JP2009162751A - 高温用静電容量式静圧/動圧センサ - Google Patents

高温用静電容量式静圧/動圧センサ Download PDF

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Abstract

【課題】 高温用静電容量式静圧/動圧センサを提供する。
【解決手段】 本発明は、ガスタービン・エンジンで用いるような高温用途のための静電容量式圧力プロ−ブに関する。本発明の静電容量式プロ−ブ又は圧力センサ10は、特に、圧力ポート36を有する内部の検出チャンバー42と、検出電極62に隣接して位置する内部の基準チャンバー52とを画定するセンサ・ハウジング20を含む。基準チャンバー52は、ヘインズ230アロイから作られた可撓性ダイヤフラム44により検出チャンバー42から分離され、検出チャンバー42内に加えられる圧力に応じたダイヤフラム44の撓みが、検出電極62により検出される静電容量値の変化に対応する。
【選択図】 図3

Description

関連出願の相互参照
本願発明は、その開示が言及により全体として本明細書に取り込まれる、高温用静電容量式圧力センサであり、2007年12月31日に出願された、米国仮特許出願第61/009,715号明細書に対する優先権の利益を享受する。
本願発明は、静電容量式圧力センサに関し、特に、高温において高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から作られるダイヤフラムを使用する、ガスタービン・エンジンにおける音圧波を検出するためのセンサ又はマイクロフォンのような、高温用静電容量式静圧/動圧センサに関する。
静電容量式圧力センサは、例えばその開示が参照によって全体として本明細書に取り込まれる、米国特許第6,148,674号明細書において開示されているように、当該技術分野においてよく知られている。しかしながら、これらの装置は高温では限られた適用性を有する。特に、先行技術の圧力センサの静電容量は、通常、ピコファラッド(pF)の範囲にあるため、それらは浮遊容量及びその他の環境条件の影響を受けやすい。これはガスタービン用途等の厳しい環境の用途における使用に対して、高温用静電容量式圧力センサを開発することを困難にする。実際、350℃を超えて動作できる市販の静電容量式圧力センサは現存しない。
この障壁は部分的に、保護技術と周波数変調(FM)の容量性伝送技術との組合せにより克服されて来ている。正確で信頼性の高い計測を達成するために、全ての浮遊容量が信号ピックオフ回路において除去されねばならない。これはガーディングと呼ばれる技術によって防止され得る。ガーディングは、検出領域自体と同じ電圧に保たれた、非検出導体を伴う検出電極領域を囲むことにより達成される。この技術は、また、圧力検出器を信号調整回路に接続する3軸ケーブルを保護するためにも用いられる。その結果、たとえケーブルが10m位までに至る長さであったとしても、入力信号のロスがない。
容量性ピックオフ信号に影響する別の要素は、温度が上昇するにつれて減少する誘電材料の抵抗である。これは高温において、直流(DC)信号の検出を困難にする。周波数変調(FM)容量測定システムはこの問題を解決する。FMの使用はシステムを搬送波周波数の変動に対して敏感にし、ESD=静電気放電(Electro Static Discharge)又は変動するEM=電磁(Electro Magnetic)場を無視する。
その開示が参照によって、本明細書に取り込まれる、ホー(Ho)に付与された米国特許第7,258,806号明細書は、静電容量式マイクロフォン装置用のダイヤフラムを開示している。そのダイヤフラムは、その上に形成された誘電層を有する第1の基板を用いて作られる。次に第2の金属ダイヤフラム層が基板に対して誘電層の上に置かれる。マイクロフォンの検出性能を改善するために、材料の層を用いてダイヤフラムを製作することは珍しいことではない。しかしながら、層状のダイヤフラムは製作するのが高価であり、そして高温の環境において動作することが出来ない。
これらの欠陥に対する解決策は、従来、ダイヤフラムと基板との間の熱的な不一致を最小化するために全金属製のダイヤフラムを採用することである。しかしながら、圧力センサ又はマイクロフォンにおける金属ダイヤフラムの欠点の1つは、高温における温度のヒステリシス及び圧力のヒステリシスである。インコネル750で作られたダイヤフラムを有する、有用な静電容量式圧力センサが本発明者により製作され、試験された。0.103MPa(15psi)〜4.137MPa(600psi)の圧力における、−55℃〜500℃の温度サイクル試験は、何ら温度補償無しに、そのような装置における温度のヒステリシスが約0.76%であり、圧力のヒステリシスが約1.3%未満であることを示す。これらの値は、通常0.25%未満であるシリコン・ダイヤフラムと比べて、比較的大きい。ヒステリシスの影響を低減するために、より優れた高温用ダイヤフラム材料が要望される。本願発明は、先行技術の欠点を克服する材料で作られ、高温において(動的又は静的)圧力のより正確な測定を提供するために構成されるダイヤフラムを有する圧力プローブを対象にしている。
本願発明は、ガスタービン・エンジンで用いるような、高温用途のための新しい有用な静電容量式圧力センサを対象にしている。本発明の静電容量式プローブ又は圧力センサのある構造はとりわけ、圧力ポートを有する内部の検出チャンバーと、検出電極に隣接して位置する内部の基準チャンバーとを画定するセンサ・ハウジングを含む。基準チャンバーは、ヘインズ230アロイ(Haynes 230 alloy)から作られた可撓性ダイヤフラムにより検出チャンバーから分離され、検出チャンバー内に加えられる圧力に応じたダイヤフラムの撓みは、検出電極により検出される静電容量値の変化に対応する。基準チャンバーは、1.333MPa(10mTorr)未満の圧力で真空にシールされることが望ましい。
基準チャンバー内で検出電極とダイヤフラムとの間に隙間が設けられ、その隙間は約67μm〜100μmであることが想定される。
望ましくは、検出電極はアースに対する信号線の寄生容量からシールドされる。ある実施形態において、検出電極はアースに対する信号線の寄生容量から保護リングによりシールドされている。さらに、保護リングは信号線を通る電位に等しい電位によって駆動されることが想定される。その上、ある構造においては、検出電極と保護リングとの間にセラミックの絶縁体が配置される。
望ましくは、本発明の静電容量式圧力センサは、圧力測定を得るために、ダイヤフラムが撓む際に静電容量において検出される変化を読み取るための機構をさらに含む。
ある好適な実施形態において、圧力センサはさらに検出チャンバーと基準チャンバーとの間に連通をもたらす通気管を含む。検出チャンバーと基準チャンバーとの間の連通を制限するために、バルブが通気管と組み合わされ得ることが想定される。
本発明は、特に、開口した圧力ポートを有する内部の検出チャンバーと、検出電極を収容する閉鎖された内部の基準チャンバーとを画定するセンサ・ハウジングを含む、静電容量式動圧マイクロフォンもまた対象にしている。マイクロフォンはさらに、基準チャンバーを検出チャンバーから分離し、そして検出電極から所定の隙間距離だけ隔てられた、可撓性ダイヤフラムを含む。
さらにマイクロフォンは、検出チャンバーと基準チャンバーとの間に、平衡した静的バックグラウンド圧力を保持するために連通をもたらす通気管を含む。通気管は、検出チャンバー内の圧力変化が所定の時間だけ、基準チャンバー内の対応する圧力変化に先行するように構成される。望ましくはその時間にわたる検出チャンバーと基準チャンバーとの間の圧力差は、同じ時間にわたりダイヤフラムの対応する撓みの変化を生じ、その時間にわたり対応する隙間距離の変化を発生し、前記時間にわたり検出電極によって検出される、対応する静電容量値の変化をもたらす。
ある実施形態において、可撓性ダイヤフラムは約750℃を超える温度において、高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される。望ましくは、可撓性ダイヤフラムは約1150℃までの温度において、高い熱的強度及び熱的安定性を示す材料から構成される。さらに、可撓性ダイヤフラムはヘインズ230アロイから構成されることが望ましい。
本発明のマイクロフォンのある実施形態において、基準チャンバー内で検出電極とダイヤフラムとの間に隙間が設けられる。該隙間は約20μm〜約200μmに及ぶことができ、そして約67μm〜100μmであることが望ましい。
望ましくは、検出電極はアースに対する信号線の寄生容量からシールドされる。ある実施形態において、検出電極はアースに対する信号線の寄生容量から保護リングによりシールドされている。さらに、保護リングは信号線を通る電位に等しい電位によって駆動されることが想定される。その上、ある構造においては、検出電極と保護リングとの間にセラミックの絶縁体が配置される。
望ましくは、本発明の静電容量式圧力マイクロフォンは、圧力測定を得るために、ダイヤフラムが撓む際に静電容量において検出される変化を読み取るための機構をさらに含む。
ある好適な実施形態において、マイクロフォンは検出チャンバーと基準チャンバーとの間の連通を制限するため、通気管と組み合わされたバルブをさらに含む。
本願発明のこれらの及びその他の特徴、利点と、それが組み立てられて使用される方法は、以下に説明される幾つかの図面と共に取り上げられる本願発明の好適な実施形態の、以下に続く実現させるための記述から、通常の当業者に対してより容易に明らかになるであろう。
本願発明が関連する当業者が、必要以上の実験なしに本願発明の静電容量式圧力センサを、如何にして作り使用するかを容易に理解するように、それに関する好適な実施形態が、一定の図面を参照して以下に詳細に説明されるであろう。
本願発明の好適な実施形態に従って構成された静電容量式圧力センサの斜視図である。 説明を容易にするため分離された部品を伴う、図1の静電容量式圧力センサの斜視図である。 図1及び図2の静電容量式圧力センサの断面図である。 本発明の好適な実施形態に従って構成された静電容量式マイクロフォンの断面図である。 圧力基準チャンバーと圧力ポートとの間に延びる通気管と組み合わされたバルブをマイクロフォンが含む、本発明の静電容量式マイクロフォンのさらなる実施形態の断面図である。 圧力基準チャンバーと圧力ポートとの間に延びる通気路をマイクロフォンが含む、本発明の静電容量式マイクロフォンのさらなる実施形態の断面図である。 動圧及び静圧測定の双方用のMC900モジュール式電子装置に基づく、静電容量式遠隔読み取りシステムの図式である。 静圧測定用のAD7747静電容量−デジタル変換器チップに基づく、静電容量式遠隔読み取りシステムの図式である。 本願発明の好適な実施形態用の、センサ出力対圧力(0.103MPa〜4.137MPa(15psi〜600psi))及び温度(−55℃〜500℃)を示すグラフである。 本願発明の好適な実施形態用の、センサ出力対圧力(0.103MPa〜1.724MPa(15psi〜250psi))及び温度(19℃〜750℃)を示すグラフである。 センサ出力対音圧の高さ(23℃における、波高値0.862kPa(0.125psi)〜波高値10.342kPa(1.5psi))を示すグラフである。 センサ出力対音圧の高さ(500℃における、波高値0.862kPa(0.125psi)〜波高値10.342kPa(1.5psi))を示すグラフである。 センサ出力対音圧の高さ(700℃における、波高値0.862kPa(0.125psi)〜波高値10.342kPa(1.5psi))を示すグラフである。
ここで、類似の参照番号が、本願発明の静電容量式センサの類似した構造的特徴又は態様を識別する図面を参照すると、図1において、本願発明の好適な実施形態に従って構成され、全体的に参照番号10により設計された静電容量式プローブ又は圧力センサが例示されている。圧力センサ10は、ガスタービン・エンジンで用いるような、高温での用途のために適合し構成されている。
図1〜図3を参照すると、圧力センサ10は取付セクション30、ダイヤフラム・セクション40、及び電極支持セクション50を有するハウジング組立品20を含む。電極支持セクションは、電極組立品60を収容するように適合し構成されている。
ハウジング組立品20の取付セクション30は、その一端34と組み合わされる一連のねじ32を含む。ねじ32は、測定されるべき圧力源にセンサ10を接続するために使用され得る。例えば、ねじ32はそのセンサ10を燃焼器のハウジングに接続するために使用され得る。当業者は、センサを圧力源に接続するための別の機構が、本発明の範囲から逸脱することなく採用され得ることを容易に理解するであろう。
図3に示すように、取付セクション30はその全長にわたり延びる圧力ポート36を画定する。取付セクション30の圧力ポート36は、ダイヤフラム・セクション40内に形成された検出チャンバー42の中で終端となっている。ダイヤフラム・セクション40は、検出チャンバー42に隣接して位置するフレキシブルなダイヤフラム44を含む。ダイヤフラム44は以下においてより詳細に議論される。
再び図3を参照すると、電極組立品60が電極支持セクション50の中へ挿入されるとき、基準チャンバー52が電極62の端部64とダイヤフラム44との間に形成される。電極組立品60は、ハウジング20の電極支持セクション50の内径に形成された一連のねじ54と噛み合うために適合し構成されている、その外周に形成された一連のねじ63を有する。一方の電極組立品は電極支持セクションにねじ込まれ、2つの部分は基準チャンバー52のシーリングを改善するため、示されているように一緒に溶接され得る。
ここに開示されている実施形態において、ハウジング組立品20の3つの構成部品は同じ合金で作られ、ユニット構造へと一緒に溶接されている。このユニットは非常に良好な気密シールを有し、圧力漏れ速度は室温において10-10大気圧cc/秒未満である。しかしながら、当業者は本願発明の精神と範囲に対して逸脱することなく、センサのハウジング組立品20を作り上げるために、任意の数の部品が使用され得ることを容易に理解するであろう。例えば、図3はハウジング組立品20のダイヤフラム・セクション40が単一の部品から作られていることを例示するが、フレキシブル・ダイヤフラム44は、円筒形の本体部分へと後で溶接される別のピースとして形成され得ることが想定される。
図3を参照し続けると、図3は基準チャンバー52が、可撓性ダイヤフラム44により検出チャンバー42からシールされ、分離されていることを例示する。基準チャンバー52は、1.333MPa(10mTorr)未満の圧力に対して真空にシールされる。ダイヤフラム44は高温において高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される。検出チャンバー42内に加えられる圧力に応じたダイヤフラム44の撓みは、検出電極62により検出される静電容量値に対応する。例えば、以下で議論されるように、図7及び図8に示すように、圧力測定を得るために、ダイヤフラム44の撓みに際して、検出された静電容量の変化を遠隔で読取るシステムが備えられることが望ましい。
本願発明の好適な実施形態に従って、可撓性ダイヤフラム44は、約750℃を超える温度において高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される。望ましくは、可撓性ダイヤフラムは、約1000℃までの温度において高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成されることが望ましい。本願発明の好適な実施形態において、可撓性ダイヤフラムはヘインズ230アロイから構成される。さらに、ある好適な構造において、ダイヤフラムの厚さは約0.457mm(0.018インチ)である。この厚さは、約4.137MPa(600psi)の入力範囲を有する静圧センサに対して好適である。ダイヤフラムの厚さはセンサに対する圧力範囲に応じて変えられる。例えば、68.948kPa(10psi)の圧力の入力を有するセンサに対し、約0.076mm(0.003インチ)の厚さを有するダイヤフラムが使用され得る。
図3に最もよく示されるように、基準チャンバー52内で検出電極62とダイヤフラム44との間に隙間「G」が備えられている。隙間はおよそ67μm〜100μmである。その隙間距離は一定の静電容量値の範囲、例えば0.93pF〜0.63pFに対応する。
検出電極62はアースに対する信号線の寄生容量からシールドされる。特に、検出電極62はアースに対する信号線の寄生容量から保護リング66によりシールドされている。望ましくは、保護リング66は信号線を通る電位に等しい電位によって駆動される。例えば、インバータ・バッファ回路が使用され得る。さらに、セラミック絶縁体68が検出電極62と保護リング66との間に配置されている。別のセラミック絶縁体69が保護リング66を囲み、ステンレス鋼のシールド72が絶縁体69を囲んでいる。
ヘインズ・アロイ230は優れた高温での強度、耐酸化性、及び長期間の熱的安定性を有する。これらの理由で、それはしばしば航空宇宙、化学処理、及び高温加熱の用途に用いられる。ヘインズ・アロイ230の熱的特性は、その利点を示すため、産業用途において機械的ダイヤフラム用の材料として一般的に使用されるインコネル750の熱的特性と容易に比較され得る。ヘインズ230とインコネル750の双方に関する、弾性係数及び熱膨張係数対温度の比較は、表1.0及び表2.0に要約されている。
表1.0に示すように、ヘインズ230アロイの弾性係数が26.7℃から1000℃まで熱くなるときに、約29%低下する一方で、インコネル750の弾性係数の値はそれが26.7℃から816℃まで熱くなるときに、約40%低下する。これはヘインズ230が、インコネル750よりもはるかに優れた熱的強度を有することを意味する。表2.0において、26.7℃〜93℃の温度範囲と26.7℃〜871℃の温度範囲との間の、インコネル750に関する熱膨張係数の差はおよそ25.3%である。それに比べて、ヘインズ230に関しては、25℃〜100℃の温度範囲と25℃〜1000℃の温度範囲との間の熱膨張係数の差はおよそ21.1%である。このデータは、ヘインズ230アロイがインコネル750よりも優れた熱的強度及び熱的安定性を示すことを証明する。
Figure 2009162751
Figure 2009162751
本願発明によれば、ヘインズ230アロイに基づく静電容量式圧力センサは、極端な温度に対して高度に耐性があるばかりでなく、約800℃までの温度において高い精度と高い安定性を保つ。
センサ10を用いて比較的小さな静電容量の変動が正確に測定され、例えば長さ3mの3軸ケーブルを通じて、離れた読み取り電子回路に伝送されることができる。上述のように、アースに対する信号線の寄生容量を取り除くため、保護リング66が信号線を通っている電位と同じ電位により駆動される。従って、信号線と保護リング66との間には交流電流が存在せず、それら2つの間の如何なる静電容量も信号線を通る電荷の移動に影響しない。これは、保護リング66と信号線との間の静電容量が、出力に対して何ら寄与しないことを意味する。
図7を参照すると、フランスのフォガール・ナノテク(Fogale nanotech)社により製作された、MC900モジュール式電子装置に基づく静電容量式遠隔読み取りシステム40の図式が示されている。該システムの熱ドリフトは0.002%/℃であり、帯域幅はおよそ10kHzである。読み取りシステム40は、動圧及び静圧測定の双方に適している。
図8を参照すると、アナログ・デバイス(Analogu Devices)社により製作された、AD7747と称される静電容量−デジタル変換器ASICチップに基づく、別の静電容量式読み取りシステム50の図式が示されている。AD7747チップの分解能は20aF(10-18F)まであり、それは4〜10fF(10-15F)の範囲における精度を有する。フルスケールの(変化する)静電容量の範囲は±8pFである。チップの更新レートは5Hz〜45Hzである。しかしながら、それは静的及び低周波の圧力測定のみに適している。
本願発明の静電容量式圧力センサは、温度サイクル試験の間にわたり、十分に特性化されて来ている。試験の温度プロフィールは以下の通りであり、そこで各温度ポイントに対する時間は約45分間に及んだ:25℃→200℃→350℃→500℃→350℃→200℃→25℃→−55℃→25℃。各温度ポイントにおいて測定された、以下を含む13の圧力ポイントがあった:0.103MPa(15psi)→0.689MPa(100psi)→1.379MPa(200psi)→2.068MPa(300psi)→2.760MPa(400psi)→3.447MPa(500psi)→4.137MPa(600psi)→3.447MPa(500psi)→2.760MPa(400psi)→2.068MPa(300psi)→1.379MPa(200psi)→0.689MPa(100psi)→0.103MPa(15psi)。
典型的なセンサ出力対圧力(0.103MPa〜4.137MPa(15psi〜600psi))及び温度(−55℃〜500℃)が、グラフを用いて図9に示されている。出力は全体の温度範囲及び圧力範囲にわたり、比較的線形である。温度のヒステリシスはおよそ0.367%F.S.(フルスケール)で、圧力のヒステリシスはおよそ0.46%F.S.(フルスケール)である。−55℃〜500℃にわたる性能データは以下で表3.0に要約されている。
Figure 2009162751
現在の温度サイクル・オーブンの最高温度が約500℃であるため、温度が500℃を超えるべき場合には異なる炉が使用された。最高温度の可能性を試験するため、本願発明のヘインズ230に基づく静電容量式圧力センサは、より高温であるがより制御しにくい炉内で試験された。従って、500℃〜750℃の性能データは手動のデータ記録手順に基づいて粗く特性化されている。
この炉内の温度プロフィールは以下の通りであり、そこで各温度ポイントに対する時間は約45分間に及んだ:500℃→600℃→700℃→750℃→700℃→600℃→500℃→室温〜19℃。各温度ポイントにおいて測定された11の圧力ポイントがあり、それらは次の通りであった:0.103MPa(15psi)→0.345MPa(50psi)→0.689MPa(100psi)→1.034MPa(150psi)→1.379MPa(200psi)→1.724MPa(250psi)→1.379MPa(200psi)→1.034MPa(150psi)→0.689MPa(100psi)→0.345MPa(50psi)→0.103MPa(15psi)。
センサ出力対圧力(0.103MPa〜1.724MPa(15psi〜250psi))及び温度(19℃〜750℃)の結果がグラフを用いて図10に示されている。センサの出力は依然として線形である。しかしながら、比較的大きなヒステリシスが存在する。温度のヒステリシスは約1.25%F.S.(フルスケール)であり、圧力のヒステリシスは約2.1%F.S.(フルスケール)である。センサは750℃における48時間の連続試験後に依然として機能していた。
インコネル750に基づく圧力センサとヘインズ230に基づく圧力センサとの間の性能比較が、以下で表4.0に記述されている。双方のセンサは同じ温度サイクル・プロフィールを経た。示されるように、ヘインズ230に基づくセンサは、インコネル750に基づく圧力センサよりも優れた性能を有する。その上、インコネル750の動的弾性係数は、より高温において余りに大きく減少するため、750℃までの温度に関する、インコネル750に基づくセンサについてのデータは存在しない。
Figure 2009162751
要約して言えば、ヘインズ230アロイで作られた静電容量式圧力センサは、−55℃〜500℃及び21℃〜750℃の温度範囲にわたる2つの異なる炉内で作られ、完全に特性化されている。圧力に対する静電容量の変化は長さ3mの3軸ケーブルを通じて遠隔読み取りシステムで測定されている。精度は何らの温度補償なしで−55℃〜500℃の温度範囲にわたって0.5%よりも良く、20℃〜750℃の温度範囲にわたって約2.1%である。センサは750℃における48時間の試験後に依然として機能していた。それは従ってガスタービンのエンジン制御用途に適する。
ここで、図4を参照すると、本願発明の好適な実施形態に従って構成され、全体的に参照番号100により設計された、静電容量式圧力プローブ又はマイクロフォンが例示されている。マイクロフォン100はガスタービン・エンジンにおける使用などの、高温での用途のために適合し構成されている。
センサ10のように、マイクロフォン100は取付セクション130、ダイヤフラム・セクション140、及び電極支持セクション150を有するハウジング組立品120を含む。電極支持セクション150は、電極組立品160を収容するように適合し構成されている。
ハウジング組立品120の取付セクション130は、端部134と組み合わされる一連のねじ132を含む。ねじ132は、測定されるべき圧力源にマイクロフォン100を接続するために使用され得る。例えば、ねじ132はそのマイクロフォン100を燃焼器のハウジングに接続するために使用され得る。
取付セクション130はその全長にわたって延びる圧力ポート136を画定する。取付セクション130の圧力ポート136は、ダイヤフラム・セクション140内に形成された検出チャンバー142の中で終端となっている。ダイヤフラム・セクション140は、検出チャンバー142に隣接して位置するフレキシブルなダイヤフラム144を含む。ダイヤフラム144は以下においてより詳細に議論されるであろう。
電極組立品160が電極支持セクション150の中へ挿入されるとき、基準チャンバー152が電極162の端部164とダイヤフラム144との間に形成される。
センサ10に関して前述したように、ハウジング組立品120の構成部品は同じ合金で作られ、ユニット構造へと一緒に溶接されている。このユニットは非常に良好な気密シールを有し、圧力漏れ速度は室温において10-10大気圧cc/秒未満である。しかしながら、当業者は本発明の精神と範囲に対して逸脱することなく、センサのハウジング組立品120を作り上げるために、任意の数の部品が使用され得ることを容易に理解するであろう。
ダイヤフラム144は高温において高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される。検出チャンバー142内に加えられる圧力に応じたダイヤフラム144の撓みは、検出電極162により検出される静電容量の値に対応する。例えば、上記で議論されているように、図7及び図8に示すように、圧力測定を得るために、ダイヤフラム144の撓みに際して、検出された静電容量の変化を遠隔で読取るシステムが備えられることが望ましい。
本願発明の好適な実施形態において、可撓性ダイヤフラム144は約750℃を超える温度において、高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される。望ましくは、可撓性ダイヤフラムは約1000℃までの温度において、高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される。さらに、可撓性ダイヤフラムはヘインズ230アロイから構成されることが望ましい。ある構造において、ダイヤフラムはおよそ80μm〜100μmの厚さである。
基準チャンバー152内で検出電極162とダイヤフラム144との間に隙間「G」が備えられている。隙間は約67μm〜100μmである。その隙間距離は一定の静電容量値の範囲、例えば0.93pF〜0.63pFに対応する。
センサ10と同様に、マイクロフォン100において、検出電極162はアースに対する信号線の寄生容量からシールドされる。特に、検出電極162はアースに対する信号線の寄生容量から保護リング166によりシールドされている。望ましくは、保護リング166は信号線を通る電位に等しい電位によって駆動される。例えば、インバータ・バッファ回路が使用され得る。さらに、セラミック絶縁体168が検出電極162と保護リング166との間に配置されている。別のセラミック絶縁体169が保護リング166を囲み、ステンレス鋼のシールド172が絶縁体169を囲んでいる。
センサ10と対照的に、マイクロフォン100は検出チャンバー142と基準チャンバー152との間に延びる通気管180を含む。管180はダイヤフラム144の両側における圧力平衡を維持する。しかしながら、薄い管180はダイヤフラム144のもう一方の側に音響信号の遅れを加えるであろうため、ダイヤフラム144は依然として動圧の変化に反応するであろう。管180は、マイクロフォンが5.516MPa(800psi)までの高いバックグラウンド圧力にわたって、音響信号に反応することを可能にするであろう。上述のように、好適な構造において、ダイヤフラムは約80〜100μmの厚さであり、約10.16mm(0.4インチ)の直径を有する。底部の電極とダイヤフラムとの間の隙間は約67μm〜100μmであり、それは0.93pF〜0.63pFの静電容量値に対応する。
図5は参照番号200で指定される本発明のマイクロフォンの、さらなる実施形態を例示している。マイクロフォン200は通気管280がバルブ機構290を含むことを除き、マイクロフォン100と構造的に類似している。バルブ機構290を用いて通気管280をブロックすることにより、基準チャンバー252は基準圧力で密閉されるであろう。それは図3に示すような絶対圧力センサとなる。上述の装置を用いて小さな静電容量の変化が正確に測定され、長さ3mのケーブルを通じて遠隔読み取り電子回路に伝送され得る。
本願発明の静電容量式マイクロフォン100は、プレキシガラス板上に取付けられた101.6mm(4インチ)のミニ・サブウーファーを含む音響発生器を用いて試験された。12.7mm(1/2インチ)パイプが共鳴装置として使用された。共鳴装置は170Hz〜640Hzの周波数範囲をカバーした。圧力波の大きさは、ほぼ対数の形態で増加し、双方の周波数の例は±6.895kPa(1psi)の波を生じるために、最大システム出力の5%未満を必要とした。±13.790kPa(2.0psi)と同じ大きさの出力は、比較的低い入力レベルで維持され、(増加する周波数に対するドライバ周波数の減少のため)出力要求は波の周波数が増大するにつれて増加した。出力圧は共鳴装置に取付けられたPCBセンサに対して最初に較正された。静電容量式マイクロフォンは次に同じ位置に取付けられ、出力はPCBデータに対して正常化された。静電容量式読み取りシステムは、フォガール・ナノテク社による遠隔読み取りシステムMC900モジュール式電子装置に基づいた。熱ドリフトは0.002%/℃であり、帯域幅は10kHzであった。ノイズは約0.5×10-6pF RMS/sqrt(Hz)である。
図5に示すように、基準チャンバーと検出チャンバーとの間の通気管をブロックすることにより、マイクロフォンは次に、静圧センサを較正するために通常用いられる高度に正確なメンサー(Mensor)のシステムを使用して較正された。マイクロフォンの精度は次に一連の温度サイクル試験を通じて決定された。
次に、ここで、参照番号300により指定された、本願発明になるマイクロフォンのさらなる実施形態を例示する図6を参照する。前述の実施形態のように、マイクロフォン300は取付セクション330、ダイヤフラム・セクション340、及び電極支持セクション350を有するハウジング組立品320を含む。電極支持セクション350は、電極組立品360を収容するように適合し構成されている。
しかしながら、外側に取り付けられた通気管280を含むマイクロフォン200と異なり、マイクロフォン300は検出チャンバー342と基準チャンバー352との間に延びる、マイクロフォンのハウジング組立品320内に形成された通気ポート380を含む。通気ポート380はダイヤフラム344の両側における圧力平衡を維持する。
通気ポート380は、図6に示すように、3つの部分で形成され得る。半径方向の通路332/352は、ハウジング組立品320の取付セクション330及び電極支持セクション350内へそれぞれ穴あけされる。軸方向の通路346は、ダイヤフラム・セクション340の中へ穴あけされ、それは取付セクション及び電極支持セクションの各々の中に形成された軸方向の通路334/354と一列に並ぶ。ブロック・カバー370は、通気ポート380をマイクロフォン300の外側からシールするために使用され得る。
当業者は、バルブが、検出チャンバーと基準チャンバーとの間の流れを制限又は除去するために、通気ポート380と組み合わされ得ることを容易に理解するであろう。
典型的なセンサ出力対様々な圧力波の大きさ及び温度が、図11〜図13に示されている。音響出力周波数は318Hzに固定され、音圧の高さは0.862kPa(0.125psi)(波高値)〜10.342kPa(1.5psi)(波高値)まで変えられ、そして温度は23℃→500℃→700℃に変えられた。様々な温度におけるマイクロフォンの感度が表5.0に記載されている。その試験結果は、静電容量式マイクロフォンの出力が温度に対して敏感ではないことを示した。しかしながら、その温度範囲にわたってDCのバイアス偏移が存在した。バイアスは23℃における8.63Vから700℃において8.72Vに変化した。そのようなバイアス偏移は、複数の温度サイクルを通してセンサを動作させることにより低減され得る。その分解能は0.241kPa(0.035psi)よりも小さかった。センサは750℃において音圧に反応することが出来た。2つの電極板間の隙間厚さを調整することにより、マイクロフォンは800℃に至るまで動作する。
Figure 2009162751
本試験は、本願発明に従って構成された静電容量式マイクロフォンが23℃〜800℃の温度範囲に対して適していると結論付けた。該マイクロフォンは広い温度範囲にわたって安定であり、分解能は0.241kPa(0.035psi)よりも小さい。該マイクロフォン・システムの帯域幅は1000Hzよりも大きい。
本願発明が好適な実施形態に関して記述されている一方で、当業者は添付された請求項に定義されている本願発明の精神と範囲から逸脱することなく、そこに変更や修正を加え得ることが容易にわかるであろう。
10 センサ
20 ハウジング組立品(ハウジング)
30 取付セクション
32 ねじ
34 取付セクションの一端
36 圧力ポート
40 ダイヤフラム・セクション
42 検出チャンバー
44 可撓性ダイヤフラム、フレキシブル・ダイヤフラム
50 電極支持セクション
52 基準チャンバー
54 ねじ
60 電極組立品
62 検出電極(電極)
63 ねじ
64 電極の一端
66 保護リング
68 セラミック絶縁体
69 別のセラミック絶縁体(絶縁体)
72 ステンレス鋼のシールド
100 マイクロフォン
120 ハウジング組立品
130 取付セクション
132 ねじ
134 取付セクションの端部
136 圧力ポート
140 ダイヤフラム・セクション
142 検出チャンバー
144 可撓性ダイヤフラム、フレキシブル・ダイヤフラム
150 電極支持セクション
152 基準チャンバー
160 電極組立品
162 検出電極(電極)
164 電極の一端
166 保護リング
168 セラミック絶縁体
169 別のセラミック絶縁体(絶縁体)
172 ステンレス鋼のシールド
180 通気管
200 マイクロフォン
252 基準チャンバー
280 通気管
290 バルブ機構
300 マイクロフォン
320 ハウジング組立品
330 取付セクション
332 半径方向の通路
334 軸方向の通路
340 ダイヤフラム・セクション
342 検出チャンバー
344 ダイヤフラム
346 軸方向の通路
350 電極支持セクション
352 基準チャンバー
354 軸方向の通路
360 電極組立品
370 ブロック・カバー
380 通気ポート
G 隙間

Claims (24)

  1. 圧力ポートを有する内部の検出チャンバーと、検出電極に隣接して位置する内部の基準チャンバーとを画定するセンサ・ハウジングを備え、ここで、前記基準チャンバーが、ヘインズ230アロイから作られた可撓性ダイヤフラムにより検出チャンバーから分離され、かつ、前記検出チャンバー内に加えられた圧力に応じた前記ダイヤフラムの撓みが、前記検出電極により検出された静電容量値の変化に対応する、静電容量式圧力センサ。
  2. 前記基準チャンバー内で、隙間が前記検出電極と前記ダイヤフラムとの間に設けられ、前記隙間が約20μm〜200μmである、請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。
  3. 前記検出電極が、アースに対する信号線の寄生容量からシールドされる、請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。
  4. 前記検出電極が、アースに対する信号線の寄生容量から保護リングによりシールドされる、請求項3に記載の静電容量式圧力センサ。
  5. 前記保護リングが、前記信号線を通っている電位に等しい電位で駆動される、請求項4に記載の静電容量式圧力センサ。
  6. セラミックの絶縁体が、前記検出電極と前記保護リングとの間に配置される、請求項5に記載の静電容量式圧力センサ。
  7. 圧力測定を得るため、前記ダイヤフラムが撓む際に静電容量において検出される変化を読み取るための手段をさらに備える、請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。
  8. 前記基準チャンバーが、1.333MPa未満の圧力で真空にシールされる、請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。
  9. 前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間の連通をもたらす通気管をさらに備える、請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。
  10. 前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間の連通を制限するため、バルブが前記通気管と組み合わされる、請求項9に記載の静電容量式圧力センサ。
  11. a)開口した圧力ポートを有する内部の検出チャンバーと、検出電極を収容する閉鎖された内部の基準チャンバーとを画定するセンサ・ハウジングと、
    b)前記基準チャンバーを前記検出チャンバーから分離し、所定の隙間距離だけ前記検出電極から隔てられた、可撓性ダイヤフラムと、
    c)前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間に、それらの間の平衡した静的バックグラウンド圧力を維持するための連通をもたらし、かつ、前記検出チャンバー内の圧力変化が、前記基準チャンバー内の対応する圧力変化よりも所定の時間だけ先行するように構成され、前記時間にわたる前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間の圧力差が、前記時間にわたる前記ダイヤフラムの撓みの対応する変化を生じ、前記時間にわたる前記隙間距離の対応する変化を生じ、前記時間にわたり前記検出電極により検出される静電容量値の対応する変化をもたらす通気管と、
    を備える静電容量式動圧マイクロフォン。
  12. 前記可撓性ダイヤフラムが、750℃を超える温度において高い熱的強度、熱的安定性、及び耐酸化性を示す材料から構成される、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  13. 前記可撓性ダイヤフラムが、1150℃までの温度において高い熱的強度、及び熱的安定性を示す材料から構成される、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  14. 前記可撓性ダイヤフラムが、ヘインズ230アロイから構成される、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  15. 前記基準チャンバー内で隙間が、前記検出電極と前記ダイヤフラムとの間に備えられ、前記隙間が約67μm〜100μmである、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  16. 前記検出電極が、アースに対する信号線の寄生容量からシールドされる、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  17. 前記検出電極が、アースに対する信号線の寄生容量から保護リングによりシールドされる、請求項16に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  18. 前記保護リングが、前記信号線を通っている電位に等しい電位で駆動される、請求項17に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  19. セラミックの絶縁体が、前記検出電極と前記保護リングとの間に配置される、請求項18に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  20. 圧力測定を得るため、前記ダイヤフラムが撓む際に静電容量において検出される変化を読み取るための手段をさらに備える、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  21. 前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間の連通を制限するため、前記通気管に組み合わされたバルブをさらに備える、請求項11に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  22. a)取付セクション、ダイヤフラム・セクション、及び電極支持セクションを含み、前記取付セクションが、可撓性ダイヤフラムの所で終端となる前記ダイヤフラム・セクション内に形成された内部の検出チャンバーと連通する開口した圧力ポートを画定し、かつ、ここで、前記電極支持セクションが検出電極を収容し、基準チャンバーを画定し、そしてここで、前記可撓性ダイヤフラムが、前記基準チャンバーを前記検出チャンバーから分離し、かつ所定の隙間距離だけ前記検出電極から隔てられる、センサ・ハウジングと、
    b)前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間に、それらの間の平衡した静的バックグラウンド圧力を維持するための連通をもたらし、かつ、前記検出チャンバー内の圧力変化が、前記基準チャンバー内の対応する圧力変化よりも所定の時間だけ先行するように構成される通気管と
    を備える静電容量式動圧マイクロフォン。
  23. 前記時間にわたる前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間の圧力差が、前記時間にわたる前記ダイヤフラムの撓みの対応する変化を生じ、前記時間にわたる前記隙間距離の対応する変化を生じ、前記時間にわたり前記検出電極により検出される静電容量値の対応する変化をもたらす、請求項22に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
  24. 前記検出チャンバーと前記基準チャンバーとの間の連通を制限するため、前記通気管と組み合わされたバルブをさらに備える、請求項22に記載の静電容量式圧力マイクロフォン。
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