JP2009162002A - ガレージ用粉塵除去装置及びこれを備えたガレージ - Google Patents
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Abstract
【課題】車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去する。
【解決手段】本発明のガレージ10は、ガレージ10に入庫された車両又はガレージ10に入庫途中の車両に向けて気体を噴出する噴出ノズル16と、ガレージ10内の空気を吸引する排出ユニット18と、噴出ノズル16から噴出される気体の車両に対する吹付位置を調整するためのアクチュエータ52とを備える。この構成によれば、噴出ノズル16から噴出された気体によって車両から粉塵を吹き飛ばして除去することができる。しかも、このときには、アクチュエータ52によって噴出ノズル16のスライド位置及び取付角度が変更されるので、粉塵をより一層効果的に車両から吹き飛ばして除去することができる。また、排出ユニット18によってガレージ10内の粉塵を外部に排出することで、車両から吹き飛ばされた粉塵が再びガレージ10内において車両に付着することを抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のガレージ10は、ガレージ10に入庫された車両又はガレージ10に入庫途中の車両に向けて気体を噴出する噴出ノズル16と、ガレージ10内の空気を吸引する排出ユニット18と、噴出ノズル16から噴出される気体の車両に対する吹付位置を調整するためのアクチュエータ52とを備える。この構成によれば、噴出ノズル16から噴出された気体によって車両から粉塵を吹き飛ばして除去することができる。しかも、このときには、アクチュエータ52によって噴出ノズル16のスライド位置及び取付角度が変更されるので、粉塵をより一層効果的に車両から吹き飛ばして除去することができる。また、排出ユニット18によってガレージ10内の粉塵を外部に排出することで、車両から吹き飛ばされた粉塵が再びガレージ10内において車両に付着することを抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガレージ用粉塵除去装置及びこれを備えたガレージに関する。
従来、粉塵除去装置としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1には、家屋に備えられた集塵用電子フィルタの例が開示されている。この特許文献1に記載の集塵用電子フィルタは、家屋内の居住空間に浮遊するゴミ、チリ、煙、浮遊物等を吸着して除去する構成とされている。
特開平7−19557号公報
しかしながら、野外を走行する車両には花粉等を含む粉塵が多く付着される。このため、例えば、ガレージを有する家屋では、野外を走行した車両がガレージに入庫された際に、ガレージ内に粉塵が浮遊し、この粉塵がガレージと居住空間とを連通する連通口から人の出入りと共に居住空間に侵入する虞がある。従って、野外を走行した車両がガレージに入庫される場合には、車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去することが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去することができるガレージ用粉塵除去装置及びガレージを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のガレージ用粉塵除去装置は、ガレージに入庫された車両又は前記ガレージに入庫途中の車両に向けて気体を噴出する気体噴出手段と、前記気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置を調整するための吹付位置調整手段と、前記ガレージ内の粉塵を捕集するか又は前記ガレージ内の粉塵を吸引して外部に排出する捕集・排出手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両がガレージに入庫されたとき、又は、車両がガレージに入庫途中のときには、気体噴出手段から車両に向けて気体が噴出される。従って、車両に粉塵が付着していた場合には、この粉塵を気体噴出手段から噴出された気体によって車両から吹き飛ばして除去することができる。
しかも、気体噴出手段から車両に向けて気体が噴出されるときには、この気体の車両に対する吹付位置が吹付位置調整手段によって調整される。従って、車両に付着していた粉塵をより一層効果的に車両から吹き飛ばして除去することができる。
また、このときには、ガレージ内の粉塵が捕集・排出手段によって捕集されるか又は吸引されて外部に排出される。従って、気体噴出手段から噴出された気体によって車両から粉塵が吹き飛ばされた場合でも、例えばガレージ内に浮遊する粉塵が再びガレージ内において車両に付着することを抑制することができる。
このように、請求項1に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去することができる。
請求項2に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記吹付位置調整手段は、前記気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置を車両の別又は車両の形状に応じて調整する、ことを特徴とする。
請求項2に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両に対する気体の吹付位置を車両の別又は車両の形状に応じて調整することができる。従って、ガレージに異なる車両が入庫される場合でも、各車両に合った位置に気体を吹き付けることができる。
請求項3に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項2に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両の別又は車両の形状を検出するための車両検出手段と、前記車両検出手段の検出結果に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両の別又は車両の形状が車両検出手段によって検出されると、この車両検出手段の検出結果に基づいて吹付位置調整手段が制御手段によって作動され、これにより、車両に対する気体の吹付位置が車両の別又は車両の形状に応じて調整される。
このように、請求項3に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両検出手段及び制御手段を用いることによって、車両に対する気体の吹付位置が車両の別又は車両の形状に応じて調整されるように、吹付位置調整手段を作動させることができる。
請求項4に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項2に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両の別又は車両の形状に関する情報を入力するための車両情報入力手段と、前記車両情報入力手段に入力された情報に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両の別又は車両の形状が車両情報入力手段に入力されると、この車両情報入力手段に入力された情報に基づいて吹付位置調整手段が制御手段によって作動され、これにより、車両に対する気体の吹付位置が車両の別又は車両の形状に応じて調整される。
このように、請求項4に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両情報入力手段及び制御手段を用いることによって、車両に対する気体の吹付位置が車両の別又は車両の形状に応じて調整されるように、吹付位置調整手段を作動させることができる。
請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記吹付位置調整手段は、前記気体噴出手段から噴出された気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられるように、前記気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置を調整する、ことを特徴とする。
請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、気体噴出手段から噴出された気体を車両における粉塵堆積位置に吹き付けることができる。これにより、車両における特定部位(例えば、粉塵が堆積しやすい部位など)に堆積された粉塵を除去することができる。
請求項6に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両における粉塵堆積位置に関する情報を予め記憶するための粉塵堆積位置情報記憶手段と、前記粉塵堆積位置情報記憶手段に記憶された情報に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両における粉塵堆積位置に関する情報が粉塵堆積位置情報記憶手段に予め記憶されており、この粉塵堆積位置情報記憶手段に記憶された情報に基づいて吹付位置調整手段が制御手段によって作動される。そして、これにより、気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置が吹付位置調整手段によって調整され、この気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられる。
このように、請求項6に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、粉塵堆積位置情報記憶手段及び制御手段を用いることによって、気体噴出手段から噴出された気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられるように、吹付位置調整手段を作動させることができる。
請求項7に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両における粉塵堆積位置に関する情報を入力するための粉塵堆積位置情報入力手段と、前記粉塵堆積位置情報入力手段に入力された情報に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両における粉塵堆積位置が粉塵堆積位置入力手段に入力されると、この粉塵堆積位置入力手段に入力された情報に基づいて吹付位置調整手段が制御手段によって作動される。そして、これにより、気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置が吹付位置調整手段によって調整され、この気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられる。
このように、請求項7に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、粉塵堆積位置入力手段及び制御手段を用いることによって、気体噴出手段から噴出された気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられるように、吹付位置調整手段を作動させることができる。
請求項8に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両における粉塵堆積位置を検出するための粉塵堆積位置検出手段と、前記粉塵堆積位置検出手段の検出結果に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両における粉塵堆積位置が粉塵堆積位置検出手段によって検出されると、この粉塵堆積位置検出手段の検出結果に基づいて吹付位置調整手段が制御手段によって作動される。そして、これにより、気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置が吹付位置調整手段によって調整され、この気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられる。
このように、請求項8に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、粉塵堆積位置検出手段及び制御手段を用いることによって、気体噴出手段から噴出された気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられるように、吹付位置調整手段を作動させることができる。
請求項9に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記気体噴出手段は、前記ガレージに取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更可能に設けられた噴出ノズルを有し、前記吹付位置調整手段は、前記噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられるように、前記ガレージに対する車両の相対位置に応じて前記噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更する、ことを特徴とする。
請求項9に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、ガレージに対する車両の相対位置が変化した場合でも、噴出ノズルのガレージに対する取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方が吹付位置調整手段によって変更されることで、噴出ノズルから噴出された気体を車両に吹き付けることができる。
請求項10に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項9に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記ガレージに対する車両の相対位置を検出するための車両位置検出手段と、前記車両位置検出手段の検出結果に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載のガレージ用粉塵除去装置では、ガレージに対する車両の相対位置が車両位置検出手段によって検出されると、この車両位置検出手段の検出結果に基づいて吹付位置調整手段が制御手段によって作動される。そして、これにより、噴出ノズルのガレージに対する取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方が吹付位置調整手段によって変更され、噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられる。
このように、請求項10に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両位置検出手段及び制御手段を用いることによって、ガレージに対する車両の相対位置に応じて噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方が変更されるように、吹付位置調整手段を作動させることができる。
請求項11に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項10に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記ガレージの車両出入口を開閉するように作動される開閉体を備え、前記開閉体は、前記ガレージに対する車両の相対位置に応じて作動量が調整され、前記吹付位置調整手段は、前記噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられるように、前記開閉体の作動量に応じて前記噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更する、ことを特徴とする。
請求項11に記載のガレージ用粉塵除去装置では、ガレージの車両出入口を開閉する開閉体の作動量がガレージに対する車両の相対位置に応じて調整されると、これに応じて噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方が吹付位置調整手段によって変更され、これにより、噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられる。
このように、請求項11に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられるように、ガレージに対する車両の相対位置に応じて噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更することができる。
請求項12に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項11に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記噴出ノズルは、前記開閉体に取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更可能に設けられている、ことを特徴とする。
請求項12に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、噴出ノズルが開閉体に設けられており、開閉体を噴出ノズルの設置スペースとして有効に活用することができる。
請求項13に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記ガレージ内の人の存在状況を検出するための人検出手段と、前記人検出手段の検出結果に基づいて前記ガレージ内に人が存在すると判断した場合には、前記ガレージ内に人が存在しないと判断した場合よりも前記気体噴出手段の気体噴出量が減るように前記気体噴出手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載のガレージ用粉塵除去装置では、ガレージ内の人の存在状況が人検出手段によって検出される。そして、この人検出手段の検出結果に基づいて制御手段においてガレージ内に人が存在すると判断された場合には、気体噴出手段が制御手段によって作動され、これにより、制御手段においてガレージ内に人が存在しないと判断された場合よりも気体噴出手段の気体噴出量が減らされる。
このように、請求項13に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、ガレージ内に人が存在する場合には、ガレージ内に人が存在しない場合よりも気体噴出手段の気体噴出量を減らすことができる。これにより、ガレージ内の人に対し不快な思いをさせることを抑制することができる。
請求項14に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両の室内の密閉状況を検出するための密閉状況検出手段と、前記密閉状況検出手段の検出結果に基づいて車両の室内が開放されていると判断した場合には、車両の室内が密閉されていると判断した場合よりも前記気体噴出手段の気体噴出量が減るように前記気体噴出手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項14に記載のガレージ用粉塵除去装置では、車両の室内の密閉状況が密閉状況検出手段によって検出される。そして、この密閉状況検出手段の検出結果に基づいて制御手段において車両の室内が開放されていると判断された場合には、制御手段において車両の室内が密閉されていると判断された場合よりも気体噴出手段の気体噴出量が減らされるように、気体噴出手段が制御手段によって作動される。
このように、請求項14に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両の室内が開放されている場合には、車両の室内が密閉されている場合よりも気体噴出手段の気体噴出量を減らすことができる。これにより、気体噴出手段から噴出された気体によって車両から吹き飛ばされた粉塵が車両の室内に侵入することを抑制することができる。
請求項15に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、車両の前記ガレージへの入庫前の走行履歴を検出するための走行履歴検出手段と、前記走行履歴検出手段の検出結果に基づいて前記気体噴出手段、前記吹付位置調整手段、及び前記捕集・排出手段の少なくとも一つを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項15に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、車両のガレージへの入庫前の走行履歴が走行履歴検出手段によって検出されると、この走行履歴検出手段の検出結果に基づいて気体噴出手段、吹付位置調整手段、及び捕集・排出手段の少なくとも一つが制御手段によって作動される。従って、車両のガレージへの入庫前の走行履歴に応じて、気体噴出手段による気体の噴出態様、捕集・排出手段によるガレージ内の粉塵の捕集・排出態様、及び、車両に対する吹付位置の少なくとも一つを変化させることができる。
請求項16に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記気体噴出手段、前記吹付位置調整手段、及び前記捕集・排出手段の少なくとも一つに電力を供給するための太陽電池を備えた、ことを特徴とする。
請求項16に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、太陽電池にて得られた電力を気体噴出手段、吹付位置調整手段、及び捕集・排出手段の少なくとも一つに供給することができる。これにより、気体噴出手段、吹付位置調整手段、及び捕集・排出手段の少なくとも一つの作動のために、太陽光エネルギを有効に活用することができる。
請求項17に記載のガレージ用粉塵除去装置は、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置において、前記ガレージに入庫された車両から得られる電力を前記気体噴出手段、前記吹付位置調整手段、及び前記捕集・排出手段の少なくとも一つに供給するための電力供給手段を備えた、ことを特徴とする。
請求項17に記載のガレージ用粉塵除去装置によれば、ガレージに入庫された車両から得られる電力を電力供給手段を介して気体噴出手段、吹付位置調整手段、及び捕集・排出手段の少なくとも一つに供給することができる。これにより、気体噴出手段、吹付位置調整手段、及び捕集・排出手段の少なくとも一つの作動のために、車両から得られた電力を有効に活用することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項18に記載のガレージは、請求項1〜請求項17のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置を備えたことを特徴とする。
請求項18に記載のガレージによれば、請求項1〜請求項17のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置を備えているので、車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去することができる。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
図1には、本発明の第一実施形態に係るガレージ10が示されている。このガレージ10は、例えば、予め工場内で生産された複数の建物ユニットを建築地で順次据え付けることにより構成されるユニット住宅やスチールハウス等の住宅に隣接して備え付けられる建物式のものであり、ガレージ用粉塵除去装置12を一体に備えている。
ガレージ用粉塵除去装置12は、車両300に付着した例えば花粉等を含む粉塵を除去するためのものであり、スライドレール14と、噴出ノズル16と、排出ユニット18とを備えている。
スライドレール14は、ガレージ10の天井部10A及び側壁部10Bの内側にガレージ10の奥行方向(矢印D方向)に沿って設けられており、噴出ノズル16をガレージ10の奥行方向に沿って移動自在に支持している。
噴出ノズル16は、図示しないホース等を介して後述する第一コンプレッサ48(図3参照)に接続されており、この第一コンプレッサ48から送出された気体をガレージ10の内側に向けて噴出する構成とされている。また、この噴出ノズル16は、上述のスライドレール14との間に介在された図示しない例えば自在継手等により上下に取付角度を変更可能とされている。
排出ユニット18は、排気ダクト20と、図示しないファン等を備えており、ファンの回転に伴ってガレージ10内の空気を吸引して排気ダクト20から外部に排出する構成とされている。
また、ガレージ10には、車両出入口22を開閉するシャッター24が備えられている。このシャッター24は、ガレージ10の高さ方向(矢印H方向)に延びる縦パイプ26と、ガレージ10の幅方向(矢印W方向)に延びる横パイプ28とを格子状に組み合わせた構成とされており、後述する昇降機構54(図3参照)によって昇降されるようになっている。なお、各縦パイプ26間及び横パイプ28間は例えば図示しない蛇腹状の化粧板等によって塞がれている。
ここで、図2には、このシャッター24に備えられた縦パイプ26の下端部が詳細に示されている。この図に示されるように、縦パイプ26は、下端部にノズルキャップ30が装着された第一縦パイプ26Aと、下端部に封止キャップ32が装着された第二縦パイプ26Bとに分けられている。この第一縦パイプ26Aと第二縦パイプ26Bとは、互いに近接した状態でガレージ10の幅方向(矢印W方向)に交互に配列されている。
ノズルキャップ30は、キャップ本体部34からガレージ10の奥行方向手前側(つまり、図1の矢印D1側)に向けて延びる第一噴出ノズル36と、キャップ本体部34からガレージ10の高さ方向下側(つまり、図1の矢印H1側)に向けて延びる第二噴出ノズル38と、を有して構成されている。
この第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38は、第一縦パイプ26A及び図示しないホース等を介して後述する第二コンプレッサ50(図3参照)に接続されており、この第二コンプレッサ50から送出された気体をガレージ10の奥行方向手前側及び高さ方向下側にそれぞれ噴出する構成とされている。また、この第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38は、それぞれ先端側に向かうに従って縮径されており、流速を高めた状態で気体を噴出できるようになっている。
一方、第二縦パイプ26Bは、下端部が封止キャップ32により封止されており、且つ、この封止キャップ32に対する高さ方向上側に吸引孔40が開口された構成とされている。この吸引孔40は、第二縦パイプ26B及び図示しないホース等を介して上述の排出ユニット18(図1参照)に接続されている。そして、このガレージ用粉塵除去装置12では、ガレージ10の車両出入口22付近の空気も排出ユニット18の作動に伴って吸引孔40から排出ユニット18に吸引されて排気ダクト20から外部に排出される構成とされている。
図3には、この本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12の電気的な接続構成が示されている。この図に示されるように、ガレージ用粉塵除去装置12は、上記各構成に加えて、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56を備えている。
通信ユニット42は、ガレージ10の例えば前面部10C等に設置され、車両300から出力された車両300に関する情報(例えば、車両の別、車両の形状、車両における粉塵堆積位置に関する情報など)や信号を入力し、この入力した情報や信号をECU56に出力する構成とされている。また、この通信ユニット42は、ECU56から出力された信号を車両300に出力する構成とされている。
車両位置検出センサ44は、例えば超音波センサ等により構成されており、ガレージ10の前面部10Cや側壁部10Bの内側等に設置されて、ガレージ10に対する車両300の相対位置に応じた信号をECU56に出力する構成とされている。
入力操作パネル46は、ガレージ10の例えば前面部10Cや側壁部10Bの内側等に設置され、車両300に関する情報(例えば、車両の別、車両の形状、車両における粉塵堆積位置に関する情報など)を操作者が任意に入力できるようになっており、入力された情報をECU56に出力する構成とされている。
第一コンプレッサ48及び第二コンプレッサ50は、ガレージ10の例えば側壁部10B等に設置され、ECU56によってそれぞれ作動されると共に、作動時には加圧気体をそれぞれ送出する構成とされている。
アクチュエータ52は、例えば上述のスライドレール14に近接して配置されており、ECU56から出力された制御信号に基づいて上述の噴出ノズル16をスライドレール14に沿って移動させると共にこの噴出ノズル16の取付角度を上下に変更させる構成とされている。
昇降機構54は、ガレージ10の例えば天井部10Aに配置されており、ECU56から出力された制御信号に基づいて上述のシャッター24を昇降させる構成とされている。
ECU56は、例えば上述の入力操作パネル46と一体に設けられ、上述の通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46から出力された情報や信号に基づいて、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、排出ユニット18に制御信号を出力し、これらの動作を制御する構成とされている。
また、このECU56は、その内部に粉塵堆積位置情報記憶部58を有しており、上述の入力操作パネル46から入力された情報(例えば、車両の別、車両の形状、車両における粉塵堆積位置に関する情報など)を予め記憶できる構成とされている。
また、このガレージ用粉塵除去装置12において、上述の通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56は、家庭用の電源130から電力を供給される構成とされている。
なお、上記構成からなるガレージ用粉塵除去装置12では、噴出ノズル16及び第一コンプレッサ48が本発明における気体噴出手段に相当し、排出ユニット18が本発明における捕集・排出手段に相当し、アクチュエータ52が本発明における吹付位置調整手段に相当する。
また、通信ユニット42が本発明における車両検出手段に相当し、ECU56が本発明における制御手段に相当し、入力操作パネル46が本発明における車両情報入力手段及び粉塵堆積位置情報入力手段に相当する。
さらに、ECU56の粉塵堆積位置情報記憶部58が本発明における粉塵堆積位置情報記憶手段に相当し、車両位置検出センサ44が本発明における車両位置検出手段に相当し、シャッター24が本発明における開閉体に相当する。
そして、本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12は、例えば、次のように作動される。
すなわち、図1に示される車両300は、ガレージ10に接近したときには上述の通信ユニット42に入庫要求信号を出力する。ECU56は、通信ユニット42を介して入庫要求信号を入力すると、車両300に付着された粉塵を除去すべく所定の動作を行う。
ここで、図4には、このECU56の動作の流れが示されている。この図に示されるように、ECU56は、車両300から出力された入庫要求信号を入力すると、先ず、昇降機構54を作動させ、シャッター24を所定量上昇させる(ステップS1)。
続いて、ECU56は、第二コンプレッサ50を作動させる(ステップS2)。これにより、第二コンプレッサ50から加圧気体が送出され、この気体が第一縦パイプ26A及び図示しないホース等を通じて第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38に送られる。そして、第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38に送られた気体は、この第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38から車両300に向けて噴出される。
ここで、図5には、ガレージ10に入庫途中の車両300に向けて第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38から気体が噴出されている様子が示されている。この図に示されるように、第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38からはガレージ10に入庫しようとする車両300に対して気体が噴出される。従って、車両300に粉塵が付着していた場合には、この粉塵が第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38から噴出された気体によって車両300から吹き飛ばされて除去される。
続いて、ECU56は、車両300に対しその車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報など)を要求するための車両情報要求信号を出力する(ステップS3)。
そして、ECU56は、上述の車両情報要求信号に応じて車両300から出力された車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報など)を入力し(ステップS4)、この入力情報に基づき粉塵堆積位置情報記憶部58から車両300における粉塵堆積位置に関する情報を抽出する(ステップS5)。
そして、ECU56は、アクチュエータ52を作動させ、噴出ノズル16をガレージ10の車両出入口22側の初期位置(車両先端位置)へ移動させると共に、噴出ノズル16が車両300の先端位置に向くようにこの噴出ノズル16の取付角度を上下に変更させる(ステップS6)。
続いて、ECU56は、車両位置検出センサ44を作動させ、この車両位置検出センサ44から出力された信号を入力する(ステップS7)。
そして、ECU56は、車両位置検出センサ44からの出力信号に基づいてガレージ10に対する車両300の相対位置を特定し、上述のステップS5にて抽出した粉塵堆積位置に気体が吹き付けられるようにアクチュエータ52を作動させて、噴出ノズル16のスライド位置及び取付角度を変更させる。また、ECU56は、これと前後して第一コンプレッサ48を作動させる(ステップS8)。
これにより、第一コンプレッサ48から加圧気体が送出され、この気体が図示しないホース等を通じて噴出ノズル16に送られてこの噴出ノズル16から車両300に向けて噴出される。また、このときには、噴出ノズル16から噴出された気体が車両300における粉塵堆積位置に吹き付けられる。
ここで、図6には、噴出ノズル16から噴出された気体の車両300に対する吹付位置が示されている。この図の例では、車両300における粉塵堆積位置としてドア周辺部304、ウィンドシールド下部306、ドアミラー後方部308、車体後端部310(つまり、走行時に負圧が生じて走行風が淀む領域及び風を巻き込む領域)、カウル吸気口周辺部312(つまり、外気を吸い込む部位)、フロントバンパ周辺部314、ドアミラーカバー部316、リアバンパ周辺部318(つまり、静電気を帯びやすい樹脂部)が予め粉塵堆積位置情報記憶部58に記憶されており、これらの部分に重点的に気体が吹き付けられる。これにより、車両300における上述の特定部位(粉塵が堆積しやすい部位)に堆積された粉塵が吹き飛ばされて除去される。
また、ECU56は、このステップS8の処理において、上述の気体噴出動作と前後して、排出ユニット18を作動させる。排出ユニット18は、ECU56によって作動されると、図示しないファンを回転させる。これにより、ガレージ10内に浮遊する粉塵がガレージ10内の空気と一緒に吸引されて排気ダクト20から外部に排出される。また、このときには、シャッター24の第二縦パイプ26Bに形成された吸引孔40からもガレージ10の車両出入口22付近に浮遊する粉塵が空気と一緒に吸引されて排気ダクト20から外部に排出される。これにより、車両300から吹き飛ばされた粉塵が再びガレージ10内において車両300に付着することが抑制される。
続いて、ECU56は、上述のステップS7にて入力された信号に基づいて車両300のガレージ10への入庫が完了されたか否かを判断する(ステップS9)。そして、車両300がガレージ10へ入庫途中である場合には、ECU56は、車両300のガレージ10への入庫が完了されていないと判断し(ステップS9:NO)、この場合には、上述のステップS7の処理に戻る。そして、ECU56は、車両300のガレージ10への入庫が完了されたと判断するまで、上述のステップS7〜ステップS9の処理を繰り返し行う。
ここで、ECU56は、上述のステップS7〜ステップS9の処理を繰り返し行う中の各ステップS8の処理において、車両300に同期して噴出ノズル16が移動されるように(すなわち、車両300と噴出ノズル16との相対位置が変化しないように)、アクチュエータ52を作動させる。これにより、車両300のガレージ10への入庫に伴いガレージ10に対する車両300の相対位置が変化した場合でも、この車両300における粉塵堆積位置に気体が吹き付けられた状態が維持される。
そして、車両300のガレージ10へ入庫が完了された場合には、ECU56は、上述のステップS7〜ステップS9の処理を繰り返し行う中のステップS9の処理において車両300のガレージ10への入庫が完了されたと判断し(ステップS9:YES)、この場合には、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52の作動を停止させる(ステップS10)。これにより、噴出ノズル16のスライド移動及び取付角度の変更が停止されると共に、噴出ノズル16、第一噴出ノズル36、第二噴出ノズル38からの気体の噴出が停止される。
続いて、ECU56は、昇降機構54を作動させてシャッター24を降下させる(ステップS11)。そして、ECU56は、例えば一定時間の経過後、排出ユニット18を停止させて(ステップS12)、一連の動作を終了する。
以上詳述したように、本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12によれば、車両300がガレージ10に入庫途中のときには、噴出ノズル16、第一噴出ノズル36、第二噴出ノズル38から車両300に向けて気体が噴出される。従って、車両300に粉塵が付着していた場合には、この粉塵を噴出ノズル16、第一噴出ノズル36、第二噴出ノズル38から噴出された気体によって車両300から吹き飛ばして除去することができる。
しかも、噴出ノズル16から車両300に向けて気体が噴出されるときには、この気体が粉塵堆積位置に吹き付けられるように噴出ノズル16のスライド位置及び取付角度が変更される。従って、車両300における特定部位(粉塵が堆積しやすい部位)に堆積された粉塵をより一層効果的に車両から吹き飛ばして除去することができる。
また、このときには、ガレージ10の車両出入口22付近の空気及びガレージ10内の空気が排出ユニット18によって吸引される。従って、噴出ノズル16、第一噴出ノズル36、第二噴出ノズル38から噴出された気体によって車両300から粉塵が吹き飛ばされた場合でも、ガレージ10内に浮遊する粉塵をガレージ10の車両出入口22付近の空気及びガレージ10内の空気と一緒に排出ユニット18によって吸引して外部に排出することでガレージ10内から排除することができる。これにより、車両300から吹き飛ばされた粉塵が再びガレージ10内において車両300に付着することを抑制することができる。
このように、本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12によれば、野外を走行することによって車両300に例えば花粉等を含む粉塵が付着された場合でも、この車両300に付着した粉塵をガレージ10において除去することができる。従って、ガレージ10内に粉塵が浮遊し、ガレージ10内において人に粉塵が付着したり、ガレージ10と居住空間とを連通する連通口から人の出入りと共に粉塵が居住空間に侵入したりすることを抑制することができる。
また、本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12によれば、車両300に対する気体の吹付位置を車両の別又は車両の形状に応じて調整することができる。従って、ガレージ10に異なる車両が入庫される場合でも、各車両に合った位置に気体を吹き付けることができる。
また、本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12によれば、車両300のガレージ10への入庫に伴ってガレージ10に対する車両300の相対位置が変化した場合でも、噴出ノズル16のガレージ10に対するスライド位置がアクチュエータ52によって変更されることで、車両300における粉塵堆積位置に気体が吹き付けられた状態を維持することができる。
また、本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12によれば、第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38がシャッター24に設けられており、シャッター24を第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38の設置スペースとして有効に活用することができる。また、第一噴出ノズル36及び第二噴出ノズル38をシャッター24に設けることにより、車両300に付着した粉塵を車両300がガレージ10に入庫完了する前の段階で吹き飛ばして除去することができる。
なお、上述の本発明の第一実施形態においては、以下のように変形されても良い。
すなわち、本発明の第一実施形態において、排出ユニット18は、排気ダクト20と、図示しないファン等を備え、このファンの回転に伴ってガレージ10内の空気を吸引して排気ダクト20から外部に排出する構成とされていたが、フィルタを備え、吸引したガレージ10内の空気中の粉塵をこのフィルタで捕集する構成とされていても良い。
また、本発明の第一実施形態では、車両300における粉塵堆積位置に対して重点的に気体が吹き付けられる構成とされていたが、ガレージ10に入庫された車両300又はガレージ10に入庫途中の車両300の全体に満遍なく気体が吹き付けられるように構成されていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、ECU56は、車両300から出力された車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報など)に基づき粉塵堆積位置情報記憶部58から車両300における粉塵堆積位置に関する情報を抽出する構成とされていたが、例えばカメラから出力された車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報など)に基づき粉塵堆積位置情報記憶部58から車両300における粉塵堆積位置に関する情報を抽出する構成とされていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、ガレージ用粉塵除去装置12は、花粉等を含む粉塵を除去するために用いられていたが、花粉等以外の物質(例えば、砂埃など)を含む粉塵を除去するために用いられても良い。
また、本発明の第一実施形態において、ガレージ用粉塵除去装置12は、雨滴センサ等を備え、この雨滴センサ等によって車両300に雨滴が付着されていることが検出された場合に、車両300に向けて気体を噴出する構成とされていても良い。
このように構成されていると、ガレージ10において車両300に気体を吹き付けることができるので、雨天時に走行することによって車両300に雨滴が付着された場合でも、この雨滴をガレージ10において除去することができる。これにより、雨滴が蒸発することでガレージ10内の湿度が上昇することを抑制することができる。
また、本発明の第一実施形態において、ガレージ10は、住宅に隣接して備え付けられる建物式とされていたが、住宅に一体に組み込まれたビルトイン式や掘り込み式とされていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、噴出ノズル16は、ガレージ10の天井部10A及び側壁部10Bに設置されていたが、ガレージ10の床面や背面部に設置されていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、噴出ノズル16は、スライドレール14によってスライド位置が変更可能とされると共に例えば自在継手等により上下に取付角度を変更可能とされていたが、その他の支持部材等によってガレージ10に対する取付位置や取付姿勢が変更可能とされていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、ガレージ用粉塵除去装置12は、噴出ノズル16の先端に距離センサ(例えば、接触子、超音波センサ等)を備え、ガレージ10に入庫される車両300に対して車両の別、車両の形状、車両における粉塵堆積位置に関する情報を有していない場合には、噴出ノズル16と車体の最低距離を保つように噴出ノズル16のスライド位置や取付角度を変更する構成とされていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、第一噴出ノズル36と吸引孔40とは、ガレージ10の奥行方向手前側(つまり、図1の矢印D1側)に向けて形成されていたが、ガレージ10の奥行方向奥側(つまり、図1の矢印D1と反対側)に向けて形成されていても良い。また、第一噴出ノズル36と吸引孔40とは、ガレージ10の奥行方向手前側及び奥行方向奥側にそれぞれ向けて形成されていても良い。
また、本発明の第一実施形態において、ECU56の動作の流れは、適宜順番を入れ替えても良い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
本発明の第二実施形態は、上述の本発明の第一実施形態に対し、ECU56の動作が変更されたものである。ここで、図7には、本発明の第二実施形態におけるECU56の動作の流れが示されている。
なお、この図に示されるECU56の動作の流れにおいて、図4に示される本発明の第一実施形態におけるECU56の動作の流れと同一の処理については同一の符号を用いることとして、その説明を省略する。また、本発明の第二実施形態における各構成については、上述の本発明の第一実施形態と同様であり、図1乃至図3を参照することとする。また、本発明の第二実施形態では、通信ユニット42が本発明における車両検出手段、密閉状況検出手段及び走行履歴検出手段に相当する。
図7に示されるように、ECU56は、車両300からの入庫要求信号を入力すると、シャッター24を上昇させてから第二コンプレッサ50を作動させ(ステップS1,S2)、その後、車両300に対しその車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報、車室の密閉状況に関する信号、車両のガレージ入庫前の走行履歴に関する情報など)を要求するための車両情報要求信号を出力する(ステップS3)。
車両300は、上述の車両情報要求信号を入力すると、その車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報)に加え、車室の密閉状況に関する信号、車両300のガレージ10への入庫前の走行履歴に関する情報を出力する。
つまり、車両300は、ドア開閉検知、窓開閉検知、空調装置の内気切替検知等を行い、ドアや窓が開いていたり空調装置が外気導入状態となっていたりした場合には開放状態信号を出力し、ドアや窓が閉められており且つ空調装置が内気循環状態となっていた場合には密閉状態信号を出力する。
また、車両300は、ナビゲーション装置の機能を利用して、ガレージ10への入庫前の走行履歴に関する情報、すなわち、例えば、山間部等の花粉の多い地域における走行距離、花粉の季節、湿度や雨滴センサの検出結果、高速道路の走行距離等の情報を出力する。
そして、ECU56は、上述の車両情報要求信号に応じて車両300から出力された車両300に関する情報を入力し(ステップS4)、この入力情報のうち車室の密閉状況に関する信号に基づき車両300の室内が密閉状態にあるか否かを判断する(ステップS4A)。
そして、ECU56は、車両300の室内が開放状態にあると判断した場合(ステップS4A:NO)には、車両300の室内が密閉状態にあると判断するまで、上述のステップS3〜ステップS4Aの処理を繰り返し行う。つまり、ECU56は、車両300の室内が密閉状態にあると判断するまで、車両300に対する気体の噴出を禁止する。
一方、ECU56は、上述のステップS3〜ステップS4Aの処理を繰り返し行う中のステップS4Aの処理において、車両300の室内が密閉状態にあると判断した場合(ステップS4A:YES)には、続いて、上述の入力情報のうち車両300のガレージ10への入庫前の走行履歴に関する情報に基づき粉塵を除去する必要があるか否かを判断する(ステップS4B)。
そして、例えば、山間部等の花粉の多い地域における車両300の走行距離が少ない場合、花粉の季節ではない場合、湿度や雨滴センサの検出結果から湿度や雨量が多かったことが判明した場合、車両300の高速道路における走行距離が少ない等の場合には、ECU56は、粉塵を除去する必要がないと判断する(ステップS4B:NO)。
そして、この場合には、ECU56は、ステップS13〜ステップS14の処理を行い、車両300の入庫完了を確認後にシャッター24を降下させて(ステップS15)、一連の動作を終了する。つまり、この場合に、ECU56は、車両300に対する気体の噴出を禁止する。
一方、例えば、山間部等の花粉の多い地域における車両300の走行距離が多い場合、花粉の季節である場合、湿度や雨滴センサの検出結果から湿度や雨量が少なかったことが判明した場合、車両300の高速道路における走行距離が多い等の場合には、ECU56は、粉塵を除去する必要があると判断する(ステップS4B:YES)。
そして、この場合には、ECU56は、ステップS5〜ステップS9の処理を行って車両300に付着した粉塵をガレージ10において除去させる。なお、このときに、ECU56は、車両300のガレージ10への入庫前の走行履歴に応じて粉塵の付着量を予測し、この予測結果に基づいて噴出ノズル16からの気体の吹付時間、吹付強さ、吹付量を調整する。
そして、ECU56は、車両300の入庫完了を確認後にステップS10〜ステップS12の処理を行い、一連の動作を終了する。
以上詳述したように、本発明の第二実施形態によれば、車両300の室内が開放されている場合には、車両300に対する気体の噴出が禁止されるので、噴出ノズル16から噴出された気体によって車両300から吹き飛ばされた粉塵が車両300の室内に侵入することを抑制することができる。
また、本発明の第二実施形態によれば、ECU56において車両300のガレージ10への入庫前の走行履歴に基づいて粉塵を除去する必要が無いと判断された場合には、車両300に対する気体の噴出が禁止されるので、不必要に気体が噴出されることを抑制することができる。
なお、上述の本発明の第二実施形態においては、以下のように変形されても良い。
すなわち、本発明の第二実施形態において、ECU56は、車両300の室内が開放されていると判断した場合には、車両300に対する気体の噴出を禁止していたが、車両300の室内が密閉されていると判断した場合よりも噴出ノズル16から噴出される気体噴出量(例えば、単位時間当たりの気体噴出量)が減るように第一コンプレッサ48の作動量を調整する構成とされていても良い。
また、本発明の第二実施形態では、ECU56から車両情報要求信号が出力されると、車両300において車室の密閉状況が判断されるようになっていたが、車両300から出力されるドア開閉信号、窓開閉信号、空調装置の内外気切替信号等に基づいてECU56において車両300の車室の密閉状況が判断されるように構成されていても良い。
また、本発明の第二実施形態において、ECU56は、車両300のガレージ10への入庫前の走行履歴に応じて粉塵の付着量を予測し、この予測結果に基づいて噴出ノズル16からの気体の吹付時間、吹付強さ、吹付量を調整する構成とされていたが、これに加えて、アクチュエータ52を作動させて気体吹付位置を調整したり、排出ユニット18による吸引時間、吸引量、吸引強さ等を調整したりする構成とされていても良い。
また、本発明の第二実施形態では、車両300における粉塵堆積位置に対して重点的に気体が吹き付けられる構成とされていたが、ガレージ10に入庫された車両300又はガレージ10に入庫途中の車両300の全体に満遍なく気体が吹き付けられるように構成されていても良い。
また、本発明の第二実施形態において、ECU56の動作の流れは、適宜順番を入れ替えても良い。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図8には、本発明の第三実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置62の電気的な接続構成が示されている。この図に示される本発明の第三実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置62は、上述の本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12に対し、人検出センサ64が追加されると共に、ECU56の動作が変更されたものである。
人検出センサ64は、例えば、ガレージ10内に設置され、ガレージ10内の人の存在状況に応じた信号をECU56に出力する構成とされている。なお、この人検出センサ64は本発明における人検出手段に相当する。
そして、本発明の第三実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置62は、例えば、次のように作動される。
すなわち、図1に示される車両300は、ガレージ10への入庫を完了したときには上述の通信ユニット42に入庫完了信号を出力する。ECU56は、通信ユニット42を介して入庫完了信号を入力すると、車両300に付着された粉塵を除去すべく所定の動作を行う。
ここで、図9には、本発明の第三実施形態におけるECU56の動作の流れが示されている。この図に示されるように、ECU56は、車両300から出力された入庫完了信号を入力すると、先ず、車両300に対しその車両300の降車状況に関する情報を要求するための降車情報要求信号を出力する(ステップS21)。
車両300は、降車情報要求信号を入力すると、ドア開閉検知や着座検知等を行い、降車が完了されていないと判断した場合には、乗車信号を出力し、降車が完了されたと判断した場合には、降車信号を出力する。
続いて、ECU56は、車両300から出力された信号を入力し(ステップS22)、この出力信号に基づき車両300において降車が完了されたか否かを判断する(ステップS23)。
そして、ECU56は、降車が完了されていないと判断した場合(ステップS23:NO)には、降車が完了されたと判断するまで、上述のステップS21〜ステップS23の処理を繰り返し行う。つまり、ECU56は、降車が完了されたと判断するまで、車両300に対する気体の噴出を禁止する。
一方、ECU56は、上述のステップS21〜ステップS23の処理を繰り返し行う中のステップS23の処理において、降車が完了されたと判断した場合(ステップS23:YES)には、続いて、車両300に対しその車両300の密閉状況に関する信号を要求するための密閉情報要求信号を出力する(ステップS24)。
そして、ECU56は、上述の密閉状況要求信号に応じて車両300から出力された車両300の密閉状況に関する信号を入力し(ステップS25)、この入力信号に基づき車両300の室内が密閉状態にあるか否かを判断する(ステップS26)。
そして、ECU56は、上述のステップS26の処理において、車両の室内が密閉状態にあると判断した場合(ステップS26:YES)には、人検出センサ64を作動させ、人検出センサ64からの出力信号を入力する(ステップS27)。
続いて、ECU56は、人検出センサ64から出力された信号に基づいて、ガレージ10内に人が存在するか否かを判断する(ステップS28)。
そして、ECU56は、人検出センサ64からの出力信号に基づきガレージ10内に人が存在すると判断した場合(ステップS28:NO)には、ガレージ10内に人が存在しないと判断するまで、上述のステップS27〜ステップS28の処理を繰り返し行う。つまり、ECU56は、ガレージ10内に人が存在しないと判断するまで、車両300に対する気体の噴出を禁止する。
一方、ECU56は、上述のステップS27〜ステップS28の処理を繰り返し行う中のステップS28の処理において、ガレージ10内に人が存在しないと判断した場合(ステップS28:YES)には、続いて、車両300に対しその車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報など)を要求するための車両情報要求信号を出力する(ステップS29)。
そして、ECU56は、上述の車両情報要求信号に応じて車両300から出力された車両300に関する情報(例えば、車両の別又は車両の形状に関する情報など)を入力し(ステップS30)、この入力情報に基づき粉塵堆積位置情報記憶部58から車両300における粉塵堆積位置に関する情報を抽出する(ステップS31)。
続いて、ECU56は、車両位置検出センサ44を作動させ、この車両位置検出センサ44から出力された信号を入力する(ステップS32)。
そして、ECU56は、車両位置検出センサ44からの出力信号に基づいてガレージ10に対する車両300の相対位置を特定し、上述のステップS31にて抽出した粉塵堆積位置に気体が吹き付けられるようにアクチュエータ52を作動させて、噴出ノズル16のスライド位置及び取付姿勢を変更させる。また、ECU56は、これと前後して第一コンプレッサ48を作動させる(ステップS33)。なお、ECU56は、上述のステップS28の処理においてガレージ10内に人が存在しないと判断してから所定時間間隔を空けてから第一コンプレッサ48を作動させる。
これにより、噴出ノズル16から噴出された気体が車両300における粉塵堆積位置に吹き付けられる。また、ECU56は、このステップS33の処理において、上述の気体噴出動作と前後して、排出ユニット18を作動させる。これにより、ガレージ10内の空気が吸引されて排気ダクト20から外部に排出される。
そして、ECU56は、一定時間の経過後、第一コンプレッサ48の作動を停止させる(ステップS35)。また、ECU56は、昇降機構54を作動させてシャッター24を降下させ(ステップS36)、その一定時間の経過後、排出ユニット18を停止させて(ステップS37)、一連の動作を終了する。
以上詳述したように、本発明の第三実施形態によっても、野外を走行することによって車両300に例えば花粉等を含む粉塵が付着された場合には、この車両300に付着した粉塵をガレージ10において除去することができる。
また、本発明の第三実施形態によれば、車両300がガレージ10へ入庫される毎に車両300のガレージ10における入庫位置(駐車位置)が異なる場合でも、ガレージ10に対する車両300の相対位置に合わせて噴出ノズル16のスライド位置及び取付姿勢がアクチュエータ52によって変更されることで、車両300における粉塵堆積位置に気体を吹き付けることができる。
また、本発明の第三実施形態によれば、ガレージ10内に人が存在する場合には、車両300に対する気体の噴出、つまり、ガレージ10内への気体の噴出が禁止される。これにより、ガレージ10内の人に対し不快な思いをさせることを抑制することができる。
なお、上述の本発明の第三実施形態においては、以下のように変形されても良い。
すなわち、ECU56は、車両300において降車が完了されていないと判断した場合には、車両300に対する気体の噴出を禁止していたが、車両300において降車が完了されたと判断した場合よりも噴出ノズル16から噴出される気体噴出量(例えば、単位時間当たりの気体噴出量)が減るように第一コンプレッサ48の作動量を調整する構成とされていても良い。
また、この本発明の第三実施形態では、ECU56から降車情報要求信号が出力されると、車両300において降車状況が判断されるようになっていたが、車両300から出力されるドア開閉信号や着座検知信号等に基づいてECU56において降車状況が判断されるように構成されていても良い。
また、本発明の第三実施形態において、ECU56の動作の流れは、適宜順番を入れ替えても良い。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
図10には、本発明の第四実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置72の電気的な接続構成が示されている。この図に示される本発明の第四実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置72は、上述の本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12に対し、光沢検出センサ74及びカメラ76が追加されると共に、ECU56の動作が変更されたものである。
光沢検出センサ74及びカメラ76は、例えば、ガレージ10内に設置され、光沢検出センサ74は、車両300の光沢に応じた信号をECU56に出力し、カメラ76は、車両300を撮影し、この撮影像情報をECU56に出力する構成とされている。なお、この光沢検出センサ74及びカメラ76は本発明における粉塵堆積位置検出手段に相当する。
そして、この本発明の第四実施形態において、ECU56は、粉塵堆積位置情報記憶部58に予め記憶された情報に基づいて車両300における粉塵堆積位置を抽出する代わりに、光沢検出センサ74から出力された信号及びカメラ76から出力された撮影像情報に基づいて車両300における粉塵堆積位置を抽出する構成とされている。
このように構成されていても、車両300に対する気体の吹付位置を車両の別又は車両の形状に応じて調整することができる。従って、ガレージ10に異なる車両が入庫される場合でも、各車両に合った位置に気体を吹き付けることができる。
なお、ECU56は、粉塵堆積位置情報記憶部58に予め記憶された情報に基づいて車両300における粉塵堆積位置を抽出する機能と、光沢検出センサ74から出力された信号及びカメラ76から出力された撮影像情報に基づいて車両300における粉塵堆積位置を抽出する機能の両方を備えていても良い。
すなわち、ECU56は、粉塵堆積位置情報記憶部58に予め情報が記憶されている車両に対してはこの記憶情報に基づいてその車両における粉塵堆積位置を抽出し、粉塵堆積位置情報記憶部58に予め情報が記憶されていない車両に対しては光沢検出センサ74から出力された信号及びカメラ76から出力された撮影像情報に基づいてその車両における粉塵堆積位置を抽出する構成とされていても良い。
[第五実施形態]
次に、本発明の第五実施形態について説明する。
次に、本発明の第五実施形態について説明する。
図11には、本発明の第五実施形態におけるノズルユニット80が示されている。この図に示されるノズルユニット80は、図2に示されるノズルキャップ30の代わりに第一縦パイプ26Aの下端部に設けられるものであり、太陽歯車82、遊星歯車84及び内歯歯車86からなる遊星歯車機構88に噴出ノズル96が組み合わされた構成とされている。
太陽歯車82は、第一縦パイプ26Aに回転軸98を介して回転自在に固定されており、遊星歯車84は、太陽歯車82に噛合され、内歯歯車86は、遊星歯車84に噛合されている。また、噴出ノズル96は、内歯歯車86の外周部に径方向外側に向けて突出して設けられており、図示しないホース等を介して上述の第二コンプレッサ50(図3参照)に接続されている。
また、太陽歯車82には、一端がシャッター24と接続されたワイヤ100の他端が接続されており、且つ、この太陽歯車82は、図示しない付勢機構等によってR1側に付勢されている。
そして、このノズルユニット80では、シャッター24が上昇するとワイヤ100が引っ張られて太陽歯車82が回転され、これに伴って内歯歯車86が回転されて噴出ノズル96の向き(すなわち取付位置及び取付姿勢)がガレージ10の奥行き方向手前側から奥側(すなわち矢印D1側からD2側)に変更される構成とされている。
また、このノズルユニット80では、シャッター24が降下するとワイヤ100が緩んで回転軸98の外周部98Aに巻き取られると共に、図示しない付勢機構等によって太陽歯車82がR1側に回転され、これに伴って内歯歯車86が回転されて噴出ノズル96の向き(すなわち取付位置及び取付姿勢)がガレージ10の奥行き方向奥側から手前側(すなわち矢印D2側からD1側)に変更される構成とされている。なお、ワイヤ100及び上述の付勢機構は本発明における吹付位置調整手段に相当する。
ここで、図12には、この本発明の第五実施形態におけるシャッター24及びノズルユニット80の動作例が示されている。なお、本発明の第五実施形態では、ガレージ10に対する車両300の相対位置に応じてシャッター24の作動量が調整されるようになっている。
すなわち、図12(A)から図12(B)に示されるように、車両300がガレージ10へ入庫し始めているときから車両300がガレージ10に入庫途中のときまではシャッター24が上昇される。一方、図12(B)から図12(C)に示されるように、車両300がガレージ10に入庫途中のときから車両300がガレージ10へ入庫完了するときまではシャッター24が降下される。
そして、ノズルユニット80は、図12(A)に示されるように、車両300がガレージ10へ入庫し始めているときには、噴出ノズル96を車両300の例えばエンジンフード周辺部320に向ける。これにより、車両300のエンジンフード周辺部320に気体が吹き付けられ、このエンジンフード周辺部320に付着した粉塵が吹き飛ばされて除去される。
また、ノズルユニット80は、図12(B)に示されるように、車両300がガレージ10に入庫途中のときには、噴出ノズル96を車両300の例えばフロントガラス周辺部322に向ける。これにより、車両300のフロントガラス周辺部322に気体が吹き付けられ、このフロントガラス周辺部322に付着した粉塵が吹き飛ばされて除去される。
さらに、ノズルユニット80は、図12(C)に示されるように、車両300がガレージ10へ入庫完了するときには、噴出ノズル96を車両300の例えばリア周辺部324に向ける。これにより、車両300のリア周辺部324に気体が吹き付けられ、このリア周辺部324に付着した粉塵が吹き飛ばされて除去される。
このように、この本発明の第五実施形態によれば、シャッター24の昇降に応じて噴出ノズル96の向きを変えることができ、車両300がガレージ10に入庫完了する前の段階で車両300に付着した粉塵をより効果的に吹き飛ばして除去することができる。
また、本発明の第五実施形態によれば、噴出ノズル16が昇降式のシャッター24に設けられることで、噴出ノズル96の高さ調整もすることができる。
また、本発明の第五実施形態によれば、内歯歯車86の回転に伴って噴出ノズル96の向きを反転させることで、車両300のフロント部からリア部まで気体を吹き付けることができる。
なお、本発明の第五実施形態では、ノズルユニット80に遊星歯車機構88が用いられていたが、図13に示されるように、一対の減速歯車104,106からなる減速機構108が用いられていても良く、また、太陽摩擦ローラ、遊星摩擦ローラ及び内歯摩擦ローラからなる遊星ローラ機構(フリクションドライブ機構)が用いられても良い。
また、本発明の第五実施形態において、噴出ノズル96は、遊星歯車機構88が用いられることでシャッター24に対して向き(すなわち取付位置及び取付姿勢の両方)を変更可能に取り付けられていたが、その他のスライド機構や回動機構等が用いられることでシャッター24に対してスライド位置又は取付角度(すなわち取付位置及び取付姿勢の一方)を変更可能に取り付けられていても良い。
また、本発明の第五実施形態では、太陽歯車82が回転軸98によって第一縦パイプ26Aに回転自在に固定されていたが、上述の横パイプ28に回転自在に固定されていても良い。
[第六実施形態]
次に、本発明の第六実施形態について説明する。
次に、本発明の第六実施形態について説明する。
図14には、この本発明の第六実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置112の電気的な接続構成が示されている。この図に示される本発明の第六実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置112は、上述の本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12に対し、太陽電池114、インバータ116、分電盤118が追加されている。
太陽電池114は、ガレージ10の例えば前面部10Cや天井部10Aの外側に設置され、太陽光エネルギを電力に変換する構成とされている。
そして、この本発明の第六実施形態では、太陽光が太陽電池114に照射されているときには、太陽電池114にて得られた電力がインバータ116及び分電盤118を介して排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56に供給される。
一方、太陽光が太陽電池114に照射されていないときには、家庭用の電源130からの電力が分電盤118を介して排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56に供給される。
この本発明の第六実施形態によれば、排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56の作動のために、太陽光エネルギを有効に活用することができる。
なお、この本発明の第六実施形態において、太陽電池114にて得られた電力が排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56の少なくとも一つに供給されるように構成されていても良い。
また、本発明の第六実施形態において、太陽電池114とインバータ116との間にバッテリを介在させても良い。
[第七実施形態]
次に、本発明の第七実施形態について説明する。
次に、本発明の第七実施形態について説明する。
図15には、本発明の第七実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置122の電気的な接続構成が示されている。この図に示される本発明の第七実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置122は、上述の本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12に対し、電力供給ユニット124が追加されている。
電力供給ユニット124は、例えば、ガレージ10内に設置され、ガレージ10に入庫された車両(例えば、ハイブリッド自動車又は電気自動車)と接続され、この車両から得られる電力を排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56に供給する構成とされている。なお、この電力供給ユニット124は本発明における電力供給手段に相当する。
この本発明の第七実施形態によれば、排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56の作動のために、車両から得られた電力を有効に活用することができる。
なお、この本発明の第七実施形態において、電力供給ユニット124からの電力が排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56の少なくとも一つに供給されるように構成されていても良い。
また、この本発明の第七実施形態において、電力供給ユニット124は、家庭用のプラグイン電源から得られる電力を排出ユニット18、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、入力操作パネル46、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、アクチュエータ52、昇降機構54、ECU56の少なくとも一つに供給する構成とされていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に限定されるものでなく、その他にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
また、上記各実施形態は、組み合わせ可能な範囲で適宜組み合わされて実施されても良いことは勿論である。
[本発明の参考例]
次に、本発明の参考例について説明する。
次に、本発明の参考例について説明する。
図16には、本発明の参考例に係るガレージ210が示されている。この参考例に係るガレージ210には、ガレージ用粉塵除去装置212が備えられている。このガレージ用粉塵除去装置212は、上述の本発明の第一実施形態に係るガレージ用粉塵除去装置12からスライドレール14、通信ユニット42、車両位置検出センサ44、アクチュエータ52が省かれ、噴出ノズル16と、排出ユニット18と、シャッター24と、入力操作パネル46と、第一コンプレッサ48、第二コンプレッサ50、昇降機構54と、ECU56とを備えた構成とされている。
そして、この参考例に係るガレージ210では、車両300のガレージ210への入庫完了後、又は、車両300のガレージ210への入庫途中のときに、入力操作パネル46を操作することで噴出ノズル16から車両300に向けて気体を噴出することができるようになっている。
そして、上記参考例によれば、以下の技術的思想が導き出される。
すなわち、ガレージに入庫された車両又は前記ガレージに入庫途中の車両に向けて気体を噴出する気体噴出手段と、前記ガレージ内の粉塵を捕集する捕集・排出手段と、を備えたことを特徴とするガレージ用粉塵除去装置及びこれを備えたガレージである。
このガレージ用粉塵除去装置では、車両がガレージに入庫されたとき、又は、車両がガレージに入庫途中のときには、気体噴出手段から車両に向けて気体が噴出される。従って、車両に粉塵が付着していた場合には、この粉塵を気体噴出手段から噴出された気体によって車両から吹き飛ばして除去することができる。
また、このときには、ガレージ内の粉塵が捕集・排出手段によって捕集される。従って、気体噴出手段から噴出された気体によって車両から粉塵が吹き飛ばされた場合でも、例えばガレージ内に浮遊する粉塵を捕集・排出手段によって捕集することができる。これにより、車両から吹き飛ばされた粉塵が再びガレージ内において車両に付着することを抑制することができる。
このように、上述のガレージ用粉塵除去装置及びガレージによれば、車両に付着した粉塵をガレージにおいて除去することができる。
10 ガレージ
12,62,72,112,122 ガレージ用粉塵除去装置
16,96 噴出ノズル(気体噴出手段の一部)
18 排出ユニット(捕集・排出手段)
24 シャッター(開閉体)
42 通信ユニット(車両検出手段、密閉状況検出手段、走行履歴検出手段)
44 車両位置検出センサ(車両位置検出手段)
46 入力操作パネル(車両情報入力手段、粉塵堆積位置情報入力手段)
48 第一コンプレッサ(気体噴出手段の一部)
52 アクチュエータ(吹付位置調整手段)
56 ECU(制御手段)
58 粉塵堆積位置情報記憶部(粉塵堆積位置情報記憶手段)
64 人検出センサ(人検出手段)
74 光沢検出センサ(粉塵堆積位置検出手段の一部)
76 カメラ(粉塵堆積位置検出手段の一部)
100 ワイヤ(吹付位置調整手段)
114 太陽電池
124 電力供給ユニット(電力供給手段)
12,62,72,112,122 ガレージ用粉塵除去装置
16,96 噴出ノズル(気体噴出手段の一部)
18 排出ユニット(捕集・排出手段)
24 シャッター(開閉体)
42 通信ユニット(車両検出手段、密閉状況検出手段、走行履歴検出手段)
44 車両位置検出センサ(車両位置検出手段)
46 入力操作パネル(車両情報入力手段、粉塵堆積位置情報入力手段)
48 第一コンプレッサ(気体噴出手段の一部)
52 アクチュエータ(吹付位置調整手段)
56 ECU(制御手段)
58 粉塵堆積位置情報記憶部(粉塵堆積位置情報記憶手段)
64 人検出センサ(人検出手段)
74 光沢検出センサ(粉塵堆積位置検出手段の一部)
76 カメラ(粉塵堆積位置検出手段の一部)
100 ワイヤ(吹付位置調整手段)
114 太陽電池
124 電力供給ユニット(電力供給手段)
Claims (18)
- ガレージに入庫された車両又は前記ガレージに入庫途中の車両に向けて気体を噴出する気体噴出手段と、
前記気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置を調整するための吹付位置調整手段と、
前記ガレージ内の粉塵を捕集するか又は前記ガレージ内の粉塵を吸引して外部に排出する捕集・排出手段と、
を備えたことを特徴とするガレージ用粉塵除去装置。 - 前記吹付位置調整手段は、前記気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置を車両の別又は車両の形状に応じて調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両の別又は車両の形状を検出するための車両検出手段と、
前記車両検出手段の検出結果に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両の別又は車両の形状に関する情報を入力するための車両情報入力手段と、
前記車両情報入力手段に入力された情報に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記吹付位置調整手段は、前記気体噴出手段から噴出された気体が車両における粉塵堆積位置に吹き付けられるように、前記気体噴出手段から噴出される気体の車両に対する吹付位置を調整する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両における粉塵堆積位置に関する情報を予め記憶するための粉塵堆積位置情報記憶手段と、
前記粉塵堆積位置情報記憶手段に記憶された情報に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両における粉塵堆積位置に関する情報を入力するための粉塵堆積位置情報入力手段と、
前記粉塵堆積位置情報入力手段に入力された情報に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両における粉塵堆積位置を検出するための粉塵堆積位置検出手段と、
前記粉塵堆積位置検出手段の検出結果に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記気体噴出手段は、前記ガレージに取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更可能に設けられた噴出ノズルを有し、
前記吹付位置調整手段は、前記噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられるように、前記ガレージに対する車両の相対位置に応じて前記噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記ガレージに対する車両の相対位置を検出するための車両位置検出手段と、
前記車両位置検出手段の検出結果に基づいて前記吹付位置調整手段を作動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項9に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記ガレージの車両出入口を開閉するように作動される開閉体を備え、
前記開閉体は、前記ガレージに対する車両の相対位置に応じて作動量が調整され、
前記吹付位置調整手段は、前記噴出ノズルから噴出された気体が車両に吹き付けられるように、前記開閉体の作動量に応じて前記噴出ノズルの取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更する、
ことを特徴とする請求項10に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記噴出ノズルは、前記開閉体に取付位置及び取付姿勢の少なくとも一方を変更可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項11に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記ガレージ内の人の存在状況を検出するための人検出手段と、
前記人検出手段の検出結果に基づいて前記ガレージ内に人が存在すると判断した場合には、前記ガレージ内に人が存在しないと判断した場合よりも前記気体噴出手段の気体噴出量が減るように前記気体噴出手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両の室内の密閉状況を検出するための密閉状況検出手段と、
前記密閉状況検出手段の検出結果に基づいて車両の室内が開放されていると判断した場合には、車両の室内が密閉されていると判断した場合よりも前記気体噴出手段の気体噴出量が減るように前記気体噴出手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 車両の前記ガレージへの入庫前の走行履歴を検出するための走行履歴検出手段と、
前記走行履歴検出手段の検出結果に基づいて前記気体噴出手段、前記吹付位置調整手段、及び前記捕集・排出手段の少なくとも一つを制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記気体噴出手段、前記吹付位置調整手段、及び前記捕集・排出手段の少なくとも一つに電力を供給するための太陽電池を備えた、
ことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 前記ガレージに入庫された車両から得られる電力を前記気体噴出手段、前記吹付位置調整手段、及び前記捕集・排出手段の少なくとも一つに供給するための電力供給手段を備えた、
ことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置。 - 請求項1〜請求項17のいずれか一項に記載のガレージ用粉塵除去装置を備えたことを特徴とするガレージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001492A JP2009162002A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | ガレージ用粉塵除去装置及びこれを備えたガレージ |
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Publications (1)
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JP2009162002A true JP2009162002A (ja) | 2009-07-23 |
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ID=40964916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008001492A Pending JP2009162002A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | ガレージ用粉塵除去装置及びこれを備えたガレージ |
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JP (1) | JP2009162002A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106760818A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-31 | 潘学勇 | 一种具有定位定向清洗功能的电动汽车立体车库 |
CN106760748A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-05-31 | 储德姣 | 一种带有喷淋洗车功能的电动汽车专用停车位 |
JP2018141335A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | Ihi運搬機械株式会社 | 機械式駐車装置 |
CN113931504A (zh) * | 2021-09-23 | 2022-01-14 | 盐城市晟方机械有限公司 | 一种垂直剪叉式免避让立体车库及其运行方法 |
-
2008
- 2008-01-08 JP JP2008001492A patent/JP2009162002A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106770948B (zh) * | 2016-12-19 | 2023-11-24 | 江苏康程新材料科技有限公司 | 一种地下车库空气检测系统 |
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CN106760818B (zh) * | 2016-12-27 | 2019-03-29 | 潘学勇 | 一种具有定位定向清洗功能的电动汽车立体车库 |
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