JP2009156189A - 電動圧縮機の製造方法、電動圧縮機及びその部品 - Google Patents

電動圧縮機の製造方法、電動圧縮機及びその部品 Download PDF

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幸信 池本
Itsuro Sakai
逸朗 酒井
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Abstract

【課題】本発明の目的は、冷媒の漏れが確実に防がれる電動圧縮機を提供することである。
【解決手段】電動圧縮機の製造方法は、アルミニウム合金のケーシング部材31と端子ユニット37とを結合する結合管36を製造するステップを具備する。ケーシング部材31は、電動モータと電動モータによって駆動される圧縮機構とを収容するケーシングの少なくとも一部を形成する。端子ユニット37を介して電動モータに電力が供給される。端子ユニット37は、貫通孔61aが設けられた鉄合金の第1部材60と、貫通孔61aに通された電極64と、電極64と第1部材60の間の隙間を封止するガラス66とを備える。結合管36を製造するステップは、鉄合金管40とアルミニウム合金管50とを冶金的接合法により結合するステップを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷凍システム及び空調システムの電動圧縮機に関し、特に、車両用の冷凍システム及び空調システムの電動圧縮機に関する。
車両には、軽量化のためにアルミニウム材料が多用される。例えば、車両用空調システムの電動圧縮機には、アルミニウム材料の密閉容器が用いられる。密閉容器は、圧縮機構と圧縮機構を駆動する電動モータとを収容する。そのため、冷媒の漏れが防がれる。密閉容器には、電動モータに給電するためのターミナルが設けられる。
特許文献1によれば、鉄系材料で構成されるターミナルをアルミニウム系材料で構成される密閉容器に溶接することが困難であることが知られている。特許文献1は、ターミナルと密閉容器の間にシール材又はガスケットを介在させて、ターミナルを密閉容器に締結する方法を開示している。
特許文献2は、ターミナルと密閉容器の間にガスケットを介在させて、ターミナルを密閉容器に締結する方法を開示している。
特開2005−220794号公報 特開2005−155369号公報
本発明の目的は、冷媒の漏れが確実に防がれる電動圧縮機の製造方法、電動圧縮機及びその部品を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による電動圧縮機の製造方法は、アルミニウム合金のケーシング部材(31)と端子ユニット(37)とを結合する結合管(36)を製造するステップを具備する。ケーシング部材(31)は、電動モータ(34)と電動モータ(34)によって駆動される圧縮機構(35)とを収容するケーシング(30)の少なくとも一部を形成する。端子ユニット(37)を介して電動モータ(34)に電力が供給される。端子ユニット(37)は、貫通孔(61a)が設けられた鉄合金の第1部材(60)と、貫通孔(61a)に通された電極(64)と、電極(64)と第1部材(60)の間の隙間を封止するガラス(66)とを備える。結合管(36)を製造するステップは、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップを含む。
鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップにおいて、鉄合金管(40)の内側面(40a)とアルミニウム合金管(50)の外側面(50a)とが密着するように、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを結合することが好ましい。
鉄合金管(40)は、鉄合金管(40)の鉄合金管端(40b)に近づくにしたがって鉄合金管(40)の厚さが次第に薄くなっている鉄合金管端部(43)を備えることが好ましい。アルミニウム合金管(50)は、アルミニウム合金管(50)のアルミニウム合金管端(50b)に近づくにしたがってアルミニウム合金管(50)の厚さが次第に薄くなっているアルミニウム合金管端部(54)を備えることが好ましい。鉄合金管端部(43)は、内側面(40a)を備える。アルミニウム合金管端部(50)は、外側面(50a)を備える。鉄合金管端部(43)は、鉄合金管端部厚肉部(43b)と、鉄合金管端(40b)と鉄合金管端部厚肉部(43b)の間に位置する鉄合金管端部薄肉部(43a)とを備える。アルミニウム合金管端部(54)は、アルミニウム合金管端部厚肉部(54b)と、アルミニウム合金管端(50b)とアルミニウム合金管端部厚肉部(54b)の間に位置するアルミニウム合金管端部薄肉部(54a)とを備える。鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップにおいて、鉄合金管端部厚肉部(43b)及びアルミニウム合金管端部薄肉部(54a)が重なり、鉄合金管端部薄肉部(43a)及びアルミニウム合金管端部厚肉部(54b)が重なるように、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを結合することが好ましい。
本発明による電動圧縮機の製造方法は、端子ユニット(37)を結合管(36)に結合するステップを更に具備することが好ましい。第1部材(60)は、貫通孔(61a)が設けられた円板部分(61)と、円板部分(61)に結合された鍔部分(62)とを備えることが好ましい。鍔部分(62)は、外側円錐面(62a)を備える。鉄合金管(40)は、内側面(40a)を備えた管部分(42)と、大径側が管部分(42)に結合した円錐部分(41)とを備えることが好ましい。端子ユニット(37)を結合管(36)に結合するステップにおいて、円錐部分(41)の内側面(41a)と外側円錐面(62a)とが密着するように、第1部材(60)と鉄合金管(40)とを溶接により結合する。
本発明による電動圧縮機の製造方法は、ケーシング部材(31)を結合管(36)に溶接により結合するステップを更に具備することが好ましい。
鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップにおいて、鉄合金管(40)を溶融アルミニウムに漬けて鉄合金管(40)にアルミニウム皮膜を形成し、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とをアルミニウムを主成分とするろう材を用いてろう付けして結合することが好ましい。
鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップにおいて、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)との間に合金層が形成されるように鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを互いに押し付けた状態で相対的に回転させて結合することが好ましい。
鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップにおいて、火薬の爆発により発生するガス圧で、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを結合することが好ましい。
鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを冶金的接合法により結合するステップにおいて、鉄合金管(40)とアルミニウム合金管(50)とを互いに押し付けた状態で真空中で加熱して結合することが好ましい。
本発明による電動圧縮機の製造方法は、圧縮機構(35)に二酸化炭素冷媒を供給するステップを更に具備することが好ましい。
本発明による電動圧縮機の部品は、鉄合金管(40)と、鉄合金管(40)に冶金的接合法により結合されたアルミニウム合金管(50)とを具備する。
鉄合金管(40)の内側面(40a)とアルミニウム合金管(50)の外側面(50a)とが密着していることが好ましい。
鉄合金管(40)は、鉄合金管(40)の鉄合金管端(40b)に近づくにしたがって鉄合金管(40)の厚さが次第に薄くなっている鉄合金管端部(43)を備えることが好ましい。アルミニウム合金管(50)は、アルミニウム合金管(50)のアルミニウム合金管端(50b)に近づくにしたがってアルミニウム合金管(50)の厚さが次第に薄くなっているアルミニウム合金管端部(54)を備えることが好ましい。鉄合金管端部(43)は、鉄合金管端部厚肉部(43b)と、鉄合金管端(40b)と鉄合金管端部厚肉部(43b)の間に位置する鉄合金管端部薄肉部(43a)とを備える。アルミニウム合金管端部(54)は、アルミニウム合金管端部厚肉部(54b)と、アルミニウム合金管端(50b)とアルミニウム合金管端部厚肉部(54b)の間に位置するアルミニウム合金管端部薄肉部(54a)とを備える。鉄合金管(40)及びアルミニウム合金管(50)は、鉄合金管端部厚肉部(43b)及びアルミニウム合金管端部薄肉部(54a)が重なり、鉄合金管端部薄肉部(43a)及びアルミニウム合金管端部厚肉部(54b)が重なるように、結合されることが好ましい。
本発明による電動圧縮機の部品は、端子ユニット(37)を更に具備することが好ましい。端子ユニット(37)は、貫通孔(61a)が設けられた鉄合金の第1部材(60)と、貫通孔(61a)に通された電極(64)と、電極(64)と第1部材(60)の間の隙間を封止するガラス(66)とを備える。第1部材(60)は、貫通孔(61a)が設けられた円板部分(61)と、円板部分(61)に結合された鍔部分(62)とを備える。鍔部分(62)は、外側円錐面(62a)を備える。鉄合金管(40)は、アルミニウム合金管(50)に冶金的接合法により結合された管部分(42)と、大径側が管部分(42)に結合した円錐部分(41)とを備えることが好ましい。第1部材(60)及び鉄合金管(40)は、円錐部分(41)の内側面(41a)と外側円錐面(62a)とが密着するように、溶接により結合される。
本発明による電動圧縮機は、圧縮機構(35)と、圧縮機構(35)を駆動する電動モータ(34)と、圧縮機構(35)及び電動モータ(34)を収容したアルミニウム合金のケーシング(30)と、端子ユニット(37)と、結合管(36)とを具備する。端子ユニット(37)を介して電動モータ(34)に電力が供給される。端子ユニット(37)は、貫通孔(61a)が設けられた鉄合金の第1部材(60)と、貫通孔(61a)に通された電極(64)と、電極(64)と第1部材(60)の間の隙間を封止するガラス(66)とを備える。結合管(36)は、鉄合金管(40)と、鉄合金管(40)に冶金的接合法により結合されたアルミニウム合金管(50)とを備える。鉄合金管(40)は、第1部材(60)に溶接により結合される。アルミニウム合金管(50)は、ケーシング(30)に溶接により結合される。
圧縮機構(35)は、二酸化炭素冷媒を圧縮することが好ましい。
本発明による電動圧縮機は、車両(10)に搭載されることが好ましい。
本発明によれば、冷媒の漏れが確実に防がれる電動圧縮機の製造方法、電動圧縮機及びその部品が提供される。
添付図面を参照して、本発明による電動圧縮機の製造方法、電動圧縮機及びその部品を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両10を示す。車両10は、電気自動車又はハイブリッド車である。車両10は、車輪11と、電動モータ12と、バッテリ13と、空調システム14を備える。電動モータ12は、バッテリ13から電力を供給されて車輪11を駆動する。空調システム14は、電動圧縮機20と、第1熱交換器21と、膨張弁22と、第2熱交換器23を備える。電動圧縮機20、第1熱交換器21、膨張弁22及び第2熱交換器23は、冷凍サイクルを形成するように接続されている。電動圧縮機20及び第1熱交換器21は、配管24を介して接続されている。第1熱交換器21及び膨張弁22は、配管25を介して接続されている。膨張弁22及び第2熱交換器23は、配管26を介して接続されている。第2熱交換器23及び電動圧縮機20は、配管27を介して接続されている。なお、空調システム14は、冷凍システムであってもよい。
電動圧縮機20は、バッテリ13から電力を供給されて冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒を第1熱交換器21に配管24を介して送り出す。冷媒は、第1熱交換器21において冷却される。冷却された冷媒は、膨張弁22を通過したのち、第2熱交換器23に流入する。冷媒は、第2熱交換器23において外部から熱を吸収する。熱を吸収した冷媒は、配管27を介して電動圧縮機20に戻る。
電動モータ12は、発電機を兼ねており、車両10の減速時に制動エネルギーを利用して発電し、バッテリ13を充電する。したがって、エネルギーが有効利用される。
車両10がハイブリッド車である場合、車両10は、車輪11を駆動するためのエンジン(不図示)を更に備える。
図2は、第1の実施形態に係る電動圧縮機20の断面図を示す。電動圧縮機20は、ケーシング30と、電動モータ34と、圧縮機構35と、結合管36と、端子ユニット37を備える。圧縮機構35は、配管27が接続された吸込口35aと、配管24が接続された吐出口35bを備える。電動モータ34及び圧縮機構35は、ケーシング30に収容されている。ケーシング30は、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金製であり、筒状のケーシング部材32と、ケーシング部材32の一端を閉じるケーシング部材31と、ケーシング部材32の他端を閉じるケーシング部材33とを備える。結合管36は、端子ユニット37をケーシング部材31に結合している。電動モータ34及び圧縮機構35は、ケーシング30、結合管36及び端子ユニット37によって密閉されている。
圧縮機構35は、端子ユニット37を介してバッテリ13から電力が供給され、圧縮機構35を駆動する。圧縮機構35は、配管27を介して戻された冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒を配管24を介して第1熱交換器21に送り出す。
図3を参照して、端子ユニット37は、複数の貫通孔61aが設けられたベース部材60と、各貫通孔61aに通された電極64と、各貫通孔61aに配置されてベース部材60と電極64の間の隙間を封止するガラス66を備える。ベース部材60は、鉄を主成分とする鉄合金により形成されている。鉄合金は、鉄、鋼、又は、ステンレス鋼を言う。ガラス66は、電極64がベース部材60から絶縁されるように電極64をベース部材60に固定している。ベース部材60は、円板部分61と、円板部分61に結合された鍔部分62を備える。複数の貫通孔61aは、円板部分61を貫通している。鍔部分62は、円板部分61から遠いほど径が大きいリング形状を有し、外側円錐面62aを備えている。
結合管36は、鉄合金管40と、アルミニウム合金管50を備える。鉄合金管40は、鉄を主成分とする鉄合金により形成されている。鉄合金は、鉄、鋼、又は、ステンレス鋼を言う。アルミニウム合金管50は、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金により形成されている。鉄合金管40とアルミニウム合金管50とは、軸Sを共有するように冶金的接合法により結合されている。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50は、継ぎ合わされた状態で結合されている。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50は、冶金的接合法により結合されている。鉄合金管40とアルミニウム合金管50とは、ろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、及び拡散接合法のいずれかにより、互いに密着するように冶金的接合法により結合される。したがって、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50の間から冷媒が漏れることが防がれる。ろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、及び拡散接合法によれば、鉄合金材とアルミニウム合金材とを強固に且つ密着するように結合することが可能である。ろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、及び拡散接合法は、後で説明される。
アルミニウム合金の熱膨張係数が鉄合金の熱膨張係数より大きいため、鉄合金管40の内側面40aがアルミニウム合金管50の外側面50aに密着していることが好ましい。電動圧縮機20が冷媒の圧縮を開始して結合管36の温度が上昇すると、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50が互いに押し付けられるため、更に冷媒が漏れにくくなる。
なお、鉄合金管40の外側面がアルミニウム合金管50の内側面に密着するように鉄合金管40とアルミニウム合金管50とが冶金的接合法で結合されている場合であっても、鉄合金管40とアルミニウム合金管50との結合部から冷媒が漏れることが防がれる。
鉄合金管40は、円錐部分41と、管部分42を備える。円錐部分41の大径側が管部分42に結合されている。管部分42は、内側面40aを備える。円錐部分41は、内側円錐面としての内側面41aを備える。ベース部材60及び鉄合金管40は、外側円錐面62a及び内側面41aが密着するように溶接されている。円板部分61は鉄合金管40の外に配置され、鍔部分62は鉄合金管40の中に配置される。したがって、鉄合金管40の中の圧力が外の圧力より高くなると、ベース部材60及び鉄合金管40が互いに押し付けられるため、さらに冷媒が漏れにくくなる。
アルミニウム合金管50は、小径部分51と、小径部分51より径が大きい大径部分53と、小径部分51及び大径部分53の間に配置された接続部分52を備える。接続部分52は、小径部分51及び大径部分53を接続している。小径部分51は、外側面50aを備える。アルミニウム合金管50及びケーシング部材31は、大径部分53がケーシング部材31を貫通している貫通孔31aに嵌った状態で溶接されている。ケーシング部材31及び大径部分53にまたがるように溶接ビード70が形成されている。
アルミニウム合金管50が小径部分51及び大径部分53を備えるため、結合管36の外側に段差が形成されにくい。
図4は、第1の実施形態に係る電動圧縮機の製造方法のフローチャートを示す。電動圧縮機の製造方法は、ステップS1と、ステップS2と、ステップS3と、ステップS4と、ステップS5と、ステップS6を含む。ステップS1において、電動圧縮機20の部品としての結合管36を製造する。ステップS2において、端子ユニット37を結合管36に結合する。結合管36及び端子ユニット37を含む構造体は、電動圧縮機20の部品である。ステップS3において結合管36をケーシング部材31に結合する。ステップS4において、電動モータ34の動力線の端子部を端子ユニット37と結合する。ステップS5において電動モータ34及び圧縮機構35を密閉する。ステップS6において、圧縮機構35に冷媒を供給する。
ステップS1において、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を冶金的接合法により結合する。鉄合金管40とアルミニウム合金管50との結合は、ろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、又は拡散接合法により行われる。
鉄合金管40とアルミニウム合金管50とを、ろう付け法により結合する方法を説明する。鉄合金管40を溶融アルミニウムに漬けて表面としての内側面40aにアルミニウム皮膜を形成する。その後、アルミニウムを主成分とするろう材を用いて鉄合金管40及びアルミニウム合金管50とをろう付けする。
鉄合金管40及びアルミニウム合金管50とを摩擦圧接法により結合する方法を説明する。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50が軸Sを共有するように、内側面40aと外側面50aとを接触させる。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を互いに押し付けた状態で、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を軸Sまわりに相対的に回転する。このとき、内側面40aと外側面50aとの摩擦により外側面50aから酸化皮膜が除去される。さらに、外側面50aが摩擦熱のために半溶融状態になり、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を結合する合金層が鉄合金管40とアルミニウム合金管50の間に形成される。ここで、合金層は、鉄とアルミニウムを含む。この形成された合金層により鉄合金管40とアルミニウム合金管50とは結合する。
鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を爆発圧接法により結合する方法を説明する。鉄合金管40とアルミニウム合金管50とに、それぞれ必要な表面処理を行ない、油等の汚れや酸化皮膜を除去する。その後、火薬の爆発により発生するガス圧で、鉄合金管40とアルミニウム合金管50とを結合する。
鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を拡散接合法により結合する方法を説明する。鉄合金管40とアルミニウム合金管50とに、それぞれ必要な表面処理を行ない、油等の汚れや酸化皮膜を除去する。その後、内側面40a及び外側面50aが密着するように鉄合金管40とアルミニウム合金管50とを継ぎ合わせる。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を互いに押し付けた状態で、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を真空中で加熱する。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50の境界領域において鉄とアルミニウムとが相互拡散し、境界領域に鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を結合する結合領域が生成される。ここで、境界領域は、内側面40a及び外側面50aを含む。この生成された結合領域により鉄合金管40とアルミニウム合金管50とは結合する。
ろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、及び拡散接合法によれば、鉄合金材とアルミニウム合金材とを強固に且つ密着するように結合することが可能である。また、管と管とを結合する場合には、管と管とを強固に且つ密着するように結合することは容易である。
ろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、及び拡散接合法の各々により鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を結合する際、必要に応じて鉄合金管40とアルミニウム合金管50とに、それぞれ必要に応じ表面処理を行う。
ステップS2において、外側円錐面62a及び内側面41aが密着するようにベース部材60と鉄合金管40を溶接結合する。このような鉄合金材どうしの溶接による結合は容易である。鉄合金管40及びベース部材60は、強固に且つ密着するように結合される。図3を参照して、結合管36及び端子ユニット37を結合するためには、鍔部分62の最大外径Dが円錐部分41の最小内径d1より大きく、且つ、最大外径Dが小径部分51の最小内径d2より小さいことが有利である。最大外径Dは、ベース部材60の最大外径でもある。最小内径d1は、鉄合金管40の最小内径でもある。最小内径d2は、アルミニウム合金管50の最小内径でもある。
ステップS3において、アルミニウム合金管50の一部としての大径部分53が貫通孔31aに嵌った状態でアルミニウム合金管50及びケーシング部材31を溶接により結合する。このとき、溶接ビード70が形成される。このようなアルミニウム合金材同士の溶接は容易である。アルミニウム合金管50及びケーシング部材31は、強固に且つ密着するように結合される。
ステップS5において、電動モータ34及び圧縮機構35がケーシング30、結合管36及び端子ユニット37によって密閉されるように、ケーシング部材31をケーシング部材32に結合し、ケーシング部材33をケーシング部材32に結合する。
ステップS6において、圧縮機構35に冷媒を供給する。環境に与える影響の少ない二酸化炭素を冷媒として用いることが好ましい。
図3を参照して、アルミニウム合金管50の寸法の一例を説明する。二酸化炭素冷媒を用いる場合の要求耐圧を15MPa、小径部分51の外径Eを50mmとすると、端子ユニット37及び鉄合金管40から構成される構造体の受圧面積は19.63cmとなり、鉄合金管40とアルミニウム合金管50の間に作用するせん断力Fは29,450Nとなる。ここで、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50の接合面に許容されるせん断応力τを20MPaとすると、次式より、要求される接合面の面積Aは14.73cmとなる。
A=F/τ
一方、次式より、接合面の長さLは0.94cmとなる。
L=A/(πE)
安全率と接合効率を考慮すると、長さLは2.0cm程度となる。これらの寸法は、実用的な範囲におさまっていると言える。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る電動圧縮機20において、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50の形状のみが第1の実施形態に係る電動圧縮機20と異なる。図5を参照して、本実施形態に係る鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を説明する。以下に説明されない点については、本実施形態に係る鉄合金管40及びアルミニウム合金管50は、第1の実施形態に係る鉄合金管40及びアルミニウム合金管50と同じである。
鉄合金管40の管部分42は、鉄合金管40の端40bに近づくにしたがって鉄合金管40の厚さが次第に薄くなっている端部43を備える。端部43は、内側面40aを備える。端部43は、厚肉部43bと、端40bと厚肉部43bの間に位置する薄肉部43aを備える。厚肉部43bは、薄肉部43aよりも厚い。アルミニウム合金管50は、内径d2が軸Sに沿って一定となる形状を有する。アルミニウム合金管50は、アルミニウム合金管50の端50bに近づくにしたがってアルミニウム合金管50の厚さが次第に薄くなっている端部54を備える。端部54は、内側面40aに密着した外側面50aを備える。端部54は、厚肉部54bと、端50bと厚肉部54bの間に位置する薄肉部54aを備える。厚肉部54bは、薄肉部54aより厚い。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50は、厚肉部43b及び薄肉部54aが重なり、薄肉部43a及び厚肉部54bが重なるように接合されている。厚肉部43b及び薄肉部54aは、軸Sに沿う位置が一致している。薄肉部43a及び厚肉部54bは、軸Sに沿う位置が一致している。アルミニウム合金管50は、端部54の反対側の部分が貫通孔31aに嵌った状態で、ケーシング部材31に溶接により結合されている。
鉄合金とアルミニウム合金のヤング率は大きく異なるが、鉄合金管40及びアルミニウム合金管50が端部43及び端部54において結合されているので、結合管36において応力集中が防止される。
本実施形態に係る電動圧縮機20の製造方法は、第1の実施形態に係る電動圧縮機20の製造方法と同様である。
上記各実施形態においては、端子ユニット37がケーシング部材31に冶金的に結合される。ここで、端子ユニット37は溶接により冶金的に鉄合金管40に結合され、アルミニウム合金管50は溶接により冶金的にケーシング部材31に結合される。上述のろう付け法、摩擦圧接法、爆発圧接法、及び拡散接合法により、鉄合金管40とアルミニウム合金管50とが冶金的接合法により結合される。したがって、電動圧縮機20からの冷媒の漏れが確実に防がれる。さらに、冶金的接合法による結合は、振動による緩みがない点、及び、電動圧縮機20の組立工数が低減される点において、締結よりも有利である。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50を冶金的接合法により結合することは、耐熱性及び強度の点で有利である。鉄合金管40とアルミニウム合金管50とを上述の冶金的接合法で結合する場合、ろう付け法の一つである無鉛はんだを用いたはんだ付け工法にてろう付けすることよりも有利である。鉄合金管40及びアルミニウム合金管50の冶金的結合は、アルミニウム合金管50をケーシング部材31に溶接するときの熱に耐え得る。
上記各実施形態においては、ケーシング30がアルミニウム合金製であるため、電動圧縮機20が軽量化される。したがって、車両10の燃費が向上する。
上記各実施形態によれば、端子ユニット37として市場で普及している普及品を用いることが可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両の概略図である。 図2は、第1の実施形態に係る電動圧縮機の断面図である。 図3は、第1の実施形態に係る電動圧縮機の端子周辺を示す断面図である。 図4は、第1の実施形態に係る電動圧縮機の製造方法を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る電動圧縮機の端子周辺を示す断面図である。
符号の説明
10…車両
11…車輪
12…電動モータ
13…バッテリ
14…空調システム
20…電動圧縮機
21…第1熱交換器
22…膨張弁
23…第2熱交換器
24〜27…配管
30…ケーシング
31〜33…ケーシング部材
31a…貫通孔
34…電動モータ
35…圧縮機構
35a…吸込口
35b…吐出口
36…結合管
40…鉄合金管
40a…内側面
40b…端
41…円錐部分
41a…内側面
42…管部分
43…端部
43a…薄肉部
43b…厚肉部
50…アルミニウム合金管
50a…外側面
50b…端
51…小径部分
52…接続部分
53…大径部分
54…端部
54a…薄肉部
54b…厚肉部
37…端子ユニット
60…ベース部材
61…円板部分
61a…貫通孔
62…鍔部分
62a…外側円錐面
64…電極
66…ガラス
70…溶接ビード

Claims (18)

  1. アルミニウム合金のケーシング部材と端子ユニットとを結合する結合管を製造するステップを具備し、
    前記ケーシング部材は、電動モータと前記電動モータによって駆動される圧縮機構とを収容するケーシングの少なくとも一部を形成し、
    前記端子ユニットを介して前記電動モータに電力が供給され、
    前記端子ユニットは、貫通孔が設けられた鉄合金の第1部材と、前記貫通孔に通された電極と、前記電極と前記第1部材の間の隙間を封止するガラスとを備え、
    前記結合管を製造する前記ステップは、
    鉄合金管とアルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合するステップを含む
    電動圧縮機の製造方法。
  2. 前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    前記鉄合金管の内側面と前記アルミニウム合金管の外側面とが密着するように、前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項1の電動圧縮機の製造方法。
  3. 前記鉄合金管は、前記鉄合金管の鉄合金管端に近づくにしたがって前記鉄合金管の厚さが次第に薄くなっている鉄合金管端部を備え、
    前記アルミニウム合金管は、前記アルミニウム合金管のアルミニウム合金管端に近づくにしたがって前記アルミニウム合金管の厚さが次第に薄くなっているアルミニウム合金管端部を備え、
    前記鉄合金管端部は、前記内側面を備え、
    前記アルミニウム合金管端部は、前記外側面を備え、
    前記鉄合金管端部は、鉄合金管端部厚肉部と、前記鉄合金管端と前記鉄合金管端部厚肉部の間に位置する鉄合金管端部薄肉部とを備え、
    前記アルミニウム合金管端部は、アルミニウム合金管端部厚肉部と、前記アルミニウム合金管端と前記アルミニウム合金管端部厚肉部の間に位置するアルミニウム合金管端部薄肉部とを備え、
    前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    前記鉄合金管端部厚肉部及び前記アルミニウム合金管端部薄肉部が重なり、前記鉄合金管端部薄肉部及び前記アルミニウム合金管端部厚肉部が重なるように、前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項2の電動圧縮機の製造方法。
  4. 前記端子ユニットを前記結合管に結合するステップを更に具備し、
    前記第1部材は、前記貫通孔が設けられた円板部分と、前記円板部分に結合された鍔部分とを備え、
    前記鍔部分は、外側円錐面を備え、
    前記鉄合金管は、前記内側面を備えた管部分と、大径側が前記管部分に結合した円錐部分とを備え、
    前記端子ユニットを前記結合管に結合する前記ステップにおいて、
    前記円錐部分の内側面と前記外側円錐面とが密着するように、前記第1部材と前記鉄合金管とを溶接により結合する
    請求項2又は3の電動圧縮機の製造方法。
  5. 前記ケーシング部材を前記結合管に溶接するステップを更に具備する
    請求項2乃至4のいずれかに記載の電動圧縮機の製造方法。
  6. 前記鉄合金管は、前記鉄合金管の鉄合金管端に近づくにしたがって前記鉄合金管の厚さが次第に薄くなっている鉄合金管端部を備え、
    前記アルミニウム合金管は、前記アルミニウム合金管のアルミニウム合金管端に近づくにしたがって前記アルミニウム合金管の厚さが次第に薄くなっているアルミニウム合金管端部を備え、
    前記鉄合金管端部は、鉄合金管端部厚肉部と、前記鉄合金管端と前記鉄合金管端部厚肉部の間に位置する鉄合金管端部薄肉部とを備え、
    前記アルミニウム合金管端部は、アルミニウム合金管端部厚肉部と、前記アルミニウム合金管端と前記アルミニウム合金管端部厚肉部の間に位置するアルミニウム合金管端部薄肉部とを備え、
    前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    前記鉄合金管端部厚肉部及び前記アルミニウム合金管端部薄肉部が重なり、前記鉄合金管端部薄肉部及び前記アルミニウム合金管端部厚肉部が重なるように、前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項1の電動圧縮機の製造方法。
  7. 前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    前記鉄合金管を溶融アルミニウムに漬けて前記鉄合金管にアルミニウム皮膜を形成し、
    前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とをアルミニウムを主成分とするろう材を用いてろう付けし、前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の電動圧縮機の製造方法。
  8. 前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管との間に合金層が形成されるように前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを互いに押し付けた状態で相対的に回転させ前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の電動圧縮機の製造方法。
  9. 前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    火薬の爆発により発生するガス圧で、前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の電動圧縮機の製造方法。
  10. 前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを冶金的接合法により結合する前記ステップにおいて、
    前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを互いに押し付けた状態で真空中で加熱して前記鉄合金管と前記アルミニウム合金管とを結合する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の電動圧縮機の製造方法。
  11. 前記圧縮機構に二酸化炭素冷媒を供給するステップを更に具備する
    請求項1乃至10のいずれかに記載の電動圧縮機の製造方法。
  12. 鉄合金管と、
    前記鉄合金管に冶金的接合法により結合されたアルミニウム合金管と
    を具備する
    電動圧縮機の部品。
  13. 前記鉄合金管の内側面と前記アルミニウム合金管の外側面とが密着した
    請求項12の電動圧縮機の部品。
  14. 前記鉄合金管は、前記鉄合金管の鉄合金管端に近づくにしたがって前記鉄合金管の厚さが次第に薄くなっている鉄合金管端部を備え、
    前記アルミニウム合金管は、前記アルミニウム合金管のアルミニウム合金管端に近づくにしたがって前記アルミニウム合金管の厚さが次第に薄くなっているアルミニウム合金管端部を備え、
    前記鉄合金管端部は、鉄合金管端部厚肉部と、前記鉄合金管端と前記鉄合金管端部厚肉部の間に位置する鉄合金管端部薄肉部とを備え、
    前記アルミニウム合金管端部は、アルミニウム合金管端部厚肉部と、前記アルミニウム合金管端と前記アルミニウム合金管端部厚肉部の間に位置するアルミニウム合金管端部薄肉部とを備え、
    前記鉄合金管及び前記アルミニウム合金管は、前記鉄合金管端部厚肉部及び前記アルミニウム合金管端部薄肉部が重なり、前記鉄合金管端部薄肉部及び前記アルミニウム合金管端部厚肉部が重なるように、冶金的接合法により結合された
    請求項12又は13の電動圧縮機の部品。
  15. 端子ユニットを更に具備し、
    前記端子ユニットは、貫通孔が設けられた鉄合金の第1部材と、前記貫通孔に通された電極と、前記電極と前記第1部材の間の隙間を封止するガラスとを備え、
    前記第1部材は、前記貫通孔が設けられた円板部分と、前記円板部分に結合された鍔部分とを備え、
    前記鍔部分は、外側円錐面を備え、
    前記鉄合金管は、前記アルミニウム合金管に冶金的接合法により結合された管部分と、大径側が前記管部分に結合した円錐部分とを備え、
    前記第1部材及び前記鉄合金管は、前記円錐部分の内側面と前記外側円錐面の外側とが密着するように、溶接により結合された
    請求項12乃至14のいずれかに記載の電動圧縮機の部品。
  16. 圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動する電動モータと、
    前記圧縮機構及び前記電動モータを収容したアルミニウム合金のケーシングと、
    端子ユニットと、
    結合管と
    を具備し、
    前記端子ユニットを介して前記電動モータに電力が供給され、
    前記端子ユニットは、貫通孔が設けられた鉄合金の第1部材と、前記貫通孔に通された電極と、前記電極と前記第1部材の間の隙間を封止するガラスとを備え、
    前記結合管は、鉄合金管と、前記鉄合金管に冶金的接合法により結合されたアルミニウム合金管とを備え、
    前記鉄合金管は、前記第1部材に溶接により結合され、
    前記アルミニウム合金管は、前記ケーシングに溶接により結合された
    電動圧縮機。
  17. 前記圧縮機構は、二酸化炭素冷媒を圧縮する
    請求項16の電動圧縮機。
  18. 車両に搭載された
    請求項16又は17の電動圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016155781A1 (en) * 2015-03-31 2016-10-06 Arcelik Anonim Sirketi Terminal assembly for use in a hermetic compressor

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