー値を発生しているか否かを検査し、発生している場合、次のステップを行い、
(e)該センサー値が閾値より大きな第2走査線が隣接しているか否かを検査し、隣接していれば、対応する少なくとも1つの走査線第2グループを探し出し、
(f)第1、第2グループの数量が同一である否かを比較し、同一である場合、該第1走査線及び第2走査線上に該第1グループの数量に対応する基準指触を共有していると判定し、同一でなければ、数量の少ないグループを基準指触として判定する、
ステップ(a)から(f)を順次実行することをことを特徴とするタッチパッドの複数指触を検測する方法。 - 更に、前記(f)ステップの後に、次の、(g)前記該基準指触内にセンサー値を発生する第1、第2走査線の数量が基準値より大きくないかどうかを検査し、大きくない場合、各該基準指触が実際の指触であるとし、大きい場合、各基準指触が複数の指触を判定する、
ステップ(d)を含むことを特徴とする請求項7記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。 - 前記ステップ(c)中、センサー値を発生する該第1走査線の間に隣接がない場合、該第1走査線上に発生するセンサー値がノイズであると判定することを特徴とする請求項8記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 前記ステップ(e)中、センサー値を発生する該第2走査線の間に隣接がない場合、該第2走査線上に発生するセンサー値がノイズであると判定することを特徴とする請求項8記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 更に該ステップ(g)の後に、(h)各前記実際の指触内のセンサー値に基づき、各重心位置を求め出し、それぞれ各重心位置が指触源であるとマークするステップ(h)を含むことを特徴とする請求項8記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 前記ステップ(b)中、前記第1走査線が該閾値より大きなセンサー値を検出しない時、ステップ(a)を繰り返すことを特徴とする請求項8記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 前記ステップ(d)中、前記第2走査線が該閾値より大きなセンサー値を検出しない時、ステップ(a)を繰り返すことを特徴とする請求項8記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
- 前記ステップ(a)中、前記走査線をスキャンする方式が遂行または交錯飛ばしスキャンであることができることを特徴とする請求項8記載のタッチパッドの複数の指触を検測する方法。
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