JP2009160374A - 医療用x線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類の撮像手段を有するX線検出部において、一方の撮像手段を取り外した際でも、取り外されたホルダー部が患者等に邪魔にならないよう構成する。
【解決手段】被写体Oに対してX線を照射するX線照射手段2と、被写体Oを透過したX線を検出するX線検出手段1と、X線照射手段2およびX線検出手段1を対向して旋回する旋回手段3とを備え、X線検出手段1が、第1センサー部10および第2センサー部11を備え、第1センサー部10を保持する第1ホルダー部20と、第2センサー部11を保持する第2ホルダー部21と、第1センサー部10を第1ホルダー部20に対して着脱自在にする着脱手段と、第1センサー部10を第1ホルダー部20から取り外した際に、第1ホルダー部20を第2ホルダー部21に格納可能とする格納手段13を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、歯科用および耳鼻科用等の医療用X線撮像装置に関する。
医療用X線撮像装置は、患者にX線を照射するX線照射部と、患者を透過したX線を検出するX線検出部と、X線照射部およびX線検出部を対向して有する旋回アームと、を備える。医療用X線撮像装置は、パノラマ撮影機能、CT撮影機能等を有する。パノラマ撮影機能は、X線ビームが歯列弓の形状に沿った軌跡を描くように、旋回アームを水平移動および水平旋回させながら断層撮影する。CT撮影機能は、注目歯牙を中心に旋回アームを回転させながら注目歯牙の断層撮影をする。
医療用X線撮像装置は、X線検出部として2種類の撮像手段を使用するものがある。そして、パノラマ撮影やCT撮影等の用途に応じて、それぞれの撮像手段を選択して使用する。特許文献1では、X線検出部は、2種類の電気的撮像手段(CCD等)を備えており、一方が縦長形状のパノラマセンサー、他方が2次元方向に広がりのある平面形状のエリアセンサーからなる。また、特許文献2では、X線検出部は、従来のX線フィルムによるアナログ撮像手段とCCD等の電気的撮像手段とを備えている。特許文献3において、2種類の電気的撮像手段を反転して選択使用できるものが知られている。
X線検出部において、2種類の撮像手段は、それぞれ横方向に並んで配置されており、使用態様に応じて、一方の撮像手段を着脱するようになっている。そして、医療用X線撮像装置は、それぞれの撮像手段を保持するホルダー部を備えている。従って、2種類の撮像手段において、一方の撮像手段を取り外した際、取り外されたホルダー部は不要となって、操作者および患者にとって邪魔なものとなる。
特表2007−526105号公報 特開平9−135829号公報 特開2006−288726号公報
本発明が解決しようとする課題は、2種類の撮像手段を有するX線検出部において、一方の撮像手段を取り外した際でも、取り外されたホルダー部が患者等に邪魔にならないよう構成した医療用X線撮像装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る医療用X線撮像装置は、
被写体に対してX線を照射するX線照射手段と、被写体を透過したX線を検出するX線検出手段と、X線照射手段およびX線検出手段を対向して旋回する旋回手段とを備え、X線検出手段が、第1センサー部および第2センサー部を備えた医療用X線撮像装置において、
第1センサー部を保持する第1ホルダー部と、第2センサー部を保持する第2ホルダー部と、第1センサー部を第1ホルダー部に対して着脱自在にする着脱手段と、第1センサー部を第1ホルダー部から取り外した際に、第1ホルダー部を第2ホルダー部に格納可能とする格納手段を備えた。
好ましくは、被写体を中心として、第1センサー部は内側に配置され、第2センサー部は外側に配置され、第2センサー部は平面状のエリアセンサーを備えている。
好ましくは、格納手段は、第1ホルダー部を格納する格納部と、第1ホルダー部を格納部に案内する案内手段と、第1ホルダー部を進退駆動する駆動手段とを、第2ホルダー部に内蔵してなる。
好ましくは、第1ホルダー部に対する第1センサー部の着脱を認識する認識手段を備えており、
認識手段は、第1センサー部と第1ホルダー部との電気的な接続および非接続を識別する第1識別部と、所定位置における第1センサー部の有無を識別する第2識別部とを備えており、
制御部は、認識手段が第1センサー部の取り外しを認識した際に、格納手段が第1ホルダー部を第2ホルダー部に自動的に格納するよう制御する。
好ましくは、着脱手段は、第1センサー部が、第1ホルダー部に対して縦方向に着脱自在にし、縦方向に2段階のフック手段を備えている。
好ましくは、第2センサー部のエリアセンサーは、撮影面における横方向中央部の縦長領域のみを使用して、ピクセルサイズをビニングせずに読み取り、フレームレートを60〜95fps若しくはそれ以上に上げて、パノラマ撮影を行う。
本発明は、上記の通り、第1センサー部を保持する第1ホルダー部と、第2センサー部を保持する第2ホルダー部とを備える。さらに、本発明は、第1センサー部を第1ホルダー部に対して着脱自在にする着脱手段と、第1センサー部を第1ホルダー部から取り外した際に、第1ホルダー部を第2ホルダー部に格納可能とする格納手段を備えている。
これにより、格納手段が、使用しなくなった第1センサー部を保持する第1ホルダー部を、第2ホルダー部に格納できるようになっており、患者や操作者にとって邪魔にならないようにできる。
さらに、本発明では、被写体を中心として、第1センサー部は内側に配置され、第2センサー部は外側に横方向に並んで配置されており、第2センサー部は平面状のエリアセンサーを備えている。
第2センサー部が、外側に配置されて、平面状のエリアセンサーを備えている場合に、内側の第1センサー部を取り外して、その第1ホルダー部を第2ホルダー部に格納することによって、第2センサー部(エリアセンサー)を被写体側にぎりぎりまで近接した状態に設定できる。これにより、必要な撮像範囲を確保しつつ、第2センサー部のセンサー面積(エリア)を小さくできる。CCDやMOS等のセンサーは非常に高価である。従って、センサー面積を小さくできることによって、装置全体のコストを低下できる。さらに、第2センサー部を被写体側に近接することにより、旋回アームの回転領域が小さくなるので、装置全体の必要領域(必要空間)も小さくできる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る医療用X線撮像装置について説明する。
先ず、医療用X線撮像装置(以下、単に「X線撮像装置」という)の基本構造について説明する。図1は、X線撮像装置の外観を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。図2は、X線撮像装置の構成を説明するための図である。
X線撮像装置は、パノラマ撮影、CT撮影およびセファロ撮影が可能なよう構成されている。なお、セファロ撮影のための構成は省略している。X線撮像装置は、支持フレーム7、旋回アーム3、X線照射部2、X線検出部1、頭部保持部4等を備えている。X線撮像装置は、床面に設置するベース5と、ベース5から縦方向に立設された支柱6とを備える。支持フレーム7は、コ字状に構成されており、支柱6に連結支持されている。支持フレーム7は、昇降機構72(図2)を介して支柱6に沿って昇降可能である。
支持フレーム7は、旋回アーム3を保持する。旋回アーム3は、上部に回転軸30を備える。旋回アーム3は、回転軸30を中心として水平(X−Y)移動および水平旋回する。回転軸30は、支持フレーム7に内蔵されたX−Y移動機構70および回転駆動機構71に連結されている。これら70,71により、旋回アーム3は、X−Y方向(2次元)移動および水平旋回を可能とする。
旋回アーム3は、一端にX線検出部1を、他端にX線照射部2を垂下して備える。X線検出部1およびX線照射部2は、互いに対向して配置されている。X線検出部1およびX線照射部2の間に、患者(被写体)Oの頭部を保持する頭部保持部4が備えられている。頭部保持部4は、チンレスト等の患者を位置決めする部材や、患者が把持するためのハンドル等を備える。
X線照射部2は、内蔵されたX線管からX線ビームを照射する。X線検出部1は、第1センサー部10および第2センサー部11を備える。患者Oを中心として、第1センサー部10は内側に配置され、第2センサー部11は外側に配置されている。即ち、第1センサー部10は、患者O側に配置されており、第2センサー部11は、第1センサー部10に並んで横方向に配置されている。
第1センサー部10は、パノラマセンサーからなる。パノラマセンサー10は、縦長形状のCCD等からなるX線検知センサーを備える。パノラマセンサー10は、上記のセファロ撮影のときも使用できるように、パノラマ/セファロ兼用型センサーを用いる場合もある。
第2センサー部11は、エリアセンサーからなる。エリアセンサー11は、平面矩形状(2次元)のCCD等からなるX線検知センサーを備える。パノラマセンサー10およびエリアセンサー11は、横方向に並んで配置されている。パノラマセンサー10は、パノラマセンサー用ホルダー20に保持される。エリアセンサー11は、エリアセンサー用ホルダー21に内蔵して保持される。
図7は、CT撮影時(a)とパノラマ撮影時(b)における第2センサー部のエリアセンサー撮影面の使用範囲を示す図である。
パノラマ撮影は、第1センサー部(パノラマセンサー又はパノラマ/セファロセンサー)10のみでなく、センサー選択手段(図示略)を用いて、選択的に第2センサー部11のエリアセンサーで行うことができる。
センサー選択手段によって選択された第2センサー部のエリアセンサー11は、撮像面11aにおける横方向中央の縦長(短冊状)領域(幅5〜8mm×高さ125〜200mm)11bのみを使用して、パノラマ撮影に対応する(図7(b))。通常では、ピクセルビニングせずに(1×1画素)、フレームレートを7.5fps(フレーム/秒)で読み取る、或いは、ピクセルビニング技術により2×2画素を1画素として取り扱い、フレームレートを30fps(フレーム/秒)で読み取るところを、本実施例のエリアセンサー11は、上記の撮像面11aにおける使用領域11bで、ピクセルサイズ127μm×125μmをピクセルビニングすることなく、フレームレートを60〜95fps若しくはそれ以上の速度で走査することで、解像度の向上及び画像データの取込み速度の高速化処理を図ってパノラマ撮影を実施できる。なお、この解像度の向上及び取込み速度の高速化処理については、パノラマ撮影に許容できる解像度と取込み速度の高速化(撮影時間)の範囲であれば上記の数値に限定されないことは勿論である。また、CT撮影時では、第2センサー部のエリアセンサー11は、撮像面11aのほぼ全領域11cを使用して撮影する(図7(a))。
X線撮像装置は、制御部(CPU)78を備える。制御部78は、X−Y移動機構70、回転駆動機構71、X線照射部2等の各機構に接続されており、X線撮像装置全体の制御を可能とする。後述するように、制御部78は、パノラマセンサー用ホルダー20をエリアセンサー用ホルダー21に格納するための認識手段12および格納手段13にも接続されており、格納手段13を制御するよう構成されている。
X線撮像装置は、画像取込みメモリ73および画像再構成手段74を備える。X線検出部1から出力される画像信号が、画像取込みメモリ73に入力され、デジタル信号に変換された後、画像再構成手段(画像再構成プログラム)74によって任意の断層面に沿った断層画像に演算処理され、画像表示手段(モニター)75に表示される。
次に、X線検出部1について説明する。図3は、X線検出部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。図4は、X線検出部を示す断面図であり、(a)は図3のA−A線断面図、(b)は図3のB−B線断面図である。図5は、パノラマセンサー用ホルダーをエリアセンサー用ホルダーに格納する状態を説明する一部断面側面図である。
図3の通り、X線検出部1は、パノラマセンサー10およびエリアセンサー11を備える。パノラマセンサー(第1センサー部)10は、パノラマセンサー用ホルダー(第1ホルダー部)20の下部から垂下して保持される。エリアセンサー(第2センサー部)11は、エリアセンサー用ホルダー(第2ホルダー部)21に内蔵して保持される。パノラマセンサー10およびエリアセンサー11は、横方向に沿って並んで設けられている。パノラマセンサー10は、患者側に配置されており、エリアセンサー11は、その隣りに配置されている(図2)。エリアセンサー用ホルダー21は、旋回アーム3に垂下して保持されており(図2)、パノラマセンサー用ホルダー20は、エリアセンサー用ホルダー21の側面側(患者側)に保持されている。
パノラマセンサー10は、パノラマセンサー用ホルダー20に対して縦方向に着脱可能に構成されている。パノラマセンサー用ホルダー20は、内部に認識手段12を備える。認識手段12は、パノラマセンサー用ホルダー20に対するパノラマセンサー10の着脱を認識する。認識手段12は、第1識別部120と第2識別部121とを備える。第1識別部120は、パノラマセンサー10の上部と電気的な接続および非接続によって、パノラマセンサー10の着脱を識別する。第2識別部121は、パノラマセンサー用ホルダー20の下部に設けられた反射センサー等からなり、パノラマセンサー10に対する投光素子および受光素子を備え、パノラマセンサー10がパノラマセンサー用ホルダー20内に存在するか否かを認識して、パノラマセンサー10の着脱を識別する。
エリアセンサー用ホルダー21は、上部に格納手段13を内蔵している。格納手段13は、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20から取り外した際に、パノラマセンサー用ホルダー20をエリアセンサー用ホルダー21に格納する。格納手段13は、パノラマセンサー用ホルダー20を横方向に進退移動して格納する。
格納手段13は、横方向に窪んだ空間からなる格納部130を備える。格納部130は、パノラマセンサー用ホルダー20側が開口している。パノラマセンサー用ホルダー20は、この開口を通じて進退移動して、格納部130に格納可能に構成される。格納手段13は、横方向に延設され平行に配置されたガイドレール131およびネジ式送り機構132を備える。パノラマセンサー用ホルダー20は、連結部201を介してガイドレール131およびネジ式送り機構132に連結されている。
格納手段13は、駆動モータ133および連結ベルト134を備える。駆動モータ133は、連結ベルト134を介してネジ式送り機構132に連結されている。そして、駆動モータ133の正逆駆動によって、ネジ式送り機構132が正逆回転するよう構成されている。ネジ式送り機構132の正逆回転により、パノラマセンサー用ホルダー20が、進退移動するように構成されている。
パノラマセンサー10およびパノラマセンサー用ホルダー20は、第1フック手段14を備える。第1フック手段14は、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20に係止して連結固定すると共に、係止解除して非連結を可能とする。パノラマセンサー10およびエリアセンサー用ホルダー21は、第2フック手段15を備える。第2フック手段15は、パノラマセンサー10の落下を防止する。第2フック手段15は、パノラマセンサー10をエリアセンサー用ホルダー21に対して、係止して落下を防止すると共に、係止解除して取り外し可能とする。
図4(a)の通り、第1フック手段14は、アーム状の第1フック部140を備える。また、第1フック手段14は、移動用の切欠き部141をパノラマセンサー10に備えており、この切欠き部141に、第1フック部140が配置され横方向に移動可能なよう構成されている。第1フック部140は、上部にピン140cを備え、回転自在に支持されている。第1フック部140は、板バネ142によって付勢されている。
第1フック手段14は、パノラマセンサー用ホルダー20に設けられた係止用の切欠き部144を備えている。板バネ142によって、第1フック部140の中央部にある係止部140aが、切欠き部144に係止して、パノラマセンサー10がパノラマセンサー用ホルダー20に連結固定される。そして、第1フック部140の下部にあるボタン部140aを押すことにより、第1フック部140の係止部140aが、切欠き部144から係止解除されて、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20から取り外すことができるようになっている。
図4(b)の通り、第2フック手段15は、L字状の第2フック部150を備える。また、第2フック手段15は、移動用の切欠き部151をエリアセンサー用ホルダー21に備えており、この切欠き部151に、第2フック部150が配置されて横方向に移動可能なように構成されている。そして、第2フック部150は、横方向に延設された一対の圧縮バネ152を介して、エリアセンサー用ホルダー21に固定の連結部153に連結されている。
第2フック手段15は、パノラマセンサー10に突設された突起部154を備えている。圧縮バネ151によって、この突起部154に、第2フック部150が係止して、パノラマセンサー10がエリアセンサー用ホルダー21に係止して落下を防止する。そして、第2フック部150を横方向にずらして移動することにより、第2フック部150が突起部154から係止解除されて、パノラマセンサー10をエリアセンサー用ホルダー21から取外すことができる。ここで、図3(b)の通り、パノラマセンサー10とエリアセンサー用ホルダー21との間の距離が、手の厚み位と比較的狭いため、L字状の第2フック部150を横方向にスライドして係止・解除する構成とした。
すなわち、第1フック手段14により、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20から取り外し可能となるが、パノラマセンサー10を縦方向に取り外すので、落下の危険性があり、センサーは非常に高価なものであるため、手が滑っても、第2フック手段15に引っ掛かることによって、落下の危険性を防止することができる。
なお、第1フック部140および第2フック部150は、先端部が傾斜形状になっており、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20に取り付ける際に、この傾斜部が、パノラマセンサー10の突起部154およびパノラマセンサー用ホルダー20の切欠き部144に当接して、この傾斜部に沿って、第1フック部140および第2フック部150がスライドして、係止するようになっている。
図5の通り、第1識別部120、第2識別部121および駆動モータ133は、制御部78に接続されている。そして、第1フック手段14の係止を解除すると、パノラマセンサー10が下方に移動可能となって、若干下方移動し、第1識別部120が、パノラマセンサー用ホルダー20とパノラマセンサー10との非接続を識別して、この信号を制御部78へ送る。
さらに、第2フック手段15の係止を解除すると、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20から完全に取り外すことができる。これにより、第2識別部121は、パノラマセンサー10がパノラマセンサー用ホルダー20に収納されておらず取り外されている(存在していない)ことを識別し、この信号を制御部78へ送る。
制御部78が、第1識別部120および第2識別部121の双方からの信号を受けると、パノラマセンサー10がパノラマセンサー用ホルダー20から完全に取り外されたと認識して、駆動モータ133を駆動する(図5(a))。そして、ネジ式送り機構132が回転することによって、パノラマセンサー用ホルダー20が、格納手段13の格納部130に格納される。
これにより、パノラマセンサー10が取り外されると、自動的に、パノラマセンサー用ホルダー20が、エリアセンサー用ホルダー21に完全に(すっぽりと)格納されるようになっている(図5(b))。その後、パノラマセンサー10を使用する際には、制御部78に接続された入力手段76(図2)で指示することにより、制御部78が駆動モータ133を駆動して、ネジ式送り機構132の回転により、パノラマセンサー用ホルダー20がエリアセンサー用ホルダー21から繰り出されるように構成されている。
次に、X線撮像装置の動作について説明する。図6は、X線撮像装置の動作を説明するための図であり、(a)はパノラマ撮影、(b)はCT撮影を示す。
図6(a)の通り、パノラマ撮影する際、入力手段76(図2)でパノラマ撮影モードを選択し、制御部78の制御によってX線撮像装置が以下の動作を行う。パノラマ撮影の際、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20に取り付ける。X線照射部2は、X線ビームを照射する。パノラマセンサー10は、患者Oに照射されたX線ビームを検出して、撮影する。旋回アーム3は、X−Y移動機構70および回転駆動機構71によって、水平移動および水平旋回することにより、X線ビームが患者Oの歯列弓に沿って照射される。このX線を検知することにより、歯列弓の全顎断層撮影が行われる。
旋回アーム3の旋回角度は、角度センサー77および回転軸30へ送る回転制御用パルス信号の双方又は一方によって検出する(図2)。パノラマ撮影する際、旋回アーム3は、水平方向の所定の軌道(断層軌道)に沿って移動しながら、全周(360°)回転せず210°の回転を行う(図6(a−2))。なお、この回転角は、パノラマ撮影が可能であればよい。そして、パノラマセンサー10の前面(患者側面)P1は、患者Oの後頭部を通過することなくパノラマ撮影が可能なので(図6(a−2))、パノラマセンサー10およびパノラマセンサー用ホルダー20が患者Oの後頭部にぶつかることはない。
図6(b)の通り、CT撮影する際、パノラマセンサー10をパノラマセンサー用ホルダー20から取り外す。これにより、上述の通り、パノラマセンサー用ホルダー20が、エリアセンサー用ホルダー21に格納される(図5)。従って、エリアセンサー用ホルダー21の前面(患者側面)P2が略フラットになる。そして、入力手段76でCT撮影モードを選択し、制御部78の制御によってX線撮像装置が以下の動作を行う。
注目歯牙(部位)を指示することにより、旋回アーム3は、X−Y移動機構70によって、回転軸30が注目歯牙に合致するように設定される。そして、旋回アーム3は、回転駆動機構71によって、注目歯牙を中心として旋回する。X線照射部2は、X線ビームを照射する。そして、エリアセンサー11が、患者Oに照射されたX線ビームを検知して、撮影する。この撮影は、注目歯牙の全周(360°)に渡って行われる。なお、CT画像に必要な180°撮影でもよい。
旋回アーム3の旋回角度は、角度センサー77および回転軸30へ送る回転制御用パルス信号の双方又は一方によって検出する(図2)。エリアセンサー用ホルダー21の前面P2は、患者Oの後頭部を通過するが、患者Oにぶつからないよう、ぎりぎりまで近接して設定されている。これにより、エリアセンサー11が、患者Oに対して可能な限り接近するように設定されるので、必要な撮像範囲を確保しつつ、センサー面積を小さくできる。これは、CT撮影の際、パノラマセンサー用ホルダー20をエリアセンサー用ホルダー21に格納することにより、エリアセンサー11を患者Oに近接した状態で、360°回転(CT撮影)を可能とする。さらに、パノラマ撮影の際には、210°回転なので、パノラマセンサー用ホルダー20を繰り出しても、患者Oにぶつかることがない。仮に、パノラマセンサー用ホルダー20が格納しなければ、CT撮影の際に、患者Oにぶつかる。
さらに、パノラマセンサー(第1センサー部)10が不要となって取り外したときに、パノラマセンサー用ホルダー(第1ホルダー部)20を格納することにより、操作者や患者にとって邪魔になることがない。従って、上記実施例では、第1センサー部はパノラマセンサー10であるが、その他の電気的撮像手段(パノラマ/セファロセンサー等)やアナログ撮像手段であってもよい。また、パノラマセンサー10は、パノラマセンサー用ホルダー20に対して縦方向に着脱しているが、横方向に着脱してもよい。
X線撮像装置の外観を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 X線撮像装置の構成を説明するための図である。 X線検出部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 X線検出部を示す断面図であり、(a)は図3のA−A線断面図、(b)は図3のB−B線断面図である。 パノラマセンサー用ホルダーをエリアセンサー用ホルダーに格納する状態を説明する一部断面側面図である。 X線撮像装置の動作を説明するための図であり、(a)はパノラマ撮影、(b)はCT撮影を示す。 CT撮影時(a)とパノラマ撮影時(b)における第2センサー部のエリアセンサー撮影面の使用範囲を示す図である。
符号の説明
1 X線検出部(X線検出手段)
2 X線照射部(X線照射手段)
3 旋回アーム(旋回手段)
10 パノラマセンサー(第1センサー部)
11 エリアセンサー(第2センサー部)
20 パノラマセンサー用ホルダー(第1ホルダー部)
21 エリアセンサー用ホルダー(第2ホルダー部)
12 認識手段
120 第1識別部
121 第2識別部
13 格納手段
130 格納部
131 ガイドレール(案内手段)
132 ネジ式送り機構
133 駆動モータ(駆動手段)
14 第1フック手段
15 第2フック手段
78 制御部
O 患者(被写体)

Claims (6)

  1. 被写体に対してX線を照射するX線照射手段と、前記被写体を透過した前記X線を検出するX線検出手段と、前記X線照射手段および前記X線検出手段を対向して旋回する旋回手段とを備え、前記X線検出手段が、第1センサー部および第2センサー部を備えた医療用X線撮像装置において、
    前記第1センサー部を保持する第1ホルダー部と、前記第2センサー部を保持する第2ホルダー部と、前記第1センサー部を前記第1ホルダー部に対して着脱自在にする着脱手段と、前記第1センサー部を前記第1ホルダー部から取り外した際に、前記第1ホルダー部を前記第2ホルダー部に格納可能とする格納手段を備えたことを特徴とする医療用X線撮像装置。
  2. 前記被写体を中心として、前記第1センサー部は内側に配置され、前記第2センサー部は外側に配置され、前記第2センサー部は平面状のエリアセンサーを備えていることを特徴とする請求項1に記載の医療用X線撮像装置。
  3. 前記格納手段は、前記第1ホルダー部を格納する格納部と、前記第1ホルダー部を前記格納部に案内する案内手段と、前記第1ホルダー部を進退駆動する駆動手段とを、前記第2ホルダー部に内蔵してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用X線撮像装置。
  4. 前記第1ホルダー部に対する前記第1センサー部の着脱を認識する認識手段を備え、
    前記認識手段は、前記第1センサー部と前記第1ホルダー部との電気的な接続および非接続を識別する第1識別部と、所定位置における前記第1センサー部の有無を識別する第2識別部とを備え、
    制御部が、前記認識手段が前記第1センサー部の取り外しを認識した際に、前記格納手段が前記第1ホルダー部を前記第2ホルダー部に自動的に格納するよう制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医療用X線撮像装置。
  5. 前記着脱手段は、前記第1センサー部が、前記第1ホルダー部に対して縦方向に着脱自在にし、縦方向に2段階のフック手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用X線撮像装置。
  6. 前記第2センサー部のエリアセンサーは、撮影面における横方向中央部の縦長領域のみを使用して、ピクセルサイズをビニングせずに読み取り、フレームレートを60〜95fps若しくはそれ以上に上げて、パノラマ撮影を行うことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の医療用X線撮像装置。
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