JP2009168623A - Tlc用補助装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートの少なくとも直交する2辺を位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインとサンプルのアプライ位置に対応するスタートラインを線引きするための一対の直線定規部を形成すると共に、スタートラインの直線定規部の延長上にスポッティング用テンプレート部を形成したTLC用補助装置を提案する。
【選択図】 図1
Description
1.線引き工程でのラインの位置ずれによる誤差
2.サンプルのスポッティングの位置ずれによる誤差
3.展開後、サンプルの展開位置をチェックする際の位置ずれによる誤差
4.展開距離の測定誤差
実際の例で示すと、溶媒の展開距離を40mmとし、試料の展開距離において0.4mmの測定誤差が生じると、Rf値が0.01ずれてしまい、これだけでも分取したいサンプルによっては分取時間が変化することがある。
分取時間が数分早くなるよう設定されると、サンプルが分離せずに溶出されてしまう場合がある。研究用途等の貴重なサンプルが少量しかない場合には、このミスが大きな問題となる。逆に、分取時間が遅くなるように設定されると、上述したとおり無駄に時間を浪費する。また、溶媒も多く消費してしまう。
ゆえに、Rf値の測定には、ある程度の精度が求められており、慎重な作業になればなるほど非常に手間のかかる作業及び測定であった。
図1〜図7は本発明に係るTLC用補助装置の第1の実施の形態を示すものであり、図1、図4、図5、図7は各局面の平面図、図2、図3は夫々図1のA−A線断面図、B−B線矢視図、図6は展開後のTLC用プレートの平面図である。
これらの図において、符号1はTLC用プレート、2はその載置台であり、また3は、載置台2に支持したTLC用プレート1上に配置する補助用板体を示すものである。
Rf値=L2/β=(β−L2’)/β
Rf値=L1/β=(β−L1’)/β
この第5の実施の形態は、エンドライン用直線定規部8eとスポッティング用テンプレート部9を、第4の実施の形態における位置関係と逆に構成したものである。即ち、この第5の実施の形態では、第4の実施の形態とは逆に、スポッティング用テンプレート部9をストッパー4a側に構成している。その他の構成要素は第4の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第6の実施の形態は、スポッティング用テンプレート部9を、第4の実施の形態における切欠9a、9b、9cに代えて、複数の貫通孔14a、14b、14cにより構成するものである。その他の構成要素、そしてそれらの動作は第4の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第7の実施の形態は、エンドライン用直線定規部8eを、スタートライン用直線定規部8sに対して、補助用板体3に背中合わせに形成したもので、補助用板体3に切欠部10は形成していない。その他の構成要素、そしてそれらの動作は、エンドライン用直線定規部8eによるエンドラインの線引き動作を除いて、第1の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第8の実施の形態では、補助用板体3は、ストッパー4aに当接してTLC用プレート1との相対位置関係を位置決めするための左側の辺を省略した構成であり、その他の構成要素、そしてそれらの動作は第7の実施の形態と同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第9の実施の形態では、第8の実施の形態におけるスタートライン用直線定規部8sに代え、複数の切欠9a、9b、9cから成るスポッティング用テンプレート部9を構成すると共に、エンドライン用直線定規部8eとスポッティング用テンプレート部9間の距離は、TLC用プレート1におけるエンドラインとアプライ位置間の距離βよりも短く構成したものである。その他の構成要素、そしてそれらの動作は第4と第8の実施の形態と夫々の局面において同様であるので、それらに同一の符号を付して重複する説明は省略する。
カラムクロマトグラフィのグラディエント条件(分取条件)を設定するとき、TLCにより求めたRf値を基準としていることから、Rf値の安定化することが最終的に試料を分取するためのグラディエント条件の安定化につながることは明らかである。
夫々の条件は以下の通りである。
・溶媒の展開距離40mm
・溶媒〔ヘキサン:酢酸エチル=90:10〕
・下記の3種を混合したサンプル
試料X〔ベラトロール〕
試料Y〔1,2,3-トリメトキシベンゼン〕
試料Z〔フタル酸ジメチル〕
従来方法 本発明
試料X 0.25 0.21
試料Y 0.18 0.16
試料Z 0.11 0.10
これらの各Rf値から求めたグラディエント条件を下記に示す。尚、下表においてB液比率とは、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶液である、上記溶媒の酢酸エチルをB液として比率を表示したものである。
[従来方法]
時間(min) B液比率(%)
0 5
3 5
12 8
17 8
22 51
30 51
[本発明]
時間(min) B液比率(%)
0 7
3 7
12 10
17 10
22 56
30 56
上述したグラディエント条件によりカラムクロマトグラフィを行って分取を行った結果、最終試料Zが溶出されたのは、従来方法から導き出した条件では24分程度必要だったが、本発明を用いたものでは18分程度で終了することができた。また、他の各試料においても5分程度の早く溶出された。
2.省スペースであり、低価格で構成することができる。
3.熟練が不要で、作業者による誤差の発生を防ぐことができる。
4.作業時間の大幅な短縮が可能となる。
5.TLC用プレートの表面に触れることを最小限に抑えることができる。
1e TLC用プレートの左辺
2 載置台
3 補助用板体
4(4a,4b,4c) ストッパー
5 レール
6 スライダー
7e エンドライン
7s スタートライン
8e エンドライン用直線定規部
8s スタートライン用直線定規部
8m 測定用直線定規部
9 スポッティング用テンプレート部
9a,9b,9c (円弧状)切欠
10 切欠部
11 傾斜面
12 着脱補助用溝
13 サンプル
14a,14b,14c 貫通孔
Claims (16)
- TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートを位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインとサンプルのアプライ位置に対応するスタートラインを線引きするための一対の直線定規部を形成すると共に、スタートラインの直線定規部の延長上にスポッティング用テンプレート部を形成したことを特徴とするTLC用補助装置。
- 補助用板体は、切欠部を形成することにより、一対の直線定規部をTLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成していることを特徴とする請求項1に記載のTLC用補助装置。
- ストッパーは、TLC用プレートの展開方向の位置決め用と、線引き位置及びアプライ位置の夫々の位置決め用に設けたことを特徴とする請求項1に記載のTLC用補助装置。
- TLC用プレートの載置台と、載置台に支持したTLC用プレート上に配置する補助用板体とから構成し、載置台にはTLC用プレートを位置決めするストッパーを設けると共に、補助用板体は、レールに沿って直線方向に移動可能としたスライダーに支持して、上記ストッパーにより載置台の所定位置に保持されたTLC用プレートの展開方向に移動可能とし、更に補助用板体にはTLC用プレートの溶媒フロントに対応するエンドラインを線引きするための直線定規部を形成すると共に、サンプルのアプライ位置に対応するスポッティング用テンプレート部を形成したことを特徴とするTLC用補助装置。
- 補助用板体は、切欠部を形成することにより、直線定規部とスポッティング用テンプレート部を、TLC用プレートの展開方向に対する同一側に形成していることを特徴とする請求項3に記載のTLC用補助装置。
- 案内部材とスライダーがレール式スケールを構成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 補助用板体には、TLC用プレートの展開方向のストッパーにより位置決めされる位置決め部を形成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 補助用板体には、エンドライン及びスタートライン線引き用の直線定規部に加えて、測定用直線定規部を設けたことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 直線定規部には、傾斜面を形成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項又は請求項8に記載のTLC用補助装置。
- 直線定規部には、段を形成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項又は請求項8に記載のTLC用補助装置。
- スポッティング用テンプレート部は、端縁に形成した複数の切欠により構成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- スポッティング用テンプレート部は、複数の貫通孔により構成していることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 載置台にはTLC用プレートの着脱補助用溝を形成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 補助用板体は、透明板としたことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 補助用板体は、スライダー側を回動支点として回動昇降可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
- 補助用板体は、スライダーに対して着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載のTLC用補助装置。
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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2008
- 2008-01-16 JP JP2008007172A patent/JP2009168623A/ja active Pending
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