JP2009162895A - ポスタープレート - Google Patents

Abstract

【課題】販売用の書籍が陳列されている棚の前面の空間部を広告物掲示用のスペースとして利用することを可能ならしめ、しかも、大面積の広告物掲示領域を簡単に形成し、あるいは、この形成した大面積の広告物掲示領域を簡単に撤去することを可能ならしめる。
【解決手段】方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側が当該方形状の板体から側面方向に向けて突出し、延長されることにより、前記方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側にそれぞれ上側の腕板及び下側の腕板が形成され、前記方形状の板体が広告取り付け部になっているポスタープレート。
【選択図】図１

Description

この発明は、書店、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどにおいて商品が陳列されている棚に取り付け、取り外しすることが容易で、取り付けた際に、広告物掲示用の広い面積を提供することができるポスタープレートに関する。

従来から、書店の展示棚や、コンビニエンスストアの雑誌棚などに設置し、雑誌の名前や値段、内容などの特記事項を記載したリーフレットを差し替え可能とした広告宣伝用の掲示具が提案されている（例えば、特許文献１）。

また、書店の書籍陳列用の棚の前面の空いたスペースに付設され、棚の上の本を閲覧する顧客に対して各種の広告宣伝を行うのに適した広告器が提案されている（例えば、特許文献２）。
実用新案登録第３１０４７２２号公報 実公平４−２８１３２号公報

特許文献１、２に提案されているものは、いずれも、販売用の書籍が陳列されている棚の前面を広告用のスペースとして利用するものであって、広告用のスペースとしては、あくまでも棚そのものの存在を利用するものであった。

これに対して、書店、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどにおいて商品が陳列されている棚の前面の空間部には大きなスペースが存在しているにもかかわらず、このスペースを広告物掲示用のスペースとして利用する提案は従来行われていなかった。

この発明は、書店、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどにおいて商品が陳列されている棚の前面の空間部を広告物掲示用のスペースとして利用することを可能ならしめ、しかも、大面積の広告物掲示領域を簡単に形成し、あるいは、この形成した大面積の広告物掲示領域を簡単に撤去することを可能ならしめることを目的にしている。

上記の目的のもとになされたこの発明は、次の通りのものである。

（請求項１）
方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側が当該方形状の板体から側面方向に向けて突出し、延長されることにより、前記方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側にそれぞれ上側の腕板及び下側の腕板が形成され、前記方形状の板体が広告取り付け部になっていることを特徴とするポスタープレート。

（請求項２）
前記方形状の板体と、前記方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側それぞれ形成されている上下の腕板とは、連接部において屈曲し、互いに平行に延びていることを特徴とする請求項１記載のポスタープレート。

（請求項３）
前記腕板の少なくとも一面に固定手段が配備されていることを特徴とする請求項１又は２記載のポスタープレート。

（請求項４）
方形状の板体と、
当該方形状の板体の一側壁を、書棚の横板の側面に取り付ける取り付け手段とからなり、
前記方形状の板体を、前記取り付け手段によって書棚の横板の側面に取り付けた際に当該書棚の横板の前側縁より前方に位置する部分が広告取り付け部になっていることを特徴とするポスタープレート。

この発明のポスタープレートによれば、書店、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどにおいて商品が陳列されている棚の前面の空間部を広告物掲示用のスペースとして利用することを可能ならしめ、しかも、大面積の広告物掲示領域を簡単に形成し、あるいは、この形成した大面積の広告物掲示領域を簡単に撤去することが可能になる。

以下、この発明の好適な実施の形態を添付の図を参照して説明する。

図１（ａ）は、この発明のポスタープレートの一例を説明する斜視図、図１（ｂ）は、図１（ａ）の側面図である。

この発明のポスタープレート１は、一方の側辺３における上端側及び下端側にそれぞれ上側の腕板４及び下側の腕板５を備えている方形状の板体２からなり、方形状の板体２が広告取り付け部になっているものである。

図示の実施形態では、長方形状の板体が方形状の板体２として採用されている。

方形状の板体２は透明なものにすると、書店、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどにおいて棚に陳列されている商品を見やすくすると共に、広告物１０の掲示を行なう上で有利である。

この透明な方形状の板体２としては、ポリエチレンテレフタレート製のものを採用すると、万一、ポスタープレート１が棚から落下した場合であっても破損トラブルが生じないので有利である。

上側の腕板４、下側の腕板５は、方形状の板体２の一方の側辺３における上端側及び下端側が方形状の板体２から側面方向（図１（ｂ）中、右側方向）に向けて突出し、延長されることにより、方形状の板体２の一方の側辺３における上端側及び下端側にそれぞれ形成されている。

図１図示のポスタープレート１のサイズは、例えば、厚さ：３ｍｍ、高さ（図１（ｂ）中、上下方向に表されている方形状の板体２の長さ）：６００ｍｍ、方形状の板体２の上側の腕板４（下側の腕板５）の部分を含めた横方向（図１（ｂ）中、左右方向）の長さ：３３０ｍｍ、方形状の板体２の上側の腕板４（下側の腕板５）の部分を含まない横方向（図１（ｂ）中、左右方向）の長さ：２２０ｍｍ、上側の腕板４（下側の腕板５）の横方向（図１（ｂ）中、左右方向）の長さ：１１０ｍｍ、上側の腕板４（下側の腕板５）の高さ（図１（ｂ）中、上下方向に表されている長さ）：８０ｍｍ、方形状の板体２の上側の腕板４及び下側の腕板５の部分を含まない高さ方向の長さ（図１（ｂ）中、上下方向に表されている長さ）：４００ｍｍとすることができる。

図２は、この発明のポスタープレート１が使用されている状態の一例を説明する斜視図である。

本発明のポスタープレート１は、書店、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどにおいて商品（例えば、書籍１１）が陳列されている棚２０に取り付けて使用される。

図２では、棚２０の縦方向に配置されている縦板２３と、書籍１１との間に、上側の腕板４と下側の腕板５とを差し込んで、ポスタープレート１を設置している。

このように、本発明のポスタープレート１は、上側の腕板４と下側の腕板５とを隣接配置されている書籍１１と書籍１１との間、あるいは、書籍１１と縦板２３との間に差し込むことにより簡単に設置することができる。

そして、上側の腕板４と下側の腕板５とを隣接配置されている書籍１１と書籍１１との間、あるいは、書籍１１と縦板２３との間から引き抜くことにより、簡単によりはずすことができる。

なお、棚２０の横方向に配置されている横板２１、２２の上面に、上側の腕板４の下側縁、下側の腕板５の下側縁が支持されるようにして、ポスタープレート１を設置することもできる。

図２図示のように設置された本発明のポスタープレート１においては、方形状の板体２が広告取り付け部になるので、図２図示したように、ここに広告物１０を貼り付けることができる。

本発明のポスタープレート１は、前記に例示したようなサイズにすることができるので、上下複数段の横板２１、２２をまたいで、上側の腕板４、下側の腕板５をそれぞれ上下別の段の商品（書籍１１）のところに差し込むことができる。このため、同一の段に陳列されている商品（例えば、書籍１１）のところに上下方向のサイズがその段の上下方向サイズと同程度でしかない大きさのポスタープレートを配備する場合に比較して、非常に大きな面積の広告物掲示用スペースを確保することができる。

こうして、商品（例えば、書籍１１）が陳列されている棚２０の前面の空間部を、広告物１０を掲示するスペースとして利用することを可能にし、しかも、大面積の広告物掲示領域を簡単に形成することができる。

図３図示の本発明のポスタープレート１ａは、図１図示のポスタープレート１において、更に、上側の腕板４、下側の腕板５の一面に固定手段６が配備されているものである。

固定手段６が配備されている点以外は図１図示のポスタープレート１と同一であるので共通する部分には同一の符号をつけ、その説明を省略する。

固定手段６としては、例えば、両面テープや、磁石を用いることができる。

本発明のポスタープレート１ａを配備する位置の状況を考慮して、両面テープ、磁石を適宜選択使用できる。

また、必要に応じて、上側の腕板４と下側の腕板５の中のどちらか一方の腕板、あるいは両方の腕板における両側面、あるいは、どちらか一方の側面に、両面テープや、磁石などからなる固定手段を配備することができる。

図４（ａ）〜（ｃ）図示の本発明のポスタープレート１ｂは、方形状の板体２と、上側の腕板４ａ及び下側の腕板５ａとが連接部７において屈曲し、互いに平行に延びているものである。

この点以外は図１図示のポスタープレート１と同一であるので、共通する部分には図１、図２に使用されているものと同一の符号をつけ、その説明を省略する。

図４（ａ）図示のポスタープレート１ｂは、図４（ｂ）、図４（ｃ）図示のようにして設置することができる。

図４（ａ）図示のポスタープレート１ｂには固定手段６が配備されていないが、図３図示のように、固定手段６を配備することも可能である。

図５は本発明の他のポスタープレート３１を説明する斜視図である。

図５図示のポスタープレート３１は、方形状の板体３２と、方形状の板体３２の一側壁３３を、書棚の横板２１ａ、２２ａの側面に取り付ける取り付け手段３４とからなる。

取り付け手段３４としては、例えば、背面が書棚の横板２１ａ、２２ａの上側面に取り付けられる横片３４ａと、当該横片３４ａに直交し、背面が方形状の板体３２の一側壁３３に取り付けられる縦片３４ｂとからなり、この横片３４ａ、縦片３４ｂの背面に両面テープのような接着・固定手段が取り付けられているものを採用することができる。

横片３４ａ、縦片３４ｂの背面に取り付けられている接着・固定手段としては、方形状の板体３２の一側壁３３を、書棚の横板２１ａ、２２ａの側面に簡単に取り付け、取り外しすることができるものであれば、両面テープに限らず、種々のものを採用することができる。

ポスタープレート３１は、方形状の板体３２を、取り付け手段３４、３４によって書棚の横板２１ａ、２２ａの側面に取り付けた際に、方形状の板体３２における書棚の横板２１ａ、２２ａの前側縁２１ｂ、２２ｂより前方に位置する部分が、広告取り付け部になる。そこで、この部分に、図４（ｂ）図示のように広告物１０を掲示することができる。

このポスタープレート３１も、例えば、厚さ：３ｍｍ、高さ（図５（ａ）中、上下方向に表されている方形状の板体３２の長さ）：６００ｍｍ、方形状の板体３２の横方向（図５（ａ）中、左右方向）の長さ：３３０ｍｍという大きなものとし、大面積の広告物掲示領域を確保することができる。

こうして、商品（例えば、書籍）が陳列されている棚の前面の空間部を、広告物１０を掲示するスペースとして利用することを可能にし、しかも、大面積の広告物掲示領域を簡単に形成することができる。

以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。

（ａ）は、この発明のポスタープレートの一例を説明する斜視図、（ｂ）は、図１（ａ）の側面図。 この発明のポスタープレートが使用されている状態の一例を説明する斜視図。 （ａ）は、この発明の他のポスタープレートの一例を説明する斜視図、（ｂ）は、図３（ａ）の側面図。 （ａ）は、この発明の更に他のポスタープレートの一例を説明する斜視図、（ｂ）は、図４（ａ）図示のポスタープレートが書棚に取り付けられている状態を説明する一部を省略した平面図、（ｃ）は、図４（ａ）図示のポスタープレートが書棚に取り付けられている他の状態を説明する一部を省略した平面図。 （ａ）は、この発明の他のポスタープレートの一例を説明する分解斜視図、（ｂ）は、図５（ａ）図示のポスタープレートが書棚に取り付けられて使用されている状態を説明する一部を省略した斜視図。

符号の説明

１、１ａ、３１ ポスタープレート
２、３２ 方形状の板体
３ 一方の側辺
４、４ａ 上側の腕板
５、５ａ 下側の腕板
６ 固定手段
７ 連接部
１１ 書籍
２０ 棚
２１、２１ａ、２２、２２ａ 書棚の横板
２３ 縦板
３３ 方形状の板体の一側壁
３４ 取り付け手段

Claims (4)

1. 方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側が当該方形状の板体から側面方向に向けて突出し、延長されることにより、前記方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側にそれぞれ上側の腕板及び下側の腕板が形成され、前記方形状の板体が広告取り付け部になっていることを特徴とするポスタープレート。
2. 前記方形状の板体と、前記方形状の板体の一方の側辺における上端側及び下端側それぞれ形成されている上下の腕板とは、連接部において屈曲し、互いに平行に延びていることを特徴とする請求項１記載のポスタープレート。
3. 前記腕板の少なくとも一面に固定手段が配備されていることを特徴とする請求項１又は２記載のポスタープレート。
4. 方形状の板体と、
   当該方形状の板体の一側壁を、書棚の横板の側面に取り付ける取り付け手段とからなり、
   前記方形状の板体を、前記取り付け手段によって書棚の横板の側面に取り付けた際に当該書棚の横板の前側縁より前方に位置する部分が広告取り付け部になっていることを特徴とするポスタープレート。

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