JP2009175425A - 湿式画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体現像装置内の現像ローラ等の変形を防止しつつ、良好な画像品質を維持することが可能な湿式画像生成装置を提供する。
【解決手段】搬送ローラ4は、移動ロッド16の移動により側板37とともに離間位置まで移動する。また、搬送ローラ4が離間方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに相対的な位置関係を維持するクリーニングブレード8aが搬送ユニットとして一体として離間位置に移動する。搬送ローラ4が移動を始めると、搬送ローラ4により圧接されていた現像ローラ5および汲み上げローラ3の各々の回転軸受に設けられた付勢部材11a,11bの付勢力で回転軸34,35を支点として回転移動を始める。その際、現像ローラ5を含む現像ユニット200は一体として回転軸34を支点として回転移動を始める。また、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニット400は一体として支持棒35を回転軸として回転移動を始める。
【選択図】図1
【解決手段】搬送ローラ4は、移動ロッド16の移動により側板37とともに離間位置まで移動する。また、搬送ローラ4が離間方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに相対的な位置関係を維持するクリーニングブレード8aが搬送ユニットとして一体として離間位置に移動する。搬送ローラ4が移動を始めると、搬送ローラ4により圧接されていた現像ローラ5および汲み上げローラ3の各々の回転軸受に設けられた付勢部材11a,11bの付勢力で回転軸34,35を支点として回転移動を始める。その際、現像ローラ5を含む現像ユニット200は一体として回転軸34を支点として回転移動を始める。また、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニット400は一体として支持棒35を回転軸として回転移動を始める。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、キャリア液中にトナーを分散させてなる液体現像剤を用いて画像形成を行なう湿式の画像形成装置に関する。
従来よりキャリア液中にトナーを分散させた液体現像剤を弾性を有する現像ローラに塗布し、現像ローラを静電潜像が形成された像担持体としての感光体に加圧接触させて、現像ローラに塗布された液体現像剤を用いて静電潜像を現像する湿式画像形成装置が知られている。
湿式画像形成装置では、現像ローラが感光体に加圧接触されて、所定の接触幅(ニップ幅)を形成する。そして、現像ローラに付着している液体現像剤に分散されたトナーを感光体に移動させ、感光体に形成された静電潜像にトナーを付着させ、感光体の静電潜像を顕在化させている。この点で湿式画像形成装置では、現像ローラ表面の液体現像剤の薄層厚みを例えば5μm〜15μmと非常に薄く、しかも均一な厚みにする必要がある。液体現像剤の薄層厚みが均一でない場合には、出力画像の濃度むらとなり良好な画像品質を維持することができないからである。
したがって、ローラ同士を互いに接触させて液体現像剤を供給および搬送する構成において、ローラ同士を押し付けた場合の接触幅(ニップ幅)を調整することにより液体現像剤の供給および搬送量の調整等を行なっている。
ここで、現像ローラ等の液体現像剤を供給および搬送するローラ等は、所定のニップ幅を形成するため、NBR(ニトリルゴム)、PU(ポリウレタン)、Si(シリコーンゴム)等の弾性体層を巻いたローラが一般的に用いられる。
しかしながら、上記弾性体層は、長時間圧接された状態で保持されると圧接を解除しても元の形状に戻らない可能性がある。
形状が元に戻らない状態では液体現像剤の薄層厚みが、ローラが変形した部分で異なるようになる。したがって、液体現像剤の薄層の厚みが不均一となり、出力画像の濃度むらが生じ良好な画像品質を維持することができない。
したがって、上記弾性体層を持ったローラの変形を防ぐには、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止している場合には、各ローラを互いに離間することが必要である。
特開2001−324877号公報においては、現像待機時(非画像形成時)には、液体現像装置内の各ローラについて、現像ローラおよびアプリケータローラの当接を互いに解除することにより各ローラの変形を防止するとともに、残トナーを回収するブレード、トナー層を均一化させるためのブレード等についても現像待機時にローラから当接を解除する技術が開示されている。
特開2001−324877号公報
しかしながら、例えば現像ローラの周辺には、液体現像剤に電荷を与える荷電部材や、ローラ表面に残留した残留液体現像剤を排除するクリーニング部材等が設けられているが、これらの荷電部材やクリーニング部材等は、現像ローラに対して相対的な位置関係を維持しつつ、正確な取付位置で保持されなければその性能を十分発揮することができない。
したがって、液体現像装置内の現像ローラ等が、離間動作後の圧接位置の再現性に誤差が生じた場合、荷電部材やクリーニング部材との相対的な取り付け位置にもズレが生じることになる。当該位置ズレに基づいて液体現像剤に対する電荷の供給や現像ローラ等の薄層の厚みがばらつくことになり、出力画像の濃度むらが生じ、良好な画像品質を維持することができない可能性がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、液体現像装置内の現像ローラ等の変形を防止しつつ、良好な画像品質を維持することが可能な湿式画像生成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る湿式画像形成装置は、キャリア液にトナーが分散された液体現像剤を用いる湿式画像形成装置であって、静電潜像を担持する像担持体と、像担持体に現像するために液体現像剤を担持する現像部材と、現像部材の液体現像剤に対して電荷を与える荷電部材と、現像後の残留液体現像剤を現像部材から取り除く第1のクリーニング部材とを含み、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定された現像ユニットと、液体現像剤が蓄積された現像槽と、現像槽から液体現像剤を現像部材に供給する供給部材と、供給後の残留液体現像剤を供給部材から取り除く第2のクリーニング部材とを含み、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定された供給ユニットと、現像時には、互いに隣接する像担持体と現像ユニットの現像部材と供給ユニットの供給部材とが互いに対して所定の押し込み量により圧接されるとともに、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、互いに隣接する像担持体と現像ユニットの現像部材と供給ユニットの供給部材とが互いに離間する圧接離間機構とを備える。
好ましくは、圧接離間機構は、現像時に現像ユニットあるいは供給ユニットを圧接位置に移動させるとともに、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に現像ユニットあるいは供給ユニットを離間位置に移動させる移動手段を含む。
好ましくは、現像ユニットは、現像時に圧接された現像部材を像担持体から離間方向に付勢する付勢部材をさらに含む。
特に、現像ユニットを離間位置で止める系止部材をさらに備える。
好ましくは、供給ユニットは、現像時に圧接された供給部材を現像部材から離間方向に付勢する付勢部材をさらに含む。
好ましくは、供給ユニットは、現像時に圧接された供給部材を現像部材から離間方向に付勢する付勢部材をさらに含む。
特に、供給ユニットを離間位置で止める系止部材をさらに備える。
好ましくは、現像部材および供給部材の少なくとも1つは、表面に弾性体層を有する。
好ましくは、現像部材および供給部材の少なくとも1つは、表面に弾性体層を有する。
好ましくは、供給部材は、現像槽から液体現像剤を汲み上げる汲み上げ部材と、汲み上げ部材で汲み上げられた液体現像剤を計量する規制部材と、汲み上げ部材により汲み上げられ計量された液体現像剤を現像部材に搬送する搬送部材とを有する。汲み上げ部材と第2のクリーニング部材とは、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定されて汲み上げユニットを構成する。搬送部材と搬送クリーニング部材とは、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定されて搬送ユニットを構成する。圧接離間機構は、現像時には、互いに隣接する像担持体と現像ユニットの現像部材と搬送ユニットの搬送部材と汲み上げユニットの汲み上げ部材とが互いに対して所定の押し込み量により圧接されるとともに、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、互いに隣接する像担持体と現像ユニットの現像部材と搬送ユニットの搬送部材と汲み上げユニットの汲み上げ部材とを互いに離間させる。
特に、圧接離間機構は、現像時に搬送ユニットを圧接位置に移動させるとともに、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に搬送ユニットを離間位置に移動させる移動手段と、現像ユニットの現像部材と搬送ユニットの搬送部材と汲み上げユニットの汲み上げ部材との各回転軸にそれぞれ設けられた複数の滑車部材と、複数の滑車部材に掛けられたベルトとを含む。現像ユニットおよび汲み上げユニットは、移動手段により搬送ユニットが離間位置に移動した場合にベルトを介して伝達される張力により引き寄せられ、現像部材および汲み上げ部材をそれぞれ所定位置で止める系止部材をさらに備える。
好ましくは、現像部材は、ローラあるいはベルトで構成される。
好ましくは、駆動機構により回転する第1の回転駆動部材をさらに備える。現像ユニットは、現像時には、歯車列を有する歯同士が噛み合うことにより第1の回転駆動部材の回転に従って連結された現像部材を回転させる第2の回転駆動部材を含む。第2の回転駆動部材は、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、第1の回転駆動部材と互いに離間する。
好ましくは、駆動機構により回転する第1の回転駆動部材をさらに備える。現像ユニットは、現像時には、歯車列を有する歯同士が噛み合うことにより第1の回転駆動部材の回転に従って連結された現像部材を回転させる第2の回転駆動部材を含む。第2の回転駆動部材は、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、第1の回転駆動部材と互いに離間する。
好ましくは、駆動機構により回転する第1の回転駆動部材をさらに備える。供給ユニットは、現像時には、歯車列を有する歯同士が噛み合うことにより第1の回転駆動部材の回転に従って連結された供給部材を回転させる第2の回転駆動部材を含む。第2の回転駆動部材は、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、第1の回転駆動部材と互いに離間する。
本発明に係る湿式画像形成装置は、圧接離間機構により、現像時には、互いに隣接する像担持体と現像ユニットの現像部材と供給ユニットの供給部材とが互いに対して所定の押し込み量により圧接されるとともに、湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、互いに隣接する像担持体と現像ユニットの現像部材と供給ユニットの供給部材とが互いに離間する。したがって、湿式画像形成装置の停止および現像待機時においては、現像部材と、供給部材とが互いに離間するために圧接による部材の変形を抑制し、また、現像ユニットの荷電部材や第1のクリーニング部材は、現像部材に対して相対的な位置関係が固定され、供給ユニットの第2のクリーニング部材は、供給部材に対して相対的な位置関係が固定されているため離間動作後の圧接動作において、現像部材および供給部材との間の相対的な位置関係は変わらないため位置ズレに基づく出力画像の濃度むらの発生を防止し、良好な画像品質を維持することができる。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明においては同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一であるものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置100の現像時の構成を説明する図である。
図1は、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置100の現像時の構成を説明する図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置100は、たとえば像担持体としての感光体1の表面に対して液体現像剤を移行させることにより感光体1の表面に図示しない露光装置に露光により形成された静電潜像を現像する。すなわち、液体現像装置100は、キャリア液中にトナーを分散させてなる液体現像剤を所定の濃度になるように攪拌混合して用い、液体現像剤担持体としての現像ローラ5でこの液体現像剤を感光体1の静電潜像に適用することにより感光体1にトナー像を形成するものである。上記のように形成された静電潜像が現像されたトナー像は、記録媒体としての紙や中間転写体(不図示)に転写される。
液体現像装置100は、収容容器2内において、液体現像剤を収容する収容タンク6を備えている。収容容器2の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ5と、搬送ローラ4と、汲み上げローラ3と、規制ブレード9、およびクリーニング部材としてのクリーニングブレード8a,8bとが設けられている。現像ローラ5、搬送ローラ4および汲み上げローラ3は、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(図示しない)により回転駆動される。なお、現像ローラ5および搬送ローラ4は、後述するがその表面に弾性体層を有する。
汲み上げローラ3に対応して、液体現像剤を現像に適した量に計量するため最適な圧力で回転方向にカウンタで圧接配置した規制ブレード9が設けられる。なお、規制ブレード9および汲み上げローラ3は、互いの位置関係を維持する汲み上げユニット400を構成する。後述するが、2枚の側板38により、規制ブレード9および汲み上げローラ3の回転軸受が連結固定される。また、汲み上げローラ3の両側の回転軸受と図示しないフレームとの間にコイルバネ等の圧縮バネである付勢部材11bが取り付けられる。また、2枚の側板38を橋渡しする支持棒35が設けられ、支持棒35を回転軸として側板38は回転可能な状態となっている。
また、現像ローラ5に対応して、現像ローラ5に塗布された液体現像剤に電荷を与える荷電部材7と、現像ローラ5に供給された液体現像剤について現像後の残留した残留液体現像剤を剥ぎ取るために現像ローラ5のカウンタ方向に最適な圧力で圧接されたクリーニング部材であるクリーニングブレード8bとが設けられる。なお、荷電部材7と、クリーニングブレード8bと、現像ローラ5は、互いの位置関係を維持する現像ユニット200を構成する。後述するが、2枚の側板36により、荷電部材7、現像ローラ5の回転軸受およびクリーニングブレード8bが連結固定される。また、現像ローラ5の両側の回転軸受と図示しないフレームとの間に圧縮バネである付勢部材11aが取り付けられる。また、2枚の側板36を橋渡しする支持棒34が設けられ、支持棒34を回転軸として側板36は回転可能な状態となっている。なお、現像ユニット200の自重により付勢が可能な場合には、付勢部材11aの取り付けを省略することも可能である。
また、搬送ローラ4に対応して、現像ローラ5と搬送ローラ4のニップ幅を通過した余剰の液体現像剤を剥ぎ取り、薄層の厚みを安定化させるために最適な圧力で搬送ローラ4のカウンタ方向に設けられたクリーニング部材であるクーリングブレード8aが設けられる。なお、後述するが、クリーニングブレード8aおよび搬送ローラ4は、互いの位置関係を維持する搬送ユニット300を構成する。後述するが、2枚の側板37により、クリーニングブレード8aおよび搬送ローラ4の回転軸受が連結固定される。また、側板37と移動ロッド16が連結固定されて、カム13の回転に従って移動ロッド16とともに連結された側板37が移動するものとする。
ここで、液体現像剤は、キャリア液である絶縁性液体と、静電潜像を現像するトナーと、トナーを分散させる分散剤とを主要成分としている。
キャリア液としては、一般に電子写真用液体現像剤に用いるものであれば特に制限することなく使用することができるが、中でも不揮発性の液体は好ましい。不揮発性液体としてはたとえば、ホワイトオイル、シリコンオイル、ミネラルオイル、パラフィンオイル、鉱物油等を挙げることができる。本例においては、一例として粘度として100〜5000cpのホワイトオイルを用いる。
トナーとしては、一般に電子写真用液体現像剤に用いるものであれば、特に制限することなく使用することができる。トナー用結着樹脂としては、たとえばポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。またこれらの樹脂を複数、混合して用いることも可能である。また、トナーの着色に用いられる顔料および染料も一般に市販されているものを用いることができる。たとえば、顔料としては、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン、シリカ、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ベンジジンイエロー、レーキレッドD等を用いることができる。染料としてはソルベントレッド27やアシッドブルー9等を用いることができる。
液体現像剤の調製方法としては、一般に用いられる技法に基づいて調製することができる。たとえば、結着剤樹脂と顔料とを所定の配合比で、加圧ニーダ、ローラミルなどを用いて溶融混練して均一に分散させ、得られた分散体をたとえばジェットミルによって微粉砕する。得られた微粉末をたとえば風力分級機などにより分級することで、所望の粒径の着色トナーを得ることができる。そして、得られたトナーをキャリア液としての絶縁性液体と所定の配合比で混合する。この混合物をボールミル等の分散手段により均一に分散させ、液体現像剤を得ることができる。
図1に示すように、汲み上げローラ3は、収容タンク6の液体現像剤にその一部が浸かっており、汲み上げた液体現像剤を搬送ローラ4に接触回転して搬送ローラ4に液体現像剤を塗布する。その際、規制ブレード9により、汲み上げローラ3の表面に供給された液体現像剤は現像に適した量に計量され、搬送ローラ4に供給される。
そして、搬送ローラ4は、液体現像剤を現像ローラ5上に塗布することにより、現像ローラ5上に液体現像剤の薄層を形成する。
搬送ローラ4は、汲み上げローラ3および現像ローラ5との間で互いに押し込み合い、それぞれ適切なニップ幅となるように調整されている。搬送ローラ4は、現像ローラ5との周速比により薄層厚みを制御し、現像ローラ5に供給する。
現像ローラ5は、像担持体である感光体1に押込み、適切なニップ幅になるように圧接配置されている。なお、各ローラ間の押し込み量は、図示しないいわゆる間隔コロを用いて圧接が規制されるものとする。
荷電部材7は、コロトロンあるいはスコロトロン方式の帯電チャージャを用いる。あるいは接触帯電注入方式の帯電ローラにより電荷を付与することも可能である。
なお、本例においては、像担持体である感光体1は円筒形のドラムとして説明するが、特にこれに限られず、ベルト形状で構成することも可能である。
本発明の実施の形態1に従う現像時には、図1で示されるように感光体1と現像ローラ5、現像ローラ5と搬送ローラ4、搬送ローラ4と汲み上げローラ3とがそれぞれ適した押込み量でニップ幅を形成し、互いに圧接された状態となっている。
現像時には、各ローラは回転していて、ニップ幅位置は円柱上を移動することになるが、各ローラの回転が停止すれば、ニップ幅位置は動かずに停止中ずっとローラ表面に設けられた弾性体層は押込まれた状態で付圧された状態となっている。この状態が、長時間続けばローラ表面に設けられた弾性体層は圧力を解除しても元の状態には戻らなくなる。
したがって、これを防止するために回転停止時には互いの部材を離間することが必要となってくる。
図2は、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置100の現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時の構成を説明する図である。
図2を参照して、搬送ローラ4を圧接位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、たとえば、圧縮ばねである付勢部材14の付勢力で移動ロッド16が移動する。移動ロッド16は、搬送ローラ4の回転軸受が連結された側板37と連結されている。したがって、搬送ローラ4は、移動ロッド16の移動により側板37とともに離間位置まで移動する。また、搬送ローラ4が離間方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに相対的な位置関係を維持するクリーニングブレード8aが搬送ユニットとして一体として離間位置に移動する。本例においては、一例として移動ロッド16の移動に伴って搬送ローラ4が離間する離間位置の調整のために系止部材10bが所定位置に設けられる。なお、系止部材10bの所定位置は、搬送ローラ4が離間する離間位置に移動した場合に後述するが現像ローラ5および汲み上げローラ3が回転移動した場合であっても搬送ローラ4と接触しない位置とする。
そして、搬送ローラ4が移動を始めると、搬送ローラ4により圧接されていた現像ローラ5および汲み上げローラ3の各々の回転軸受に設けられた付勢部材11a,11bの付勢力で回転軸34,35を支点として回転移動を始める。その際、現像ローラ5を含む現像ユニット200は一体として回転軸34を支点として回転移動を始める。また、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニット400は一体として支持棒35を回転軸として回転移動を始める。
現像ユニット200および汲み上げユニット400の回転移動は、各々の系止部材により止められる。具体的には、系止部材12aが所定位置に設けられ、系止部材12aにより現像ユニット200の側板36の回転移動が停止する。なお、系止部材12aの所定位置は、現像ローラ5が回転移動した場合に感光体1および搬送ローラ4と接触しない位置とする。これにより、現像ユニット200の現像ローラ5は、感光体1と離間した位置で止められる。また、系止部材12bが所定位置に設けられ、系止部材12bにより汲み上げユニット400の側板38の回転移動が停止する。なお、系止部材12bの所定位置は、汲み上げローラ3が回転移動した場合に搬送ローラ4と接触しない位置とする。
そして、搬送ローラ4が離間位置に移動することで、搬送ローラ4は、現像ローラ5および汲み上げローラ3と互いに離間し、図2に示すように感光体1と現像ローラ5と搬送ローラ4と汲み上げローラ3とが互いに離間した状態となる。
これにより、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、現像ローラ5および搬送ローラ4の弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、各ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
図3は、本発明の実施の形態1に従う現像ユニット200の概略を説明する斜視図である。
図3を参照して、現像ローラ5の両側に2枚の側板36が設けられ、現像ローラ5の両側の回転軸受と側板36とは連結固定されているものとする。また、現像ローラ5以外の他の部材である荷電部材7およびクリーニング部材であるクリーニングブレード8bも両側に設けられた側板36により連結固定される。
また、2枚の側板36の互いを橋渡しするともに回転の支持点となる支持棒34が設けられている。
また、現像ローラ5の回転軸受には付勢部材11aが設けられ、回転軸受と図示しないフレームとの間で端部が固定されている。また、側板36の可動領域を制限する係止部材12aが設けられている。
現像ローラ5、荷電部材7およびクリーニングブレード8bは側板36により互いの相対的な位置関係が固定され、支持棒34を支点として回転可能なように配置されている。
そして、上述したように現像時においては現像ローラ5が搬送ローラ4により所定の押込み量で押圧されることにより、付勢部材11aは現像時に圧接された感光体1と離間する方向に付勢された状態となる。すなわち、押込まれた状態で圧力がかかった状態となる。
一方、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時においては、搬送ローラ4が離間位置に移動することにより、搬送ローラ4による押し込み力が解除され、付勢部材11aの付勢力により、搬送ローラ4の回転軸受を介して現像ユニット200の側板36を離間方向に移動させることになる。現像ユニット200は係止部材12aが設けられていることにより、側板36が係止部材12aが設けられた所定位置(離間位置)で停止することによって、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時には現像ローラ5と感光体1とが離間状態となるともに、搬送ローラ4と現像ローラ5についても離間状態となる。
図4は、本発明の実施の形態1に従う搬送ユニット300の概略を説明する斜視図である。
図4を参照して、搬送ローラ4の両側に2枚の側板37が設けられ、搬送ローラ4の両側の回転軸受と側板37とは連結固定されているものとする。また、搬送ローラ4以外の他の部材であるクリーニングブレード8aも両側に設けられた側板37と連結固定されているものとする。2枚の側板37は、移動ロッド16と連結され、カム13を図示しない駆動装置により回転させることにより移動ロッド16とともに移動ロッド16に連結された側板37を介して搬送ローラ4およびクリーニングブレード8aが移動するように構成されている。移動ロッド16は、図示しないフレームと連結固定された移動機構15に収容されているものとする。なお、ここでは、図示していないが、系止部材10bが所定位置に設けられ、系止部材10bにより搬送ローラ4を含む搬送ユニット300は停止する。
図5は、移動機構15に設けられた移動ロッド16の移動を説明する図である。
図5(a)を参照して、移動ロッド16は、駆動装置によりカム13を回転させることにより移動機構15内に設けられた移動ロッド16と連結されている圧縮バネである付勢部材14を押込むように移動する。したがって、付勢部材14は、移動機構15内の端部の当接面から移動ロッド16を離間する方向に付勢された状態となる。すなわち、付勢部材14は押し込まれた状態で圧力がかかった状態となる。この際、上述したように側板37と移動ロッド16とは連結されているため、移動ロッド16が移動することにより側板37を介して搬送ローラ4およびクリーニングブレード8aが移動することになる。これにより、現像時に搬送ユニット300を圧接位置に移動させることが可能となる。
図5(a)を参照して、移動ロッド16は、駆動装置によりカム13を回転させることにより移動機構15内に設けられた移動ロッド16と連結されている圧縮バネである付勢部材14を押込むように移動する。したがって、付勢部材14は、移動機構15内の端部の当接面から移動ロッド16を離間する方向に付勢された状態となる。すなわち、付勢部材14は押し込まれた状態で圧力がかかった状態となる。この際、上述したように側板37と移動ロッド16とは連結されているため、移動ロッド16が移動することにより側板37を介して搬送ローラ4およびクリーニングブレード8aが移動することになる。これにより、現像時に搬送ユニット300を圧接位置に移動させることが可能となる。
図5(b)を参照して、移動ロッド16は、駆動装置によりカム13を回転させることにより移動機構15内に設けられた付勢部材14の付勢力で押し出される。
図5(b)の場合には、右方向に移動ロッド16が押し出されている場合が示されている。この際、上述したように側板37と移動ロッド16とは連結されているため、移動ロッド16が移動することにより側板37を介して搬送ローラ4およびクリーニングブレード8aが移動することになる。
これにより、上述したように現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に搬送ユニット300を離間位置に移動させることが可能となる。
図6は、本発明の実施の形態1に従う汲み上げユニット400の概略を説明する斜視図である。
図6を参照して、本発明の実施の形態1に従う汲み上げユニット400は、汲み上げローラ3の両側に2枚の側板38が設けられ、汲み上げローラ3の両側の回転軸受と側板38とは連結固定されているものとする。また、汲み上げローラ3以外の他の部材である規制ブレード9も両側に設けられた側板38と連結固定されているものとする。
また、2枚の側板38の互いを橋渡しするともに回転の支持点となる支持棒35が設けられている。
また、汲み上げローラ3の回転軸受には付勢部材11bが設けられ、軸受と図示しないフレームとの間で端部が固定されている。また、側板38の可動領域を制限する係止部材12bが設けられている。
規制ブレード9および汲み上げローラ3は側板38により互いの相対的な位置関係が固定され、支持棒35を支点として回転可能なように配置されている。
そして、上述したように現像時においては汲み上げローラ3が搬送ローラ4により所定の押込み量で押圧されることにより、付勢部材11bは図示しないフレームと離間する方向に付勢された状態となる。すなわち、付勢部材11bが押込まれた状態で圧力がかかった状態となる。
一方、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時においては、搬送ローラ4が離間位置に移動することにより、搬送ローラ4による押込み力が解除され、付勢部材11bの付勢力により、汲み上げローラ3の回転軸受を介して汲み上げユニット400の側板38を離間方向に移動させることになる。汲み上げユニット400は係止部材12bが設けられていることにより、側板38が係止部材12bが設けられた所定位置(離間位置)で停止することによって、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時には汲み上げローラ3と搬送ローラ4とが離間状態となる。
図7は、本発明の実施の形態1に従う搬送ローラ4の断面を説明する図である。
図7に示されるように搬送ローラ4は、所定のニップ幅を形成し、液体現像剤の移行をスムーズにするために芯金21の表面部分に液体現像剤のソルベント液に侵されない弾性体層20が設けられている。
図7に示されるように搬送ローラ4は、所定のニップ幅を形成し、液体現像剤の移行をスムーズにするために芯金21の表面部分に液体現像剤のソルベント液に侵されない弾性体層20が設けられている。
搬送ローラ4の弾性体は、JIS−Aゴム硬度計で50°〜80°とゴム硬度を高く設定し、搬送ローラ4が変形するゆがみ量を小さくして汲み上げローラ3と搬送ローラ4のニップ幅通過後元の円筒に戻るものとする。現像ローラ5と搬送ローラ4との間における押込み量は、液体現像剤がスムーズに現像ローラ5へ移行する最小押込み量とし、搬送ローラ4と汲み上げローラ3との間における押込み量より少なくすることにより、搬送ローラ4の弾性体層への負荷を軽減することも可能である。
また、同様に現像ローラ5は、感光体1に接触させ、像担持体上にある静電潜像に液体現像剤中のトナーを現像するためにその表面に液体現像剤のソルベント液に侵されない弾性体を有している。現像ローラ5の弾性体層は、JIS−Aゴム硬度計で30°〜70°とゴム硬度を低く設定する。また、現像ローラ5と感光体1との間における押込み量は、最小限にして、現像した画像を感光体1と現像ローラ5とのニップ幅通過後も乱さないものにすることができる。
再び図2を参照して、上記の構成により、本発明の実施の形態1においては、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに離間した状態となるとともに、側板36に連結された回転軸受を介する現像ローラ5、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット200として離間位置まで一体として移動することになる。したがって、現像ローラ5と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する搬送ローラ4、クリーニングブレード8aが搬送ユニット300として離間位置まで一体として移動することになる。したがって、搬送ローラ4とクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は維持された状態となる。
また、側板38に連結された回転軸受を介する汲み上げローラ3、規制ブレード9が汲み上げユニット400として離間位置まで一体として移動することになる。したがって、汲み上げローラ3と規制ブレード9との相対的な位置関係は維持された状態となる。すなわち、各ローラについて、各ローラの近辺に設けられた他の部材について取付位置関係を保持したまま各ローラの離間動作が実行されることになる。
一方、液体現像装置100の現像時においては逆の工程をたどる。
再び図2を参照して、搬送ローラ4を離間位置で押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16とともに搬送ローラ4を圧接位置まで移動させる。
再び図2を参照して、搬送ローラ4を離間位置で押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16とともに搬送ローラ4を圧接位置まで移動させる。
搬送ローラ4が圧接方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが搬送ユニット300として一体として移動する。
そして、搬送ローラ4は、現像ローラ5および汲み上げローラ3に対して所定の押し込み量により圧接する。
現像ローラ5は、搬送ローラ4の押し込みにより、現像ローラ5の回転軸受に設けられた付勢部材11aを押し込むように回転軸34を支点として現像ユニット200一体として回転移動を始める。
また、汲み上げローラ3は、搬送ローラ4の押し込みにより、汲み上げローラ3の回転軸受に設けられた付勢部材11bを押し込むように回転軸35を支点として汲み当てユニット300一体として回転移動を始める。
そして、搬送ローラ4がさらに移動することで、現像ローラ5は、感光体1と搬送ローラ4との間で互いに押し込み合い、これにより、現像ローラ5と感光体1とは圧接されて所定のニップ幅が形成される。また、搬送ローラ4の押し込みにより、現像ローラ5と搬送ローラ4との間、搬送ローラ4と汲み上げローラ3との間において適切なニップ幅が形成される。
これにより本願図1で示される構成となる。すなわち、本発明の実施の形態1においては、現像時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに所定の押し込み量で圧接された状態となるとともに、側板36に連結された回転軸受を介する現像ローラ5、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット200として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、現像ローラ5と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する搬送ローラ4、クリーニングブレード8aが搬送ユニット300として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、搬送ローラ4とクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。
また、側板38に連結された回転軸受を介する汲み上げローラ3、規制ブレード9が汲み上げユニット400として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、汲み上げローラ3と規制ブレード9との相対的な位置関係は、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。すなわち、取付位置関係を保持したままローラの圧接動作が実行されることになる。
それゆえ、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置100の構成により、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、各ローラの弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
また、圧接動作において、荷電部材7やクリーニングブレード8a,8bや規制ブレード9については対応する各ローラに対して正確な取付位置を保持することが可能であり、離間動作後の圧接位置の再現性に誤差が生じた場合であっても、各ローラと部材との間の相対的な位置関係は変わらないため位置ズレに基づく出力画像の濃度むらの発生を防止し、良好な画像品質を維持することができる。
図8は、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置を駆動する回転駆動部材の現像時の配置構成を説明する図である。
図8を参照して、図示しない駆動装置により歯車列を有する回転駆動部材39が回転する。回転駆動部材39と、現像ローラ5の回転軸と連結された歯車列を有する回転駆動部材40との歯が噛み合うことにより、回転駆動部材39の回転に伴って現像ローラ5が回転する。
同様に搬送ローラ4は、図示しない駆動装置により歯車列を有する回転駆動部材41が回転する。回転駆動部材41と、搬送ローラ4の回転軸と連結された歯車列を有する回転駆動部材42との歯が噛み合うことにより、回転駆動部材41の回転に伴って搬送ローラ4が回転する。
同様に汲み上げローラ3は、図示しない駆動装置により歯車列を有する回転駆動部材43が回転する。回転駆動部材44と、汲み上げローラ3の回転軸と連結された歯車列を有する回転駆動部材43との歯が噛み合うことにより、回転駆動部材43の回転に伴って汲み上げローラ3が回転する。
図9は、本発明の実施の形態1に従う液体現像装置を駆動する回転駆動部材の現像待機時(非画像形成時)および画像形成装置の停止時の配置構成を説明する図である。
図9を参照して、現像時においては、現像ローラ5において回転駆動部材39,40の歯車列が互いに噛み合う配置構成となっていたが、現像待機時(非画像形成時)および画像形成装置の停止時においては、現像ローラ5の回転軸と連結された回転駆動部材40は、現像ローラ5とともに現像ユニット200として一体として離間方向に移動するため回転駆動部材39,40の歯車列が互いに離間した状態となり歯と歯の噛み合いは生じない。
また、同様に、搬送ローラ4において回転駆動部材41,42の歯車列が互いに噛み合う配置構成となっていたが、現像待機時(非画像形成時)および画像形成装置の停止時においては、搬送ローラ4の回転軸と連結された回転駆動部材42は、搬送ローラ4とともに搬送ユニット300として一体として離間方向に移動するため回転駆動部材41,42の歯車列が互いに離間した状態となり歯と歯の噛み合いは生じない。
また、同様に、汲み上げローラ3において回転駆動部材43,44の歯車列が互いに噛み合う配置構成となっていたが、現像待機時(非画像形成時)および画像形成装置の停止時においては、汲み上げローラ3の回転軸と連結された回転駆動部材44は、汲み上げローラ3とともに汲み上げユニット400として一体として離間方向に移動するため回転駆動部材43,44の歯車列が互いに離間した状態となり歯と歯の噛み合いは生じない。
したがって、現像待機時(非画像形成時)および画像形成装置の停止時においては、現像ローラ5、搬送ローラ4および汲み上げローラ3は、自由に回転可能となり、回転駆動部材間のねじれ等の歪みをなくすことが可能である。
なお、汲み上げローラ3を搬送ローラ4により従動駆動する構成とすることも可能である。そのような場合には、回転駆動部材43,44を設ける必要は無い。
また、圧接動作および離間動作中においては、各ローラの擦れによる弾性体層の傷や偏磨耗の発生を防止するために駆動装置による回転駆動部材39,41,43の回転を停止することが望ましい。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1においては、搬送ローラ4を移動機構により圧接位置に移動させることにより、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに圧接された状態となるように駆動するとともに、搬送ローラ4を移動機構により離間位置に移動させることにより、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに離間した状態となるように駆動する構成について説明した。
上記の実施の形態1においては、搬送ローラ4を移動機構により圧接位置に移動させることにより、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに圧接された状態となるように駆動するとともに、搬送ローラ4を移動機構により離間位置に移動させることにより、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに離間した状態となるように駆動する構成について説明した。
本発明の実施の形態2においては、現像ローラ5を移動機構により移動させる方式について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2に従う液体現像装置110の現像時の構成を説明する図である。
図10を参照して、本発明の実施の形態2に従う液体現像装置110は、図1の液体現像装置100と比較して、現像ユニットに対して移動機構を設けた構成とした点が異なる。
具体的には、現像ユニット200を現像ユニット210に置換するとともに、搬送ユニット300を搬送ユニット310に置換するとともに、汲み上げローラ3および規制ブレード9は配置を固定した構成とした点が異なる。
現像ユニット210は、2枚の側板50に、荷電部材7、クリーニングブレード8bおよび現像ローラ5の回転軸受が連結された構成である。また、側板50と移動ロッド16が連結固定されて、カム13の回転に従って移動ロッド16とともに連結された側板50が移動するものとする。具体的には、図5で説明した付勢部材14と同様に付勢部材11aが設けられ、移動機構15内の端部の当接面から移動ロッド16を離間する方向に付勢された状態とされているものとする。現像ユニット210の移動については、図4の搬送ユニット300の移動と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
搬送ユニット310は、2枚の側板37により、クリーニングブレード8aおよび搬送ローラ4の回転軸受が連結された構成である。また、搬送ローラ4の両側の回転軸受と図示しないフレームとの間に圧縮バネである付勢部材11cが取り付けられる。また、2枚の側板37を橋渡しする支持棒49が設けられ、支持棒49を回転軸として側板37は回転可能な状態となっている。搬送ユニット310の回転移動については、図6の汲み上げユニット400の回転移動と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
本発明の実施の形態2に従う現像時には、図10で示されるように、移動機構を用いて図1,2で説明した搬送ローラ4と同様に現像ローラ5を所定の押し込み量で押し込むことにより、感光体1と現像ローラ5、現像ローラ5と搬送ローラ4、搬送ローラ4と汲み上げローラ3とがそれぞれ適した押込み量でニップ幅が形成され、互いに圧接された状態となっている。
図11は、本発明の実施の形態2に従う液体現像装置110の現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時の構成を説明する図である。
図11を参照して、現像ローラ5を圧接位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、たとえば、圧縮ばねである付勢部材11aの付勢力で移動ロッド16を移動させる。その際、移動ロッド16に連結されている側板50とともに現像ローラ5を離間位置まで移動させる。
現像ローラ5が離間方向に移動を始めると、現像ローラ5とともに所定の関係を維持しつつ荷電部材7およびクリーニングブレード8bが現像ユニット210として一体として離間位置に移動する。本例においては、一例として移動ロッド16の移動に伴って現像ローラ5が離間する離間位置の調整のために系止部材10aが所定位置に設けられる。なお、系止部材10aの所定位置は、後述するが搬送ローラ4が回転移動した場合であっても搬送ローラ4と接触しない位置とする。
そして、現像ローラ5が移動を始めると、現像ローラ5により圧接されていた搬送ローラ4の回転軸受に設けられた付勢部材11cの付勢力で搬送ユニット310は一体として回転軸39を支点として回転移動を始める。
搬送ユニット310は、所定位置に設けられた系止部材12cにより止められる。系止部材12cにより側板37の回転移動が停止する。これにより、搬送ローラ4は、汲み上げローラ3と離間した位置で止められる。なお、系止部材12cの所定位置は、搬送ローラ4が回転移動した場合に現像ローラ5および汲み上げローラ3と接触しない位置とする。
そして、現像ローラ5が離間位置に移動することで、現像ローラ5は、感光体1および搬送ローラ4と互いに離間し、図11に示すように感光体1と現像ローラ5と搬送ローラ4と汲み上げローラ3とが互いに離間した状態となる。
これにより、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、現像ローラ5および搬送ローラ4の弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、各ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
上記の構成により、本発明の実施の形態2においては、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに離間した状態となるとともに、側板50に連結された回転軸受を介する現像ローラ5、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット210として離間位置まで一体として移動することになる。したがって、現像ローラ5と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する搬送ローラ4、クリーニングブレード8aが搬送ユニット310として離間位置まで一体として移動することになる。したがって、搬送ローラ4とクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は維持された状態となる。すなわち、各ローラについて、各ローラの近辺に設けられた他の部材について取付位置関係を保持したまま各ローラの離間動作が実行されることになる。
一方、液体現像装置100の現像時においては逆の工程をたどる。
再び図11を参照して、現像ローラ5を離間位置で押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材11aを押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板50を介して移動ロッド16とともに現像ローラ5を圧接位置まで移動させる。
再び図11を参照して、現像ローラ5を離間位置で押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材11aを押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板50を介して移動ロッド16とともに現像ローラ5を圧接位置まで移動させる。
現像ローラ5が圧接方向に移動を始めると現像ローラ5とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット210として一体として移動する。
そして、現像ローラ5は、感光体1および搬送ローラ4に対して所定の押し込み量により圧接する。
搬送ローラ4は、現像ローラ5の押し込みにより、現像ローラ5の回転軸受に設けられた付勢部材11cを押し込むように回転軸49を支点として搬送ユニット310一体として回転移動を始める。
また、現像ローラ5がさらに移動することで、搬送ローラ4は、現像ローラ5と汲み上げローラ3との間で互いに押し込み合い、これにより、搬送ローラ4と汲み上げローラ3とは圧接されて所定のニップ幅が形成される。また、現像ローラ5の押し込みにより、感光体1と現像ローラ5との間、現像ローラ5と搬送ローラ4との間において適切なニップ幅が形成される。
これにより本願図10で示される構成となる。すなわち、本発明の実施の形態2においては、現像時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに所定の押し込み量で圧接された状態となるとともに、側板50に連結された回転軸受を介する現像ローラ5、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット210として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、現像ローラ5と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する搬送ローラ4、クリーニングブレード8aが搬送ユニット310として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、搬送ローラ4とクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。すなわち、取付位置関係を保持したままローラの圧接動作が実行されることになる。
それゆえ、本発明の実施の形態2に従う液体現像装置110の構成により、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、各ローラの弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
また、圧接動作において、荷電部材7やクリーニングブレード8a,8bや規制ブレード9については対応する各ローラに対して正確な取付位置を保持することが可能であり、離間動作後の圧接位置の再現性に誤差が生じた場合であっても、各ローラと部材との間の相対的な位置関係は変わらないため出力画像の濃度むらの発生を防止し、良好な画像品質を維持することができる。
なお、本例においては、汲み上げローラ3等は固定された状態として説明したが、図1,2で説明した汲み上げユニット400を設けた構成とすることも可能である。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に従う液体現像装置120の現像時の構成を説明する図である。
図12は、本発明の実施の形態3に従う液体現像装置120の現像時の構成を説明する図である。
図12を参照して、本発明の実施の形態3においては、現像ユニットの現像部材である現像ローラ5の代わりに現像ベルトを用いた構成について説明する。
本発明の実施の形態3に従う液体現像装置120は、図1の液体現像装置100と比較して、現像ユニット200を現像ユニット220に置換した点が異なる。搬送ユニット300および汲み上げユニット400については、図1の液体現像装置100で説明したのと同様の構成であるのでその詳細な説明は繰返さない。
具体的には、現像ユニット220は、2枚の側板51に、駆動ローラ23の回転軸受および従動ローラ24の回転軸受と、帯電装置7と、クリーニングブレード8bが連結された構成である。また、駆動ローラ23の両側の回転軸受と図示しないフレームとの間に圧縮バネである付勢部材26が取り付けられる。また、駆動ローラ23と従動ローラ24には、現像部材である現像ベルト22が掛けられる。そして、従動ローラ24の回転軸21が支点となって現像ユニット220は回転移動するものとする。現像ユニット220の回転移動については、図3の現像ユニット200の回転移動とほぼ同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
そして、感光体1に対向して現像電解を発生させるための対向電極28が設けられ、現像ベルト22の下側から付勢部材29の付勢力により対向電極28が現像ベルト22を感光体1に押し当てるように配置されている。
当該構成により、低圧接力でも感光体1と現像ベルト22との間でニップ幅を広く確保することが可能であり、現像性と、現像後に画像の乱れのない良好なトナー画像を形成することができる。
なお、現像ベルト22の材質は、ステンレス等の金属にNBR、PU、Si等の弾性体層を貼付け、体積電気抵抗率を1×104Ω・cm〜1×108Ω・cmとして用いることが可能である。また、現像ベルト22の材質は、体積電気抵抗率を1×104Ω・cm〜1×108Ω・cmとしたPET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)といった樹脂を用いることも可能である。
本発明の実施の形態3に従う現像時には、図12で示されるように、移動機構を用いて図1,2で説明したのと同様に搬送ローラ4を所定の押し込み量で押し込むことにより、感光体1と現像ベルト22、現像ベルト22と搬送ローラ4、搬送ローラ4と汲み上げローラ3とがそれぞれ適した押込み量でニップ幅が形成され、互いに圧接された状態となっている。
図13は、本発明の実施の形態3に従う液体現像装置120の現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時の構成を説明する図である。
図13を参照して、搬送ローラ4を圧接位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、たとえば、圧縮ばねである付勢部材14の付勢力で移動ロッド16を移動させる。その際、移動ロッド16に連結されている側板37とともに搬送ローラ4を離間位置まで移動させる。
搬送ローラ4が離間方向に移動を始めると、搬送ローラ4とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが搬送ユニット300として一体として離間位置に移動する。本例においては、一例として移動ロッド16の移動に伴って搬送ローラ4が離間する離間位置の調整のために系止部材10bが所定位置に設けられる。なお、系止部材10bの所定位置は、後述するが現像ユニット220および汲み上げユニット400が回転移動した場合であっても搬送ローラ4と接触しない位置とする。
そして、搬送ローラ4が移動を始めると、搬送ローラ4により圧接されていた現像ベルト22を介する駆動ローラ23の回転軸受に設けられた付勢部材26の付勢力で現像ユニット220は一体として回転軸21を支点として回転移動を始める。
現像ユニット220は、所定位置に設けられた系止部材12cにより止められる。系止部材12cにより側板51の回転移動が停止する。これにより、従動ローラ24および駆動ローラ23に掛けられた現像ベルト22は、感光体1と離間した位置で止められる。なお、系止部材12cの所定位置は、現像ユニット220が回転移動した場合に搬送ローラ4および感光体1と接触しない位置とする。
そして、搬送ローラ4が離間位置に移動することで、搬送ローラ4は、現像ベルト22および汲み上げローラ3と互いに離間し、図13に示すように感光体1と現像ベルト22と搬送ローラ4と汲み上げローラ3とが互いに離間した状態となる。
これにより、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、現像ベルト22および搬送ローラ4の弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、現像ベルト22および搬送ローラ4に設けられた弾性体層の変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
上記の構成により、本発明の実施の形態3においては、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ベルト22、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに離間した状態となるとともに、側板51に連結された回転軸受を介する駆動ローラ23および従動ローラ24、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット220として離間位置まで一体として移動することになる。したがって、駆動ローラ23および従動ローラ24により張られた現像ベルト22と、荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する搬送ローラ4、クリーニングブレード8aが搬送ユニット300として離間位置まで一体として移動することになる。
また、側板38に連結された回転軸受を介する汲み上げローラ3、規制ブレード9が汲み上げユニット400として離間位置まで一体として移動することになる。
したがって、搬送ローラ4とクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は維持された状態となる。すなわち、各ローラについて、各ローラの近辺に設けられた他の部材について取付位置関係を保持したまま各ローラの離間動作が実行されることになる。
一方、液体現像装置120の現像時においては逆の工程をたどる。
再び図13を参照して、搬送ローラ4を離間位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16に連結されている搬送ローラ4を圧接位置まで移動させる。
再び図13を参照して、搬送ローラ4を離間位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16に連結されている搬送ローラ4を圧接位置まで移動させる。
搬送ローラ4が圧接方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが搬送ユニット300として一体として移動する。
そして、搬送ローラ4は、現像ベルト22を介して駆動ローラ23および汲み上げローラ3に対して所定の押し込み量により圧接する。
現像ベルト22を介する駆動ローラ23は、搬送ローラ4の押し込みにより、駆動ローラ23の回転軸受に設けられた付勢部材26を押し込むように回転軸21を支点として現像ユニット220一体として回転移動を始める。
また、汲み上げローラ3は、搬送ローラ4の押し込みにより、汲み上げローラ3の回転軸受に設けられた付勢部材11bを押し込むように回転軸35を支点として汲み上げユニット400一体として回転移動を始める。
また、搬送ローラ4がさらに移動することで、駆動ローラ23および従動ローラ24に掛けられた現像ベルト22は、感光体1と搬送ローラ4との間で互いに押し込み合い、これにより、駆動ローラ23と従動ローラ24に張られた現像ベルト22と感光体1とは圧接されてニップ幅が形成される。また、搬送ローラ4の押し込みにより、現像ベルト22と搬送ローラ4との間、搬送ローラ4と汲み上げローラ3との間において適切なニップ幅が形成される。
これにより本願図12で示される構成となる。すなわち、本発明の実施の形態3においては、現像時に、感光体1、現像ベルト22、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに所定の押し込み量で圧接された状態となるとともに、側板51に連結された回転軸受を介する駆動ローラ23および従動ローラ24、クリーニングブレード8b、荷電部材7および現像ベルト22が現像ユニット200として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、現像ベルト22と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。すなわち、取付位置関係を保持したまま現像ベルトおよび各ローラの圧接動作が実行されることになる。
それゆえ、本発明の実施の形態3に従う液体現像装置120の構成により、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ベルト22、搬送ローラ4および汲み上げローラ3は互いに離間した状態となり、各部材の弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、部材の変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
また、圧接動作において、荷電部材7やクリーニングブレード8a,8bや規制ブレード9については現像ベルトおよび対応する各ローラに対して正確な取付位置を保持することが可能であり、離間動作後の圧接位置の再現性に誤差が生じた場合であっても出力画像の濃度むらの発生を防止し良好な画像品質を維持することができる。
(実施の形態4)
図14は、本発明の実施の形態4に従う液体現像装置130の現像時の構成を説明する図である。
図14は、本発明の実施の形態4に従う液体現像装置130の現像時の構成を説明する図である。
図14を参照して、本発明の実施の形態4に従う構成においては、実施の形態1の構成と比較して、圧縮バネである付勢部材11a,11bの代わりにベルトを用いた構成としている点が異なる。
本発明の実施の形態4に従う液体現像装置130は、図1の液体現像装置100と比較して、現像ユニット200、搬送ユニット300および汲み上げユニット400をそれぞれ現像ユニット230、搬送ユニット330および汲み上げユニット430に置換した点が異なる。
具体的には、現像ユニット230は、現像ユニット200と比較して、圧縮バネである付勢部材11aを除去し、現像ローラ5の回転軸にベアリングを介したプーリ(滑車部材)33aを設けた点が異なる。その他の点については現像ユニット200と同様の構成である。
搬送ユニット330は、搬送ユニット300と比較して、搬送ローラ4の回転軸にベアリングを介したプーリ33bをさらに設けた点が異なる。その他の点については搬送ユニット300と同様の構成である。
汲み上げユニット430は、汲み上げユニット400と比較して、汲み上げローラ3の回転軸にベアリングを介したプーリ33cをさらに設けた点が異なる。
そして、プーリ33a〜33cにベルト32を掛けて所定の張力で張った構成としている。
本発明の実施の形態4に従う現像時には、図14で示されるように、移動機構を用いて搬送ローラ4を所定の押し込み量で押し込むことにより感光体1と現像ローラ5、現像ローラ5と搬送ローラ4、搬送ローラ4と汲み上げローラ3とがそれぞれ適した押込み量でニップ幅を形成し、互いに圧接された状態となっている。
図15は、本発明の実施の形態4に従う液体現像装置130の現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時の構成を説明する図である。
図15を参照して、搬送ローラ4を圧接位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、たとえば、圧縮ばねである付勢部材14の付勢力で移動ロッド16と側板37を介して移動ロッド16に連結されている搬送ローラ4を離間位置まで移動させる。
搬送ローラ4が離間方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが搬送ユニット300として一体として離間位置に移動する。本例においては、一例として移動ロッド16の移動に伴って搬送ローラ4が離間する離間位置の調整のために系止部材10bが所定位置に設けられる。なお、系止部材10bの所定位置は、後述するが現像ローラ5および汲み上げローラ3が回転移動した場合であっても搬送ローラ4と接触しない位置とする。
そして、搬送ローラ4が移動を始めると、搬送ローラ4の回転軸に設けられたプーリ33bも移動することになる。プーリ33a,33b,33cにはベルト32が掛けられ所定の張力で張られているためベルト32はプーリ33bの移動方向に引っ張られることになる。これにより、ベルト32を介してプーリ33a,33cは、搬送ローラ4の方に引き寄せられる。すなわち、プーリ33a〜33cに張られたベルト32を介して現像ローラ5は、回転軸34を支点として回転移動を始める。その際、現像ローラ5を含む現像ユニット230は一体として回転軸34を支点として回転移動を始める。
そして、現像ユニット230は、系止部材12aにより止められる。具体的には、系止部材12aが所定位置に設けられ、系止部材12aによって側板36の回転移動が停止する。これにより、現像ローラ5は感光体1と離間した位置で止められる。
また、系止部材12aによって現像ローラ5と搬送ローラ4とは互いに離間した位置で止められる。
同様に、プーリ33a〜33cに張られたベルト32を介して汲み上げローラ3は、回転軸35を支点として回転移動を始める。その際、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニット430は一体として回転軸35を支点として回転移動を始める。
そして、汲み上げユニット430は、系止部材により止められる。具体的には、系止部材32が所定位置に設けられ、系止部材32によって側板38の回転移動が停止する。これにより、汲み上げローラ3は搬送ローラ4と離間した位置で止められる。
これにより、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、各ローラの弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
上記の構成により、本発明の実施の形態4においては、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに離間した状態となるとともに、現像ユニット230、搬送ユニット330、汲み上げユニット430はそれぞれ離間位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像ユニット230における、現像ローラ5に対して設けられた荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は維持された状態となる。また、搬送ユニット330における、搬送ローラ4に対して設けられたクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は維持された状態となる。また、汲み上げユニット430における、汲み上げローラ3に対して設けられた規制部材9との相対的な位置関係は維持された状態となる。すなわち、各ローラについて、各ローラの近辺に設けられた他の部材について取付位置関係を保持したまま各ローラの離間動作が実行されることになる。
一方、液体現像装置130の現像時においては逆の工程をたどる。
再び図15を参照して、搬送ローラ4を離間位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16に連結されている搬送ローラ4を圧接位置まで移動させる。
再び図15を参照して、搬送ローラ4を離間位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16に連結されている搬送ローラ4を圧接位置まで移動させる。
搬送ローラ4が圧接方向に移動を始めると搬送ローラ4とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが搬送ユニット330として一体として移動する。
そして、搬送ローラ4は、現像ローラ5および汲み上げローラ3に対して所定の押し込み量により圧接する。
搬送ローラ4の押し込みにより、現像ローラ5を含む現像ユニット230は、回転軸34を支点として一体として回転移動を始める。
また、搬送ローラ4の押し込みにより、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニット430は、回転軸35を支点として一体として回転移動を始める。
そして、搬送ローラ4がさらに移動することで、現像ローラ5は、感光体1と搬送ローラ4との間で互いに押し込み合い、これにより、現像ローラ5は、感光体1と圧接されて所定のニップ幅が形成される。また、搬送ローラ4の押し込みにより、現像ローラ5と搬送ローラ4との間、搬送ローラ4と汲み上げローラ3との間において適切なニップ幅が形成される。
これにより本願図14で示される構成となる。すなわち、本発明の実施の形態4においては、現像時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4、汲み上げローラ3が互いに所定の押し込み量で圧接された状態となるとともに、側板36に連結された回転軸受を介する現像ローラ5、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット230として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、現像ローラ5と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する搬送ローラ4、クリーニングブレード8aが搬送ユニット330として圧接位置まで一体として移動することになる。
また、側板38に連結された回転軸受を介する汲み上げローラ3、規制ブレード9が汲み上げユニット430として圧接位置まで一体として移動することになる。
それゆえ、本発明の実施の形態4に従う液体現像装置130の構成により、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ローラ5、搬送ローラ4および汲み上げローラ3は互いに離間した状態となり、各ローラの弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
また、圧接動作において、荷電部材7やクリーニングブレード8a,8bや規制ブレード9については現像ベルトおよび対応する各ローラに対して正確な取付位置を保持することが可能であり、離間動作後の圧接位置の再現性に誤差が生じた場合であっても出力画像の濃度むらの発生を防止し良好な画像品質を維持することができる。
(実施の形態5)
上記の実施の形態においては、現像ローラ5に液体現像剤を供給するために、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニットおよび搬送ローラ4を含む搬送ユニットをそれぞれ設けた構成について説明したが、汲み上げローラ3および搬送ローラ4の代わりに1つの供給ローラを設けた構成とすることも可能である。そして、汲み上げユニットおよび搬送ユニットの機能を共通化して供給ユニットとすることも可能である。
上記の実施の形態においては、現像ローラ5に液体現像剤を供給するために、汲み上げローラ3を含む汲み上げユニットおよび搬送ローラ4を含む搬送ユニットをそれぞれ設けた構成について説明したが、汲み上げローラ3および搬送ローラ4の代わりに1つの供給ローラを設けた構成とすることも可能である。そして、汲み上げユニットおよび搬送ユニットの機能を共通化して供給ユニットとすることも可能である。
図16は、本発明の実施の形態5に従う液体現像装置140の現像時の構成を説明する図である。
図16を参照して、本発明の実施の形態5に従う構成においては、実施の形態1の構成と比較して、搬送ユニット300および汲み上げユニット400の代わりに供給ユニット350を設けた点が異なる。その他の点については同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
具体的には、供給ユニット350は、搬送ユニット300とほぼ同様の構成であり、搬送ローラ4を供給ローラ4#とした点が異なり、供給ローラ4#は、収容タンク6の液体現像剤にその一部が浸かっており、汲み上げた液体現像剤を現像ローラ5に接触回転して液体現像剤を塗布する。
本発明の実施の形態5に従う現像時には、図16で示されるように、移動機構を用いて供給ローラ4#を所定の押し込み量で押し込むことにより感光体1と現像ローラ5、現像ローラ5と供給ローラ4#とがそれぞれ適した押込み量でニップ幅を形成し、互いに圧接された状態となっている。
図17は、本発明の実施の形態5に従う液体現像装置140の現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時の構成を説明する図である。
図17を参照して、供給ローラ4#を圧接位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、たとえば、圧縮ばねである付勢部材14の付勢力で移動ロッド16と側板37を介して移動ロッド16に連結されている供給ローラ4#を離間位置まで移動させる。
供給ローラ4#が離間方向に移動を始めると供給ローラ4#とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが供給ユニット350として一体として離間位置に移動する。本例においては、一例として移動ロッド16の移動に伴って供給ローラ4#が離間する離間位置の調整のために系止部材10bが所定位置に設けられる。なお、系止部材10bの所定位置は、後述するが現像ローラ5が回転移動した場合であっても供給ローラ4#と接触しない位置とする。
そして、供給ローラ4#が移動を始めると、現像ロー5の回転軸受に設けられた付勢部材11aの付勢力で現像ユニット200は一体として回転軸34を支点として回転移動を始める。
そして、現像ユニット200は、系止部材12aにより止められる。具体的には、系止部材12aが所定位置に設けられ、系止部材12aによって側板36の回転移動が停止する。これにより、現像ローラ5は感光体1と離間した位置で止められる。
また、系止部材12aによって現像ローラ5と供給ローラ4#とは互いに離間した位置で止められる。
これにより、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、互いのローラは離間した状態となり、各ローラの弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
上記の構成により、本発明の実施の形態5においては、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ローラ5、供給ローラ4#が互いに離間した状態となるとともに、現像ユニット200および供給ユニット350はそれぞれ離間位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像ユニット200における、現像ローラ5に対して設けられた荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は維持された状態となる。また、供給ユニット350における、供給ローラ4#に対して設けられたクリーニングブレード8aとの相対的な位置関係は維持された状態となる。すなわち、各ローラについて、各ローラの近辺に設けられた他の部材について取付位置関係を保持したまま各ローラの離間動作が実行されることになる。
一方、液体現像装置140の現像時においては逆の工程をたどる。
再び図17を参照して、供給ローラ4#を離間位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16に連結されている供給ローラ4#を圧接位置まで移動させる。
再び図17を参照して、供給ローラ4#を離間位置に押し当てているカム13を図示しない駆動装置により回転させることにより、付勢部材14を押し込むように移動ロッド16を移動させる。具体的には側板37を介して移動ロッド16に連結されている供給ローラ4#を圧接位置まで移動させる。
供給ローラ4#が圧接方向に移動を始めると供給ローラ4#とともに所定の関係を維持しつつクリーニングブレード8aが供給ユニット350として一体として移動する。
そして、供給ローラ4#は、現像ローラ5に対して所定の押し込み量により圧接する。
供給ローラ4#の押し込みにより、現像ローラ5を含む現像ユニット200は、回転軸34を支点として一体として回転移動を始める。
供給ローラ4#の押し込みにより、現像ローラ5を含む現像ユニット200は、回転軸34を支点として一体として回転移動を始める。
そして、供給ローラ4#がさらに移動することで、現像ローラ5は、感光体1と供給ローラ4#との間で互いに押し込み合い、これにより、現像ローラ5は、感光体1と圧接されて所定のニップ幅が形成される。また、供給ローラ4#の押し込みにより、現像ローラ5と供給ローラ4#との間において適切なニップ幅が形成される。
これにより本願図16で示される構成となる。すなわち、本発明の実施の形態5においては、現像時に、感光体1、現像ローラ5および供給ローラ4#が互いに所定の押し込み量で圧接された状態となるとともに、側板36に連結された回転軸受を介する現像ローラ5、クリーニングブレード8bおよび荷電部材7が現像ユニット200として圧接位置まで一体として移動することになる。
したがって、現像時において、現像ローラ5と荷電部材7とクリーニングブレード8bとの相対的な位置関係は現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時と同様に維持された状態となる。
また、側板37に連結された回転軸受を介する供給ローラ4#、クリーニングブレード8aが供給ユニット350として圧接位置まで一体として移動することになる。
それゆえ、本発明の実施の形態5に従う液体現像装置140の構成により、現像待機時(非画像形成時)および湿式画像形成装置の停止時に、感光体1、現像ローラ5および供給ローラ4#は互いに離間した状態となり、各ローラの弾性体層にかかっていた付圧は解除された状態となる。したがって、ローラの変形を抑制して、出力画像の濃度むらおよび良好な画像品質の劣化を抑制することができる。
また、圧接動作において、荷電部材7やクリーニングブレード8a,8bについては対応する各ローラに対して正確な取付位置を保持することが可能であり、離間動作後の圧接位置の再現性に誤差が生じた場合であっても出力画像の濃度むらの発生を防止し良好な画像品質を維持することができる。
なお、本例においては、供給ユニット350において、規制ブレード9を設けていない構成について説明したが、規制ブレード9を設けた構成とすることも可能である。
また、上記の実施の形態においては、残留した液体現像剤を掻き取る構成としてクリーニングブレード8a,8bおよび規制ブレード9を対応する各ローラの回転方向に対してカウンタ当接した構成を一例として図示しているが、残留した液体現像剤を掻き取ることが可能な構成であれば特にその当接の方向等には限定されない。また、上記の実施の形態においては、クリーニングブレード8a,8b等を用いて残留した液体現像剤を掻き取る構成について説明しているが、ウェブロール状の紙,布等を感光体に圧接し、巻き取り移動させながらローラに残留した液体現像剤を除去するいわゆるウェブクリーニングを採用することも可能である。
また、上記の実施の形態において、汲み上げローラ3の表面には液体現像剤の計量のため微細な凹凸を設けた金属例えばステンレスや鉄やNi(ニッケル)等のメッキ処理を施すことも可能である。当該構成により、規制ブレード9により圧接配置された汲み上げローラ3のローラ表面の変形を抑制することが可能である。
また、上記の実施の形態においては、移動機構として移動ロッド16と付勢部材14を用いた移動機構について説明したが、特にこれに限られず、移動ロッドと連結されたネジ送り機構を用いることも可能である。例えば、モータによりネジ送り機構を駆動して、モータの回転方向により移動ロッドと連結されたネジ送り機構を移動させて上記で説明した移動機構と同様の動作を実現することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 感光体、3 汲み上げローラ、4 搬送ローラ、4# 供給ローラ、5 現像ローラ、6 収容タンク、7 荷電部材、8a,8b クリーニングブレード、9 規制ブレード、10b,12a,12b 系止部材、11a,11b,11c,12b,12c,14,26,29 付勢部材、13 カム、15 移動機構、16 移動ロッド、23 駆動ローラ、24 従動ローラ、22 現像ベルト、28 対抗電極、32 ベルト、33a〜33c プーリ、34,35,49 支持棒、36〜38,50,51 側板、39〜44 回転駆動部材、200,210,220,230 現像ユニット、300,310,330 搬送ユニット、400,430 汲み上げユニット。
Claims (12)
- キャリア液にトナーが分散された液体現像剤を用いる湿式画像形成装置であって、
静電潜像を担持する像担持体と、
前記像担持体に現像するために前記液体現像剤を担持する現像部材と、前記現像部材の前記液体現像剤に対して電荷を与える荷電部材と、現像後の残留液体現像剤を前記現像部材から取り除く第1のクリーニング部材とを含み、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定された現像ユニットと、
前記液体現像剤が蓄積された現像槽と、
前記現像槽から前記液体現像剤を前記現像部材に供給する供給部材と、供給後の残留液体現像剤を前記供給部材から取り除く第2のクリーニング部材とを含み、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定された供給ユニットと、
現像時には、互いに隣接する前記像担持体と前記現像ユニットの現像部材と前記供給ユニットの供給部材とが互いに対して所定の押し込み量により圧接されるとともに、前記湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、互いに隣接する前記像担持体と前記現像ユニットの現像部材と前記供給ユニットの供給部材とが互いに離間する圧接離間機構とを備えた、湿式画像形成装置。 - 前記圧接離間機構は、現像時に前記現像ユニットあるいは前記供給ユニットを圧接位置に移動させるとともに、前記湿式画像形成装置の停止および現像待機時に前記現像ユニットあるいは前記供給ユニットを離間位置に移動させる移動手段を含む、請求項1記載の湿式画像形成装置。
- 前記現像ユニットは、現像時に圧接された前記現像部材を前記像担持体から離間方向に付勢する付勢部材をさらに含む、請求項1記載の湿式画像形成装置。
- 前記現像ユニットを離間位置で止める系止部材をさらに備える、請求項3記載の湿式画像形成装置。
- 前記供給ユニットは、現像時に圧接された前記供給部材を前記現像部材から離間方向に付勢する付勢部材をさらに含む、請求項1記載の湿式画像形成装置。
- 前記供給ユニットを離間位置で止める系止部材をさらに備える、請求項5記載の湿式画像形成装置。
- 前記現像部材および前記供給部材の少なくとも1つは、表面に弾性体層を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の湿式画像形成装置。
- 前記供給部材は、前記現像槽から液体現像剤を汲み上げる汲み上げ部材と、前記汲み上げ部材で汲み上げられた液体現像剤を計量する規制部材と、前記汲み上げ部材により汲み上げられ計量された液体現像剤を前記現像部材に搬送する搬送部材とを有し、
前記汲み上げ部材と前記規制部材とは、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定されて汲み上げユニットを構成し、
前記搬送部材と前記第2のクリーニング部材とは、それぞれの部材の相対的な位置関係が固定されて搬送ユニットを構成し、
前記圧接離間機構は、現像時には、互いに隣接する前記像担持体と前記現像ユニットの現像部材と前記搬送ユニットの搬送部材と前記汲み上げユニットの汲み上げ部材とが互いに対して所定の押し込み量により圧接されるとともに、前記湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、互いに隣接する前記像担持体と前記現像ユニットの現像部材と前記搬送ユニットの搬送部材と前記汲み上げユニットの汲み上げ部材とを互いに離間させる、請求項1記載の湿式画像形成装置。 - 前記圧接離間機構は、
現像時に前記搬送ユニットを圧接位置に移動させるとともに、前記湿式画像形成装置の停止および現像待機時に前記搬送ユニットを離間位置に移動させる移動手段と、
前記現像ユニットの現像部材と前記搬送ユニットの搬送部材と前記汲み上げユニットの汲み上げ部材との各回転軸にそれぞれ設けられた複数の滑車部材と、
前記複数の滑車部材に掛けられたベルトとを含み、
前記現像ユニットおよび前記汲み上げユニットは、前記移動手段により前記搬送ユニットが離間位置に移動した場合に前記ベルトを介して伝達される張力により引き寄せられ、
前記現像部材および前記汲み上げ部材をそれぞれ所定位置で止める系止部材をさらに備える、請求項8記載の湿式画像形成装置。 - 前記現像部材は、ローラあるいはベルトで構成される、請求項1記載の湿式画像形成装置。
- 駆動機構により回転する第1の回転駆動部材をさらに備え、
前記現像ユニットは、現像時には、歯車列を有する歯同士が噛み合うことにより前記第1の回転駆動部材の回転に従って連結された前記現像部材を回転させる第2の回転駆動部材を含み、
前記第2の回転駆動部材は、前記湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、前記第1の回転駆動部材と互いに離間する、請求項1記載の湿式画像形成装置。 - 駆動機構により回転する第1の回転駆動部材をさらに備え、
前記供給ユニットは、現像時には、歯車列を有する歯同士が噛み合うことにより前記第1の回転駆動部材の回転に従って連結された前記供給部材を回転させる第2の回転駆動部材を含み、
前記第2の回転駆動部材は、前記湿式画像形成装置の停止および現像待機時に、前記第1の回転駆動部材と互いに離間する、請求項1記載の湿式画像形成装置。
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