JP2009177127A - 受光素子および表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受光部13に注入されている不純物の導電型がn型であると共に、ゲート電極23に印加される電圧が負電位となるようにする。あるいは、受光部13に注入されている不純物の導電型がp型であると共に、ゲート電極23に印加される電圧が正電位となるようにする。受光部13における空乏層内で発生した電子−正孔対が即座に分離されるため、光電流が発生しやすくなる。これにより、L長を増加させても、光電流が飽和しなくなる(L長の増加に対し、広い範囲で光電流が線型に増加するようになる)。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の一実施の形態に係る受光素子(受光素子1)の平面構成を表したものであり、図2は、図1における受光素子1のII−II線に沿った断面構成を表したものである。
次に、図1および図2に加えて図3〜図8を参照して、本実施の形態の受光素子1の作用および効果について、比較例と比較しつつ詳細に説明する。
以下、本発明の変形例をいくつか挙げて説明する。なお、上記実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図9は、変形例1に係る受光素子(受光素子1A)の平面構成を表したものであり、図10は、図9における受光素子1AのIV−IV線に沿った断面構成を表したものである。この受光素子1Aでは、受光部13Aに注入されている不純物(p型不純物)の導電型がp型であると共に、ゲート電極23に印加される電圧が正電位となっている。すなわち、受光部13Aがp−層となっている。
図11は、変形例2に係る受光素子(受光素子1B)の断面構成を表したものである。上記実施の形態および変形例1においては、ゲート電極23が、p+層11、n+層12および受光部13よりも下層に形成されているボトムゲート型の受光素子について説明した。これに対し、この受光素子1Bは、ゲート電極23Bが、p+層11、n+層12および受光部13よりも上層に形成されているトップゲート型の受光素子である。なお、この受光素子1Bでは、層間絶縁膜160〜162、ゲート絶縁膜14Bが形成されている。
図12(A)および図12(B)は、変形例3,4に係る受光素子(受光素子1C,1D)の断面構成を表したものである。
図14(A)および図14(B)は、変形例5,6に係る受光素子(受光素子1E,1F)の断面構成を表したものである。これら受光素子1E,1Fは、上記変形例3,4において説明した対向領域を、トップゲート型の受光素子において設けたものに対応する。
図15は、変形例7に係る受光素子(受光素子1G)の平面構成を表したものであり、図16は、図15における受光素子1GのV−V線に沿った断面構成を表したものである。
図19は、変形例8に係る受光素子(受光素子1H)の平面構成を表したものであり、図20は、図19における受光素子1HのVI−VI線に沿った断面構成を表したものである。
図23は、変形例9に係る受光素子の回路構成を表したものである。本変形例の受光素子の回路は、2つの受光素子1a,1b(それぞれ、これまで説明した受光素子1等からなるもの)により構成されている。具体的には、電源VDDとグランド(接地)GNDとの間に、互いに直列接続された2つの受光素子1a,1bが配置されている。
GND<VC<VB<VA<VDD ……(1)
Claims (18)
- 素子形成面上に形成された第1導電型半導体領域と、
前記素子形成面上に形成された第2導電型半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と前記第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と電気的に接続された第1電極と、
前記第2導電型半導体領域と電気的に接続された第2電極と、
前記素子形成面上の前記中間半導体領域に対向する対向領域に絶縁膜を介して形成された制御電極と
を備え、
前記中間半導体領域に注入されている不純物の導電型がp型であり、かつ、前記制御電極に印加される電圧が正電位である
受光素子。 - 前記第1電極がアノード電極であると共に、前記第2電極がカソード電極であり、
前記アノード電極またはこのアノード電極と電気的に接続された電極が、前記対向領域を有する
請求項1に記載の受光素子。 - 前記制御電極が、前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域よりも下層に形成されている
請求項1に記載の受光素子。 - 前記制御電極が、前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域よりも上層に形成されている
請求項1に記載の受光素子。 - 前記中間半導体領域の不純物濃度が、2×1018(atm/cm3)以下である
請求項1に記載の受光素子。 - 前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域は、多結晶シリコンにより構成された非単結晶半導体層を含む
請求項1に記載の受光素子。 - 前記非単結晶半導体層の膜厚が、30nm以上かつ60nm以下である
請求項6に記載の受光素子。 - 前記中間半導体領域と前記第1導電型半導体領域との境界部が、前記制御電極における第1導電型半導体領域側の端辺上、またはこの端辺よりも第1導電型半導体領域側に位置している
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の受光素子。 - 素子形成面上に形成された第1導電型半導体領域と、
前記素子形成面上に形成された第2導電型半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と前記第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と電気的に接続された第1電極と、
前記第2導電型半導体領域と電気的に接続された第2電極と、
前記素子形成面上の前記中間半導体領域に対向する対向領域に絶縁膜を介して形成された制御電極と
を備え、
前記中間半導体領域に注入されている不純物の導電型がn型であり、かつ、前記制御電極に印加される電圧が負電位である
受光素子。 - 前記第1電極がアノード電極であると共に、前記第2電極がカソード電極であり、
前記カソード電極またはこのカソード電極と電気的に接続された電極が、前記対向領域を有する
請求項9に記載の受光素子。 - 前記制御電極が、前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域よりも下層に形成されている
請求項9に記載の受光素子。 - 前記制御電極が、前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域よりも上層に形成されている
請求項9に記載の受光素子。 - 前記中間半導体領域の不純物濃度が、2×1018(atm/cm3)以下である
請求項9に記載の受光素子。 - 前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域は、多結晶シリコンにより構成された非単結晶半導体層を含む
請求項9に記載の受光素子。 - 前記非単結晶半導体層の膜厚が、30nm以上かつ60nm以下である
請求項14に記載の受光素子。 - 前記中間半導体領域と前記第2導電型半導体領域との境界部が、前記制御電極における第2導電型半導体領域側の端辺上、またはこの端辺よりも第2導電型半導体領域側に位置している
請求項9ないし請求項15のいずれか1項に記載の受光素子。 - 配列された複数の表示素子および受光素子を備え、
前記受光素子は、
素子形成面上に形成された第1導電型半導体領域と、
前記素子形成面上に形成された第2導電型半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と前記第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と電気的に接続された第1電極と、
前記第2導電型半導体領域と電気的に接続された第2電極と、
前記素子形成面上の前記中間半導体領域に対向する対向領域に絶縁膜を介して形成された制御電極と
を有し、
前記中間半導体領域に注入されている不純物の導電型がp型であり、かつ、前記制御電極に印加される電圧が正電位である
表示装置。 - 配列された複数の表示素子および受光素子を備え、
前記受光素子は、
素子形成面上に形成された第1導電型半導体領域と、
前記素子形成面上に形成された第2導電型半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と前記第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域と、
前記第1導電型半導体領域と電気的に接続された第1電極と、
前記第2導電型半導体領域と電気的に接続された第2電極と、
前記素子形成面上の前記中間半導体領域に対向する対向領域に絶縁膜を介して形成された制御電極と
を有し、
前記中間半導体領域に注入されている不純物の導電型がn型であり、かつ、前記制御電極に印加される電圧が負電位である
表示装置。
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