JP2009168623A - Tlc用補助装置 - Google Patents

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Sachinobu Yamakawa
幸伸 山川
Hidehiro Kawanabe
英寛 河鍋
Hiromitsu Okuyama
浩光 奥山
Hiromi Kobayashi
弘実 小林
Hisanobu Hirai
寿信 平井
Satoko Motosugi
聡子 本杉
Emiko Amaoka
恵美子 天岡
綾子 ▲濱▼田
Ayako Hamada
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Abstract

【課題】カラムクロマトグラフィの条件設定の精度向上を図るために、TLCを容易に精度良く行える装置が要望されている。
【解決手段】本発明では、TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートの少なくとも直交する2辺を位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインとサンプルのアプライ位置に対応するスタートラインを線引きするための一対の直線定規部を形成すると共に、スタートラインの直線定規部の延長上にスポッティング用テンプレート部を形成したTLC用補助装置を提案する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、TLC用補助装置に関するものである。
カラムクロマトグラフィのための条件設定を行うための予備試験法として、簡単、迅速に分析が行えることから薄層クロマトグラフィ(以下、TLCと云う。)が従来から広く用いられている。即ち、TLCによりRf値を求め、このRf値を基にカラムクロマトグラフィの条件設定を行い、設定された条件によりカラムクロマトグラフィを行う。
TLCを行うに際しては、準備段階として、まず物指しを用いて所定の距離を測定してTLC用プレートに鉛筆で印を付け、これらの印の夫々を直線でつなぐことにより、TLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインとサンプルのアプライ位置に対応するスタートラインを線引きし(線引き工程)、次いで、線引き工程で線引きしたスタートラインに沿ってキャピラリーによりサンプルをアプライする(スポッティング工程)。
以上のように準備したTLC用プレートを溶媒を入れた展開槽に入れて、サンプルの展開を行う。
溶媒がエンドラインまで達した時点でTLC用プレートを展開槽から出して乾燥させ、展開位置のチェックを行った後、展開距離を測定してRf値の算出を行う。
このように従来、TLCは主に手作業で行われることが多いのであるが、特許文献1では、スポッティング工程におけるサンプルのスポットの大きさや形状を熟練を要しないで正確に一定にすることができるスポット装置が提案されている。
実願平01−10418号(実開平02−101268号)のマイクロフィルム
上述したとおり、従来、TLCは、主に手作業で行われていることが多く、TLCにより求められるRf値に誤差が生じている。このRf値を基にカラムクロマトグラフィの条件設定を行っているため、Rf値の誤差がカラムクロマトグラフィに大きく影響してくるという問題があった。また、手作業のために、作業者間による誤差も生じている。
手作業であることから、従来のTLCにおけるRf値の誤差の主な要因としては下記のようなものがある。
1.線引き工程でのラインの位置ずれによる誤差
2.サンプルのスポッティングの位置ずれによる誤差
3.展開後、サンプルの展開位置をチェックする際の位置ずれによる誤差
4.展開距離の測定誤差
カラムクロマトグラフィは、いかにして必要なサンプルをより短時間で高効率に分取するかが重要であり、溶媒比率(2種以上の混合溶液)を調整することで、分取条件を最適化している。この溶媒比率条件を決定するためにRf値を用いているため、このRf値の誤差が溶媒比率条件を変化させ、Rf値の誤差により分取時間を余分に取ってしまうと無駄な時間を生じる。
実際の例で示すと、溶媒の展開距離を40mmとし、試料の展開距離において0.4mmの測定誤差が生じると、Rf値が0.01ずれてしまい、これだけでも分取したいサンプルによっては分取時間が変化することがある。
分取時間が数分早くなるよう設定されると、サンプルが分離せずに溶出されてしまう場合がある。研究用途等の貴重なサンプルが少量しかない場合には、このミスが大きな問題となる。逆に、分取時間が遅くなるように設定されると、上述したとおり無駄に時間を浪費する。また、溶媒も多く消費してしまう。
ゆえに、Rf値の測定には、ある程度の精度が求められており、慎重な作業になればなるほど非常に手間のかかる作業及び測定であった。
このようなことから、カラムクロマトグラフィの条件設定の精度向上を図るために、TLCを容易に精度良く行える装置が要望されている。
特許文献1のスポット装置では、スポッティング工程においてアプライしたサンプルのスポットの大きさや形状を熟練を要しないで正確に一定にすることができるというものであるが、線引き工程でのラインの位置ずれによる誤差を防ぐことはできず、またアプライするスポット数に応じたシリンジが設けているのでサンプルを無駄に消費してしまうというような問題点があった。
一方、展開後の展開距離を測定する専用定規等も提案されているが、やはり手作業の域からは脱しておらず、微小距離(例えば1mm以下)の測定は困難である。
本発明は、以上に述べた従来の課題を解決することを目的とするものである。
本発明は上述した課題を解決するために、請求項1においては、TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートを位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインとサンプルのアプライ位置に対応するスタートラインを線引きするための一対の直線定規部を形成すると共に、スタートラインの直線定規部の延長上にスポッティング用テンプレート部を形成したTLC用補助装置を提案する。
そして本発明では、請求項2においては、上記の構成において、補助用板体は、切欠部を形成することにより、一対の直線定規部をTLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成したことを提案する。
そして本発明では、請求項3においては、上記の構成において、ストッパーは、TLC用プレートの展開方向の位置決め用と、線引き位置及びアプライ位置の夫々の位置決め用に設けたことを提案する。
次に本発明では、上述した課題を解決するために、請求項4においては、TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートを位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインを線引きするための直線定規部を形成すると共に、サンプルのアプライ位置に対応するスポッティング用テンプレート部を形成したTLC用補助装置を提案する。
そして本発明では、請求項5においては、上記の構成において、補助用板体は、切欠部を形成することにより、直線定規部とスポッティング用テンプレート部を、TLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成したことを提案する。
つぎに本発明では、請求項6においては、以上の構成において、案内部材とスライダーがレール式スケールを構成していることを提案する。
また本発明では、請求項7においては、以上の構成において、補助用板体には、TLC用プレートの展開方向のストッパーにより位置決めされる位置決め部を形成していることを提案する。
また本発明では、請求項8においては、以上の構成において、補助用板体には、エンドライン及びスタートライン線引き用の直線定規部に加えて、測定用直線定規部を設けたことを提案する。
また本発明では、請求項9においては、以上の構成において、直線定規部には、傾斜面を形成していることを提案する。
また本発明では、請求項10においては、以上の構成において、直線定規部には、段を形成していることを提案する。
また本発明では、請求項11においては、以上の構成において、スポッティング用テンプレート部は、端縁に形成した複数の切欠により構成していることを提案する。
また本発明では、請求項12においては、以上の構成において、スポッティング用テンプレート部は、複数の貫通孔により構成していることを提案する。
また本発明では、請求項13においては、以上の構成において、載置台にはTLC用プレートの着脱補助用溝を形成したことを提案する。
また本発明では、請求項14においては、以上の構成において、補助用板体は、透明板としたことを提案する。
また本発明では、請求項15においては、以上の構成において、補助用板体は、スライダー側を回動支点として回動昇降可能に構成したことを提案する。
また本発明では、請求項16においては、以上の構成において、補助用板体は、スライダーに対して着脱可能に構成したことを提案する。
請求項1の発明では、載置台に載せたTLC用プレートをストッパーにより位置決めし、そして補助用板体をTLC用プレートに対して所定位置に配置した状態で、一対の直線定規部の夫々により、エンドラインとスタートラインを容易に確実に線引きすることができる。
次いでTLC用プレートを、展開方向と直交する方向に移動してスポッティング用テンプレート部に対応させ、ストッパーにより位置決めを行った状態で、スポッティング用テンプレート部を用いてキャピラリー等によりスタートラインに沿った所定個所に容易に確実にサンプルをアプライすることができる。
請求項3の発明では、TLC用プレートの展開方向の位置決めと、線引き位置及びアプライ位置の夫々の位置決めを、これらに対応して設けたストッパーにより容易に行うことができる。
請求項4の発明では、載置台に載せたTLC用プレートをストッパーにより位置決めし、そして補助用板体をTLC用プレートに対して所定位置に配置した状態で、直線定規部によりエンドラインを線引きすることができ、またスタートラインを線引きすること無く、スポッティング用テンプレート部を用いてキャピラリー等により所定個所に容易に確実にサンプルをアプライすることができる。
請求項2又は5の発明では、一対の直線定規部又は直線定規部とスポッティング用テンプレート部をTLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成しているので、一方側の線引き作業から他方側の線引き作業又はスポッティング作業に移行する際に、利き手の角度を変化させる等をする必要が無くなり、また照明光の方向により、線引きしたラインやサンプルのアプライ位置が見えにくくなることを防ぐことができる。
請求項6の発明では、展開距離を補助用板体により正確に測定することができる。
請求項7の発明では、TLC用プレートに対しての補助用板体の位置決めを容易に確実に行うことができる。
請求項8の発明では、測定用直線定規部により、展開距離の測定を、TLC用プレートを左右逆に位置決めして行うことができ、Rf値の測定に必要な距離を直接的に測定することができる。
請求項9又は10の発明では、傾斜面や段により、線引きや測定を容易に確実に行うことができる。
請求項11又は12の発明においては、キャピラリー等によるスポッティング作業を容易に確実に行うことができる。
請求項13の発明においては、載置台に対してのTLC用プレートの着脱や移動を容易に確実に行うことができる。
請求項14の発明においては、展開距離の測定における補助用板体の位置決めを容易に確実に行うことができる。
請求項15の発明においては、載置台に対してのTLC用プレートの着脱や移動を、補助用板体に阻害されずに容易に確実に行うことができる。
請求項16の発明においては、スライダーにより支持する補助用板体を、取り替えることにより、異なった種類のTLC用プレートに対して使用することができる。
以上のことから本発明では、カラムクロマトグラフィの条件設定の精度向上を容易に行うことができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図7は本発明に係るTLC用補助装置の第1の実施の形態を示すものであり、図1、図4、図5、図7は各局面の平面図、図2、図3は夫々図1のA−A線断面図、B−B線矢視図、図6は展開後のTLC用プレートの平面図である。
これらの図において、符号1はTLC用プレート、2はその載置台であり、また3は、載置台2に支持したTLC用プレート1上に配置する補助用板体を示すものである。
載置台2にはTLC用プレート1の直交する2辺を位置決めするストッパー4を設けている。即ち、この実施の形態においては、ストッパー4は、図中、TLC用プレート1の左辺を当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行うためのストッパー4aと、TLC用プレート1の下側の長辺を当接させて展開方向と直交する縦方向に対しての位置決めを行うためのストッパー4bとから構成している。図2、図3から分かるように、ストッパー4aは他のストッパー4bよりも高く形成して、後述するように補助用板体3の左側の辺のストッパーとしても機能するように構成している。
次に補助用板体3は、レール5に沿って直線方向に移動可能としたスライダー6に支持して、上記ストッパー4a、4bにより載置台2の所定位置に保持されたTLC用プレート1の展開方向に移動可能として構成している。このスライダー6とレール5はレール式スケールを構成しており、スライダー6のレール5に沿った移動距離が、スライダー6に設けた表示部(図示省略)にディジタル量として表示される構成のものである。このレール式スケールは、ディジタルノギスと称されるものを利用することもできる。
更に補助用板体3にはTLC用プレート1の溶媒フロントに対応するエンドライン7eとサンプルのアプライ位置に対応するスタートライン7sを線引きするための一対の直線定規部8e、8sを形成すると共に、スタートラインの直線定規部8sの延長上にスポッティング用テンプレート部9を形成している。この実施の形態においてスポッティング用テンプレート部9は、3つの円弧状切欠により構成している。このスポッティング用テンプレート部9を構成する円弧状等の切欠9a、9b、9cの数は、同時にアプライするスポットの数に応じて、3個以外の適数とすることもできる。
また図に示すように補助用板体3は、下辺側から上側に延びる切欠部10を形成しており、そしてエンドライン用直線定規部8eと、スタートライン用直線定規部8s及びスポッティング用テンプレート部9は、TLC用プレート1の展開方向に対する同一側、即ち図中右側に形成している。そしてこれらのエンドライン用直線定規部8eと、スタートライン用直線定規部8sには線引き補助用の傾斜面11を形成している。線引き補助用の傾斜面11に代えて段を設けることもできる。またこの実施の形態において、傾斜面11はTLC用プレート1の展開方向と直交する幅よりも狭い範囲に対応して形成しているが、幅全体に対応して形成することもできる。以上の構成に補助用板体3はアクリル等の透明材質から構成している。
そしてこの実施の形態においては、載置台2には、上記補助用板体3の切欠部10に略対応して、TLC用プレート1の着脱補助用溝12を形成している。
更にこの実施の形態においては、補助用板体3は、図4に上昇させた状態を示すように、スライダー6側を回動支点として回動昇降可能に構成している。
以上の構成において、TLCを行う際には、まず図1〜図3に示すようにTLC用プレート1を載置台2上に載せ、TLC用プレート1の左側の短辺をストッパー4aに当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行うと共に、TLC用プレート1の下側の長辺をストッパー4bに当接させて展開方向と直交する縦方向に対しての位置決めを行う。また補助用板体3を回動下降してTLC用プレート1上に載せると共に、その左側の辺をストッパー4aに当接して展開方向の位置決めを行う。
この状態においてエンドライン用直線定規部8eを用いて鉛筆でTLC用プレート1上にエンドライン7eを線引きすると共に、スタートライン用直線定規部8sを用いて鉛筆でTLC用プレート1上にスタートライン7sを線引きする。図1に示すようにTLC用プレート1の左端からエンドライン7eまでの距離はαで示し、エンドライン7eからスタートライン7sまでの距離、即ち展開距離はβで示している。
尚、この実施の形態では、一対の直線定規部の中、図中左側のものをエンドライン用直線定規部8eとし、右側のものをスタートライン用直線定規部8sとして構成しているが、これとは逆に、図中右側のものをエンドライン用直線定規部とし、左側のものをスタートライン用直線定規部として構成することもできる。
この実施の形態では、一対の直線定規部8e,8sをTLC用プレート1の展開方向に対する同一側に形成しているので、一方側の線引き作業から他方側の線引き作業に移行する際に、利き手の角度を変化させる等をする必要が無くなり、また照明光の方向により、線引きしたラインが見えにくくなることを防ぐことができる。
次いで図4に示すように補助用板体3を適宜回動上昇させる等によりTLC用プレート1を取り扱いしやすい状態としたり、又は補助用板体3がTLC用プレート1上に配置された状態で、TLC用プレート1を図5に示すように図中上側に移動し、TLC用プレート1の左辺をストッパー4aに当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行った状態で、スポッティング用テンプレート部9を用いてキャピラリー等によりスタートライン7sに沿った所定個所、即ち、各切欠9a、9b、9cによって示される位置に容易に確実にサンプルをアプライすることができる。尚、図5中の符号13はアプライされたサンプルを示している。
この実施の形態では、アプライ位置の位置決めは、TLC用プレート1の左辺をストッパー4aに当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行い、縦方向の位置決めは目分量で行うのであるが、後述する第2の実施の形態では、縦方向についても目分量ではなくストッパーにより行う構成である。
こうして所定のTLC用プレート1を作成した後、TLC用プレート1を溶媒を入れた展開槽(図示省略)に入れて、サンプル13の展開を行う。溶媒がエンドライン7eまで達した時点でTLC用プレート1を展開槽から出して乾燥させ、展開位置のチェックを行った後、図6に示すように展開されたTLC用プレート1を再び載置台2の所定位置に載せて展開距離の測定を行い、そしてRf値の算出を行う。尚、図中符号S1、S2、S3は展開されたスポットを示すものである。
図7は展開されたTLC用プレート1を載置台2の所定位置に載せると共に、TLC用プレート1上に補助用板体3を載せた状態を示すもので、TLC用プレート1は線引きの場合と同様に、ストッパー4a、4bに当接させて位置決めを行う。
この位置決めされた状態において、補助用板体3を図中右方向に移動させて、エンドライン用直線定規部8eを所望の展開されたスポット、この場合、スポットS2に合わせ、この時の表示部の表示から、補助用板体3、即ちエンドライン用直線定規部8eを移動させた距離L2’を計測することができる。
尚、スタートライン7sからスポットSまでの距離は、エンドライン用直線定規部8eをスポットSの径の両端に対応させて測定して、平均を取ることにより求めることもできる。
ここでエンドライン7eとスタートライン7s間の距離βは、予め設定されている距離であるから、スポットS2のRf値は、測定した距離L2’を用い、次の式から算出することができる。
Rf値=L2/β=(β−L2’)/β
ここで上述したように一対の直線定規部の中、図中右側のものをエンドライン用直線定規部とし、左側のものをスタートライン用直線定規部として構成した場合には、展開されたTLC用プレート1を再び載置台2の所定位置に載せて展開距離の測定を行うように構成すれば、上述した距離L2を直接的に測定することができる。
以上に述べたとおり、本発明では、このように載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
この実施の形態では、展開後の測定は、エンドライン用直線定規部8eとスタートライン用直線定規部8sを用いて行うのであるが、後述する第3の実施の形態では、展開距離の測定を、TLC用プレート1を左右逆に位置決めして測定用直線定規部により容易に行うことができ、Rf値の算出に必要な距離を直接的に測定することができる。
次に図8、図9は本発明に係るTLC用補助装置の第2の実施の形態を示すものであり、この第2の実施の形態では、上述したとおり、ストッパーは、TLC用プレートの展開方向の位置決め用と線引き位置の位置決め用のストッパー4a,4bに加え、アプライ位置の位置決め用として、図中上側にストッパー4cを設けたものである。この他の構成要素は、第1の実施の形態と同様であるので、対応する構成要素には、第1の実施の形態と同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第2の実施の形態では、線引き位置の位置決めは、図8に示すようにTLC用プレート1の左辺をストッパー4aに当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行うと共に、縦方向については図中下側のストッパー4bに当接させて位置決めを行うことができる。そしてアプライ位置の位置決めは、図9に示すようにTLC用プレート1の左辺をストッパー4aに当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行うと共に、縦方向についても図中上側のストッパー4cに当接させて位置決めを行うことができる。
従って位置決め操作が容易になると共に、例えば図8、図9に示すようにTLC用プレート1の左辺1eが下辺に対して直角になっていないような場合にも位置決めが可能となる。
次に図10〜図12は本発明に係るTLC用補助装置の第3の実施の形態を示すものであり、この第3の実施の形態では、補助用板体3には、エンドライン及びスタートライン線引き用の直線定規部8e,8sに加えて、測定用直線定規部8mを設けたものである。そしてこの測定用直線定規部8mには、他の直線定規部と同様に傾斜面11を設けている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、対応する構成要素に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上述したとおり、この実施の形態では、展開距離の測定を、線引き位置及びアプライ位置におけるTLC用プレート1の状態とは左右逆に位置決めして、測定用直線定規部8mにより容易に行うことができ、Rf値の算出に必要な距離L2を直接的に測定することができる。即ち、図11は測定用直線定規部8mをスタートライン7sに合わせており、また図12は測定用直線定規部8mをスポットS2に合わせており、図11から図12に移行する際の、補助用板体3、従ってスライダー6の移動距離をレール式スケールにより測定することができる。
次に、図13〜図16は本発明に係るTLC用補助装置の第4の実施の形態を示すものであり、図13、図16は各局面の平面図、図14は図13のC−C線断面図、図15は展開後のTLC用プレートの平面図である。
この第4の実施の形態では、補助用板体3にはTLC用プレート1の溶媒フロントに対応するエンドライン7eを線引きするための直線定規部8eを形成すると共に、サンプルのアプライ位置に対応しては、第1の実施の形態におけるスタートライン用直線定規部8sに代えて、スポッティング用テンプレート部9を形成したことが特徴であり、その他の構成要素は、第1の実施の形態と同様であるので、第4の実施の形態を示す図13〜図16において、第1の実施の形態と同様な構成要素には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第4の実施の形態において、TLCを行う際には、まず図13、図14に示すようにTLC用プレート1を載置台2上に載せ、TLC用プレート1の左側の短辺をストッパー4aに当接させて展開方向である図中横方向に対しての位置決めを行うと共に、TLC用プレート1の下側の長辺をストッパー4bに当接させて展開方向と直交する縦方向に対しての位置決めを行い、また補助用板体3を回動下降してTLC用プレート1上に載せると共に、その左側の辺をストッパー4aに当接して展開方向の位置決めを行う。
この状態においてエンドライン用直線定規部8eを用いて鉛筆でTLC用プレート1上にエンドライン7eを線引きすると共に、次いで第1の実施の形態のようにスタートラインを線引きすることは無く、代わりにスポッティング用テンプレート部9を用いてキャピラリー等により、所定個所、即ち、各切欠9a、9b、9cによって示される位置に容易に確実にサンプル13をアプライすることができる。図13においても、TLC用プレート1の左端からエンドライン7eまでの距離はαで示し、エンドライン7eからサンプルのアプライ位置までの距離、即ち展開距離はβで示している。
こうして所定のTLC用プレート1を作成した後、TLC用プレート1を溶媒を入れた展開槽(図示省略)に入れて、サンプルの展開を行う。溶媒がエンドライン7eまで達した時点でTLC用プレート1を展開槽から出して乾燥させ、展開位置のチェックを行った後、図15に示すように展開されたTLC用プレート1を再び載置台2の所定位置に載せて展開距離の測定、そしてRf値の算出を行う。尚、図中符号S1、S2、S3は第1の実施の形態と同様に、展開されたスポットを示すものである。
ここで図15から分かるように、この第4の実施の形態を用いた場合には、サンプル13のアプライ位置に対応するスタートラインは線引きされていない。
TLC用プレート1のアプライ位置に関しては、その表面に傷等が付くと、傷等によってサンプルのスポット形状が乱れてしまうため、展開距離の測定が良好に行えず、算出したRf値に誤差を生じてしまうという結果をもたらす。そのため、スタートラインの線引きや、再スポットに際してのチェックにおいては、TLC用プレート1の表面に傷等を付けないように十分な注意を払って行う必要があった。
このようにTLC用プレート1、特にサンプルのアプライ位置に関しては、展開終了後まで、スタートラインの線引きをふくめて表面に何もしない方が好ましい。
この第4の実施の形態では、上述したようにスタートラインを線引きすることなく、スポッティング用テンプレート部9を用いて、直接にキャピラリー等により、所定個所、即ち、各切欠9a、9b、9cによって示される位置に容易に確実にサンプル13をアプライすることができるので、TLC用プレート1のアプライ位置の表面に傷等を付けることがなく、従って展開及び展開距離の測定を良好に行え、Rf値の算出を精度良く行うことができる。
展開されたTLC用プレート1は、図16に示すように載置台2の所定位置に載せると共に、TLC用プレート1上に補助用板体3を載せ、TLC用プレート1は線引き工程及びスポッティング工程の場合と同様に、ストッパー4a、4bに当接させて位置決めを行う。
この位置決めされた状態において、補助用板体3を図中右方向に移動させて、エンドライン用直線定規部8eを所望の展開されたスポット、この場合、スポットS1に合わせ、この時のスライダー6の表示部の表示から、補助用板体3、即ちエンドライン用直線定規部8eを移動させた距離L1’を計測することができる。
上述したとおりエンドライン7eとアプライ位置13間の距離βは、予め設定されている距離であるから、スポットS1のRf値は、測定した距離L1’を用い、次の式から算出することができる。
Rf値=L1/β=(β−L1’)/β
こうして、本発明のこの第4の実施の形態においても、載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができるという利点がある。
次に図17は本発明に係るTLC用補助装置の第5の実施の形態を示す平面図である。
この第5の実施の形態は、エンドライン用直線定規部8eとスポッティング用テンプレート部9を、第4の実施の形態における位置関係と逆に構成したものである。即ち、この第5の実施の形態では、第4の実施の形態とは逆に、スポッティング用テンプレート部9をストッパー4a側に構成している。その他の構成要素は第4の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第5の実施の形態においては、線引き工程とスポッティング工程は、逆側ではあるが第4の実施の形態と同様に行うことができ、また展開後の測定及び算出工程においては、補助用板体3を移動してスポッティング用テンプレート部9を所望のスポットに合わせて、そのときの移動距離をスライダー6の表示部により読み取り、この値を上記距離βで除算することにより、Rf値を算出することができる。
従って、この第5の実施の形態においても、載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
次に図18は本発明に係るTLC用補助装置の第6の実施の形態を示す平面図である。
この第6の実施の形態は、スポッティング用テンプレート部9を、第4の実施の形態における切欠9a、9b、9cに代えて、複数の貫通孔14a、14b、14cにより構成するものである。その他の構成要素、そしてそれらの動作は第4の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
従って、この第6の実施の形態においても、載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
次に図19は本発明に係るTLC用補助装置の第7の実施の形態を示す平面図である。
この第7の実施の形態は、エンドライン用直線定規部8eを、スタートライン用直線定規部8sに対して、補助用板体3に背中合わせに形成したもので、補助用板体3に切欠部10は形成していない。その他の構成要素、そしてそれらの動作は、エンドライン用直線定規部8eによるエンドラインの線引き動作を除いて、第1の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
従って、この第7の実施の形態においても、載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
次に図20は本発明に係るTLC用補助装置の第8の実施の形態を示す平面図である。
この第8の実施の形態では、補助用板体3は、ストッパー4aに当接してTLC用プレート1との相対位置関係を位置決めするための左側の辺を省略した構成であり、その他の構成要素、そしてそれらの動作は第7の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
即ち、第8の実施の形態では、補助用板体3のエンドライン用直線定規部8e及びスタートライン用直線定規部8sと、TLC用プレート1との相対位置関係の位置決めは、最も左側にある位置からの補助用板体3の移動距離を、上記スライダー6の表示部の表示により測定して、その値が所定の値αとなるようにして位置決めを行う。この他の動作は第7の実施の形態と同様である。
従って、この第8の実施の形態においても、載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
次に図21は本発明に係るTLC用補助装置の第9の実施の形態を示す平面図である。
この第9の実施の形態では、第8の実施の形態におけるスタートライン用直線定規部8sに代え、複数の切欠9a、9b、9cから成るスポッティング用テンプレート部9を構成すると共に、エンドライン用直線定規部8eとスポッティング用テンプレート部9間の距離は、TLC用プレート1におけるエンドラインとアプライ位置間の距離βよりも短く構成したものである。その他の構成要素、そしてそれらの動作は第4と第8の実施の形態と夫々の局面において同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
即ち、第9の実施の形態では、補助用板体3のエンドライン用直線定規部8e及びスタートライン用直線定規部8sと、TLC用プレート1との相対位置関係の位置決めは、最も左側にある位置からの補助用板体3の移動距離を、上記スライダー6の表示部の表示により測定して、その値が所定の値αとなるようにして位置決めを行うと共に、スポッティング用テンプレート部9をTLC用プレート1の所定位置に合わせる位置決めも、補助用板体3の移動距離を、上記スライダー6の表示部の表示により測定して、スポッティング用テンプレート部9とエンドラインとの距離が上記値βとなるように位置決めする。この他の動作は第7の実施の形態と同様である。
従って、この第9の実施の形態においても、載置台2と補助用板体3とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができるので、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
ここで本発明による効果を具体的に説明する。
カラムクロマトグラフィのグラディエント条件(分取条件)を設定するとき、TLCにより求めたRf値を基準としていることから、Rf値の安定化することが最終的に試料を分取するためのグラディエント条件の安定化につながることは明らかである。
TLCは、毛細管現象を利用して展開を行う方法のため、距離が長くなればなるほど上昇速度が遅くなってしまうため、展開時間と距離の関係は比例関係になっていない。このため、距離の差がRf値の算出に大きく影響してしまう。従って、展開時間を安定化することが、Rf値を安定化させる一因であり、この展開時間は、溶媒がスタートラインからエンドラインまで進んだ距離を展開時間とすることから、この2本の線間隔を安定化させることで、展開時間すなわちRf値の安定化を図ることができる。
ここで、実際の線引き作業を熟練者が行うことである程度安定化することも可能ではあるが、定規を用いる作業のため熟練者ではあっても±0.5mm程度の誤差を生じることは考慮しなければならない。また、TLCプレートの各辺は、必ずしも90度となっていないため、線引きした線が斜めになったりすることもある。また線引き作業は、上述したとおり精度が大事であるために、手作業では丁寧に行わなければならないので作業者は疲労し、これが誤差を引き起こしたりする要因になる。更に、作業者が複数人であったり、この作業にあまり従事したことがない作業者(パート等)による人為的な誤差が含まれてしまうことも否めない。
そこで、従来どおり定規を用いた線引きによりTLCを行った場合と、本発明のTLC用補助装置を用いてTLCを行った場合の双方において、Rf値からグラディエント条件を算出した。
夫々の条件は以下の通りである。
・溶媒の展開距離40mm
・溶媒〔ヘキサン:酢酸エチル=90:10〕
・下記の3種を混合したサンプル
試料X〔ベラトロール〕
試料Y〔1,2,3-トリメトキシベンゼン〕
試料Z〔フタル酸ジメチル〕
Rf値の算出結果
従来方法 本発明
試料X 0.25 0.21
試料Y 0.18 0.16
試料Z 0.11 0.10

これらの各Rf値から求めたグラディエント条件を下記に示す。尚、下表においてB液比率とは、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶液である、上記溶媒の酢酸エチルをB液として比率を表示したものである。
[従来方法]
時間(min) B液比率(%)
0 5
3 5
12 8
17 8
22 51
30 51
[本発明]
時間(min) B液比率(%)
0 7
3 7
12 10
17 10
22 56
30 56

上述したグラディエント条件によりカラムクロマトグラフィを行って分取を行った結果、最終試料Zが溶出されたのは、従来方法から導き出した条件では24分程度必要だったが、本発明を用いたものでは18分程度で終了することができた。また、他の各試料においても5分程度の早く溶出された。
医薬品メーカ等においては、以上のような作業を1日に数十回も行い、年間を通じて行うとかなり数の実験を行う。これにより、複数回実験を行うような場合には、この数分の改善で大きな効果を得ることが推測される。
また、本発明装置を用いると、溶媒の展開距離は、機械的に自動的に距離が決まっているため、作業自体が非常に容易でかつ、作業者間の誤差等もなくなるので線引き工程のずれをなくすことが出来る。これにより、展開時間が安定し、結果、Rf値の再現性をあげることができた。これにより、カラムクロマトグラフィの条件設定を最適化かつ安定化させることができた。
本発明のTLC用補助装置は、以上の通りであるので、次に示すような数々の特徴があり、カラムクロマトグラフィの条件設定の精度向上を容易に行うことができるものとして、産業上の利用可能性大である。
1.載置台と補助用板体とから成る補助装置により、線引き工程、スポッティング工程及び展開後の測定及び算出工程のいずれにおいても作業の補助を行うことができる。
2.省スペースであり、低価格で構成することができる。
3.熟練が不要で、作業者による誤差の発生を防ぐことができる。
4.作業時間の大幅な短縮が可能となる。
5.TLC用プレートの表面に触れることを最小限に抑えることができる。
こうして本発明では、TLCによるRf値の算出と、それを基にしたカラムクロマトグラフィの条件設定を容易に精度良く行うことができ、以てカラムクロマトグラフィを最適な条件で実行することができる。
本発明に係るTLC用補助装置の第1の実施の形態を概念的に示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線矢視図である。 第1の実施の形態の他の局面の平面図である。 第1の実施の形態の更に他の局面の平面図である。 展開されたTLC用プレートを示す平面図である。 第1の実施の形態の更に他の局面の平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第2の実施の形態を概念的に示す平面図である。 第2の実施の形態の他の局面の平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第3の実施の形態を概念的に示す平面図である。 第3の実施の形態の他の局面の平面図である。 第3の実施の形態の更に他の局面の平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第4の実施の形態を概念的に示す平面図である。 図13のC−C線断面図である。 展開されたTLC用プレートを示す平面図である。 第4の実施の形態の更に他の局面の平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第5の実施の形態を概念的に示す平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第6の実施の形態を概念的に示す平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第7の実施の形態を概念的に示す平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第8の実施の形態を概念的に示す平面図である。 本発明に係るTLC用補助装置の第9の実施の形態を概念的に示す平面図である。
符号の説明
1 TLC用プレート
1e TLC用プレートの左辺
2 載置台
3 補助用板体
4(4a,4b,4c) ストッパー
5 レール
6 スライダー
7e エンドライン
7s スタートライン
8e エンドライン用直線定規部
8s スタートライン用直線定規部
8m 測定用直線定規部
9 スポッティング用テンプレート部
9a,9b,9c (円弧状)切欠
10 切欠部
11 傾斜面
12 着脱補助用溝
13 サンプル
14a,14b,14c 貫通孔

Claims (16)

  1. TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートを位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインとサンプルのアプライ位置に対応するスタートラインを線引きするための一対の直線定規部を形成すると共に、スタートラインの直線定規部の延長上にスポッティング用テンプレート部を形成したことを特徴とするTLC用補助装置。
  2. 補助用板体は、切欠部を形成することにより、一対の直線定規部をTLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成していることを特徴とする請求項1に記載のTLC用補助装置。
  3. ストッパーは、TLC用プレートの展開方向の位置決め用と、線引き位置及びアプライ位置の夫々の位置決め用に設けたことを特徴とする請求項1に記載のTLC用補助装置。
  4. TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートを位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインを線引きするための直線定規部を形成すると共に、サンプルのアプライ位置に対応するスポッティング用テンプレート部を形成したことを特徴とするTLC用補助装置。
  5. 補助用板体は、切欠部を形成することにより、直線定規部とスポッティング用テンプレート部を、TLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成していることを特徴とする請求項3に記載のTLC用補助装置。
  6. 案内部材とスライダーがレール式スケールを構成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  7. 補助用板体には、TLC用プレートの展開方向のストッパーにより位置決めされる位置決め部を形成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  8. 補助用板体には、エンドライン及びスタートライン線引き用の直線定規部に加えて、測定用直線定規部を設けたことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  9. 直線定規部には、傾斜面を形成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項又は請求項8に記載のTLC用補助装置。
  10. 直線定規部には、段を形成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項又は請求項8に記載のTLC用補助装置。
  11. スポッティング用テンプレート部は、端縁に形成した複数の切欠により構成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  12. スポッティング用テンプレート部は、複数の貫通孔により構成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  13. 載置台にはTLC用プレートの着脱補助用溝を形成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  14. 補助用板体は、透明板としたことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  15. 補助用板体は、スライダー側を回動支点として回動昇降可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
  16. 補助用板体は、スライダーに対して着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
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