JP2009162676A - 血糖値管理システム及び血糖値管理方法 - Google Patents

血糖値管理システム及び血糖値管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地域に適した周波数帯域で無線通信を行う血糖値管理システム及び血糖値管理方法を提供する。
【解決手段】ストリップ100から血糖値データと地域データを読み取り、前記血糖値データを変調血糖信号に変調して無線送信する血糖測定器110と、無線受信した前記変調血糖信号から前記血糖値データを復調し、前記血糖値データを保存するデータ管理装置120とで構成され、血糖測定器110が前記地域データに基づいて地域に適した周波数帯域を用いてデータ管理装置120と無線通信する。
【選択図】図1

Description

本発明は血糖測定器が測定した血糖値データを、無線通信によりデータ管理装置に送信する血糖値管理システム及び血糖値管理方法に関するものである。
糖尿病患者は血糖値を測定し、インスリンを注射することにより、血糖値をコントロールする必要がある。血糖値をコントロールできないと、低血糖や高血糖が起こりやすくなり、これらの症状がひどい場合には昏睡状態になることもある。糖尿病患者は運動療法や食事療法などの治療を行う必要がある。また、糖尿病患者はデータ管理装置を用いてそれら治療の効果の確認や血糖値データの管理を行う。
糖尿病患者が血糖値をコントロールするために血糖測定器とデータ管理装置が使用されているが、使用者は一日に複数回の血糖値測定を行い、その度にデータ管理装置への血糖値入力作業を手作業で行う必要があるので、使い勝手に問題があった。そのため現在では、データ管理装置への入力作業を簡便化するために、近距離無線通信を使用して、血糖測定器で測定した血糖値データをデータ管理装置へ送信し、データ管理装置への入力作業を簡便化した機能を有する血糖測定器とデータ管理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これらの近距離無線通信ではISMバンドと呼ばれる近距離無線の周波数帯域を使用している。このISMバンドは免許不要で利用できるよう産業、科学及び医療用に開放されている周波数帯域であり、これらの頭文字(Industry、Science、Medical)を取ったものである。
図6に従来のデータ管理装置システムにおいて、血糖測定器600とデータ管理装置604が通信している状態を示す。使用者はストリップ601を血糖測定器600に挿入し、使用者の血液をストリップ601の先端に点着させる。血糖測定器600は血糖値を測定し、血糖測定器表示部602に血糖値を表示し使用者に知らせると共に、予め設定された固定の周波数帯域の無線電波603を使用してデータ管理装置604に血糖値を送信する。データ管理装置604は血糖値を受信し、インスリンを使用者の体内に注入し血糖値をコントロールする。ここで、固定の周波数帯域には地域のISMバンド等、医療用に利用できる周波数帯域の中から使用者の地域に応じた周波数帯域が設定されている。
特開2002−251461号公報
しかしながら、前記従来の構成では、周波数帯域はISMバンド等、医療用に利用できる周波数帯域の中から地域に応じた周波数帯域が設定されている。そのため使用者が血糖値管理システムを指定された周波数帯域が異なる地域で使用した場合、他の無線機と混信を起こしてしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、指定された周波数帯域の異なる地域で血糖値管理システムを使用する際に、地域に適した周波数帯域に切り替えて無線通信を行うことが出来る血糖値管理システム及び血糖値管理方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の血糖値管理システムは、ストリップから血糖値データと地域データを読み取り、前記血糖値データを変調血糖信号に変調して無線送信する血糖測定器と、無線受信した前記変調血糖信号から前記血糖値データを復調し、前記血糖値データを保存するデータ管理装置とで構成され、前記血糖測定器が前記地域データに基づいて地域に適した周波数帯域を用いて前記データ管理装置と無線通信する、ことを特徴とするものである。
さらに本発明の血糖値管理方法において、ストリップから血糖値情報を測定するステップと、前記ストリップから地域情報を取得するステップと、前記地域情報から使用する送信周波数帯域を決定するステップと、前記血糖値情報を前記送信周波数帯域を用いてデータ管理装置へ送信するステップと、測定器から前記送信周波数帯域で送信された前記血糖値情報を受信するステップと、前記血糖値情報を保存するステップ、を含むことを特徴とするものである。
本発明の血糖値管理システム及び血糖値管理方法によれば、血糖測定器がストリップから地域データを取得し、血糖測定器が地域データに応じた周波数帯域でデータ管理装置と無線通信を行うことによって、地域に適した周波数帯域で血糖測定器とデータ管理装置間の無線通信を行うことができる。
以下に、本発明の血糖値管理システム及び血糖値管理方法の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下に、本発明の第1の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における血糖値管理システムの構成図を示す。図1において、100は点着した血液の血糖値と使用地域を電気パラメータに変換するストリップである。ストリップ100には使用地域を示す電極が用意されており、使用者は使用する地域でストリップ100を購入する。110はストリップ100の電気パラメータから血糖値データと地域データを取得し、地域データに応じた周波数帯域の無線電波で血糖値データを送信する血糖測定器である。120は血糖測定器110から血糖値データを受信して保存し表示するデータ管理装置である。データ管理装置120を用いて血糖値データの管理を行う。本実施の形態1において、血糖値管理システムはストリップ100、血糖測定器110、そして、データ管理装置120で構成されている。
図1の血糖測定器110において、116は血糖測定器110内部を制御する血糖測定器演算処理部である。111はストリップ100を挿入する挿入部である。112はストリップ100における使用地域を示す電気パラメータをデジタル信号に変換する地域データ取得部である。113はストリップ100における血糖値を示す電気パラメータを電圧に変換する血糖測定部である。114は血糖値を記憶する血糖測定器メモリである。115は血糖値を表示する血糖測定器表示部である。117は設定されたデータを変調信号に変調して送信する血糖測定器送信回路である。118は受信した変調信号からデータを復調する血糖測定器受信回路である。119は血糖測定器と空中との間で変調信号を送受する血糖測定器アンテナである。
図1のデータ管理装置120において、121はデータ管理装置と空中との間で変調信号を送受するデータ管理装置アンテナである。122は受信した変調信号からデータを復調するデータ管理装置受信回路である。123は設定されたデータを変調信号に変調して送信するデータ管理装置送信回路である。125は血糖測定器110から受信した血糖値データを表示するデータ管理装置表示部である。126は血糖値データを保存するためのデータ管理装置メモリである。124はデータ管理装置120内部を制御するデータ管理装置演算処理部である。
図1のストリップ100は血糖値だけでなく使用地域を示す。図2はストリップ100の拡大図を示している。201は血糖値測定用の電極であり、血糖測定電極と呼ぶ。210は使用地域を示す電極であり、地域提示電極と呼ぶ。地域提示電極210には共通端子211と、各地域に対応した地域端子が設けられている。本実施の形態において、地域をEU(ヨーロッパ)、US(アメリカ)、JP(日本)の3カ国とすると、地域提示電極210にはEU端子212、US端子213、そしてJP端子214が地域端子として設けられている。地域の選択は対象となる地域端子を共通端子211に短絡することで行う。図2においては、共通端子211とEU端子212を短絡パターン215で短絡することで、EUの地域であることを示している。
また、図1において、血糖値測定器110とデータ管理装置120間で無線通信する為には、地域で利用可能な周波数帯域を選択する必要がある。本実施の形態では、ISMバンドから地域で利用可能な周波数帯域を用いて無線通信を行うこととする。
以下に、血糖値管理システムの動作を説明する。図1において、使用者はストリップ100を挿入部111に挿入し、血液をストリップ100の先端に点着させる。血液は毛細管現象によりストリップ100内に形成された流路を移動し、専用の酵素と反応すると、血糖値によって電気抵抗が変化する。血糖測定部113は血糖測定電極201に電圧を印加し血液に流れる電流を電圧に変換する。血糖測定器演算処理部116は内部に設けられたA/D変換器を用いてアナログ−デジタル変換を行う。
血糖測定器演算処理部116はA/D変換で得られた電圧から血液の抵抗値を解析して血糖値データを算出する。そして、血糖測定器演算処理部116は血糖値データを血糖測定器メモリ114に保存すると共に、血糖値を表示する為に血糖値データを血糖測定器表示部115に設定する。使用者は血糖測定器表示部115に表示された血糖値を確認する。次に、血糖測定器演算処理部116は地域データ取得部112を介して、ストリップ100の地域データを取得する。
挿入部111において、共通端子211は電源に接続されており、各地域端子はPull−Down抵抗を介して接地されている。ストリップ100を挿入部111に挿入すると、共通端子211にショートされた地域端子の電圧は電源電圧となり、共通端子211に短絡されていない地域端子の電圧は接地電圧となる。各地域端子の電位は地域データ取得部112に入力される。
地域データ取得部112は、入力された各地域端子の電圧が電源電圧か接地電圧を判断することによって地域データを取得する。取得した地域データを血糖測定器演算処理部116へ出力する。本実施の形態1では地域データとしてEUを取得する。次に、血糖測定器演算処理部116は地域データ取得部112が出力する地域データに応じて、血糖測定器送信回路117と血糖測定器受信回路118のレジスタ設定を変更して、使用する周波数帯域をEUのISMバンド用に変更する。
そして、血糖測定器演算処理部116は、血糖測定器メモリ114から血糖値データを読み出して、血糖測定器送信回路117のレジスタに設定する。血糖測定器送信回路117は血糖値データを変調して変調血糖信号を作成する。この変調血糖信号はEUのISMバンドで送信できる形式の信号である。血糖測定器送信回路117は血糖測定器アンテナ119を介して変調血糖信号を乗せた無線電波140を出力する。無線電波140を出力した後、血糖測定器演算処理部116はデータ管理装置120からの応答を待つために、血糖測定器受信回路118からの割り込みを待機する。
データ管理装置120は、血糖測定器110からの無線電波140を受信する必要がある。しかし、周波数帯域が未知であるので、データ管理装置演算処理部124は受信する周波数帯域を時分割で変更しながら、変調血糖信号の受信を待機している。ここでは、周波数帯域をEU、USそしてJPそれぞれのISMバンドを巡回するように周波数を変更する。また、受信する周波数帯域の変更は、データ管理装置演算処理部124がデータ管理装置受信回路122のレジスタ設定を変更することで行われる。
データ管理装置アンテナ121が変調血糖信号を乗せた無線電波140を受信すると、データ管理装置受信回路122は変調血糖信号から血糖値データを復調する。データ管理装置受信回路122において復調できるのは、受信した変調血糖信号の周波数帯域とデータ管理装置受信回路122に設定された周波数帯域が合致しているときに受信した場合のみである。データ管理装置受信回路122がEUのISMバンドに設定されている状態で、変調血糖信号を受信すると、データ管理装置受信回路122は変調血糖信号から血糖値データを復調する。データ管理装置受信回路122は血糖値データを内部のレジスタに記憶すると、データ管理装置演算処理部124に対して割り込みを出力する。
データ管理装置演算処理部124は割り込みに応じて、データ管理装置受信回路122のレジスタから血糖値データを読み出す。データ管理装置演算処理部124は血糖値を表示する為に血糖値データをデータ管理装置表示部125に設定する。使用者が血糖値を確認して血糖値データの保存を指示した場合には、データ管理装置演算処理部124はデータ管理装置メモリ126に血糖値データを保存する。
次に、データ管理装置120が血糖値データを正常に受信した旨を血糖測定器110に伝える。データ管理装置演算処理部124はデータ管理装置送信回路123のレジスタ設定を変更して、周波数帯域を受信に成功したEUのISMバンドに設定する。データ管理装置演算処理部124はACK(Acknowledgment)を応答データとして生成し、データ管理装置送信回路123のレジスタに設定する。
無線電波140が混信等によりデータ化けが発生し正常に受信できなかった場合には、NAK(Negative Acknowledgment)を応答データとして生成する。データ管理装置送信回路123は応答データを変調して変調応答信号を作成する。この変調応答信号はEUのISMバンドで送信できる形式の信号である。データ管理装置送信回路123はデータ管理装置アンテナ121を介して変調応答信号を乗せた無線電波140を出力する。
血糖測定器110において、血糖測定器演算処理部116はEUのISMバンドで受信を待機している。血糖測定器アンテナ119が変調応答信号を乗せた無線電波140を受信すると、血糖測定器受信回路118は変調応答信号から応答データを復調する。血糖測定器受信回路118は応答データを内部のレジスタに記憶すると、血糖測定器演算処理部116に対して割り込みを出力する。血糖測定器演算処理部116は割り込みに応じて、血糖測定器受信回路118のレジスタから応答データを読み出す。応答データがNAKまたはタイムアウトの場合、血糖測定器演算処理部116は血糖測定器メモリ114から血糖値データを読み出して、血糖測定器送信回路117のレジスタに設定し、再度血糖値データを送信する。応答データがACKの場合、血糖測定器演算処理部116は正常に終了したと判断して処理を終了する。
以上のように、ストリップ100に作成した地域提示電極210のパターンによって、血糖測定器110は測定した血糖値データを地域データに応じた周波数帯域を使用して送信する。データ管理装置120は周波数帯域を時分割で切り替えながら受信を待つ。送信側と受信側の周波数帯域が合致した時、データ管理装置120は血糖測定器110からの血糖値データを受信する。これにより、地域に適した周波数帯域で無線通信を行うことができる。
次に、図3から図5を用いて、血糖値管理システムの処理フロー及び通信プロトコルを説明する。図3は、血糖測定器110が測定した血糖値データをデータ管理装置120に送信する処理のフローチャートを示す。図4は、データ管理装置120が血糖測定器110から血糖データを受信する処理のフローチャートを示す。図5は、血糖測定器110とデータ管理装置120間の通信プロトコルを説明する図である。
まず、図3を用いて血糖測定器110の処理フローを説明する。使用者がストリップ100を挿入部111に挿入し、血液をストリップ100の先端に点着する、血糖測定器演算処理部116は血糖測定部113の電圧から血糖値データを算出する。そして、血糖測定器演算処理部116は血糖値データを血糖測定器メモリ114に記憶する(ステップS301)。
血糖測定器演算処理部116は地域データ取得部112のデジタル信号から地域データを取得する。ここで、地域データはEUである(ステップS302)。血糖測定器演算処理部116は取得した地域データに基づいて血糖測定器送信回路117及び血糖測定器受信回路118のレジスタ設定を変更し、EUのISMバンドで送受信できるように設定する(ステップS303)。
血糖測定器演算処理部116は血糖測定器メモリ114から血糖値データを読み出し、血糖測定器送信回路117のレジスタに設定する。血糖測定器送信回路117は血糖値データを変調血糖信号に変調してEUのISMバンドで送信する。ここで、血糖測定器演算処理部116は、血糖値データを連続して複数回送信する。例えば、34ミリ秒間隔で12回血糖値データを送信し、送信する期間は約4秒間となる(ステップS304)。
血糖測定器演算処理部116はデータ管理装置120からの応答を待つために、血糖測定器受信回路118からの割り込みを待機する。ここで、データ管理装置120は血糖測定器110から正常に血糖値データを受信すると4.5秒後に応答データを送信する。そこで、血糖測定器演算処理部116はステップS304にてデータを送信した後、6秒間割り込みを待機する。そして、応答データを受信すると、血糖測定器受信回路118は血糖測定器演算処理部116に割り込みを出力し、血糖測定器演算処理部116は割り込みに応じて、血糖測定器受信回路118のレジスタから応答データを読み出す(ステップS305)。
ステップS305における受信データがACKであった場合、血糖測定器演算処理部116は測定を終了する。また、NAKもしくはタイムアウトの場合、ステップS307へ遷移する。ここで、タイムアウトとはステップS305で6秒間の割り込み待機期間で割り込みが発生しないことを言う。
ステップS304からステップS306までの処理を所定回数実行した場合、血糖測定器演算処理部116は血糖測定器表示部115にエラーを表示して測定を終了する。また、所定回数実行していない場合、ステップS304に遷移する。ここで、所定回数を12回とする(ステップS307)。
以上、血糖測定器110における処理のフローを説明した。次に、図4を用いてデータ管理装置120における処理のフローを説明する。まず、データ管理装置120の電源を投入すると、データ管理装置演算処理部124はデータ管理装置受信回路122のレジスタ設定を変更して、現在受信している周波数帯域を次の地域の周波数帯域に変更する。ここで、周波数帯域としてEU、USそしてJPのISMバンドを巡回させながら設定する(ステップS401)。
データ管理装置演算処理部124は所定時間、データ管理装置受信回路122からの割り込みを待機する。ここで、データ管理装置演算処理部124は100ミリ秒の間割り込みを待機する。ステップS303で設定した周波数帯域とステップS401で設定した周波数帯域が合致している状態で、データ管理装置受信回路122が変調血糖信号を受信すると、データ管理装置受信回路122は変調血糖信号を復調した血糖値データを内部のレジスタに記憶して、割り込みを出力する。データ管理装置演算処理部124は割り込みに応じてデータ管理装置受信回路122のレジスタから血糖値データを読み出す(ステップS402)。
ステップS402において、血糖値データを受信できなかった場合、所定時間スリープしてステップS401に遷移する。ここで、所定時間は血糖測定器110が血糖データを送信する約4秒間にEU、USそしてJPのISMバンドを変更する必要がある為、スリープ時間は1秒とする。また、ここではスリープすることによって、データ管理装置120における消費電力の削減を行う(ステップS403)。
ステップS402において、血糖値データを受信した場合、データ管理装置演算処理部124は、血糖値を表示する為に血糖値データをデータ管理装置表示部125に設定する(ステップS404)。
データ管理装置演算処理部124はデータ管理装置送信回路123のレジスタ設定を変更して、周波数帯域を受信に成功したEUのISMバンドに設定する(ステップS405)。
データ管理装置演算処理部124は血糖値データを受信してから4.5秒後にACKを応答データとしてデータ管理装置送信回路123のレジスタに設定し、血糖測定器110に送信する(ステップS406)。
使用者が血糖値を確認して血糖値データの保存を指示した場合には、データ管理装置演算処理部124はデータ管理装置メモリ126に血糖値データを保存する(ステップS407)。
以上、データ管理装置120における処理のフローを説明した。次に、図5を用いて血糖測定器110とデータ管理装置120間の通信プロトコルを説明する。図5において、500は血糖測定器110の時間軸を示す血糖測定器時間軸である。504は測定した血糖値データを血糖測定器110が送信する期間を示す血糖値送信期間である。505はデータ管理装置120からの応答データを受信する期間を示す応答データ受信期間である。510はデータ管理装置120の時間軸を示すデータ管理装置時間軸である。
511はEUのISMバンドで受信を行う期間を示すEU帯受信期間である。512はUSのISMバンドで受信を行う期間を示すUS帯受信期間である。513はJPのISMバンドで受信を行う期間を示すJP帯受信期間である。514は応答データを返す為のウェイトの期間を示すウェイト期間である。515は応答データを送信する期間を示す応答データ送信期間である。516は血糖測定器110からの血糖値データをデータ管理装置120が受信に成功した期間を示す血糖値受信期間である。また、空白期間においては血糖測定器110及びデータ管理装置120は消費電力低減の為、スリープ状態となっている。
図5において、データ管理装置120はEU帯受信期間511、US帯受信期間512、そして、JP帯受信期間513を巡回させながら、それぞれの周波数帯域で受信待ちとなる。ここで、各受信期間では100ミリ秒間受信待ちとなり、1秒間スリープした後、次の周波数帯域で受信を待つ。
血糖測定器110が血糖値データをEUのISMバンドで送信する場合、血糖値送信期間504において、血糖測定器110は血糖値データを34ミリ秒間隔で12回送信する。図5において、521は血糖測定器110からデータ管理装置120へ送信された血糖値データを示す。
血糖値送信期間504にデータ管理装置120のEU帯受信期間511が合致した期間、つまり、血糖値受信期間516において、データ管理装置120は血糖測定器110から血糖値データを受信する。データ管理装置120はウェイト期間514において4.5秒間ウェイトした後、応答データ送信期間515において応答データとしてACKを血糖測定器110に送信する。図5において、522はデータ管理装置120から血糖測定器110への応答データを示す。データ管理装置120は応答データを送信した後、再度3つの周波数帯域を巡回させながら受信待ちとなる。
また、血糖測定器110は血糖値送信期間504終了後、応答データ受信期間505において、データ管理装置120からの応答データの受信を6秒間待つ。応答データ受信期間505において、血糖測定器110が応答データを受信すると、応答データを解析し、ACKであれば通信を終了し、NAKもしくはタイムアウトであれば、再度血糖値データを送信する。血糖値データの再送信は11回まで行う。
以上、本発明における血糖値管理システムにおける血糖測定器110とデータ管理装置120の処理のフローと、通信プロトコルを示した。
以上の血糖値管理システムにおいては、血糖測定器110からの送信される4秒間の血糖値データを受信する為に、データ管理装置120は3つの周波数帯域を巡回させて受信待ちとなる。つまり、4秒間に少なくとも3回はいずれかの周波数帯域で受信待ちとなる必要がある。そこで、図1に示す通り、データ管理装置120に同期ボタン127を追加する。同期ボタン127を備えたデータ管理装置120は通常、最後に血糖測定器110との通信に成功した周波数帯域で受信待ちをする。ここで、血糖測定器110からの送信される2秒間の血糖値データを受信する為には、4秒間に1回以上受信待ちとなれば良い。使用者が同期ボタン127を押すと2秒間に3つの周波数帯域を巡回させて受信待ちとなる。そして、受信が成功すると、3つの周波数帯域の巡回を停止し、通信が成功した周波数帯域のみで4秒間に1度の受信待ちを行う。これにより、同期が必要な時のみ3つの周波数帯域の巡回を行って受信待ちとなることによって、受信待ちによる消費電力を3分の1に低減することができる。
また、以上のように、血糖測定器110がストリップ100における使用地域を示す電気パラメータから地域データを得る以外にも、血糖測定器110が自ら地域データを認識しても良い。これによると、地域を示す電気パラメータを持たないストリップ100を用いた場合にも、地域に適した周波数帯域で無線通信を行うことができる。
血糖測定器110が自ら地域データを認識する一つの方法として、地域データ取得部112にGPS(Global Positioning System)の受信機を内蔵する方法がある。全てのGPS衛星は1575.42MHzの周波数帯域を用いて同期した電波を送信している為、地域データ取得部112のGPS受信機は複数のGPS衛星からの電波間の伝播遅延から現在の位置を算出する。そして、現時の位置を特定することによって、EU、US、JPのいずれの地域であるかを判断し、地域データを得る。
血糖測定器110が自ら地域データを取得するもう一つの方法として、無線の基地局からの電波を基に地域データを得る方法がある。無線の基地局は各地域に特有の周波数帯域、もしくは地域に特有の情報を提供するものであれば良い。例えば、地域データ取得手段112に電波時計の受信機を内蔵する。
電波時計は基地局が既知の周波数帯域に地域特有の時間を情報として提供するものである。電波時計で用いられる周波数帯域は、EUで60/77.5KHz、USで60KHz、JPで40KHz/60KHzである。従って、地域データ取得部112は受信する周波数帯域を40/60/77.5KHzで変更しながら、地域の時間を取得する。地域データ取得部112には世界標準時間やUSの地方標準時間など、基準となる地域と時間を予め設定しておき、電波時計の受信機で取得した時間と基準となる時間の差から地域を特定する。そして、特定した地域を地域データとして認識する。同様に、携帯電話、ラジオ、テレビ等の無線の基地局を用いて地域データを得ることもできる。
以上のように、本発明の実施の形態1においては、ストリップ100に持たせた地域を示す電気パラメータを血糖測定器110が認識し、血糖測定器110が地域で利用できる周波数帯域でデータ管理装置120に血糖値データを送信する。データ管理装置120は周期的に周波数帯域を変更して受信することによって、自動的に血糖測定器110とデータ管理装置120が地域に適した周波数帯域で無線通信を行うことができる。それにより使用者は地域毎のストリップを使い分けるだけで良くなる。
さらに、データ管理装置120に同期スイッチ127を備え、血糖測定器110とデータ管理装置120との同期が必要な時のみ、同期スイッチ127を押して周期的に受信する周波数帯域を変更しながら受信することにより、データ管理装置120の受信待ちによる消費電力の削減を行うことができる。
また、GPS受信機や電波時計受信機等、地域データを取得できる機能を地域データ取得部112に搭載することにより、地域を示す電気パラメータを持たないストリッ100を用いた場合においても地域に適した周波数帯域で無線通信を行うことができる。
本発明にかかる、血糖値管理システム及び血糖値管理方法は、血糖測定器とデータ管理装置が地域に適した周波数帯域で無線通信を行うことができる効果を有し、使用者が地域を移動しながら使用する血糖値管理システム等の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1における血糖値管理システムの構成図 ストリップの構成図 血糖測定器の処理のフローチャート データ管理装置の処理のフローチャート 血糖値管理システムの通信プロトコルの説明図 従来の血糖値管理システムの構成図
符号の説明
100 ストリップ
110 血糖測定器
111 挿入部
112 地域データ取得部
113 血糖測定部
114 血糖測定器メモリ
115 血糖測定器表示部
116 血糖測定器演算処理部
117 血糖測定器送信回路
118 血糖測定器受信回路
119 血糖測定器アンテナ
120 データ管理装置
121 データ管理装置アンテナ
122 データ管理装置受信回路
123 データ管理装置送信回路
124 データ管理装置演算処理部
125 データ管理装置表示部
126 データ管理装置メモリ
127 同期ボタン
140 無線電波
201 血糖測定電極
210 地域提示電極
211 共通端子
212 EU端子
213 US端子
214 JP端子
215 短絡パターン
500 血糖測定器時間軸
501 測定期間
504 血糖値送信期間
505 応答データ受信期間
510 データ管理装置時間軸
511 EU帯受信期間
512 US帯受信期間
513 JP帯受信期間
514 ウェイト期間
515 応答データ送信期間
516 血糖値受信期間
600 血糖測定器
601 ストリップ
602 血糖測定器表示部
603 無線電波
604 データ管理装置

Claims (9)

  1. ストリップから血糖値データと地域データを読み取り、前記血糖値データを変調血糖信号に変調して無線送信する血糖測定器と、
    無線受信した前記変調血糖信号から前記血糖値データを復調し、前記血糖値データを保存するデータ管理装置とで構成され、
    前記血糖測定器が前記地域データに基づいて地域に適した周波数帯域を用いて前記データ管理装置と無線通信する、
    ことを特徴とする血糖値管理システム。
  2. 前記血糖測定器が、
    前記ストリップが有する地域端子から前記地域データを取得する地域データ取得部と、
    前記血糖値データを変調血糖信号に変調して無線送信する血糖測定器送信回路と、
    前記血糖測定器を制御する血糖測定器演算処理部とを備え、
    前記血糖測定器演算処理部が、前記地域データ取得部が取得した前記地域データに基づいて前記血糖測定器送信回路の送信周波数帯域を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の血糖値管理システム。
  3. 前記データ管理装置が、
    前記データ管理装置を制御するデータ管理装置演算処理部と、
    前記変調血糖信号を前記血糖値データに復調するデータ管理装置受信回路と、
    前記データ管理装置演算処理部が周期的に前記データ管理装置受信回路の受信周波帯域を変更し、前記変調血糖信号の周波数帯域と受信周波数帯域が合致した時、前記データ管理装置受信回路が前記変調血糖信号から前記血糖値データを復調する
    ことを特徴とする請求項1に記載の血糖値管理システム。
  4. 前記データ管理装置に、
    同期ボタンを備え、
    使用者が前記同期ボタンを押した後、前記データ管理装置演算処理部がデータ管理装置受信回路の受信周波数帯域を周期的に変更し、受信周波数帯域を復調に成功した周波数帯域に固定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の血糖値管理システム。
  5. 前記地域データ取得部に無線受信機を備え、
    無線受信機が地域の基地局からの電波を解析して地域を特定し、地域データとする
    ことを特徴とする請求項2に記載の血糖値管理システム。
  6. 前記無線受信機が、
    GPS受信機であり、
    前記GPS受信機がGPS衛星からの電波から地域を特定し、地域データとする
    ことを特徴とする請求項5に記載の血糖値管理システム。
  7. 前記無線受信機が、
    電波時計受信機であり、
    前記電波時計受信機が地域の時間を取得し、取得した時間と前記電波時計受信機内の標準時間とを比較することによって、地域データを求める
    ことを特徴とする請求項5に記載の血糖値管理システム。
  8. ストリップから血糖値情報を測定するステップと、
    前記ストリップから地域情報を取得するステップと、
    前記地域情報から使用する送信周波数帯域を決定するステップと、
    前記血糖値情報を前記送信周波数帯域を用いてデータ管理装置へ送信するステップと、
    測定器から前記送信周波数帯域で送信された前記血糖値情報を受信するステップと、
    前記血糖値情報を保存するステップ、
    を含む血糖値管理方法。
  9. 前記データ管理装置は予め定められた複数の受信周波数を一定期間毎に変更して前記測定器が送信する電波を受信可能な前記受信周波数を探索する、
    請求項8に記載の血糖値管理方法。
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