JP2009154710A - 棒状発光体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、自動車等の車室内を照らして柔らかな高級感を醸しだす車両用ランプに用いられる棒状発光体を提供することにある。
【解決手段】棒状に形成された透明樹脂製の導光体1と、その導光体1の外面の一部を覆い、導光体1を形成する透明樹脂よりも低い屈折率の透明樹脂製のクラッド2と、導光体1とクラッド2とを覆う樹脂製の外殻3とを押出成形により一体に形成した。そして、クラッド2には、外部へ光を放射するために、光散乱粒子を混入した。
【選択図】図1
【解決手段】棒状に形成された透明樹脂製の導光体1と、その導光体1の外面の一部を覆い、導光体1を形成する透明樹脂よりも低い屈折率の透明樹脂製のクラッド2と、導光体1とクラッド2とを覆う樹脂製の外殻3とを押出成形により一体に形成した。そして、クラッド2には、外部へ光を放射するために、光散乱粒子を混入した。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等のルームランプに用いられ、端面から入射した光を周面から放射する棒状発光体に関する。
自動車等のルームランプとして、小型白熱電球等を光源として用いて半透明のカバーで覆ったものが一般的に用いられている。ところが、車室内の照明に高級感や柔らかさを求める傾向が強まっており、その傾向に応えるべく、間接照明を用いる例が提案されている。
図5に示すように、特許文献1に開示されている車両用アクセサリランプ40は、図示しない小型白熱電球やLEDランプ等を光源とする略棒状に形成された導光体41を備え、その導光体41の全長に亘りかつ外周の一部が高反射率印刷膜42で覆われている。その導光体41内に入射した光が、高反射率印刷膜42で反射されて透明グローブ43を通過し、車室内の天井44や側壁を照らし、そこから更に反射される光45が間接照明として用いられている。
同じくルームランプとして用いる例として、優れた質感及び高級感を有する照明でありかつ夜間走行中に連続点灯しても明る過ぎないものとして、光ファイバーの構成に似たコアとクラッドよりなる照明装置であって、外部に光を放射させる漏光手段を有する照明装置が特許文献2に開示されている。
特開平11−151974号公報
特開2001−52508号公報
特許文献1に開示されている車両用アクセサリランプは、高反射率印刷膜で拡散反射される光が面光源に相当するものであるにしても、間接照明として用いる限りにおいて柔らかな照明となるものである。従って、車両用ランプとして用いる場合は、その設置場所、あるいは高反射率印刷膜が車室側を向くように配置しなければならない等の多くの制約条件が伴うものとなってしまう。
また、特許文献2に開示されている車両用照明装置は、光散乱粒子を混入したクラッドから外部へ放出される光を利用しているので、高級感を伴った照明を実現している。ところが、同公報の実施例によれば、例えばコアの原料としてアクリルモノマーを用いる場合、チューブ状の反応容器内で加熱重合反応させる時間は数時間を要している。そして、光散乱粒子を含有させた光透過性樹脂を用いてチューブ状容器を形成し、それをクラッドとして用いても、多くの工数を要しコスト高になる。
本発明は、自動車等の車室内を照らして柔らかな高級感を醸しだす車両用ランプに用いられる棒状発光体を提供することにある。また、その製造が汎用の押出成形機により可能な棒状発光体を提供することにある。
上記問題を解決するために請求項1に記載の棒状発光体の発明は、点光源から入射した光を面光源に変換する棒状発光体において、棒状に形成され、その端面から光が入射される透明樹脂製の導光体と、その導光体の外面を覆い、前記導光体を形成する透明樹脂の屈折率よりも低い屈折率の透明樹脂製のクラッドと、前記導光体とクラッドとを覆う樹脂製の外殻とが押出成形により一体に形成されたものであり、前記クラッドはその一部を外部に露出させて前記外殻に覆われていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、導光体の端面に入射した光の一部がクラッドに反射されずに外部に漏れて放射されるので、クラッドの露出している面から柔らかな光が放射される。また、導光体、クラッド及び外殻は、それぞれが押出成形可能な樹脂であって、押出成形により一体に形成されるものである。そのため、本発明による棒状発光体は、特別な装置等を不要とし、低コストによる製造が可能である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の棒状発光体において、前記クラッドには光散乱粒子が混入されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、導光体の端面に入射した光の一部がクラッド中の光散乱粒子により散乱されて外部に放射されるので、クラッドの露出している外面の全面から柔らかな光が放射される。
請求項2に記載の発明によれば、導光体の端面に入射した光の一部がクラッド中の光散乱粒子により散乱されて外部に放射されるので、クラッドの露出している外面の全面から柔らかな光が放射される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の棒状発光体において、前記外殻に覆われているクラッドの外面又はその一部が、外殻の内面に対するアンダーカット部となっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明によれば、クラッドを形成する比較的屈折率の低い透明樹脂が難接着性又は非接着性のものであっても、アンダーカット部の存在により、クラッドが外殻から離脱することを防ぐことができる。従って、クラッド及び外殻を形成する樹脂を選択する際、相互の接着性に係る条件を除外することができる。また、一部がクラッドで覆われている導光体は、クラッドが外殻から離脱しないようになっているため、そのクラッドに妨げられて外殻から離脱することはない。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の棒状発光体において、前記アンダーカット部がクラッドの外面の一部に形成された突条部であることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明によれば、外殻に覆われるクラッドの一部に形成された突条部が外殻の内面に食い込むことになるため、クラッド及び外殻の形状に関わらず、クラッドが外殻から離脱することが防止される。
請求項4に記載の発明によれば、外殻に覆われるクラッドの一部に形成された突条部が外殻の内面に食い込むことになるため、クラッド及び外殻の形状に関わらず、クラッドが外殻から離脱することが防止される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の棒状発光体において、前記導光体はその一部を残されてクラッドに覆われ、その残された導光体の外面が外殻に密着していることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載の棒状発光体。
請求項5に記載の発明によれば、外殻を形成する樹脂材料の選択により、導光体を外殻の境界面が反射面となったり、融着する接着面となったりすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のうちいずれか一項に記載の棒状発光体において、前記導光体と外殻とは互いに相溶性のある樹脂で形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のうちいずれか一項に記載の棒状発光体において、前記導光体と外殻とは互いに相溶性のある樹脂で形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明によれば、クラッドに覆われない導光体の一部が外殻に直接接触して相互に融着することができるので、接着剤を用いることなく導光体と外殻との結合が可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載の棒状発光体において、前記外殻の一部が外方に延出して帯板状部が形成され、その帯板状部の一部が切り欠かれた残りの板状部が車両部材に対する取付部となっていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明によれば、棒状発光体を車両部材に取り付ける際、取付部に対して市販のクリップを用いることにより、取付部を車両部材の所定位置に容易に取り付けることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のうちいずれか一項に記載の棒状発光体において、前記外殻は不透明な樹脂で形成されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明によれば、乗員が本発明の棒状発光体を覗き込んだ時、透明樹脂製のクラッド及び導光体を通して外殻の背後を視認することができず、その背後を隠蔽することができる。また、不透明な樹脂の色を反射率のよい色にすれば、導光体に入射した光の大部分が外殻に吸収されることなく反射されるようになる。
請求項8に記載の発明によれば、乗員が本発明の棒状発光体を覗き込んだ時、透明樹脂製のクラッド及び導光体を通して外殻の背後を視認することができず、その背後を隠蔽することができる。また、不透明な樹脂の色を反射率のよい色にすれば、導光体に入射した光の大部分が外殻に吸収されることなく反射されるようになる。
本発明によれば、自動車等の車室内を照らして柔らかな高級感を醸しだす車両用ランプに用いられる棒状発光体を提供することができると共に、汎用の押出成形機により製造が可能な棒状発光体を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した棒状発光体10の一実施形態を、図1〜3を用いて説明する。
以下、本発明を具体化した棒状発光体10の一実施形態を、図1〜3を用いて説明する。
図1に断面図で示すように、本実施形態の棒状発光体10は、自動車の車室内の天井4の左右のコーナー部に取り付けられ、車室内に向けて柔らかな光を照射する事例であり、小型白熱電球又はLEDが用いられる光源の図示は省略してある。なお、図1に示された断面形状は、後述する取付部3bを除き、棒状発光体10の全長に亘って同一形状をなしている。
棒状発光体10は、アクリル樹脂を押出成形して得られる導光体1と、その図示左側端部に対し一体的に密着するように押出し成形され略C字状をなすクラッド2と、導光体1の一部及びクラッド2の露出面2aを除く部分を覆って押出し成形され略逆C字状をなす外殻3とにより構成されている。外殻3の外面においては、取付部3bが外方へ延出して形成されると共に、位置決めリブ3aが三ヶ所に形成されている。この取付部3bは、図2に示すように、外殻3を押出し成形する際に一体的に形成された帯板状部3cから、同図において二点鎖線で示す一部を切り欠いたときに残される部分である。そして、棒状発光体10を天井4に取り付ける際は、天井4に設けられた取付用孔4aに取付部3bを差し込み、三ヶ所の位置決めリブ3aを天井4の表面に当接させた上で、取付部3bに対して公知のクリップ5を嵌合して、棒状発光体10の天井4に対する取り付けが完了する。
本実施形態のクラッド2を形成する樹脂は、フッ素系のエチレンーテトラフルオロエチレン共重合樹脂であり、その樹脂を溶融状態で押出してアクリル樹脂製の導光体1を被覆するが、導光体1とクラッド2とは融着することがなく、単に相互が密着している状態である。そのため、図1におけるクラッド2の右側の二ヶ所の端部には断面が三角形の突条部2bが形成されており、この突条部2bが外殻3の内面に食い込んでいるので、突条部2bは外殻3の内面に対してアンダーカット部を形成していることになる。このアンダーカット部によりクラッド2が外殻3から離脱することが防止される。
また、外殻3を形成する樹脂は白色系に着色されたアクリル樹脂であるので、導光体1と外殻3との境界で光は大部分が反射され、外殻3に吸収されることはほとんどない。また、導光体1と外殻3とは同じアクリル樹脂であるので、その境界では互いに融着している。
クラッド2を形成するエチレンーテトラフルオロエチレン共重合樹脂の屈折率は1.34であり、導光体1を形成するアクリル樹脂の屈折率の1.49よりも低いため、そのままでは、図示しない光源から導光体1の端面に入射した光は、大部分が導光体1内で反射を繰り返しながら通過しクラッドから外部へ放射される光は僅かである。そのため、外部へのより多くの光の放射が可能となるように、クラッドには光散乱粒子として酸化チタンの粉末が混入されている。光散乱粒子としては、その他の無機粉末、例えば硫酸バリウムや酸化マグネシウムの粉末を用いることもできる。また、光散乱粒子として、微細な空孔を用いることも可能で、その微細な空孔を形成するために、クラッド2を形成する樹脂に発泡剤を混入して微細発泡をさせる方法をとり得る。
(第2の実施形態)
図3に模式的に示す第2の実施形態の棒状発光体20は、図1に示した棒状発光体10とは形状及びアンダーカット部の構成が異なるが、その他の部分の構成は同様にされているので、異なる部分を説明する。
図3に模式的に示す第2の実施形態の棒状発光体20は、図1に示した棒状発光体10とは形状及びアンダーカット部の構成が異なるが、その他の部分の構成は同様にされているので、異なる部分を説明する。
本実施形態における導光体21は断面形状が円形をしており、クラッド22は導光体21の略3分の2を覆う円弧状となっている。また、外殻23は、円弧状をなす外面に取付部23bが一体に形成され、クラッド22で覆われていない部分の導光体21と融着すると共に、クラッド22の図示下部を露出面22aとして残し、その他の部分を覆いクラッド22に密着している。クラッド22の最外部を結ぶ距離L2は、露出面22aに臨む外殻23の二ヶ所の端部の間を結ぶ距離L1よりも長くなっている。従って、外殻23の両端部はクラッド22に対してアンダーカット部を形成しており、クラッド22が外殻23から離脱することを防止している。
(製造方法)
第1の実施形態の棒状発光体10は、導光体1、クラッド2及び外殻3を形成するそれぞれの溶融樹脂をダイから同時又は順次に押し出す公知の共押出成形法により一体に形成されている。しかし、予め棒状の導光体1又はクラッド2を形成しておき、これを押出成形機の後方からダイの中心部を通して供給するようにしてもよい。そして、供給された導光体1又はクラッド2に対して、クラッド2又は導光体1を形成する溶融樹脂をダイから押出して一体化させると同時に、又は一体化させた後に、導光体1及びクラッド2に対して外殻3を形成する溶融樹脂を押出して一体化した棒状発光体10を形成することもできる。
第1の実施形態の棒状発光体10は、導光体1、クラッド2及び外殻3を形成するそれぞれの溶融樹脂をダイから同時又は順次に押し出す公知の共押出成形法により一体に形成されている。しかし、予め棒状の導光体1又はクラッド2を形成しておき、これを押出成形機の後方からダイの中心部を通して供給するようにしてもよい。そして、供給された導光体1又はクラッド2に対して、クラッド2又は導光体1を形成する溶融樹脂をダイから押出して一体化させると同時に、又は一体化させた後に、導光体1及びクラッド2に対して外殻3を形成する溶融樹脂を押出して一体化した棒状発光体10を形成することもできる。
そして、取付部3bは、外殻3の一部に外方へ延出するように形成された帯板状部3cを複数の所定位置で切り欠くことにより、帯板状部3cの残された部分により得られる。この切り欠き工程は、棒状発光体10として押出成形されて冷却されるライン上で行われる。しかし、棒状発光体10は、所定長さにカットされた後、端部の点光源から光が効率よく入射されるために、その端面を平滑面となるように後加工する必要があり、その加工のときに取付部3bの加工を行ってもよい。
なお、製造方法として棒状発光体10について説明したが、第2の実施形態の棒状発光体20の製造方法についても全く同様の説明となるので、棒状発光体20に係る製造方法の説明を省く。
上記各実施形態の棒状発光体10、20によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記各実施形態では、導光体1に入射した光がクラッド2の露出面2aから外部に放射される。そのため、デザイン又は機能面の要求に応じて形成された露出面2aの全面から柔らかで高級感のある光を放射することができる。
(1)上記各実施形態では、導光体1に入射した光がクラッド2の露出面2aから外部に放射される。そのため、デザイン又は機能面の要求に応じて形成された露出面2aの全面から柔らかで高級感のある光を放射することができる。
(2)上記各実施形態では、棒状発光体10は、導光体1、クラッド2及び外殻3を押出成形により一体に形成したものであり、棒状発光体20は、導光体21、クラッド22及び外殻23を押出成形により一体に形成したものである。従って、棒状発光体10及び20は、汎用の押出成形機による製造が可能で特別な装置等を不要とし、比較的低コストで製造することができる。
(3)上記各実施形態では、アンダーカット部が存在することにより、クラッド2又は22が外殻3又は23から離脱することを防ぐことができる。そのため、クラッド2又は22と外殻3又は23との相互の接着性を不問にできるので、クラッド2又は22を形成する比較的屈折率の低い透明樹脂の選択に当たって、難接着性又は非接着性の樹脂から選択することも可能となり、樹脂選択の自由度を高めることができる。
(4)上記各実施形態では、外殻3に覆われるクラッド2の一部に形成された突条部2bが外殻3の内面に食い込んでアンダーカット部を形成している。そのため、クラッド2及び外殻3の形状に関わらず、クラッド2が外殻3から離脱することが防止されるので、クラッド2及び外殻3の形状に係るデザインの自由度を高めることができる。
(5)上記各実施形態では、クラッド2に覆われない導光体1の一部が外殻3に直接接触して相互に融着することができるので、接着剤を用いることなく導光体1と外殻3とを結合することが可能となる。
(6)上記各実施形態では、棒状発光体10又は20を車両部材に取り付ける際、取付部3b又は23bに対して市販のクリップを用いることにより、取付部3b又は23bを車両部材の所定位置に容易に取り付け固定することができる。そのため、棒状発光体10又は20を車両部材に取り付けるための部材を別に形成する必要がないので、取付に係るコストを低くすることができる。
(7)上記各実施形態では、外殻3又は23を不透明な樹脂で形成したので、乗員が棒状発光体10又は20を覗き込んだ時、外殻3又は23の背後へ向かう視線を遮ることができる。また、不透明な樹脂の色を反射率の高い色にすれば、導光体1又は21に入射した光の大部分が外殻3又は23に吸収されることなく反射されるため、露出面2a又は露出面22aから放射される光の量が減少することを防ぐことができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、クラッド2が導光体1の全外面を覆うことなく導光体1の一部は覆われずに残されるようにしたが、クラッド2が導光体1の外面の全てを覆うようにしてもよい。
・上記実施形態では、外殻3を形成する樹脂を不透明な樹脂としたが、棒状発光体10が取り付けられる条件によっては、透明な樹脂を用いて外殻3を形成してもよい。
・上記実施形態では、導光体1が円形断面形状等である場合に、クラッド2が導光体1の略3分の2を覆う円弧状であるようにして、アンダーカット部を形成したが、更にクラッド2の両端部に突条部を形成してもよい。
・上記実施形態では、棒状発光体10が導光体1、クラッド2及び外殻3のそれぞれの一点ずつで構成されるようにしたが、図4に示すように、外殻33に対して導光体31及びクラッド32を複数とする構成にしてもよいし、図示しないが複数の導光体1に対してクラッド2及び外殻3を一点とする構成にしてもよい。
・上記実施形態では、導光体1を形成する樹脂としてアクリル樹脂を用いたが、アクリル樹脂に限らず、光透過性のよい透明樹脂であり押出成形が可能な樹脂であれば、いずれの樹脂でも採用しうる。その樹脂は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)等があげられる。
・本実施形態では、クラッド2を形成する樹脂としてフッ素系のエチレンーテトラフルオロエチレン共重合樹脂を用いたが、エチレンーテトラフルオロエチレン共重合樹脂に限らず、光透過性がよく比較的低屈折率の透明樹脂であり押出成形が可能な樹脂であれば、いずれの樹脂でも採用しうる。その樹脂は、例えば、フッ化ポリカーボネート、フッ化ポリイミド等があげられる。
・本実施形態では、外殻3又は23に取付部3b又は取付部23bを一体的に形成したが、取付部3b又は取付部23bを設けずに、外殻3又は外殻23を車両部材に対して接着、溶着又はビス止め等の手段で取り付けることもできる。
・本実施形態では、車両用ランプに用いうる棒状発光体10又は20として説明したが、棒状発光体10又は20は車両用ランプに限定されず、車両内外の照明アクセサリー、例えば光るサイドモール等に用いることもでき、またその他の目的の照明、例えば家屋内の非常灯や狭小な部分の照明等に用いることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、クラッド2が導光体1の全外面を覆うことなく導光体1の一部は覆われずに残されるようにしたが、クラッド2が導光体1の外面の全てを覆うようにしてもよい。
・上記実施形態では、外殻3を形成する樹脂を不透明な樹脂としたが、棒状発光体10が取り付けられる条件によっては、透明な樹脂を用いて外殻3を形成してもよい。
・上記実施形態では、導光体1が円形断面形状等である場合に、クラッド2が導光体1の略3分の2を覆う円弧状であるようにして、アンダーカット部を形成したが、更にクラッド2の両端部に突条部を形成してもよい。
・上記実施形態では、棒状発光体10が導光体1、クラッド2及び外殻3のそれぞれの一点ずつで構成されるようにしたが、図4に示すように、外殻33に対して導光体31及びクラッド32を複数とする構成にしてもよいし、図示しないが複数の導光体1に対してクラッド2及び外殻3を一点とする構成にしてもよい。
・上記実施形態では、導光体1を形成する樹脂としてアクリル樹脂を用いたが、アクリル樹脂に限らず、光透過性のよい透明樹脂であり押出成形が可能な樹脂であれば、いずれの樹脂でも採用しうる。その樹脂は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)等があげられる。
・本実施形態では、クラッド2を形成する樹脂としてフッ素系のエチレンーテトラフルオロエチレン共重合樹脂を用いたが、エチレンーテトラフルオロエチレン共重合樹脂に限らず、光透過性がよく比較的低屈折率の透明樹脂であり押出成形が可能な樹脂であれば、いずれの樹脂でも採用しうる。その樹脂は、例えば、フッ化ポリカーボネート、フッ化ポリイミド等があげられる。
・本実施形態では、外殻3又は23に取付部3b又は取付部23bを一体的に形成したが、取付部3b又は取付部23bを設けずに、外殻3又は外殻23を車両部材に対して接着、溶着又はビス止め等の手段で取り付けることもできる。
・本実施形態では、車両用ランプに用いうる棒状発光体10又は20として説明したが、棒状発光体10又は20は車両用ランプに限定されず、車両内外の照明アクセサリー、例えば光るサイドモール等に用いることもでき、またその他の目的の照明、例えば家屋内の非常灯や狭小な部分の照明等に用いることができる。
1,21,31…導光体、2,22,32…クラッド、2b…突条部、3,23,33…外殻、3b,23b…取付部、3c…帯板状部、10,20…棒状発光体。
Claims (8)
- 点光源から入射した光を面光源に変換する棒状発光体において、棒状に形成され、その端面から光が入射される透明樹脂製の導光体と、その導光体の外面を覆い、前記導光体を形成する透明樹脂の屈折率よりも低い屈折率の透明樹脂製のクラッドと、前記導光体とクラッドとを覆う樹脂製の外殻とが押出成形により一体に形成されたものであり、前記クラッドはその一部を外部に露出させて前記外殻に覆われていることを特徴とする棒状発光体。
- 前記クラッドには光散乱粒子が混入されていることを特徴とする請求項1に記載の棒状発光体。
- 前記外殻に覆われているクラッドの外面又はその一部が、外殻の内面に対するアンダーカット部となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の棒状発光体。
- 前記アンダーカット部がクラッドの外面の一部に形成された突条部であることを特徴とする請求項3に記載の棒状発光体。
- 前記導光体はその一部を残されてクラッドに覆われ、その残された導光体の外面が外殻に密着していることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の棒状発光体。
- 前記導光体と外殻とは互いに相溶性のある樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか一項に記載の棒状発光体。
- 前記外殻の一部が外方に延出して帯板状部が形成され、その帯板状部の一部が切り欠かれた残りの板状部が車両部材に対する取付部となっていることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載の棒状発光体。
- 前記外殻は不透明な樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか一項に記載の棒状発光体。
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