JP2009164517A - 駆動装置及び基板搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被駆動対象の受力部が位置ずれしていても、被駆動対象に駆動力を確実に伝えることのできる駆動装置及びこれを用いた基板搬送システムを提供する。
【解決手段】近接して停止した被駆動対象の受力部に外部から回動駆動力を供給する駆動装置20であって、前記受力部に係合可能な係合部と、該係合部に連結された調芯部と、前記被駆動対象に向けて前記係合部と前記調芯部とを進退させる進退部と、前記係合部と前記調芯部とを進退方向に平行な軸周りに回動可能な回動部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置及び基板搬送システムに関するものである。
一般に、薄膜太陽電池等の製造工程において、ガラス基板にシリコンの成膜処理が行われており、複数のガラス基板を所定の間隔を空けて垂直に保持する基板搬送装置が使用されている。また、この基板搬送装置を用いて、ガラス基板の成膜処理の自動化を図った基板搬送システムが用いられている。
従来、このような基板搬送システムとして、特許文献1に開示されたような構成のものが知られている。この基板搬送システムに用いられる基板搬送装置は、取り外し自在な板状の基板保持部を複数備えるものであって、各基板保持部が鉛直方向に平行となるようにキャリアに搭載されたものである。この基板保持部は、四角形状の外枠の左右に平行に固定されたガイドバーと、このガイドバーに両端が固定された支持板に基板上部クランプ用のクリップを取り付けた上部クランプ部と、前記ガイドバーに両端が移動可能に取り付けられた支持板に基板下部クランプ用のクリップを取り付けた下部クランプ部とを有する基板着脱機構を備えており、この基板着脱機構の上部クリップ部が基板の上端を、下部クリップ部が下端をクランプして、基板を保持するようになっている。
また、この基板搬送装置への基板の着脱は、自動基板着脱装置によりなされており、キャリアから取り出した基板保持部を水平にした状態で、センサにより上部クランプ部及び下部クランプ部の位置を検出し、この検出位置にシリンダ装置を移動させて上部から各クリップを押すことによりクリップを開けて基板を解放し、シリンダ装置が各クリップから離れることによりクリップを閉じさせて基板が保持されるようになっている。そして、基板が解放された状態で吸着パッドが基板を搬送して、処理済の基板と処理前の基板の交換が行われるようになっている。
このように、成膜処理の工程において高温・真空の処理装置と常温の大気中とを繰返し通過する基板搬送装置は、基板着脱機構の駆動源を基板搬送装置に直接搭載させると不正常な動作をする恐れがあり、外部の自動基板着脱装置により基板の着脱がなされている。
特許第3243044号公報
ところで、上記のように基板保持部を取り出して、自動基板着脱装置により基板の着脱を行うのは、生産工程が煩雑になると共に基板搬送システムが複雑化・大形化してしまうため、基板着脱機構を外部から供給された駆動力で基板の保持及び解放が可能なように構成し、その一部に外部の駆動装置から駆動力を受ける受力部を設けることが考えられる。
しかし、各基板搬送装置は、組み立て時に発生する誤差や基板着脱時に発生する位置決め誤差、加熱処理による熱膨張により受力部の位置が一様なものとならないので、駆動装置が受力部に係合することができず、基板着脱装置に最適に駆動力を伝えるのが困難であるという問題がある。
この発明は、上記に鑑み提案されたもので、被駆動対象の受力部が位置ずれしていても、被駆動対象に駆動力を確実に伝えることのできる駆動装置及びこれを用いた基板搬送システムを提供することを目的とするものである。
本発明に係る駆動装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明に係る駆動装置は、近接して停止した被駆動対象の受力部に外部から回動駆動力を供給する駆動装置であって、前記受力部に係合可能な係合部と、該係合部に連結された調芯部と、前記被駆動対象に向けて前記係合部と前記調芯部とを進退させる進退部と、前記係合部と前記調芯部とを進退方向に平行な軸周りに回動可能な回動部と、を備えることを特徴とする。
これにより、被駆動対象の受力部が係合部に対して位置ずれしていても、これが調芯されて受力部に係合する。
また、前記調芯部が、前記係合部が前記受力部に係合することにより、前記係合部を前記進退部による進退方向と異なる方向に移動させて前記受力部の回転軸に対して前記係合部の回転軸を一致させることを特徴とする。
また、本発明に係る基板搬送システムでは、基板を保持して搬送すると共に、外部から供給された回動駆動力により前記基板の解放がなされる基板着脱機構を備える基板搬送装置と、前記基板搬送装置の搬送路近傍に配置されると共に、前記基板着脱機構に対して外部から回動駆動力を供給する駆動装置と、を備える基板搬送システムにおいて、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載の駆動装置を用いることを特徴とする。
これにより、基板着脱機構に対して駆動装置の係合部が調芯されて係合すると共に回動する。
前記基板搬送装置は、前記基板着脱機構が前記基板の主面の法線方向に所定の間隔で配置され、前記駆動装置は、前記基板着脱機構のそれぞれの端部に配置された受力部の位置に対応するように前記所定の間隔と同一の間隔で複数配置されていることを特徴とする。
これにより、複数の基板をコンパクトに搭載して搬送可能になると共に、各基板着脱装置の駆動が確実になされる。
本発明に係る駆動装置によれば、進退部が係合部を被駆動対象に向けて移動させて、係合部が被駆動対象の受力部と調芯された上で係合すると共に回動するので、被駆動対象に駆動力を確実に伝えることができる。また、不完全に係合した状態で回動されることがないので、受力部に負荷が発生するのを防止して受力部の破損を防止することができる。
また、係合部を被駆動対象に向けて移動させて受力部と係合することにより、係合部と受力部とが調芯されるので、簡易な構成で確実に調芯を行うことができる。
また、基板着脱機構の受力部に対して各駆動装置の係合部が調芯されて係合するので、基板着脱機構に基板の着脱のための駆動力を確実に供給することができる。
また、複数の基板をコンパクトに搭載して搬送可能になると共に、各基板着脱装置の駆動が確実になされるので、複数の基板を同時かつ自動的に処理することが可能となり、生産性を向上させることができる。
以下、本発明に係る駆動装置及び基板搬送システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る基板搬送装置1の概略構成図である。
なお、図において、基板搬送装置の搬送方向をX方向、基板保持部の配列方向をY方向、鉛直方向をZ方向とする。
図1に示すように、基板搬送装置1は、車輪2aを有する台車2を備えており、製造ラインに沿って敷設されたレール上を滑動することができる。この基板搬送装置1は、基板搬送システムAを構成するものであって、基板搭載位置で搭載した複数の基板Pを成膜処理装置内部に移送し、基板Pにシリコン薄膜が形成された後、基板取り出し位置まで搬送するものである。
基板搬送装置1は、6つの基板保持部10を備えており、この基板保持部10は、台車2上において搬送方向(X方向)に対して直交方向(Y方向)に所定の間隔を有するように鉛直方向(Z方向)に平行に配列されている。
図2は、基板保持部10を示す斜視図である。
図2に示すように、基板保持部10は、保持フレーム11に基板Pを保持して搬送を行うものであって、保持フレーム11に回動可能に支持されたクランプ軸13と、このクランプ軸13に取り付けられて基板Pの周縁を押圧保持するクランプアーム14と、クランプ軸13を基板押圧方向にバネ付勢するコイルバネ15とから成る基板着脱機構16を備えている。
図3は、基板着脱機構16の要部を示す図である。
保持フレーム11は、基板Pより少し小さい開口部11aを有しており、開口部11aの周縁に沿ってクランプ軸13が配設されている。また、保持フレーム11の開口部11aの下端には、基板Pを載置するための載置パッド12が配設されている。
クランプ軸13は、保持フレーム11に固定された支持腕17によって回動自在に支持されている。また、互いに直交するクランプ軸13は、2本ずつ端部に取り付けられた傘歯車18によって噛み合っている。
更に、鉛直に取り付けられたクランプ軸13は、その下端が保持フレーム11の下まで延設されており、受力部13Aとなっている。
受力部13Aは、基板搬送装置1が基板Pの搭載位置又は取り出し位置に在る場合に、外部から駆動装置20(後述する)によって回動操作されるものであり、下面には外部の空間と連通する薄板状の空間13aが形成されており、Y方向に対向する一組の内壁面がテーパ状に形成されて下面から上側に進むにつれて狭くなるようになっている。
クランプアーム14は、U字状の部材であり、クランプ軸13に所定の間隔で固定されている。なお、クランプアーム14の先端部には、基板Pの傷付防止のためにゴム・樹脂等からなるリング状の部材が設けられている。
コイルバネ15は、基板Pを押圧する方向にクランプアーム14をバネ付勢するものであり、初期ねじり角が与えられた状態で、一端が保持フレーム11に固定され、他端がクランプ軸13に固定されている。コイルバネ15は、常時クランプアーム14がクランプ軸13を中心として開口部11aに向かう方向に付勢している。
本実施の形態では、コイルバネ15は一つのクランプ軸13に2個取り付けられている。また、受力部13Aは、約180度回転する。
このような構成により、基板着脱機構16は、受力部13Aを回動操作することにより、クランプアーム14の開閉が行えるようになっている。すなわち、戴置台12に設置された基板Pをクランプアーム14が保持フレーム11に押し付けるように押圧して基板Pを保持するようになっており、受力部13Aを外部の駆動装置20により回動させるとクランプアーム14がバネ力に抗して開放されて、基板Pの取り出しができるようになっている。
図4は、基板搬送システムAを構成する基板着脱装置19を示す図であり、図5は、図4におけるI−I断面図である。なお、駆動装置20の中心軸をOとする。
図4に示すように、基板着脱装置19は、基板搭載位置及び基板取り出し位置に設けられたものであり、基板搬送装置1が上方に停止すると、各基板保持部10の基板着脱機構16に対して回動駆動力を供給して、基板Pの着脱を行うものである。この基板着脱装置19は、X方向における各側面に駆動ユニット20Uを備えている。
駆動ユニット20Uは、箱型のケーシング20Kに6つの駆動装置20を収容したものである。
図5に示すように、駆動装置20は、予め決められた位置に停止した基板搬送装置1が備える6つの受力部13Aの位置にほぼ対応するように配列されている。
この駆動装置20は、受力部13Aと調芯及び係合可能な駆動力伝達部20aと、Z方向に伸縮可能及びZ軸と平行な中心軸O周りに回動可能なエアシリンダ20bとを備えている。
図6は、駆動力伝達部20aを示す図であって、図6(a)は正面図、図6(b)は右側面図であり、図7は、駆動力伝達部20aの組み立て構成図である。なお、係合部32の回転軸をOaとする
駆動力伝達部20aは、X方向及びY方向に移動可能な第一部材21と、Y方向に移動可能な第二部材22と、エアシリンダ20b(詳しくはロッド40)に固定連結される第三部材23とを備えるものであって、第一部材21と第二部材22との間に設けられた第一スライダユニット25と、第一部材21と第二部材22との間に第二スライダユニット26とが備えられている。また、第一部材21と、第三部材23にそれぞれ二つずつ取り付けられたスプリングプランジャ27とを備えている。
第一部材21は、駆動力伝達部20aの上部に備えられたものであって、円板形の部材をY方向において中心軸Oと直交する中心線を基準として線対称的に四箇所を略円弧状に切り取ったかのような基台部31と、基台部31の主面31aからZ方向に突出する係合部32とが一体成型されたものである。
基台部31は、X方向において背向する両側面からX方向に突出する取付板31bを有しており、この取付板31bにはY方向に貫通する円孔が形成されている。
係合部32は、上端がテーパ状に形成された平板状のものであり、この係合部32と取付板31bとは同一のXZ平面に沿うようにして形成されている。この係合部32の上部は、受力部13Aに形成された空間13aの上側と係合することが可能である。
第二部材22は、第一部材21と第三部材23に挟まれるように備えられたものであって、略円板形状の基台部33と、この基台部33の両端面のそれぞれにおいてZ方向に突出するように周縁に形成された二つの力受柱33aとが一体成型されたものである。
力受柱33aは、XY平面上の断面が四半のものであって、基台部33の両端面における中心軸0を基準として点対称的に形成されており、一方の端面の力受柱33aは、他方の端面の力受柱33aと90度ずらしたようにして形成されている。
第三部材23は、駆動力伝達部20aの下部に備えられたものであって、基台部31とほぼ同様の基台部34と、基台部34の裏面34aからZ方向に突出する円柱形の固定部35とが一体成型されたものである。
基台部34は、Y方向において背向する両側面からY方向に突出する取付板34bを有しており、この取付板34bにはX方向に貫通する円孔が形成されている。
第一スライダユニット25は、スライダ25sとレール25rとから構成されており、スライダ25sが第一部材21の裏面(−Z方向)に、レール25rが第二部材22の上側の端面(+Z方向)にそれぞれ固定されて、第一部材21が第二部材22に対してY方向に相対移動することが可能となっている。
第二スライダユニット26は、スライダ26sとレール26rとから構成されており、スライダ26sが第二部材22の下側端面(−Z方向)に、レール26rが第三部材23の主面(+Z方向)にそれぞれ固定されている。このような構成により、第二部材22が第三部材23に対してX方向に相対移動することが可能となっている。
すなわち、第一部材21は、第三部材23に対してXY方向に移動することが可能であり、第一部材21の基台部31と、第一スライダユニット25と、第二部材22と、第二スライダユニット26と、第三部材23とが係合部32の調芯部36として機能する。
スプリングプランジャ27は、中空のボルトの内部にスプリングが設けられて、このボルトの内部に挿入されて一端がスプリングと固定された棒状部材27aの他端が外部に露出するように構成されたものである。このスプリングプランジャ27は、第一部材21の取付板28bと第三部材23の取付板31bに形成された各貫通孔にそれぞれ固定されて、各棒状部材27aの一端が力受柱33aにそれぞれ当接している。
このような構成により、第一部材21が第二部材22に対してY方向に移動すると、第一部材21の取付板28bに固定された一方のスプリングプランジャ27の反力を受け、第二部材22が第三部材23に対してX方向に移動すると第三部材23の取付板31bに固定された一方のスプリングプランジャ27の反力を受けることとなる。
図4に戻って、エアシリンダ20bは、ロッド40とシリンダ41と下部に配置された回動部43とを備えている。
ロッド40は、シリンダ41に収容された状態からZ方向に伸縮可能であり、ロッド40の先端には駆動力伝達部20aにおける第三部材23の固定部35が固定されている。すなわち、ロッド40は、駆動力伝達部20aをZ方向に進退させることが可能である。
回動部43は、シリンダ41の下部に配置されると共に、ケーシング20Kに固定されたものである。この回動部43は、ロッド40とシリンダ41を中心軸O周りに回転させることが可能である。すなわち、回動部43は、係合部32を回転軸Oa周りに回転させることができる。
次に、以上のような構成を備える駆動装置20及び基板搬送システムAの作用について、駆動力伝達部20aの動作説明図である図8を用いて説明する。
まず、基板搬送装置1は、基板着脱機構16に基板Pを搭載するべく基板搭載位置の予め決められた位置に位置決めされる。この際、基板搬送装置1は基板着脱装置19の上方に位置すると共に、駆動ユニット20Uの各駆動装置20にほぼ対応した位置に受力部13Aが位置する。
次に、駆動装置ユニット20Uの各駆動装置20は、ロッド40を伸長させて駆動力伝達部20aを上方に位置する受力部13Aに向けて進行させる。ここで、受力部13Aの回転軸Ojと係合部32の回転軸Oaとは、位置決め誤差によりX方向及びY方向にずれているとする。
係合部32のZ軸方向の進行により、テーパ部から受ける反力のX方向の成分が係合部32等を介して第二スライダユニット26に作用することにより、スライダ26sがレール26rをX方向に滑動して、これに連結された係合部32がX方向に移動する。
すなわち、係合部32における回転軸Oaは、係合部32が受力部13Aに係合して生じる抵抗によりX方向に移動する。
また、係合部32のZ軸方向の進行により、係合部32のテーパ部から受ける反力のY方向の成分が第一スライダユニット25に作用することにより、スライダ25sがレール25rをY方向に滑動して、これに連結された係合部32がY方向に移動する。すなわち、係合部32における回転軸OaがY方向に移動する。
つまり、係合部32が進行するにつれて、係合部32の回転軸Oaが受力部13Aの回転軸Ojに対して調芯されて、係合部32の上側が受力部13Aの内部空間13aの上側と係合する。
この状態で、回動部43を駆動し、受力部13Aに確実に回動駆動力を供給して、シャフト軸13を回動させる。シャフト軸13が回動すると、クランプアーム14が開放された状態となり、この状態で不図示のハンドリング装置により基板Pが戴置パッド12に戴置される。
その後、回動部43を逆回転させることにより、クランプアーム14を閉じさせ、基板Pを基板着脱機構16に保持させる。このとき、回動部43を逆回転させなくてもロッド40を縮小させ、付勢力によりクランプアーム14を閉じさせることも可能である。このようにして基板Pが保持される。
そして、ロッド40を縮小させて受力部13Aと係合部32との係合が解消されると、スプリングプランジャ27が力受柱33aから受ける反力によって、係合部32が、係合部32の回転軸Oaが中心軸Oと重なる基準の位置に戻される。
ロッド40の縮小後、基板搬送装置1は、製造ラインに沿って保持している基板Pに成膜処理が行われ、この後に基板取り出し位置まで搬送された後に、基板搭載位置と同様の処理が行われて不図示のハンドリング装置により基板Pが取り出される。
上述したように、駆動装置20によれば、エアシリンダ部が係合部32を受力部13Aに向けて移動させて、係合部32が受力部13Aと調芯された上で係合すると共に回動するので、基板着脱機構16に駆動力を確実に伝えることができる。また、不完全に駆動力が伝わることが無いので、受力部13Aに負荷が発生するのを防止することができる。
また、係合部32を基板搬送装置1に向けて移動させて受力部13Aと係合することにより、係合部32と受力部13Aとが調芯されるので、調芯部36及び駆動装置20のような簡易なかつ軽量な構成で駆動力を確実に伝えることができる。
また、複数の基板着脱機構16の受力部13Aに対して各駆動装置20の係合部32が調芯されて係合するので、基板着脱機構16に基板Pの着脱のための駆動力を確実に供給することができる。
また、複数の基板がコンパクトに搭載されて搬送されると共に、各基板着脱装置の駆動が確実になされるので、複数の基板を同時かつ自動的に処理することが可能となり、生産性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や材質、その組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、基板搭載位置と基板取り出し位置の両方に基板着脱装置19を設けたが、これを可動式に構成すると共に製造ラインをコの字型に構成すれば、一つの基板着脱装置19で基板の着脱を行うことができる。
また、係合部の形状は、受力部の形状に合わせて、上面より見て(+Z方向から−Z方向に見て)十字とした構造など適宜変更が可能である。
また、上述した実施の形態では、エアシリンダ20bを用いて回動部と進退部とを一体的に構成したがこれを別々に用いてもよい。
本発明の実施形態に係る駆動装置1の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る基板保持部11を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る基板着脱機構16の要部を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板着脱装置19を示す図である。 本発明の実施形態に係る図4におけるI−I断面図である。 本発明の実施形態に係る駆動力伝達部20aを示す図であって、図6(a)は正面図、図6(b)は右側面図である。 本発明の実施形態に係る駆動力伝達部20aの組み立て構成図である。 本発明の実施形態に係る駆動力伝達部20aの動作説明図である。
符号の説明
1…基板搬送装置
13A…受力部
16…基板着脱機構
20…駆動装置
31a…主面
31b…取付板
32…係合部
36…調芯部
40…ロッド(進退部)
43…回動部
P…基板
Oa…回転軸
Oj…回転軸

Claims (4)

  1. 近接して停止した被駆動対象の受力部に外部から回動駆動力を供給する駆動装置であって、
    前記受力部に係合可能な係合部と、
    該係合部に連結された調芯部と、
    前記被駆動対象に向けて前記係合部と前記調芯部とを進退させる進退部と、
    前記係合部と前記調芯部とを進退方向に平行な軸周りに回動可能な回動部と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記調芯部は、前記係合部が前記受力部に係合することにより、前記係合部を前記進退部による進退方向と異なる方向に移動させて前記受力部の回転軸に対して前記係合部の回転軸を一致させることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 基板を保持して搬送すると共に、外部から供給された回動駆動力により前記基板の解放がなされる基板着脱機構を備える基板搬送装置と、前記基板搬送装置の搬送路近傍に配置されると共に、前記基板着脱機構に対して外部から回動駆動力を供給する駆動装置と、を備える基板搬送システムにおいて、
    前記駆動装置として、請求項1又は2に記載の駆動装置を用いることを特徴とする基板搬送システム。
  4. 前記基板搬送装置は、前記基板着脱機構が前記基板の主面の法線方向に所定の間隔で配置され、
    前記駆動装置は、前記基板着脱機構のそれぞれの端部に配置された受力部の位置に対応するように前記所定の間隔と同一の間隔で複数配置されていることを特徴とする請求項3に記載の基板搬送システム。
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