JP2009162400A - コンテナ用冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送に用いられるコンテナの庫内を冷却するコンテナ用冷凍装置(1)において、ガス欠判定部(54)がコントローラ(50)にガス欠信号を入力した場合であっても、コンテナ内の貯蔵物に与えるダメージを最小限に抑える。
【解決手段】コントローラ(50)にガス欠制御部(51)を設けて、圧縮機(11)の制御モードを、ガス欠信号が入力されると圧縮機(11)の運転を停止する通常モードとガス欠信号が入力されても圧縮機(11)の運転を継続する鉄道モードとに切り換え可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、輸送に用いられるコンテナの庫内を冷却するコンテナ用冷凍装置に関するものである。
従来より、輸送に用いられるコンテナの庫内を冷却するコンテナ用冷凍装置が知られている。例えば、特許文献1のコンテナ用冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び冷却熱交換器(蒸発器)が接続された冷媒回路を備えている。
このコンテナ用冷凍装置の冷媒回路では、冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。その結果、冷却熱交換器を流れる冷媒は庫内空気から吸熱して蒸発し、庫内空気の冷却が行われる。このコンテナ用冷凍装置では、庫内空気を摂氏零度よりも低くしてコンテナ内の貯蔵物を冷凍する冷凍運転と、庫内空気を摂氏零度よりも高くしてコンテナ内の貯蔵物を冷蔵する冷蔵運転とが可能になっている。
この種のコンテナ用冷凍装置には、仮に冷媒回路から冷媒が洩れ出した後に、該冷媒回路内の冷媒保有量が不足する(以下、ガス欠という。)状態に陥って圧縮機が停止する前に、ガス欠異常と判断して上記圧縮機を強制的に停止させるものがある。このように圧縮機が損傷する前に、強制的に停止させることにより、冷媒回路のガス欠による圧縮機の損傷を最小限度に抑えることができる。
そして、圧縮機の損傷を抑えることができれば、ガス欠による圧縮機の強制停止後に冷媒回路のガス洩れ修理を行い、速やかに上記コンテナ用冷凍装置を復旧させることが可能となる。
特開2002−327964号公報
しかしながら、コンテナを鉄道で輸送する場合には、従来のコンテナ用冷凍装置のようにガス欠異常と判断して圧縮機を強制停止させたとしても、コンテナの鉄道輸送中は、冷媒回路(10)の修理作業が行えないため、上記コンテナ用冷凍装置を速やかに復旧させることができないという問題がある。尚、コンテナの鉄道輸送中に修理作業が行えないのは、冷媒回路(10)の修理スペースを確保できないためである。したがって、船舶による海上輸送の場合には、鉄道輸送に比べて修理スペースが確保しやすく、上記コンテナ用冷凍装置を速やかに復旧させることが可能である。
そして、鉄道輸送中において、上記コンテナ用冷凍装置を速やかに復旧させることができないと、コンテナ内の貯蔵物を冷却することができず、該貯蔵物にダメージを与えてしまう場合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、輸送に用いられるコンテナの庫内を冷却するコンテナ用冷凍装置において、ガス欠異常を検知した場合であっても、コンテナ内の貯蔵物に与えるダメージを最小限に抑えることにある。
第1の発明は、冷媒を循環させる圧縮機構が接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)と、該冷媒回路(10)の運転状態に基づいて該冷媒回路(10)の冷媒不足を判定するとガス欠信号を出力するガス欠判定手段(54)と、該ガス欠判定手段(54)からのガス欠信号に基づいて圧縮機構(11)の運転制御を行う圧縮機制御手段(50)とを備えたコンテナ用冷凍装置を前提としている。
そして、上記コンテナ用冷凍装置の圧縮機制御手段(50)は、上記圧縮機構(11)の制御モードを、上記ガス欠信号が入力されると圧縮機構(11)の運転を停止する第1制御モードと上記ガス欠信号が入力されても圧縮機構(11)の運転を継続する第2制御モードとに切り換え可能な制御モード切換手段(51)を備えていることを特徴としている。
第1の発明では、上記制御モード切換手段(51)により、上記コンテナの輸送状態に応じて、上記コンテナ用冷凍装置(1)における圧縮機構(11)の制御モードを第1制御モードと第2制御モードとに切り換えることができる。つまり、コンテナの輸送中において、圧縮機構(11)の保護を優先したい場合、又はガス欠により強制的に圧縮機構(11)が停止した後で冷媒回路(10)の修理作業が可能な場合には第1制御モードに切り換えるとよい。
一方、コンテナ内の貯蔵物の保護を優先したい場合、又はコンテナの鉄道輸送中のように、ガス欠により強制的に圧縮機構(11)が停止したとしてもすぐに冷媒回路(10)の修理作業ができない場合には第2制御モードに切り換えるとよい。
第2の発明は、第1の発明において、上記制御モード切換手段(51)の切換動作を指令する指令部(53)を備え、上記指令部(53)は、圧縮機構(11)の制御モードを第1制御モードに切り換える第1切換信号又は圧縮機構(11)の制御モードを第2制御モードに切り換える第2切換信号が上記制御モード切換手段(51)に向かって出力されるように接続されていることを特徴としている。
第2の発明では、例えば、コンテナ用冷凍装置(1)を使用するユーザが上記指令部(53)を操作することにより、圧縮機構(11)の制御モードをユーザが希望する制御モードに切り換えることができる。
第3の発明は、請求項2において、上記指令部(53)から上記制御モード切換手段(51)へ出力される第2切換信号の出力時間が所定時間を経過すると、上記指令部(53)から上記制御モード切換手段(51)へ出力される出力信号を強制的に第2切換信号から第1切換信号へ切り換える強制切換手段(52)が設けられていることを特徴としている。
第3の発明では、上記強制切換手段(52)を設けることにより、上記圧縮機構(11)の制御モードが第2制御モードのままで所定時間が経過しないようにすることができる。これにより、ユーザによる第2制御モードから第1制御モードへ戻し忘れを防止することができる。
本発明によれば、上記制御モード切換手段(51)により、上記コンテナの輸送状態に応じて、上記コンテナ用冷凍装置(1)における圧縮機構(11)の制御モードを第1制御モードと第2制御モードとに切り換えることができる。そして、圧縮機構(11)の制御モードを第2制御モードに設定した場合には、圧縮機構(11)が停止するまでコンテナ用冷凍装置(1)を運転することができる。
したがって、本発明のコンテナ用冷凍装置(1)は、従来のコンテナ用冷凍装置のようにガス欠異常と判断して強制的に圧縮機構(11)を停止する場合に比べて、できるだけ長く庫内の冷却状態を保つことができ、コンテナ内の貯蔵物に与えるダメージを最小限に抑えることができる。
第2の発明によれば、コンテナ用冷凍装置(1)を使用するユーザが上記指令部(53)を操作することにより、圧縮機構(11)の制御モードをユーザが希望する制御モードに切り換えることができる。したがって、上述したようにコンテナが鉄道輸送中の場合には、ユーザが第2制御モードに切り換えることにより、ガス欠信号が出力されても圧縮機構(11)の運転が継続されるので、従来に比べて、できるだけ長く庫内の冷却状態を保つことができ、コンテナ内の貯蔵物に与えるダメージを最小限に抑えることができる。
第3の発明によれば、上記強制切換手段(52)を設けることにより、ユーザによる第2制御モードから第1制御モードへ戻し忘れを防止することができる。したがって、制御モードの戻し忘れによる圧縮機構(11)の損傷を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のコンテナ用冷凍装置(1)は、輸送に用いられるコンテナの庫内を冷却するものである。このコンテナ用冷凍装置(1)は、冷媒が循環して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)を備えている。
冷媒回路(10)には、主な構成機器として、圧縮機(圧縮機構)(11)、凝縮器(12)、膨張弁(13)、及び蒸発器(14)が接続されている。
上記圧縮機(11)は、圧縮機モータの回転速度が一定となる固定容量型のスクロール圧縮機(11)で構成されている。上記凝縮器(12)は、庫外に配置されており、いわゆる空冷凝縮器を構成している。この凝縮器(12)の近傍には、凝縮器(12)に庫外空気を送風する庫外ファン(15)が設けられている。そして、凝縮器(12)では、庫外ファン(15)が送風する室外空気と冷媒との間で熱交換が行われる。
上記膨張弁(13)は、開度が調節可能な電子膨張弁で構成されている。この膨張弁(13)は、蒸発器(14)を流出する冷媒の過熱度に応じて開度が調節される。具体的には、膨張弁(13)は、冷媒の過熱度が大きくなると開く方向に開度が調節され、冷媒の過熱度が小さくなると絞る方向に開度が調節されるものであり、できるだけ冷媒の過熱度が付かないように設定されている。
上記蒸発器(14)は、コンテナの庫内に配置されており、庫内を冷却するための冷却熱交換器を構成している。この蒸発器(14)の近傍には、コンテナ庫内の庫内空気を循環させながら蒸発器(14)に庫内空気を送風する庫内ファン(16)が設けられている。そして、蒸発器(14)では、庫内ファン(16)が送風する庫内空気と冷媒との間で熱交換が行われる。
上記圧縮機(11)の吐出管(21)は、逆止弁(31)及び吐出圧力調整弁(32)を介して上記凝縮器(12)の流入端と接続されている。この凝縮器(12)の流出端は、レシーバ(33)、第1電磁弁(41)、及び過冷却熱交換器(34)の高圧側流路(34a)を介して上記膨張弁(13)と接続されている。上記圧縮機(11)の吸入管(22)は、吸入比例弁(35)を介して上記蒸発器(14)の流出端と接続されている。この蒸発器(14)の流入端は上記膨張弁(13)と接続されている。
上記過冷却熱交換器(34)は、冷媒回路(10)の液配管(17)に接続された上述の高圧側流路(34a)を流れる冷媒と、該液配管(17)から分岐して後述の減圧機構が設けられた低圧側流路(34b)を流れる冷媒とを熱交換させるものである。この低圧側流路(34b)の流入端は、上記減圧機構であるキャピラリーチューブ(36)と、第2電磁弁(42)とを介して、上記レシーバ(33)と第1電磁弁(41)との間の配管に接続されている。また、低圧側流路(34b)の流出端は、上記圧縮機(11)の中間吸入口(11a)と接続されている。この中間吸入口(11a)は、圧縮機(11)の圧縮機構において冷媒の圧縮途中(低圧寄り)の位置に連通されている。
上記吸入比例弁(35)は、圧縮機(11)の吸入冷媒量を調節することで冷媒回路(10)における冷媒循環量を調節する流量調整弁を構成している。つまり、吸入比例弁(35)は、冷媒循環量を調節して上記蒸発器(14)の冷却能力を調節する能力調節手段を構成している。この吸入比例弁(35)は、PI制御の際に冷媒回路(10)内の冷媒流量を調節して庫内温度を所定温度に対して例えば±0.5℃の範囲内に維持するように制御される(比例制御)。具体的には、吸入比例弁(35)は、庫内温度が設定温度より下がれば絞る方向に開度が調節され、逆に庫内温度が設定温度より上がれば開く方向に開度が調節されるものであって、フィードバック制御の対象となっている
冷媒回路(10)には、第1デフロスト管(23)、第2デフロスト管(24)、吐出ガスバイパス管(25)、及び液インジェクション管(26)も接続されている。
上記第1デフロスト管(23)及び第2デフロスト管(24)は、圧縮機(11)の吐出冷媒を上記蒸発器(14)に導入し、蒸発器(14)に付着した霜を融解させるデフロスト運転用の配管である。第1デフロスト管(23)及び第2デフロスト管(24)は、それぞれの一端が逆止弁(31)と吐出圧力調整弁(32)との間に接続され、それぞれの他端が上記膨張弁(13)と蒸発器(14)との間に接続されている。上記第1デフロスト管(23)には、デフロスト運転時に開放される第3電磁弁(43)が設けられている。上記第2デフロスト管(24)には、デフロスト運転時に開放される第4電磁弁(44)及びドレンパンヒータ(37)が設けられている。このドレンパンヒータ(37)は、コンテナ庫内において上記蒸発器(14)の表面から剥離した霜や結露水を受けるためのドレンパン(図示せず)内に設置されている。このため、デフロスト運転時に圧縮機(11)の吐出冷媒がドレンパンヒータ(37)を流通すると、ドレンパン内に回収された霜や結露水の氷塊は、圧縮機(11)の吐出冷媒から吸熱して融解する。なお、このデフロスト運転時には、通常は上記吐出圧力調整弁(32)が全閉状態に設定される。
上記吐出ガスバイパス管(25)は、蒸発器(14)の冷却能力が過剰となる場合などに圧縮機(11)の吐出冷媒を圧縮機(11)の吸入側に戻すためのアンロード用配管である。なお、この吐出ガスバイパス管(25)は、圧縮機(11)から吐出された冷媒中の冷凍機油を圧縮機(11)の吸入側に戻すための油戻し配管も兼ねている。この吐出ガスバイパス管(25)は、一端が上記逆止弁(31)と上記第4電磁弁(44)との間に接続され、他端が上記蒸発器(14)と上記吸入比例弁(35)との間に接続されている。吐出ガスバイパス管(25)には、運転条件に応じて適宜開放される第5電磁弁(45)が設けられている。
上記液インジェクション管(26)は、凝縮器(12)で凝縮した液冷媒を圧縮機(11)の吸入側に返送する、いわゆる液インジェクション用の配管である。この液インジェクション管(26)は、一端が上記レシーバ(33)と第1電磁弁(41)との間に接続され、他端が吸入比例弁(35)と圧縮機(11)との間に接続されている。この液インジェクション管(26)には、運転条件に応じて適宜開放される第6電磁弁(46)が設けられている。
このコンテナ用冷凍装置(1)には、蒸発器(14)の近傍に2つの温度センサ(RS,SS)が設けられている。具体的に、蒸発器(14)の近傍における庫内空気流れの上流側には、蒸発器(14)に送り込まれる庫内空気の温度を検出する吸込温度センサ(RS)が設けられている。蒸発器(14)の近傍における庫内空気流れの下流側には、蒸発器(14)を通過した庫内空気の温度を検出する吹出温度センサ(SS)が設けられている。一方、冷媒回路(10)における蒸発器(14)の入口側には蒸発器入口温度センサ(EIS)が設けられ、蒸発器(14)の出口側には蒸発器出口温度センサ(EOS)が設けられている。
また、上記吐出管(21)には、吐出冷媒温度を検出する吐出温度センサ(DHCS)と、吐出冷媒の高圧圧力を検出する高圧圧力センサ(HPT)が設けられている。吸入管(22)には、吸入冷媒温度を検出する吸入温度センサ(SGS)と、吸入冷媒の低圧圧力を検出する低圧圧力センサ(LPT)が設けられている。
また、上記膨張弁(13)には、該膨張弁(13)の弁開度を検出する弁開度検出部が設けられている。
このコンテナ用冷凍装置(1)は、ガス欠判定部(ガス欠判定手段)(54)とコントローラ(圧縮機制御手段)(50)とを備えている。
上記ガス欠判定部(54)は、上記冷媒回路(10)の運転状態に基づいて該冷媒回路(10)をガス欠と判定すると、上記コントローラ(50)に対してガス欠信号を出力するように構成されている。そして、このガス欠信号に基づいて上記コントローラ(50)が上記圧縮機(11)の運転制御を行う。尚、上記コントローラ(50)は、圧縮機(11)の制御だけでなく、他の制御も行う。
上記コントローラ(50)は、ガス欠信号が出力された場合に、ユーザからの上記圧縮機(11)の制御モードを指令に応じて圧縮機(11)の運転を強制的に停止させたり、圧縮機(11)の運転を継続させたりすることができる。具体的に、上記コントローラ(50)は、ガス欠制御部(制御モード切換手段)(51)とユーザ入力部(指令部)(53)と鉄道モード制御部(強制切換手段)(52)とを備えている。
上記ガス欠制御部(51)は、上記圧縮機(11)の制御モードを、上記ガス欠信号が入力されると圧縮機(11)の運転を停止する通常モード(第1制御モード)と、コンテナの鉄道輸送中において上記ガス欠信号が入力されても圧縮機(11)の運転を継続する鉄道モード(第2制御モード)とに切り換え可能に構成されている。
上記ユーザ入力部(53)は、上記コンテナ用冷凍装置(1)を使用するユーザが圧縮機(11)の制御モードを入力するためのものであり、上記ガス欠制御部(51)と信号線で接続されている。ユーザが通常モードを入力すると、上記信号線を介してユーザ入力部(53)からガス欠制御部(51)へ通常モード信号(第1切換信号)が送られて、ガス欠制御部(51)が上記圧縮機(11)の制御モードを通常モードに切り換える。一方、ユーザが鉄道モードを入力すると、上記信号線を介してユーザ入力部(53)からガス欠制御部(51)へ鉄道モード信号(第2切換信号)が送られて、ガス欠制御部(51)が上記圧縮機(11)の制御モードを鉄道モードに切り換える。
上記鉄道モード制御部(52)は、上記ユーザ入力部(53)からガス欠制御部(51)へ出力される鉄道モード信号の出力時間が所定時間を経過すると、強制的に通常モード信号に切り換えるものである。つまり、所定時間が経過すると、圧縮機(11)の制御モードを強制的に鉄道モードから通常モードに切り換えるためのものである。
−運転動作−
このコンテナ用冷凍装置(1)は、コンテナの庫内温度を摂氏零度より低い温度に冷却して、庫内の貯蔵物を冷凍する冷凍運転(フローズン運転)と、庫内温度を摂氏零度より高い温度に冷却して、庫内の貯蔵物を冷蔵する冷蔵運転(チルド運転)と、デフロスト運転とが可能となっている。
ここでは、冷蔵運転について説明する。冷蔵運転は、圧縮機(11)を連続的に運転し、蒸発器(14)で庫内空気を継続して冷却して庫内の貯蔵物を冷蔵する運転モードであり、圧縮機(11)を連続的に運転しながら上記膨張弁(13)及び吸入比例弁(35)の開度を適宜調節することにより、庫内温度が設定温度に対して±0.5℃より大きく温度変化するのを防止する制御が行われる。
この冷蔵運転では、基本的に上記第1電磁弁(41)が常時開放され、他の電磁弁(42〜46)は必要に応じて開閉される。なお、第2電磁弁(42)は冷凍運転時には液冷媒に過冷却を付けるために開放されるが、通常の冷蔵運転時は常に閉鎖される。また、庫外ファン(15)及び庫内ファン(16)は通常の回転速度で運転される。
この状態において、圧縮機(11)で圧縮された冷媒は、吐出管(21)を経由して凝縮器(12)へ流入する。凝縮器(12)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。その後、冷媒は、レシーバ(33)から過冷却熱交換器(34)の高圧側流路(34a)を通過する。液冷媒は、その後、膨張弁(13)を通過する際に減圧されてから蒸発器(14)へ流入する。蒸発器(14)では、冷媒が庫内空気から吸熱して蒸発する。その結果、コンテナの庫内の冷却が行われる。蒸発器(14)で蒸発した冷媒は、吸入比例弁(35)を通過した後に圧縮機(11)に吸入される。
なお、通常の冷蔵制御中に冷凍能力が出過ぎる場合は、第5電磁弁(45)を開いて圧縮機(11)の吐出ガスの一部を吸入側に戻すアンロード動作により能力を低下させる。また、それでも能力が出過ぎる場合は、第3電磁弁(43)や第4電磁弁(44)を開いてホットガスの一部を蒸発器(14)に供給し、能力を低下させることもある。第3電磁弁(43)は、本来、デフロスト運転中に圧縮機(11)の吐出ガス冷媒を蒸発器(14)に供給して圧縮機(11)との間で循環させるホットガスデフロストを行うために用いられる。また、第4電磁弁は、本来、ドレンパンの氷を溶かすためのドレンパンヒータ(37)に圧縮機(11)からホットガスを流すために用いられる。
次に、本発明の特徴であるコントローラ(50)の制御動作について、図2及び図3のフローチャートを用いて説明する。
図2において、コンテナ用冷凍装置(1)の運転が開始されて圧縮機(11)が起動すると、ステップST1において、上記吐出温度センサ(DHCS)で検出される吐出冷媒温度Tshが設定温度T1以上であり、且つその状態が第1設定時間t1を継続しているか否かを判定する。
このステップST1は、冷媒回路(10)がガス欠状態であるか否かを判定するための第1ステップである。そして、ステップST1の条件を満たしていればステップST2に移り、そうでなければステップST3に移る。
ここで、ガス欠状態において、冷媒回路(10)の冷媒循環量は通常時よりも減少するため、上記吐出冷媒温度Tshは通常時よりも高くなる。したがって、設定温度T1を通常よりも高く設定することによりガス欠状態を検知できる。尚、この設定温度T1は、低圧圧力センサ(LPT)で検出される低圧圧力に基づいて設定してもよい。例えば、低圧圧力が、ある所定値よりも高い場合には設定温度T1を高く設定し、ある所定値以下の場合には設定温度T1を低く設定してもよい。
ステップST2では、上記弁開度検出部で検出される膨張弁(13)の開度Nが、設定開度N1以上であり、且つその状態が第2設定時間t2を継続しているか否かを判定する。このステップST2は、冷媒回路(10)がガス欠状態であるか否かを判定するための第2ステップである。そして、ステップST2の条件を満たしていればステップST4に移り、そうでなければステップST3に移る。
ここで、ガス欠状態において、冷媒回路(10)の冷媒循環量は、通常時よりも減少するため、コンテナ内を十分に冷却することができず、吸入温度センサ(SGS)で検出される吸入温度と低圧圧力センサ(LPT)で検出される低圧圧力とに基いて算出される冷媒過熱度が通常時よりも高くなる。すると、上述したように、膨張弁(13)は開く方向に開度が調節されるが、ガス欠により冷媒循環量は増加しないため、該膨張弁(13)の開度は、次第に全開状態に近づく。したがって、上記設定開度N1をほぼ全開に設定することにより、ガス欠状態を検知できる。
ステップST4において、上記冷媒回路(10)のガス欠条件、つまりステップST1とステップST2の条件が成立したと判定されてステップST5に移る。一方、ステップST3において、冷媒回路(10)のガス欠条件が不成立であると判定されてステップST7に移る。
ステップST5では、現在の圧縮機(11)の制御モードを確認する。具体的には、上記鉄道モード信号が、ユーザ入力部(53)からガス欠制御部(51)へ入力されているか否かを判定する。鉄道モード信号が入力されていれば、現在の圧縮機(11)の制御モードは鉄道モードと確認し、ステップST7に移り、冷媒回路(10)がガス欠状態であっても圧縮機(11)の運転を継続する。一方、通常モード信号が入力されていれば、現在の圧縮機(11)の制御モードは通常モードと確認し、ステップST6に移り、圧縮機(11)の運転を停止する。そして、圧縮機(11)の運転停止後は、冷媒回路(10)の修理作業を行って、コンテナ用冷凍装置(1)を復旧させる。
尚、上記鉄道モード制御部(52)による強制的な制御モード切換動作は、図3のフローチャートに示すように、まず、ステップST11において、鉄道モード信号が、上記ユーザ入力部(53)からガス欠制御部(51)へ入力されているか否かを判定する。鉄道モード信号が入力されていればステップST12に移り、そうでなければ再びステップST11に戻る。
ステップST12では、鉄道モードタイマtrmがスタートして、鉄道モードが開始されてステップST13に移る。ステップST13では、上記鉄道モードタイマtrmが第3設定時間t3を経過しているか否かが判定され、経過していればステップST14に移り、そうでなければ再びステップST13に戻る。尚、ステップST13に戻る動作は、上記鉄道モードタイマtrmが第3設定時間t3を経過するまで繰り返される。
ここで、上記第3設定時間t3はコンテナの鉄道輸送が終了する時間を設定するとよい。そうすれば、コンテナの鉄道輸送が終了すると同時に、鉄道モードから通常モードへのモード切換を自動的に行うことができる。
ステップST14では、鉄道モードタイマtrmがリセットされて、鉄道モードが終了する。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、コンテナを鉄道輸送する場合には、圧縮機(11)の制御モードを鉄道モードに切り換えることができる。これにより、コンテナの鉄道輸送中において、上記ガス欠判定部(54)から上記コントローラ(50)へガス欠信号が入力された場合でも、圧縮機(11)の運転を継続することができる。
したがって、従来のコンテナ用冷凍装置のようにガス欠信号を検知して強制的に圧縮機を停止する場合に比べて、できるだけ長く庫内の冷却状態を保つことができる。
又、本実施形態によれば、上記鉄道モード制御部(52)を設けることにより、コンテナの鉄道輸送終了後における通常モードへの戻し忘れを防止することができる。これにより、制御モードの戻し忘れによる圧縮機(11)の損傷を未然に防止することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、ガス欠制御部(51)は、圧縮機(11)の制御モードを通常モードと鉄道モードとに切換可能に構成されているが、この鉄道モードに限定される必要はなく、例えば、ガス欠により強制的に圧縮機構(11)が停止したとしてもすぐに冷媒回路(10)の修理作業ができない状況にある輸送状態のモードであってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、輸送に用いられるコンテナの庫内を冷却するコンテナ用冷凍装置について有用である。
本発明の実施形態に係るコンテナ用冷凍装置の冷媒回路図である。 コントローラの制御動作を示すフローチャートである。 鉄道モード制御部の制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンテナ用冷凍装置
10 冷媒回路
11 圧縮機(圧縮機構)
12 凝縮器
13 膨張弁
14 蒸発器
50 コントローラ(圧縮機制御手段)
51 ガス欠制御部(制御モード切換手段)
52 鉄道モード制御部(強制切換手段)
53 ユーザ入力部(指令部)
54 ガス欠判定部(ガス欠判定手段)

Claims (3)

  1. 冷媒を循環させる圧縮機構(11)が接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)と、該冷媒回路(10)の運転状態に基づいて該冷媒回路(10)の冷媒不足を判定するとガス欠信号を出力するガス欠判定手段(54)と、該ガス欠判定手段(54)からのガス欠信号に基づいて圧縮機構(11)の運転制御を行う圧縮機制御手段(50)とを備えたコンテナ用冷凍装置であって、
    上記圧縮機制御手段(50)は、上記圧縮機構(11)の制御モードを、上記ガス欠信号が入力されると圧縮機構(11)の運転を停止する第1制御モードと上記ガス欠信号が入力されても圧縮機構(11)の運転を継続する第2制御モードとに切り換え可能な制御モード切換手段(51)を備えていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記圧縮機制御手段(50)は、上記制御モード切換手段(51)の切換動作を指令する指令部(53)を備え、
    上記指令部(53)は、圧縮機構(11)の制御モードを第1制御モードに切り換える第1切換信号又は圧縮機構(11)の制御モードを第2制御モードに切り換える第2切換信号が上記制御モード切換手段(51)に向かって出力されるように接続されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  3. 請求項2において、
    上記圧縮機制御手段(50)は、上記指令部(53)から上記制御モード切換手段(51)へ出力される第2切換信号の出力時間が所定時間を経過すると、上記指令部(53)から上記制御モード切換手段(51)へ出力される出力信号を強制的に第2切換信号から第1切換信号へ切り換える強制切換手段(52)が設けられていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
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