JP2009153952A - くぼみ溝付き便座 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の洋式便器の便座及び温水洗浄便座を使用する時、両足の太腿が便座に接する部分から圧迫感を受け血行が悪くなって両足のしびれや軽いエコノミー症候群等の症状が現れる危惧があった。
【解決手段】 洋式便器の便座及び温水洗浄便座に左右の太腿が接する部分にくぼみ溝を設け、くぼみ溝の底や溝の両脇の法面勾配の形状をうまくデザインすることにより、左右の太腿が便座にヒットし便座からの圧迫感が緩和され、両足のしびれ、軽いエコノミー症候群等の症状が現れる危惧が少なくなる。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

このくぼみ溝付き便座は人が便座に座って用を済ませる時に両足の太腿が便座からの圧迫感を緩和するためのものである。
また、このくぼみ溝の深さは便座に座ったときに、両足の太腿が便座から圧迫感等を感じさせないように便座の大きさ、強度及びデザイン性の許す限り深いものとする。

発明に属する技術分野

この発明は、洋式便器の便座及び温水洗浄便座の形状に関するものである。この温水洗浄便座はメーカーによってシャワートイレとかウォッシュレットとも呼ばれている。

従来の洋式便器の便座や温水洗浄便座の形状は、図４、図６に示すように、左右の太腿が便座に接する部分は、ほぼフラットか便座の内側より外側が高く、くぼみ溝は設けられていない。

発明が解決しようとする課題

しかしながら、以上の従来技術によれば、洋式便器の便座及び温水洗浄便座を使用する人の健康状態によっては、太腿が便座に接する部分の血行が悪くなって両足のしびれや軽いエコノミー症候群等の症状が現れる危惧があった。
そこで、この発明は、人が便器に座って用を済ませる時に両足の太腿が便座に接する部分の血行をできるだけ悪くさせない便座を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

請求項１

洋式便器の便座及び温水洗浄便座に左右の太腿が接する部分にくぼみ溝を設けたことを特徴とするくぼみ溝付き便座。

請求項２

洋式便器の便座及び温水洗浄便座を使って用を済ませる時に左右の太腿が便座に接する部分の血行を悪くさせないために、便座にくぼみ溝を設けるもので、このくぼみ溝は左右の太腿が便座に接する部分に設けたことを特徴とする請求項１記載のくぼみ溝付き便座。

請求項３

左右のくぼみ溝は便座の強度やデザイン性を考慮して左右のくぼみ溝を一体化しても良いとしたことを特徴とする請求項１記載のくぼみ溝付き便座。
以上の課題を解決するために、請求項目１の発明は、図１、図３に示すように左右の太腿６が便座に接する部分の血行を悪くさせないために便座にくぼみ溝４を設けたことを特徴とするくぼみ溝付き便座である。
また、要求項２の発明は、くぼみ溝を左右の太腿が便座に接する部分に２箇所設けたことを特徴とするくぼみ溝付き洋式便器の便座及び温水洗浄便座である。
さらに、要求項３の発明は、左右のくぼみ溝に挟まれた部分５を、くぼみ溝にして左右のくぼみ溝を一体化したことを特徴とするくぼみ溝付き洋式便器の便座及び温水洗浄便座である。

発明の実態の形態

この発明の実施形態を図１、図２、図３に示す。
くぼみ溝付き洋式便器の便座及び温水洗浄便座は、人が便器に座って用を済ませる時に左右の太腿６が便座に接する部分にくぼみ溝４を設けたもので、便座の材質に関係なく便座の強度、大きさ、デザイン性が許す限り深いくぼみ溝とする。
また、左右二つのくぼみ溝に挟まれた部分５は、便座の大きさ、強度及びデザイン性を考慮して、広い溝にして左右のくぼみ溝を一体化して一つのくぼみ溝にしても良い。

実態形態の効果

この実態形態によれば、便座にくぼみ溝を設けことで、人が便座に座って用を済ませる時に便座から受ける圧迫が軽減され、両足の太腿が便座に接する部分のしびれや軽いエコノミー症候群等の症状を最小限に抑えられる。

他の実態形態

図１の実態形態では、洋式便器の本体１の上に便座２、便座の蓋３があり、この便座２に、くぼみ溝を設けたものであったが、そのくぼみ溝の底や溝の両脇の法面勾配の形状に関係なく、両足の太腿が便座に接する部分が便座から圧迫を軽減するためにくぼみ溝を設けることに価値がある。

発明の効果

以上説明したように、この発明によれば、洋式便器の便座及び温水洗浄便座にくぼみ溝を設け、くぼみ溝の底や溝の両脇の法面勾配の形状をうまくデザインすることにより、両足の太腿が便座にヒットし便座からの圧迫感が緩和され、両足のしびれ、軽いエコノミー症候群等の症状が現れる危惧が少なくなる。特にやむなく便座を長く使わざるを得ない人ほど有効となる。

また、洋式便器の便座及び温水洗浄便座に座った時に便座から受ける違和感、圧迫感が少ない。

この発明の一実態形態を示す斜視図である。 この発明の一実態形態を示す平面的な斜視図であると共に次に示す図３の便座の断面図の概略位置を示す。 この発明の一実態形態を示す便座の断面図例である。 従来技術を示す斜視図である。 従来技術を示す平面図で図６に示す洋式便座の断面図の概略位置を示す。 従来技術を示す一実態形態を示す便座の断面図例である。

符号の説明

１ 洋式便器の本体
２ 洋式便器の便座及び温水洗浄便座
３ 便座の蓋
４ くぼみ溝
５ 左右のくぼみ溝に挟まれた部分
６ 左右の太腿

Claims (3)

1. 洋式便器の便座及び温水洗浄便座に左右の太腿が接する部分にくぼみ溝を設けたことを特徴とするくぼみ溝付き便座。
2. 洋式便器の便座及び温水洗浄便座を使って用を済ませる時に左右の太腿が便座に接する部分の血行を悪くさせないために、便座にくぼみ溝を設けるもので、このくぼみ溝は左右の太腿が便座に接する部分に設けたことを特徴とする請求項１記載のくぼみ溝付き便座。
3. 左右のくぼみ溝は便座の強度やデザイン性を考慮して左右のくぼみ溝を一体化しても良いとしたことを特徴とする請求項１記載のくぼみ溝付き便座。

Images