JP2009165077A - アンテナスイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通外部端子と送信、受信又は送受信端子との間を通過経路とする場合のひずみ特性を向上させる。
【解決手段】複数の入出力端子群110,120,・・・,1n0と、複数のアンテナ端子140と、アンテナ端子ともなる1個の共通外部端子151と、複数の個別スイッチ回路200−1,200−2,・・・,200−nと、1個の共通外部端子切替スイッチ回路400とを備える。共通外部端子切替スイッチ回路400は、各個別スイッチ回路200−1,200−2,・・・,200−nの個別共通端子312,322,・・・,3n2と共通外部端子151との間を接続切替する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話、データ通信カード、携帯移動端末等の移動体無線通信端末に使用されるアンテナスイッチ回路に関する。
携帯電話方式には種々の通信方式があり、第2.5世代デジタル通信方式であるGSM方式、第3世代であるCDMA方式、WCDMA方式、TD−SCDMA方式などがある。世界各国で使用可能な携帯電話を提供するには、これらの方式相互に対応する携帯端末が必要になる。それぞれの方式では、使用される周波数帯も複数であり、GSM方式では850MHz帯、900MHz帯、1800MHz帯、1900MHz帯が用いられる。また、CDMA方式では800MHz帯、1900MHz帯、2GHz帯が用いられる。さらに、WCDMA方式では800MHz帯、900MHz帯、1500MHz帯、1700MHz帯、1900MHz帯、2100MHz帯が用いられる。
世界中のどの地域においても携帯電話サービスを受けることを可能にするには、複数の周波数帯、複数の方式に対応した携帯端末が必要であり、マルチモードマルチバンド端末が用いられる方向にある。このような複数のモード、複数の周波数帯に対応可能なベースバンドIC、RFICなどが開発されており、これらは複数のトランシーバを内蔵したものとなっている。
一方、端末のアンテナは、これらのすべての周波数帯を1つのアンテナでカバーする方法が一般的に用いられているが、アンテナ利得をすべての周波数帯で確保することは難しく、周波数帯に応じた複数のアンテナを用いることで、アンテナ利得を高めることが可能になる。また、外部アンテナを接続したり、端末の検査を行う端子を設ける場合もある。ここでは、後者の端子を共通外部端子と呼ぶが、一種のアンテナ端子と言える。以下の説明において、単純にアンテナ端子と呼ぶときには、共通外部端子も含めて考える。
このように、複数のアンテナと複数の送受信機を相互に接続し、それを切替えるためにアンテナスイッチ回路が用いられる。アンテナスイッチ回路は、ベースバンドIC、RFIC等からの制御信号によってアンテナと送受信端子の切り替えを実行する役目を担っており、高周波信号を切り替えるスイッチと、上記制御信号を受けスイッチ部に制御信号を伝達する制御回路あるいはロジックデコーダ回路とで構成される。
アンテナスイッチ回路におけるスイッチは、高周波スイッチとして機能するダイオードやFETなどの半導体スイッチ素子が用いられる。このスイッチは、上記制御信号に応じてON状態あるいはOFF状態になり、スイッチとして機能させる。ここで、スイッチはON状態のときには低抵抗素子として振る舞い、OFF状態では低容量素子として振舞う。以下の説明において、ON状態のときのスイッチの抵抗値をON抵抗と呼び、OFF状態のときのスイッチの容量値をOFF容量と呼ぶ。これらのON状態とOFF状態を切り替えることで、必要な経路間を接続したり切断したりして、所望のアンテナ端子と入出力端子(受信端子、送信端子、送受信端子等)との切替を行う。
以下の説明のための従来例として、図4に示す4P10T(4-Pole 10 Through:4極10投)型のアンテナスイッチ回路100Bを取り上げる。SW1〜SW20はダイオードやFETなどの半導体からなるスイッチである。111〜114は低周波数帯(L)用の入出力端子であり、111は送信端子、112,113は受信端子、114は送受信端子である。121は中周波数帯(M)用の送受信端子である。131〜135は高周波数帯(H)用の入出力端子であり、131は送信端子、132,133は受信端子、134,135は送受信端子である。141〜143はアンテナ端子、151はアンテナ端子を兼用する共通外部端子である。500はスイッチSW1〜SW20のON/OFFを制御する制御回路(あるいはロジックデコーダ回路)である。161〜16pは制御回路500への制御信号の入力端子、171は電源端子、181は接地端子である。なお、図4において、Lは低周波数帯、Mは中周波数帯、Hは高周波数帯、Cは共通、Rは受信、Tは送信、TRは送受信を表す。このようなアンテナスイッチ回路100Bはおそらくは現存しないが、現状技術を用いて構成した場合の特性上の問題点を考察するには適当な規模のスイッチ回路である。4P10T型のアンテナスイッチ回路100Bを、前述のようなマルチバンドマルチモード端末に適用するために各端子を割当てるとすれば、いろいろな組み合わせが考えられる。
まず、使用する方式と周波数帯として、GSM方式4バンド、UMTS方式4バンドを考える。GSM方式は世界各国の地域によって割当が様々であるが、850MHz帯、900MHz帯、1800MHz、1900MHz帯の4バンドで、全てをカバーすることができる。GSM送信端子は、アンテナスイッチ回路においては周波数が近い850MHz帯と950MHzを共用するのが一般的であり、同様に1800MHz帯と1900MHz帯も共用される。これに対して受信端子は各周波数帯ごとに設けられる。これを合計すると、送受信端子として6端子あればGSM方式に対しては全てカバーできる。
一方、UMTS方式としては、800MHz帯、1500MHz帯、1700MHz帯、2100MHz帯を例として想定する。UMTS方式では別名W−CDMA方式が用いられ、送信と受信を同時に行う。このためアンテナスイッチ回路は周波数帯を切り替えるために用いるので、4端子を備えればよいことになる。
これらを合計すると、送受信端子として10端子あれば、GSM方式4バンド、UMTS方式4バンドに対応することができる。
アンテナ端子に関しては、使用する周波数帯によって割り当てを決め、通信方式には無関係となる。これは使用するアンテナの特性を最大限に活用するには周波数帯域が制約されるためである。例えば、4本のアンテナ端子141〜143,151のうちアンテナ端子141を800MHz〜1GHz(低周波数帯L)、アンテナ端子142を1500MHz帯(中周波数帯M)、アンテナ端子143を1700MHz〜2200MHz(高周波数帯H)、共通外部端子151は全周波数帯に対応する共通端子として割り当てる場合を考える。端子番号と周波数帯には関連はなく、入れ替えて考えることにはなんら問題はない。
図4のアンテナスイッチ回路100Bを概観すると、まず送信端子111、受信端子112,113、送受信端子114は、アンテナ端子141と共通外部端子151の2つと、スイッチSW1〜SW4,SW5〜SW8によって、それぞれ接続可能である。また、送受信端子121は、アンテナ端子142と共通外部端子151の2つと、スイッチSW9,SW10によって、それぞれ接続可能である。さらに、送信端子131、受信端子132,133、送受信端子134,135は、スイッチSW11〜SW15,SW16〜SW20によって、アンテナ端子143と共通外部端子151の2つと、それぞれ接続可能である。このように送信端子、受信端子、送受信端子のそれぞれは、どれか1つのアンテナ端子と共通外部端子151の2つと接続可能になっている。
上記の構成について、アンテナ端子を基準にして考えると、アンテナ端子141には送信端子111、受信端子112,113、送受信端子114の合計4つの端子が接続可能である。アンテナ端子142には送受信端子121のみが接続可能である。アンテナ端子143には送信端子131、受信端子132,133、送受信端子134,135の合計5つの端子が接続可能である。共通外部端子151は上記と異なり、送信端子、受信端子、送受信端子の全ての端子と接続が可能である。
共通外部端子151のように、多くの端子と接続できるということは、使用上の利便性があるが、電気的特性上は問題がある。以下その問題点について詳述する。
図5は図4に示した従来例のアンテナスイッチ回路100Bのうち、送信端子111を入力とし、共通外部端子151を出力とする通過経路の等価回路である。通過経路上に直列に存在するスイッチSW5はON状態となるため、等価的にはON抵抗を表す抵抗R5で表すことができる。送信端子111から見て、非通過経路となるアンテナ端子141との間のスイッチSW1はOFF状態となるため、OFF容量を示すキャパシタC1で表すことができる。一方、共通外部端子151から見て非通過経路となるのは、送信端子111以外の9個の端子112〜114,121,131〜135の全てとなるので、ここに9つのスイッチSW6〜SW8,SW10,SW16〜SW20のOFF容量を示すキャパシタC6〜C8,C10,C16〜C20が並列接続した等価回路として表すことができる。
ここで簡単のために、全てのスイッチは同じ回路定数で設計するものとして以下考察を進める。スイッチとして、GaAsFETを用いるものとするならば、OFF状態である1つのスイッチのOFF容量は、一般的には微小であり、高々0.1pFから0.3pF程度の値である。しかし、図5に示すように、このような容量が9個も並列付加される場合には、到底無視できない容量になる。スイッチの電気的特性は、通過経路のON抵抗と非通過経路のOFF容量によって決定される。OFF容量が2pF程度の大きさとなると、2GHzにおけるリアクタンスはわずかj40Ωと低くなってしまい、特性インピーダンス50Ω以下となる。これは、アンテナスイッチ回路100Bの外部において十分な整合をとらないと、大きな反射損失とそれに伴う通過損失の原因となる。また、たとえ整合をとるとしても損失の増加は避けられない。さらにひずみ特性の劣化もある。
アンテナスイッチ回路には、送信電力をアンテナに供給する部分で用いるために、非常に高い送信電力が入力される。例えば、GSM850MHz、GSM900MHzモードでは、最大35dBm(約3.16W)がアンテナスイッチ回路に供給される。このような大電力を入力した際に、スイッチの微小な非線形性によって送信信号がひずみ、入力信号周波数の整数倍の周波数においてスプリアスとなる高調波ひずみを発生する。高調波ひずみ信号は、相当する周波数帯を使用する他のアプリケーションへの妨害波となるため、発生量は規制されている。
高調波ひずみはON抵抗の非線形性とOFF容量の非線形性によって発生するが、特にOFF容量の非線形性によって発生する高調波ひずみは、OFF容量の増加とともに増加する。しかも、高調波の次数が高いほどOFF容量の増加に対する増加量が増すため、OFF容量は極力少ないことが好ましい。図5に示した接続例は、送信端子111を送信入力端子としたが、送受信端子114と共通外部端子151を接続する場合でも状況は同じであり、OFF容量は変わらない。
UMTS方式においては、GSM方式と比べると送信電力は低いため、それに伴い高調波ひずみの発生は軽減されるが、クロスモジュレーションが問題となる。UMTS方式では前記のように同時送受信を行う。この場合、アンテナスイッチ回路としては、1つの送受信端子とアンテナ端子を接続し、送受信端子に別途接続するデユープレクサにより送信周波数帯と受信周波数帯を分離する。送信周波数信号はデユープレクサにより遮断されるとともに、周波数が受信周波数と異なるために、通常は受信妨害は発生しない。
しかし、アンテナ端子から妨害信号が流入する場合には、受信妨害を発生する場合がある。送信周波数をftx、受信周波数をfrxとし、a、bを自然数としたときに、|a・ftx±b・frx|に相当する周波数信号が存在し、アンテナスイッチ回路に流入し、同時に送信周波数信号を送信していると、アンテナスイッチ回路の非線形性により受信周波数帯の妨害信号を発生する。
これを帯域外ブロッキングと言い、電気的仕様はIMD(Intermodulation Distortion)特性として、UMTS用途ではアンテナスイッチ回路に課せられており、重要である。このようなIMD特性は、やはり通過経路にあるON状態のスイッチのON抵抗の非線形性と、OFF状態のスイッチのOFF容量によって決定し、OFF容量が大きいほど悪化する。アンテナスイッチ回路のON抵抗とOFF容量は、使用するデバイス特性によって決まる。双方がトレードオフ関係となるため、一方だけを減少させることはデバイスを変更することに相当し難易度が高い。
上記のひずみ特性を改善する方法としては、スイッチのサイズを拡大し、ON抵抗を下げるとともに、スイッチを直列接続し、結果としてON抵抗、OFF容量は一定とするが、スイッチ1個あたりに印加される電力の比率を下げることで、軽減効果が得られる。しかし、このような方法では、スイッチ全体の大きさが増大し、コスト上の制約を受けることになる。また供給電圧を上げ、1つのスイッチをバイアスする電圧を上げることでも改善効果は得られるが、スイッチにかけられる電圧は、デバイス特性上の制約があるため、限度はある。現状技術では、上記のスイッチのサイズ拡大と直列接続による方法、供給電圧を上げる方法でも、4P10T型のアンテナスイッチ回路を実現する上では、電気特性上は不満足な特性しか得られない。
上記のように、マルチバンドマルチモードのアンテナスイッチ回路においては、共通外部端子151には、送信、受信、送受信のすべての端子と接続できる状態に設計されるため、この共通外部端子151を使用する場合には、挿入損失特性はもとより、重要な特性であるひずみ特性が大幅に悪化し、必要な電気的特性を満足することが困難になるという問題があつた。
本発明は上記問題点を解消し、アンテナ端子を通過経路とする場合におけるひずみ特性を向上させたマルチバンドマルチモードのアンテナスイッチ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数の入出力端子群と、複数のアンテナ端子と、アンテナ端子ともなる1個の共通外部端子と、複数の個別スイッチ回路と、1個の共通外部端子切替スイッチ回路とを備え、前記各個別スイッチ回路は、割り当てられた入出力端子群と前記複数のアンテナ端子の内の割り当てられたアンテナ端子との間を切替接続する第1のスイッチ群と、前記割り当てられた入出力端子群と個別共通端子との間を接続切替する第2のスイッチ群とを有し、前記共通外部端子切替スイッチ回路は、前記各個別スイッチ回路の前記個別共通端子と前記共通外部端子との間を接続切替する第3のスイッチ群を有する、ことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のアンテナスイッチ回路において、前記入出力端子群は、送信端子、受信端子、送受信端子の内の少なくともいずれか1つを含み、前記第1、第2および第3のスイッチ群は、1又は2以上のスイッチからなることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載のアンテナスイッチ回路において、前記第1、第2および第3のスイッチ群のスイッチは、電界効果トランジスタ又はダイオードからなることを特徴とする。
本発明によれば、共通外部端子と周波数帯毎に設けられた各入出力端子群との間の経路に、個別スイッチ回路と共通外部端子切替スイッチ回路とが直列に介在する構成であるので、通過損失特性およびひずみ特性を向上させることができる。
図1に本発明の1つの実施例のアンテナスイッチ回路100の構成を示す。このアンテナスイッチ回路100は、送信、受信又は送受信用のj個の端子からなる入出力端子群110、送信、受信又は送受信用のk個の端子からなる入出力端子群120、・・・、送信、受信又は送受信用のm個の端子からなる入出力端子群1n0を、n個のアンテナ端子群140と1個の共通外部端子151に対して、接続切替を行うものである。アンテナ端子群140の各端子と共通外部端子151には、使用周波数帯に応じて個別に割り当てられたアンテナが接続されることになる。このアンテナスイッチ回路100には、n個の個別スイッチ回路200−1,200−2,・・・,200−nと、1個の共通外部端子切替スイッチ回路400と、1個の制御回路500が配置される。
1番目の個別スイッチ回路200−1は、DPjT(Double Pole j Through:双極j投)型又はSPjT(Single Pole j Through:単極j投)型のスイッチ回路であり、入出力端子群110に接続された個別送信、個別受信又は個別送受信用のj個の端子からなる個別入出力端子端子群210のいずれかの端子を、個別アンテナ端子311又は個別共通端子312に切替接続する。
2番目の個別スイッチ回路200−2は、DPkT(Double Pole k Through:双極k投)型又はSPkT(Single Pole k Through:双極k投)型のスイッチ回路であり、端子群120に接続された個別送信、個別受信又は個別送受信用のk個の端子からなる個別入出力端子群220のいずれかの端子を、個別アンテナ端子321又は個別共通端子322に切替接続する。
n番目の個別スイッチ回路200−nは、DPmT(Double Pole m Through:双極m投)型又はSPmT(Single Pole m Through:双極m投)型のスイッチ回路であり、端子群1n0に接続された個別送信、個別受信又は個別送受信のm個の端子からなる個別入出力端子群2n0のいずれかの端子を、個別アンテナ端子3n1又は個別共通端子3n2に切替接続する。
共通外部端子切替スイッチ回路400は、SPnT(Single Pole n Through:双極n投)型のスイッチ回路で構成され、共通外部端子151と各個別共通端子312,322,・・・,3n2との切替接続を行う。
これらの各個別スイッチ回路200−1,200−2,・・・,200−nと共通外部端子切替スイッチ回路400は、すべて外部制御信号が入力する制御回路500によって内部のスイッチが直接切り替えられる。なお、制御端子161,162,・・・,16pに印加する制御信号を制御回路500にてデコードすることで、制御端子161,162,・・・,16pを少ない数に抑えて、各スイッチを制御することもできる。
図2は図1に示したアンテナスイッチ回路100を具体的化した構成を示すものであり、図4に示した従来例と同じく、送信、受信、送受信用の端子111〜113,121,131〜135をアンテナ端子141〜143、共通外部端子151に切替接続する4P10T型のアンテナスイッチ回路100Aの構成例である。
この4P10T型のアンテナスイッチ回路100Aは、4つのスイッチ回路ブロックを備える。個別スイッチ回路200−1は、スイッチSW1〜SW8を備えるDP4T(Double Pole 4 Through:双極4投)型からなり、個別スイッチ回路200−2は、スイッチSW9〜SW10を備えるSPDT(Single Pole Double Through:単極双投)型からなり、個別スイッチ回路200−3は、スイッチSW11〜SW20を備えるDP5T(Double Pole 5 Through:双極5投)型からなる。また、共通外部端子切替スイッチ回路400は、スイッチSW21〜SW23を備えるSP3T(Single Pole 3 Through:単極3投)型からなる。
ここで、個別スイッチ回路200−1は、アンテナ側の端子として個別アンテナ端子311と個別共通端子312を有し、送受信側の端子として個別送信端子211、個別受信端子212、個別受信端子213、個別送受信端子214を有する。この個別スイッチ回路200−1は、同じ周波数帯を使うアンテナおよび送受信端子を1つの小分けしたスイッチにまとめたものとなっている。ここでは、850MHz、900MHz帯の低い周波数(L)を想定した例であるが、この部分の構成は周波数帯を限定するものではない。個別アンテナ端子311はアンテナ端子141に接続され、個別送信端子211は送信端子111に、個別受信端子212は受信端子112に、個別受信端子213は受信端子113に、個別送受信端子214は送受信端子114に、それぞれ接続されている。個別共通端子312については後述する。
個別スイッチ回路200−2は、アンテナ側の端子として個別アンテナ端子321と個別共通端子322を有し、送受信側の端子として個別送受信端子221を有する。この個別スイッチ回路200−2も、前記個別スイッチ回路200−1と同様に、同じ周波数帯を使うアンテナおよび送受信端子を小分けしたスイッチにまとめたものとなっている。ここでは、1500MHz帯のように中間周波数(M)を想定した例であるが、この部分の構成も周波数帯を限定するものではない。個別アンテナ端子321はアンテナ端子142に接続され、個別送受信端子221は送受信端子121に接続されている。個別共通端子322については後述する。
個別スイッチ回路200−3は、アンテナ側の端子として個別アンテナ端子331と個別共通端子332を有し、個別送信端子231、個別受信端子232、個別受信端子233、個別送受信端子234、個別送受信端子235を有する。この個別スイッチ回路200−3も、前記個別スイッチ回路200−1,200−2と同様に、同じ周波数帯を使うアンテナおよび送受信端子を小分けしたスイッチにまとめたものとなっている。ここでは、1700MHz〜2200MHzまでの高い周波数帯(H)を想定した例であるが、この部分の構成も周波数帯を限定するものではない。個別アンテナ端子331はアンテナ端子143に接続され、個別送信端子231は送信端子131に、個別受信端子232は受信端子132に、個別受信端子233は受信端子133に、個別送受信端子234は送受信端子134に、個別送受信端子235は送受信端子135に、それぞれ接続されている。個別共通端子332については次に述べる。
共通外部端子切替スイッチ回路400は、個別スイッチ回路200−1の個別共通端子312、個別スイッチ回路200−2の個別共通端子322、個別スイッチ回路200−3の個別共通端子332を切り替えて、共通端子401から共通外部端子151に接続するものである。
以上のように、全体としての構成は4P10T型のアンテナスイッチ回路であるが、内部構成としてはDP4T型の個別スイッチ回路200−1、SPDT型の個別スイッチ回路200−2、DP5T型の個別スイッチ回路200−3、およびSP3T型の共通外部端子切替スイッチ回路400に分割して、構成していることが特徴である。このような構成を選択することの利点は、送信、受信又は送受信端子のそれぞれを共通外部端子151に接続する場合のアンテナスイッチから発生するひずみを従来に比べて軽減できることである。
前述のように、アンテナスイッチ回路の電気的特性は、通過経路上に直列接続されるON状態のスイッチのON抵抗特性と、接続されるアンテナ端子、送信、受信又は送受信端子から見た非通過経路へのOFF状態のスイッチのOFF容量特性によって決定される。特に共通外部端子151は、送信、受信および送受信端子の全てとの接続が要求されるため、図4に示した従来例の構成では、図5に示した等価回路のようにOFF容量が過大になり、通過損失特性、ひずみ特性が大幅に悪化するという問題があった。
これに対し、図1、図2に示した本発明による構成例では、上記問題となったOFF容量を約半分に軽減できる。図3は図2の本発明実施例に対して、共通外部端子151と送信端子111を接続する場合の等価回路図である。これは図5に示した従来例と同等の接続状態に相当する。
まず、共通外部端子151から見ると、共通外部端子151に接続される非通過経路となるスイッチは、スイッチSW22とスイッチSW23であり、これらをOFF容量で表したものが、図3に示すキャパシタC22およびキャパシタC23である。共通外部端子151と個別共通端子312との間のスイッチSW21はON状態であり、これはON抵抗R21で表すことができる。個別共通端子312には、非通過経路となる個別受信端子212へのスイッチSW6、個別受信端子213へのスイッチSW7、個別送受信端子214へのスイッチSW8がOFF状態であり、これらは3個のOFF容量にて表すことができ、それぞれキャパシタC6、キャパシタC7、キャパシタC8が該当する。個別共通端子312と個別送信端子211間のスイッチSW5はON状態であり、ON抵抗R5で表すことができる。個別送信端子211には非通過経路となるアンテナ端子141へのスイッチSW1がOFF状態であり、キャパシタC1による1個のOFF容量で表すことができる。
図2の本発明の実施例と図4の従来例をそれぞれの等価回路である図3と図5にて比較すると、本発明においては直列ON抵抗は2個(R5,R21)に増加しているものの、OFF容量は6個(C1,C6,C7,C8,C22,C23)と約半分に減少していることがわかる。通過損失特性について考察すると、ON抵抗増加分による通過損失の増加は避けられないが、OFF容量の低減による通過損失の改善効果が見込めることになり、これらはほぼ相殺される。
なお、OFF容量による不整合損失は、アンテナスイッチ回路の外部においてインダクタンスなどによる整合で補償はできるが、この整合に伴う損失が新たに発生するので、OFF容量に伴う不整合損失は少ないほうがアンテナスイッチ回路としての損失は低減できる。これは、特に周波数が高い場合には効果的な方法であり、本発明による方法は従来例と比較して同等か、やや損失低減が可能となる。
本発明によるその他の有用な効果は、ひずみ特性の低減である。これまで述べてきたように、共通外部端子151を通過経路とする場合には、従来例ではOFF容量数が非常に多いため、これに伴うひずみの発生量が大きい。通常のアンテナスイッチ回路の設計ではON抵抗の非線形性とOFF容量の非線形性のトレードオフがある関係で、双方によるひずみ発生量を考慮してそれぞれON抵抗、OFF容量の値を設計することになるが、実際の設計上はON抵抗の非線形性をまず確保するように設計される。そのため、通過経路上にある直列スイッチ数の増加に対しては感度は低く設計されることになる。この場合、OFF容量の非線形性がひずみの発生量を決定する主要要因になる。従って、OFF容量が少なくなる設計方法を選択すれば、ひずみ発生量を低減できることになる。
本発明では、このような発想から、通過経路に対して直接接続される非通過経路数を極力少なくでき、それによりOFF容量を低減してアンテナスイッチ回路を構成することができるため、ひずみの発生が少ないアンテナスイッチ回路を提供できるようになる。
図6は、本発明による図2に示す4P10T型のアンテナスイッチ回路100Aの構成例と図4に示す従来例による同構成のアンテナスイッチ回路100Bの損失特性(S21)をシミュレーションにより比較したものである。シミュレーションには、スイッチとして、現状存在するGaAsFETプロセスにおける標準的な単位ゲート幅当たりON抵抗2Ω/mm、単位ゲート幅当たりOFF容量0.15pF/mmを用いた。
周波数1GHz付近では、本発明による実施例では損失0.6dBとなり、従来例による損失0.4dBに比べてやや劣るが、周波数が高くなると1.5GHzにおいて、本発明による実施例と従来例による損失は同じ値になり、特性曲線は交差している。さらに高い周波数では、本発明による実施例のほうが、従来例よりも損失は低くなり、2GHzにおいては、本発明が0.77dBであるのに対し、従来例では0.91dB、3GHzにおいては、本発明が1.05dBであるのに対し、従来例では1.62dBとなっている。このように、本発明による実施例は、従来例に比べて特に周波数が高い場合に大幅に通過損失が改善できることがわかる。
一方、図7は高調波ひずみ特性のシミュレーションによる比較を実施している。図7は入力電力Pinに対する第3次高調波特性を示している。従来例においては、35dBm入力において高調波発生量は−69dBcとなるが、本発明の実施例においては、同入力電力において高調波発生量は−74dBcと5dB改善されている。これは、OFF容量を低減した効果によりOFF容量の非線形性も改善されていることを示している。
このように本発明によれば、送信、受信および送受信の全端子と接続されることが要求される共通端子151において、通過損失特性は同等か周波数が高くなると向上させることができ、なおかつ、ひずみ特性も大幅に改善することができる。これにより、高性能なアンテナスイッチ回路を構成することができる。使用される通信モードや周波数帯が追加されるとアンテナスイッチ回路は複雑化するが、本発明による方法では、これによりアンテナスイッチ回路の特性が低下するのを防ぐことが可能になる。
本発明は、ここで例示した4P10T型のアンテナスイッチ回路に限定するものではなく、また内部で小分けしたスイッチ回路の構成も、ここで例示したDP4T型スイッチ回路、SPDT型スイッチ回路、DP5T型スイッチ回路、SP3T型スイッチ回路などに限定されるものではない。アンテナに割り当てられた周波数帯毎に内部スイッチ回路、送信、受信、送受信端子を周波数帯毎に分割した個別スイッチ回路を設けて、個別スイッチ回路の共通外部端子と接続される端子をさらに別の共通外部端子切替スイッチ回路で合成して共通外部端子151に接続する点が特徴である。
本発明による1つの実施例のアンテナスイッチ回路の構成を示すブロック図である。 図1のアンテナスイッチ回路を具体化した4P10T型のアンテナスイッチ回路の回路図である。 図2に示すアンテナスイッチ回路の送信端子111−共通外部端子151を通過経路とする場合の等価回路図である。 従来例による4P10T型のアンテナスイッチ回路の構成を示す回路図である。 図4に示すアンテナスイッチ回路の送信端子111−共通外部端子151を通過経路とする場合の等価回路図である。 図2に示すアンテナスイッチ回路と図4に示す従来例のアンテナスイッチ回路の通過損失のシミュレーション特性図である。 図2に示すアンテナスイッチ回路と図4に示す従来例のアンテナスイッチ回路の第3次高調波発生電力比のシミュレーション特性図である。
符号の説明
100,100A,100B:アンテナスイッチ回路
200−1,200−2,200−n:個別スイッチ回路
400:共通外部端子切替スイッチ回路
500:制御回路
110:入出力端子群(j個)、111:送信端子、112,113:受信端子、114:送受信端子
120:入出力端子群(k個)、121:送受信端子
131:送信端子、132,133:受信端子、134,135:送受信端子
1n0:入出力端子群(m個)
140:アンテナ端子群、141〜143:アンテナ端子
151:共通外部端子
161〜16p:制御端子
171:電源端子
181:接地端子
210:個別入出力端子群(j個)、211:個別送信端子、212,213:個別受信端子、214:個別送受信端子
220:個別入出力端子群(k個)、221:個別送受信端子
231:個別送信端子、232,233:個別受信端子、234,235:個別送受信端子
2n0:個別入出力端子群(m個)
311,321,331,3n1:個別アンテナ端子、312,322,333,3n2:個別共通端子
401:共通端子

Claims (3)

  1. 複数の入出力端子群と、複数のアンテナ端子と、アンテナ端子ともなる1個の共通外部端子と、複数の個別スイッチ回路と、1個の共通外部端子切替スイッチ回路とを備え、
    前記各個別スイッチ回路は、割り当てられた入出力端子群と前記複数のアンテナ端子の内の割り当てられたアンテナ端子との間を切替接続する第1のスイッチ群と、前記割り当てられた入出力端子群と個別共通端子との間を接続切替する第2のスイッチ群とを有し、
    前記共通外部端子切替スイッチ回路は、前記各個別スイッチ回路の前記個別共通端子と前記共通外部端子との間を接続切替する第3のスイッチ群を有する、
    ことを特徴とするアンテナスイッチ回路。
  2. 請求項1に記載のアンテナスイッチ回路において、
    前記入出力端子群は、送信端子、受信端子、送受信端子の内の少なくともいずれか1つを含み、前記第1、第2および第3のスイッチ群は、1又は2以上のスイッチからなることを特徴とするアンテナスイッチ回路。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナスイッチ回路において、
    前記第1、第2および第3のスイッチ群のスイッチは、電界効果トランジスタ又はダイオードからなることを特徴とするアンテナスイッチ回路。
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