JP2009170139A - 電線および通信線 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線を自在な形状に固定できる電線及び通信線の提供。
【解決手段】電力線2a,2bの中間に電線固定用の塑性材料からなる線材4,4b,4aを延設したものであり,電力線2a,2bと線材4,4b,4aは,絶縁被膜3により電気的に絶縁,隔離されて配置されている。通信線も含めた電線を自在な形状に固定でき,電機機器への電源線等の取付部分において,余長を水平方向だけではなく垂直方向にも処理できるようになり,取付部分の清掃もし易く,また,デッドスペースも少なくなるという効果が得られる。
【選択図】図2
【解決手段】電力線2a,2bの中間に電線固定用の塑性材料からなる線材4,4b,4aを延設したものであり,電力線2a,2bと線材4,4b,4aは,絶縁被膜3により電気的に絶縁,隔離されて配置されている。通信線も含めた電線を自在な形状に固定でき,電機機器への電源線等の取付部分において,余長を水平方向だけではなく垂直方向にも処理できるようになり,取付部分の清掃もし易く,また,デッドスペースも少なくなるという効果が得られる。
【選択図】図2
Description
本発明は,電線や通信線を自在な形状に固定できるようにすることで,電気機器への電源線の取付部分や通信機器への通信線の取付部分をすっきり整理し,清掃の容易化や場所の有効活用を図るものである。
これまで,電線や通信線は可撓性を持たせることを常としてきた。これは,自由な形状とすることで電線等の挿通・配置や余長の処理等を容易に行うためと考えられる。
しかし,可撓性を持たせることによって,電気機器への電源線の取付部分によく見られるように,電源線の余長処理がすっきり整理されず,よって,この周囲の清掃がしづらく,デッドスペースも取られる等の悪い面が見られる。
このような悪い面を緩和するために,例えば,電源線を巻き取るような機構を備えた電気機器も存在するが,広く採用されてはおらず,また,この電源線自体に何らかの工夫が施されたものを,本願の発明者や出願人は寡聞にして知らない。
そのため,通信線も含めた電線を自在な形状に固定できるようにすれば,電機機器への電源線等の取付部分において,余長を水平方向だけではなく垂直方向にも処理できるようになり,取付部分の清掃もし易く,また,デッドスペースも少なくなる。
つまり,請求項1に係る電線は,100V等の低電圧用電線であり,前記電線の絶縁被覆の内部において,塑性材料からなる線材,又は塑性材料からなる網目状(メッシュ状)に形成した管の1本又は複数本を,前記電線の長手方向に,電線の全長に又は一部分に散在的に,電力が流れて充電している導線と接触しないように延設することを特徴とするものである。
請求項2に係る電線は,前記電線内部に延設する線材又は管の塑性材料を金属とすることを特徴とするものである。
また,請求項3に係る通信線は,請求項1に係る電線と同じように,通信線被覆の内部に,塑性材料からなる線材又は網目状管の1本又は複数本を,通信線の長手方向に,通信線の全長又は一部分に散在的に,前記通信線の被覆内部に延設される信号を伝送する弱電流電線又は光ファイバと接触しないように延設することを特徴とするものである。
更に,請求項4に係る通信線は,通信線内部に延設する線材又は管の塑性材料を金属とすることを特徴とするものである。
本発明の実施により,通信線も含めた電線を自在な形状に固定でき,電機機器への電源線等の取付部分において,余長を水平方向だけではなく垂直方向にも処理できるようになり,取付部分の清掃もし易く,また,デッドスペースも少なくなるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
(実施例1)
(実施例1)
図1は,従来からの電線100の断面図である。通常,細い金属線をより合わせて形成される電力線(導線)2a,2bが絶縁被覆3により隔離され電気絶縁されている。
一方,図2は,本願発明に係る電線1の断面図である。図2(a)においては,電力線2a,2bの中間に電線固定用の塑性材料からなる線材4を延設したものであり,電力線2a,2bと線材4は,絶縁被膜3により電気的に絶縁,隔離されて配置されている。電力線2は2本に限る必要はなく,例えば図2(b)で示す電線1は,電力線2が1本の場合のものである。線材4も,また,1本に限る必要はなく,例えば図2(c)で示す電線1は,線材4a,4bと2本の場合のものであり,また,この場合,電線1の断面を円状とすることができる。更に,線材4も丸型断面に限る必要は無く,図2(d)で示す電線1は,線材4を平方断面にしたものである。また,電力線2は交流に限らず,直流を流すものであってもかまわない。
図3は,線材ではなく,網目状(メッシュ状)に形成した管を用いたものである。つまり,電力線2a,2bの外側に網目状の管5を延設し,その管5の内側で絶縁被覆3aにより,また外側で絶縁被覆3bにより,電力線2a,2bと管5を固定,絶縁するものである。
なお,電線寿命中に電線の形状を何回か変更することから,線材4や管5の塑性材料は,容易に脆性破壊しない材質(例えば金属)のものとすることが必要である。
(実施例2)
(実施例2)
これまでは,断面形状について説明したが,以下では,電線の長手方向への電線固定用の塑性材料からなる線材4又は網目状の管5の延設のバリエーションについて説明する。電線といっても無限長のものはなく,ある一定の長さで区切られる。例えば,家電製品での電源コードや電源コンセントなどは数十センチメートルから数メートルの長さである。このような区切られた電線では,全長で線材4又は網目状の管5を延設する場合もあり得るが,例えば,両端にこれらを延設する方がよい場合もある。つまり,垂直方向に電線を折り曲げて固定する等の必要があるのは,電線の端部である場合が多く,中間部は従来のとおり可撓性を持たせた方が取り扱いやすいからである。
この考えを適用したのが図4に示すコンセント6に使用されている電線9である。コンセント6はプラグ7とコンセント本体8を電線9の両端に配置している。電線9は,内部で線材4又は管5が全長に延設されてなる電線1a,1bと従来からの電線100から構成されるものである。電線1aはプラグ7と,電線1bはコンセント本体8とそれぞれつながり,その中間は従来からの電線100となっている。これにより,実際に人目に触れ,また,人手で活用することの多いプラグ7やコンセント本体8の近傍の電線1a,1bは,必要に応じて垂直方向に折り曲げて固定することができ,無駄なスペースを取らず,清掃等もやりやすくなる。また,中間部の電線100は,住宅においては絨毯下等に,オフィスにおいては机上のダクトや床下のフリースペース等に敷設することが多いことから,可撓性を持つ方が有利である。
図5は,コンセント6の電線10において,線材4又は管5を散在的に複数延設したものであり(延設した部分は1a,1b,1c,1d,1eであり,この部分は全長で延設されている),場合によっては,このような電線10の方が,図4のコンセント6よりも取り扱いやすい場合もある。
(実施例3)
(実施例3)
無駄なスペースをなくする観点から,従前からの電線の両端に取付られているプラグ及び/又はプラグコネクターに接続できるように,本願発明に係る電線1で短い長さのもの両端にプラグ及び/又はプラグコネクターを接続した接続器具11も考えられる。つまり,電気機器の近傍でこの接続器具11を従来の電線に接続することで,電気機器の近傍でのスペースを無駄にしないようできる。
図6(a)は,低圧100Vで用いられるプラグ7とプラグコネクター(コンセント)8を電線1の両端に設置した接続器具11である。また,図6(b)は,ノートパソコン12に直流電源を供給するコネクター13とそれを接続できるコネクター14を電線1の両端に設置した接続器具15である。
(実施例4)
(実施例4)
電線と同様に,通信線の場合でも,通信線の長手方向への通信線固定用の塑性材料からなる線材4又は網目状の管5の延設により,同様の効果を得ることが可能である。
本願発明に係る電線1と通信線16を用いた事例を図7に示す。机上においたノートパソコン12には,電力供給線,インターネット等に接続するためのLAN等の通信線,又は,場合によっては外部記憶装置等とUSBにて接続するケーブルが接続される。図7(a)は,従来の電線100と通信線200を使用した場合であり,電線100や通信線200は輪状にまとめて処理するか,机に内蔵されているラックに収納することになるが,机上の水平方向に電線100や通信線200が配設されることから,机上のこの部分の清掃が容易でなく,場所も取ってしまう。これに対して図7(b)は,接続器具15等を使用した場合であり,垂直方向にくの字型に余長を処理可能なため,水平方向でスペースをとらず,清掃も行いやすい。
17 AC/DCアダプター
18 配線ダクト口
18 配線ダクト口
Claims (4)
- 低電圧用電線であり,前記電線の絶縁被覆の内部で,塑性材料からなる線材又は網目状管の1本又は複数本を,前記電線の長手方向に,前記電線の全長に又は一部分で散在的に,前記電線内の充電部分と接触しないように延設することを特徴とする電線。
- 前記塑性材料を金属とすることを特徴とする請求項1の電線。
- 通信線であり,前記通信線の被覆の内部で,塑性材料からなる線材又は網目状管の1本又は複数本を,前記通信線の長手方向に,前記通信線の全長又は一部分に散在的に,前記通信線内で信号を伝送する弱電流電線又は光ファイバと接触しないように延設することを特徴とする通信線。
- 前記塑性材料を金属とすることを特徴とする請求項3の通信線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008004217A JP2009170139A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 電線および通信線 |
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JP2008004217A JP2009170139A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 電線および通信線 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2009170139A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011010640A1 (ja) | 2009-07-21 | 2011-01-27 | 日本電気株式会社 | 通信システム |
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-
2008
- 2008-01-11 JP JP2008004217A patent/JP2009170139A/ja active Pending
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