JP2009176485A - 発光シート - Google Patents

発光シート Download PDF

Info

Publication number
JP2009176485A
JP2009176485A JP2008011944A JP2008011944A JP2009176485A JP 2009176485 A JP2009176485 A JP 2009176485A JP 2008011944 A JP2008011944 A JP 2008011944A JP 2008011944 A JP2008011944 A JP 2008011944A JP 2009176485 A JP2009176485 A JP 2009176485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode
light
light emitting
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008011944A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Aiba
隆一 相場
Kazunori Sakurai
一則 櫻井
Koichi Baba
孝一 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FINTECH GLOBAL Inc
Original Assignee
FINTECH GLOBAL Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FINTECH GLOBAL Inc filed Critical FINTECH GLOBAL Inc
Priority to JP2008011944A priority Critical patent/JP2009176485A/ja
Publication of JP2009176485A publication Critical patent/JP2009176485A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】装飾層に表示されている情報を見やすく提供することができる発光シートを提供する。
【解決手段】発光シート1は、可撓性を有する下地層10と、第1電極層11a、誘電体層11b、発光体層11c、第2電極層11dの順で積層されて構成される発光層11と、下地層10と発光層11の第1電極層11aとを接着させる第1バインダ層12と、可撓性を有し、発光層11から発せられる光を所定量透過させる素材により構成される装飾層13と、接着性及び光透過性を有し、発光層11の第2電極層11dと装飾層13とを接着させる第2バインダ層14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、EL(Electro Luminescence)をバックライトとして被装飾品に取付けられて構成される発光シートに関する。
最近、軽量化、薄性化に対応する面発光の光源として、ELを利用したELシートが提供されている。ELシートは、背面保護層a、背面電極b、誘電体層c、発光体層d、透明電極e、表面保護層fがこの順番で積層され、厚さ0.3mm程度に形成された汎用製品が提供されている。背面保護層a、表面保護層fは、絶縁性、ウオータバリア性を有して背面電極b、誘電体層c、発光体層d、透明電極eを包囲している。
従来、ELシートをバックライトとして利用する発光パネルとしては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特許文献1、2には、ELシートの表面保護層に透明接着剤層を介して少なくとも一部分に光透過性を有した装飾シートが積層されたことを特徴とする発光パネルが記載されている。なお、ELシートの表面保護層は、製造段階で透明電極を蒸着形成するための蒸着基板として機能する。
特許第2723177号公報 特許第2799966号公報
特許文献1、2に係る発光パネルでは、ELシートの透明電極と装飾層との間に表面保護層、透明接着剤層の2層が介在されているため、表面保護層、透明接着剤層が光透過性を有しているものの光の乱反射が起こりやすく輝度が低下してしまうという問題点がある。また、材質特性から形状に撓み等の変形が生じやすいため、被装飾品の表面への取付け工作が面倒であるという問題点がある。
また、主に商業用途として、外灯等に宣伝・広告旗等を固定して情報を発信する宣伝・広告形態がある。また、このような宣伝・広告旗等は、夜間等においては、外灯の明かりにより照らし出されるように固定されているが、当該外灯の明かりは薄暗く、情報が見えにくい問題がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、夜間等の薄暗い場所等においても、装飾層に表示されている情報を見やすく提供することができる発光シートを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明に係る発光シートは、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、本発明に係る発光シートは、上記課題を解決するために、可撓性を有する下地層と、第1電極層、誘電体層、発光体層、第2電極層の順で積層されて構成される発光層と、前記下地層と前記発光層の前記第1電極層とを接着させる第1バインダ層と、可撓性を有し、前記発光層から発せられる光を所定量透過させる素材により構成される装飾層と、接着性及び光透過性を有し、前記発光層の前記第2電極層と前記装飾層とを接着させる第2バインダ層と、を備えることを特徴とする。
また、上記発光シートでは、前記発光体層は、無機材料から構成されることが好ましい。
また、上記発光シートでは、前記第2バインダ層は、絶縁性とウオータバリア性の一方又は双方を有していることが好ましい。
本発明では、装飾層に表示される情報を見やすくかつ効果的に提供することができる。また、本発明では、装飾層の特性に対応して必要な絶縁性、ウオータバリア性がバインダ層に備えられるため、EL発光素子の表面保護層の省略による劣化の進行が避けられる効果がある。
以下、本発明に係る発光シートを実施するための最良の形態について説明する。
発光シート1は、図1に示すように、可撓性を有する下地層10と、第1電極層11a、誘電体層11b、発光体層11c、第2電極層11dの順で積層されて構成される発光層11と、下地層10と発光層11の第1電極層11aとを接着させる第1バインダ層12と、可撓性を有し、発光層11から発せられる光を所定量透過させる素材により構成される装飾層13と、接着性及び光透過性を有し、発光層11の第2電極層11dと装飾層13とを接着させる第2バインダ層14と、を備える。
下地層10としては、例えば、布地(例えば、シルク等)等の可撓性のある部材の上面を平滑化等の下地処理を行ったものを使用する。また、下地層10は、図2に示すように、外側面に第1電極層11a、第2電極層11dを開放させるための2つのスルーホール10a,10bが穿孔されている。
発光層11は、スクリーン印刷等の手段によって、図1に示すように、第1電極層11a、誘電体層11b、発光体層11c、第2電極層11dが積層されている。また、第1電極層11aは、誘電体層11bが積層されている側の反対側に背面保護層11eが積層されている。
第1電極層11aは、いわゆる背面電極であって、例えば、カーボン、樹脂バインダのインクからなる。なお、本実施例では、第1電極層11aをITOフィルム等の薄膜電極により構成されるものとして説明するが、特にこれに限られず、通電可能な金属シートにより構成されても良い。
また、誘電体層11bは、例えば、チタン酸バリウム、フッ素樹脂バインダのインクからなる。
また、発光体層11cは、例えば、硫化亜鉛、銅、フッ素樹脂バインダのインクからなる。
また、第2電極層11dは、いわゆる透明電極であって、例えば、酸化インジウム−スズ(ITO)からなる。
また、背面保護層11eは、例えば、メジウムにより構成されており、図2に示すように、当該背面保護層11eの外側面に第1電極層11a、第2電極層11dを開放させるための2つのスルーホール11f,11gが穿孔されている。また、第1電極層11a、誘電体層11b、発光体層11cには、図2に示すように、背面保護層11eの外側面に第2電極層11dを露出させるための一つのスルーホール11gが穿孔されている。
この発光層11は、第1電極層11aと第2電極層11dとの間に一定の交流電圧が印加されることにより、発光体層11cが発光され、第2電極層11d側から光が外部へ放射される構成である。なお、第1電極層11aと第2電極層11dとの間に印加される交流電圧の周波数は、任意の周波数(例えば、数百〜数千Hz)である。また、発光層11は、周波数を高周波数にするほど、発光量が増加する。従って、印加する交流電圧の周波数を調整することにより、発光層11による発光量を調整することができる。
また、第1バインダ層12は、下地層10と発光層11とを好適に接着させる接着剤により構成されている。また、第1バインダ層12は、図2に示すように、外側面に第1電極層11a、第2電極層11dを開放させるための2つのスルーホール12a,12bが穿孔されている。
装飾層13は、可撓性を有する基材(例えば、布やウレタン等)をベースとした印刷手段、箔押手段等によって、単層のアルミニウム等の金属箔層13aの両側にインク層13b,13cが積層されている。
この装飾層13は、金属箔層13aで光透過、光非透過の組合せ等の装飾が施され、2層のインク層13b,13cで多色化等の装飾が施されるため、高度の装飾性(意匠性)が備えられている。また、装飾層13では、装飾表現として、エポキシ樹脂等を色づけしておくことにより、発光層11が未発光時の際の色調を変化させることが可能となる。具体的には、単色発光であるため白色光を再現するためには、未発光時にはピンク色になってしまう。そこで、エポキシ樹脂に微細な白色微粉(着色剤)等を添加しておくと、未発光時に白色光の表現が可能となる。
第2バインダ層14は、発光層11の第2電極層11dと装飾層13(インク層13c)との双方に接着力を発揮する接着性と、発光層11の発光体層11cで発光した光を遮断することのない光透過性とを有している。この接着性は、主に、第2電極層11dと装飾層13(インク層13c)との双方にレベリング性(平坦性)による密着で接着力を発揮するものである。
この第2バインダ層14は、必要に応じて絶縁性、ウオータバリア性が備えられる。ウオータバリア性は、発光層11の発光体層11cの硫化亜鉛の劣化の防止に必要とされる。
従って、下地層10に形成されているスルーホール10aと、第1バインダ層12に形成されているスルーホール12aと、発光層11の背面保護層11eに形成されているスルーホール11fとを介して、第1電極層11aが外部に露出される。また、下地層10に形成されているスルーホール10bと、第1バインダ層12に形成されているスルーホール12bと、発光層11に形成されているスルーホール11gとを介して、第2電極層11dが外部に露出される。
このようにして、本発明に係る発光シート1は、可撓性を有する下地層10と、第1電極層11a、誘電体層11b、発光体層11c、第2電極層11dの順で積層されて構成される発光層11と、下地層10と発光層11の第1電極層11aとを接着させる第1バインダ層12と、可撓性を有し、発光層11から発せられる光を所定量透過させる素材により構成される装飾層13と、接着性及び光透過性を有し、発光層11の第2電極層11dと装飾層13とを接着させる第2バインダ層14と、を備えるので、発光シートでありながら、柔軟性に富んでおり、また、装飾層13に表示されている情報を見やすくかつ効果的に提供することができる。
また、発光層11の第2電極層11dと装飾層13との間に複数層ではなく単層の第2バインダ層14が介在されている。従って、光の乱反射が起こらなくなって輝度が高くなる。
<実施例>
ここで、本発明に係る発光シート1を、可撓性を有する宣伝・広告旗(以下、広告旗2という。)に応用した場合の実施例について説明する。なお、以下の実施例は、一例であって、本発明を限定するものではなく、他の実施例にも応用できることは勿論である。また、他の実施例としては、例えば、暖簾や、商店街等に飾られる万国旗や、店頭に掲げられるのぼりや、各種セレモニーやスポーツ大会等の行事等において掲揚される国旗等に利用されることが考えられる。
広告旗2は、図3に示すように、装飾層13に所定の情報(図中の「image」)が表示され、厚さ数mm程度の宣伝・広告用の旗である。また、広告旗2の上部は、ポール100を挿通することが可能なように構成されている。
また、広告旗2の上部は、図4に示すように、ポール100が挿通可能なように折り返し部分20が付いており、外部に露出している第1電極層11aと第2電極層11dが内側になるように当該折り返し部分20が折り返される。
また、ポール100には、第1電極層11aと電気的に接触する第1電極100aと、第2電極層11dと電気的に接触する第2電極100bとが形成されている。また、第1電極100aと第2電極100bには、商用電源から供給される電源電圧がそのまま供給される構成であっても良いし、また、商用電源から供給される電源電圧を所定の電圧値に変換し、変換後の電圧が供給される構成であっても良い。また、第1電極100aと第2電極100bには、必要に応じて、商用電源から供給される電源電圧をインバータ等により所定の周波数に変換を行い、変換後の電源電圧が供給される構成であっても良い。
また、折り返し部分20が折り返され、ポール100が挿通されると、図5に示すように、内側に露出されている第1電極層11aとポール100の第1電極100aとが電気的に接続され、また、内側に露出されている第2電極層11dとポール100の第2電極100bとが電気的に接続される。このようにして、発光層11は、第1電極100aと第2電極100bとを介して第1電極層11aと第2電極層11dに所定の電源電圧が供給され、所定の発光動作を行う。
なお、ポール100に形成されている第1電極100aと第2電極100bとは、上述以外の構成であっても良く、例えば、図6に示すように、ポール100の表面に形成されていても良い。このような構成の場合には、第1電極層11aと第2電極層11dとは、図7に示すように、ポール100に密着するように第1電極100aと第2電極100bとが接続される。
また、第1電極層11a及び第1電極100aと、第2電極層11d及び第2電極100bとの接続状態を維持できるように、導電性を有する接着剤で電極間を固定したり、ポール100と広告旗2とを接着剤やバネ等により固定したり、繊維や糸及び紐等により固定しても良い。
このようにして、本発明に係る広告旗2は、発光層11による一定量の光の照射により装飾層13が背面から照らし出され、かつ、薄型で柔軟性に富んでおり、装飾層13に表示されている情報を見やすくかつ効果的に提供することができ、例えば、図8に示すように、店舗、広告看板用に屋外で利用することができる。
なお、広告旗2は、商用電源以外から電源電圧が供給される構成であっても良く、例えば、太陽発電や、充電池等を利用した方法であっても良い。
<ELについて>
ここで、ELについて説明する。ELを用いたEL表示装置には、発光体が無機材料からなる無機EL素子を用いた無機ELパネルと、発光体が有機材料からなる有機EL素子を用いた有機ELパネルとが存在する。
これらの無機EL素子及び有機EL素子はいずれも、湿気により劣化するため、EL表示装置では、防湿等のために発光素子部を封止することが不可欠になっている。
ここで、有機EL素子に使用される発光体(有機発光体)や正孔輸送層等の有機固体は、一般に水分や酸素に弱く、素子内に存在する水分や酸素により、ダークスポット(非発光部)の成長や光透過度の低下を招いてしまう。従って、有機EL素子の信頼性を保証するためには、有機材料や電極材料への水分及び酸素の進入を阻止すべく、EL素子を封止しなければならない。
また、有機EL素子の封止方法においては、例えば、有機EL素子を吸湿材と共に金属封止する方法や、背面電極の外側にガラス板を設けて背面電極とガラス板の間にシリコーンオイルを封入する方法等がある。また、ガスバリア性に優れた有機フィルムや無機酸化物蒸着膜を有するフィルムで有機EL素子を封止する方法もある。
また、有機EL素子を封止するフィルム(有機フィルム)としては、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等の有機薄膜や、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理気相成長法(PVD法)や、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(CVD法)を利用して、プラスチック基材上にSiO、Al、MgO等の無機酸化物膜を形成した、透明なガスバリア性フィルムが候補とされている。
ここで、有機EL素子を表示装置として製品化する際に必要とされる封止材には、透明性と同時に、高いガスバリア性が要求される。
しかしながら、現在のガスバリア性を有する有機フィルムに関して、有機EL素子の封止用として有効なガスバリア性は実現されていない。例えば、有機EL素子封止として用いられているものではないガスバリア性フィルムを転用した場合、有機EL素子封止に十分なガスバリア性を実現するためには、膜厚を相当程度する必要がある。
しかし、製品のデザイン性や利便性の観点からは、表示装置の薄型化が要請されている。従って、薄型化を図りつつ、高いガスバリア性を実現する必要がある。
ここで、上述したような本発明に係る発光シートの構造によれば、無機EL素子において、外観形状が平板(フラット)構造のみならず、湾曲(カーブ)構造や柔軟性のあるシート等であっても、薄型化を図りつつ、十分に高いガスバリア性を実現することができる。また、ガスバリア性が良いということは、水分や酸素の進入を阻止することができる(防湿効果が高い)ということなので、本発明に係る発光シートによれば、ダークスポット(非発光部)の成長や光透過度の低下を招くことがなく、無機EL素子の信頼性(高寿命等)を保つことができる。
従って、例えば、上述した広告旗2を従来の技術によって製造した場合、EL素子を用いた表示装置そのものが大規模なものになるため、広告旗2自体が大型化してしまい、デザイン性の向上が図れず、また、製造コストが高額なものになってしまう。
しかし、本発明に係る発光シートを利用すれば、無機EL素子を用いた表示装置を、バインダ層を介して装飾層に張り付けることにより、従来の技術を利用した商品に比して薄型化を実現でき、デザイン性が良く、また、製造コストを低廉にできる。
<バインダ層について>
つぎに、本発明に係る発光シートの第2バインダ層14について説明する。例えば、フィルム状の光源として利用される分散型無機ELでは、構造上、基材ベース(絶縁層)が必要であり、樹脂素材を用いているため、外観形状が湾曲構造の場合、一定の曲率(例えば、R=nとする。)を超えると、いわゆる応力による白化現象が生じたり、折れてしまう可能性がある。
また、スクリ一ン印刷を利用してEL素子をシートに塗布する場合、薄いシートを利用すると、インクや発光体を塗布する工程において、シートの基材が塗布時の力により変形したり、また、エア・バキュームを使用すると、シートそのものが変形してしまい、塗布膜が均一にならない問題がある。ここで、シートの基材が変形したり、塗布膜が不均一であると、EL素子の発光にムラが生じてしまう。
ここで、本発明では、例えば、第2バインダ層14を液体のウレタンやエポキシ素材等の熱硬化性液状樹脂により構成する。このような第2バインダ層14を剥離しやすい板やシート上に塗布し硬化させることにより、シート状に通電層を作成し、発光体層−通電層−ウレタン層なる構成にし、両面が柔らかい素材により挟み込まれる(サンド)ため、白化現象が生じるような従来品と比較して、一定の曲率(R=n)を超える湾曲面に対して密着・追随することができる。また、本発明に係る発光シートを適用したパネルを屋外に展示した場合において、風に煽られたとき、その風により生じる振動を第2バインダ層14により吸収することができるため、当該振動に応じた音の発生を低減することができる。なお、上述した第2バインダ層14の構成は、一例であって、本構成に限られない。例えば、ウレタンシート等のシート素材への電極膜加工に適した材料により構成されても良い。
従って、本発明に係る発光シートは、従来困難であった、一定の曲率を超える曲面を有する湾曲形状のパネルにも利用することができる。
また、着色シートを使用した場合において、EL素子の発光時の色調と、未発光時の色調の主とした2色の表面色を異なる色調を要求されるときには、透過色のシートを使用することで対応することができ、裏面と表面の両面に意匠面を有する中間層による立体の印刷意匠を作成することができ、また、複数色の表現が可能になる。
また、表面の絶縁層及び導通層作成後に、意匠印刷を行えば、同一のシートの表面に遮光色を印刷した後に意匠印刷を行う未発光部の印刷工程を削除することができ、表面の印刷面の硬度(素材により)が向上し、表面の凹凸を無くし、滑らかにすることができる。
また、エポキシ樹脂やウレタン樹脂素材は、半導体の保護、回路封止素材として利用されており、通電層の保護としても有効である。
また、表面の凹凸を均一化することは、電気通電層の密着にも有効であり、ELの寿命と関係のある酸化防止の手段としての空気排除が行えることにより、シートに接着材を使用するコールドラミネート・樹脂基材を溶融して接着するホットラミネートも不要になり、酸化の原因としての空気層の排除が可能で寿命の長期化に寄与することができる。
また、エポキシ樹脂やウレタン樹脂素材は、耐水性の向上にも効果があり、加水分解も起こりにくく、柔らかいために暴風等の雨の防水や風等の圧力にも効果がある。
また、表面への印刷も可能で素材そのものへの着色も可能である。
また、本実施例では、発光シート1は、片面発光であるとして説明したが、特にこれに限られず、両面発光により構成されても良い。このような構成の場合には、発光シート1は、例えば、図9に示すように、導電膜200を挟んで、一方面側が、導電膜200の上部に絶縁・誘電層201と、発光層202と、電極層203と、装飾層204とが積層され、また、他方面側が、導電膜200の上部に絶縁・誘電層210と、発光層211と、電極層212と、装飾層213とが積層されて構成される。なお、導電膜200は、例えば、Ag又はカーボンにより構成されている。また、絶縁・誘電層201、210は、例えば、BaTiO(チタン酸バリウム)により構成されている。また、電極層203、212は、例えば、ITOにより構成されている。また、装飾層204、213は、布、ウレタン、樹脂シート等により構成されている。なお、図示しないが、電極層203と装飾層204の間、及び電極層212と装飾層213との間には、上述した第2バインダ層14と同等のバインダ層が形成されている。
本発明に係る発光シートの構成を示す模式図である。 図1に示す発光シートの詳細を示す模式図である。 本発明に係る発光シートを利用した広告旗の外観を示す図である。 図3に示す広告旗の折り返し部分の構成について示す図である。 広告旗に形成されている電極とポールに形成されている電極とが電気的に接続される第1の構成を示す図である。 ポールに形成される電極の他の構成を示す図である。 広告旗に形成されている電極とポールに形成されている電極とが電気的に接続される第2の構成を示す図である。 広告旗を屋外で利用する形態の様子を示す図である。 両面発光する発光シートの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 発光シート
2 広告旗
10 下地層
11 発光層
11a 第1電極層
11b 誘電体層
11c 発光体層
11d 第2電極層
11e 背面保護層
12 第1バインダ層
13 装飾層
14 第2バインダ層
20 折り返し部分
100 ポール
100a 第1電極
100b 第2電極

Claims (3)

  1. 可撓性を有する下地層と、
    第1電極層、誘電体層、発光体層、第2電極層の順で積層されて構成される発光層と、
    前記下地層と前記発光層の前記第1電極層とを接着させる第1バインダ層と、
    可撓性を有し、前記発光層から発せられる光を所定量透過させる素材により構成される装飾層と、
    接着性及び光透過性を有し、前記発光層の前記第2電極層と前記装飾層とを接着させる第2バインダ層と、を備えることを特徴とする発光シート。
  2. 前記発光体層は、無機材料から構成されることを特徴とする請求項1記載の発光シート。
  3. 前記第2バインダ層は、絶縁性とウオータバリア性の一方又は双方を有していることを特徴とする請求項1記載の発光シート。
JP2008011944A 2008-01-22 2008-01-22 発光シート Withdrawn JP2009176485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008011944A JP2009176485A (ja) 2008-01-22 2008-01-22 発光シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008011944A JP2009176485A (ja) 2008-01-22 2008-01-22 発光シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009176485A true JP2009176485A (ja) 2009-08-06

Family

ID=41031383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008011944A Withdrawn JP2009176485A (ja) 2008-01-22 2008-01-22 発光シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009176485A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107864536A (zh) * 2017-10-31 2018-03-30 北京晟顺普辉光电科技股份公司 一种超轻发光冷光片

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107864536A (zh) * 2017-10-31 2018-03-30 北京晟顺普辉光电科技股份公司 一种超轻发光冷光片
CN107864536B (zh) * 2017-10-31 2020-01-03 北京星箭长空测控技术股份有限公司 一种超轻发光冷光片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7604377B2 (en) LED lighting apparatus with transparent flexible circuit structure
US20100046198A1 (en) Flexible Backlit Display
US8758883B2 (en) Luminescent sheet having see-through property, luminescent decorative material, and method of producing luminescent sheet
KR20100132001A (ko) 복사 방출 장치
JPS60182487A (ja) 装飾用表示装置
WO2016021438A1 (ja) 面状発光パネル及び弾性ジャケット
KR101509089B1 (ko) 칩엘이디를 이용하는 플렉서블 투명보드형 엘이디 전광판 발광모듈
US6771020B1 (en) Double-face lighting electro luminescent device
CN204884495U (zh) 公交车体发光贴膜
US9691306B2 (en) Transparent display board with structure of double layer type and manufacturing method thereof
JP2009176485A (ja) 発光シート
JP2008139606A (ja) 表示装置
TW200945940A (en) Flexible LED display
WO2010001488A1 (ja) 発光パネル
KR20180000558A (ko) 방수기능을 겸비한 el표지판의 제조방법 및 그에 의해 제조된 el표지판
TW201810209A (zh) 電致發光轉印式貼紙及可電致發光的轉印標籤
WO2010001487A1 (ja) 発光パネル
JP2006137227A (ja) 車両用合せガラスの給電構造、およびサンルーフパネル
JP2008293944A (ja) 発光パネル
CN104715679B (zh) 具有逆反射防止装置的透明显示屏
WO2010001486A1 (ja) 発光装飾体
JP2008293943A (ja) 発光パネル
JP2007286565A (ja) 光るステッカーパネル
JP2008293942A (ja) 発光装飾体
KR102325567B1 (ko) 광 방사선을 방사하는 패널

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110119

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20120522

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120605