JP2009170037A - 記録装置、記録方法および記録プログラム - Google Patents

記録装置、記録方法および記録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データを記録している途中で記録中の記憶媒体に空の記憶領域が無くなった場合、別な記憶媒体に継続して記録し、記録が終了した後、データを1つのファイルにまとめる。
【解決手段】CPUは、例えば、メモリカードに録音している途中に空き記憶領域が無くなった場合、音声データを記録していたファイルをクローズし、ハードディスクに記録する(ステップST1)。録音終了後、音声データがメモリカードとハードディスクに分割して記録されているため(ステップST2)、CPUは、ハードディスクに全ての音声データを記録できるだけの空き記憶領域が存在するか否かを調べる(ステップST3)。ハードディスクに全ての音声データを記録できるだけの空き記憶領域が存在する場合(ステップST3;Yes)、CPUは、メモリカードに記録されているファイルをハードディスクに移して(ステップST4)、2つのファイルを結合する(ステップST5)。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置、記録方法および記録プログラムに関する。特に、音声データや映像データのように1つのファイルにまとめて記録することを要する連続データを記録する記録装置、記録方法および記録プログラムに関する。
ラジオ放送やインターネット経由の放送を録音している場合や口頭で伝えられる内容を録音している場合には、状況によって録音時間が変わるため、録音された音声データ(音楽データを含む。)が最終的にどれくらいのサイズになるか予め予測することは困難である。
また、前もって録音時間が分かっていても、音声をMP3(MPEG−1/2 Audio Layerー3)のような圧縮率の高い符号化方式で符号化する場合、録音される音声データのサイズを計算するには手間がかかる。
このように、録音される音声データのサイズが不明な場合でも録音に失敗することを防ぐために、MD(MiniDisc)に録音されている曲ごとに消去禁止情報を記録しておき、音楽を録音しているときにMD上に録音されていない部分がなくなった場合には、消去禁止情報に基づいて消去が禁止されていない録音済みの曲の上に上書きして録音する方法が知られている。また、MD上に録音されていない部分がなくなった場合には、録音日時の古い曲の上に上書きして録音する方法が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−223483号公報
特許文献1記載の方法を用いると、録音に失敗する可能性は減少する。しかし、MD上に上書き可能な曲が無くなると、録音に失敗する点に変わりはない。
一方、録音装置の中には、MD、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile DiscまたはDigital Video Disc)、SDメモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、ハードディスク等の複数の記憶媒体に録音できるものがある。
しかし、録音中の記憶媒体の記憶領域が使い尽くされたことをチェックし、録音可能な記憶媒体に切り換える操作は煩雑である。また、連続して録音された音声データが複数の記憶媒体上のファイルに分割されていると、管理が困難である。
ハードディスクやDVDのように複数の記憶媒体を持つ録画装置を用いて、映像を録画する場合にも、同様に記憶媒体を切り換える操作は煩雑であり、また、複数の記憶媒体上で複数のファイルに分割されている映像データを管理することは困難である。
以上から、音声データや映像データのように1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを複数の記憶媒体に分割して記録し、記録が終了した後、分割して記録されているデータを1つのファイルにまとめることができる記録装置、記録方法および記録プログラムが要望されている。
本発明の記録装置は、データが記録可能な少なくとも2つの記録部と、
前記記録部の1つに、1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを記録している途中に、当該記録部に継続して記録できなくなった場合に、当該記録部に記録されたファイルをクローズし、他の記録可能な記憶領域を有する記録部を選択して、当該選択された記録部に新たなファイルをオープンし、当該新たなファイルに前記データを継続して記録するデータ記録手段と、
前記データ記録手段により前記データが分割して記録された少なくとも2つのファイルを、前記データの記録された順番に従い1つのファイルに結合するファイル結合手段と
を有することを特徴とする。
好ましくは、本発明の記録装置は、前記データの記録が終了した時、少なくとも2つの記録部に前記データが分割して記録されたファイルが存在する場合に、当該分割して記録されたデータを全て記録できるだけの記憶領域が存在する記録部に、前記データが分割して記録された全てのファイルを集約するファイル集約手段を有することを特徴とする。
好ましくは、本発明の記録装置は、前記ファイル結合手段によるファイルの結合は、前記データ記録手段により前記データの記録が終了した直後に行うことを特徴とする。
好ましくは、前記データは、符号化された音声データまたは映像データであって、
前記データ記録手段が、少なくとも2つの記録部に分割して記録された前記データを結合するための情報を記録したテーブルを作成し、
前記ファイル結合手段が、前記テーブルに記録された情報に基づいて、分割して記録された前記データを1つのデータに結合し、当該結合された1つのデータを前記記録部の1つに記録することを特徴とする。
また、本発明の記録方法は、データが記録可能な少なくとも2つの記録部を含む記録装置における記録方法であって、
前記記録部の1つに、1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを記録している途中に、当該記録部に継続して記録できなくなった場合に、当該記録部に記録されたファイルをクローズし、他の記録可能な記録領域を有する記録部を選択して、当該選択された記録部に新たなファイルをオープンし、当該新たなファイルに前記データを継続して記録するデータ記録工程と、
前記データ記録工程により前記データが分割して記録された少なくとも2つのファイルを、前記データが記録された順番に従い1つのファイルに結合するファイル結合工程と
を有することを特徴とする。
また、本発明の記録プログラムは、データが記録可能な少なくとも2つの記録部を備えるコンピュータに、
前記記録部の1つに、1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを記録している途中に、当該記録部に継続して記録できなくなった場合に、当該記録部に記録されたファイルをクローズし、他の記録可能な記録領域を有する記録部を選択して、当該選択された記録部に新たなファイルをオープンし、当該新たなファイルに前記データを継続して記録するデータ記録手順と、
前記データ記録手順により前記データが分割して記録された少なくとも2つのファイルを、前記データが記録された順番に従い1つのファイルに結合するファイル結合手順と
を実行させる。
本発明によれば、音声データや映像データのように1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを複数の記憶媒体に分割して記録し、記録が終了した後、分割して記録されているデータを1つのファイルにまとめることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る録音装置について説明する。本発明の実施の形態に係る録音装置1は、図1に示すように、アンテナ211と、チューナ212と、マイク22と、セレクタ231と、ADC(Analog−Digital Converter)232と、CDユニット31と、MDユニット32と、ハードディスク33と、USBメモリスロット341と、メモリカードスロット351と、制御部4と、入力部51と、表示部52と、DSP(Digital Signal Processor)6と、出力部7と、入力バス81と、出力バス82とを有している。更に、録音装置1は、図示しないインターネット等のネットワークへの接続機能も有している。
録音装置1は、録音中の記憶媒体の記憶領域を使い尽くし、その記憶媒体に録音できなくなった場合に、別な記憶媒体を選択し、継続して録音する。
録音装置1は、アンテナ211で受信するラジオ放送の音声(音楽を含む)やマイク22から入力する音声のように、録音時間を前もって予測することが困難であり、録音に失敗すると再度録音し直すことが困難である場合に特に好適である。
アンテナ211は、ラジオ放送を受信する。チューナ212は、ラジオ放送を復調し、アナログの音声信号を出力する。
マイク22は、人の声等をアナログの音声信号に変換する。
セレクタ231は、チューナ212から出力される音声信号とマイク22から出力される音声信号の一方を選択し、ADC232に供給する。
ADC232は、アナログの音声信号をデジタルの音声データに変換し、デジタルの音声データを入力バス81に出力する。入力バス81上の音声データは、後述するDSP6によって圧縮されて出力バス82に出力される。
CDユニット31に装着されたCDと、MDユニット32に装着されたMDと、ハードディスク33と、USBメモリスロット341に装着されたUSBメモリ342と、メモリカードスロット351に装着されたメモリカード352は、いずれも音声データの記録と読み出しが可能である。
CDユニット31とMDユニット22は、それぞれCDとMDが装着され、CDとMDに音声データを記録し、CDとMDに記録されている音声データを読み出すために用いられる。
ハードディスク33は、録音装置1に内蔵されるものや録音装置1に着脱可能なものがある。
USBメモリ342とメモリカード352は、それぞれUSBメモリスロット341とメモリカードスロット351に装着され、USBメモリスロット341とメモリカードスロット351を介して音声データが記録され、また読み出される。
制御部4は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と図示しないメモリを含むプログラマブルなプロセサである。メモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Ramdom Access Memory)である。制御部4のCPUは、メモリに記憶されているプログラムによって、図2に示すように、連続データ記録手段41とファイル集約手段42とファイル結合手段43を実現する。
連続データ記録手段41は、例えば、ラジオ放送の番組の音声データをメモリカード352に記録している途中にメモリカード352の空き記憶領域が無くなり、メモリカード352に継続して記録できなくなった場合に、メモリカード352のファイルをクローズする。そして、ハードディスク33を選択して、ハードディスク33に新たなファイルをオープンし、ハードディスク33に音声データを継続して記録する。更に、ハードディスク33に含まれる全ての記憶領域も使い尽くした場合には、CDユニット31にCDを装着してCDに音声データを継続して記録する。
録音するときには、ラジオ放送の番組の音声データが複数のファイルに分割して記録された場合に、録音終了後に、それら複数のファイルを結合するために使う情報が記録されたテーブルを作成する。このテーブルは、例えば、制御部4のメモリやハードディスク33に記憶する。そして、録音終了後にこのテーブルに記録された情報に基づいて複数のファイルを結合する。このテーブルには、例えば、ファイル名、ファイルが記録された記録部の名称、データサイズ、およびファイルが作成された順番若しくは作成された時間を記録する。このテーブルは、後で管理情報として使用するために、例えば、ハードディスク33内のデータベースに保存しても良い。
または、ラジオ放送の番組の音声データが分割して記録された複数のファイルに、例えば、同一の名称の後に、ファイルが作成された順番を示す連続番号を付加したファイル名を付与しても良い。これにより、1つのファイルにまとめて記録することを要する音声データであることと、録音された順番を容易に判別できる。
連続データ記録手段41の行う処理の詳細は後述する。
ファイル集約手段42は、後述するように、ラジオ放送の番組の録音が終了した時、その番組の音声データがメモリカード352とハードディスク33とCDに分割して記録されている場合に、例えば、ハードディスク33にラジオ放送の番組の音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在するか否かを調べる。そして、ハードディスク33に全て記録できる場合には、メモリカード352とCDに記録されているファイルをハードディスク33に移して、ラジオ放送の番組の音声データが記録されている全てのファイルをハードディスク33に集約する。
ただし、利用者は録音した番組を、例えば、携帯電話機で聞くためにメモリカード352に記録したい場合が考えられる。このような場合に対応するために、予め入力部51にファイル集約手段42を停止する操作を入力することによって、ファイル集約手段42の処理の開始を待たせることができる。ファイル集約手段42の処理が停止した状態で、メモリカード352に含まれる不要なファイルを消去する。これにより、メモリカード352にラジオ放送の番組の音声データを全て記録できるだけの記憶領域を確保する。その後、入力部51にファイル集約手段42を実行する操作を入力し、ファイル集約手段42を実行させる。
または、入力部51に、メモリカード352に十分な記憶領域を確保した状態で、ハードディスク33とCDに記録されているファイルをメモリカード352に移す操作を入力し、音声データが記録されている全てのファイルをメモリカード352に集約する。その後、ファイル集約手段42をスキップし、後述するファイル結合手段43を実行する操作を入力してファイル結合手段43を実行させることもできる。
ファイル結合手段43は、後述するように、ラジオ放送の番組の音声データが分割して記録されている3つのファイルがハードディスク33に集められると、これら3つのファイルの音声データを記録された順番に従って結合し、結合された音声データを一つのファイルに記録する。すなわち、メモリカード352に記録されたファイルの音声データ、ハードディスク33から移されたファイルの音声データ、CDから移されたファイルの音声データの順番でラジオ放送の番組の音声データを結合し、結合された音声データを一つのファイルに記録する。
ファイル結合手段43による音声データの結合とファイルへの記録は、データ記録手段41により音声データの録音が終了した直後に行っても良い。また、ある程度時間が経過した後、例えば、入力部51にファイル結合手段43を実行する操作が入力されるのを契機として行っても良い。
入力部51は、操作キーを有しており、操作キーを押下することによって利用者の操作が入力される。
表示部52は、ディスプレイを有しており、例えば、メモリカード352に記録されているデータの内容や、録音の進行状況を表示する。
DSP6は、図示しない乗算器、図示しない加算器および図示しないROMやRAMのようなメモリを含む。DSP6は、デジタル信号処理機能が強化されたプログラマブルなプロセサである。
DSP6は、メモリに記憶されたプログラムを実行し、エンコーダとデコーダとして動作する。DSP6は、入力バス81上の音声データを入力し、この音声データをMP3のような圧縮率の高い符号化方式で符号化して出力バス82に出力する。また、入力バス81上の符号化された音声データを入力し、復号してDAC(Digital−Analog Converter)71に出力する。
出力部7は、DAC71と、アンプ72と、スピーカ73を含む。DAC71は、DSP6が復号した音声データをデジタル信号からアナログ信号に変換する。アンプ72は、DAC71が出力するアナログ信号を増幅する。スピーカ73は、増幅されたアナログ信号を音声として出力する。
入力バス81は、ADC232やCDユニット31等から音声データを受け取り、DSP6に供給する。
また、出力バス82は、DSP6から音声データを受け取り、CDユニット31やMDユニット32等に供給する。
なお、本実施の形態では、入力バス81上の音声データはDSP6を介して出力バス82に受け渡すとしているが、入力バス81と出力バス82をバスブリッジ回路で結合し、入力バス81上の音声データを直接出力バス82に渡すことができるようにしても良い。
なお、CDを装着したCDユニット31と、MDを装着したMDユニット32と、ハードディスク33、USBメモリ342を装着したUSBメモリスロット341と、メモリカード352を装着したメモリカードスロット351は本発明の記録部の例である。
以下、図3、図4および図7のフローチャートを参照して、録音装置1の動作について詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る録音方法の一例を示すフローチャートの図である。図1の録音装置は、図3に示す録音方法を実現する。
図3のステップST1は、図2の連続データ記録手段41が実現する処理である。
制御部4のCPUは、図4に詳細を示すように、例えば、ラジオ放送をメモリカード352に録音することを指示する操作が入力部51に入力されると、メモリカード352に記録することができる空き記憶領域が存在するか否か調べる(ステップST11)。
メモリカード352に記録することができる場合(ステップST11;Yes)、制御部4のCPUは、メモリカード352を選択し、音声データを記録するためのファイルをオープンする(ステップST12)。
一方、メモリカード352に空き記憶領域が存在せず、また他の記録部にも記録することができない場合(ステップST11;No)、制御部4のCPUは、録音を行わず、処理を終了する。メモリカード352に記録できなくとも、例えば、ハードディスク33に記録できる場合には、制御部4のCPUは、ハードディスク33を選択し、音声データを記録するためのファイルをオープンする(ステップST12)。その際、ハードディスク33に記録していることを表示部52に表示する。
受信したラジオ放送の音声はADC232でデジタルの音声データに変換されて、音声データが入力バス81に出力される。DSP6は、入力バス81上の音声データを取り込み、MP3のような圧縮率の高い符号化方式で符号化する。DSP6は、符号化された音声データを出力バス82に出力する。
制御部4のCPUは、出力バス82上の音声データを、メモリカードスロット351を介してメモリカード352に記録する(ステップST13)。
制御部4のCPUは、ラジオ放送の録音の終了を指示する操作が入力部51に入力されたか否かを監視しており、ラジオ放送の録音の終了を指示する操作が入力される(ステップST14;Yes)と、音声データを記録していたファイルをクローズし(ステップST17)、ステップST1を終了する。
一方、録音を続ける場合(ステップST14;No)、制御部4のCPUは、メモリカード352に空き記憶領域が存在し、継続して記録することができるか否かを判定する(ステップST15)。継続して記録することができる場合(ステップST15;Yes)には、ステップST13に戻る。
メモリカード352に空き記憶領域が無くなった場合(ステップST15;No)、制御部4のCPUは、音声データを記録していたファイルをクローズし(ステップST16)、ステップST11に戻る。
制御部4のCPUは、メモリカード352以外の記憶部に空き記憶領域が存在するか否か調べる(ステップST11)。例えば、ハードディスク33に記録できる場合(ステップST11;Yes)には、制御部4のCPUは、ハードディスク33を選択し、音声データを記録するためのファイルをオープンし(ステップST12)、録音を継続する。
録音が終了する(ステップST14;Yes)と、制御部4のCPUは、音声データを記録していたハードディスク33上のファイルをクローズし(ステップST17)、ステップST1を終了する。
制御部4のCPUは、ステップST1で音声を符号化し、音声データをハードディスク33等の記録部に記録するとき、分割して記録された複数のファイルを結合する際に使う情報が記録されたテーブルを作成し、例えば、制御部4のメモリやハードディスク33に記憶する。
図3のステップST2〜ステップST4は、図2のファイル集約手段42が実現する処理である。
制御部4のCPUは、録音された音声データの含まれるファイルが複数の記憶部に存在するか否か調べる(ステップST2)。音声データの含まれるファイルがメモリカード352にのみ存在する場合または音声データの含まれるファイルが存在しない場合(ステップST2;No)には、制御部4のCPUは、録音処理を終了する。
一方、音声データの含まれるファイルがメモリカード352とハードディスク33に分割して記録されている場合(ステップST2;Yes)、制御部4のCPUは、ハードディスク33にラジオ放送の番組の音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在するか否かを調べる(ステップST3)。
ハードディスク33にラジオ放送の番組の音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在する場合(ステップST3;Yes)、制御部4のCPUは、メモリカード352に記録されているファイルをハードディスク33に移して、ラジオ放送の番組の音声データが記録された全てのファイルをハードディスク33に集約する(ステップST4)。
ハードディスク33に音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在しない場合、制御部4のCPUは、他の記憶部にラジオ放送の番組の音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在するか否かを調べる(ステップST3)。例えば、CDユニット31に装着されたCDにラジオ放送の番組の音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在する場合(ステップST3;Yes)、制御部4のCPUは、メモリカード352とハードディスク33に記録されているファイルをCDユニット31に装着されたCDに移して、ラジオ放送の番組の音声データを含む全てのファイルをCDユニット31に装着されたCDに集約する(ステップST4)。
なお、ステップST1の処理でメモリカード352に空き記憶領域が存在しないために、音声データがハードディスク33に記録されたのであるから、制御部4のCPUは、メモリカード352の空き記憶領域を調べなくてもよい。
一方、音声データを全て記録できるだけの空き記憶領域が存在する記憶部が無い場合(ステップST3;No)、制御部4のCPUは、録音処理を終了する。
利用者は録音した番組を、例えば、携帯電話機で聞くためにメモリカード352に記録したい場合も考えられる。このような場合に対応するために、入力部51にステップST2〜ステップST4をスキップさせることを指示する操作が入力された場合、制御部4のCPUは、ステップST2〜ステップST4をスキップする。制御部4のCPUは、入力部51にファイルを結合することを指示する操作が入力されるのを待って、メモリカード352に集められたファイルを結合する(ステップST5)。
図3のステップST5は、図2のファイル結合手段43が実現する処理である。
制御部4のCPUは、ラジオ放送の番組の音声データを含む全てのファイルがハードディスク33に集約されると、これらのファイルを音声データの記録された順番に従って結合して音声データを一つのファイルに記録する(ステップST5)。
ただし、ファイルを結合するだけでは、結合されたファイルの中に複数の音声データが含まれる。音声再生装置または音声再生ソフトの作りによっては、複数の音声データが全て再生されるとは限らない。
音声再生装置または音声再生ソフトがこれら複数の音声データを認識して全ての音声データを再生する場合には、ファイルを結合するだけでラジオ放送の番組は最初から最後まで再生される。
例えば、MDは、UTOC(User Table of Contents)により録音された曲を最大255曲まで管理する。
UTOCには、曲に対応して、曲名、開始アドレス、終了アドレスおよびリンクポインタが記録される。ある曲のリンクポインタが0であることは、その曲が終了アドレスで終了することを意味する。リンクポインタが0以外であることは、リンクポインタの数字で示される場所にその曲の続きの音楽データの開始アドレスや終了アドレスを示すデータが存在することを意味する。
MD用の音声再生装置等は、UTOCのリンクポインタを修正するだけで、結合されたファイルに含まれる複数の音楽データを全て再生する。
しかし、例えば、FAT(File Allocation Table)ファイルシステムのような汎用のファイル管理方法を用いる場合、音声再生装置等が結合されたファイルに含まれる複数の音声データを正しく認識するとは限らない。
符号化された音声データには、一般にその音声データの内容を示すヘッダが付加される。符号化方式によって異なるが、ヘッダには、音声データのサイズ等が含まれる場合がある。例えば、WAVフォーマットのヘッダには音声データのサイズが含まれる。複数のWAVフォーマットの音声データを1つのファイルにまとめた場合、個々の音声データのヘッダには、個々の音声データのサイズしか書かれていない。
また、符号化方式によっては、音声データの最後に、終了を示すコードが付加される場合がある。
音声再生装置等によっては、音声データのサイズや終了を示すコードを認識してファイルに含まれる最初の音声データのみを再生する可能性がある。
そこで、本実施形態では、データ記録手段41は、符号化された複数の音声データが後で結合されることを考慮して、符号化する。
制御部4のCPUは、音声を符号化するとき、図5に示すように、分割して記録された複数のファイルを結合する際に使う情報が記録されたテーブルを作成する。このテーブルには、例えば、ファイル名、ファイルが記録された記憶部の名称、データサイズ、およびファイルが作成された順番を記録する。
図5は、AAAという名前の1つの連続した音声データが、メモリカード352とハードディスク33とCDに分割して記録されており、それらのデータサイズはそれぞれxxxxバイト、yyyyバイト、zzzzバイトであることを示す。制御部4のCPUは、音声データを結合するとき、メモリカード352に記録された音声データ、ハードディスク33に記録された音声データ、CDに記録された音声データの順番で結合する。
また、図5は、BBBという名前の1つの連続した音声データが、MDとUSBメモリ342に分割して記録されており、それらのデータサイズはそれぞれmmmmバイト、nnnnバイトであることを示す。制御部4のCPUは、音声データを結合するとき、MDに記録された音声データ、USBメモリ342に記録された音声データの順番で結合する。
AAAという名前の1つの連続した音声データは、図6に示すように、メモリカード352とハードディスク33とCDに分割して記録されている。メモリカード352にはスタートコードと音声データ1が記録され、ハードディスク33には音声データ2が記録され、CDには音声データ3とエンドコード(音声データの終了を示すコード)が記録される。
音声データ1と音声データ2と音声データ3は1つの連続したデータである。このため、音声データ1と音声データ2の最後にエンドコードのような終了を示すコードは付加されていない。また、音声データ2と音声データ3の頭にスタートコードのような音声データの開始であることを示す情報は付加されていない。
図6に示すAAAという名前の音声データを1つのファイルに結合する場合、制御部4のCPUは、まず、音声データ1と音声データ2の間、およびに音声データ2と音声データ3の間に無効データが入らないように、音声データ1と音声データ2と音声データ3を結合し、(xxxx+yyyy+zzzz)バイトのサイズの音声データを作成する。その後、制御部4のCPUは、AAAというファイル名で、結合された音声データを(xxxx+yyyy+zzzz)バイトの空き記憶領域の存在する記録媒体に記録する。
なお、図6に示す記録形式は一例であり、例えば録音するときスタートコードとエンドコードのような音声データの開始と終了を示す情報は付加せずに、複数の音声データを結合するときに音声データの開始と終了を示す情報を付加しても良い。
また、図6に示すテーブルは、制御部4のメモリに記憶しても良いし、後で管理情報として使用するために、例えば、ハードディスク33内のデータベースに保存しても良い。
このように、本実施形態では、音声データが分割して記録された複数のファイルを1つのファイルに結合する場合、図7に示すように、最初に、テーブルに記録された情報に基づいて音声データを結合する(ステップST51)。次に、音声データの存在する場所を管理するファイル管理情報を作成して、結合された音声データを1つのファイルに記録する(ステップST52)。
上記では、ラジオ放送を録音する例について説明したが、ネットワークを介した音声放送を受信する場合やマイクから音声が入力される場合でも同様に本発明を適用することができる。
これまで、音声データを対象として説明したが、映像データについても本発明を適用することができる。
本発明によれば、例えば、ハードディスクとDVDユニットが内蔵された映像レコーダにおいて、ハードディスクに録画しているときに、ハードディスクの空き記憶領域が無くなった場合に、DVDに継続して録画することができる。
なお、映像データが分割して記録された複数のファイルを1つのファイルに結合する場合も、音声データと同様に、最初に、テーブルに記録された情報に基づいて映像データを結合する。次に、映像データの存在する場所を管理するファイル管理情報を作成して、結合された映像データを1つのファイルに記録する。
また、音声データや映像データに限らず、テキストデータ等1つのファイルにまとめて記録することを要する任意のデータを記録する場合に本発明を適用することができる。
また、ディスクユニットに装着するディスク媒体は、CDやDVDに限らず、例えば、HD−DVD(High Definition DVD)やブルーレイディスク(Blu−ray Disc)であっても良い。
以上のように、本発明によれば、音声データや映像データのように1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを複数の記憶媒体に分割して記録し、記録が終了した後、分割して記録されているデータを1つのファイルにまとめることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれると理解されるべきである。
本発明の実施の形態に係る録音装置の一例を示すブロック図である。 制御部のCPUの実現する機能を示す図である。 本発明の実施の形態に係る録音方法の一例を示すフローチャートの図である。 図3のステップST1の処理の一例を示すフローチャートの図である。 分割して記録された複数のファイルを結合する際に使う情報が記録されたテーブルの一例を示す図である。 3つの記録部に分割して記録された音声データの一例を示す図である。 図3のステップST5の処理の一例を示すフローチャートの図である。
符号の説明
31…CDユニット
32…MDユニット
33…ハードディスク
341…USBメモリスロット
342…USBメモリ
351…メモリカードスロット
352…メモリカード
41…連続データ記録手段
42…ファイル集約手段
43…ファイル結合手段

Claims (6)

  1. データが記録可能な少なくとも2つの記録部と、
    前記記録部の1つに、1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを記録している途中に、当該記録部に継続して記録できなくなった場合に、当該記録部に記録されたファイルをクローズし、他の記録可能な記憶領域を有する記録部を選択して、当該選択された記録部に新たなファイルをオープンし、当該新たなファイルに前記データを継続して記録するデータ記録手段と、
    前記データ記録手段により前記データが分割して記録された少なくとも2つのファイルを、前記データの記録された順番に従い1つのファイルに結合するファイル結合手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記データの記録が終了した時、少なくとも2つの記録部に前記データが分割して記録されたファイルが存在する場合に、当該分割して記録されたデータを全て記録できるだけの記憶領域が存在する記録部に、前記データが分割して記録された全てのファイルを集約するファイル集約手段を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記ファイル結合手段によるファイルの結合は、前記データ記録手段により前記データの記録が終了した直後に行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記データは、符号化された音声データまたは映像データであって、
    前記データ記録手段が、少なくとも2つの記録部に分割して記録された前記データを結合するための情報を記録したテーブルを作成し、
    前記ファイル結合手段が、前記テーブルに記録された情報に基づいて、分割して記録された前記データを1つのデータに結合し、当該結合された1つのデータを前記記録部の1つに記録することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. データが記録可能な少なくとも2つの記録部を含む記録装置における記録方法であって、
    前記記録部の1つに、1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを記録している途中に、当該記録部に継続して記録できなくなった場合に、当該記録部に記録されたファイルをクローズし、他の記録可能な記録領域を有する記録部を選択して、当該選択された記録部に新たなファイルをオープンし、当該新たなファイルに前記データを継続して記録するデータ記録工程と、
    前記データ記録工程により前記データが分割して記録された少なくとも2つのファイルを、前記データが記録された順番に従い1つのファイルに結合するファイル結合工程と
    を有することを特徴とする記録方法。
  6. データが記録可能な少なくとも2つの記録部を備えるコンピュータに、
    前記記録部の1つに、1つのファイルにまとめて記録することを要するデータを記録している途中に、当該記録部に継続して記録できなくなった場合に、当該記録部に記録されたファイルをクローズし、他の記録可能な記録領域を有する記録部を選択して、当該選択された記録部に新たなファイルをオープンし、当該新たなファイルに前記データを継続して記録するデータ記録手順と、
    前記データ記録手順により前記データが分割して記録された少なくとも2つのファイルを、前記データが記録された順番に従い1つのファイルに結合するファイル結合手順と
    を実行させるための記録プログラム。
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US9978427B2 (en) 2014-01-23 2018-05-22 Teac Corporation Data recorder

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