JP2009172616A - 金属板材へのコイルスプリング固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属かす等が生じず、小さな内径のコイルスプリングでも、金属板材に十分な強度で固定できる、金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供する。
【解決手段】この固定方法は、金属板材10に先端が曲面状をなす第1ポンチを打ち込んで、曲面状に突出したエンボス突起20を形成する突起形成工程と、エンボス突起20にコイルスプリング5の一端を嵌め込んで、コイルスプリング5を仮固定する仮固定工程と、コイルスプリング5内に第2ポンチ56を挿入し、第2ポンチ56でエンボス突起20を押し潰して、エンボス突起20の外周によりコイルスプリング5の一端を抱き込むようにかしめて固定するかしめ工程とを含むものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属板材にコイルスプリングを固定する際に用いられる、金属板材へのコイルスプリング固定方法に関する。
例えば、自動車のオートマチックトランスミッションには、その内部に複数枚のクラッチが配設され、これらのクラッチには、作動油の油圧によって押されるピストンが接離して、回転力が伝達されるようになっている。このピストンは、作動油の油圧が減圧した場合には、リテーナによって付勢されて、クラッチから離れるようになっている。このようなリテーナは、所定形状の金属板材に複数のコイルスプリングが固定されて構成されている。
金属板材にコイルスプリングを固定する方法としては、例えば、金属板材に下穴を開け、この下穴にパンチ等を押し込んで、下穴の周縁部にバーリング加工を施して、筒状壁を絞り形成する。この筒状壁にコイルスプリングの一端を嵌め込んで、同筒状壁の上端部を内側からかしめて、コイルスプリングに係合させることにより、金属板材にコイルスプリングを固定するようになっている。
また、バーリング加工を用いずに、金属板材にコイルスプリングを固定させる方法も採用されている。下記特許文献1には、円板状の基板の周方向に配設される複数のばね受け部にコイルばねを固定させてなるスプリング組立体であって、ばね受け部を基板の軸方向に突出し上面を備える柱状体と、この柱状体の上面の一部に径方向に突出するばね掛止部とで構成し、このばね掛止部にコイルばねの一端に設けられた縮径部を固定したスプリング組立体が開示されており、その実施形態にはスプリングの固定工程が記載されている。すなわち、ポンチにより基板にエンボス加工を施して、上部中央が緩やかに窪み、全体として円台状をなした突起状の柱状体を形成する。その後、テーパ状の先端を有するポンチで、柱状体の上端を打圧して、中央をより深く窪ませると共に、その周縁部を鋭角形状に成形する。そして、柱状体外周にコイルばねの一端を配置して、柱状体の上端を大径のポンチで打圧することにより、鋭角状の周縁部が潰れて、コイルばねにかしめ付けられるようになっている。
実公平3−54994号公報
上述した、金属板材にバーリング加工による筒状壁を形成した後、コイルスプリングをかしめ付ける固定方法では、下穴を開ける際やバーリング加工をする際に、バリ等に起因する金属かすなどが生じることがあった。そのため、オートマチックトランスミッションのリテーナとして用いた場合、作動油等に金属かす等が混入する可能性が生じる。また、上記固定方法では、穴開けバーリング加工後、筒状壁を内側からかしめるために、筒状壁を極端に小さくすることはできず、ある程度大きな内径のコイルスプリングでないと、かしめ固定には適用できない。
上記特許文献1記載の固定方法においては、大径のポンチで、柱状体の鋭角状をなした周縁部を押し潰すようになっているが、変形しにくい周縁部にポンチが当接するので、鋭角状の周縁部を十分に押し潰すことができず、コイルばねに強固にかしめることができない場合があった。
更に、柱状体は、基板からエンボス状に突出した円台状をなしているので、鋭角状の周縁部が大径のポンチで強く押されると、例えば、基板と該基板から立ち上がる柱状体とのコーナー部近傍や、柱状体外周の角部等に応力が集中して、破断や割れ等が生じることがあった。このように破断や割れ等が生じた柱状体によって、コイルばねをかしめても、コイルばねを強固に固定することはできないばかりか、破断によって金属かすが発生するという不都合があった。
したがって、本発明の目的は、金属かす等が生じることがなく、小さな内径のコイルスプリングでも、金属板材に十分な強度で固定することができる、金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、金属板材にコイルスプリングをかしめにより固定する方法において、金属板材に先端が曲面状をなす第1ポンチを打ち込んで、曲面状に突出したエンボス突起を形成する突起形成工程と、前記エンボス突起にコイルスプリングの一端を嵌め込んで、コイルスプリングを仮固定する仮固定工程と、前記コイルスプリング内に第2ポンチを挿入し、該第2ポンチで前記エンボス突起を押し潰して、前記エンボス突起の外周により前記コイルスプリングの一端を抱き込むようにかしめて固定するかしめ工程とを含むことを特徴とする金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供するものである。
上記発明によれば、先端が曲面状をなす第1ポンチによって、金属板材に曲面状に突出したエンボス突起を形成し、このエンボス突起にコイルスプリングの一端を嵌め込んで仮固定した状態で、コイルスプリングを通して第2ポンチを挿入し、エンボス突起を押し潰して、エンボス突起の外周によりコイルスプリングの一端を抱き込むようにかしめて固定するようにしたので、孔開け加工等を施さないことにより、バリ等に起因する金属かすなどが発生することがない。このため、例えば、自動車のオートマチックトランスミッションに用いられ、作動油の油圧が減圧したとき、クラッチからピストンを離す方向に付勢するリテーナに、上記の固定方法を適用した際に、前記作動油に金属かすなどが混入してしまうことを防止することができる。また、エンボス突起形成後、これを押し潰すことによりかしめるので、従来のように、バーリング加工して筒状壁を形成した後、該筒状壁を内側からかしめる必要がなく、内径が小さなコイルスプリングでも、金属板材に確実に固定することができる。
また、エンボス突起の頂部に第2ポンチが押圧されると、曲面状に突出したエンボス突起の頂部からその周辺に向けて押し潰し力が効率的に作用するので、頂部周辺を容易に変形させて広く扁平化させることができ、コイルスプリングの一端を抱き込むようにして効率的にかつ強固にかしめることができる。更に、エンボス突起は、その全体が曲面状の壁部をなしているため、第2ポンチにより押圧された場合でも、特定箇所に押圧力が集中しにくく、破断や割れを生じることを防止することができる。したがって、かしめ時に破断や割れによる金属かすが発生することも防止できる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記突起形成工程において、穴を有する支持台で前記金属板材を支持すると共に、前記第1ポンチの外径をD2とし、前記穴の内径を内径D1とし、前記金属板材の厚さをt1としたとき、D1−D2<2t1となるように設定する金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供するものである。
上記発明によれば、金属板材から立ち上がった周壁が頂部壁に対して肉薄とされたエンボス突起を効果的に形成することができるので、第2ポンチでエンボス突起を押し潰したとき、エンボス突起の周壁が潰れやすくなり、頂部壁周辺が広く偏平化された形状として、コイルスプリングの一端をかしめやすくすることができる。
本発明の第3は、前記第2の発明において、前記エンボス突起の周壁の厚さが、前記金属板材の厚さの40〜60%となるように形成する金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供するものである。
上記発明によれば、エンボス突起の周壁の厚さを上記のように設定することにより、第2ポンチにより天井部を押し広げやすくなり、コイルスプリングの一端をかしめやすくことができる。
本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか1つの発明において、前記かしめ工程は、前記コイルスプリングの内側に前記第2ポンチが配置された第1金型と、前記金属板材の前記エンボス突起の突出方向反対側の面を受ける受け部を有する第2金型とを備え、前記受け部は、前記エンボス突起の突出方向反対側の内面に入り込む突出部を有する装置を用い、前記受け部の突出部を前記エンボス突起の突出方向反対側の内面に入り込ませて、前記金属板材を前記受け部に当接させたとき、前記突出部の端面と前記エンボス突起の内面との間に所定のクリアランスが設けられるようにする金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供するものである。
上記発明によれば、突出部の端面とエンボス突起の内面との間に所定のクリアランスが設けられるようにしたので、エンボス突起の頂部壁を第2ポンチで押圧したとき、エンボス突起の内面が突出部の端面に当接するまで、頂部壁を偏平化しながら広げて押し潰すことができるので、コイルスプリングの一端を効果的にかしめることができる。
本発明の第5は、前記第1〜4のいずれか1つの発明において、前記コイルスプリングの一端は、所定の外径で巻回された太巻き部と、該太巻き部の内側に、それよりも小さな外径で巻回された細巻き部とを有する二重巻き構造をなし、前記エンボス突起の偏平化された周縁が、前記細巻き部に係合するようにかしめられる金属板材へのコイルスプリング固定方法を提供するものである。
通常、コイルスプリングは、金属線材が螺旋状に巻回されて形成されているため、その端部を金属板材に当接させても、螺旋状に巻回された線材のごく一部がかしめられるだけになる傾向があるが、上記発明によれば、小さな外径で巻回された細巻き部をかしめることによって、エンボス突起の偏平化された周縁を、細巻き部の周方向の広い範囲に係合させることができ、コイルスプリングを更に強固に固定することができる。
本発明の金属板材へのコイルスプリング固定方法によれば、先端が曲面状の第1ポンチで、金属板材に曲面状のエンボス突起を突出させた後、これにコイルスプリングの一端を嵌め込んで仮固定し、該エンボス突起を第2ポンチで押し潰して、エンボス突起の外周によりコイルスプリングの一端を抱き込むようにかしめて固定するようにしたので、孔開け加工等を施す必要がなく、金属かすの発生を防止でき、小さな内径のコイルスプリングでも確実にかしめ固定することができる。
また、エンボス突起に第2ポンチが押圧されると、曲面状に突出したエンボス突起の頂部壁からその周辺に向けて押し潰し力が効率的に作用して、頂部壁周辺を容易に変形させて平化でき、コイルスプリングの一端を強固にかしめることができる。更に、エンボス突起は、その全体が曲面状の壁部をなしているため、第2ポンチにより押圧されても、特定箇所に押圧力が集中しにくく、破断や割れを防止することができる。
以下、図1〜10を参照して、本発明の金属板材へのコイルスプリング固定方法(以下、「スプリング固定方法」という)の一実施形態について説明する。
本発明のスプリング固定方法は、例えば、図10に示すオートマチックトランスミッション80に組み込まれる、リテーナ1を形成する際に用いられる。図10に示すように、オートマチックトランスミッション80は、ケース81と、該ケース81内の所定位置に配置される複数枚のクラッチ83と、該クラッチ83に接離するようにスライド動作するピストン85とを有している。クラッチ83は、ブレーキをかける相手の回転要素84に所定間隔で連結された複数の摩擦板83aと、これらの摩擦板83aの間に配置された複数の摩擦相手板83bとからなっている。リテーナ1は、ケース81の所定箇所にスナップリング86を介して固定され、ピストン85をクラッチ83から離れる方向に付勢するものである。また、ケース81内には、作動油が充填された油圧室87が設けられ、作動油が加圧されると、リテーナ1の付勢力に抗してピストン85がスライドして、クラッチ83の摩擦相手板83bを摩擦板83aに押圧させて、回転力を伝達させる、又は、回転要素にブレーキをかける。一方、作動油が減圧された場合には、リテーナ1の付勢力によって、クラッチ83からピストン85が離れ、摩擦相手板83bが摩擦板83aから離れて回転力が伝わらないようになっている。
図1に示すように、リテーナ1は、環状の金属板材10と、これに固定された複数のコイルスプリング5とから形成されており、本発明のスプリング固定方法は、このようなリテーナ1を形成すべく、金属板材10に複数のコイルスプリング5を固定するときに、好適に用いることができる。
前記金属板材10の外側周縁からは、リブ状の枠状壁12が立設し、同金属板材10の内側には、周方向に沿って均等な間隔をあけて、切欠き状のスライド溝14が形成されている。また、金属板材10には、複数のエンボス突起20が形成され、このエンボス突起20にコイルスプリング5の一端を嵌め込んでかしめることにより、金属板材10にコイルスプリング5が固定されるようになっている。
図6(a),(b)に示すように、この実施形態におけるコイルスプリング5は、金属線材を螺旋状に巻回して形成されており、その一端は、所定の外径で巻回された太巻き部6と、該太巻き部6の内側に、それよりも小さな外径で巻回された細巻き部8とを有する二重巻き構造をなしている。前記エンボス突起20は、細巻き部8に係合するように、かしめられるようになっている。
上記のようなリテーナ1を形成すべく、金属板材10にコイルスプリング5を固定する際には、金属板材10にエンボス突起20を形成するための突起形成装置30(図2参照)と、エンボス突起20をコイルスプリング5にかしめるためのかしめ装置50(図4参照)とが用いられる。
図2に示すように、この実施形態における突起形成装置30は、支持台32と、該支持台32の上方に配置され、同支持台32に対して昇降可能とされた昇降台38とを有している。支持台32は、金属板材10の下面側を支持するための、ダイブロック33を有しており、このダイブロック33の中央には、円形状の穴34が貫通して設けられている。同ダイブロック33の一側部からは、昇降台38に向かって円柱状のスライドガイド36が立設されている。
一方、昇降台38は、その一側部に前記スライドガイド36を受け入れて、これを摺動させるガイド孔40が形成され、同昇降台38の上方には、図示しないプレス装置の駆動ラムに連結される、シャンク41が突設されている。それにより、図示しないプレス装置の駆動ラムが上下移動すると、支持台32に対して昇降台38が昇降動作するようになっている。
また、昇降台38には、金属板材10の上面側に突き当る押えブロック43が設けられている。更に、昇降台38の中央には、押えブロック43に連通するセット孔44が設けられ、これに第1ポンチ45が挿入されて、その先端47が押えブロック43の下面から突出した状態で保持されている。
第1ポンチ45は、円柱状に伸びる軸部46を有しており、その先端47が曲面状をなしている。図3(a)に示すように、この実施形態の第1ポンチ45の先端47は、半球状の曲面をなしている。この形態に限らず、第1ポンチ45の先端47を、図3(b)に示すように、所定径の円弧状や、図3(c)に示すように、楕円形を半分にカットした形状等としてもよい。また、図3(d)に示すように、第1ポンチ45の軸部46の先端側を次第に縮径させたテーパ面46aとしてもよい。
そして、支持台32に対して昇降台38が下降すると、支持台32の穴34に向けて、金属板材10の上面側に第1ポンチ45が打ち込まれて、図5(b)及び図6に示すように、金属板材10に曲面状のエンボス突起20が形成される。このとき、第1ポンチ45は、押えブロック43が金属板材10の上面側に突き当るまで下降する。
また、図5(a)に示すように、第1ポンチ45は、その軸心S2が、支持台32の穴34の軸心S1に整合するよう配置されている。更に、図5(b)に示すように、エンボス突起20を形成したとき、金属板材10から立ち上がった周壁22が、頂部壁24に対して肉薄となるように、第1ポンチ45の外径D2と、穴34の内径D1とが設定されている。具体的には、厚さをt1としたとき、D1−D2<2t1となるように設定することが好ましく、0.7<D1−D2<2t1となるように設定することがより好ましく、D1−D2≒2t1となるように設定することが最も好ましい。言い換えると、第1ポンチ45外周と穴34内周との間に、金属板材10の厚さt1の好ましくは2倍以下、より好ましくは0.7〜2倍、最も好ましくは約1倍の隙間(左右両側を合わせた隙間)が設けられる。
次に、エンボス突起20を押し潰して、コイルスプリング5にかしめるための、かしめ装置50について説明する。図4に示すように、このかしめ装置50は、第1金型52と、この第1金型52の上方に配置され、同第1金型52に対して昇降可能とされた第2金型60とを有している。第1金型52は、支持ブロック53を有しており、その中央には、所定深さで環状の保持溝54が形成され、これにコイルスプリング5が挿入されて保持される。
また、保持溝54の内側には、円柱状の第2ポンチ56が設けられており、この先端部がエンボス突起20の外周面に当接して、該エンボス突起20を突出方向側から押し潰す部分となっている。第2ポンチ56の先端部は、平坦面となっている。また、支持ブロック53の一側部からは、第2金型60に向かって円柱状のスライドガイド58が立設している。
一方、第2金型60は、その一側部に前記スライドガイド58を受け入れて摺動させるガイド孔62が形成され、同第2金型60の上方には、図示しないプレス装置の駆動ラムに連結される、シャンク63が突設されている。その結果、図示しないプレス装置の駆動ラムが上下移動すると、第1金型52に対して第2金型60が昇降動作するようになっている。
また、第2金型60の中央には、セット孔64が形成されており、これに円柱状の受け部66が挿入されて、その先端部が第2金型60の下面から突出した状態で保持されている。この受け部66の先端面中央からは、円形突起状の突出部68が設けられている。図7に示すように、受け部66は、前記突出部68がエンボス突起20の突出方向反対側の内面に入り込むと共に、同突出部68外周の段状の肩部69が、金属板材10のエンボス突起20の突出方向反対側の面に当接して、これを受けとめるようになっている。
また、図7に示すように、突出部68の外径D4は、エンボス突起20の内径D3よりも小さく形成され、かつ、同突出部68の突出高さH2は、エンボス突起20の突出高さH1(金属板材10の上面から頂部壁24の底部内面までの距離)よりも低く形成されている。その結果、突出部68が、エンボス突起20の突出方向反対側の内面に入り込み、肩部69が金属板材10に当接したとき、突出部68の先端面と、エンボス突起20の内面との間には、所定のクリアランスCが設けられるようになっている。
そして、第1金型52に対して第2金型60が下降して、突出部68がエンボス突起20内面に入り込むと共に、肩部69が金属板材10上面のエンボス突起20周縁に当接して、金属板材10が押し下げられると、第2ポンチ56がエンボス突起20の突出方向側から当接して、これを押し潰すようになっている。なお、この実施形態では、金属板材10の上面を押えて、下面側から第2ポンチ56でエンボス突起20を押し潰しているが、例えば、受け部66を有する第2金型60の上方に、第2ポンチ56を有する第1金型52を昇降可能に配置して、エンボス突起20の突出側を上側に向けて、これを第2ポンチ56で押し潰すようにしてもよく、特に限定されない。
次に、上述の突起形成装置30及びかしめ装置50を用いた、本発明によるスプリング固定方法について説明する。
このスプリング固定方法は、金属板材10にエンボス突起20を形成する突起形成工程と、エンボス突起20にコイルスプリング5を仮固定する仮固定工程と、エンボス突起20をかしめてコイルスプリング5に固定させるかしめ工程とを含んでいる。
始めに、突起形成装置30を用いて突起形成工程を行う。まず、突起形成装置30の支持台32のダイブロック33上に、金属板材10を載置する。この状態で、図示しないプレス装置の駆動ラムにより、シャンク41を介して昇降台38が下降すると、支持台32に支持された金属板材10を挟み込むようにして、第1ポンチ45の穴34に向けて、金属板材10の上面側に第1ポンチ45が打ち込まれて、図5(b)及び図6に示すように、金属板材10に曲面状のエンボス突起20が形成される。なお、第1ポンチ45は、押えブロック43が金属板材10の上面側に突き当るまで下降する。
このとき、この実施形態においては、穴34を設けた支持台32で金属板材10を支持したので、金属板材10は、その下面側が穴34の内周縁に支持された状態で、上面側から第1ポンチ45に押し付けられるようになっている。
それによって、図5(a)に示すように、金属板材10の第1ポンチ45の先端47が当接した部分及びその周辺Fが、曲面状の頂部壁24となるように絞り成形されると共に、金属板材10の穴34周縁に支持された部分及びその近傍Gが、第1ポンチ45の打ち込み深さに応じて押圧され、次第に薄く引き伸ばされて、頂部壁24より肉薄の周壁22となるように絞り成形される。その結果、金属板材10に、金属板材10から立ち上った周壁22と、該周壁22を覆う頂部壁24とからなる、エンボス突起20が形成される(図5(b)参照)。
このように、穴34を有する支持台32で金属板材10を支持した状態で、金属板材10を挟んで穴34に向けて、第1ポンチ45を打ち込むようにしたので、金属板材10から立ち上がった周壁22が、頂部壁24に対して肉薄とされたエンボス突起20を、効果的に形成することができ、後述するかしめ工程において、第2ポンチ56でエンボス突起20を押し潰したとき、エンボス突起20の周壁22が容易に潰れて曲がりやすくなるので、コイルスプリング5の一端をかしめやすくすることができる。
また、例えば、第1ポンチ45の外径D2と、穴34の内径D1とを適宜設定して、エンボス突起20の周壁22の厚さt2を、金属板材10の厚さt1の40〜60%となるように形成することが好ましい。更に、周壁22の厚さt2は、金属板材10の厚さt1に対して50%であることが、より好ましい。エンボス突起20の周壁22の厚さt2を上記のように設定することにより、後述するかしめ工程において、第2ポンチ56により頂部壁24を押し広げやすくなり、コイルスプリング5の一端をかしめやすくことができる。周壁22の厚さt2が金属板材10の厚さt1の40%未満である場合は、周壁22が薄すぎてエンボス突起20の剛性を保持しにくくなり、周壁22の厚さt2が金属板材10の厚さt1の60%超である場合は、周壁22が厚くなりすぎて、かしめ工程にて周壁22が潰れにくく、作業性が低下する恐れが生じる。また、エンボス突起20の頂部壁24の厚さt3は、周壁22の厚さt2よりも厚くなるようにすることが好ましい。
なお、この実施形態では、第1ポンチ45の外径D2が穴34の内径D1よりも小さくなるように形成され、第1ポンチ45外周と穴34内周との間に、金属板材10の厚さt1の好ましくは2倍以下、より好ましくは0.7〜2倍、最も好ましくは約1倍の隙間(左右両側を合わせた隙間)が設けられているので、周壁22を肉薄に形成しやすくなっている。
次に、エンボス突起20に、コイルスプリング5を仮固定する仮固定工程を行う。この実施形態では、図4に示すかしめ装置50の保持溝54に、コイルスプリング5を挿入して、二重巻き構造をなす一端を、支持ブロック53の上面から突出した状態で保持する。その状態で、エンボス突起20の突出側を下側に向けて、図6(a)に示すように、コイルスプリング5の一端にエンボス突起20を嵌め込んで、図4に示すように、金属板材10にコイルスプリング5を仮固定する(なお、便宜上、図6(a)ではエンボス突起20の突出側が上方を向いている)。ここでは、二重巻き構造をなすコイルスプリング5の一端の細巻き部8に、エンボス突起20を嵌入されて仮固定されると共に、金属板材10が支持ブロック53から浮いた状態に保持される。
次に、かしめ装置50を用いて、かしめ工程を行って、エンボス突起20をかしめてコイルスプリング5に固定する。この工程について、図7〜9を参照して説明する。すなわち、保持溝54に挿入保持されたコイルスプリング5の一端に、突出側を下向きにしてエンボス突起20が嵌め込まれた状態で、図示しないプレス装置の駆動ラムで、シャンク63を介して第2金型60が下降すると、図7に示すように、受け部66の突出部68がエンボス突起20内面に入り込むと共に、肩部69が金属板材10上面のエンボス突起20周縁に当接して、コイルスプリング5の付勢力に抗して、金属板材10が押し下げられていく。
そして、コイルスプリング5内周を通して、第2ポンチ56がエンボス突起20の突出方向側から当接、すなわち、第2ポンチ56がエンボス突起20の頂部壁24の外側端面に当接して、エンボス突起20が押圧される。これにより、図8に示すように、頂部壁24よりも肉薄の周壁22が塑性変形して外側に曲げられると共に、平坦な第2ポンチ56先端によって、曲面状の頂部壁24が偏平に押し広げられる。
更に、受け部66の肩部69によってエンボス突起20が押し下げられていく。このとき、突出部68の端面とエンボス突起20の内面との間に所定のクリアランスCが設けられていることにより、図9に示すように、エンボス突起20の内面が突出部68の端面に当接するまで、第2ポンチ56により頂部壁24を偏平化しながら押し潰される。それによって、頂部壁24の周辺がフランジのように広く偏平化した形状となり、これが細巻き部8に係合してかしめられ、コイルスプリング5の一端を抱き込むようにして、金属板材10にコイルスプリング5が固定される。
このように、突出部68の端面とエンボス突起20の内面との間に所定のクリアランスCが設けられていることにより、エンボス突起20の内面が突出部68の端面に当接するまで、第2ポンチ56で頂部壁24を偏平化しながら広げて押し潰すことができるので、コイルスプリング5の一端を効果的にかしめることができる。
以上のように、このスプリング固定方法によれば、第1ポンチ45により金属板材10に曲面状のエンボス突起20を形成後(突起形成工程)、これにコイルスプリング5の一端を仮固定させ(仮固定工程)、コイルスプリング5を通して第2ポンチ56で、エンボス突起20を押し潰して、その外周でコイルスプリング5の一端をかしめ固定するようにして(かしめ工程)、従来のように、孔開けし、バーリング加工後、かしめるといった工程を採用しないので、バリ等に起因する金属かすなどが発生することがない。
そのため、本発明のスプリング固定方法によって、金属板材10に対して複数のコイルスプリング5を固定されてなるリテーナ1を、図10に示すオートマチックトランスミッション80に組み込んだ場合に、油圧室87内にて流動する作動油に金属かすなどが混入してしまうことを防止することができる。また、エンボス突起20を形成後、これを第2ポンチ56で押し潰すことによりかしめるので、従来のように、バーリング加工して筒状壁を形成した後、該筒状壁を内側からかしめる必要がなく、内径が小さなコイルスプリング5でも、金属板材10に確実に固定することができる。
また、エンボス突起20を曲面状に突出させたことにより、かしめ工程で、エンボス突起20の頂部壁24に第2ポンチ56が押圧されると、曲面状に突出したエンボス突起20の頂部壁24からその周辺に向けて押し潰し力が効率的に作用するので、頂部壁24周辺を容易に変形させて広く扁平化させることができ、コイルスプリング5の一端を抱き込むようにして効率的にかつ強固にかしめることができる。更に、エンボス突起20は、その全体が曲面状の壁部をなしているため、第2ポンチ56により押圧された場合でも、例えば、頂部壁24のフランジ状に偏平化した部分や、金属板材10とそれから立ち上がる周壁22とのコーナー部等の、特定箇所に押圧力が集中しにくく、破断や割れを生じることを防止することができる。したがって、かしめ時に破断や割れによる金属かすが発生することも防止できる。
更に、この実施形態では、コイルスプリング5の一端に形成された、細巻き部8にエンボス突起20の外周がかしめられるようになっている。通常のコイルスプリングは、単に金属線材が螺旋状に巻回されて形成されているため、その端部を金属板材10に当接させても、螺旋状に巻回された線材のごく一部がかしめられるだけになる傾向があるところ、この実施形態では、小さな外径で巻回された細巻き部8をかしめることとしたので、エンボス突起20の偏平化された周縁を、細巻き部8の周方向の広い範囲に係合させることができ、コイルスプリング5を更に強固に固定することができる。
本発明の金属板材へのコイルスプリング固定方法により、形成されたリテーナの斜視図である。 同金属板材へのコイルスプリング固定方法に用いられる、突起形成装置の断面図である。 第1ポンチの形状を示す説明図である。 同金属板材へのコイルスプリング固定方法に用いられる、かしめ装置の断面図である。 (a)は突起形成工程の説明図、(b)はそれにより形成されたエンボス突起の断面図である。 (a)はエンボス突起及びそれに仮固定されるコイルスプリングを示す斜視図、(b)は(a)のA−A矢視線における断面図である。 かしめ工程の第1手順を示す説明図である。 かしめ工程の第2手順を示す説明図である。 かしめ工程の第3手順を示す説明図である。 リテーナが組み込まれたオートマチックトランスミッションの要部拡大断面図である。
符号の説明
1 リテーナ
5 コイルスプリング
10 金属板材
20 エンボス突起
22 周壁
24 頂部壁
30 突起形成装置
32 支持台
34 穴
38 昇降台
45 第1ポンチ
47 先端
50 かしめ装置
52 第1金型
54 保持溝
56 第2ポンチ
60 第2金型
66 受け部
68 突出部

Claims (5)

  1. 金属板材にコイルスプリングをかしめにより固定する方法において、
    金属板材に先端が曲面状をなす第1ポンチを打ち込んで、曲面状に突出したエンボス突起を形成する突起形成工程と、
    前記エンボス突起にコイルスプリングの一端を嵌め込んで、コイルスプリングを仮固定する仮固定工程と、
    前記コイルスプリング内に第2ポンチを挿入し、該第2ポンチで前記エンボス突起を押し潰して、前記エンボス突起の外周により前記コイルスプリングの一端を抱き込むようにかしめて固定するかしめ工程とを含むことを特徴とする金属板材へのコイルスプリング固定方法。
  2. 前記突起形成工程において、穴を有する支持台で前記金属板材を支持すると共に、前記第1ポンチの外径をD2とし、前記穴の内径を内径D1とし、前記金属板材の厚さをt1としたとき、D1−D2<2t1となるように設定する請求項1記載の金属板材へのコイルスプリング固定方法。
  3. 前記エンボス突起の周壁の厚さが、前記金属板材の厚さの40〜60%となるように形成する請求項2記載の金属板材へのコイルスプリング固定方法。
  4. 前記かしめ工程は、前記コイルスプリングの内側に前記第2ポンチが配置された第1金型と、前記金属板材の前記エンボス突起の突出方向反対側の面を受ける受け部を有する第2金型とを備え、
    前記受け部は、前記エンボス突起の突出方向反対側の内面に入り込む突出部を有する装置を用い、
    前記受け部の突出部を前記エンボス突起の突出方向反対側の内面に入り込ませて、前記金属板材を前記受け部に当接させたとき、前記突出部の端面と前記エンボス突起の内面との間に所定のクリアランスが設けられるようにする請求項1〜3のいずれか1つに記載の金属板材へのコイルスプリング固定方法。
  5. 前記コイルスプリングの一端は、所定の外径で巻回された太巻き部と、該太巻き部の内側に、それよりも小さな外径で巻回された細巻き部とを有する二重巻き構造をなし、
    前記エンボス突起の偏平化された周縁が、前記細巻き部に係合するようにかしめられる請求項1〜4のいずれか1つに記載の金属板材へのコイルスプリング固定方法。
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