JP2009153161A - マルチメディアデータ記録再生装置及びマルチメディアデータ生成方法。 - Google Patents

マルチメディアデータ記録再生装置及びマルチメディアデータ生成方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】動画像の連結再生を可能にすると共に,この連結再生中の分岐再生をも実現する動画像ストリームの作成方法を提供する。
【解決手段】再生連結順序情報と再生分岐情報にしたがって,マルチメディアデータファイルの連結順序を決定し,複数のマルチメディアデータファイルの各々について,再生時の頭だしに用いるプリロードファイルを生成し,複数のマルチメディアデータファイルとプリロードファイル生成手段により生成されたプリロードファイルとを連結するファイル連結手段を設け,各々の前記マルチメディアデータファイルと,該マルチメディアデータファイルに連結する可能性のあるすべての前記マルチメディアデータファイルに対応する,プリロードファイルとを連結した複合ファイルを生成し,かつ複合ファイルを前記ファイル連結順序決定手段により決定されたファイル連結順序と前記再生分岐情報にしたがって連結する。
【選択図】図3

Description

本発明は,記録媒体に記録され,かつ,その記録媒体から読み出されて再生されることに
より少なくとも動画を形成するマルチメディアデータの記録再生方法及びその装置に関り
,具体的には,複数の圧縮された動画ファイルが記録された記録媒体から,これらの動画
ファイルを連続的に読み出しながら再生するとき,ある動画の再生点における分岐命令に
よって,予め定められた複数のストーリーへの選択的分岐再生を実現し,また従来通り,
個々の動画ファイルを単独で再生・表示することもスムーズに行えるマルチメディアデー
タの記録再生方法及びその装置に関る。
ディジタルオーディオ用の記録媒体として開発されたCD(コンパクトディスク)は,記
憶容量が大きいため,パーソナルコンピュータなどの外部記憶媒体として利用されており
,これらはCD−ROMと呼ばれている。CD−ROMは大容量であるがゆえに,動画や
静止画等の画像データ,音楽や効果音等の音声データ,さらに前記画像データや音声デー
タを再生する際の手順などを記述した再生制御データ等を一括して記録しておき,前記画
像データや音声データをこの再生制御データやユーザの指示にしたがって再生する,いわ
ゆるマルチメディアソフトウェアの記録媒体としての利用が近年特に注目されてきている
家庭用ゲーム機の分野においても,ゲーム用ソフトウェア(以下,ゲームソフト)の複
雑化,大規模化に伴ってCD−ROMが利用され始めた。ゲームソフトにおいては,ユー
ザがより臨場感を得られるようにするために画像がもたらす効果は大きい。一般に,視覚
的効果は静止画よりも動画の方が強い。このような理由から,ゲームソフトにおける動画
の重要性が高まってきている。
しかし,CD−ROMは元来オーディオ向けに開発されたものであるため,動画像のよ
うな膨大なデータを一度に転送する必要がある用途には転送速度が不足する。
この問題を解決するため,動画をデータ圧縮することによりデータの絶対量を削減した
圧縮画像を用意し,これを記録媒体に記録しておき,画像を再生する際にはこの圧縮画像
を復元することにより,動画を表示する技術開発されている。この技術を用いることによ
り,CD−ROMのように比較的低いデータ転送レートを持つ記録媒体を使用しても,動
画を再生することが可能になってきた。また,上記の技術を発展させて,圧縮された画像
データと圧縮された音声データをCD−ROMに記録しておき,画像データの再生にあわ
せて画像が途切れることなく音声も再生できる技術が特許文献1に開示されている。
このような技術の発展と共に,ゲームソフトも多様化してきている。多様化の一例とし
て,一般にロールプレイングゲームと称される,ストーリーを伴ったゲームソフトの登場
があげられる。このロールプレイングゲームには,予め多数のストーリー展開が用意され
ている。ストーリーの展開は,ユーザの選択やゲームの進行状況により蓄積された何等か
の条件によって決まることが多い。実際には,ストーリーの中に幾つかの分岐点を設けて
おき,この分岐点における前記条件によりストーリーは分岐する。画像もそれぞれ異なる
ストーリーに併せて用意されているものを再生する。また,ストーリー展開によっては,
一度表示した画像を再び使用することも有る。
図8はこのような動画像の連結表示の概念を説明する図である。例えば図8(1)のよ
うに画像の分岐が設定されているものとする。ここで,A,B,C,...,Fは表示され
るべき動画像ファイルの名前である。つまり,この例では動画像ファイルAが表示された
後は,動画像ファイルB,C,Dのいずれかが表示されることを意味している。図8(2
)は(1)のような連結表示設定がある場合のストーリー展開の例を示したものである。
動画像ファイルAでは,道を走る主人公が崖に遭遇する場面が表示されており,ユーザは
画面上の主人公に対して何等かの回避策を講ずる。この例の場合3通りの分岐条件が設定
されており,主人公がジャンプした場合(すなわち主人公がジャンプするようにユーザが
操作した場合:以下同様)には動画像ファイルBを,何もしなかった場合には動画像ファ
イルCを,ダッシュした場合には動画像ファイルDを表示するようにストーリーは分岐す
る。
従来,このような動画像の分岐再生は次のようにして行われている。図9は,従来の動
画像連結再生方法を説明する図である。ここで再生に必要な動画像ファイルは表示時間に
して数秒〜数十秒の単位で1つのファイルにまとめられ,CD−ROMに予め記録されて
いるものとする。また,動画像の再生に必要な装置はすべて揃っているものとする。図9
(1)のような連結設定がある場合,まず動画像AがCD−ROMより読み出され表示さ
れる。CD−ROM上の動画像Aの記録領域には,動画像Aのデータと共に分岐先の候補
である動画像ファイルB,C,Dの記録位置を表す情報が記録されている。図9(2)に
は動画像再生装置で実行される制御内容を示している。すなわち,動画像Aが表示されて
いる期間(数秒〜数十秒)に次に再生する画像を決定するための分岐条件がユーザの動作
によって発生する。分岐条件によって次に表示される画像が決定すると,先に動画像Aの
データと共に読み出しておいた分岐先候補の記録位置情報にしたがって,分岐先動画像デ
ータのシークと読み出しが実行される。理想的には図9(3)の動画像表示が連続する例
のように,分岐先の決定と分岐先動画像データの読み出しは動画像Aの表示期間内に行わ
れることが望ましい(このように,ある画像の表示期間内に次の画像を読み出しておく動
作を,これ以降プリロード動作と呼ぶことにする)。もし,プリロード動作が動画像Aの
表示期間内に終了しない場合は,プリロード動作が完了して分岐先動画像の表示が開始さ
れるまで画像の表示が停止するか,あるいは動画像Aの最終フレームを表示しつづけるこ
とになる(図9(2)の動画像表示がとぎれる例を参照)。つまり,上記の例において動
画像の表示を連続して行うための条件として次のような条件のいずれかを満たす必要があ
る。すなわち,
(a)動画像Aの表示期間が十分長い
(b)分岐先の決定が動画像Aの表示期間内でしかも十分早い段階でなされる
いずれにしても結局は,プリロード動作が動画像Aの表示期間内に行われることが,動画
像の連続再生における必要条件となることがわかる。なお,上記のような動画像の分岐表
示制御を実現する技術として特許文献2に開示されている例がある。
特開平5−28652号公報 特開平4−332969号公報
前記従来例による動画像分岐再生では,条件によって動画がとぎれる場合があり,スムー
ズな分岐再生ができない。また,動画が連続する場合においても,分岐先が決定してから
実際に次の画像が表示されるまでに分岐先画像データの読み出し期間を必要とするため,
分岐先が決定して直ちに分岐先画像を表示したいといった要求があった場合にはこれに応
えられない。
本発明は,これらの問題を解決するためになされたものであり,その目的とするところ
は動画像の連結再生を可能にすると共に,この連結再生中の分岐再生をも実現する動画像
ストリームの作成方法と,この作成方法を実現する作成手段,および前記作成手段により
作成された動画像ストリームの再生方法と,この再生方法を実現する再生手段とを提供す
ることにある。
本発明の他の目的は,上記の動画像の連続再生及び分岐再生に適した動画像ストリーム
の記録及び再生に用いる記録媒体において,アクセス効率のよいファイル管理方法を実現
することにある。なお,ここで,動画像ストリームとは記録媒体に記録される一連の動画
像ファイル全体を指すものとする。
前記目的を解決するために,本発明においては,複数のマルチメディアデータファイルと
,この複数のマルチメディアデータファイルの再生連結順序情報と,前記複数のマルチメ
ディアデータファイルの何れか1以上のファイルに対して連結候補が複数存在することを
表す再生分岐情報とから,マルチメディアデータストリームを形成するマルチメディアデ
ータストリーム形成手段を少なくとも有するマルチメディアデータ記録装置において,前
記マルチメディアデータストリーム形成手段に,前記再生連結順序情報と前記再生分岐情
報にしたがって,前記マルチメディアデータファイルの連結順序を決定するファイル連結
順序決定手段と,前記複数のマルチメディアデータファイルの各々について,その構成デ
ータの一部もしくは全部を用いて再生時の頭だしに用いるプリロードファイルを生成する
プリロードファイル生成手段と,前記複数のマルチメディアデータファイルと前記プリロ
ードファイル生成手段により生成された前記プリロードファイルとを連結するファイル連
結手段を設け,該ファイル連結手段は,各々の前記マルチメディアデータファイルと,該
マルチメディアデータファイルに連結する可能性のあるすべての前記マルチメディアデー
タファイルに対応する,前記プリロードファイルとを連結した複合ファイルを生成し,か
つ該複合ファイルを前記ファイル連結順序決定手段により決定されたファイル連結順序と
前記再生分岐情報にしたがって連結することによりマルチメディアデータストリームを形
成するよう構成した。
そして,本発明のマルチメディアデータ再生装置には,前記マルチメディアデータスト
リームからロードした複合ファイルから前記プリロードファイルを分離して記憶するプリ
ロードファイル記憶手段と,前記プリロードファイルが分離されたファイルを記憶するフ
ァイル記憶手段と,該ファイル記憶手段に記憶されたファイルに連結する分岐先候補ファ
イルが複数出現した場合に,分岐先ファイルを特定するための分岐先決定入力手段とを設
けた。
また,前記他の目的を達成するために,前記マルチメディアデータストリームに,該マ
ルチメディアデータストリームを構成する各マルチメディアデータファイルに関する情報
を格納するファイル情報格納領域を設け,かつ,前記マルチメディアデータストリームを
構成する前記マルチメディアデータファイルには単独再生用の名称を,各々の前記マルチ
メディアデータファイルから該マルチメディアデータファイルのプリロード部分に相当す
るデータを除いたファイルに,該マルチメディアデータファイルに連結する可能性のある
,すべての前記マルチメディアデータファイルに対応する前記プリロードファイルとを連
結した複合ファイルには,連続/分岐再生用の名称を付与するようにし,前記ファイル情
報格納領域にこれらの名称を登録するファイル登録手段を前記マルチメディアデータ記録
装置に設けた。
以上説明したように本発明によれば,ストーリー分岐を伴う一連の動画像ストリームの作
成及び再生において,連続再生用のファイルには分岐先候補画像のプリロード部分を付加
または挿入する構成としているため,分岐決定入力のタイミングが分岐元画像の表示期間
の最後になるケースでも,プリロード部分を再生し,この間に後続のデータをロードする
ことができるので,スムーズな動画像の分岐再生が実現できる。
以下,本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。まず図1〜図4及び図8,図10
を参照しながら動画像ストリームの作成手順について説明する。
本実施例においては,作成した動画像ストリームの記録媒体としてCD−ROMを例に
とる。
図1は本発明を適用した動画像ストリーム作成装置の構成例を表す図であり,100は
後述する各構成要素からなる動画像ストリーム作成装置本体,101は後述する動画像フ
ァイル連結情報106と後述する動画像データベース108に蓄積された動画像ファイル
のファイルサイズ情報を基に動画像ファイルの配置順序を決定する動画像ファイル配置順
序決定手段,102は表示中の動画像ファイルの次に表示されるべき画像の一部又は全部
を予めロードしておくプリロード動作について,そのプリロードすべきサイズを決定する
ためのプリロード画像サイズ決定手段,103はプリロード画像サイズ決定手段102に
より決定されたプリロードサイズの画像を,後述する動画像データベース108より読み
出した動画像ファイルから生成するプリロード画像生成手段,104は動画像ファイル配
置順序決定手段101で決定された動画像ファイルの配置順序情報にしたがって,動画像
ファイルを再生する際に使用する後述する再生制御情報109を生成する再生制御情報生
成手段,105は動画像ファイル配置順序決定手段101により決定された動画像ファイ
ルの配置順序情報にしたがって,プリロード画像生成手段103により生成されたプリロ
ード画像と後述する動画像データベース108に蓄積された動画像ファイルを用いて後述
する動画像ストリーム110を生成する動画像ストリーム生成手段,106は図3に示す
ような動画像ファイルの連結設定に関する情報を記述し,動画像ファイル配置順序決定手
段101によって動画像ファイルの配置順序を決定するための動画像ファイル連結情報,
107は動画像ストリーム生成手段105によって生成された後述する動画像ストリーム
110を記録した,後述する図5のCD−ROMメディア500から動画像を再生する図
5のCD−ROMドライブ501のアクセス速度などの仕様を記述した再生装置アクセス
仕様情報,108は動画像ストリーム110の素材として用いる画像データを,図示しな
いデータ圧縮手段によって予め圧縮した動画像ファイルを多数記録しておくことのできる
動画像データベース,109は再生制御情報生成手段104により生成された再生制御情
報,110は動画像ストリーム生成手段105により生成された動画像ストリーム,11
1は再生制御情報109と動画像ストリーム110を収めた後述する図5のCD−ROM
メディア500を作成するCD−ROMメディア作成手段である。
また,図2は,動画像ファイル連結情報106の例を示す図であり,例示のようにテキ
ストデータである。テキストには,次の3種類の情報が含まれている。
(1)動画像ファイル名(図2においてはNodeName)
(2)分岐条件が生じない場合,(1)のファイルの次に表示される動画像ファイル名(
図2においてはDefaultLink)
(3)分岐条件が生じた場合の分岐先候補ファイル名(図2においてはInputLink)
そして,この3種類の情報を1セットとして取り扱い,この情報セットは動画像ストリー
ムを形成するのに必要な動画像ファイルの数だけ存在する。
図3は,図1の動画像ストリーム作成装置により作成された動画像ストリーム110の
一例と,再生動作の概念を表す図であり,300は動画像ストリーム110の一部,30
1は動画像A及びBの境界付近の拡大部分,302および303は動画像Bのプリロード
部分(詳細後述)である。
図4は,図1の動画像ストリーム作成装置により作成された動画像ストリーム110の
記録状態を説明する図であり,400は動画像ストリーム110の一部,401は動画像
ストリームの一部400のうち,動画像ファイルBに相当する部分である。
図10は図1の動画像ストリーム作成装置にて行われる動画像ストリームの作成手順を
説明するフローチャートである。
なお,図2〜図4の例については,図8に示した動画像ファイルの連結設定の例と対応
するように記述してある。
動画像ファイル配置順序決定手段101は,図2に例示した動画像ファイル連結情報1
06を読み込み,動画像ファイルの連結と分岐の設定を知る。図8の例によれば,最初に
再生されるのは動画像Aであり,その次には,動画像B,C,Dのいずれかに分岐するこ
とがわかる。したがって動画像Aの次にはB,C,Dを連続して配置するように配置順序
を決定する。ここで,決定した配置順序情報と共に各動画像ファイルのサイズも情報とし
て付け加えておく(図10,処理1001)。
分岐再生をスムーズに行うためには,動画像Aの表示期間内に分岐先の画像(この例で
はB,C,Dのいずれかになる)をプリロードしておく必要があるが,先の従来例のよう
に動画像Aの表示期間が短いときや,B,C,Dのファイルサイズが大きいときなど,B
,C,Dのすべてをプリロードすることができない場合が生ずることがある。これを解決
するために,本実施例では図3(1)に示すように,B,C,Dそれぞれの先頭部分を切
り出してプリロード画像として新たに定義し,これらのプリロード画像を動画像ファイル
Aの末尾に付加することによって新たな動画像ファイルを作成し,ストーリーを構成する
動画像ファイルAを意味するファイル名”A_IN_STORY”をつける。また,末尾
に連結されたプリロード画像の部分を含まない動画像ファイルAのみのデータ部分には,
単独ファイルであることを意味するファイル名”A_SINGLE”をつける。
動画像の連結再生時は,図3(2)に示すように”A_IN_STORY”をロードす
ることにより,分岐先候補画像の先頭部分も同時にロードできるので,分岐先が動画像A
の表示期間の終端で決定する最悪のケースでも分岐先画像の表示を開始できる。そして,
分岐先画像の先頭部分の表示期間に残りの部分をアクセスすれば,表示がとぎれることは
ない。
これとは逆に,動画像Aのみを単独で再生する場合には,”A_SINGLE”をロー
ドすればよい。前記のプリロード画像として切り出すサイズは,動画像Aのサイズと再生
装置アクセス仕様情報107によって決定され,プリロード画像生成手段103と再生制
御情報104に送られる(図10,処理1002,1003)。プリロード画像生成手段
103は動画像データベース108より動画像B,C,Dを読み出して,これらのファイ
ルの先頭部分からプリロード画像サイズ決定手段により決定されたサイズ分だけデータを
切り出し,B,C,Dに対応するプリロード画像を生成して動画像ストリーム生成手段1
05に送る(図10,処理1004)。動画像ストリーム生成手段105では,プリロー
ド画像生成手段により生成されたB,C,Dのプリロード画像を動画像Aの末尾に連結す
る。次に,動画像ファイル配置順序決定手段101から送られる配置順序情報を参照して
,プリロード画像が末尾に連結された動画像Aに続き動画像Bを連結する。動画像Bにつ
いては,先頭部分がプリロード画像として動画像Aの末尾部分に連結されているが,この
先頭部分もカットせずにそのまま連結する。したがって,動画像Bのプリロード部分は2
重に動画像ストリーム内に存在することになる。これは,動画像Bを単独で再生する場合
においては,1個のファイルは連続して記録されているほうがファイル管理が容易になり
,アクセスも速くなるためである。この様子を図4(1)に示している。
このように,本実施例の動画像ストリームは,1個の動画像ファイルを基にして単独再
生用と連続再生用のファイルを生成し,これらに別々のファイル名をつけて管理するよう
にしている。しかも,この2つのファイルの実体はプリロード部分を除いて重複している
ため,記録媒体への記録効率はほとんど低下しない。以下,動画像B,C,Dについても
同様にプリロード画像の生成と連結を行って一連の動画像ストリーム110を作る(図1
0,処理1005)。
動画像ストリーム110の生成処理と並行して,再生制御情報生成手段104において
は,動画像ファイル配置順序決定手段101からの配置順序情報とプリロード画像サイズ
決定手段102からプリロード画像サイズデータにより,再生制御情報109を生成する
(図10処理1006)。再生制御情報109には,動画像ファイルの再生順序や分岐点
を持つ動画像ファイルにおける分岐条件,及び本体画像の末尾にプリロード画像が連結さ
れたファイル(例えば前記”A_IN_STORY”)の内部における,各プリロード画
像の記録開始位置や記録サイズ情報などが含まれている。
以上の手順で作成された再生制御情報109と動画像ストリーム110をCD−ROM
メディア作成手段111によりCD−ROMに焼き込む(図10,処理1007)。
次に,図1及び図3〜図5,図8,図11を用いて,CD−ROMの再生手順について
説明する。再生される動画像ファイルの連結設定は,これまでの説明と同様に図8(1)
に示すものであるとする。
図5は,本発明による動画像ファイル再生装置の一構成例を示す図であり,500は,
図1の動画像ストリーム作成装置で作成したCD−ROMメディア,501はCD−RO
Mメディア500よりデータを読み出すためのCD−ROMドライブ,502はCD−R
OMドライブ501を用いてCD−ROMメディア500から読み出した再生制御情報を
記憶する再生制御情報記憶手段,503はストーリーの中に設けられた分岐点において,
分岐条件を入力するための分岐決定入力手段,504は動画像ファイル再生装置全体の制
御を司る再生装置制御手段,505はCD−ROMドライブより送られる動画像データの
うち,プリロードされた画像を記憶しておく動画像記憶手段,506はプリロード動画像
記憶手段505に記憶される動画像より時間的に前に表示されるべき分岐元動画像を記憶
しておく分岐元動画像記憶手段,507はプリロード動画像記憶手段と分岐元動画像記憶
手段506に記憶されている圧縮動画像データを復元して動画データを生成し,後述する
表示装置508に送り出す動画像ファイルデコード手段,508は動画などを表示する表
示装置である。
また,図11は図5の動画像ファイル再生装置にて行われる再生制御の手順を説明する
フローチャートである。
まず,連続再生及び分岐再生について説明する。動画像ファイル再生装置に電源を投入
し,CD−ROMドライブ501にCD−ROMメディア500を装填すると,次のよう
な初期化処理が行われる。再生装置制御手段504は,まずCD−ROMメディア500
から再生制御情報109を読みだし,再生制御情報記憶手段502へ記憶する。次に,再
生制御情報109を参照し,最初に表示すべき動画像ファイル(動画像A,ファイル名:
A_IN_STORY)の読み出しを開始すると共に,動画像Aに分岐の設定がある場合には,ユー
ザから分岐決定入力が無い場合に備えてデフォルトの分岐先を確定しておく(図11,処
理1101)。
次にCD−ROMメディア500から動画像ファイル”A_IN_STORY”のデー

を1セクタ読み出し,分岐元の動画データ(すなわち動画像A)とプリロード画像(すな
わち動画像B,C,Dのプリロード部分)とに振り分ける処理(図11,処理1102,
1103)を行う。
プリロード画像である場合は,プリロード動画像記憶手段505に格納し(図11,処
理1104),分岐元の動画像である場合は,分岐元動画像記憶手段506に格納する(
図11,処理1105)。分岐元動画像記憶手段506に格納された動画像Aのデータは
,動画ファイルデコード手段507に転送・復元されて,表示装置508への表示が開始
される(図11,処理1106)。ここで,ユーザから分岐決定入力手段503を通じて
分岐決定入力があったときは,再生制御情報記憶手段502に記憶してある再生制御情報
109を参照して次の分岐先動画ファイルを確定しておく(図11,処理1107)。
次に,現在再生中の分岐元動画(動画像A)の表示の終了判定を行い(図11,処理1
108),動画像Aの表示が続く場合には,CD−ROMドライブ501から次のセクタ
を読み出して,これまで説明した手順を繰り返す。
本実施例では,プリロード画像は分岐元画像の末尾に連結しているので,通常は上記の
処理を動画像Aの記録されているセクタ数だけ繰り返すことになる。
上記の動画像Aに関する,セクタ単位の読み込みからデータのデコード・表示の処理が
終了したら(図11,処理1108のYESのケース),図11の処理1107で確定し
た分岐先動画ファイル(ここでは仮に動画像Bであるとする)のプリロード部分をプリロ
ード動画像記憶手段505から読み出して動画像ファイルデコード手段507に転送し(
図11,処理1109),動画像Bを次の再生動画ファイルとして再生を開始する(図1
1,処理1110)。
動画像Bの再生が始まったら,再生制御情報記憶手段502に記憶してある再生制御情
報109を参照してデフォルトの分岐先画像を設定しておく(図11,処理1111)。
この後,ファイル”B_IN_STORY”の最初のセクタをCD−ROMドライブ50
1より読み出して図11の処理1102以下を繰り返す。
ファイル”B_IN_STORY”は,図4の(2)に示すように,先頭セクタの開始
アドレスが1020となっており,このアドレスは図4(1)を参照すると動画像Bのプ
リロード部分を除いた残りの部分の先頭を指している。したがって,先にプリロードされ
ている動画像Bの先頭部分に続いて,残りの部分もスムーズに読み出すことができる。こ
のようにして,分岐元の動画像Aのロードすることによって分岐先の画像の先頭部分をプ
リロードしておくことによって,分岐決定入力が動画像Aの最終表示部分でなされたとし
ても分岐先の画像をとぎれることなくスムーズに再生することができる。
以上,動画像の連続及び分岐再生について説明したが,アプリケーションによっては各
動画像ファイルを単独で再生する要求が生ずることも考えられる。例えば,動画像Bを再
生したい場合には,CD−ROMドライブ501からファイル”B_SINGLE”を読
み出せばよい。先の動画像ストリームの作成手順で触れたように,分岐先の画像のプリロ
ード部分は分岐元の画像の末尾と分岐先画像の先頭部分とに重複して記録されている。図
4(2)に示すように,単独再生用のファイル(この例では”B_SINGLE”)は,
CD−ROMメディア500上では,開始アドレス1000から1000セクタに渡って
連続領域に記録されている。したがって,単独再生の場合についても,連続領域のアクセ
スとなるので高速に読み出しができる。
以上説明したように,本実施例においては,1個の動画像ファイルを基にして単独再生
用と連続再生用のファイルを生成し,CD−ROMメディア500においてこれらに別々
のファイル名をつけて管理するようにしている。そして,連続再生用のファイルの末尾に
は分岐先候補画像のプリロード部分を付加する構成としているため,分岐決定入力のタイ
ミングにとらわれることなく,スムーズな動画像の分岐再生が実現できる。また,単独再
生の場合においても各動画像ファイルの記録領域が連続しているため,効率のよいアクセ
スが可能である。しかも,上記の単独再生用と連続・分岐再生用のファイルの実体は,C
D−ROMメディア501上ではプリロード部分を除いて重複しているため,記録効率は
ほとんど低下しない。
なお,本実施例における再生制御情報記憶手段502,プリロード動画像記憶手段50
5,分岐元動画像記憶手段506は,半導体メモリなどを用いて実現できる。
次に,本発明による第2の実施例について説明する。本実施例と第1の実施例との特徴
的な差異は,図1の動画像ストリーム作成装置により作成される動画像ストリーム110
の構成にある。そこで,本実施例の説明では第1の実施例と重複する部分は割愛すること
とし,上記の動画像ストリーム110の構成における特徴とこの場合の動画像ストリーム
110を再生する場合の制御方法について説明する。
本実施例の説明において追加される図面は図6及び図7である。
図6は本発明の第2の実施例における,動画像ストリーム110内部の動画像ファイル
の記録状態と,連結再生の方法を説明する図である。図6において,600は動画像スト
リーム110の一部,601は動画像ストリーム110の一部600のうち,動画像Aが
記録されている数セクタ分の拡大である。
図7は,本発明の第2の実施例において,動画像ストリーム110のデータセクタの記
録状態と,管理のためにファイルに与えられる名称の例を示す図である。図7において,
700は動画像ストリーム110の一部,701は動画像ストリーム110内で動画像B
の記録されているセクタの拡大である。なお,図6〜図7の例については,図8に示した
動画像ファイルの連結設定の例と対応するように記述してある。第1の実施例においては
,分岐元の動画像Aの末尾に分岐先候補画像である動画像B,C,Dのプリロード部分を
付加する構成としていたが,本実施例では,このプリロード部分を分岐元画像のデータと
インタリーブして記録することを特徴としている。
図6(1)に示すように,この例では動画像Aと,動画像のBのプリロード部分は3:
1の比率でインタリーブ記録されている。そして,動画像Aが記録されたセクタと動画像
Bのプリロード部が記録されたセクタとに,それぞれ異なるチャネル番号を割り当てる(
図6(1)では,Aに0を,Bに1を割り当てている)。
動画像Bのプリロード部分の記録が終了したら,同様に動画像C,Dをインタリーブ記
録し,C,Dそれぞれが記録されているセクタに,例えばCは2,Dは3という具合にチ
ャネル番号を割り当てておく。記録媒体がCD−ROMの場合,このチャネル番号は各デ
ータセクタ内のサブヘッダ部に書き込むように規格で定義されている。ただし,チャネル
番号とファイル名の対応については,CD−ROM規格ではディレクトリエントリ内に書
くことはできない。したがって,チャネル番号とファイル名の対応関係については,図1
の再生制御情報生成手段104において再生制御情報109に書き込むように構成する。
図7(1)には動画像Bとそれに続く分岐候補画像がインタリーブされて記録されてい
る状態を示している。アドレス1000〜1020までは動画像Bのプリロード部であり
,これは前記のように動画像Aの記録領域内にもインタリーブ記録されている。
アドレス1000〜1020のプリロード部は第1の実施例のケースと同様に連続再生
時には使用されない部分であるので,このアドレス領域には動画像Bの分岐先候補画像(
この例では動画像E及びF)はインタリーブしない。そして,それに続くアドレス102
0番地以降からインタリーブ記録を開始する。このとき,動画像Bにはチャネル番号1が
,動画像E及びFにはそれぞれチャネル番号4,5が割り当てられ,各データセクタのサ
ブヘッダ部に書き込まれる。そして,アドレス1020番地から2080番地(動画像E
とFのプリロード部を含んだ動画像Bの終了番地)迄のデータにファイル名”B_IN_
STORY”を,アドレス1000番地からのデータにファイル名”B_SINGLE”
を与える。これは,第1の実施例と同じく連続再生用と単独再生用である。
上記の方法で記録された動画像ストリームを連続再生するには,動画像ファイル再生装
置に図6(2)に示すようなチャネル番号別のバッファを設けておき,CD−ROM50
0から読み出したセクタに割り当てられているチャネル番号を参照し,対応するチャネル
番号のバッファに格納するようにする。そして,再生制御情報109に書かれたチャネル
番号とファイル名の対応関係にしたがって,上記バッファから読み出して表示する。
図5の動画像ファイル再生装置では例えば次のように構成する。すなわち,プリロード
画像記憶手段505と分岐元動画像記憶手段506に代えてチャネル番号別の記憶手段を
設ける。これはチャネル番号別にそれそれ別々の記憶手段を設けてもよいし,1個の記憶
手段とし,チャネル番号によって内部の記憶領域を選択的に使用するような構成としても
よい。例えば,ファイル”A_IN_STORY”を読み出せば,動画像Aが格納されて
いるセクタにはチャネル番号0,動画像Bのプリロード部が格納されているセクタにはチ
ャネル番号1というように各データセクタのサブヘッダ部に書かれているので,それぞれ
のチャネル番号に相当するバッファにデータを格納すればよい。動画像Aの表示中に分岐
決定入力があったときは,分岐先画像の名前とそれに対応するチャネル番号を再生制御情
報109から読み取って,まずプリロード画像を再生しながら,そのファイルの残り(こ
の場合”残り”に相当するファイルに専用の名前をつけて管理しているため,アプリケー
ションは”残り”であることを意識する必要が無い。)を読み出せばよい。つまり,分岐
先がBであれば”B_IN_STORY”を読み出す。
また,各動画ファイルを単独再生する場合には,”A_SINGLE”,”B_SIN
GLE”という専用の名前のファイルを読み出せばよい。このとき,図7(1)に示した
ように単独再生用のファイルにもプリロード画像がインタリーブされているが,データを
読み出したときにチャネル番号を参照することにより,単独再生に不必要なデータは破棄
することができる。
このように,本実施例では,第1の実施例のようにプリロード画像が分岐元画像の末尾
に付加されるのではなく,分岐元画像にインタリーブ記録されているため,第1の実施例
に比してプリロード画像データを時間的に前の段階で得ることができる。
このため,本実施例では,分岐決定入力が分岐元画像の表示期間内の比較的早い段階で
なされた場合においても,直ちに分岐先画像の表示を開始できるので,視覚的により自然
な動画分岐再生が可能になるという効果がある。
またその他,本実施例においても第1の実施例と同様の効果が得られる。
なお,以上説明した2つの実施例においては,動画像ストリームの記録媒体としてCD
−ROMを例に取り上げているが,本発明の効果はこれに限定されるものではなく,他の
光ディスクを用いた記録媒体や磁気記録媒体においても,連結再生をするために物理的な
ファイルアクセス処理(トラックアクセスなど)が生じるので,同様の効果が得られる。
また,動画像の圧縮方式については特に具体的には触れていないが,記録媒体からデー
タをロードする時間よりも,そのデータの出力時間が長くなるような記録方式であれば,
例えばMPEG(Motion Picture Expert Group)方式のような圧縮方式,あるいは非圧
縮データの記録再生方式であってもその効果を発揮することができる。
さらにまた,各実施例において動画像ファイルのストーリー分岐について説明したが,
圧縮された音声ファイルや圧縮された音声及び画像の混在ファイルといった他のマルチメ
ディアデータであっても連続再生する必要がある場合は,本発明を適用することによって
ストーリー分岐を実現できる。
以上説明したように,本実施例では、ストーリー分岐を伴う一連の動画像ストリームの
作成及び再生において,各々の動画像ファイルを基にして,動画像ストリームを構成する
ための単独再生用と連続再生用の2種類のファイルを生成し,記録媒体上でおいてこれら
に別々のファイル名をつけて管理するようにしている。そして,連続再生用のファイルに
は分岐先候補画像のプリロード部分を付加または挿入する構成としているため,分岐決定
入力のタイミングが分岐元画像の表示期間の最後になるケースでも,プリロード部分を再
生し,この間に後続のデータをロードすることができるので,スムーズな動画像の分岐再
生が実現できる。また,プリロード画像のサイズは分岐元画像の表示期間の長さや記録媒
体の再生装置の性能,あるいは再生装置に設けられたバッファサイズなどのパラメータに
より決定されるため,アプリケーションにより自由に設定できる。また,ファイルの単独
再生の場合においても各動画像ファイルの記録領域が連続しているため,効率のよい高速
なアクセスが可能である。しかも,上記の単独再生用と連続・分岐再生用のファイルの実
体は,記録媒体上でプリロード部分を除いて重複しているため,記録効率はほとんど低下
しない。
前記マルチメディアデータ再生装置における前記マルチメディアデータストリームの連
続/分岐再生中に,前記分岐先決定入力手段により分岐先ファイルが特定された場合,前
記プリロードファイル記憶手段に記憶された前記分岐先ファイルに対応するプリロードフ
ァイルを再生しながら,前記分岐先ファイルに相当する連続/分岐再生用名称の付与され
たファイルをロードする様にすれば再生をとぎれることなく続けることができる。
そして,マルチメディア再生装置は,連続/分岐再生において,いずれかのマルチメデ
ィアデータファイルを再生中に分岐決定入力があった場合には,分岐先ファイルを前記連
続/分岐再生用名称によりアクセスし,単独再生においては個々の前記単独再生用名称に
よりアクセスするようにしたので,単独再生もスムーズに行える。しかも,再生装置側で
ファイルの内容(単独再生用か連続再生用か)を判定する必要がなく,名称を見てアクセ
スするだけでよいので,装置の構成が簡単になる。
動画ストリーム作成装置のブロック図 動画像ファイル連結情報の図 動画像ファイルの記録状態と再生方法 動画像ファイルの記録状態図 動画像ファイル再生装置 インターリーブした動画像と連結再生方法 動画像ファイルの記録状態図 動画像の連結表示概念図 従来の動画像連結再生方法 動画像再生ストリーム作成手順 再生制御手順
300・・・・動画像ストリーム、301・・・・動画像Aの末尾と動画像Bの
先頭部、302・・・・プリロードファイル、303・・・・動画像Bの先頭部

Claims (11)

  1. 複数のデータファイルと,該複数のデ−タファイルの再生連結順序
    情報と,前記複数のデ−タファイルの何れか1以上のファイルに対して連結候補
    が複数存在することを表す再生分岐情報とから,データストリームを形成するデ
    −タストリーム形成手段を少なくとも有するマルチメディアデータ記録装置であ
    って,前記デ−タストリーム形成手段は,前記再生連結順序情報と前記再生分岐
    情報にしたがって,前記デ−タファイルの連結順序を決定するファイル連結順序
    決定手段と,前記複数のデ−タファイルの各々について,その構成データの一部
    もしくは全部を用いて,再生時の頭だしに用いるプリロードファイルを生成する
    プリロードファイル生成手段と,前記複数のデ−タファイルと前記プリロードフ
    ァイル生成手段により生成された前記プリロードファイルとを連結するファイル
    連結手段を有し,該ファイル連結手段は,各々の前記デ−タファイルと,該デ−
    タファイルに連結する可能性のある,すべての前記デ−タファイルに対応する前
    記プリロードファイルとを連結した複合ファイルを生成し,かつ該複合ファイル
    を前記ファイル連結順序決定手段により決定されたファイル連結順序と前記再生
    分岐情報にしたがって連結することによりデ−タストリームを形成することを特
    徴とするマルチメディアデータ記録装置。
  2. 請求項1記載において,前記ファイル連結順序決定手段は,前記再
    生連結順序情報と,前記再生分岐情報と,前記複数のデ−タファイルのサイズ情
    報とを参照して,前記デ−タストリームを再生する際に用いられる再生装置にお
    いて,データアクセス時間が短くなるように前記複数のデ−タファイルの連結順
    序を決定することを特徴とするマルチメディアデータ記録装置。
  3. 請求項1及び2記載において,前記プリロードファイル生成手段は
    ,前記複数のデ−タファイルのサイズ情報と前記デ−タストリームを再生する際
    に用いられる,再生装置のデータアクセス性能を表す情報とを参照することによ
    り,生成するプリロードファイルのサイズを決定することを特徴とするマルチメ
    ディアデータ記録装置。
  4. 請求項3記載において,前記ファイル連結順序決定手段により決定
    されたファイル連結順序と前記再生分岐情報と前記プリロードファイルのサイズ
    とから,前記デ−タファイルの再生手順情報及び,前記デ−タファイルに連結さ
    れた前記プリロードファイルの記録位置及びサイズの情報を含む再生制御情報を
    生成する再生制御情報生成手段を有することを特徴とするマルチメディアデータ
    記録装置。
  5. 請求項4記載において,前記デ−タストリーム形成手段により形成
    されたデ−タストリームと,前記再生制御情報生成手段により生成された前記再
    生制御情報を記録媒体に記録するデータ記録手段を有することを特徴とするマル
    チメディアデータ記録装置。
  6. 請求項1〜5記載において,前記デ−タストリームは,該デ−タストリームを構
    成する各デ−タファイルに関する情報を格納するファイル情報格納領域を有し,
    前記デ−タストリームを構成する前記デ−タファイルには単独再生用の名称を,
    各々の前記デ−タファイルと,該デ−タファイルに連結する可能性のあるすべて
    の前記デ−タファイルに対応する前記プリロードファイルとを連結した複合ファ
    イルから,該デ−タファイル自身のプリロード部分に相当するデータを除いたフ
    ァイルには,連続/分岐再生用の名称を付与し,前記ファイル情報格納領域に前
    記単独再生用名称と前記連続/分岐再生用名称を登録するファイル名称登録手段
    を有することを特徴とするマルチメディアデータ記録装置。
  7. 請求項1〜6記載において,前記ファイル連結手段により行われる
    前記デ−タファイルと前記プリロードファイルとの連結は,前記デ−タファイル
    の末尾に前記プリロードファイルを連結する方式であることを特徴とするマルチ
    メディアデータ記録装置。
  8. 請求項1〜6記載において,前記ファイル連結手段により行われる
    前記デ−タファイルと前記プリロードファイルとの連結は,前記デ−タファイル
    に対して前記プリロードファイルをインタリーブする方式であることを特徴とす
    るマルチメディアデータ記録装置。
  9. 複数のデータファイルに対して、該複数のデ−タファイルの何れか
    1以上のファイルに対して連結候補が複数存在する場合、該デ−タファイルに連
    結する可能性のある,すべての前記連結候補のデ−タファイルの先頭部分を切り
    出したプリロードファイルを生成し、各々の前記データファイルと、該データフ
    ァイルに連結する可能性のある、すべての前記データファイルに対応する前記プ
    リロードファイルを連結した複合ファイルを生成し,該複合ファイルを連結する
    ことにより形成されたデ−タストリームを再生するマルチメディアデータ再生装
    置であって,
    前記デ−タストリームからロードした複合ファイルから前記プリロードファイル
    を分離して記憶するプリロードファイル記憶手段と,前記プリロードファイルが
    分離されたファイルを記憶するファイル記憶手段と,該ファイル記憶手段に記憶
    されたファイルに連結する分岐先候補ファイルが複数出現した場合に,分岐先フ
    ァイルを特定するための分岐先決定入力手段とを備え,連続/分岐再生時におい
    て,前記分岐先決定入力手段により分岐先ファイルが特定された場合,前記プリ
    ロードファイル記憶手段に記憶された前記分岐先ファイルに対応するプリロード
    ファイルを再生しながら,前記分岐先ファイルに相当するファイルをロードし,
    単独再生時において,再生対象ファイルに相当するファイルをロードすることを
    特徴とするマルチメディアデータ再生装置。
  10. 請求項9記載において,前記デ−タストリームは、ファイルの再
    生連結順序情報と、連結候補が複数存在することを表す再生分岐情報と、デ−タ
    ファイルの再生手順情報及び,前記デ−タファイルに連結された前記プリロード
    ファイルの記録位置及びサイズの情報を含む再生制御情報を有しており、
    前記マルチメディアデータ再生装置は,該再生制御情報を記憶する再生制御情報
    記憶手段を有し,前記デ−タストリームの再生は,前記再生制御情報記憶手段に
    記憶された再生制御情報にしたがって行うことを特徴とするマルチメディアデー
    タ再生装置。
  11. 複数のデータファイルに対して、該複数のデ−タファイルの何れ
    か1以上のファイルに対して連結候補が複数存在する場合、該デ−タファイルに
    連結する可能性のある,すべての前記連結候補のデ−タファイルの先頭部分を切
    り出したプリロードファイルを生成し、各々の前記データファイルと、該データ
    ファイルに連結する可能性のある、すべての前記データファイルに対応する前記
    プリロードファイルを連結した複合ファイルを生成し,該複合ファイルを連結す
    ることによりデータストリームを形成することを特徴とするマルチメディアデー
    タ生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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