JP2009168002A - エンジン発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオディーゼル燃料を使用するディーゼルエンジンにおいても、始動性に問題なく、常にバイオディーゼル燃料のみを使用することができ、エンジンの改造を行うことなく、後付けの装置のみでバイオディーゼル燃料が使用可能となるディーゼルエンジン燃料供給装置の燃料加熱システムを提供する。
【解決手段】燃料タンク1と燃料をエンジンに噴射する燃料噴射ポンプ30を備えたディーゼルエンジンの燃料供給装置において、燃料タンク1と燃料噴射ポンプ30の間に燃料フィルタ10と熱交換機20が設けられ、燃料フィルタ10と燃料噴射ポンプ30には電気的加熱手段40が取り付けられ、熱交換機20にエンジンの冷却水を循環させて燃料を暖め、燃料フィルタ10と燃料噴射ポンプ30を電気的加熱手段40で暖める構成とした。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、発電装置に係り、特に廃食油を燃料として使用するディーゼルエンジンを備えた可搬式のエンジン発電機に関する。
近年、地球の温暖化が問題となり、地球環境に優しく二酸化炭素の排出量が少ないバイオ燃料を使用する燃焼式の発電装置やディーゼルエンジンが登場するようになってきた。これらの発電装置においては、バイオ燃料として、廃食油を燃料として使用する装置も見られるようになってきた。これらの発電装置として、特許文献1乃至特許文献3に示すようなものがある。
特許文献1は、燃料として重油を供給する重油供給装置と、植物油を供給する植物油供給装置とを備え、前記燃料の燃焼排ガス中の粒子状成分を酸化処理すると共に、該排ガス中の臭気成分を酸化分解する酸化触媒と、該排ガスを濾過するフィルタとを備えたことを特徴とするものである。
また、特許文献2は、廃食用油を改質して発電装置とボイラ装置を有する発電設備の燃料とするものにおいて、前記廃食用油を改質する改質装置と、この改質装置より送出された廃食用油を貯留する貯留タンクと併設された液体燃料タンク、及び各タンクよりの送出流路に設けられた弁体を介して燃料をポンプに供給するようになした燃料供給装置とを設け、この燃料供給装置を介して前記発電装置に燃料を供給すると共に、この発電装置において発生した排熱をボイラ装置に送出して給水を加温し、温水を前記廃食用油の加温に使用することを特徴としたものである。
さらに、特許文献3は、廃食油と廃潤滑油を主原料として、これらの配合割合を調節する共に温度を調節して攪拌混合し、得られた混合油を熱分解してガス化し、生成ガスを接触改質した後、当該改質ガスを冷却して得られた凝縮液から不用成分を除去して改質燃料油とし、当該改質燃料油を、発電機を駆動するディーゼルエンジンやガスタービン或いはボイラーなどの駆動機関の燃料として使用することを特徴とするものである。
公開特許公報2004−27896号 公開特許公報2004−190935号 公開特許公報2006−97671号
しかしながら、上述した特許文献1の発電設備においては、廃食用油を改質して使用するので、改質のための装置が必要となり、そのための設備は大がかりとなり、このような設備は商用電力などが豊富に得られる設備環境の整った場所にしか設置できず、商用電力などが得られない未開地でなどには到底設置できないという問題があった。
また、特許文献2の発電装置においても、廃食用油と重油や軽油を混合して使用するものであり、そのための設備は大がかりとなり、このような設備は商用電力などが豊富に得られる設備環境の整った場所にしか設置できず、商用電力などが得られない未開地でなどには到底設置できないという問題があった。
さらに、特許文献3における発電装置は、廃食油や廃重油を使用するために、廃食油と廃重油を混合し、熱分解してガス化し、この生成ガスを接触改質後に改質燃料油とするため、その課程が複雑であり、そのための設備が大がかりとなり、このような設備は商用電力などが豊富に得られる設備環境の整った場所にしか設置できず、商用電力などが得られない未開地でなどには到底使用できないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、商用電力が得られない未開地や後進国においても手軽に使用でき、しかも、廃食油などから得られた100%の植物油を使用し、環境にも優しいディーゼルエンジンを使用したエンジン発電機を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る発電機は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするものである。
また、本発明に係る発電機は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、前記燃料フィルタは、金属性のフィルタヘッドと、前記フィルタヘッドに固着された半透明のフィルタ容器と、前記フィルタ容器に収容されたフィルタエレメントと、前記フィルタ容器の底部に設けられたドレイン通路に加熱用のヒータと、が備えられ、エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴としている。
また、本発明に係る発電機は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、前記燃料噴射ポンプは、燃料を圧送するプランジャと、前記プランジャから圧送される燃料を先端のノズルに導入する噴射管と、先端がエンジン本体の燃焼室に向けられて固定されたノズルとが備えられ、前記ノズルには加熱用のヒータが取り付けられ、エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴としている。
また、本発明に係る発電機は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、前記電気的加熱手段は、電源が車両本体のバッテリに接続されたコントロールパネルと、前記コントロールパネルに接続された前記燃料フィルタのヒータと前記噴射ポンプのヒータとが備えられ、前記コントロールパネルには、タイマ時間をセットするスイッチと、ヒーターの作動状態を表示するランプが設けられ、エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴としている。
また、本発明に係る発電機は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、前記発電機は、交流発電機と整流器、インバータを備え、交流100Vと直流12Vおよび24Vを同時に出力でき、エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る発電機は、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とするエンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、前記発電機は、交流発電機と整流器、インバータ、充電器を備え、交流と直流の任意の電圧を同時に出力し、前記充電器は負荷となる蓄電池を1時間以内に充電可能な構成とし、エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするものである。
このように構成されたエンジン発電機は、ディーゼルエンジンの燃料加熱システムには電気的加熱手段を使用しているため、エンジンの始動時において、エンジンが暖まらない段階においても、電気的加熱手段により燃料を暖めることができるため、粘土の高いバイオディーゼル燃料を支障なく使用することができるものである。そして、寒冷地や寒冷時のエンジンの始動も電気的加熱手段により燃料を暖めることができるため、始動性に難点のあるバイオディーゼル燃料を使用しても、軽油を使用した場合と同様に、簡単にがエンジンの始動ができるものである。
また、本発明のエンジン発電機は、小型で人力でも運搬可能な重量や構造となっており、商用電力の得られない未開地や後進国に、車両でしか運搬できないような大型発電機が使用できない場所においても、設置するための手間も必要なく手軽に使用できるものである。
さらに、本発明のエンジン発電機は、廃食油などから得られた100%の植物油を使用するので、軽油などが得られない場所でも食物で不用になった廃食油で発電することができ、未開地や後進国においても継続的に使用でき、しかも環境を汚染することなく発電することができ、商用電力の得られない未開の地においても夜間の照明やラジオやテレビなどの文化の恩恵を受けることが可能になるものである。
以下、図面の図1乃至図6に基づき、本発明の最良の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係るエンジン発電機の全体を示す斜視図、図2は図1のエンジン発電機に使用するディーゼルエンジンの燃料供給装置の燃料加熱システムを示すブロック図、図3は図2の燃料加熱システムに使用する燃料フィルタの断面図、図4は図2の燃料加熱システムに使用する燃料噴射ポンプを示す一部破断の側面図、図5は図1の燃料加熱システムに使用する電気的手段を示すブロック図、図6は図1のエンジン発電機の発電機の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明に係る本発明に係るエンジン発電機の構成を示すもので、ディーゼルエンジンEと、このディーゼルエンジンEで駆動される発電機Gを備えている。このエンジン発電機は、ディーゼルエンジンEと発電機Gが一体化されてフレーム1に取り付けられている。このエンジン発電機の上部には燃料タンク2が取り付けられ、フレーム1の側面には操作パネル41が取り付けられている。
このディーゼルエンジンEは、植物油を燃料とする空冷エンジンを使用している。そのため、エンジン本体20は、冷却フィンが形成されたシリンダを備えており、このシリンダに冷却風を当てるため図示しない冷却ファンを備えたものである。即ち、エンジン本体20は、図示しないクランク軸により冷却ファンが駆動され、冷却ファンにより発生した冷却風が効率良くシリンダに当たるように、エンジン本体20を覆うシリンダカバー21が取り付けられている。
また、冷却風の取り入れ口にはスタータカバー22が取り付けられ、スタータカバー22に形成されたスリット22aより冷却風を取り入れるようになっている。また、スタータカバー22にはリコイルスタータ23が設けられており、エンジン本体20は通常の場合、図示しないバッテリとセルモータで始動するが、バッテリとセルモータが使用できない場合にリコイルスタータ23で始動するものである。
また、このディーゼルエンジンEは、植物油を燃料とする空冷エンジンなので、図2に示すように、燃料タンク2に取り付けられた燃料フィルタ10とエンジン本体20に取り付けられた燃料噴射ポンプ30には電気的加熱手段40が取り付けられている。
このディーゼルエンジンEは、エンジン始動時には前記燃料フィルタ10と前記燃料噴射ポンプ30を前記電気的加熱手段40で燃料を暖める。そして、エンジン始動時から所定時間後はエンジンが暖まるので、このエンジンを冷却する冷却風もフィンの間を通過する間に暖まり、この冷却風が後述する燃料フィルタ10から燃料噴射ポンプ30までの間燃料パイプ4に当たり、燃料を暖めるように構成されたものである。
燃料タンク1は、汎用の燃料タンクをそのまま使用するものである。この燃料タンク2より燃料パイプで接続された燃料フィルタ10は、図3に示すように、金属性のフィルタヘッド11と、このフィルタヘッド11に固着された透明のフィルタ容器12と、このフィルタ容器12に収容されたフィルタエレメント13とを備えたものである。このフィルタ容器12の底部には、フィルタ容器12に溜まった水を排出するためのドレイン通路14が設けられており、このドレイン通路14には加熱用のヒータ15が取り付けられている。
このように構成された燃料フィルタ10は、燃料パイプ2に接続された燃料入口16よりバイオディーゼル燃料がフィルタ容器12に流入する。この流入したバイオディーゼル燃料は矢印のようにフィルタエレメント13を通過することにより濾過され浄化される。この浄化されたバイオディーゼル燃料は燃料出口17より燃料パイプ4を通り、燃料噴射ポンプ30へ送られる。
このフィルタエレメント13により除去された燃料に混じった塵や不純物などは、フィルタエレメント13の内部に溜まり汚れとなって残り、透明なフィルタ容器12の外から見えるので、適宜フィルタエレメント13を取り出して掃除を行うものである。そして、燃料に含まれる水分は燃料より比重が重いので、分離されてフィルタ容器12の下側に溜まるものである。この溜まった水分は透明なフィルタ容器12の外から見えるので、適宜ドレイン通路14のコック14aを開いて排出するものである。
また、加熱用のヒータ15は、フィルタ容器12の全体を加熱できる能力(108W)を備えたもので、エンジンスタート時の低温の場合や、エンジンの冷却風が始動時において所定温度に達しない場合作動させるものである。そのため、後述する電気的加熱手段40には、スタート時の温度に合わせて、加熱用のヒータ15の加熱時間を設定できるように、タイマを備えている。
この燃料フィルタ10から燃料噴射ポンプ30へ燃料パイプ4が接続され、この燃料パイプ4の途中に屈曲部4aが設けられている。この屈曲部4aは燃料がストレートに燃料噴射ポンプ30へ流れ込まず、少し滞留するようになっている。この滞留している間に前述したエンジンで暖められた冷却風が当たり、燃料を暖め易くするものである。
この燃料パイプ4に接続された燃料噴射ポンプ30は、図4に示すように、エンジン本体20に取り付けられている。この燃料噴射ポンプ30は、燃料を圧送するプランジャ31と、このプランジャ31から圧送される燃料を先端のノズル33に導入する噴射管32と、先端がエンジン本体20の燃焼室25に向けられて固定されたノズル33とを備えたものである。このノズル33には加熱用のヒータ34が取り付けられたものである。
このように構成された燃料噴射ポンプ30は、エンジンの始動にあたって、既にエンジン本体20に設けられてグロープラグ26が燃焼室25を加熱するとともに、ノズル33がヒータ34によって加熱されるため、燃焼室25に噴射される燃料ガスも高温になり、始動性が向上するものである。これにより、始動性に難点のあるバイオディーゼル燃料も、軽油と同様にディーゼルエンジンに使用できるものである。
また、この燃料噴射ポンプ30や前記燃料フィルタ10のヒータを加熱する電気的加熱手段40は、図5に示すように、電源がバッテリ8接続されたコントロールパネル41と図示しないタイマを備えている。このコントロールパネル41には、タイマ時間をセットするタイマスイッチ42,43,44と、ヒーターの作動状態を表示する表示ランプ45,46,47が設けられている。タイマスイッチ42は、燃料フィルタ10のヒーター13と燃料噴射ポンプ30のヒーター34の加熱時間を設定するもので、1分単位で10分まで設定できるようになっている。タイマスイッチ43は、グロープラグがグロー状態となっている時間を設定するもので、秒単位で設定できるようになっている。タイマスイッチ44はグロープラグ35の加熱回路をスタートしてから終了するまで時間を設定するもので、1分単位で10分まで設定できるようになっている。
このように構成された電気的加熱手段40は、ディーゼルエンジンの始動時において、エンジン本体20が冷えている状態でも燃料供給装置にあるバイオディーゼル燃料を暖めることができるので、通常の軽油燃料と同等にバイオディーゼル燃料を使用できるものである。この電気的加熱手段40は、外気温度が高い場合には使用しなくてもディーゼルエンジンの始動は可能であるが、寒冷地や寒冷時におけるディーゼルエンジンの始動に効果を発揮するものである。また、エンジンスタートして所定時間後は空冷エンジンも暖まるので、エンジンの冷却風も暖まり、この冷却風により燃料パイプ4を通過するバイオディーゼル燃料は十分暖められる。従って、電気的加熱手段40による加熱が不要となるので、タイマの設定時間は、この条件で設定すればよい。
以上のように、本発明のディーゼルエンジンEは、加熱手段には電気的加熱手段40とエンジンの冷却風を使用したことにより、エンジンの始動時において、エンジンが暖まらない段階においても、電気的加熱手段により燃料を暖めることができるので、粘土の高いバイオディーゼル燃料を支障なく使用することができ、エンジンが所定温度に達した後は、電気的加熱手段を使用せずバイオディーゼル燃料を加熱できるので、効率的な使用ができるものである。
また、このディーゼルエンジンEにより駆動される発電機Gは、図6に示すように、発電機本体50に接続された整流回路51と、この整流回路51に接続されたインバータ52と、出力電圧を検出する電圧計53によりディーゼルエンジンEの回転を自動的に調整するコントローラ54を備えている。そして、コントローラ54の出力は、ディーゼルエンジンEに取り付けられたアクチュエータ55 に伝達され、スロットル弁の開度を調整し、負荷に応じてエンジンの回転を適正になるようにコントロールするものである。
この発電機Gは、交流発電機を使用するもので、交流発電機はその特性から低回転より安定した電圧を得ることができ、出力の切り換えブラシを必要としないので、長期信頼性も高いものである。整流回路51はブリッジ回路などを使用した全波整流型の整流器を使用する。
インバータ52は、整流回路51から出力される直流電圧を所定の周波数を持つ交流電圧に変換して、図示しない電気機器に供給するものである。このインバータ52を使用するのは、交流発電機より直接電気機器に供給する場合は、負荷により周波数が不安定になり易く、その制御が難しいためインバータ52を使用した方が周波数を安定して供給できるためである。
コントローラ54は、整流回路51の出力電圧が負荷によって変動することを電圧計で検出し、この電圧を基準電圧と比較し、この基準電圧とずれた電圧分を補正するものである。この補正電圧分を図示しない電子ガバナにフィードバックするものである。電子ガバナはこの補正電圧分だけを動作させる信号をアクチュエータ55に送り、アクチュエータ55は補正電圧分だけのスロットル弁の開度を調整するものである。
このように構成された発電機Gは、廃食用油だけを燃料とするディーゼルエンジンを使用しているので、環境を最優先とした発電機とすることができ、12V,24V,100V,200Vなどの任意の電圧を同時に使用することができ、災害や緊急時の非常用電源として使用することができるものである。さらに、発電機Gは、充電器が備えられており、各種のバッテリ式作業車や電動三輪車、電動車椅子などのバッテリに1時間以内に急速に充電可能になっていることから、あらゆる場所で使用できるものである。
本発明に係るエンジン発電機の全体を示す斜視図である。 図1のエンジン発電機に使用するディーゼルエンジンの燃料供給装置の燃料加熱システムを示すブロック図である。 図2の燃料加熱システムに使用する燃料フィルタの断面図である。 図2の燃料加熱システムに使用する燃料噴射ポンプを示す一部破断の側面図である。 図2の燃料加熱システムに使用する電気的手段を示すブロック図である。 図1のエンジン発電機の発電機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
E ディーゼルエンジン
G 発電機
1 フレーム
2 燃料タンク
4 燃料パイプ
7 配線ケーブル
8 バッテリ
10 燃料フィルタ
11 フィルタヘッド
12 フィルタ容器
13 フィルタエレメント
14 ドレイン通路
15 ヒータ
16 燃料入口
17 燃料出口
20 エンジン本体
21 シリンダカバー
22 スタータカバー
23 リコイルスタータ
30 燃料噴射ポンプ
31 プランジャ
32 噴射管
33 ノズル
34 ヒータ
35 グロープラグ
40 電気的加熱手段
41 コントロールパネル
42 タイマスイッチ
43 タイマスイッチ
44 タイマスイッチ
45 表示ランプ
46 表示ランプ
47 表示ランプ

Claims (6)

  1. ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、
    前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とするエンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、
    エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするエンジン発電機。
  2. ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、
    前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、
    前記燃料フィルタは、金属性のフィルタヘッドと、前記フィルタヘッドに固着された半透明のフィルタ容器と、前記フィルタ容器に収容されたフィルタエレメントと、前記フィルタ容器の底部に設けられたドレイン通路に加熱用のヒータと、が備えられ、
    エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするエンジン発電機。
  3. ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、
    前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、
    前記燃料噴射ポンプは、燃料を圧送するプランジャと、前記プランジャから圧送される燃料を先端のノズルに導入する噴射管と、先端がエンジン本体の燃焼室に向けられて固定されたノズルとが備えられ、前記ノズルには加熱用のヒータが取り付けられ、
    エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするエンジン発電機。
  4. ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、
    前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とする空冷エンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、
    前記電気的加熱手段は、電源が車両本体のバッテリに接続されたコントロールパネルと、前記コントロールパネルに接続された前記燃料フィルタのヒータと前記噴射ポンプのヒータとが備えられ、前記コントロールパネルには、タイマ時間をセットするスイッチと、ヒーターの作動状態を表示するランプが設けられ、
    エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするエンジン発電機。
  5. ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、
    前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とするエンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、
    前記発電機は、交流発電機と整流器、インバータを備え、交流と直流の任意の電圧を同時に出力し、
    エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするエンジン発電機。
  6. ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンで駆動される発電機を備えたエンジン発電機であって、
    前記ディーゼルエンジンは、植物油を燃料とするエンジンであって、燃料タンクに取り付けられた燃料フィルタとエンジン本体に取り付けられた燃料噴射ポンプには電気的加熱手段が取り付けられ、
    前記発電機は、交流発電機と整流器、インバータ、充電器を備え、交流と直流の任意の電圧を同時に出力し、前記充電器は負荷となる蓄電池を1時間以内に充電可能な構成とし、
    エンジン始動時には前記燃料フィルタと前記燃料噴射ポンプを前記電気的加熱手段で燃料を暖め、エンジン始動時から所定時間後はエンジンで暖められた冷却風で燃料を暖めることを特徴とするエンジン発電機。
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