JP2009162623A - 電池システム及び電池ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】実際に放電可能な放電容量と学習容量との誤差を低減して、電池の残容量を高精度に検出することができる電池システムを提供する。
【解決手段】電池システムは、放電電流を検出する電流検出手段106と、温度を検出する温度検出手段110と、学習容量と学習容量の更新の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段112と、温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、温度が予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、学習容量の更新の禁止を示す情報を記憶手段112に記憶させる制御手段116と、学習容量の更新の許可を示す情報が記憶手段112に記憶されており、且つ、2次電池が定電流放電されて放電終止状態になった場合に、学習容量を更新する更新手段114と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システム及び電池ユニットに関する。
2次電池を電源とする電子機器において、電池切れは電子機器の動作が停止する(電子機器の使用が不可能になる)ばかりではなく、電子機器に記録又は保存されたデータを破壊してしまうこともある。従って、電子機器には、電池の残容量を正確に検出して、電池切れの前にユーザに通知(表示)することが要求されている。
電池の残容量は、学習容量から電子機器において放電した放電容量を差し引いた値の学習容量に対する割合(電池の残容量=((学習容量)−(放電容量))/(学習容量))で示される。ここで、学習容量とは、電池の満充電状態から所定の放電終止状態まで放電可能な放電容量(放電電流積算値)であって、電池に記憶されている。なお、満充電状態から所定の放電終止状態まで放電可能な放電容量は電池の使用回数(充電回数)などに応じて変動する。そこで、近年では、放電終止状態まで電池の電圧が低下したときなどに学習容量を更新する電池(学習容量を更新可能な電池)が登場している(特許文献1参照)。
電池の残容量を正確に検出するためには、満充電状態から所定の放電終止状態まで放電可能な実際の放電容量と学習容量とが一致していることが必要となる。但し、学習容量を更新可能な電池においては、学習容量を更新するタイミングによっては、誤った学習容量(即ち、実際の放電容量と一致しない学習容量)を更新してしまうことがある。
例えば、図10に示すように、2C放電における放電終止電圧(放電終止状態)までの放電容量は、1C放電における放電終止電圧までの放電容量よりも少なくなっている。これは、電池の内部抵抗の上昇に起因して電池の電圧(電池電圧)が低下するためである。同様に、図11に示すように、低温放電における放電終止状態までの放電容量は、電池電圧の低下により、常温放電における放電終止電圧までの放電容量よりも少なくなる。ここで、図10は、1C放電及び2C放電における電池の放電特性を示すグラフである。図11は、低温放電及び常温放電における電池の放電特性を示すグラフである。なお、図10及び図11では、縦軸に電池電圧[V]を採用し、横軸に放電容量[mAh]を採用している。
このように、電池においては、電子機器に供給する電流の大きさや電流を供給する際の温度に応じて放電可能な放電容量が変化する。従って、2C放電のようなハイレート放電を行った場合や低温放電を行った場合に学習容量を更新すると、実際の放電容量よりも少ない学習容量に更新されてしまう。この場合、実際の放電容量よりも少ない放電容量が学習容量として記憶されているため、実際には電池の容量が残っているにもかかわらず、電池の残容量を空と検出してしまうなどして電池の残容量を正確に検出することができない。
そこで、学習容量を更新可能な電池では、充電器において放電終止電圧まで定電流放電を行い、放電できた放電容量を検出することで実際の放電容量に近い学習容量に補正するキャリブレーション(又はリフレッシュ)が行われている。換言すれば、キャリブレーションは、一定回数使用した後に更新されている学習容量と満充電状態から放電可能な実際の放電容量とのずれを補正するものである。
特開2002−236154号公報
しかしながら、電池の満充電状態からキャリブレーションを行うと多大な時間が必要となるため、充電器に接続したときの電池の状態(即ち、電子機器において放電した後の状態)からキャリブレーションを行っている。従って、図12に実線で示すように、電子機器においても定電流放電を行った場合には、キャリブレーションによって実際の放電容量と学習容量とのずれを補正することができる。一方、図12に一点鎖線で示すように、電子機器においてハイレート放電や低温放電を行った場合には、キャリブレーションを行っても実際の放電容量と学習容量とのずれを補正することができない。ここで、図12は、電子機器における放電(電池の使用中)及びキャリブレーションにおける放電(キャリブレーション中)における電池の放電特性を示すグラフである。なお、図12では、縦軸に電池電圧[V]を採用し、横軸に放電容量[mAh]を採用している。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みて、実際に放電可能な放電容量と学習容量との誤差を低減して、電池の残容量を高精度に検出することができる電池システム及び電池ユニットを提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記2次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記学習容量を記憶する記憶手段と、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記温度検出手段を制御して放電電流及び温度を検出し、前記温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、前記温度が前記予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、前記第2の積算値に対する前記第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第2の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記2次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記温度検出手段を制御して放電電流及び温度を検出し、前記温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、前記温度が前記予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、前記第2の積算値に対する前記第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第3の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記学習容量を記憶する記憶手段と、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第4の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第5の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間及び前記2次電池を定電流放電させている間、前記電流検出手段を制御して放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の残容量を算出し、前記2次電池が定電流放電により前記放電終止状態まで放電される間の放電電流を積算した放電容量を算出し、前記2次電池の残容量と前記放電容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されていても前記更新手段による前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第6の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、前記学習容量と、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第7の側面としての電池システムは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報と、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第8の側面としての電池ユニットは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記2次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記温度検出手段を制御して放電電流及び温度を検出し、前記温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、前記温度が前記予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、前記第2の積算値に対する前記第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第9の側面としての電池ユニットは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第10の側面としての電池ユニットは、機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットであって、前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報と、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、実際に放電可能な放電容量と学習容量との誤差を低減して、電池の残容量を高精度に検出することができる電池ユニットを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての電池ユニットを含む電池システム1の構成を示す概略ブロック図である。電池システム1は、電池ユニット100と、機器200と、AC電源300と、充電器400とで構成される。
電池ユニット100は、充電器400において2次電池104を定電流放電させて2次電池104の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットである。電池ユニット100は、図1に示すように、接続部102と、2次電池104と、電流検出部106と、電圧検出部108と、温度検出部110と、記憶部112と、更新部114と、電池制御部116とを有する。但し、電流検出部106、電圧検出部108、記憶部112及び更新部114は、電池制御部116に内蔵されていてもよい。
接続部102は、本実施形態では、3つの接続端子102a、102b及び102cを含み、機器200や充電器400に接続する。接続端子102a、102b及び102cのそれぞれは、正極、通信端子及び負極として機能する。
2次電池104は、電池ユニット100が機器200と接続された場合において、機器200に電源を供給する。また、2次電池104は、電池ユニット100が充電器400と接続された場合において、充電が行われる、或いは、定電流放電(キャリブレーション)が行われる。
電流検出部106は、接続端子102cと2次電池104とに接続され、電池制御部116に制御され、2次電池104から放電される電流(放電電流)、及び、2次電池104に充電される電流(充電電流)を検出する。ここで、放電電流とは、2次電池104が機器200に電源を供給している間に放電される電流、即ち、機器200(負荷回路204)において消費された電流と、充電器400において行われる定電流放電の間に放電される電流とを含む。電流検出部106の検出結果(電流検出部106が検出した放電電流又は充電電流の値)は、電池制御部116に入力される。
電圧検出部108は、電池制御部116に制御され、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する。電圧検出部108の検出結果(電圧検出部108が検出した電池電圧)は、電池制御部116に入力される。
温度検出部110は、電池制御部116に制御され、2次電池104の温度又は電池ユニット100の内部の温度を検出する。温度検出部110の検出結果(温度検出部110が検出した温度)は、電池制御部116に入力される。
記憶部112は、例えば、フラッシュメモリで構成され、2次電池104の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量である学習容量と、かかる学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する。また、記憶部112は、2次電池104の電池電圧と2次電池104の残容量との関係を示すテーブルを記憶する。
更新部114は、電池制御部116に制御され、学習容量の更新の許可を示す可否情報が記憶部112に記憶されている場合、且つ、充電器400において2次電池104が放電終止状態になった場合に、記憶部112に記憶されている学習容量を更新する。
電池制御部116は、CPUやメモリなどを含み、電池ユニット100の動作を制御する。電池制御部116は、例えば、電流検出部106が検出した放電電流又は充電電流を積算した積算値を算出し、かかる積算値と記憶部112に記憶されている学習容量とを用いて2次電池104の残容量を算出する。また、電池制御部116は、後で詳細に説明するように、記憶部112に記憶されている学習容量の更新の可否を制御する。
機器200は、電池ユニット100と接続し、電池ユニット100を電源として動作する電子機器などである。機器200は、図1に示すように、接続部202と、負荷回路204と、機器制御部206と、表示部208とを有する。
接続部202は、3つの接続端子202a、202b及び202cを含む。接続端子202a、202b及び202cのそれぞれは、電池ユニット100の接続端子102a、102b及び102cと接続する。
負荷回路204は、機器200を動作させる(即ち、所定の機能を実現する)ための回路である。
機器制御部206は、CPUやメモリなどを含み、機器200の動作を制御する。機器制御部206は、接続端子202b(及び接続端子102b)を介して電池制御部116と通信可能に構成され、電池制御部116から電池ユニット100に関する電池情報を受信する。
表示部208は、機器制御部206に制御され、ユーザに機器200の状況を表示したり、電池ユニット100の残容量などの電池情報を表示したりする。また、表示部208は、ユーザからの指示を受け付けるユーザインタフェースとしても機能する。
AC電源300は、充電器400と接続し、充電器400に電力を供給する電源である。AC電源300は、図1に示すように、2つの接続端子302a及び302bを含む接続部302を有する。
充電器400は、電池ユニット100と接続し、2次電池104を充電する機能を有する。また、充電器400は、2次電池104のキャリブレーションを行う機能も有する。ここで、キャリブレーションとは、充電器400において2次電池104の定電流放電を行って、記憶部112に記憶された学習容量を更新(補正)することである。
充電器400は、図1に示すように、接続部402と、AC/DCコンバータ404と、接続部406と、充電放電部408と、満充電検出部410と、充電器制御部412と、表示部414と、キャリブレーションボタン416とを有する。
接続部402は、2つの接続端子402a及び402bを含む。接続端子402a及び402bのそれぞれは、AC電源300の接続端子302a及び302bと接続する。
AC/DCコンバータ404は、AC電源300から供給される電力を充電器400の各構成要素(充電放電部408など)に供給する。
接続部406は、3つの接続端子406a、406b及び406cを含む。接続端子406a、406b及び406cのそれぞれは、電池ユニット100の接続端子102a、102b及び102cと接続する。
充電放電部408は、電池ユニット100が接続された場合において、キャリブレーションボタン416が押されなかった際には充電を行い、キャリブレーションボタン416が押された際には定電流放電を行う。
満充電検出部410は、充電放電部408と接続端子406cとの間に接続されている。また、満充電検出部410は、充電器制御部412に接続されている。満充電検出部410は、電池ユニット100が満充電状態になったことを検出して、充電器制御部412に出力する。
充電器制御部412は、CPUやメモリなどを含み、充電器400の動作を制御する。充電器制御部412は、接続端子406b(及び接続端子102b)を介して電池制御部116と通信可能に構成され、電池制御部116から電池ユニット100に関する電池情報を受信する。充電器制御部412は、2次電池104が満充電状態になったことを満充電検出部410が検出するまで2次電池104の充電を行うように充電放電部408を制御する。
また、充電器制御部412は、キャリブレーションボタン416が押されたことを検知すると、2次電池104の定電流放電を行うように充電放電部408を制御する。なお、定電流放電は、充電器制御部412が電池制御部116から定電流放電の終了を指示する信号を受信するまで行われる。
表示部414は、充電器制御部412に制御され、ユーザに充電器400の状況を表示したり、電池ユニット100の残容量などの電池情報を表示したりする。
キャリブレーションボタン416は、充電器制御部412に接続され、2次電池104のキャリブレーションを行う際にユーザが押すボタンである。換言すれば、キャリブレーションボタン416は、2次電池104のキャリブレーションの開始を指示するためのボタンである。また、キャリブレーションボタン416が押されると、2次電池104のキャリブレーションの開始を指示する指示信号を電池制御部116に送信する。
ここで、図2を参照して、電池システム1の動作について説明する。但し、電池システム1は、本実施形態では、基本的に、電池ユニット100の電池制御部116によって制御されるため、以下では、電池制御部116の動作を中心に説明する。
まず、電池ユニット100と機器200又は充電器400とが接続すると、電池制御部116は、接続端子102bを介して、通信信号を機器200又は充電器400から受信し、起動を開始する(ステップS1100)。
次に、電池制御部116は、電池ユニット100に接続されている接続機器が機器200であるのか充電器400であるのかを判定する(ステップS1200)。例えば、ステップS1100で受信した通信信号には、接続機器自身を識別するための識別情報が含まれており、電池制御部116は、かかる識別情報から接続機器が機器200であるのか充電器400であるのかを判定(特定)することができる。
電池ユニット100に接続されている接続機器が機器200であると判定された場合には、電池制御部116は、機器制御部206と通信し、機器200に電源を供給するために、機器200に対する放電(機器放電処理)を開始する(ステップS1300)。なお、機器放電処理については、後述する第1の実施形態乃至第4の実施形態で詳細に説明する。
電池ユニット100に接続されている接続機器が充電器400であると判定された場合には、電池制御部116は、所定の時間内において、2次電池104のキャリブレーションの開始を指示する指示信号を受信したかどうかを判定する(ステップS1400)。換言すれば、電池制御部116は、ユーザが所定の時間内に充電器400のキャリブレーションボタン416を押したかどうかを判定する。
2次電池104のキャリブレーションの開始を指示する指示信号を受信していなければ、電池制御部116は、充電器制御部412と通信し、2次電池104を充電する充電処理を開始する(ステップS1500)。
図3を参照して、ステップS1500の充電処理について詳細に説明する。上述したように、電池ユニット100が充電器400に接続され、所定の時間内に充電器400のキャリブレーションボタン416が押されなかった場合、電池制御部116は、充電器制御部412と共同して、2次電池104の充電処理を開始する。具体的には、電池制御部116は、充電器制御部412に2次電池104の充電を指示し、充電器制御部412は、充電放電部408を制御して2次電池104の充電を開始する。
まず、電池制御部116は、2次電池104の温度、2次電池104に充電される充電電流及び2次電池104の電圧を周期的に検出する検出期間を設定してタイマをスタートさせる(ステップS1502)。
次いで、電池制御部116は、温度検出部110を制御して、2次電池104の温度を検出する(ステップS1504)。
また、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、充電器400から2次電池104に充電される充電電流を検出する(ステップS1506)。
そして、電池制御部116は、ステップS1506で検出された充電電流を積算した積算値を算出する(ステップS1508)。
更に、電池制御部116は、ステップS1508で算出した充電電流の積算値を用いて2次電池104の残容量を算出する(ステップS1510)。2次電池104の残容量は、具体的には、電池ユニット100が充電器400に接続される前の2次電池104の残容量とステップS1508で算出された放電電流の積算値との和で算出される。なお、電池ユニット100が充電器400に接続される前の2次電池104の残容量は、例えば、機器200における電池ユニット100の使用中に常に算出され、電池制御部116のメモリなどに記憶される。具体的には、2次電池104の残容量は、2次電池104から放電された放電電流(機器200で消費された電流)を電流検出部106で検出し、かかる放電電流を記憶部112に記憶されている学習容量から引くことで算出される。
次に、電池制御部116は、電圧検出部108を制御して、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する(ステップS1512)。
次いで、電池制御部116は、タイマを確認して、ステップS1502で設定した検出期間が経過したかどうかを判定する(ステップS1514)。
ステップS1502で設定した検出期間が経過していれば、ステップS1502に戻る。
ステップS1502で設定した検出期間が経過していなければ、電池制御部116は、2次電池104の充電が完了したかどうかを判定する(ステップS1516)。例えば、電池制御部116は、満充電検出部410が2次電池104の満充電状態を検出したことを示す信号を充電器制御部412から受信していれば、2次電池104の充電が完了したと判定する。但し、充電器制御部412は、満充電検出部410が2次電池104の満充電状態を検出すると、充電放電部408を制御して2次電池104の充電を停止させる。従って、電池制御部116は、電流検出部106によって検出される充電電流がゼロになっていれば、2次電池104の充電が完了したと判定してもよい。
2次電池104の充電が完了していなければ、ステップS1514に戻る。
2次電池104の充電が完了していれば、電池制御部116は、2次電池104の充電処理を終了する(ステップS1518)。この際、2次電池104は満充電状態であるため、2次電池104の残容量は記憶部112に記憶されている学習容量と等しい値(容量)となっている。従って、記憶部112に記憶されている学習容量が2次電池104の残容量として電池制御部116のメモリなどに記憶される。なお、2次電池104の充電が途中で中断される場合には、ステップS1510で算出された2次電池104の残容量が電池制御部116のメモリなどに記憶される。
図2に戻って、2次電池104のキャリブレーションの開始を指示する指示信号を受信していれば、電池制御部116は、充電器制御部412と通信し、2次電池104のキャリブレーション処理を開始する(ステップS1600)。なお、キャリブレーション処理については、後述する第1の実施形態乃至第4の実施形態で詳細に説明する。
以下、ステップS1300の機器放電処理及びステップS1600のキャリブレーション処理の詳細について、第1の実施形態乃至第4の実施形態で説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、機器放電処理において、2次電池104の温度が低温のときの放電電流を積算した第1の積算値と2次電池104の温度が高温のときの放電電流を積算した第2の積算値との割合に応じて学習容量の更新の可否を制御する。また、第1の実施形態では、キャリブレーション処理において、記憶部112に記憶されている学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報に応じて学習容量を更新する。
第1の実施形態における機器放電処理について説明する。
図4は、第1の実施形態における機器放電処理を説明するためのフローチャートである。上述したように、電池ユニット100が機器200に接続されると、電池制御部116は、機器放電処理を開始する。これにより、機器200の動作(機器200の起動や所定の機能の実現)に応じて、2次電池104から機器200に対する電流の放電が開始される(即ち、2次電池104が機器200に電源を供給する)。
まず、電池制御部116は、2次電池104の温度、2次電池104から放電される放電電流及び2次電池104の電圧を周期的に検出する検出期間を設定してタイマをスタートさせる(ステップS1302)。
次いで、電池制御部116は、温度検出部110を制御して、2次電池104の温度を検出する(ステップS1304)。
そして、電池制御部116は、ステップS1304で検出された2次電池104の温度が予め定められた温度以下であるかどうかを判定する(ステップS1306)。換言すれば、ステップS1306では、2次電池104の温度が予め定められた温度以下であるか予め定められた温度よりも高いかを判定する。ここで、予め定められた温度とは、2次電池104の放電特性が低温放電特性(図11参照)となる温度、即ち、2次電池104のキャリブレーションにおいて学習容量の誤差の原因となる温度である。換言すれば、予め定められた温度以下において、2次電池104が機器200に電源を供給した場合、キャリブレーションによって実際の放電容量と学習容量とのずれを補正することが困難となる。なお、予め定められた温度は、具体的には、0℃などが考えられる。
2次電池104の温度が予め定められた温度以下であると判定された場合には、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、2次電池104から機器200に放電される放電電流を検出する(ステップS1308)。そして、電池制御部116は、ステップS1308で検出された放電電流を積算した第1の積算値を算出する(ステップS1310)。このように、電池制御部116は、予め定められた温度以下であるときに2次電池104から放電された放電電流を積算した第1の積算値を算出し、かかる第1の積算値を電池制御部116のメモリに記憶させる。
一方、2次電池104の温度が予め定められた温度よりも高いと判定された場合には、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、2次電池104から機器200に放電される放電電流を検出する(ステップS1312)。そして、電池制御部116は、ステップ1312で検出された放電電流を積算した第2の積算値を算出する(ステップS1314)。このように、電池制御部116は、予め定められた温度よりも高いときに2次電池104から放電された放電電流を積算した第2の積算値を算出し、かかる第2の積算値を電池制御部116のメモリに記憶させる。
ステップS1306乃至S1314によって、予め定められた温度以下のときに2次電池104から放電された放電電流の積算値と、予め定められた温度よりも高いときに2次電池104から放電された放電電流の積算値とが別々に記憶される。
次に、電池制御部116は、ステップS1310で算出した放電電流の第1の積算値及び/又はステップS1314で算出した放電電流の第2の積算値を用いて2次電池104の残容量を算出する(ステップS1316)。また、ステップS1316で算出された2次電池104の残容量は、機器200の表示部208に表示される。なお、2次電池104の残容量は、具体的には、記憶部112に記憶されている学習容量からステップS1310で算出した放電電流の第1の積算値及び/又はステップS1314で算出した放電電流の第2の積算値を引くことで算出される。
次いで、電池制御部116は、電圧検出部108を制御して、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する(ステップS1318)。
次に、電池制御部116は、タイマを確認して、ステップS1302で設定した検出期間が経過したかどうかを判定する(ステップS1320)。
ステップS1302で設定した検出期間が経過していれば、ステップS1302に戻る。
ステップS1302で設定した検出期間が経過していなければ、電池制御部116は、機器制御部206と通信し、機器200が停止状態であるか(例えば、電源がOFFであるか)どうかを判定する(ステップS1322)。具体的には、電池制御部116は、機器200が停止状態になったことを示す停止信号を機器制御部206から受信することで、機器200が停止状態になったかどうかを判別することができる。
機器200が停止状態でなければ、ステップS1320に戻る。
機器200が停止状態であれば、電池制御部116は、ステップS1310及びS1314で算出した第1の積算値と第2の積算値とを比較して、第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS1324)。ここで、閾値は、キャリブレーションにおいて学習容量を更新した際に、2次電池104の低温での放電に起因して更新された学習容量に誤差が生じない範囲、或いは、許容される誤差の範囲に設定する必要がある。例えば、閾値を0とすれば、予め設定された温度以下での放電があれば学習容量の更新を禁止することができる。
第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値未満であると判定された場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の許可を示す可否情報を記憶部112に記憶させて(ステップS1326)、機器放電処理を終了する。
第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値以上であると判定された場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させて(ステップS1328)、機器放電処理を終了する。
このように、第1の実施形態の機器放電処理は、2次電池104の温度が予め設定された温度以下であるときの放電電流の第1の積算値と2次電池104の温度が予め設定された温度よりも高いときの放電電流の第2の積算値とを別々に算出する。そして、第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させる。これにより、キャリブレーションにおいて学習容量を更新すると低温での放電により学習容量に誤りが発生する可能性が高い場合において、学習容量の更新を禁止することができる。その結果、キャリブレーションにおいて誤った学習容量に更新されることを防止することができる。換言すれば、記憶部112に記憶されている学習容量は、2次電池104の実際の放電容量と高精度に一致しているため、かかる学習容量を用いて2次電池104の残容量を高精度に算出することが可能となる。
次に、第1の実施形態におけるキャリブレーション処理について説明する。
図5は、第1の実施形態におけるキャリブレーション処理を説明するためのフローチャートである。上述したように、電池ユニット100が充電器400に接続され、所定の時間内に充電器400のキャリブレーションボタン416が押された場合、電池制御部116は、充電器制御部412と共同して、2次電池104のキャリブレーション処理を開始する。
まず、電池制御部116は、記憶部112に記憶されている可否情報が学習容量の更新の許可をする情報であるのか(又は学習容量の更新の禁止を示す可否情報であるのか)を判定する(ステップS1602)。
学習容量の更新の許可を示す可否情報であると判定された場合には、電池制御部116は、充電器制御部412に定電流放電を指示し、充電器制御部412は、充電放電部408を制御して2次電池104の定電流放電を開始する(ステップS1604)。
次いで、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、定電流放電によって2次電池104から放電される放電電流を検出する(ステップS1606)。
そして、電池制御部116は、ステップS1606で検出された放電電流を積算した積算値を算出する(ステップS1608)。
次に、電池制御部116は、電圧検出部108を制御して、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する(ステップS1610)。
次いで、電池制御部116は、ステップS1610で検出した電圧が2次電池104の放電終止状態における電圧(放電終止電圧)であるかどうかを判定する(ステップS1612)。換言すれば、ステップS1612では、2次電池104が放電終止状態であるかどうかを判定する。
ステップS1610で検出した電圧が放電終止電圧でなければ、ステップS1606に戻る。
ステップS1610で検出した電圧が放電終止電圧であれば、電池制御部116は、更新部114を制御し、記憶部112に記憶されている学習容量を更新して(ステップS1614)、キャリブレーション処理を終了する。具体的には、電池制御部116は、キャリブレーション処理前の2次電池104の残容量とステップS1608で算出された積算値との足した容量を新しい学習容量として更新する。なお、キャリブレーション処理前の2次電池104の残容量は、充電処理の場合と同様に、電池制御部116のメモリなどに記憶されている。
一方、学習容量の更新の禁止を示す可否情報であると判定された場合には、記憶部112に記憶されている学習容量を更新することなく、キャリブレーション処理を終了する。この際、学習容量を更新しなかったことを充電器400の表示部414に表示することが好ましい。
このように、第1の実施形態のキャリブレーションにおいては、キャリブレーションボタン416が押されたとしても、学習容量の更新の禁止を示す可否情報が記憶部112に記憶されている場合には、記憶部112に記憶されている学習容量を更新しない。これにより、例えば、低温での放電により学習容量に誤りが発生する可能性が高い場合に学習容量が更新されてしまうことを防止することができる。換言すれば、学習容量に誤りが発生しない場合にのみ、学習容量が更新されるため、2次電池104の実際の放電容量と学習容量との誤差を低減する(実際の放電容量と学習容量を高精度に一致させる)ことができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、機器放電処理において、2次電池104の満充電状態から放電終止状態までに放電した平均放電電流値に応じて学習容量の更新の可否を制御する。また、第2の実施形態では、キャリブレーション処理において、第1の実施形態と同様に、記憶部112に記憶されている学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報に応じて学習容量を更新する。
第2の実施形態における機器放電処理について説明する。
図6は、第2の実施形態における機器放電処理を説明するためのフローチャートである。上述したように、電池ユニット100が機器200に接続されると、電池制御部116は、機器放電処理を開始する。これにより、機器200の動作(機器200の起動や所定の機能の実現)に応じて、2次電池104から機器200に対する電流の放電が開始される(即ち、2次電池104が機器200に電源を供給する)。
まず、電池制御部116は、2次電池104の温度、2次電池104から放電される放電電流及び2次電池104の電圧を周期的に検出する検出期間を設定してタイマをスタートさせる(ステップS1332)。
次いで、電池制御部116は、温度検出部110を制御して、2次電池104の温度を検出する(ステップS1334)。
次に、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、2次電池104から機器200に放電される放電電流を検出する(ステップS1336)。
次いで、電池制御部116は、ステップS1336で検出された放電電流を積算した積算値を算出する(ステップS1338)。
次に、電池制御部116は、ステップS1338で算出した放電電流の積算値を用いて2次電池104の残容量を算出する(ステップS1340)。また、ステップS1340で算出された2次電池104の残容量は、機器200の表示部208に表示される。なお、2次電池104の残容量は、具体的には、記憶部112に記憶されている学習容量からステップS1338で算出した放電電流の積算値を引くことで算出される。
次いで、電池制御部116は、電圧検出部108を制御して、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する(ステップS1342)。
次に、電池制御部116は、タイマを確認して、ステップS1332で設定した検出期間が経過したかどうかを判定する(ステップS1344)。
ステップS1334で設定した検出期間が経過していれば、ステップS1332に戻る。
ステップS1332で設定した検出期間が経過していなければ、電池制御部116は、機器制御部206と通信し、機器200が停止状態であるか(例えば、電源がOFFであるか)どうかを判定する(ステップS1346)。
機器200が停止状態でなければ、電池制御部116は、2次電池104が機器200に電源を供給している間における平均放電電流値を算出して(ステップS1348)、ステップS1344に戻る。平均放電電流値は、具体的には、ステップS1338で算出された積算値を2次電池104が機器200に電源を供給した時間で割ることで算出することができる。
機器200が停止状態であれば、電池制御部116は、ステップS1348で算出した平均放電電流値が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS1350)。ここで、閾値は、キャリブレーションにおいて学習容量を更新した際に、2次電池104のハイレート放電(図10参照)などに起因して更新された学習容量に誤差が生じない範囲、或いは、許容される誤差の範囲に設定する必要がある。
平均放電電流値が閾値未満であると判定された場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の許可を示す可否情報を記憶部112に記憶させて(ステップS1352)、機器放電処理を終了する。
平均放電電流値が閾値以上であると判定された場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させて(ステップS1354)、機器放電処理を終了する。
このように、第2の実施形態の機器放電処理は、2次電池104が機器200に電源を供給している間における平均放電電流値を算出する。そして、平均放電電流値が閾値以上である場合に、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させる。これにより、キャリブレーションにおいて学習容量を更新するとハイレート放電により学習容量に誤りが発生する可能性が高い場合において、学習容量の更新を禁止することができる。その結果、キャリブレーションにおいて誤った学習容量に更新されることを防止することができる。換言すれば、記憶部112に記憶されている学習容量は、2次電池104の実際の放電容量と高精度に一致しているため、かかる学習容量を用いて2次電池104の残容量を高精度に算出することが可能となる。
なお、第2の実施形態における機器放電処理は、第1の実施形態における機器放電処理とを組み合わせることも可能である。この場合、第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値未満である場合、且つ、平均放電電流値が閾値未満である場合にのみ、電池制御部116は、学習容量の更新の許可を示す可否情報を記憶部112に記憶させる。換言すれば、第2の積算値に対する第1の積算値の割合が閾値以上である場合、或いは、平均放電電流値が閾値以上である場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させる。
第2の実施形態におけるキャリブレーション処理は、上述したように、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、機器放電処理においては、第1の実施形態及び/又は第2の実施形態と同様に、第1の積算値と第2の積算値との割合及び/又は平均放電電流に応じて学習容量の更新の可否を制御する。また、第3の実施形態では、キャリブレーション処理において、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差に応じて学習容量を更新する。
第3の実施形態における機器放電処理は、上述したように、第1の実施形態及び/又は第2の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
第3の実施形態におけるキャリブレーション処理について説明する。
図7は、第3の実施形態におけるキャリブレーション処理を説明するためのフローチャートである。上述したように、電池ユニット100が充電器400に接続され、所定の時間内に充電器400のキャリブレーションボタン416が押された場合、電池制御部116は、充電器制御部412と共同して、2次電池104のキャリブレーション処理を開始する。
まず、電池制御部116は、記憶部112に記憶されている可否情報が学習容量の更新の許可を示す可否情報であるのか(又は学習容量の更新の禁止を示す可否情報であるのか)を判定する(ステップS1622)。
学習容量の更新の許可を示す可否情報であると判定された場合には、電池制御部116は、充電器制御部412に定電流放電を指示し、充電器制御部412は、充電放電部408を制御して2次電池104の定電流放電を開始する(ステップS1624)。
次いで、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、定電流放電によって2次電池104から放電される放電電流を検出する(ステップS1626)。
そして、電池制御部116は、ステップS1626で検出された放電電流を積算した積算値を算出する(ステップS1628)。
次に、電池制御部116は、電圧検出部108を制御して、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する(ステップS1630)。
次いで、電池制御部116は、ステップS1630で検出した電圧が2次電池104の放電終止状態における電圧(放電終止電圧)であるかどうかを判定する(ステップS1632)。換言すれば、ステップS1632では、2次電池104が放電終止状態であるかどうかを判定する。
ステップS1630で検出した電圧が放電終止電圧でなければ、ステップS1626に戻る。
ステップS1610で検出した電圧が放電終止電圧であれば、電池制御部116は、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とステップS1628で算出した放電電流の積算値との差を算出する(ステップS1634)。なお、ステップS1628で算出した放電電流の積算値は、キャリブレーション処理で実際に放電された放電容量である。また、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量は、充電処理の場合と同様に、電池制御部116のメモリなどに記憶されている。
次に、電池制御部116は、ステップS1634で算出したキャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS1638)。ここで、閾値は、学習容量を更新した際に、学習容量に誤差が生じない範囲、或いは、許容される誤差の範囲に設定する必要がある。例えば、閾値を0とすれば、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差がある場合に学習容量の更新を禁止することができる。
キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差が閾値以上であれば、記憶部112に記憶されている学習容量を更新することなく、キャリブレーション処理を終了する。
キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差が閾値未満であれば、ステップS1638に進む。ステップS1638において、電池制御部116は、更新部114を制御し、記憶部112に記憶されている学習容量を更新して、キャリブレーション処理を終了する。具体的には、電池制御部116は、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とステップS1608で算出された積算値(キャリブレーション処理で実際に放電された放電容量)との足した容量を新しい学習容量として更新する。
一方、学習容量の更新の禁止を示す可否情報であると判定された場合には、記憶部112に記憶されている学習容量を更新することなく、キャリブレーション処理を終了する。
このように、第3の実施形態のキャリブレーションにおいては、キャリブレーションボタン416が押されたとしても、学習容量の更新の禁止を示す可否情報が記憶部112に記憶されている場合には、記憶部112に記憶されている学習容量を更新しない。更に、学習容量の更新の許可を示す可否情報が記憶部112に記憶されていても、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差が閾値以上である場合には、学習容量を更新しない。これにより、学習容量に誤りが発生する可能性が高い場合に学習容量が更新されてしまうことを防止することができる。換言すれば、学習容量に誤りが発生しない場合にのみ、学習容量が更新されるため、2次電池104の実際の放電容量と学習容量との誤差を低減する(実際の放電容量と学習容量を高精度に一致させる)ことができる。
なお、第3の実施形態のキャリブレーションは、従来の機器放電処理にも(即ち、記憶部112に可否情報を記憶させない場合にも)適用することができる。この場合、ステップS1622を省略して、ステップS1624以下を行えばよい。これにより、キャリブレーション処理を開始する前の2次電池104の残容量とキャリブレーション処理で実際に放電された放電容量との差が閾値以上である場合には、学習容量を更新しないようにすることができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、機器放電処理において、2次電池104の電圧(電池電圧)と2次電池104の残容量との関係を示すテーブルを用いて学習容量の更新の可否を制御する。また、第4の実施形態では、キャリブレーション処理において、第1の実施形態と同様に、記憶部112に記憶されている学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報に応じて学習容量を更新する。
図8は、2次電池104の電池電圧と2次電池104の残容量との関係を示すテーブルの一例を示す図である。図8では、縦軸に電池電圧[V]を採用し、横軸に残容量[mAh]を採用している。2次電池104の電池電圧と2次電池104の残容量との関係を示すテーブルは、例えば、図8に示す放電曲線で示される。なお、2次電池104の電池電圧と2次電池104の残容量との関係を示すテーブルは、上述したように、電池ユニット100の記憶部112に記憶される。
第4の実施形態における機器放電処理について説明する。
図9は、第4の実施形態における機器放電処理を説明するためのフローチャートである。上述したように、電池ユニット100が機器200に接続されると、電池制御部116は、機器放電処理を開始する。これにより、機器200の動作(機器200の起動や所定の機能の実現)に応じて、2次電池104から機器200に対する電流の放電が開始される(即ち、2次電池104が機器200に電源を供給する)。
まず、電池制御部116は、2次電池104の温度、2次電池104から放電される放電電流及び2次電池104の電圧を周期的に検出する検出期間を設定してタイマをスタートさせる(ステップS1362)。
次いで、電池制御部116は、温度検出部110を制御して、2次電池104の温度を検出する(ステップS1364)。
次に、電池制御部116は、電流検出部106を制御して、2次電池104から機器200に放電される放電電流を検出する(ステップS1366)。
次いで、電池制御部116は、ステップS1366で検出された放電電流を積算した積算値を算出する(ステップS1368)。
次に、電池制御部116は、ステップS1368で算出した放電電流の積算値を用いて2次電池104の第1の残容量を算出する(ステップS1370)。また、ステップS1370で算出された2次電池104の第1の残容量は、機器200の表示部208に表示される。なお、2次電池104の第1の残容量は、具体的には、記憶部112に記憶されている学習容量からステップS1368で算出した放電電流の積算値を引くことで算出される。なお、第4の実施形態では、第1の残容量として、A[mhA]が算出されたものとする。
次いで、電池制御部116は、電圧検出部108を制御して、2次電池104の電圧(電池電圧)を検出する(ステップS1372)。なお、第4の実施形態では、2次電池104の電池電圧として、B[V]が検出されたものとする。
次に、電池制御部116は、ステップS1372で検出された2次電池104の電池電圧と記憶部112に記憶されている図8に示すテーブルから2次電池104の第2の残容量を取得する(ステップS1374)。第4の実施形態では、ステップS1372で検出された2次電池104の電池電圧がB[V]であるため、図8に示すテーブルから2次電池104の第2の残容量として、C[mhA]が取得される。
次いで、電池制御部116は、ステップS1370で算出した2次電池104の第1の残容量とステップS1374で取得した2次電池104の第2の残容量との差を算出する(ステップS1376)。第4の実施形態では、2次電池104の第1の残容量と2次電池104の第2の残容量との差として、C−A[mhA]が算出される。
次に、電池制御部116は、2次電池104の第1の残容量と2次電池104の第2の残容量との差が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS1378)。ここで、閾値は、キャリブレーションにおいて学習容量を更新した際に、更新された学習容量に誤差が生じない範囲、或いは、許容される誤差の範囲に設定する必要がある。例えば、閾値を0とすれば、2次電池104の第1の残容量と2次電池104の第2の残容量との差がある場合に、学習容量の更新を禁止することができる。
2次電池104の第1の残容量と2次電池104の第2の残容量との差が閾値以上であると判定された場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の許可を示す可否情報を記憶部112に記憶させる(ステップS1380)。
2次電池104の第1の残容量と2次電池104の第2の残容量との差が閾値未満であると判定された場合には、電池制御部116は、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させる(ステップS1382)。
次に、電池制御部116は、タイマを確認して、ステップS1362で設定した検出期間が経過したかどうかを判定する(ステップS1384)。
ステップS1362で設定した検出期間が経過していれば、ステップS1362に戻る。
ステップS1362で設定した検出期間が経過していなければ、電池制御部116は、機器制御部206と通信し、機器200が停止状態であるか(例えば、電源がOFFであるか)どうかを判定する(ステップS1386)。
機器200が停止状態でなければ、ステップS1384に戻る。
機器200が停止状態であれば、機器放電処理を終了する。
このように、第4の実施形態の機器放電処理は、記憶部112に記憶された学習容量及び2次電池104が機器200に電源を供給している間の放電電流から2次電池104の第1の残容量を算出する。また、記憶部112に記憶されたテーブル及び電圧検出部108によって検出された電池電圧から2次電池104の第2の残容量を取得する。
そして、第1の残容量と第2の残容量との差が閾値以上である場合に、学習容量の更新の禁止を示す可否情報を記憶部112に記憶させる。これにより、キャリブレーションにおいて学習容量を更新すると学習容量に誤りが発生する可能性が高い場合において、学習容量の更新を禁止することができる。その結果、キャリブレーションにおいて誤った学習容量に更新されることを防止することができる。換言すれば、記憶部112に記憶されている学習容量は、2次電池104の実際の放電容量と高精度に一致しているため、かかる学習容量を用いて2次電池104の残容量を高精度に算出することが可能となる。
第4の実施形態におけるキャリブレーション処理は、上述したように、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、第1の実施形態乃至第4の実施形態は、任意に組み合わせることが可能である。
本発明の一側面としての電池ユニットを含む電池システムの構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す電池システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示すステップS1500の充電処理の詳細なフローチャートである。 第1の実施形態における機器放電処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態におけるキャリブレーション処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における機器放電処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態におけるキャリブレーション処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す電池ユニットの2次電池の電池電圧と2次電池の残容量との関係を示すテーブルの一例を示す図である。 第4の実施形態における機器放電処理を説明するためのフローチャートである。 1C放電及び2C放電における電池の放電特性を示すグラフである。 低温放電及び常温放電における電池の放電特性を示すグラフである。 電子機器における放電(電池の使用中)及びキャリブレーションにおける放電(キャリブレーション中)における電池の放電特性を示すグラフである。
符号の説明
1 電池システム
100 電池ユニット
102 接続部
102a、102b及び102c 接続端子
104 2次電池
106 電流検出部
108 電圧検出部
110 温度検出部
112 記憶部
114 更新部
116 電池制御部
200 機器
202 接続部
202a、202b及び202c 接続端子
204 負荷回路
206 機器制御部
208 表示部
300 AC電源
302 接続部
302a、302b及び302c 接続端子
400 充電器
402 接続部
402a及び402b 接続端子
404 AC/DCコンバータ
406 接続部
406a、406b及び406c 接続端子
408 充電放電部
410 満充電検出部
412 充電器制御部
414 表示部
416 キャリブレーションボタン

Claims (15)

  1. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記2次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記学習容量を記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記温度検出手段を制御して放電電流及び温度を検出し、前記温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、前記温度が前記予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、前記第2の積算値に対する前記第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  2. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記2次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記温度検出手段を制御して放電電流及び温度を検出し、前記温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、前記温度が前記予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、前記第2の積算値に対する前記第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  3. 前記制御手段は、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記2次電池の温度にかかわらず前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2に記載の電池システム。
  4. 前記2次電池は、前記電池システムに接続された充電器により前記放電終止状態まで定電流放電されることを特徴とする請求項2又は3に記載の電池システム。
  5. 前記制御手段は、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間及び前記2次電池を定電流放電させている間、前記電流検出手段を制御して放電電流を検出し、前記2次電池の温度にかかわらず前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の残容量を算出し、前記2次電池が定電流放電により前記放電終止状態まで放電される間の放電電流を積算した放電容量を算出し、前記2次電池の残容量と前記放電容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されていても前記更新手段による前記学習容量の更新を禁止することを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれか1項に記載の電池システム。
  6. 前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段を更に有し、
    前記記憶手段は、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶し、
    前記制御手段は、前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記2次電池の温度にかかわらず前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2乃至5のうちいずれか1項に記載の電池システム。
  7. 前記予め定められた温度は、0℃であることを特徴とする請求項2乃至6のうちいずれか1項に記載の電池システム。
  8. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記学習容量を記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  9. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  10. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、
    前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間及び前記2次電池を定電流放電させている間、前記電流検出手段を制御して放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の残容量を算出し、前記2次電池が定電流放電により前記放電終止状態まで放電される間の放電電流を積算した放電容量を算出し、前記2次電池の残容量と前記放電容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されていても前記更新手段による前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  11. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記学習容量と、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新を禁止する制御手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  12. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池システムであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報と、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記学習容量の更新の許可を示す可否情報が前記記憶手段に記憶されており、且つ、前記2次電池が定電流放電されて前記放電終止状態になった場合に、前記記憶手段に記憶された学習容量を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする電池システム。
  13. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記2次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記温度検出手段を制御して放電電流及び温度を検出し、前記温度が予め定められた温度以下であるときの放電電流を積算した第1の積算値と、前記温度が前記予め定められた温度よりも高いときの放電電流を積算した第2の積算値とを算出し、前記第2の積算値に対する前記第1の積算値の割合が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を有することを特徴とする電池ユニット。
  14. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報とを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段を制御して前記放電電流を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値を前記2次電池が前記機器に電源を供給した時間で割った平均放電電流値が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を有することを特徴とする電池ユニット。
  15. 機器に電源を供給する2次電池を備え、前記2次電池が放電終止状態まで定電流放電された際に、前記2次電池の満充電状態から放電終止状態までに放電可能な容量を示す学習容量を更新可能な電池ユニットであって、
    前記2次電池が放電する放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記学習容量と、前記学習容量の更新の許可又は禁止を示す可否情報と、前記2次電池の電圧と前記2次電池の残容量との関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記2次電池が前記機器に電源を供給している間、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段を制御して放電電流及び電圧を検出し、前記放電電流を積算した積算値を算出し、前記積算値及び前記記憶手段に記憶された学習容量から前記2次電池の第1の残容量を算出し、前記電圧及び前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記2次電池の第2の残容量を取得し、前記第1の残容量と前記第2の残容量との差が閾値以上である場合に、前記学習容量の更新の禁止を示す可否情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を有することを特徴とする電池ユニット。
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