JP2009152852A - 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009152852A
JP2009152852A JP2007328756A JP2007328756A JP2009152852A JP 2009152852 A JP2009152852 A JP 2009152852A JP 2007328756 A JP2007328756 A JP 2007328756A JP 2007328756 A JP2007328756 A JP 2007328756A JP 2009152852 A JP2009152852 A JP 2009152852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
document
copying
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007328756A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Matsunoshita
純一 松野下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007328756A priority Critical patent/JP2009152852A/ja
Priority to US12/143,367 priority patent/US8120796B2/en
Priority to AU2008203123A priority patent/AU2008203123B2/en
Priority to CN200810134706.1A priority patent/CN101465944B/zh
Publication of JP2009152852A publication Critical patent/JP2009152852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/0084Determining the necessity for prevention
    • H04N1/00843Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote
    • H04N1/00846Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote based on detection of a dedicated indication, e.g. marks or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00856Preventive measures
    • H04N1/00875Inhibiting reproduction, e.g. by disabling reading or reproduction apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00856Preventive measures
    • H04N1/00877Recording information, e.g. details of the job
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Abstract

【課題】文書媒体毎に複写動作に関する制御が設定された文書媒体が、画像読取り装置に複数枚重なって読み取られた場合の複写動作に関する制御を行うようにする画像処理装置、画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理装置の記憶手段は、データが表現された情報画像を複数含む基準画像の前記情報画像の数を記憶し、画像受付手段は、前記情報画像を含む画像を受け付け、検出手段は、前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出し、制御手段は、前記検出手段により検出された情報画像の数と前記記憶手段に記憶されている情報画像の数に基づき、前記画像の複写動作に関する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラムに関する。
文書毎に設定されたセキュリティ情報(以後、セキュリティ・ポリシーともいう)に従って動作制御を行う複合機等が検討されている。なお、複合機とは、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置の一種である。また、ここでのセキュリティとは、文書の安全性を確保するために必要な管理のことであり、より具体的には、複写許可/不許可の設定等をいう。
その複合機は、セキュリティ・ポリシーに従った動作を行う状態であるセキュリティ・ポリシー連携モードでは、読取った画像データから、コードを検出し、検出したコードを復号して埋め込まれている文書IDを検出する。そして、その文書IDに対応するセキュリティ・ポリシーをサーバーに問い合わせ、複写が許可されている場合には複写動作(スキャン動作を含む)を行い、複写が不許可の場合には複写動作を中止するものである。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、情報システムのセキュリティを確保するシステムに関し、特に、セキュリティ・ポリシーに基づいたドキュメントの読み取りとネットワーク配信を行う画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とし、ドキュメントの識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記識別情報によって指定される動作要件を選択する動作要件選択手段と、前記動作要件選択手段によって選択された1つ以上の動作要件に従って所定動作の実行を制御する動作制御手段とを有する画像形成装置が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、ドキュメントのページ毎の要件を管理し、各ページに対する要件に従って読み取ったドキュメントデータに対する動作を制御することができる画像形成装置を提供することを課題とし、ドキュメントのページ毎の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、識別情報によって指定される動作要件を選択する動作要件選択手段と、動作要件選択手段によって選択された1つ以上の動作要件に従って所定動作の実行を制御する動作制御手段とを有する画像形成装置において、ドキュメントのページ毎の動作要件を格納するページ情報管理テーブルを有し、動作要件選択手段はドキュメントの各ページに対応する動作要件をページ情報管理テーブルに格納し、動作制御手段はページ情報管理テーブルから動作要件を読み出し、該動作要件に従って所定動作の実行を制御する構成が開示されている。
特開2004−152260号公報 特開2005−151149号公報
本発明は、文書媒体毎に複写動作に関する制御が設定された文書媒体が、画像読取り装置に複数枚重なって読み取られた場合の複写動作に関する制御を行うようにする画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
本願請求項1記載の発明は、データが表現された情報画像を複数含む基準画像の前記情報画像の数を記憶する記憶手段と、前記情報画像を含む画像を受け付ける画像受付手段と、前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された情報画像の数と前記記憶手段に記憶されている情報画像の数に基づき、前記画像の複写動作に関する制御を行う制御手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記検出手段により検出された情報画像の数が、前記記憶手段に記憶されている情報画像の数よりも多い場合に、前記画像の複写を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
本願請求項3記載の発明は、前記記憶手段は、更に前記基準画像に含まれる複数の情報画像間の距離を更に記憶しておき、前記制御手段は、前記検出手段により検出された情報画像の数が、前記記憶手段に記憶されている情報画像の数と同数であって、該検出された情報画像間の距離が、前記記憶手段に記憶されている距離よりも離れていない場合に、前記画像の複写を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
本願請求項4記載の発明は、さらに、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段を具備し、前記情報画像で表現されているデータは文書識別情報を含み、前記記憶手段は、更に前記文書識別情報の数を記憶しておき、前記制御手段は、前記復号手段によって復号された文書識別情報の数が、前記記憶手段に記憶されている文書識別情報の数よりも多い場合に、前記画像の複写を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
本願請求項5記載の発明は、さらに、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段を具備し、前記情報画像で表現されているデータは文書識別情報を含み、前記制御手段は、前記復号手段によって復号された文書識別情報に異なるものが含まれていた場合に、前記画像の複写を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
本願請求項6記載の発明は、さらに、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段を具備し、前記情報画像で表現されているデータは文書識別情報を含み、前記制御手段は、前記復号手段によって復号された文書識別情報に対応する複写動作に関する情報を取り出し、該取り出した情報の1つ以上が複写不許可である場合に、前記画像の複写を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
本願請求項7記載の発明は、データが表現された情報画像を含む画像を受け付ける画像受付手段と、前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段と、前記復号手段によって復号された文書識別情報を複写動作情報処理装置に送信し、該複写動作情報処理装置から該文書識別情報に対応する複写動作に関する情報を受信し、該受信した情報の1つ以上が複写不許可である場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する制御手段を有する画像処理装置と、文書識別情報と該文書識別情報によって特定される文書に関する複写動作に関する情報を対応させて記憶する複写動作情報記憶手段と、前記画像処理装置より受信した文書識別情報に基づいて、前記複写動作情報記憶手段に記憶されている対応する複写動作に関する情報を送信する複写動作情報送信手段を有しており、前記画像処理装置と通信回線を介して接続されている複写動作情報処理装置を具備することを特徴とする画像処理システムである。
本願請求項8記載の発明は、コンピュータを、データが表現された情報画像を複数含む基準画像の前記情報画像の数を記憶する記憶手段と、前記情報画像を含む画像を受け付ける画像受付手段と、前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された情報画像の数と前記記憶手段に記憶されている情報画像の数に基づき、前記画像の複写動作に関する制御を行う制御手段として機能させることを特徴とする画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、文書媒体毎に複写動作に関する制御が設定された文書媒体が、画像読取り装置に複数枚重なって読み取られた場合の複写動作に関する制御を行うことができる。
請求項2の画像処理装置によれば、請求項1の効果に加え、更に読み取られた画像から情報画像を検出し、検出された情報画像から複写動作に関する制御を行う場合よりも情報画像の数で複写を禁止するように制御できる。
請求項3の画像処理装置によれば、請求項1の効果に加え、更に複数枚重なった文書媒体を読み取った場合であって、該読み取った画像の情報画像が他のものと入れ替わるような重ね合わせがあるときの、画像の複写を禁止するように制御できる。
請求項4の画像処理装置によれば、請求項1の効果に加え、更に読み取られた画像から情報画像を検出し、検出された情報画像を復号し、復号された情報画像から対応する複写動作に関する制御を取り出す場合よりも情報画像の数で複写を禁止するように制御できる。
請求項5の画像処理装置によれば、請求項1の効果に加え、更に読み取られた画像から情報画像を検出し、検出された情報画像から複写動作に関する制御を行う場合よりも情報画像の数で複写を禁止するように制御できる。
請求項6の画像処理装置によれば、請求項1の効果に加え、更に複数枚重なった文書媒体を読み取り、その中で複写不許可が1つでもある場合、画像の複写を禁止するように制御できる。
請求項7の画像処理システムによれば、複数枚重なった文書媒体を読み取り、複写動作情報処理装置から得た複写動作に関する情報のうちで複写不許可が1つでもある場合、画像の複写を禁止するように制御できる。
請求項8の画像処理プログラムによれば、文書媒体毎に複写動作に関する制御が設定された文書媒体が、画像読取り装置に複数枚重なって読み取られた場合の複写動作に関する制御を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、コンピュータ・プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。
「情報画像」とは、データを表現した画像であり、光学的に読み取ることによりそのデータを読み取れるものである。本実施の形態では、コードと称しており、図3〜5等を用いて説明する。コードには文書識別情報(文書ID:IDentification number)等が表現されている。
また、「管理」という用語を用いるが、これは文脈に応じて、制御する、マネジメントする、制御又はマネジメントするためのデータを記憶するの意で用い、その役割又は動作を指す。
また、「所定」という用語は、予め定められた又はそれ以前の状況に応じて定められたの意で用いる。
本実施の形態は、画像処理装置110、画像読取り装置150、画像形成装置160を有しており、画像処理装置110はネットワーク170を介して他の装置と接続されている。
画像読取り装置150は画像処理装置110内のパターン検出モジュール115とスキャン画像処理モジュール117に接続されており、文書媒体を光学的に読み取ることによって画像データ(例えば、1画素がRGB(Red、Green、Blue)で表されているデータ)を取得し、パターン検出モジュール115、スキャン画像処理モジュール117へ渡す。例えば、スキャナによって画像を入力すること、ファックスによって通信回線を介して外部機器から画像を入力すること等がある。文書媒体には、文書IDを表現しているコードが印刷されているものを含み、もちろんのことながらその画像データにはそのコードの画像が含まれている。1つの画像に含まれているコードは複数であり、そのコード間が所定距離で配置されているものもある。
画像処理装置110は、制御モジュール111、コントロールパネルモジュール112、ネットワークI/Fモジュール113、複写禁止コード検出モジュール114、パターン検出モジュール115、パターンデータバッファ116、スキャン画像処理モジュール117、スキャン画像バッファ118、文書画像バッファ119、背景画像バッファ120、画像合成モジュール121を有している。画像読取り装置150から画像を受け取り、又は、ネットワーク170を介して他の装置からのプリント指示を受け取り画像を生成して、セキュリティ・ポリシーに関する処理等を行い、画像形成装置160へ画像を渡すか否か等を判定する。なお、セキュリティ・ポリシーに関する処理を行う場合に、ネットワーク170を介して接続されている他の装置と連携して行うようにしてもよい。
画像読取り装置150、スキャン画像処理モジュール117、スキャン画像バッファ118、画像合成モジュール121、画像形成装置160は、一般的な複写処理等に用いられるものである。
スキャン画像処理モジュール117は、画像読取り装置150、スキャン画像バッファ118と接続されており、画像読取り装置150によって読み取られた画像を受け取り、その画像に対して画像形成装置160で画像を形成するのに適したものとするための画像処理を行う。例えば、色空間の変換(RGBからCMYKへの変換)、ノイズ除去、画像の拡大・縮小処理等がある。そして、画像処理した画像をスキャン画像バッファ118へ記憶させる。
スキャン画像バッファ118は、スキャン画像処理モジュール117、画像合成モジュール121と接続されており、スキャン画像処理モジュール117によって画像処理された画像を一時的に記憶して、画像合成モジュール121からアクセスされたときに記憶している画像を渡す。
コントロールパネルモジュール112は、制御モジュール111と接続されており、画像処理装置110の利用者からの操作指示を受け取り、制御モジュール111へ渡す。又は、制御モジュール111からの表示指示に基づいて画像処理装置110のディスプレイに表示等する。
ネットワークI/Fモジュール113は、制御モジュール111、ネットワーク170と接続されており、制御モジュール111からの送受信指示を受け取り、ネットワーク170を介して他の装置へ送信する。又はネットワーク170を介して送信されてきたデータ等を受信し、制御モジュール111へ渡すものである。
パターン検出モジュール115は、画像読取り装置150、複写禁止コード検出モジュール114、パターンデータバッファ116と接続されており、画像読取り装置150から画像を受け取り、パターンを検出してパターンデータを複写禁止コード検出モジュール114、パターンデータバッファ116へ渡す。より具体的には、図6を用いて説明する。
複写禁止コード検出モジュール114は、パターン検出モジュール115、制御モジュール111と接続されており、パターン検出モジュール115によって検出されたパターンデータを受け取り、そのパターンデータ内に複写禁止コードを検出する。より具体的には、図7を用いて説明する。
パターンデータバッファ116は、パターン検出モジュール115、制御モジュール111と接続されており、パターン検出モジュール115によって検出されたパターンデータを一時的に記憶して、制御モジュール111からアクセスされたときに記憶しているパターンデータを渡す。
文書画像バッファ119は、制御モジュール111、画像合成モジュール121と接続されており、制御モジュール111によって生成された文書画像を一時的に記憶して、画像合成モジュール121からアクセスされたときに記憶している文書画像を渡す。
背景画像バッファ120は、制御モジュール111、画像合成モジュール121と接続されており、制御モジュール111によって生成された背景画像を一時的に記憶して、画像合成モジュール121からアクセスされたときに記憶している背景画像を渡す。
なお、バッファとあるのは、メモリでもよく、またハードディスクであってもよい。
画像合成モジュール121は、スキャン画像バッファ118、文書画像バッファ119、背景画像バッファ120、画像形成装置160と接続されている。スキャン画像バッファ118、文書画像バッファ119又は背景画像バッファ120にアクセスして記憶されている画像を受け取り、それらを合成して画像形成装置160へ渡す。例えば、文書画像バッファ119、背景画像バッファ120に記憶されている画像を合成してセキュリティ・ポリシーに関する情報画像があるプリント画像を生成する。又はスキャン画像バッファ118、背景画像バッファ120に記憶されている画像を合成してセキュリティ・ポリシーに関する情報画像がある複写画像を生成等する。そして、合成した画像を画像形成装置160へ渡す。
制御モジュール111は、コントロールパネルモジュール112、ネットワークI/Fモジュール113、複写禁止コード検出モジュール114、パターンデータバッファ116、文書画像バッファ119、背景画像バッファ120と接続されている。画像処理装置110内部の制御を行うとともに、画像読取り装置150、画像形成装置160を含めた制御を行う。例えば、他の装置からのプリント指示に基づいて、文書画像を生成し文書画像バッファ119に記憶させ、複写禁止情報、文書ID等をコードにして背景画像バッファ120に記憶させる等を行う。
また、制御モジュール111は、データが表現されたコードを複数含む基準画像(複写動作が許可されるべき画像)のそのコードの数を記憶する記憶モジュールを有しており、画像読取り装置150によって受け付けられた画像からパターンデータバッファ116に記憶されているパターンデータを用いて、コードを検出し、その検出されたコードの数と前記記憶モジュールに記憶されているコードの数とに基づき、前記画像の複写動作に関する制御を行う。
さらに、検出されたコードの数が、記憶モジュールに記憶されているコードの数よりも多い場合に、前記画像の複写を禁止するように制御してもよい。
また、記憶モジュールは、更に前記基準画像に含まれる複数のコード間の距離を更に記憶しておき、制御モジュール111は、検出されたコードの数が、記憶モジュールに記憶されているコードの数と同数であって、該検出されたコード間の距離が、記憶モジュールに記憶されている距離よりも離れていない場合に、前記画像の複写を禁止するように制御してもよい。
また、コードで表現されているデータは文書IDを含み、前記記憶モジュールは、更に文書IDの数を記憶しておき、検出されたコードから文書IDを復号し、制御モジュール111は、復号された文書IDの数が、記憶モジュールに記憶されている文書IDの数よりも多い場合に、前記画像の複写を禁止するように制御してもよい。
また、コードで表現されているデータは文書IDを含み、検出されたコードから文書IDを復号し、制御モジュール111は、復号された文書IDに異なるものが含まれていた場合に、前記画像の複写を禁止するように制御してもよい。
また、制御モジュール111は、画像読取り装置150によって受け付けられた画像内の複数のコードを復号することによって文書IDを抽出し、該復号した文書IDをセキュリティポリシーサーバー210に送信し、セキュリティポリシーサーバー210から文書IDに対応するセキュリティ情報(そのユーザーに対応した、その文書の複製許可又は不許可)を受信し、セキュリティ情報の1つ以上が複写不許可である場合、前記画像の複写を禁止するように制御してもよい。
また、制御モジュール111は、画像読取り装置150によって受け付けられた画像から複数のコードを検出した場合に、その画像のセキュリティに関する制御を行う。さらに詳細には、所定数以上のコードを検出した場合、その画像の複写を禁止するように制御してもよい。また、複数のコードを検出したときであって、そのコード間が所定距離以上に離れていない場合、その画像の複写を禁止するように制御してもよい。また、画像読取り装置150によって受け付けられた画像内のコードを復号し、その復号した文書IDが1つの画像内に付される数よりも多い場合、その画像の複写を禁止するように制御してもよい。また、画像読取り装置150によって受け付けられた画像内の複数のコードから復号した文書IDに対応するセキュリティ情報を取り出し、その取り出したセキュリティ情報の1つ以上が複写不許可である場合、その画像の複写を禁止するように制御してもよい。
画像形成装置160は、画像処理装置110内の画像合成モジュール121と接続されており、画像合成モジュール121によって合成された画像を受け取り、可視化するために画像形成する。例えば、プリンタで紙等の媒体に印刷すること、ディスプレイに表示すること、ファックスで画像を送信すること等が含まれる。
図2は、本実施の形態を実現するうえでのシステム構成例を示す説明図である。
複合機200、セキュリティポリシーサーバー210、クライアントPC220、ログ管理サーバー230は、ネットワーク170を介してそれぞれ接続されている。
複合機200は、図1に示した画像読取り装置150、画像処理装置110、画像形成装置160を含んでいる。
セキュリティポリシーサーバー210は、文書毎に設定されたセキュリティ・ポリシーを管理するものである。具体的には、文書毎に文書に対応する文書ID、利用者又はグループ(1人以上の利用者からなる集団であり、その集団を利用者と同等に扱える)毎の文書に対する権限を対応付けて管理している。また、文書の用紙サイズ等を対応付けて管理するようにしてもよい。また、複合機200と連携してセキュリティ・ポリシーにしたがった運用を行う。
クライアントPC220は、利用者によって操作され、クライアントPC220に組み込まれているプリンタドライバ等を利用して、文書作成アプリケーション等で作成されたファイル、画像データ等の印刷要求を複合機200に対して行う。
ログ管理サーバー230は、文書毎に対応付けて印刷等の操作ログ等を管理するものである。
図2に示したシステム構成で、プリント動作(保護紙文書作成)を行う場合について説明する。より詳細については、図10、図11に示すフローチャートを用いて後述する。
(1)利用者は、クライアントPC220を用いて、文書を開き、プリンタ(複合機200)を選択してプリント指示をする。その際に、ドライバ画面等から、セキュリティ・ポリシー(どの利用者やグループに、複写操作を許可するか)を設定する。
(2)ドライバが、指定されたポリシーとユーザーIDをセキュリティポリシーサーバー210へ登録し、セキュリティポリシーサーバー210が発行する文書IDを取得する。セキュリティポリシーサーバー210は、文書IDと関連付けてポリシー設定(セキュリティ・ポリシー)を格納する。
(3)ドライバは、文書IDを含むコード付加命令を印刷データ(PDL:Page Description Language)に付加して、クライアントPC220へ送信する。
(4)クライアントPC220は、受信した印刷データに基づき、コードの画像を生成し、文書画像に付加して、印刷出力する。
図2に示したシステム構成で、複写動作を行う場合について説明する。より詳細については、図12に示すフローチャートを用いて後述する。
(1)複合機200は、利用者に対してユーザー認証を行う。例えば、ユーザーIDとパスワードを受け付け、その確認、又はICカードなどを用いた認証を行う。
(2)利用者は、複合機200に文書媒体を置き、複写ボタンを押す。
(3)複合機200は、文書媒体を読み取り、読み取った画像中からコードを検出し、コードを復号し、復号データから文書IDを抽出する。
(4)複合機200は、セキュリティポリシーサーバー210と連携してセキュリティ・ポリシーに関する処理を行う。つまり、複合機200は、セキュリティポリシーサーバー210へユーザーID、文書IDを送信し、複写動作が許可されているか否かを問い合わせる。許可されていれば、読み込んだ画像を出力する。不許可であれば、複写動作を中止する。
また、前述のプリント動作や複写動作の履歴を、ログ管理サーバー230に蓄積するようにシステムを構成してもよい。
また、複合機200は、セキュリティポリシーサーバー210又はログ管理サーバー230の機能を有するようにしてもよい。すなわち、複合機200は基準画像におけるコードの数、コード間の距離、複写動作が許可されている文書ID等を記憶しておき、複合機200が単独で、画像の複写動作を制御するようにしてもよい。
図3は、コードが付された文書画像の例を示す説明図である。画像300は、図2に示したシステム構成でプリントされたものである。
画像300は、デジタルコード311、デジタルコード312、複写禁止コード321、複写禁止コード322を有している。つまり、デジタルコードと複写禁止コードの2種類が付されている。また、デジタルコードは、1個でもよいが、複数であってもよい。複数ある場合は、その配置関係(デジタルコードが所定距離以上離れていること等)を予め定めておく。例えば、図3に示すように、画像300の上下に2個配置するようにしてもよい。文書媒体が2枚重なった場合に、それぞれの文書媒体のデジタルコード間の距離は、所定距離よりも短くなってしまう場合が多いので、その用紙サイズにおいて距離が最も長くなるように配置するのがよい。
図4は、文書媒体が2枚重ねで読み込まれた場合を示す説明図である。利用者の不注意や原稿自動送り装置の不具合等によって、文書媒体2枚が2枚重ねで読み込まれる場合がある。
1枚目の文書媒体410は、A3サイズでありその利用者は複写権限がある。その利用者には複写権限があることをデジタルコード411、デジタルコード412は表現している。
2枚目の文書媒体420は、A4サイズでありその利用者には複写権限がない。その利用者には複写権限がないことをデジタルコード421、デジタルコード422は表現している。
そして、文書媒体410、文書媒体420を複写する場合に、図4(a)に示すように文書媒体410と文書媒体420が重なってしまうことが発生し得る。
つまり、図4(a)に示す状態で複写動作が行われた場合、その画像430は図4(b)に示すように、デジタルコード431、デジタルコード432、デジタルコード433、デジタルコード434を有していることになる。この場合に、最初に発見されたデジタルコードのセキュリティ・ポリシーにしたがって、複写動作が判定されると、画像430のデジタルコード431によって判定されてしまい、複写動作が許可となり、文書媒体420の内容までも複写されてしまうことになる。
また、図4(c)、(d)に示す状態で複写動作が行われること、つまり文書媒体440に対して斜めに文書媒体450が2枚重ねで読み込まれる場合(図4(c))、又は文書媒体460に対して文書媒体470の一部が折りたたまれた状態で読み込まれる場合(図4(d))もあり得る。このような場合に、一方の文書に対して複写権限はあるが、他方にはない利用者が複写しようとしたとき、2枚とも複写してしまうことはセキュリティ上問題となる。
図5は、コードの例を示す説明図である。図5(a)はデジタルコードの例、図5(b)は第1の複写禁止コードの例、図5(c)は第2の複写禁止コードの例を示している。
デジタルコードは、縦棒(ビット値1)、横棒(ビット値0)の2種類のパターンの配列で構成される。これによって、複写権限に関する属性データ(例えば、文書ID、ユーザーID等であり、複写権限をセキュリティポリシーサーバー210へ問い合わせるためのデータ)を表現する。
複写禁止コードは、右斜め斜線(/)のみで構成される第1複写禁止コードと、左斜め斜線(\)のみで構成される第2複写禁止コード、の2種類がある。複写禁止の場合には、必ず2種類の複写禁止コードを付加するようになっている。図3の複写禁止コード321は、図5(b)、(c)に示す2種類の複写禁止コードを複数個連結して配置されている例を示す。
画像中からデジタルコードと複写禁止コードとを区別して検出するために、デジタルコードを構成しているコードパターン(縦棒、横棒)は複写禁止コードのコードパターン(右斜め斜線、左斜め斜線)とは異なる。
図6は、パターン検出モジュール115内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
パターン検出モジュール115は、2値化処理モジュール610、ノイズ除去処理モジュール620、パターンマッチングモジュール630を有しており、読み取った画像データ(スキャン画像)から、コードを構成する微小なコードパターンを検出する。そして、検出結果(パターンデータ)が、パターンデータバッファ116へ出力され格納される。
2値化処理モジュール610は、ノイズ除去処理モジュール620と接続されており、画像読取り装置150によって読み取られた画像を2値化処理する。2値化画像をノイズ除去処理モジュール620へ渡す。
ノイズ除去処理モジュール620は、2値化処理モジュール610、パターンマッチングモジュール630と接続されており、2値化処理モジュール610から2値化画像を受け取り、ノイズ除去を行う。そして、ノイズ除去した画像をパターンマッチングモジュール630へ渡す。
パターンマッチングモジュール630は、ノイズ除去処理モジュール620と接続されており、ノイズ除去処理モジュール620により2値化されノイズ除去された画像の各画素に対して、4種類のパターンテンプレート(パターン番号0:左斜め斜線、パターン番号1:右斜め斜線、パターン番号2:縦棒、パターン番号3:横棒、図9参照)を当てはめてパターンマッチングを行う。そしてマッチングしたパターンテンプレートに対応するパターン番号及び検出された位置座標を、パターンデータとして出力する。
パターンデータを図8を用いて説明する。パターンデータ800は、例えば13bit長のX座標810、14bit長のY座標820、2bit長のパターン番号830を有している。なお、1個のパターンデータ800は29ビット長であるが、実装しやすいように、ダミービットを3ビット付加してメモリビット幅32ビットに合わせてメモリに格納するようにしてもよい。
図7は、複写禁止コード検出モジュール114内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
複写禁止コード検出モジュール114は、ブロック化処理モジュール710、個数算出モジュール720、比率算出モジュール730、判定処理モジュール740を有しており、パターン検出モジュール115から出力されるパターンデータを入力し、複写禁止情報の検出結果を出力する。
ブロック化処理モジュール710は、個数算出モジュール720と接続されており、パターンデータを入力し、そのパターンデータを図5に示したコードよりも小さいブロックとする。ブロック化したパターンデータを個数算出モジュール720へ渡す。
個数算出モジュール720は、ブロック化処理モジュール710、比率算出モジュール730、判定処理モジュール740と接続されている。ブロック化処理モジュール710からブロック化されたパターンデータを受け取り、各ブロック毎に、パターン個数N(ブロック内のパターンデータ個数)を算出する。そして、パターン個数Nを比率算出モジュール730、判定処理モジュール740へ渡す。
比率算出モジュール730は、個数算出モジュール720、判定処理モジュール740と接続されており、パターンビット値比率Rを求める。ビット値は、パターン番号から求める。パターン番号0、2は、ビット値0とする。そして、パターン番号1、3は、ビット値1とする。ビット値0とビット値1の個数をそれぞれ計数し、パターン個数Nで割り算した結果をパターンビット値比率Rとする。そして、パターンビット値比率Rを判定処理モジュール740へ渡す。
判定処理モジュール740は、個数算出モジュール720、比率算出モジュール730と接続されており、個数算出モジュール720からパターン個数N、比率算出モジュール730からパターンビット値比率Rを受け取り、複写禁止情報を検出する。つまり、ブロック内のパターン個数と比率をそれぞれ所定の閾値TH1、TH2(例えば0.95)と比較することで、当該ブロックが複写禁止コードに含まれるブロックであるか否かを判定する。
より具体的には、次のように判定する。
(1)N>TH1 かつ R>TH2 であるならば、第1複写禁止ブロックと判定する。
(2)N>TH1 かつ R>1.0−TH2 であるならば、第2複写禁止ブロックと判定する。
そして、第1の複写禁止ブロック、第2の複写禁止ブロックと判定されたブロックの個数をそれぞれカウントし、両方のカウント値がそれぞれ閾値TH3を越えたら、複写禁止コードを含む画像であると判定し、判定結果を制御モジュール111へ渡す。
図10は、画像処理装置110によるプリント動作の処理例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、制御モジュール111が、ネットワーク170、ネットワークI/Fモジュール113を介してクライアントPC220から送信されてきた印刷データを受信する。
ステップS1004では、制御モジュール111が、受信したデータのヘッダー(制御用情報)を点検する。
ステップS1006では、そのヘッダー内に付加情報(文書IDを含むコード付加命令を含む)があるか否かを判定する。ある場合はステップS1008へ進み、それ以外の場合はステップS1010へ進む。
ステップS1008では、制御モジュール111が、付加情報に基づいて背景画像を生成し、その背景画像を背景画像バッファ120に格納する。詳細について図11に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1010では、制御モジュール111が、ステップS1002で受信した印刷データをデコンポーズ(画像形成装置160が印刷可能なビットマップ画像等に変換すること)して文書画像を生成し、その文書画像を文書画像バッファ119に格納する。
ステップS1012では、制御モジュール111が、画像形成装置160に対して画像の出力を指示する。画像形成装置160は出力準備を行って待機状態となる。
ステップS1014では、画像合成モジュール121が、文書画像バッファ119、背景画像バッファ120にアクセスし、両者の画像を合成して画像形成装置160へ渡し、画像形成装置160は印刷を行う。
ステップS1016では、制御モジュール111が、ネットワークI/Fモジュール113、ネットワーク170を介して、ログ管理サーバー230へ印刷された文書ID、印刷指示した利用者を示すユーザーID、その日時、セキュリティ・ポリシー等を送信し、ログ管理サーバー230はログとして記憶する。
図11は、画像処理装置110による背景画像生成処理例を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートのステップS1008の処理例のより詳細な内容である。
ステップS1102では、制御モジュール111が、ステップS1002で受信した印刷データ内の付加情報を、複写禁止情報、文書ID情報に分割する。
ステップS1104では、制御モジュール111が、背景画像として、図3に示すように画像上下の領域に複写禁止コード、デジタルコードを生成する。
ステップS1106では、制御モジュール111が、生成した背景画像を背景画像バッファ120へ格納する。
図12は、画像処理装置110による複写動作の処理例を示すフローチャートである。
ステップS1202では、制御モジュール111が、画像処理装置110を用いる利用者をユーザー認証する。
ステップS1204では、利用者の複写操作に応じて、画像読取り装置150が文書媒体を読み込む。
ステップS1206では、ステップS1204で読み取った画像に対して、パターン検出モジュール115、複写禁止コード検出モジュール114による処理を行い、複写禁止コードを検出する。
ステップS1208で複写禁止コードを検出した場合はステップS1210へ進み、それ以外の場合はステップS1218へ進む。
ステップS1210では、制御モジュール111が、パターンデータバッファ116にアクセスしてパターンデータを取り出す。
ステップS1212では、制御モジュール111が、その文書について複写が許可されているか否かを判定する。判定処理の詳細について図13〜17に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1214では、ステップS1212での判定結果で複写が許可されている場合はステップS1218へ進み、それ以外の場合はステップS1216へ進む。
ステップS1216では、その利用者にその文書の複写は許可されていない場合であるので、制御モジュール111は複写処理を中止する。また、その旨を画像処理装置110のパネルにコントロールパネルモジュール112を介して提示するようにしてもよい。
ステップS1218では、制御モジュール111が、スキャン画像バッファ118からスキャン画像を画像合成モジュール121を介して画像形成装置160へ渡し、複写動作を行う。
ステップS1220では、制御モジュール111が、ネットワークI/Fモジュール113、ネットワーク170を介して、ログ管理サーバー230へ複写された文書ID、複写指示した利用者を示すユーザーID、その日時、複写されたか否か等を送信し、ログ管理サーバー230はログとして記憶する。
図13〜17に示すフローチャートは、図12で示したフローチャートのステップS1212の処理例を示すものであり、いずれか一つ又はこれらの組み合わせの処理を行う。
図13は、画像処理装置110の制御モジュール111による複写許可判定処理の第1の例を示すフローチャートである。本処理は、スキャン画像に含まれるデジタルコードの個数によって、文書媒体が複数枚重なっているか否かを判定するものである。
ステップS1302では、画像読取り装置150によって読み取られたスキャン画像内のデジタルコードの個数を検出する。
デジタルコードの個数の検出手順((1)〜(5))は以下の通りである。
(1)1ページ分のスキャン画像をブロックに分割する。
(2)各ブロック内の、パターン番号2又はパターン番号3の個数N2及び全パターン個数(パターン番号1から4)に占めるパターン番号2またはパターン番号3の個数の比率R2を求める。
(3)N2>TH4 かつ R2>TH5 であれば、デジタルコードに含まれるブロックと判定する。なお、TH4、TH5は所定の閾値である。
(4)デジタルコードに含まれるブロックが隣接している場合、同一のデジタルコードと判定し、デジタルコードブロック塊として結合する。
(5)スキャン画像1ページに含まれるデジタルコードブロック塊の個数を算出する。この個数がスキャン画像内のデジタルコードの個数である。
ステップS1304では、ステップS1302で検出した個数が2個以下か否かを判定する。2個以下であればステップS1306へ進み、それ以外であればステップS1316へ進む。本実施の形態においては、デジタルコードは図3に示したように1つの文書媒体に2つあるべきものであるので、3個以上検出された場合は複写不許可と判定する。
ステップS1306では、ステップS1302で検出したデジタルコードを復号する。
ステップS1308では、ステップS1306での復号は成功したか否かを判定する。復号が成功した場合はステップS1310へ進み、それ以外の場合はステップS1316へ進む。
ステップS1310では、復号したデジタルコード内に表現されている文書IDを抽出する。
ステップS1312では、セキュリティポリシーサーバー210へステップS1310で抽出した文書ID、ステップS1202で認証されたユーザーIDを送信し、複写の許可/不許可を問い合わせ、その結果を得る。
ステップS1314では、セキュリティポリシーサーバー210からの回答が複写許可か否かを判定する。複写許可である場合はステップS1318へ進み、それ以外の場合はステップS1316へ進む。
ステップS1316では、複写不許可と判定する。
ステップS1318では、複写許可と判定する。
図14は、画像処理装置110の制御モジュール111による複写許可判定処理の第2の例を示すフローチャートである。本処理は、パターン検出モジュール115によって検出されたパターンデータの個数によって判定する処理である。文書媒体が複数枚重ねられて読み込まれた場合、そのスキャン画像に含まれるデジタルコードと複写禁止コードを構成するコードパターンの個数(つまりコードの面積)が多くなる。つまり、コードパターンの検出個数によって、文書媒体の複数枚重ねを判断する。
ステップS1402では、制御モジュール111が、パターンデータバッファ116内に格納されているパターンデータ800の個数を検出する。
ステップS1404では、個数と所定の閾値とを比較する。個数が閾値よりも多い場合はステップS1420へ進み、それ以外の場合はステップS1406へ進む。ここでの閾値は、1枚の画像内に含まれるべきコードパターンの数である。
ステップS1406では、パターンデータを検出する。
ステップS1408では、ステップS1406で検出したパターンデータ内のデジタルコードを復号する。
ステップS1410では、ステップS1410での復号は成功したか否かを判定する。復号が成功した場合はステップS1412へ進み、それ以外の場合はステップS1420へ進む。
ステップS1412では、復号したデジタルコード内に表現されている文書IDを抽出する。
ステップS1414では、セキュリティポリシーサーバー210へステップS1412で抽出した文書ID、ステップS1202で認証されたユーザーIDを送信し、複写の許可/不許可を問い合わせ、その結果を得る。
ステップS1416では、セキュリティポリシーサーバー210からの回答が複写許可か否かを判定する。複写許可である場合はステップS1418へ進み、それ以外の場合はステップS1420へ進む。
ステップS1418では、複写許可と判定する。
ステップS1420では、複写不許可と判定する。
図15は、画像処理装置110の制御モジュール111による複写許可判定処理の第3の例を示すフローチャートである。本処理は、スキャン画像に含まれるデジタルコードの個数と、コード間の位置関係(距離)によって、文書媒体の複数枚重ねを判定する。正しくスキャンされた画像である場合、画像に含まれるデジタルコードは2個であり、所定の距離だけ離れた位置に配置されている。スキャン画像中に3個以上のデジタルコードが検出された場合、又は、コード間の距離が近すぎる場合は正しくスキャンされておらず、文書媒体が複数枚重ねで読み込まれたと判断する。
ステップS1502では、スキャン画像内のデジタルコードの位置とその個数を検出する。
デジタルコードの位置の検出手順((1)〜(5))は以下の通りである。
(1)1ページ分のスキャン画像をブロックに分割する。
(2)各ブロック内の、パターン番号2又はパターン番号3の個数N2及び全パターン個数(パターン番号1から4)に占めるパターン番号2またはパターン番号3の個数の比率R2を求める。
(3)N2>TH4 かつ R2>TH5 であれば、デジタルコードに含まれるブロックと判定する。なお、TH4、TH5は所定の閾値である。
(4)デジタルコードに含まれるブロックが隣接している場合、同一のデジタルコードと判定し、デジタルコードブロック塊として結合する。
(5)スキャン画像1ページに含まれるデジタルコードブロック塊の位置座標及び個数を算出する。この位置座標及び個数がスキャン画像内のデジタルコードの位置座標及び個数である。
ステップS1504では、ステップS1502で検出したデジタルコードの個数が1個の場合はステップS1510へ進み、2個の場合はステップS1506へ進み、3個以上の場合はステップS1520へ進む。
ステップS1506では、検出された2個のデジタルコード間の距離を計算する。
ステップS1508では、ステップS1506で計算された距離に応じて、デジタルコードは所定値以上離れているか否かを判定する。所定値以上離れている場合はステップS1510へ、それ以外の場合はステップS1520へ進む。
ステップS1510では、ステップS1502で検出したデジタルコードを復号する。
ステップS1512では、ステップS1510での復号は成功したか否かを判定する。復号が成功した場合はステップS1514へ進み、それ以外の場合はステップS1520へ進む。
ステップS1514では、復号したデジタルコード内に表現されている文書IDを抽出する。
ステップS1516では、セキュリティポリシーサーバー210へステップS1514で抽出した文書ID、ステップS1202で認証されたユーザーIDを送信し、複写の許可/不許可を問い合わせ、その結果を得る。
ステップS1518では、セキュリティポリシーサーバー210からの回答が複写許可か否かを判定する。複写許可である場合はステップS1522へ進み、それ以外の場合はステップS1520へ進む。
ステップS1520では、複写不許可と判定する。
ステップS1522では、複写許可と判定する。
図16は、画像処理装置110の制御モジュール111による複写許可判定処理の第4の例を示すフローチャートである。本処理は、スキャン画像に含まれる全てのデジタルコードに含まれる文書IDについてセキュリティポリシーサーバー210へ問い合わせを行い、全ての文書IDが複写許可であった場合のみ、複写許可と判定するものである。1個でも複写不許可と判定された場合、正しくスキャンされておらず、文書媒体が複数枚重ねで読み込まれたと判断する。
ステップS1602では、画像読取り装置150によって読み取られたスキャン画像内のデジタルコードを検出する。
ステップS1604では、ステップS1602で検出した全てのデジタルコードを復号する。
ステップS1606では、ステップS1604での復号は成功したか否かを判定する。復号が成功した場合はステップS1608へ進み、それ以外の場合はステップS1612へ進む。
ステップS1608では、セキュリティポリシーサーバー210へステップS1604で復号したデジタルコード内の全ての文書ID、ステップS1202で認証されたユーザーIDを送信し、複写の許可/不許可を問い合わせ、その結果を得る。
ステップS1610では、セキュリティポリシーサーバー210からの回答が全ての文書IDについて複写許可か否かを判定する。全てについて複写許可である場合はステップS1614へ進み、それ以外の場合はステップS1612へ進む。
ステップS1612では、複写不許可と判定する。
ステップS1614では、複写許可と判定する。
他の方法として、検出された全てのデジタルコードに含まれる文書IDを検出し、全ての文書IDが一致するか否かで、複写許可・不許可を判定するようにしてもよい。つまり、全ての文書IDが一致する場合は複写を許可し、文書IDに異なるものが含まれていた場合は複写を不許可(複写禁止)とする。文書IDに異なるものが含まれていた場合とは、いわゆる重走(1回のスキャンで予定外に複数枚を読み取った場合)が行われた場合に発生するものであるからである。
図17は、画像処理装置110の制御モジュール111による複写許可判定処理の第5の例を示すフローチャートである。文書媒体が複数枚重なってしまった場合に、デジタルコードの個数等が所定のものである場合もあり得る。例えば、2枚目の上半分が折られて、1枚目の上半分と2枚目の下半分が合成されているようなスキャン画像等である。本処理は、このような場合に対応できるようにするものである。
ステップS1702では、画像読取り装置150によって読み取られたスキャン画像内のデジタルコードを検出する。
ステップS1704では、ステップS1702で検出した全てのデジタルコードを復号する。
ステップS1706では、ステップS1704での復号は成功したか否かを判定する。復号が成功した場合はステップS1708へ進み、それ以外の場合はステップS1710へ進む。
ステップS1708では、ステップS1704で復号して得た文書IDは全て同じ文書IDであるか否かを判断する。同じである場合はステップS1712へ進み、それ以外の場合はステップS1710へ進む。
ステップS1710では、複写不許可と判定する。
ステップS1712では、複写許可と判定する。
図18を参照して、本実施の形態のハードウェア構成例について説明する。図18に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1817と、プリンタなどのデータ出力部1818を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1801は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、複写禁止コード検出モジュール114、パターン検出モジュール115、スキャン画像処理モジュール117等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1802は、CPU1801が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1803は、CPU1801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1804により相互に接続されている。
ホストバス1804は、ブリッジ1805を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1806に接続されている。
キーボード1808、マウス等のポインティングデバイス1809は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1810は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1811は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1801によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、読み取られた画像やセキュリティ・ポリシーに関するデータなどが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1812は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1813に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1807、外部バス1806、ブリッジ1805、及びホストバス1804を介して接続されているRAM1803に供給する。リムーバブル記録媒体1813も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1814は、外部接続機器1815を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1814は、インタフェース1807、及び外部バス1806、ブリッジ1805、ホストバス1804等を介してCPU1801等に接続されている。通信部1816は、ネットワークに接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1817は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1818は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図18に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図18に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図18に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機などに組み込まれていてもよい。
前記実施の形態においては、デジタルコードに文書IDを埋め込み、対応する権限情報(セキュリティ・ポリシー)はセキュリティポリシーサーバー210で管理するという構成例を示しているが、その他にも、デジタルコードに直接権限情報を埋め込むようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、文書媒体内のコードの位置を固定としているが、文書媒体の全面にコードを付するようにしてもよい。そして、コードは、不可視又は不可視と同等のものであってもよい。不可視又は不可視と同等のコードとは、肉眼ではそのコードがあることを判別できないコード又はそれに相当するコードのことである。つまり、人に意識されにくいコードである。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現するうえでのシステム構成例を示す説明図である。 コードが付された文書画像の例を示す説明図である。 文書媒体が2枚重ねで読み込まれた場合を示す説明図である。 コードの例を示す説明図である。 パターン検出モジュール内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 複写禁止コード検出モジュール内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 パターン検出モジュールが出力するパターンデータの例を示す説明図である。 パターンテンプレートの例を示す説明図である。 画像処理装置によるプリント動作の処理例を示すフローチャートである。 画像処理装置による背景画像生成処理例を示すフローチャートである。 画像処理装置による複写動作の処理例を示すフローチャートである。 画像処理装置による複写許可判定処理の例(1)を示すフローチャートである。 画像処理装置による複写許可判定処理の例(2)を示すフローチャートである。 画像処理装置による複写許可判定処理の例(3)を示すフローチャートである。 画像処理装置による複写許可判定処理の例(4)を示すフローチャートである。 画像処理装置による複写許可判定処理の例(5)を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
符号の説明
110…画像処理装置
111…制御モジュール
112…コントロールパネルモジュール
113…ネットワークI/Fモジュール
114…複写禁止コード検出モジュール
115…パターン検出モジュール
116…パターンデータバッファ
117…スキャン画像処理モジュール
118…スキャン画像バッファ
119…文書画像バッファ
120…背景画像バッファ
121…画像合成モジュール
150…画像読取り装置
160…画像形成装置
170…ネットワーク
200…複合機
210…セキュリティポリシーサーバー
220…クライアントPC
230…ログ管理サーバー
610…2値化処理モジュール
620…ノイズ除去処理モジュール
630…パターンマッチングモジュール
710…ブロック化処理モジュール
720…個数算出モジュール
730…比率算出モジュール
740…判定処理モジュール

Claims (8)

  1. データが表現された情報画像を複数含む基準画像の前記情報画像の数を記憶する記憶手段と、
    前記情報画像を含む画像を受け付ける画像受付手段と、
    前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された情報画像の数と前記記憶手段に記憶されている情報画像の数に基づき、前記画像の複写動作に関する制御を行う制御手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された情報画像の数が、前記記憶手段に記憶されている情報画像の数よりも多い場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記記憶手段は、更に前記基準画像に含まれる複数の情報画像間の距離を更に記憶しておき、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された情報画像の数が、前記記憶手段に記憶されている情報画像の数と同数であって、該検出された情報画像間の距離が、前記記憶手段に記憶されている距離よりも離れていない場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. さらに、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段
    を具備し、
    前記情報画像で表現されているデータは文書識別情報を含み、前記記憶手段は、更に前記文書識別情報の数を記憶しておき、
    前記制御手段は、前記復号手段によって復号された文書識別情報の数が、前記記憶手段に記憶されている文書識別情報の数よりも多い場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. さらに、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段
    を具備し、
    前記情報画像で表現されているデータは文書識別情報を含み、
    前記制御手段は、前記復号手段によって復号された文書識別情報に異なるものが含まれていた場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. さらに、前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段
    を具備し、
    前記情報画像で表現されているデータは文書識別情報を含み、
    前記制御手段は、前記復号手段によって復号された文書識別情報に対応する複写動作に関する情報を取り出し、該取り出した情報の1つ以上が複写不許可である場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. データが表現された情報画像を含む画像を受け付ける画像受付手段と、
    前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された情報画像から文書識別情報を復号する復号手段と、
    前記復号手段によって復号された文書識別情報を複写動作情報処理装置に送信し、該複写動作情報処理装置から該文書識別情報に対応する複写動作に関する情報を受信し、該受信した情報の1つ以上が複写不許可である場合に、前記画像の複写を禁止するように制御する制御手段
    を有する画像処理装置と、
    文書識別情報と該文書識別情報によって特定される文書に関する複写動作に関する情報を対応させて記憶する複写動作情報記憶手段と、
    前記画像処理装置より受信した文書識別情報に基づいて、前記複写動作情報記憶手段に記憶されている対応する複写動作に関する情報を送信する複写動作情報送信手段
    を有しており、前記画像処理装置と通信回線を介して接続されている複写動作情報処理装置
    を具備することを特徴とする画像処理システム。
  8. コンピュータを、
    データが表現された情報画像を複数含む基準画像の前記情報画像の数を記憶する記憶手段と、
    前記情報画像を含む画像を受け付ける画像受付手段と、
    前記画像受付手段によって受け付けられた画像から情報画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された情報画像の数と前記記憶手段に記憶されている情報画像の数に基づき、前記画像の複写動作に関する制御を行う制御手段
    として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2007328756A 2007-12-20 2007-12-20 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム Pending JP2009152852A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007328756A JP2009152852A (ja) 2007-12-20 2007-12-20 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム
US12/143,367 US8120796B2 (en) 2007-12-20 2008-06-20 Image processing apparatus, image processing system, image processing method, computer-readable medium and computer data signal
AU2008203123A AU2008203123B2 (en) 2007-12-20 2008-07-15 Image processing apparatus, image processing system, image processing method and image processing program
CN200810134706.1A CN101465944B (zh) 2007-12-20 2008-07-18 图像处理装置、图像处理系统及图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007328756A JP2009152852A (ja) 2007-12-20 2007-12-20 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009152852A true JP2009152852A (ja) 2009-07-09

Family

ID=40788739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007328756A Pending JP2009152852A (ja) 2007-12-20 2007-12-20 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8120796B2 (ja)
JP (1) JP2009152852A (ja)
CN (1) CN101465944B (ja)
AU (1) AU2008203123B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5371517B2 (ja) * 2008-04-25 2013-12-18 キヤノン株式会社 二次元コードを取り扱うことができる装置、システム、方法、プログラム
JP4826637B2 (ja) * 2009-01-29 2011-11-30 ブラザー工業株式会社 画像処理装置およびプログラム
JP2010178047A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Brother Ind Ltd 画像処理装置およびプログラム
JP5371797B2 (ja) * 2010-01-12 2013-12-18 キヤノン株式会社 コードを取り扱うことができる装置、方法、プログラム
JP2014059630A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Canon Inc 印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラム
JP6351225B2 (ja) * 2013-09-02 2018-07-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、情報処理システム、及びその制御方法、並びに情報処理装置と画像処理装置のプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0563867A (ja) * 1991-09-05 1993-03-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2004192610A (ja) * 2002-09-19 2004-07-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びドキュメント属性管理サーバ
JP2007076828A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5640467A (en) * 1994-03-30 1997-06-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus which monitors hardware errors of a controller of a copying-inhibited function
JP4039093B2 (ja) * 2002-03-20 2008-01-30 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置、複写装置、およびプログラム
JP4229714B2 (ja) * 2002-09-19 2009-02-25 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記憶する記憶媒体
JP4814483B2 (ja) 2002-09-19 2011-11-16 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記憶媒体
US20040128555A1 (en) * 2002-09-19 2004-07-01 Atsuhisa Saitoh Image forming device controlling operation according to document security policy
JP2005151149A (ja) 2003-11-14 2005-06-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8181261B2 (en) 2005-05-13 2012-05-15 Xerox Corporation System and method for controlling reproduction of documents containing sensitive information
JP4642597B2 (ja) 2005-08-17 2011-03-02 キヤノン株式会社 画像処理装置およびファイル送信方法
JP4678278B2 (ja) * 2005-10-31 2011-04-27 富士ゼロックス株式会社 両面同時読取装置
JP2007166222A (ja) 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像処理装置、機密文書読取方法、画像処理方法及び画像形成方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0563867A (ja) * 1991-09-05 1993-03-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2004192610A (ja) * 2002-09-19 2004-07-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びドキュメント属性管理サーバ
JP2007076828A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2008203123B2 (en) 2011-03-17
CN101465944A (zh) 2009-06-24
US8120796B2 (en) 2012-02-21
CN101465944B (zh) 2013-04-03
US20090161993A1 (en) 2009-06-25
AU2008203123A1 (en) 2009-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8194289B2 (en) Image processing device, method and program product processing barcodes with link information corresponding to other barcodes
US8817334B2 (en) Information processing apparatus, method, and computer-readable medium
JP4999730B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び制御プログラム
JP5235540B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム
JP5300526B2 (ja) 放置判定を行う装置、その制御方法、及びそのプログラム
JP2007258974A (ja) ドキュメント管理方法、ドキュメント管理システム、およびコンピュータプログラム
JP2009152852A (ja) 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム
JP4314282B2 (ja) 認証装置、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
US9027118B2 (en) Image processing apparatus, control method, and computer-readable storage medium for computer program
JP5020885B2 (ja) 画像形成装置
JP4418826B2 (ja) 画像出力装置およびその制御方法
JP5034798B2 (ja) 印刷装置、印刷システム、及び印刷装置の制御方法
CN103428400B (zh) 图像处理装置及其控制方法
JP2013145590A (ja) 情報処理装置、その制御方法及びプログラム。
US8341697B2 (en) Image processing system, image processing apparatus, and control method of image processing apparatus
JP5423779B2 (ja) 文書復元システム、画像形成装置、及びその制御方法、プログラム
JP5155939B2 (ja) 画像読取装置および画像読取方法
JP5550467B2 (ja) 装置、方法、およびプログラム
JP2007221333A (ja) 文書処理装置、及び文書処理方法
JP2006222508A (ja) 画像形成システム
JP6922421B2 (ja) 読取方法案内装置、読取方法案内プログラム及び画像処理システム
JP2013098773A (ja) 複写禁止情報を抽出可能な画像形成装置
JP2010098667A (ja) 画像処理装置およびその制御方法、および、プログラム
JP2008113433A (ja) ドキュメント管理方法、ドキュメント管理システム、およびコンピュータプログラム
JP2005047142A (ja) 文書画像管理機能を有する画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525