JP2009152738A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】録画予約可能な受信装置において、HD放送とSD放送で同一内容の番組が放送されている場合に、より確実に高画質なHD放送を録画可能にする。
【解決手段】ユーザにより電子番組表を用いて録画予約指示番組が指定されると、制御部は、その番組を行う放送のコンポーネント記述子により、その番組がSD放送のものかHD放送のものかを識別する(S11)。録画予約指示番組がSD放送であれば(S11:NO)、そのSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を確認し、HD放送があれば(S12:YES)、その旨をオンスクリーン表示する(S13)。ユーザによる所定の操作が行われると(S14:YES)、当該HD放送で放送される、録画予約指示番組と同一内容の番組について録画予約を行う(S15)。録画予約指示番組がHD放送であれば(S11:YES)、そのHD放送の録画予約指示番組について録画予約を行う(S21)。
【選択図】図3
【解決手段】ユーザにより電子番組表を用いて録画予約指示番組が指定されると、制御部は、その番組を行う放送のコンポーネント記述子により、その番組がSD放送のものかHD放送のものかを識別する(S11)。録画予約指示番組がSD放送であれば(S11:NO)、そのSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を確認し、HD放送があれば(S12:YES)、その旨をオンスクリーン表示する(S13)。ユーザによる所定の操作が行われると(S14:YES)、当該HD放送で放送される、録画予約指示番組と同一内容の番組について録画予約を行う(S15)。録画予約指示番組がHD放送であれば(S11:YES)、そのHD放送の録画予約指示番組について録画予約を行う(S21)。
【選択図】図3
Description
本発明は、同一内容の番組を放送するHD(High Definition)放送及びSD(Standard Definition)放送を含むディジタル放送を受信し録画する機能を有する受信装置に関し、特に、その録画予約設定機能に関する。
近年、ディジタル放送において、従来行われている例えばMPEG−2形式のSD(Standard Definition)放送に加え、そのSD放送と同一内容の番組を放送する、より高画質な、例えばH.264形式のHD(High Definition)放送が、SD放送とは異なる論理チャンネルで行われることがある。ディジタル放送の受信装置において、HD放送を受信すれば、SD放送よりも高画質に番組を表示させたり、高画質に再生可能に録画することができる。しかしながら、HD放送とSD放送とで互いに同一内容の番組を放送している場合には、ユーザは、より高画質な画像で視聴可能なHD放送が存在することに気づかずに、画質がHD放送よりも劣るSD放送を受信することが考えられる。かかる場合には、ユーザにとって、HD放送により高画質な画像を視聴可能な機会を損失することになり、折角行われているHD放送が無駄になってしまうという問題がある。
上記問題は、特に、論理チャンネル毎の番組タイムテーブルを一覧表様にオンスクリーン表示させる電子番組表(EPG)等を用いつつユーザの操作がなされて行われるいわゆる録画予約設定時に顕著である。かかる場合には、ユーザは当該論理チャンネルの画像を見る機会が無く、電子番組表の画面を見たままで録画予約指示番組や録画予約条件を、リモートコントローラ等を操作し指定することになる。ユーザは、直接その番組を視聴しながらHD放送の番組かSD放送の番組かを判断する機会がなく、その予約対象番組をHD放送の方で指定したかSD放送の方で指定したかを特に画面表示等で確認せず録画予約をすることがある。そうすると、HD放送の番組ではなくSD放送の番組を指定してしまい、HD放送の録画を再生して高画質な画像で番組を視聴する機会を逃してしまう場合がある。
ここで、特許文献1には、ディジタル放送とアナログ放送とが同一番組を放送している場合に、ユーザがアナログ放送を視聴していると、ディジタル放送が存在する旨のOSD表示を行う機能を有する放送受信装置が開示されている。しかしながら、特許文献1には、上記のようにディジタル放送において、同一の番組が、HD放送とSD放送で、互いに異なる論理チャンネルで放送されている場合に、画質が良い方の放送の存在を判断する方法などは開示されておらず、上記問題点を解決することができない。
また、特許文献2には、画像の品質測定結果に基づいて録画予約を行う機能を備える放送受信装置が開示されている。また、特許文献3には、例えばいわゆるワンセグメント放送を受信可能な携帯電話機において、場所の変化に応じてチャンネルリストを検索して同一番組を受信することが開示されている。しかしながら、特許文献2又は特許文献3には、1つの放送について放送の受信品質が劣化した場合に、有料放送の視聴を回避することができるようにしたり、引き続き同一番組を受信することができるようにしたりするものであり、上記の問題点に対し有効な解決策は開示されていない。
特許文献4には、予約番組と同一番組で延長放送の変更があるかどうかを判断し、延長放送があればその旨の画面表示を行う機能を有する番組予約装置が開示されている。また、特許文献5には、録画予約設定を行う場合、画質パラメータを設定することができる放送信号記録再生装置が開示されている。しかしながら、特許文献4及び特許文献5には、上記のような、同一の番組が、HD放送とSD放送で、互いに異なる論理チャンネルで放送されている場合に関する問題に関し、何ら解決策は開示されていない。
特開平11−146375号公報
特開2007−159163号公報
特開2004−179718号公報
特開2005−217700号公報
特開2006−222773号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、ディジタル放送の同一内容の番組が、HD放送とSD放送で、互いに異なる論理チャンネルで放送されている場合に、より確実に高画質なHD放送を録画することが可能な受信録画装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、装置各部の動作を制御する制御部と、前記制御部により指定された物理チャンネルのディジタル放送を選局して受信し、ディジタル放送信号として出力するチューナと、前記チューナから出力されたディジタル放送信号に含まれる符号化された映像信号及び音声信号を復号する復号部と、前記チューナから出力されたディジタル放送信号を記憶可能な記憶媒体と、ユーザからの指示が入力される操作入力部とを備え、前記制御部は、前記チューナから所定の物理チャンネルのディジタル放送信号を出力させ、そのディジタル放送信号に含まれる所定の信号を前記記憶媒体に記憶させ録画する録画制御手段と、前記チューナから出力されたディジタル放送信号に含まれる電子番組表情報を用いて、複数の論理チャンネルの電子番組表を装置内部又は外部の表示手段に表示させる電子番組表表示手段と、前記電子番組表表示手段により表示された電子番組表に含まれる将来の録画予約指示番組を指定するユーザからの所定の録画予約設定指示が入力されたとき、その録画予約設定指示に応じて前記録画制御手段を制御する録画予約設定手段とを有する受信装置において、前記制御部は、前記チューナから出力されたディジタル放送信号に含まれる所定の識別情報に基づいて、当該ディジタル放送信号に含まれる所定の論理チャンネルの信号がSD(Standard Definition)放送のものであるかHD(High Definition)放送のものであるかを識別する放送種別識別手段と、SD放送について、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が受信可能に存在するかどうかを確認するHD放送検索手段とをさらに備え、前記録画予約設定手段は、録画予約指示番組について前記録画予約設定指示がなされたとき、前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりHD放送であると識別されている場合には、前記録画制御手段に、当該HD放送のその番組について録画させ、前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりSD放送であると識別されている場合には、前記HD放送検索手段により当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を確認し、そのHD放送が存在するとき、当該HD放送において放送される前記録画予約指示番組と同一内容の番組について前記録画制御手段に録画させることが可能に構成されており、少なくともそのHD放送が存在しないときには、SD放送において放送される前記録画予約指示番組を前記録画制御手段に録画させるように構成されているものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記録画予約設定手段は、録画予約指示番組について前記録画予約設定指示がなされたとき、前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりSD放送であると識別されており、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在するときには、当該HD放送が存在する旨及び当該SD放送において放送される前記録画予約指示番組かHD放送において放送される前記録画予約指示番組と同一内容の番組のどちらを録画するかを選択することを要求する旨のオンスクリーン表示を装置内部又は外部の表示手段に表示させるとともに、前記操作入力部へのユーザによる所定の選択指示の入力があるまで待機し、その所定の選択指示が入力されたとき、その選択指示に応じて、前記録画制御手段に番組を録画させるものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記録画予約設定手段は、録画予約指示番組について前記録画予約設定指示がなされたとき、前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりSD放送であると識別されており、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在するときには、当該HD放送が存在する旨のオンスクリーン表示及び/又は当該HD放送において放送される前記録画予約指示番組と同一内容の番組についての録画を行う旨のオンスクリーン表示を装置内部又は外部の表示手段に表示させるものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項の発明において、前記所定の識別情報は、前記チューナから出力されたディジタル放送信号のEIT(Event Information Table)に含まれるコンポーネント記述子(component_descriptor)であるものである。
請求項1の発明によれば、ユーザがSD放送の録画予約指示番組について録画予約設定指示を行ったとき、録画予約設定手段が、そのSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を確認し、HD放送が存在すればそのHD放送の同一内容の番組について録画させることができる。従って、ユーザは、録画予約設定の際にその番組のHD放送がなされているかどうかを意識することなく録画予約設定指示をした場合にも、その番組についてHD放送がなされていれば、高画質なHD放送のものを確実に録画することができ、より高画質な画像を視聴する機会を逃すことがなくなる。また、その番組についてHD放送がなされていなければそのままSD放送の録画予約指示番組が録画されるので、録画予約を行いたい番組を確実に録画させることができる。
請求項2の発明によれば、HD放送が存在する旨及びSD放送の番組かHD放送の番組のどちらを録画するかの選択を要求する旨のオンスクリーン表示が行われ、ユーザによる所定の選択指示に応じて、番組の録画が行われるので、ユーザは、録画予約設定指示を行った番組についてHD放送があることを知った上で、例えば記憶媒体の録画可能容量等を鑑み、適宜、指定したSD放送の番組か高画質なHD放送の番組のどちらを録画するかを指定することができ、高画質な画像を視聴する機会を逃すことがなく、所望の録画予約を行うことができる。
請求項3の発明によれば、HD放送が存在する旨のオンスクリーン表示及び/又はHD放送の番組についての録画を行う旨のオンスクリーン表示が行われるので、ユーザは、HD放送が存在することを知ったうえで、そのHD放送の番組を予約させることができ、録画予約設定指示行った番組と録画する番組との放送種別が異なることを把握することができる。
請求項4の発明によれば、ディジタル放送信号のEITに含まれるコンポーネント記述子に基づいて、そのディジタル放送信号に含まれる論理チャンネルがSD放送のものであるかHD放送のものであるかを識別するので、確実に、各論理チャンネルの放送種別を識別することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る受信装置の一例を示す。受信装置1は、例えば外部のモニタ装置(表示手段;図示せず)やスピーカ装置と共に用いられ、例えばDVB(Digital Video Broadcasting)規格に準拠したディジタル放送を受信して、モニタ装置やスピーカ装置にそのディジタル放送の映像信号や音声信号を出力し、ディジタル放送の画像や音声を視聴可能に出力させるものである。また、受信装置1は、受信しているディジタル放送の番組を即時に録画する機能や、将来放送されるディジタル放送の番組を録画予約することにより録画する機能を有するものである。本実施形態において、受信装置1は、少なくとも、例えばMPEG−2形式のSD(Standard Definition)放送と、例えばH.264形式のHD(High Definition)放送のディジタル放送に対応しており、これらの放送を受信し、モニタ装置を用いて視聴可能にすることができる。HD放送とSD放送とは、互いに異なる論理チャンネルで放送される。HD放送の番組は、SD放送の番組と比較しより高画質な画像で表示される。ディジタル放送では、同一内容の番組を、SD放送とHD放送との両方の論理チャンネルで放送する場合があり、受信装置1は、そのどちらの放送も受信可能に構成されている。
受信装置1は、図に示すように、放送局から送出されアンテナ2を用いて受信したディジタル放送の任意の物理チャンネルを選局し受信すると共に、受信された信号を復調し番組データや番組表等の情報データを含むトランスポートストリーム(ディジタル放送信号;以後、TSと称する)として出力するチューナ11と、例えば制御LSI等で構成され、チューナ11等、受信装置1の各部の動作を制御する制御部13と、ROM、RAM、又はフラッシュメモリ等で構成され、制御部13による制御に用いられる種々の設定データ等を記憶する記憶部14と、例えば制御部13内に設けられたTSデマルチプレクサ15及び復号部16と、出力部17と、無線受信部(操作入力部)18、録画機能に用いる例えばハードディスクドライブである記憶媒体20とを有している。
チューナ11から出力された所定の物理チャンネルのTSは、TSデマルチプレクサ15に入力される。TSデマルチプレクサ15は、入力されたTSから、そのTSに重畳されている各論理チャンネルのうち制御部13に指定されたチャンネルに対応する番組データを含むTSをTSパケットとして分離させて取得する。所定のTSパケットの分離は、後述するように、そのTSパケットに付されている特定のPID(パケット識別子)を基にして行われる。復号部16は、TSデマルチプレクサ15により取得されたTSに含まれる、符号化された映像信号及び音声信号を復号し、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力部17に出力する。復号部16は、少なくとも、例えばSD放送に用いられるMPEG−2形式により符号化された映像信号と、例えばHD放送に用いられるH.264形式により符号化された映像信号とを復号可能に構成されており、その他、例えばAAC形式により符号化された音声信号等を復号可能に構成されている。出力部17は、例えば、DA変換回路及びアナログ形式の音声・映像信号やディジタル音声・映像信号を出力可能な種々の出力端子等で構成されている。出力部17は、復号部16から出力された映像信号及び音声信号に基づき信号を出力端子から出力させる。これにより、それらの出力端子に接続されたモニタ装置等によりディジタル放送の番組を視聴可能に表示させることができる。無線受信部18は、例えば、ユーザにより操作されるリモートコントローラ30から送信された無線信号を受信し、それを操作信号として制御部13に入力する。記憶媒体20は、後述するように、制御部13による制御に基づき、チューナ11から出力されたTSを記憶可能に構成されている。
制御部13は、無線受信部18に入力されたユーザの操作信号に応じて、所定の制御を行うように構成されている。すなわち、ユーザは、リモートコントローラ30を用いて受信装置1の動作を制御することができる。また、制御部13は、所定のアラート表示等をユーザに視認可能にオンスクリーン表示させる機能等、後述するような種々の機能を有している。以下に、制御部13が制御を行い実行される、受信装置1の種々の機能について説明する。
本実施形態において、制御部13は、チューナ11に所定の物理チャンネルを選局させてTSを出力させるとともに、そのTSに含まれる所定の論理チャンネルのTSを記憶媒体20に記憶させる録画機能を制御する録画制御手段として機能する。録画機能は、例えばユーザによりその録画実行を指示する操作信号が入力されたときに実行されたり、後述する録画予約により設定した時刻が到来すると実行される。録画機能により録画されたTSは、例えばユーザの所定の操作に基づいて、適宜、制御部13の再生機能に基づき再生して視聴可能にすることができる。
また、制御部13は、チューナ11から出力されたTSに含まれる、電子番組表(EPG)を表示するための電子番組表情報を用いて、複数の論理チャンネルの電子番組表を生成してユーザにより視聴可能にする電子番組表表示手段として機能する。制御部13は、生成した電子番組表を示す映像信号を出力部17から出力することにより、外部のモニタ装置により表示させる。図2は、電子番組表の一例を示す。電子番組表は、例えば、チューナ11で受信しユーザが視聴可能な複数の論理チャンネルについて生成することができる。通常、ディジタル放送においては、チューナ11にて選局される物理チャンネルのTS内に複数の放送(論理チャンネル)の番組データのTSが含まれており、電子番組表としては、各放送(論理チャンネル)の番組の放送予定等を表示することができる。電子番組表情報は、TSにTSパケットとして含まれる、PSI(Program Specific Information)に含まれている。各論理チャンネルの電子番組表情報は、チューナ11でその論理チャンネルに対応する物理チャンネルが受信されているときに、TSデマルチプレクサ15がそのTSから取得する。ユーザは、この電子番組表を見ながら、視聴する論理チャンネルを指定する操作や、後述するような録画予約設定等を容易に行うことができる。
制御部13は、ユーザの操作により電子番組表が表示された状態で、その電子番組表に含まれる将来の録画予約指示番組を指定する所定の録画予約設定指示が行われたとき、その録画予約設定指示に応じて録画機能を実行させる録画予約設定手段として機能する。電子番組表を用いて行う録画予約設定は、次のように行われる。すなわち、ユーザにより、例えば図2に示すような電子番組表を表示させつつ、その表示された電子番組表内の録画予約指示番組が録画予約指示番組として指定されると、制御部13は、当該番組の開始時刻から終了時刻までの間、チューナ11にその番組を視聴可能な物理チャンネルを選局させ、その番組についてのTSを記憶媒体20に記憶する。一例を示すと、例えば、図において、番組A2が指定されると、予めその番組A2を放送する放送A(HD)に対応する論理チャンネルを視聴可能な物理チャンネルをチューナ11に選局させて受信させる。そして、番組A2の開始時刻から以後、放送A(HD)についてのTSを記憶媒体20に記憶(録画)させ、番組A2の終了時刻が到来すると、録画を終了する。これにより、番組A2について、そのA2が放送されている時にユーザが指示を行わなくても、自動的に録画動作を実行させて録画することができる。
ここで、制御部13は、チューナ11から出力されたTSに含まれる論理チャンネルの信号がSD放送のものであるかHD放送のものであるかを識別する放送種別識別手段と、SD放送について、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が受信可能に存在するかどうかを確認するHD放送検索手段として機能する。そして、制御部13は、これらの機能を用いて、予約録画設定時にSD放送の番組の録画予約がなされたとき、可能であればHD放送の同番組を録画する機能を有している。以下に、これらの機能について、その流れと共に説明する。
図3は、制御部13の制御により行われる録画予約設定機能の流れを示す。ユーザの指示に基づき、録画予約指示番組が指定されると、録画予約設定機能がスタートし、制御部13は、その番組がSD放送のものかHD放送のものかを識別する(S11)。この放送種別の識別は、例えば、TSに各放送の情報として含まれる、EIT(Event Information Table)に含まれるコンポーネント記述子(component_descriptor)を識別情報として用いて行われる。すなわち、このコンポーネント記述子は、その放送の番組を構成している各コンポーネントの情報を示すものであり、例えば、画像のアスペクト比や、用いられている符号化方式の情報、あるいは音声の情報等を示すものである。制御部13は、録画予約指示番組の放送について、このコンポーネント記述子に基づき、その符号化方法が例えばMPEG−2形式であればSD放送であると、例えばH.264形式であればHD放送であると識別する。コンポーネント記述に基づいて、確実に、各放送の放送種別を識別することができる。
録画予約指示番組が行われる放送種別を識別した結果、その録画予約指示番組がHD放送の番組であれば(S11:YES)、制御部13は、当該録画予約指示番組を録画予約し(S21)、その番組の実行時に、高画質なHD放送での録画を実行させる。
他方、録画予約指示番組がHD放送の番組ではなく、SD放送の番組であれば(S11:NO)、制御部13は、以下の制御を行う。すなわち、先ず、制御部13は、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を確認する(S12)。この確認は、例えば、制御部13が、ユーザが選局可能な全てのHD放送の論理チャンネルについて、記憶部14等にテーブルとして保存されている各電子番組表の情報を参照し、例えば将来2週間分のそれぞれの論理チャンネルの放送における、各番組の名称や開始時刻等の番組構成が、録画予約指示番組が放送されるSD放送の番組構成と同一内容であるかどうかを検索して行われる。例えば、図2において、SD放送である放送B(SD)の番組B2が録画予約指示番組として指定されていれば、制御部13は、HD放送である放送A(HD)及び放送B(HD)のうち、各番組の名称や開始時刻等の番組構成が放送B(SD)と一致している放送B(HD)が存在することを確認する。
この例のように録画予約指示番組が放送されるSD放送に対応するHD放送が存在すると確認したとき(S12:YES)、制御部13は、当該HD放送が存在する旨及びSD放送において放送される録画予約指示番組か、HD放送において放送される録画予約指示番組と同一内容の番組のどちらを録画するかを選択することを要求する旨のオンスクリーン表示を出力させるとともに(S13)、無線受信部18へのユーザによる所定の選択指示の入力があるまで待機する(S14)。ユーザは、このオンスクリーン表示を見て、HD放送で放送される、録画予約指示番組と同一内容の番組を録画予約するか、SD放送の録画予約指示番組をそのまま録画予約するかを選択する所定の操作を行い、制御部13に、その選択指示に応じた録画予約を行わせることができる。すなわち、ユーザにより、HD放送の番組を録画予約する旨の所定の操作がなされれば(S14:YES)、制御部13は、当該HD放送で放送される録画予約指示番組と同一内容の番組(上記例では、放送B(HD)で放送される番組B2)について録画予約を行う(S15)。他方、ユーザにより、SD放送の録画予約指示番組を録画予約する旨の所定の操作がなされれば(S14:NO)、制御部13は、その録画予約指示番組(上記例では放送B(SD)で放送される番組B2)について録画予約を行う(S21)。これにより、録画予約指示番組が放送されるSD放送に対応するHD放送があれば、ユーザの選択指示の下、HD放送での同一内容の番組を録画させることができる。
他方、録画予約指示番組が放送されるSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在しなければ(S12:NO)、制御部13は、SD放送の録画予約指示番組について、そのまま録画予約を行い(S21)、当該番組の放送時に、記憶媒体20に録画させることができる。
このように、本実施形態においては、録画予約指示番組がSD放送であり、そのSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在すれば、そのHD放送の同一内容の番組について録画させることができるので、ユーザは、録画予約設定の際にその番組のHD放送がなされているかどうかを意識することなく録画予約設定指示をした場合にも、その番組についてHD放送がなされていれば、より高画質なHD放送のものを録画することができ、より高画質な画像を視聴する機会を逃すことがなくなる。また、SD放送に対応するHD放送があれば、オンスクリーン表示が行われ、ユーザはどちらの放送種別での番組を録画予約するか選択可能であるので、ユーザは、録画予約設定指示を行った番組についてHD放送があることを知った上で、例えば記憶媒体20の録画可能容量等を鑑み、適宜、指定したSD放送の番組か、録画に必要な容量は多いが高画質なHD放送の番組のどちらを録画するかを指定することができる。
また、録画予約指示番組がSD放送であっても、そのSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在しなければ、そのままSD放送の録画予約指示番組が録画されるので、録画予約を行いたい番組を確実に録画させることができる。さらにまた、制御部13は、SD放送と同一内容の番組構成のHD放送の存否を、所定期間内の番組構成に基づいて確認するので、SD放送と確実に番組構成が同一であるHD放送が存在することを確認し、確実にHD放送において放送されるSD放送の番組と同一内容の番組を録画することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、制御部は、コンポーネント記述子(component_descriptor)に替えて、TSに含まれ、その放送の品質を識別しうるような他の識別情報を用いて、各論理チャンネルがSD放送であるかHD放送であるかを識別するように構成されていてもよい。また、制御部は、SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を、単に、その録画予約指示番組と同一時刻に同一の名称の番組がHD放送により放送されることを確認し、それを以てこの録画予約設定についてSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在すると判断するように構成されていてもよい。
また、制御部は、録画予約設定指示がなされたとき、録画予約指示番組の放送がSD放送であり、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在するときに、上述のようにオンスクリーン表示を必ずしも行わなかったり、単に、HD放送が存在する旨のオンスクリーン表示及び/又は当該HD放送の同一内容の番組についての録画を行う旨のオンスクリーン表示を行わなかったりしてもよい。この場合、制御部は、ユーザにHD放送とSD放送のどちらの番組を録画予約するかの指示を求めず、録画予約指示番組が放送されるSD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在することが確認できれば、HD放送の同一内容の番組を録画予約し、HD放送の当該番組を録画させることが可能になる。
なお、受信装置は、外部のモニタ装置3等に映像・音声信号を出力するものに限られず、例えば、装置内部に液晶モニタ(表示手段)やその駆動回路、及びスピーカ等を出力部として有する、テレビジョン放送受像機型のものであってもよい。また、受信装置は、ディジタル放送の他、アナログ放送等も受信可能に構成されているものであってもよい。
1 受信装置
3 モニタ装置(表示手段)
11 チューナ
13 制御部(録画制御手段、電子番組表表示手段、録画予約設定手段、放送種別識別手段、HD放送検索手段)
16 復号部
18 無線通信部(操作入力部)
20 記憶媒体
3 モニタ装置(表示手段)
11 チューナ
13 制御部(録画制御手段、電子番組表表示手段、録画予約設定手段、放送種別識別手段、HD放送検索手段)
16 復号部
18 無線通信部(操作入力部)
20 記憶媒体
Claims (4)
- 装置各部の動作を制御する制御部と、
前記制御部により指定された物理チャンネルのディジタル放送を選局して受信し、ディジタル放送信号として出力するチューナと、
前記チューナから出力されたディジタル放送信号に含まれる符号化された映像信号及び音声信号を復号する復号部と、
前記チューナから出力されたディジタル放送信号を記憶可能な記憶媒体と、
ユーザからの指示が入力される操作入力部とを備え、
前記制御部は、
前記チューナから所定の物理チャンネルのディジタル放送信号を出力させ、そのディジタル放送信号に含まれる所定の論理チャンネルの信号を前記記憶媒体に記憶させ録画する録画制御手段と、
前記チューナから出力されたディジタル放送信号に含まれる電子番組表情報を用いて、複数の論理チャンネルの電子番組表を装置内部又は外部の表示手段に表示させる電子番組表表示手段と、
前記電子番組表表示手段により表示された電子番組表に含まれる将来の録画予約指示番組を指定するユーザからの所定の録画予約設定指示が入力されたとき、その録画予約設定指示に応じて前記録画制御手段を制御する録画予約設定手段とを有する受信装置において、
前記制御部は、
前記チューナから出力されたディジタル放送信号に含まれる所定の識別情報に基づいて、当該ディジタル放送信号に含まれる所定の論理チャンネルの信号がSD(Standard Definition)放送のものであるかHD(High Definition)放送のものであるかを識別する放送種別識別手段と、
SD放送について、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が受信可能に存在するかどうかを確認するHD放送検索手段とをさらに備え、
前記録画予約設定手段は、録画予約指示番組について前記録画予約設定指示がなされたとき、
前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりHD放送であると識別されている場合には、前記録画制御手段に、当該HD放送のその番組について録画させ、
前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりSD放送であると識別されている場合には、前記HD放送検索手段により当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送の存否を確認し、そのHD放送が存在するとき、当該HD放送において放送される前記録画予約指示番組と同一内容の番組について前記録画制御手段に録画させることが可能に構成されており、少なくともそのHD放送が存在しないときには、SD放送において放送される前記録画予約指示番組を前記録画制御手段に録画させるように構成されていることを特徴とする受信装置。 - 前記録画予約設定手段は、録画予約指示番組について前記録画予約設定指示がなされたとき、前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりSD放送であると識別されており、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在するときには、当該HD放送が存在する旨及び当該SD放送において放送される前記録画予約指示番組かHD放送において放送される前記録画予約指示番組と同一内容の番組のどちらを録画するかを選択することを要求する旨のオンスクリーン表示を装置内部又は外部の表示手段に表示させるとともに、前記操作入力部へのユーザによる所定の選択指示の入力があるまで待機し、その所定の選択指示が入力されたとき、その選択指示に応じて、前記録画制御手段に番組を録画させることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記録画予約設定手段は、録画予約指示番組について前記録画予約設定指示がなされたとき、前記録画予約指示番組の放送が前記放送種別識別手段によりSD放送であると識別されており、当該SD放送と同一内容の番組構成を有するHD放送が存在するときには、当該HD放送が存在する旨のオンスクリーン表示及び/又は当該HD放送において放送される前記録画予約指示番組と同一内容の番組についての録画を行う旨のオンスクリーン表示を装置内部又は外部の表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記所定の識別情報は、前記チューナから出力されたディジタル放送信号のEIT(Event Information Table)に含まれるコンポーネント記述子(component_descriptor)であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007327335A JP2009152738A (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007327335A JP2009152738A (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 受信装置 |
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JP2009152738A true JP2009152738A (ja) | 2009-07-09 |
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ID=40921383
Family Applications (1)
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JP2007327335A Withdrawn JP2009152738A (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 受信装置 |
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JP (1) | JP2009152738A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015005917A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 株式会社東芝 | 情報送信装置、情報送信方法、及び情報受信装置 |
-
2007
- 2007-12-19 JP JP2007327335A patent/JP2009152738A/ja not_active Withdrawn
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