JP2005351744A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2005351744A
JP2005351744A JP2004172483A JP2004172483A JP2005351744A JP 2005351744 A JP2005351744 A JP 2005351744A JP 2004172483 A JP2004172483 A JP 2004172483A JP 2004172483 A JP2004172483 A JP 2004172483A JP 2005351744 A JP2005351744 A JP 2005351744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
pressure sensor
capacitance
diaphragm
active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004172483A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisoku Onuma
恵則 大沼
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Chikanori Kuramoto
周憲 倉本
Takuya Shirata
卓也 白田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2004172483A priority Critical patent/JP2005351744A/ja
Publication of JP2005351744A publication Critical patent/JP2005351744A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 検出結果の精度及び線形性を従来より向上することができる静電容量型圧力センサを提供する。
【解決手段】 静電容量型圧力センサ10は、圧力に応じて変形するダイアフラム12と、ダイアフラム12に対向して配置された固定基板13と、ダイアフラム12の変形に応じて変化する静電容量であるアクティブ容量を発生させるアクティブ電極14と、ダイアフラム12が変形しても略一定の静電容量である参照容量を発生させる参照電極15と、アクティブ電極14及び参照電極15の間に浮遊容量が発生することをガードするためのガード電極16とを備え、アクティブ電極14、参照電極15及びガード電極16は、固定基板13上に配置され、ガード電極16は、アクティブ電極14及び参照電極15の間に配置されたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧力を検出する静電容量型圧力センサに関するものである。
従来、圧力を検出する静電容量型圧力センサとして、圧力に応じて変形するダイアフラムと、ダイアフラムに対向して配置された対向基板と、ダイアフラムの変形に応じて変化する静電容量であるアクティブ容量を発生させるアクティブ電極と、ダイアフラムが変形しても略一定の静電容量である参照容量を発生させる参照電極とを備え、アクティブ電極及び参照電極が対向基板上に配置され、アクティブ電極及び参照電極からの信号に基づいて圧力を検出するものが知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開平8−278216号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、従来の静電容量型圧力センサにおいては、アクティブ電極及び参照電極の間に発生する浮遊容量によって検出結果の精度及び線形性が低下するという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、検出結果の精度及び線形性を従来より向上することができる静電容量型圧力センサを提供することを目的とする。
本発明の静電容量型圧力センサは、圧力に応じて変形するダイアフラムと、前記ダイアフラムに対向して配置された対向基板と、前記ダイアフラムの変形に応じて変化する静電容量であるアクティブ容量を発生させるアクティブ電極と、前記ダイアフラムが変形しても略一定の静電容量である参照容量を発生させる参照電極と、前記アクティブ電極及び前記参照電極の間に浮遊容量が発生することをガードするためのガード電極とを備え、前記アクティブ電極、前記参照電極及び前記ガード電極は、前記対向基板上に配置され、前記ガード電極は、前記アクティブ電極及び前記参照電極の間に配置された構成を有している。
この構成により、本発明の静電容量型圧力センサは、アクティブ電極及び参照電極の間に浮遊容量が発生することをガード電極によって抑制することができるので、検出結果の精度及び線形性を従来より向上することができる。
また、本発明の静電容量型圧力センサは、前記アクティブ電極及び前記参照電極から信号を入力して前記アクティブ容量及び前記参照容量に基づいた出力を生成する信号処理回路を備え、前記ガード電極は、前記信号処理回路の基準電位の入力部に接続された構成を有している。
この構成により、本発明の静電容量型圧力センサは、外部のノイズや導体がガード電極の電位に与える影響を抑制することができるので、検出結果を安定させることができる。
本発明は、検出結果の精度及び線形性を従来より向上することができる静電容量型圧力センサを提供することができるものである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る静電容量型圧力センサの構成について説明する。
図1から図3までに示すように、本実施の形態に係る静電容量型圧力センサ10は、導電性のケース11と、ケース11内に設置されて圧力に応じて変形する金属製のダイアフラム12と、ケース11内に設置されてダイアフラム12に対向して配置された対向基板としての固定基板13と、ダイアフラム12の変形に応じて変化する静電容量であるアクティブ容量14aを発生させる円状のアクティブ電極14と、ダイアフラム12が変形しても略一定の静電容量である参照容量15aを発生させる環状の参照電極15と、アクティブ電極14及び参照電極15の間に浮遊容量が発生することをガードするための環状のガード電極16と、ダイアフラム12、アクティブ電極14及び参照電極15から信号を入力してアクティブ容量14a及び参照容量15aに基づいた出力を生成する信号処理回路17と、ダイアフラム12からの信号を信号処理回路17に導くリード線18と、アクティブ電極14からの信号を信号処理回路17に導くリード線19と、参照電極15からの信号を信号処理回路17に導くリード線20と、信号処理回路17の基準電位の入力部21と、信号処理回路17の出力部22と、ガード電極16を入力部21に接続するリード線23とを備えている。
ここで、ケース11は、圧力を測定する流体を導入する測定ポート11aと、ダイアフラム12によって分割された空隙11b及び空隙11cとが形成されている。なお、空隙11bは、測定ポート11aに連通している。また、空隙11cは、高真空に気密封止されている。
また、アクティブ電極14、参照電極15及びガード電極16は、固定基板13上に配置されている。また、ガード電極16は、アクティブ電極14及び参照電極15の間に配置されている。
なお、ダイアフラム12は、セラミックの上に金属膜が形成されたものであっても良い。
次に、静電容量型圧力センサ10の動作について説明する。
測定ポート11aから導入された流体によってダイアフラム12に圧力が加わると、圧力の大きさに応じてダイアフラム12が変形する。
ダイアフラム12が変形すると、ダイアフラム12と、アクティブ電極14との間の距離が変化して、ダイアフラム12と、アクティブ電極14との間に生じる静電容量であるアクティブ容量14aが変化する。同様に、ダイアフラム12が変形すると、ダイアフラム12と、参照電極15との間の距離が変化して、ダイアフラム12と、参照電極15との間に生じる静電容量である参照容量15aが変化する。
したがって、ダイアフラム12、アクティブ電極14及び参照電極15からの信号に基づいて信号処理回路17が生成した出力、即ち、出力部22の出力によって測定ポート11aから導入された流体の圧力を知ることができる。
ここで、アクティブ電極14から参照電極15に向かう電界や、参照電極15からアクティブ電極14に向かう電界は、ガード電極16によって遮蔽される。即ち、ガード電極16は、アクティブ電極14及び参照電極15の間に浮遊容量が発生することを抑制することができる。したがって、静電容量型圧力センサ10は、検出結果の精度及び線形性を従来より向上することができる。
また、ガード電極16がリード線23によって信号処理回路17の基準電位の入力部21に接続されているので、ガード電極16の電位は、信号処理回路17の基準電位と同じ電位となって安定する。したがって、静電容量型圧力センサ10は、外部のノイズや導体がガード電極16の電位に与える影響を抑制することができるので、検出結果を安定させることができる。
次に、外部の導体から静電容量型圧力センサ10の出力が受ける影響を検証した結果の一例について説明する。
図4に示すように、外部の導体から静電容量型圧力センサ10の出力が受ける影響を検証するための検証システム30は、圧力が検出される気体が内部に存在する真空チャンバ40と、真空チャンバ40の内部の気体の圧力を一定に保つ真空ポンプ50と、真空チャンバ40の内部の気体の圧力を検出する静電容量型圧力センサ10と、静電容量型圧力センサ10と構成が一部異なり真空チャンバ40の内部の気体の圧力を検出する静電容量型圧力センサ60と、導体80とを備えている。
静電容量型圧力センサ60の構成は、図5から図7までに示すように、ガード電極16(図1参照。)及びリード線23(図1参照。)を静電容量型圧力センサ10(図1参照。)から取り除いた構成と同様である。なお、静電容量型圧力センサ60の構成については、静電容量型圧力センサ10の同様な構成について静電容量型圧力センサ10の構成に付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
静電容量型圧力センサ60は、アクティブ電極14及び参照電極15の間に浮遊容量61が発生し、信号処理回路17での信号処理に浮遊容量61が影響を及ぼすので、検出結果の精度及び線形性が低下する。また、アクティブ電極14及び参照電極15の間に発生する浮遊容量61が外部の導体80(図4参照。)の接近距離によって変化するので、静電容量型圧力センサ60は、外部の導体80の接近距離によって検出結果が不安定になる。一方、静電容量型圧力センサ10は、上述したように、検出結果の精度及び線形性を向上することができるとともに、検出結果を安定させることができる。
例えば、図4に示すように矢印80aで示す方向に静電容量型圧力センサ10及び静電容量型圧力センサ60に対して導体80を接近及び離隔すると、静電容量型圧力センサ10の出力は、図8に示す実線10aのようになり、静電容量型圧力センサ60の出力は、図8に示す破線60aのようになる。なお、図8において、時間0から時間T1までの間や、時間T1から時間T2までの間は、静電容量型圧力センサ10及び静電容量型圧力センサ60に対して導体80が離隔しているときの出力であり、時間T1から時間T2までの間は、静電容量型圧力センサ10及び静電容量型圧力センサ60に対して導体80が接近しているときの出力である。
図8に示すように、静電容量型圧力センサ10は、外部の導体80が接近すると、出力が0.01Paから0.02Paに変化している。即ち、外部の導体80が接近及び離隔したときの静電容量型圧力センサ10の出力変動は、0.01Paである。一方、静電容量型圧力センサ60は、外部の導体80が接近すると、出力が0.04Paから0.4Paに変化している。即ち、外部の導体80が接近及び離隔したときの静電容量型圧力センサ60の出力変動は、0.36Paである。したがって、外部の導体80が接近及び離隔したときの静電容量型圧力センサ10の出力変動は、外部の導体80が接近及び離隔したときの静電容量型圧力センサ60の出力変動と比較して1/36である。
本発明の一実施の形態に係る静電容量型圧力センサの側面断面図である。 図1に示す静電容量型圧力センサの固定基板の上面図である。 図1に示す静電容量型圧力センサの等価回路図である。 図1に示す静電容量型圧力センサの出力が外部の導体から受ける影響を検証するための検証システムの概略構成図である。 図1に示す静電容量型圧力センサと比較するための静電容量型圧力センサの側面断面図である。 図5に示す静電容量型圧力センサの固定基板の上面図である。 図5に示す静電容量型圧力センサの等価回路図である。 図1に示す静電容量型圧力センサの出力と、図5に示す静電容量型圧力センサの出力とを示す図である。
符号の説明
10 静電容量型圧力センサ
12 ダイアフラム
13 固定基板(対向基板)
14 アクティブ電極
14a アクティブ容量
15 参照電極
15a 参照容量
16 ガード電極
17 信号処理回路
21 入力部
80 導体

Claims (2)

  1. 圧力に応じて変形するダイアフラムと、前記ダイアフラムに対向して配置された対向基板と、前記ダイアフラムの変形に応じて変化する静電容量であるアクティブ容量を発生させるアクティブ電極と、前記ダイアフラムが変形しても略一定の静電容量である参照容量を発生させる参照電極と、前記アクティブ電極及び前記参照電極の間に浮遊容量が発生することをガードするためのガード電極とを備え、
    前記アクティブ電極、前記参照電極及び前記ガード電極は、前記対向基板上に配置され、
    前記ガード電極は、前記アクティブ電極及び前記参照電極の間に配置されたことを特徴とする静電容量型圧力センサ。
  2. 前記アクティブ電極及び前記参照電極から信号を入力して前記アクティブ容量及び前記参照容量に基づいた出力を生成する信号処理回路を備え、
    前記ガード電極は、前記信号処理回路の基準電位の入力部に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の静電容量型圧力センサ。
JP2004172483A 2004-06-10 2004-06-10 静電容量型圧力センサ Pending JP2005351744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172483A JP2005351744A (ja) 2004-06-10 2004-06-10 静電容量型圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172483A JP2005351744A (ja) 2004-06-10 2004-06-10 静電容量型圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005351744A true JP2005351744A (ja) 2005-12-22

Family

ID=35586353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004172483A Pending JP2005351744A (ja) 2004-06-10 2004-06-10 静電容量型圧力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005351744A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162751A (ja) * 2007-12-31 2009-07-23 Rosemount Aerospace Inc 高温用静電容量式静圧/動圧センサ
JP2014528593A (ja) * 2011-10-11 2014-10-27 エム ケー エス インストルメンツインコーポレーテッドMks Instruments,Incorporated 圧力センサ
WO2018116549A1 (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 株式会社村田製作所 圧力センサ素子およびそれを備えた圧力センサモジュール

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162751A (ja) * 2007-12-31 2009-07-23 Rosemount Aerospace Inc 高温用静電容量式静圧/動圧センサ
JP2014528593A (ja) * 2011-10-11 2014-10-27 エム ケー エス インストルメンツインコーポレーテッドMks Instruments,Incorporated 圧力センサ
WO2018116549A1 (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 株式会社村田製作所 圧力センサ素子およびそれを備えた圧力センサモジュール
CN110114650A (zh) * 2016-12-20 2019-08-09 株式会社村田制作所 压力传感器元件和具备该压力传感器元件的压力传感器模块
US11280692B2 (en) 2016-12-20 2022-03-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Pressure sensor device and pressure sensor module including same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8333118B2 (en) Capacitive pressure sensor
US10267700B2 (en) Capacitive pressure sensor and method for its production
US20160117015A1 (en) Microelectromechanical vibration sensor
JP6139917B2 (ja) 接触センサ、接触入力装置および電子機器
US10345929B2 (en) Pressure sensitive stylus
US9546922B2 (en) Absolute pressure sensor with improved cap bonding boundary
JP2009258088A (ja) 静電容量型隔膜真空計及び真空処理装置
US8776337B2 (en) Methods of forming capacitive sensors
US10942601B2 (en) Mutual hover protection for touchscreens
CN104350767A (zh) 静电容量型传感器、音响传感器及传声器
CN105611475B (zh) 麦克风传感器
EP1219941A3 (en) Pressure sensor having semiconductor sensor chip
US8561471B2 (en) Capacitive pressure sensor with improved electrode structure
JP2005351744A (ja) 静電容量型圧力センサ
JP2005249520A (ja) 歪検出素子及び圧力センサ
JP4798605B2 (ja) 静電容量型圧力センサ
US20140210489A1 (en) Sensor and Method for Detecting a Number of Objects
JP2007071770A (ja) 静電容量型圧力センサ
JP2005114440A (ja) 故障診断可能な静電容量検出型加速度センサ
KR20170026070A (ko) 터치 압력 검출 장치
US20190302956A1 (en) Semiconductor device, control method thereof, and coupling relation setting process program
JP2008039449A (ja) 変位検出装置
JP2007057247A (ja) 静電容量型センサ
JP2016099207A (ja) 電圧測定装置
KR102025282B1 (ko) 단면 터치 센서 해석 장치 및 알고리즘