JP2009154585A - 車両用中折れ式ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】操作力が周囲の温度に影響され難い車両用中折れ式ドアを提供すること。
【解決手段】バックドア12は、上端部が車体11に回動可能に連結されたアッパドア15と、アッパドア15の下端部に上端部が連結されたロアドア16とを備えている。アッパドア15とロアドア16とはセンタヒンジ17によって回動可能に連結されるとともに、車体11とアッパドア15とはガスダンパステー18によって連結されている。センタヒンジ17には、アッパドア15及びロアドア16が板状に配置された状態から折り畳むようにロアドア16を付勢するトーションスプリング30が装着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用中折れ式ドアに係り、詳しくはアッパヒンジを介して車体の開口部上端に回動可能に連結されたアッパドアの下端に、センタヒンジを介してロアドアの上端部が回動可能に連結され、センタヒンジが車体外方に突き出るように中折れして車体の開口部が開放される車両用中折れ式ドアに関する。
乗用車として、車両後面に形成した開口部に、開閉ドア(以下、バックドアという)を備えているタイプの車両、例えば、ワゴンタイプ、バンタイプ及びハッチバックタイプの車両がある。一般的なバックドアは、その上端両側部をルーフの後端部に、上下方向に回動可能に支持し、バックドアに設けられたハンドルを持って、バックドア自体を後上方へ跳ね上げた状態で開放するようにしていた。しかし、このような構成では、バックドアを開ける場合、車体の後方にバックドアの高さ(回転半径)分のスペースが最低限必要となる。そこで、特許文献1には、バックドアを上側ドアと下側ドアとに二分割して、ヒンジを介して上側ドアと下側ドアとを連結し、中折れ時にはヒンジが車体後方へ突き出るように構成して、バックドア開放時に必要な車両後方のスペースを縮小した中折れ式ドアが開示されている。
特許文献1に記載の中折れ式ドアにおいては、下側ドアの下端部両側面に転動輪が取り付けられる一方、開口部の内側面左右側には転動輪と係合して上下に案内するレールが設けられている。そして、この中折れ式ドアでは、バックドアを中折れさせて開口部を開く際の操作を補助するダンパが上側ドアと下側ドアとの間に取り付けられている。また、特許文献2には、上下に二分割された後部ドアのうちの上側ドアと車体とを連結し、上側ドアを支持する後部ドアステーを設けた車両後部ドアの開閉装置が開示されている。
特開2006−56433号公報 特開2002−283848号公報
特許文献1に開示されているダンパ及び特許文献2に開示されている後部ドアステーとしては、一般的にガスダンパステーが使用される。ところが、ガスダンパステーに封入されているガスの圧力は周囲の温度が高くなると大きくなり温度が低くなると小さくなる。そのため、周囲の温度が低い場合でも後部ドアを保持できる程度の付勢力を発揮できるようにガスダンパステーのガスを調整すると、周囲の温度が高くなった場合にはガスダンパステー内のガス圧が大きくなって後部ドアを開閉する際の抵抗となり、操作し難くなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、操作力が周囲の温度に影響され難い車両用中折れ式ドアを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、アッパヒンジを介して上端部が車体の開口部上端に回動可能に連結されたアッパドアの下端に、センタヒンジを介してロアドアの上端部が回動可能に連結されるとともに、前記車体の開口部を閉塞する閉状態と前記センタヒンジが車体外方に突き出るように中折れして前記車体の開口部を開放する開状態とに移行可能な車両用中折れ式ドアであって、前記車体と前記アッパドアとを連結するとともに前記アッパヒンジを中心として上方へ回動させる方向へ前記アッパドアを付勢するガスダンパステーと、前記センタヒンジに装着され、前記アッパドア及び前記ロアドアを折り畳むように前記ロアドアを付勢するトーションスプリングと、を備えたことを要旨とする。
この構成では、アッパドアにガスダンパステーの付勢力が付与されている。ロアドアには、アッパドア及びロアドアが折り畳まれた状態となるようにトーションスプリングから付勢力が付与されている。このトーションスプリングによる付勢力は、中折れ式ドアを閉状態から開状態に移行させる際、ロアドアと連結されているアッパドアを上方回動させる付勢力となる。つまり、アッパドアは、ガスダンパステーの付勢力と、トーションスプリングの付勢力とにより上方へと回動する。そのため、ガス量が少ないガスダンパステーとトーションスプリングとによりアッパドアを上方へ回動させて開放させることができる。そして、ガス量が少ないガスダンパステーは、温度変化に起因したガスダンパステーのガス圧の変動が小さいため、中折れ式ドアを開閉操作する際の操作力を周囲の温度に影響され難くすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記センタヒンジは、前記アッパドア及び前記ロアドアにそれぞれ取着され、互いに回動自在に連結されたアッパドア側ヒンジ部材及びロアドア側ヒンジ部材と、前記開状態において前記トーションスプリングの付勢方向とは反対方向への前記ロアドア側ヒンジ部材の回動を規制する規制機構と
を備えたことを要旨とする。
この構成では、規制機構によりロアドアがトーションスプリングの付勢方向とは反対方向へ回動することを規制する。したがって、付勢力の小さいトーションスプリングを用いても中折れ式ドアを開状態で確実に保持できる。そして、付勢力の小さいトーションスプリングを用いることで、中折れ式ドアを閉じる際にトーションスプリングから受ける抵抗は小さくなるため、中折れ式ドアを閉じ易くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記規制機構は、前記アッパドア側ヒンジ部材及び前記ロアドア側ヒンジ部材のうちいずれか一方と一体回転可能なカム部材と、前記アッパドア側ヒンジ部材及び前記ロアドア側ヒンジ部材のうちいずれか他方に回動自在に設けられたレバーと、前記レバーに設けられ前記カム部材に当接される接触子と、前記レバーを付勢して前記接触子を前記カム部材に押し付ける付勢部材とを備え、前記カム部材には、前記開状態において前記接触子と係合し、前記トーションスプリングの付勢方向とは反対方向への前記ロアドア側ヒンジ部材の回動を規制する規制部が設けられていることを要旨とする。
この構成では、中折れ式ドアが閉状態から開状態になる際、接触子はカム部材の輪郭に沿いつつカム部材に対して相対的に移動し、開状態になると接触子は規制部と係合することによって接触子とカム部材との相対的な回動は規制される。そして、接触子とカム部材との相対的な回動が規制されることによって、ロアドア側ヒンジ部材の回動が規制され、ロアドアがトーションスプリングの付勢方向とは反対方向へ回動することが規制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記車体と前記ロアドアとを連結するとともに前記車体側の支点と前記ロアドア側の支点との間の距離を伸縮可能に構成された伸縮ロッドを備え、前記伸縮ロッドは前記ロアドア側の支点を前記車体側の支点から離間させるような付勢力を前記ロアドア側の支点に付与する付勢部材を備え、前記アッパドアのみ開放され前記伸縮ロッドが前記トーションスプリングの付勢力に抗して前記ロアドアを支持している半開状態に保持可能に構成されたことを要旨とする。
この構成では、アッパヒンジ、センタヒンジ、ロアドア側の支点、車体側の支点をそれぞれ節として4節リンク機構が構成される。そして、トーションスプリングの付勢力によってロアドアとアッパドアとのなす角度が小さくなるようにロアドアが付勢され、ロアドアは上方へ移動する。ロアドアが上方へ移動するのに伴ってアッパドアもアッパヒンジを中心に上方へ回動するため、中折れ式ドアはアッパドアのみ開放された半開状態となる。そして、中折れ式ドアが半開状態であるとき、ロアドアの下端は開状態のときに比べて低い位置に存在する。したがって、背の低い人や手の上がり難い人にとっては、ロアドアを掴んで操作し易くなる。
本発明によれば、中折れ式ドアの操作力を周囲の温度に影響され難くすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)に示すように、車両としての自動車の車体11には、その後部に形成された開口部を開閉する中折れ式ドアとしてのバックドア12が、車体11のルーフ13の後部に左右一対のアッパヒンジ14を介して回動可能に支持されている。バックドア12は、アッパドア15とロアドア16とに2分割されるとともに、アッパドア15の下部と、ロアドア16の上部とがヒンジとしての左右一対のセンタヒンジ17を介して回動可能に連結されている。バックドア12においては、アッパドア15の下端部がロアドア16の上端部の外側に配置されてオーバーラップ構造となるように構成されている。この実施形態では、アッパドア15の上下方向の長さがロアドア16の上下方向の長さよりも長く形成されるとともに、図1(a)の実線で示す位置に配置されている閉状態ではアッパドア15及びロアドア16は1枚の板状、即ち一直線状に配置されている。ここで、「ドアの上下方向の長さ」とは、バックドア12の閉状態における上下方向の長さを意味する。なお、ロアドア16の下端と車体11との間には図示しない公知のロック装置が設けられるとともに、ロアドア16の外面には公知のロック装置のロックを解除する操作が可能なハンドル16aが設けられている。
アッパドア15の上端部車内側と車体11の開口部の内側とはガスダンパステー18を介して連結されている。ガスダンパステー18は、その両端部が車体11側及びアッパドア15側にそれぞれ回動自在に取り付けられている。ガスダンパステー18は、シリンダチューブ内に配置されたピストンがシリンダチューブ内に封入されたガスの圧力で付勢されるとともに、ピストンに固着されたピストンロッドがシリンダチューブから出没するように構成されている。ガスダンパステー18内に充填されたガス量が既存のガスダンパステーに比べて少ない状態に設定されることで、ガスダンパステー18は既存のガスダンパステーの付勢力に比べて小さくなっている。
一方、車体11のサイドフレーム11aの後部における上部寄りと、ロアドア16との間には、伸縮ロッド19が左右一対設けられている。伸縮ロッド19は、車体側の支点としての車体側端部19aが回動自在にサイドフレーム11aに取り付けられるとともに、ロアドア側の支点としてのロアドア側端部19bがロアドア16の側部16bに回動自在に取り付けられている。伸縮ロッド19は、例えば、筒状のハウジングと、ハウジング内に収容されている付勢部材としてのスプリングと、ハウジング内に一部が挿入され、スプリングによって突出方向に付勢されているロッドとによって構成されている。そして、伸縮ロッド19は、ロッドに外力が加えられていない状態では伸長状態であるとともに、ロッドにスプリングの付勢力よりも大きな外力が加えられると、ロッドが没入することで縮長するように構成されている。
次に、アッパドア15とロアドア16とを連結するセンタヒンジ17について図1(b)及び図2に従って説明する。
図1(b)に示すように、センタヒンジ17のアッパドア側ヒンジ部材としてのアッパドア側ベース(以下、アッパベースと記載する。)20は、ボルト21によってアッパドア15の内側パネル部分に固定されている。一方、センタヒンジ17のロアドア側ヒンジ部材としてのロアドア側ベース(以下、ロアベースと記載する。)22はボルト23によってロアドア16の内側パネル部分に固定されている。
アッパベース20は、左右一対のアーム片24と、一対のアーム片24を連結する連結部25とから構成されている。一方、ロアベース22は、左右一対のアーム片26と、一対のアーム片26を連結する連結部27とから構成されている。そして、アッパベース20の一対のアーム片24はロアベース22の一対のアーム片26よりも内側に配置されるとともに、ヒンジ軸28がアーム片24,26の端部24a,26aに挿通されている。
ヒンジ軸28は、アッパベース20及びロアベース22を互いに回動可能に連結している。また、ヒンジ軸28は、一対のアーム片26の端部26a間に配置された円柱部材29を貫通している。そして、円柱部材29には、トーションスプリング30が外装されている。
トーションスプリング30は、その第1端部30aがロアベース22の内側に設けられた第1係止部材31に係止されるとともに第2端部30bがアッパベース20の内側に設けられた第2係止部材32に係止されている。トーションスプリング30はたわんでいる状態であるとともに、アッパドア15及びロアドア16が1枚板状に配置された状態から2つ折りに折り畳まれた状態となるようにロアドア16を付勢している。そして、トーションスプリング30は、バックドア12(図1(a)参照)が閉状態のときロアドア16を車体11側に付勢するとともにバックドア12が開状態のときロアドア16をアッパドア15側に付勢するように構成されている。なお、バックドア12を閉めるのに伴ってトーションスプリング30をたわませようとする力が増大するが、その場合であってもバックドア12を閉める操作の大きな抵抗とならないようにトーションスプリング30の付勢力は設定されている。
そして、図1(b)におけるセンタヒンジ17の右側方には、バックドア12が開状態となったときにアッパベース20とロアベース22との相対的な回動を規制する規制機構33が設けられている。図2(a)に示すように、規制機構33を構成するプレート状のレバー34は、その基端部34aが一方のアーム片24に回動自在に設けられるとともに、閉状態から開状態までのうちどの状態においてもヒンジ軸28と干渉しないような位置に設けられている。レバー34には、その外側側面で、かつ、中央部分に接触子としてのローラ36が設けられるとともに、その先端部34bの上面とアーム片24の折曲部24bとの間に付勢部材としてのばね37が介装されている。ばね37はレバー34の先端部34bを付勢することで基端部34aを中心にレバー34を回転させ、アーム片26に固定されているカム部材38にローラ36を押し付けている。ローラ36は、アッパベース20とロアベース22とが相対的に回動する際、すなわち、バックドア12が開閉される際にはカム部材38の輪郭に沿って転動するように構成されている。
カム部材38は、バックドア12の閉状態においてローラ36と接触している部位Aから開状態直前においてローラ36と接触している部位Bまでは、半径が徐々に大きくなるような輪郭形状に形成されている。また、図2(b)に示すように、カム部材38には、バックドア12が開状態になるとローラ36と係合して、トーションスプリング30の付勢方向とは反対方向へのロアベース22の回動を規制する窪み形状の規制部39が設けられている。すなわち、バックドア12が開状態になってローラ36が部位Cに位置している状態では、規制部39とローラ36とが係合することでカム部材38とローラ36との相対的な回動を規制するように構成されている。
次に、以上のように構成されたバックドアの作用について説明する。
閉状態、即ち、図1(a)の実線で示す位置に配置された状態になっているバックドア12を開くには、まず、ハンドル16aを操作して図示しないロック装置によるバックドア12のドアロックを解除する。そして、バックドア12においては、アッパヒンジ14、センタヒンジ17、車体側端部19a、ロアドア側端部19bをそれぞれ節とした4節リンク機構が構成されており、この4節リンク機構には、トーションスプリング30によってロアドア16とアッパドア15とのなす角度を小さくしようとする力が作用する。すると、ロアドア16は、伸縮ロッド19に支持されつつ上方へ移動する。また、アッパドア15は、ガスダンパステー18の付勢力、及びトーションスプリング30の付勢力によって生じたアッパドア15を上方へ回動させようとする力を受けてアッパヒンジ14を中心として上方へ回動する。そして、ガスダンパステー18からの付勢力とアッパドア15の自重とが釣り合う位置にまでアッパドア15が回動すると、バックドア12は半開状態となる。ここで、バックドア12が半開状態、即ち、図1(a)の2点鎖線で示す位置に配置された状態では、伸縮ロッド19はトーションスプリング30の付勢力に抗してロアドア16を支持する。そして、ロアドア16は、ロアドア16及びアッパドア15が2つ折りに折り畳まれる途中の状態で保持される。なお、図2(a)に示すように、バックドア12が閉状態から半開状態に移行するとき、規制機構33のローラ36は、カム部材38の部位Aに接触している状態からカム部材38の輪郭に沿って転動する。
次に、ロアドア16を車体11側の斜め上方に押し上げると、ロアドア16はセンタヒンジ17を中心にその下端16cが車体11に近づくように回動する。このとき、トーションスプリング30は、ロアドア16に対する押し上げ操作を補助するようにロアドア16に付勢力を付与する。そして、バックドア12が開状態、即ち、図1(a)の1点鎖線で示す位置に配置された状態では車体11の開口部が最大限開放された状態となる。なお、バックドア12を半開状態から開状態にする際、ロアドア16が回動するのに伴ってカム部材38が回転し、ローラ36はカム部材38の輪郭に沿って転動する。そして、図2(b)に示すように、ローラ36はカム部材38の部位Bを通過し、バックドア12が開状態になったときには部位Cにまで移動する。ローラ36が部位Cにまで移動すると、ローラ36は規制部39と係合するためローラ36に対するカム部材38の相対的な回転は規制されて、アッパベース20とロアベース22とのなす角度が大きくなるような回動が規制される。すなわち、ロアドア16がトーションスプリング30の付勢方向とは反対方向へ回動することは規制される。その結果、ロアドア16がセンタヒンジ17を中心として下方へ回動することは規制され、トーションスプリング30の付勢力及び伸縮ロッド19の付勢力の合力がロアドア16の自重より小さくとも、バックドア12は開状態で保持される。
また、バックドア12の開状態においてロアドア16を引き下げるように操作すると、規制機構33におけるローラ36は規制部39を乗り越えて、再び、カム部材38の輪郭上を転動する。ロアドア16はトーションスプリング30の付勢力に抗してセンタヒンジ17を中心に下方に回動する。そして、バックドア12を図1(a)の2点鎖線で示す半開状態にした後、ロアドア16を押し下げて、アッパドア15をガスダンパステー18の付勢力及びトーションスプリング30の付勢力に抗して下方へ回動させることでバックドア12を閉状態にして、図示しないロック装置によりロックさせる。
また、ガスダンパステー18の付勢力は既存のガスダンパステーの付勢力に比べて小さい状態に予め設定されており、ガスダンパステー18内に充填するガス量は既存のガスダンパステーに比べて少ない。したがって、周囲の温度変化に伴うガスダンパステー18のガス圧の変動は小さいため、周囲の温度が高い場合におけるガス圧の大きさは従来のガスダンパステーに比べて小さい。バックドア12を閉じる操作を行うときにガスダンパステー18から受ける抵抗は小さく、バックドア12を操作する際の操作力は軽いためバックドア12の操作性はよくなる。
以上、詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)バックドア12は、アッパドア15とロアドア16とに2分割されるとともに、アッパドア15の下部と、ロアドア16の上部とがセンタヒンジ17を介して回動可能に連結されている。センタヒンジ17には、トーションスプリング30が装着され、トーションスプリング30は、アッパドア15及びロアドア16を折り畳むようにロアドア16を付勢している。そして、バックドア12においては、アッパヒンジ14、センタヒンジ17、車体側端部19a、ロアドア側端部19bをそれぞれ節とした4節リンク機構が構成されている。そのため、バックドア12が閉状態から開状態に移行する間、アッパドア15はガスダンパステー18の付勢力とトーションスプリング30の付勢力とによって上方へ付勢される。そして、ガスダンパステー18のガス圧は、従来のガスダンパステーのものより小さく設定されている。その結果、ガスダンパステー18における周囲の温度変化に起因したガス圧の変動は小さく、周囲の温度に拘わらず同程度の操作力によりバックドア12を開閉操作することができる。
(2)アッパドア15及びロアドア16は、ガスダンパステー18と伸縮ロッド19により支持されているため、従来技術の案内用レールと転動輪とによりバックドア12を支持する構成と比較して車両に搭載し易い。
(3)センタヒンジ17は、相対的に回動可能なアッパベース20及びロアベース22と、規制機構33とを備えている。そして、規制機構33はバックドア12が開状態になったときに、ロアドア16が下方へ回動することを規制する。したがって、規制機構33がロアドア16の回動を規制することでバックドア12を開状態で確実に保持できる。そして、付勢力の小さいトーションスプリング30を用いたことで、バックドア12を閉じる際に受ける抵抗は小さくなる。したがって、バックドア12を閉じる操作を行う際の操作力を軽くすることができる。また、開状態においてトーションスプリング30の付勢力及び伸縮ロッド19の付勢力の合力よりも大きな外力がロアドア16に作用した場合でも、規制機構33によってロアドア16が下方へ回動することを規制してバックドア12を開状態で保持できる。
(4)規制機構33は、ロアベース22と一体回転可能なカム部材38と、アッパベース20に回動自在に設けられたレバー34と、レバー34に設けられたローラ36と、レバー34を付勢してローラ36をカム部材38に押し付けるばね37とを備えている。そして、バックドア12が開状態になったときに、ローラ36とカム部材38の規制部39とが係合することによってローラ36とカム部材38との相対的な回動が規制され、トーションスプリング30の付勢方向とは反対方向へのロアベース22の回動は規制されるようになる。この規制機構33は、バックドア12を半開状態から開状態にする操作が行われると自動的に開状態を保持するように機能する。したがって、規制機構33を用いて簡単に開状態を保持することができる。
(5)レバー34はアッパベース20に回動自在に取り付けられるとともに、カム部材38はロアベース22に固定されている。すなわち、規制機構33はセンタヒンジ17と一体に設けられている。そのため、センタヒンジ17をバックドア12に取り付ければ、同時に、規制機構33もバックドア12に取り付けることができるため、例えば、センタヒンジと規制機構とを別々にバックドアに組み付けるような場合に比べて、組み付け工数が低減され、車両搭載性もよい。
(6)バックドア12を半開状態で保持できる。そして、バックドア12が半開状態のとき、ロアドア16の下端は開状態のときに比べて低い位置に存在するため、背の低い人や手の上がり難い人とっては、ロアドアを掴んで操作し易くなる。
(7)バックドア12を開状態にすると、ロアドア16の下端を開口部上縁よりも高い位置に配置した状態で保持できる。したがって、折り畳んで最大に開放した状態でもロアドアの下端が開口部上縁よりも低い位置に存在するバックドアに比べて開口部の開口面積を広く確保することができ、荷物の積み降ろし性をよくすることができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・カム部材38の輪郭形状を変更して、カム部材38に所定方向の回転力が加えられるようにしてもよい。例えば、図3(a)に示すように、バックドア12が半開状態から開状態に移行する途中にローラ36と接触するカム部材38の部位Q1からバックドア12が開状態になる直前にローラ36と接触するカム部材38の部位Q2までの部分を第1当接部40とする。そして、この第1当接部40の形状を、バックドア12が半開状態から開状態に移行する途中から開状態に移行するまでの間、カム部材38に回転力が加えられるような形状に変更してもよい。この場合、カム部材38の部位Q1からカム部材38の部位Q2に向かうにつれて、カム中心Pとカム部材38の外周との距離が徐々に小さくなるような形状に形成する。このように構成すれば、バックドア12が半開状態のときにおいて、図3(a)の実線で示すようなローラ36の位置から、ローラ36が図3(a)の2点鎖線で示すように部位Q1を通過して部位Q2にまで移動する際に、カム部材38にはローラ36から押し付け力が付与される。そして、ローラ36が部位Q1から部位Q2に向かう途中の押し付け力の作用線F1(図3(a)の実線矢印)は、カム部材38のカム中心Pから離間しているため、カム部材38には図3(a)における時計回り方向(図3(a)の1点鎖線矢印方向)の回転力が付与される。その結果、ロアドア16にはトーションスプリング30の付勢方向と同じ方向の付勢力が付与される。すなわち、カム部材38の第1当接部40の形状は、バックドア12が半開状態から全開状態に移行する間、バックドア12を中折れさせて開放させる補助力を付与する形状に形成されている。
また、カム部材38の部位Q1からバックドア12が閉状態になったときにローラ36と接触するカム部材38の部位Q3までを結ぶ部分を第2当接部41とする。そして、第2当接部41の形状は、部位Q1から部位Q3に向かうにつれて、カム中心Pからカム部材38の外周との距離が徐々に小さくなるような形状に形成する。このように構成すれば、バックドア12が半開状態のときにおいて、図3(b)の実線で示すようなローラ36の位置から、ローラ36が図3(b)の2点鎖線で示すように部位Q1を通過して部位Q3にまで移動する際に、カム部材38にはローラ36から押し付け力が付与される。このとき、押し付け力の作用線F2(図3(b)の実線矢印)は、カム部材38のカム中心Pから離間しているため、カム部材38には図3(b)における反時計回り方向(図3(b)の1点鎖線矢印)の回転力が付与される。そのため、ロアドア16にはトーションスプリング30の付勢方向とは反対の方向の付勢力が付与される。したがって、バックドア12を半開状態から閉状態に移行させる操作を行う際にトーションスプリング30から受ける抵抗を低減することができる。その結果、バックドア12の開度に拘わらず、バックドア12を操作する際の操作力を軽くすることができ、操作性がよくなる。なお、図3(a)では、バックドア12が半開状態から開状態になる場合に、カム部材38が回動することでローラ36がカム部材38に対して相対的に移動するものであるため、カム部材38に対してローラ36が移動するように表している。また、図3(a)及び(b)では、ロアベース22を省略している。
・アッパドア15の上方への回動を規制するストッパを設けてもよい。この場合、アッパドア15はガスダンパステー18によって上方へ付勢されて回動し、ストッパと当接することで回動が規制されて開放された状態となる。そのため、ガスダンパステー18の付勢力の大きさとアッパドア15の自重とを考慮しなくとも、アッパドア15を開放された状態において所定の位置に位置決めできる。
・規制機構33を省略してもよい。この場合、トーションスプリング30の付勢力は上記実施形態と同じまま、伸縮ロッド19のスプリングの付勢力を大きくして、トーションスプリング30の付勢力、及び伸縮ロッド19の付勢力によってロアドア16の自重を支えることができる構成とする。このように構成すれば、バックドア12が半開状態から開状態に移行する途中に、伸縮ロッド19のロアドア側端部19bがセンタヒンジ17と車体側端部19aとを結ぶ仮想線を通過して伸縮ロッド19はロアドア16をアッパドア15側に付勢するように切り換わる。そして、バックドア12が開状態になったときに、伸縮ロッド19とトーションスプリング30とによってロアドア16がアッパドア15に押し付けられることで姿勢が保持される。したがって、規制機構33を省略しても、トーションスプリング30の付勢力を大きくしないまま、伸縮ロッド19及びトーションスプリング30によって開状態におけるロアドア16の姿勢を保持できる。
・伸縮ロッド19を省略してもよい。例えば、バックドア12のロックを解除したときには、トーションスプリング30の付勢力によってバックドア12が折り畳まれて、バックドア12が開状態となるように構成してもよい。この場合、バックドア12を閉状態から開状態に移行させようとする際に、トーションスプリング30はロアドア16を車体11に向かって付勢している。そして、ロアドア16は車体11と当接して車体11側に回動することはできないため、ロアドア16と車体11との当接部を支点として、ロアドア16の上端部が車体から離れるように回動する。また、それに伴って、ロアドア16と連結されているアッパドア15もアッパヒンジ14を中心として上方へ回動するようになる。そのため、ロアドア16が車体11に当接している間、アッパドア15は、ガスダンパステー18の付勢力以外に、トーションスプリング30の付勢力によって上方へ付勢される。そして、ロアドア16が所定距離だけ上方へ移動した後、ロアドア16が車体11から離間すると、アッパドア15はガスダンパステー18だけで付勢されるようになる。その後、バックドア12の自重とガスダンパステー18の付勢力とが釣り合うとともにロアドア16及びアッパドア15が2つに折り畳まれた状態になることで、バックドア12は開状態となる。したがって、上記実施形態と同様に操作力が周囲の温度に影響され難くすることができる。
・規制部を複数設けてもよい。例えば、バックドア12が半開状態のときにローラが接触する部位とバックドア12が開状態のときにローラが接触する部位との間に規制部を追加してもよい。この場合、半開状態から開状態に移行する途中の状態でバックドア12を保持することができるため、背の低い人用と背の高い人の用の2段階にバックドア12の開状態を使い分けることができる。
・規制部の形状については、とくに限定されない。規制部の形状は、ローラ36の移動を規制することができる形状であればよいため、例えば、凹部でもよい。ただし、規制部を凹部とした場合、所定の力がローラに加わった場合には、ローラが凹部を乗り越えて移動できるような形状に凹部を形成する必要がある。
・バックドア12の開状態とは、開口部全体を開放する状態に限らない。荷物の積み降ろしに支障がないのであれば、開口部の一部が覆われているような状態をバックドア12の開状態としてもよい。
・カム部材38及びレバー34を設ける位置を変更してもよい。例えば、アッパベース20にカム部材38を設けるとともに、ロアベース22にレバー34を設けてもよい。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・請求項3に記載の車両用中折れ式ドアにおいて、前記カム部材は、前記開状態に移行する途中から前記開状態までにおいて前記接触子と当接する第1当接部と、前記閉状態に移行する途中から前記閉状態までにおいて前記接触子と当接する第2当接部とを備え、前記第1当接部は、前記接触子が当接している間、前記トーションスプリングの付勢方向と同じ方向の力を前記カム部材に作用させる形状に形成され、前記第2当接部は、前記接触子が当接している間、前記トーションスプリングの付勢方向とは反対方向の力を前記カム部材に作用させる形状に形成されていることを特徴とする車両用中折れ式ドア。
(a)は一実施形態におけるバックドアの概略側面図、(b)はセンタヒンジを示す概略正面図。 (a)はバックドアが閉状態のときのセンタヒンジの概略側面図、(b)はバックドアが開状態のときのセンタヒンジの概略側面図。 (a)及び(b)は別の実施形態における規制機構を説明する概略側面図。
符号の説明
11…車体、12…中折れ式ドアとしてのバックドア、14…アッパヒンジ、15…アッパドア、16…ロアドア、17…ヒンジとしてのセンタヒンジ、18…ガスダンパステー、19…伸縮ロッド、20…アッパドア側ベース、22…ロアドア側ベース、30…トーションスプリング、33…規制機構、34…レバー、36…接触子としてのローラ、37…付勢部材としてのばね、38…カム部材、39…規制部。

Claims (4)

  1. アッパヒンジを介して上端部が車体の開口部上端に回動可能に連結されたアッパドアの下端に、センタヒンジを介してロアドアの上端部が回動可能に連結されるとともに、前記車体の開口部を閉塞する閉状態と前記センタヒンジが車体外方に突き出るように中折れして前記車体の開口部を開放する開状態とに移行可能な車両用中折れ式ドアであって、
    前記車体と前記アッパドアとを連結するとともに前記アッパヒンジを中心として上方へ回動させる方向へ前記アッパドアを付勢するガスダンパステーと、
    前記センタヒンジに装着され、前記アッパドア及び前記ロアドアを折り畳むように前記ロアドアを付勢するトーションスプリングと、
    を備えたことを特徴とする車両用中折れ式ドア。
  2. 請求項1に記載の車両用中折れ式ドアにおいて、
    前記センタヒンジは、
    前記アッパドア及び前記ロアドアにそれぞれ取着され、互いに回動自在に連結されたアッパドア側ヒンジ部材及びロアドア側ヒンジ部材と、
    前記開状態において前記トーションスプリングの付勢方向とは反対方向への前記ロアドア側ヒンジ部材の回動を規制する規制機構と
    を備えたことを特徴とする車両用中折れ式ドア。
  3. 請求項2に記載の車両用中折れ式ドアにおいて、
    前記規制機構は、
    前記アッパドア側ヒンジ部材及び前記ロアドア側ヒンジ部材のうちいずれか一方と一体回転可能なカム部材と、
    前記アッパドア側ヒンジ部材及び前記ロアドア側ヒンジ部材のうちいずれか他方に回動自在に設けられたレバーと、
    前記レバーに設けられ前記カム部材に当接される接触子と、
    前記レバーを付勢して前記接触子を前記カム部材に押し付ける付勢部材と
    を備え、
    前記カム部材には、前記開状態において前記接触子と係合し、前記トーションスプリングの付勢方向とは反対方向への前記ロアドア側ヒンジ部材の回動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする車両用中折れ式ドア。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用中折れ式ドアにおいて、
    前記車体と前記ロアドアとを連結するとともに前記車体側の支点と前記ロアドア側の支点との間の距離を伸縮可能に構成された伸縮ロッドを備え、
    前記伸縮ロッドは前記ロアドア側の支点を前記車体側の支点から離間させるような付勢力を前記ロアドア側の支点に付与する付勢部材を備え、
    前記アッパドアのみ開放され前記伸縮ロッドが前記トーションスプリングの付勢力に抗して前記ロアドアを支持している半開状態に保持可能に構成されたことを特徴とする車両用中折れ式ドア。
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