JP2009152325A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ装置を用いない簡易な構成で、その占有チップ面積がより小さく、モールド後にもe−fuseをプログラム設定してチップ特性を調整する。
【解決手段】1個のコンデンサ11と3個のトランジスタ12〜14という簡易な構成であり、モールド後、最終製品のパッケージ実装状態において、通常動作電圧よりも高いプログラム電圧を生成してe−fuse21をプログラムすることにより、トリミング調整信号Fを出力して、チップ特性を調整することが可能である。テストモード時には、e−fuse21をプログラムするためにプログラム用電源回路10Aが動作し、それ以外の回路は動作していないことから、プログラム用電源回路10Aを構成するコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいてプログラム用電源回路以外の回路のコンデンサと兼用することもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気的フューズを有する半導体装置に関し、特に、外部からの入力電圧を他の電圧に変換して出力するように構成された電源供給用ICなどにおいて、その出力電圧をプログラム設定(トリミング調整)するために用いられる電気的フューズと、その電気的フューズをプログラムするためのプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路とを有する半導体装置に関する。
従来の半導体装置には、レーザ照射によって切断可能なフューズ素子をチップ上に備え、切断されたフューズ素子に応じてチップ特性を調整するというものがある。例えば特許文献1には、チップ特性調整手段に設けられたフューズ素子をレーザ照射により切断することによって、リフレッシュ周期を周囲温度の変化に対して調整可能とする方法が開示されている。
このように、レーザ照射によってフューズ素子を切断する場合には、フューズ素子を切断するために、レーザ装置のような大型かつ高価な装置を使用する必要がある。また、半導体装置がモールドされた後ではフューズ素子を切断することができず、モールド後に、切断されたフューズ素子に応じてチップの特性を調整することはできない。
近年、従来の半導体装置には、外部からプログラムすることが可能な電気的フューズ(以下、e−fuseという)をチップ上に備えたものがある。ここで、e−fuseとは、半導体装置内部に設けられた素子に対して通常の動作電圧よりも高い電圧を一定時間印加することにより、その電気的特性を不可逆的に変化させるものであって、フューズ素子と同等の機能を有するものである。例えば、MOSキャパシタ破壊型e−fuseは、MOSキャパシタに高い電圧を一定時間印加すると、キャパシタの絶縁膜が破壊されて絶縁機能が失われ、電気伝導性が得られるということを利用して、フューズ素子として使用されている。通常、フューズ素子は、「導通」から切断による「絶縁」へと一方向に変化させるのが通常であるが、この場合は、「絶縁」から絶縁破壊による「導通」への一方向の変化であるため、アンチフューズとも呼ばれている。この種のe−fuseには、このMOSキャパシタ破壊型の他に、DT−CAP(deep Trench−Capcitor)破壊型、メタル(GC:Gate Channel)溶断型などが挙げられる。
この種のe−fuseは、半導体装置の通常動作電圧よりも高い電圧を、一定時間、負荷に印加することによって素子を破壊するものであるため、素子破壊のための高電圧を印加する方法として、半導体装置に外部電圧印加用のパッドを設けて、外部電圧を印加することにより素子破壊するものがある。例えば特許文献2には、電流制御素子の電流通路に直列に設けた電気的フューズ(e−fuse)をトリミングすることにより所定の電流値を得る半導体集積回路において、フューズの電流制御素子側端子に電圧印加用パッドを設け、この電圧印加用パッドを介して電圧印加することにより電気的フューズ(e−fuse)を切断可能としたものが開示されている。
このように、外部電圧印加用パッドを設けて外部電圧を印加することにより、e−fuseを破壊する場合には、ウエハ上の外部電圧印加用パッドに外部から直接プローブを接触させるため、半導体装置がモールドされた後ではe−fuseを破壊することができず、モールド後には、破壊されたe−fuseに応じてチップの特性を調整することができない。
さらに、半導体装置には、内部昇圧回路を備え、通常動作電圧よりも高いプログラム電圧を内部昇圧回路により生成してe−fuseを破壊をするものがある。例えば特許文献3には、プログラム用電源回路の内部に複数のテスト用e−fuseを備え、これらのテスト用e−fuseに負荷電圧を印加し、破壊されたテスト用e−fuseの数に応じて作動する内部昇圧回路を用いて、半導体装置の通常プログラムに用いられる標準e−fuseに対する最適負荷電圧を自動的に設定するプログラム用電源回路をチップ毎に備えた半導体装置が開示されている。このような半導体装置において、テスト用e−fuseを破壊するための高電圧は、内部昇圧回路により生成される。このような事例について、以下に、図11を用いて詳細に説明する。
図11は、従来の内部昇圧回路を含む半導体装置の要部回路構成例を示すブロック図である。
図11において、従来の半導体装置100は、e−fuse121をプログラムするためのプログラム電圧を出力する内部昇圧回路110と、e−fuse121を含むe−fuse構成部120とを有している。
この内部昇圧回路110は、基準電圧としての参照電圧VREFを発生する参照電圧発生回路101と、プログラム電圧の分圧電圧VFBと参照電圧VREFとを比較する電圧比較回路102と、その比較結果に基づいてプログラム電圧を出力する昇圧ポンプ103と、分圧電圧VFBを得るための抵抗R1およびR2とによって構成されている。
参照電圧発生回路101は、電源電圧VDDの出力端から電源供給され、制御信号ENおよびXENによって制御されて、出力プログラム電圧の基準電圧として参照電圧VREFを生成する。
電圧比較回路102は、電源電圧VDDの出力端から電源供給され、制御信号ENおよびXENによって制御されて、昇圧ポンプ103からの出力電圧を抵抗R1とR2により分圧させた分圧電圧VFBと参照電圧VREFとを比較して比較結果を示す信号を出力する。
昇圧ポンプ103は、電源電圧VDDの出力端から電源供給され、電圧比較回路102による比較結果と、制御信号ENおよびXENとによって制御されて、e−fuse121をプログラムするためのプログラム電圧を生成する。
e−fuse構成部120は、e−fuse121と、これに接続されるNMOSトランジスタ122および抵抗123とによって構成されている。
e−fuse121は、昇圧ポンプ103からの出力プログラム電圧が供給可能とされるノードVFUとノードGFUとの間に接続されている。
NMOSトランジスタ122および抵抗123は、ノードGFUと接地電圧GNDの出力端との間に並列に接続され、NMOSトランジスタ122のゲートには制御信号FUSELの出力端が接続されている。
上記構成の内部昇圧回路110では、まず、電源電圧VDDが印加され、制御信号XENに0Vが印加され、制御信号FUSELに例えば3Vが印加された状態で、抵抗R2と抵抗R1により分圧された分圧電圧VFBと、参照電圧発生回路101から出力される基準電圧の参照電圧VREFとが電圧比較回路102により比較される。
次に、分圧電圧VFBが基準電圧である参照電圧VREFよりも低い場合には、出力比較結果を示す信号により昇圧ポンプ103が作動され、昇圧ポンプ103からの出力電圧が常に参照電圧VREFの抵抗分割比倍、ここでは(R1+R2)/R1になるように設定されて、これがプログラム電圧としてe−fuse121に印加されてe−fuse121の絶縁を破壊して短絡状態とする。
このように、e−fuse121をプログラムするためのプログラム電圧を内部昇圧回路110により生成する場合、従来の内部昇圧回路110ではトランジスタ数が多く回路規模が大きくなり、これによって、チップ面積も大きくなるという問題があった。これを具体的に図12に示している。
図12は、図11の内部昇圧回路110における参照電圧発生回路101および電圧比較回路102の要部具体的構成例を示す回路図である。
図12に示すように、参照電圧発生回路101および電圧比較回路102は、多数のトランジスタやコンデンサによって構成されており、これによって、回路規模が大きくなってチップ面積も大きくなっている。
特開2000−163955号公報(第0015段落) 特開2004−253676号公報(第0006段落) 特開2003−31671号公報(第0015段落)
しかしながら、上記従来技術には、以下のような問題がある。
上述した特許文献1のように、レーザ照射によってフューズ素子を切断する場合には、フューズ素子を切断するために、レーザ装置のような大型かつ高価な装置を使用する必要がある。
また、上述した特許文献2のように、外部電圧印加用パッドを設けてこれを介して外部電圧をe−fuseに印加することにより、このe−fuseを破壊する場合には、ウエハ上の外部電圧印加用パッドに外部からプローブを直接接触させる必要がある。このため、この半導体装置がモールドされた後では、外部電圧印加用パッド上もモールドされてしまい、プローブを外部電圧印加用パッドに直接接触させることができないことから、これに接続されたe−fuse121を破壊することができない。よって、モールド後に、破壊されたe−fuse121に応じてチップ特性を調整することはできないという問題があった。
さらに、上述した特許文献3のように、e−fuse121をプログラムするためのプログラム電圧を内部昇圧回路110で生成する場合、この従来の内部昇圧回路110では、回路規模が大きくなってチップ面積も大きくなるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、レーザ装置を用いない簡易な構成で、その占有チップ面積がより小さく、モールド後にもe−fuseをプログラム設定してチップ特性を調整することができるプログラム用電源回路を備えた半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、半導体チップ上に形成された一または複数の電気的フューズと、 該一または複数の電気的フューズを選択的にプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路とを備え、該プログラム用電源回路は、該プログラム電圧を生成するための少なくとも1個のコンデンサと、該コンデンサを用いて通常動作電圧を該プログラム電圧に昇圧制御して出力端から出力するためのトランジスタ手段とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の半導体装置におけるトランジスタ手段は、一方駆動端が電源電圧VDDの出力端に接続され、他方駆動端が前記出力端のノードVFUに接続され、制御端が制御信号ENの出力端に接続された第1トランジスタと、一方駆動端が該電源電圧VDDの出力端に接続され、他方駆動端がノードVCAPに接続され、制御端が制御信号XENの出力端に接続された第2トランジスタと、一方駆動端が該ノードVCAPに接続され、他方駆動端が接地電圧GNDの出力端に接続され、制御端が制御信号XENに接続された第3トランジスタとを有し、前記コンデンサは、その一方端が該ノードVFUに接続され、その他方端が該ノードVCAPに接続されている。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における電気的フューズの一方端が前記ノードVFUに接続され、該電気的フューズの他方端と接地電圧GNDの出力端との間に、制御端が制御信号FUSELの出力端に接続された第4トランジスタと抵抗とが並列に接続されている。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における複数の電気的フューズがN個(Nは2以上の整数)の場合、該N個の電気的フューズの各一方端が前記ノードVFUにそれぞれ接続され、該N個の電気的フューズのそれぞれの他方端と接地電圧GNDの出力端との各間にそれぞれ、制御端が制御信号FUSELの出力端に接続された第4トランジスタと抵抗との並列回路がそれぞれ接続されており、該制御信号FUSELにより、プログラムする電気的フューズが選択される。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置におけるコンデンサの両側に接続された第1および第2切り替えスイッチと、該コンデンサの両側から引き出された配線に接続された第3および第4切り替えスイッチとが設けられ、テストモード時に、該第1および第2切り替えスイッチが導通状態とされかつ該第3および第4切り替えスイッチが非導通状態とされ、通常動作モード時に、該第1および第2切り替えスイッチが非導通状態とされかつ該第3および第4切り替えスイッチが導通状態とされて、該通常動作モード時に該コンデンサを前記プログラム用電源回路以外の回路に用いるコンデンサと兼用される。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置は、外部からの入力電圧を他の電圧に変換して出力する電源供給用アナログ集積回路として構成されている。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における一または複数の電気的フューズは、前記電源供給用アナログ集積回路がパッケージに実装された状態で出力電圧値がトリミング調整可能とされている。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置において、インターフェイス用のデジタル入力端子を用いて、外部から信号入力することにより前記プログラム用電源回路を駆動して、前記一または複数の電気的フューズに対して選択的にプログラムするプログラム電圧を生成する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置において、前記外部からの入力信号に基づいて、前記トランジスタ手段を駆動して、前記コンデンサを用いて電源電圧を前記プログラム電圧に昇圧制御すると共に、前記一または複数の電気的フューズを選択的にプログラムするために該一または複数の電気的フューズを選択制御する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における電気的フューズは、通常動作モードとは別のテストモードによってプログラムされ、該通常動作モードでは前記プログラム用電源回路が動作されない構成とする。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置におけるプログラム用電源回路のコンデンサは、前記通常動作モードにおいて、定電圧回路の位相補償用または出力安定化用として兼用される。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における電気的フューズは、前記定電圧回路からの出力電圧値を調整可能とする。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置におけるプログラム用電源回路のコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいて、アナログデジタル変換回路またはデジタルアナログ変換回路に使用されるコンデンサと兼用される。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置におけるプログラム用電源回路のコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいて、アナログデジタル変換回路またはデジタルアナログ変換回路の積分回路に使用されるコンデンサと兼用される。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における通常動作電圧は電源電圧VDD(またはVCC)であり、前記プログラム電圧は該電源電圧VDD×m(mは2以上の整数)である。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における第1トランジスタおよび第2トランジスタはPMOSトランジスタであり、前記第3トランジスタはNMOSトランジスタである。
さらに、好ましくは、本発明の半導体装置における電気的フューズのプログラムは、切断または絶縁破壊による状態変化である。
上記構成により、以下に、本発明の作用について説明する。
本発明の半導体装置は、例えば、外部からの入力電圧を他の電圧に変換して出力するように構成された電源供給用ICなどの半導体装置であって、その出力電圧を設定するために、テストモード時に、通常動作電圧(例えば電源電圧)よりも高いプログラム電圧が印加されて電気的ヒューズが切断または絶縁破壊されてプログラムされる。なお、e−feseの「切断」とは、焼成または溶断により電気的ヒューズを導通状態から非導通状態に変化させることであるが、それとは逆に、電気的ヒューズを非導通状態から導通状態に変化させることも、電気的ヒューズのプログラムには含まれる。即ち、本発明において、電気的ヒューズのプログラムとは、プログラム電圧により電気的ヒューズの状態を変化させることを意味する。
プログラム電圧は、半導体装置に内蔵されたプログラム用電源回路により生成され、モールド後、最終製品のパッケージ実装状態などにおいて、電気的ヒューズをプログラムしてチップ特性を調整(トリミング調整)することが可能である。
本発明において、プログラム用電源回路は、少なくとも1個のコンデンサおよび数個のトランジスタからなるトランジスタ手段を備えた簡易な構成とされており、より小さな占有面積の半導体装置を実現することが可能である。
さらに、テストモード時には、電気的ヒューズをプログラムするためにプログラム用電源回路を動作させ、プログラム用電源回路以外の回路は動作していないことから、プログラム用電源回路を構成するコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいてプログラム用電源回路以外の回路、例えば定電圧回路、アナログデジタル変換回路またはデジタルアナログ変換回路などに用いられているコンデンサを切り替えて兼用して使用することが可能とである。
なお、特許文献3に開示されている従来の半導体装置では、基本的にデジタル回路のプログラム設定のためにテスト用電気的ヒューズを設けており、非常に多数の電気的ヒューズが必要とされ、それらを駆動するための周辺回路も複雑なものとなっている。これに対して、本発明では、電源供給用アナログICなどに用いられるため、電気的ヒューズの数も少なく、かつ、それらを駆動するために半導体装置に内蔵される回路も簡便なものとすることが可能である。
以上により、本発明によれば、プログラム用電源回路は、少なくとも1個のトランジスタと少なくとも1個のコンデンサとによって構成されており、簡易な構成で、面積が小さく、モールド後にe−fuseをプログラム設定してチップの特性を調整することが可能なプログラム用電源回路を備えた半導体装置を実現することが可能となる。さらに、プログラム用電源回路に使用されるコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいて、プログラム用電源回路部以外の定電圧回路やアナログデジタル変換回路、デジタルアナログ変換回路などにより使用可能であることから、さらに面積の縮小化を図ることができる。
以下に、本発明の半導体装置の実施形態1〜4について、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の実施形態1〜4において、本発明の半導体装置は、半導体集積回路であって、外部からの入力電圧を他の電圧に変換して出力する電源供給用アナログ集積回路(IC)として構成されており、電気的ヒューズ(e−fuse)は、電源供給用アナログICがパッケージに実装された状態で出力電圧値をトリミング調整するために用いられる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。
図1において、本実施形態1の半導体装置1Aは、半導体チップ上に形成されたe−fuse構成部20Aと、このe−fuse構成部20のe−fuse21をプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路10Aとを有している。
プログラム用電源回路10Aは、昇圧動作してプログラム電圧を生成するための1個のコンデンサ11と、この昇圧動作を制御するためのトランジスタ手段としての第1トランジスタ、第2トランジスタおよび第3トランジスタであるPMOSトランジスタ12、13およびNMOSトランジスタ14とを備えている。
コンデンサ11は、e−fuse21をプログラムするプログラム電圧を生成するための昇圧用のコンデンサであり、その一方端子がノードVFUに接続され、その他方端子がノードVCAPに接続されている。
PMOSトランジスタ12は、そのソースが電源電圧VDDの出力端(VDD端子はパッドの場合もある)に接続され、そのドレインがノードVFUに接続され、そのゲートが制御信号ENの出力端(これはパッドではない)に接続されている。
PMOSトランジスタ13は、そのソースが電源電圧VDDの出力端に接続され、そのドレインがノードVCAPに接続され、そのゲートが制御信号XENの出力端(これはパッドではない)に接続されている。
NMOSトランジスタ14は、そのソースがノードVCAPに接続され、そのドレインが接地電圧GNDの出力端に接続され、そのゲートが制御信号XENの出力端に接続されている。
トランジスタ手段としてのこれらのトランジスタ12〜14は、制御信号ENおよびXENによって昇圧制御されて、コンデンサ11に電荷が充電され、e−fuse21を絶縁破壊してプログラムするための電源電圧VDDよりも高電圧のプログラム電圧(ここではVDD×2)が生成出力される。
e−fuse構成部20Aは、e−fuse21と、NMOSトランジスタ22および、抵抗23とによって構成されている。
e−fuse21は、プログラム電圧が印加可能とされる入力側のノードVFUと、出力側のノードGFUとの間に接続されている。
NMOSトランジスタ22および抵抗23は、ノードGFUと接地電圧GNDの出力端との間に並列に接続され、NMOSトランジスタ22のゲートは制御信号FUSELの出力端に接続されている。なお、電気的ヒューズであるe−fuse21は図1では一つ示しているが、複数設けられていてもよく、複数のe−fuse21を選択的にプログラムするために、制御信号FUSELをHレベルにしてe−fuse21毎にプログラム可能とする。
上記構成により、以下に、本実施形態1の半導体装置1Aの動作を図2を用いて詳細に説明する。
図2は、図1のプログラム用電源回路10Aにおける各信号波形を示すタイミング図である。
図2に示すように、このプログラム用電源回路10Aにおいて、電源電圧VDDに例えば3Vが印加され、制御信号XENに例えば3V(=VDD)が印加され、制御信号ENに例えば0V(=GND)が印加され、制御信号FUSELに0Vが印加された状態が通常状態である。この通常状態では、制御信号XENが3Vであるため、NMOSトランジスタ14はオン状態で、PMOSトランジスタ13がオフ状態となり、ノードVCAPは0V(=GND)となる。また、制御信号ENが0Vであるため、PMOSトランジスタ12はオン状態となり、ノードVFUは3V(=VDD)となる。したがって、コンデンサ11の両端の電圧差は3Vとなり、容量値に応じた電荷がコンデンサ11に充電されることになる。
次に、制御信号XENに例えば0Vが印加され、制御信号ENに例えば3Vが印加され、制御信号FUSELに例えば3Vが印加された状態がe−fuse21を絶縁破壊してプログラムする破壊状態(テストモード)である。この破壊状態では、制御信号XENが0Vであるため、NMOSトランジスタ14がオフ状態で、PMOSトランジスタ13がオン状態となり、ノードVCAPは3V(=VDD)となる。また、制御信号ENが3Vであるため、PMOSトランジスタ12はオフ状態となり、ノードVFUの電位は、上述したコンデンサ11の両端の電圧差3VがノードVCAPの電圧3Vに加算されて、3V+3V=6Vとなり、通常電圧3Vよりも高い破壊電圧6Vがプログラム電圧として生成されてe−fuse21に出力される。このプログラム電圧によってe−fuse21が絶縁破壊してプログラムされる。
以上のように、本実施形態1のプログラム用電源回路10Aによれば、1個のコンデンサ11と3個のトランジスタ12〜14という簡単な構成で、e−fuse21をプログラムするプログラム電圧を生成することができる。したがって、従来用いていたレーザ装置を用いない簡易な構成で、その占有チップ面積がより小さく、モールド後にもe−fuse構成部20Aのe−fuse21をプログラム設定してチップ特性を調整することが可能なプログラム用電源回路10Aを備えた半導体装置1Aを実現することができる。
これに対して、図11に示した従来の内部昇圧回路110は、参照電圧発生回路101、電圧比較回路102および昇圧ポンプ103によって構成されており、トランジスタ数も圧倒的に多くて回路規模が大きく、チップ面積が大幅に大きくなっている。
下記表1に、従来の内部昇圧回路110と本実施形態1のプログラム用電源回路10Aについて、素子数とその占有面積とを比較して示している。下記表1に示すように、本実施形態1のプログラム用電源回路10Aによれば、従来の内部昇圧回路110に比べて、素子数および面積共に大幅に少なくなっている。
Figure 2009152325
以下に、従来の内部昇圧回路110(プログラム用電源回路)の構成が複雑になる理由について説明する。
従来の内部昇圧回路110では、デジタルLSIのプログラムを目的としてe−fuse121をプログラムするため、プログラムされるe−fuse121の数が多くなっている。例えば、1k bitのプログラム領域では、最大1000個のe−fuse121を溶断などによりプログラムする必要がある。したがって、e−fuse121をプログラムするための昇圧電圧を最適かつ正確に生成する必要があるため、図11に示したような複雑な回路構成となっている。
これに対して、本実施形態1では、主としてアナログLSIのトリミング(調整)を目的としてe−fuse21(電気的フューズ)をプログラムする。このトリミング対象は、主として出力電圧であるため、プログラムされるe−fuse21の数は多くない。例えば、10bitのトリミングを行う場合、最大10個のe−fuse21を溶断などによりプログラムすればよく、e−fuse21をプログラムするための昇圧電圧は大まかな電圧とすることができる。このため、簡易な構成とすることができる。
ところで、e−fuse21のプログラムはテストモード時(破壊状態時)に行われ、プログラム用電源回路10Aはテストモード時のみ動作すればよい。したがって、テストモード時以外の通常動作モード時においては、プログラム用電源回路10Aが動作しないため、プログラム用電源回路10Aを構成するコンデンサ11は、テストモード時以外の通常動作モード時において、プログラム用電源回路10A以外の回路により使用することができる。
以下に、この点に着目した実施形態2〜4について詳細に説明する。なお、e−fuse21のプログラムはテストモード時(破壊モード時)のみに行われるため、プログラム用電源回路10Aはテストモード時(破壊モード時)のみで動作すればよいという点に着目して、以下の実施形態2〜4としている。
(実施形態2)
本実施形態2では、プログラム用電源回路10Aを構成するコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モード時において、定電圧回路の位相補償用または出力安定化用として使用する場合について説明する。
図3は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。
図3において、本実施形態2の半導体装置1Bは、半導体チップ上に形成されたe−fuse構成部20Aと、このe−fuse構成部20Aのe−fuse21をプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路10Bと、通常動作モード時に使用される定電圧回路30とを備えている。
プログラム用電源回路10Bは、コンデンサ11を定電圧回路30の位相補償用コンデンサまたは出力安定化用コンデンサとして使用可能なように、切替スイッチ15〜18が設けられている以外は上記実施形態1のプログラム用電源回路10Aの場合と同様であるため、対応する部材に同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
切り替えスイッチ15および16は、コンデンサ11の両側に設けられ、プログラム用電源回路10Bを構成するトランジスタ12および13の各一方端にそれぞれ接続されている。
切り替えスイッチ17および18は、コンデンサ11の両側から引き出された各配線に設けられ、コンデンサ11の両側から各切り替えスイッチ17および18をそれぞれ介して定電圧回路30の入出力端に接続されている。これらの切り替えスイッチ15〜18としてはそれぞれ、図4に示すような一般的なNMOSトランジスタとPMOSトランジスタで構成されたトランスミッションゲートを用いることができる。
図5は、図3の定電圧回路30の要部具体的構成例を示す回路図である。
図5において、この定電圧回路30は、破線で囲った位相補償用コンデンサC1および出力安定化用コンデンサC2を備えている。本実施形態2では、この位相補償用コンデンサC1または出力安定化用コンデンサC2を、切り替えスイッチ15および16と切り替えスイッチ17および18とを切り替えることにより、プログラム用電源回路10Bのコンデンサ11として兼用する。
即ち、テストモードでは、切り替えスイッチ15および16が導通状態(オン状態)、切り替えスイッチ17および18が非導通状態(オフ状態)となり、コンデンサ11をプログラム用電源回路10Bにより使用することができる。また、テストモード以外の通常動作モードでは、切り替えスイッチ15および16が非導通状態(オフ状態)、切り替えスイッチ17および18が導通状態(オン状態)となり、破線で囲った位相補償用コンデンサC1または出力安定化用コンデンサC2の代わりに、その両端を外部に引き出してコンデンサ11の両端に接続すれば、コンデンサ11を定電圧回路30により使用することができる。
本実施形態2において、e−fuse21は、定電圧回路30からの出力電圧値を調整(トリミング)するために用いることができる。
この定電圧回路30からの出力電圧値を調整する場合について、図6を用いて、3bitのトリミングを行う場合について説明する。
図6は、図5の定電圧回路からの出力電圧値を調整する場合について説明するための要部具体的構成例を示す回路図である。
図6において、e−fuse211〜213のいずれかと抵抗Rとの各接続点がバッファT1〜T3をそれぞれ介してロジック回路31に接続されており、ロジック回路31の出力信号S1〜S8が、図4と同様のトランスミッションゲートTG1〜TG8の制御信号として用いられる。抵抗群32は、複数の抵抗rが直列接続されたものであり、出力安定化用コンデンサC2と並列に、接地電圧GNDと定電圧回路30の出力VOUTとの間に接続されている。トランスミッションゲートTG1〜TG8はそれぞれ、各抵抗rの接続点と定電圧回路30の入力部との間に接続されている。
トランスミッションゲートTG1〜TG8は、図4に示すような一般的なトランスミッションゲートにより構成され、ON/OFFノードに入力される信号がHレベルの場合にはトランスミッションゲートはオン状態、ON/OFFノードに入力される信号がLレベルの場合にはトランスミッションゲートはオフ状態となる。
図6に示すe−fuse211が溶断(導通)されている場合(NMOSトランジスタ221のゲートへの制御信号FUSELがHレベルのとき)には、下記表2のように、トリミング調整信号F1はHレベルとなり、バッファT1からの出力信号はHレベルとなる。これに対して、e−fuse211が未溶断(非導通=オープン)の場合(NMOSトランジスタ221のゲートへの制御信号FUSELがLレベルのとき)には、トリミング調整信号F1はLレベルとなり、バッファT1からの出力信号はLレベルとなる。e−fuse212およびe−fuse213についても同様に、e−fuse212およびe−fuse213が溶断(導通)されている場合(NMOSトランジスタ222および223のゲートへの制御信号FUSELがHレベルのとき)には、下記表2のように、トリミング調整信号F2およびF3は共にHレベルとなり、バッファT2およびT3からの各出力信号も共にHレベルとなる。また、e−fuse212およびe−fuse213が未溶断(オープン)の場合(NMOSトランジスタ222および223のゲートへの制御信号FUSELがLレベルのとき)には、下記表2のように、トリミング調整信号F2およびF3は共にLレベルとなり、バッファT2およびT3からの各出力信号も共にLレベルとなる。
Figure 2009152325
これらのe−fuse211〜e−fuse213の溶断と未溶断の状態によって、バッファT1、T2およびT3がLレベルまたはHレベルになり、下記表3の真理値表に従うロジック回路31によって、そのロジック回路31からの出力信号S1〜S8のうちの一つがHレベルとされる。
Figure 2009152325
次に、ロジック回路31からの出力信号S1〜S8のうち、Hレベルとなった信号ラインに接続されるトランスミッションゲートTG1〜TG8のいずれかがオン(導通)状態となり、定電圧回路30の出力信号VOUTから抵抗群32により分圧された分圧電圧が選択されて定電圧回路30に入力され、この分圧電圧と、もう一方の入力電圧である参照電圧VREFFとが比較されて、その分圧電圧に応じた出力電圧VOUTが決定される。
なお、図6では、3個のe−fuse121〜123を用いてロジック回路31によりその出力信号S1〜S8のうちの一つをHレベルとしたが、これに限らず、例えば8個のe−fuse121〜128を用いて信号T1〜T8のレベルを直接、そのロジック回路31からの出力信号S1〜S8のレベルとすることもできる。さらに、図6では、定電圧回路30の出力信号VOUTから分圧された分圧電圧を定電圧回路30に入力させているため、トランスミッションゲートTGを図7(a)のように構成したが、これに限らず、図7(b)に示すように構成してもよい。
以上のように、本実施形態2によれば、このプログラム用電源回路10Bは、3個のトランジスタ12〜14と1個のコンデンサ11とによって構成されており、簡易な構成で、チップ占有面積が小さく、モールド後にe−fuse21または、e−fuse211〜213をプログラム設定してチップ特性を調整することが可能なプログラム用電源回路10Bを備えた半導体装置1Bを実現することができる。さらに、プログラム用電源回路10Bに使用されるコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいて、プログラム用電源回路10B以外の定電圧回路30により、位相補償用コンデンサC1または出力安定化用コンデンサC2の代わりに使用可能であることから、さらにチップ占有面積の縮小化を図ることができる。
(実施形態3)
本実施形態3において、プログラム用電源回路を構成するコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいて、アナログデジタル変換回路を構成する積分回路により使用される場合について詳細に説明する。
図8は、本発明の実施形態3に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。
図8において、本実施形態3の半導体装置1Cは、半導体チップ上に形成されたe−fuse構成部20Aと、このe−fuse構成部20Aのe−fuse21をプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路10Bと、通常動作モード時にのみ使用されるアナログデジタル変換回路40とを備えている。
この場合、プログラム用電源回路10Bは、コンデンサ11をアナログデジタル変換回路40を構成する積分回路のコンデンサとして使用可能なように、切替スイッチ15〜18が設けられている以外は上記実施形態1のプログラム用電源回路10Aの場合と同様の構成であるため、対応する部材には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
切り替えスイッチ15および16は、コンデンサ11の両側に設けられ、プログラム用電源回路10Bを構成するトランジスタ12および13に接続されている。また、切り替えスイッチ17および18は、コンデンサ11の両側から引き出された配線に設けられ、コンデンサ11の両側から切り替えスイッチ17および18をそれぞれ介してアナログデジタル変換回路40に接続されている。これらの切り替えスイッチ15〜18としては、図4に示すものと同様に、一般的なNMOSトランジスタとPMOSトランジスタで構成されたトランスミッションゲートを用いることができる。
図9(a)は、図8のアナログデジタル変換回路40の要部具体的構成例を示すブロック図であり、図9(b)は、図9(a)の積分回路の要部具体的構成例を示す回路図である。
図9(a)において、アナログデジタル変換回路40は、一般的な計数型アナログデジタル変換回路であり、スイッチ41を介して入力信号Vinが入力され、スイッチ42を介して参照信号Vrefが入力される積分回路43と、この積分回路43からの出力信号が入力されるコンパレータ44と、このコンパレータ44からの出力信号とクロック信号生成部45からのクロック信号CLKが入力され、スイッチ41および42を制御する制御信号を生成する制御部46と、この制御部46からの出力信号とコンパレータ44からの出力信号が入力されるカウンタ47とを備えている。
この積分回路43は、図9(b)に示すように、負入力部に抵抗Rが接続され、正入力部に接地電圧GNDの出力端が接続されたオペレーショナルアンプ431と、このオペレーショナルアンプ431の負入力部と出力部との間に接続されたコンデンサCとを備えている。本実施形態3では、この積分回路43の帰還用のコンデンサCを、プログラム用電源回路10Bのコンデンサ11として兼用する。
テストモードでは、切り替えスイッチ15および16が導通状態(オン状態)で、切り替えスイッチ17および18が非導通状態(オフ状態)となり、コンデンサ11をプログラム用電源回路10Bにより使用することができる。また、テストモード以外の通常動作モードでは、切り替えスイッチ15および16が非導通状態(オフ状態)で、切り替えスイッチ17および18が導通状態(オン状態)となり、コンデンサ11をアナログデジタル変換回路40により使用することができる。
以上のように、本実施形態3によれば、プログラム用電源回路10Bは、3個のトランジスタ12〜14と1個のコンデンサ11とによって構成されており、簡易な構成で、面積が小さく、モールド後に、e−fuse21をプログラム設定してチップ特性を調整することが可能なプログラム用電源回路10Bを備えた半導体装置1Cを実現することが可能となる。さらに、プログラム用電源回路10Bに使用されるコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいて、プログラム用電源回路10B以外のアナログデジタル変換回路40により使用可能であることから、さらにチップ占有面積の縮小化を図ることができる。
(実施形態4)
本実施形態4では、プログラム用電源回路を構成するコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいて、デジタルアナログ変換回路を構成する積分回路により使用される場合について説明する。
図10は、本発明の実施形態4に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。
図10において、本実施形態4の半導体装置1Dは、半導体チップ上に形成されたe−fuse構成部20Aと、このe−fuse構成部20Aのe−fuse21をプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路10Bと、通常動作モード時にのみ使用されるデジタルアナログ変換回路50とを備えている。
このプログラム用電源回路10Bは、コンデンサ11をデジタルアナログ変換回路50のコンデンサとして使用可能なように、切替スイッチ15〜18が設けられている以外は実施形態1のプログラム用電源回路10Aと同様であるため、対応する部分に同じ参照番号を付して詳細な説明を省略する。
切り替えスイッチ15および16は、コンデンサ11の両側に設けられ、プログラム用電源回路10Bを構成するトランジスタ12および13に接続されている。また、切り替えスイッチ17および18は、コンデンサ11の両側から引き出された配線に設けられ、コンデンサ11の両側から切り替えスイッチ17および18を介してデジタルアナログ変換回路50に接続されている。これらの切り替えスイッチ15〜18としては、図4で示すように、一般的なNMOSトランジスタとPMOSトランジスタで構成されたトランスミッションゲートを用いることができる。
テストモードでは、切り替えスイッチ15および16が導通状態(オン状態)で、切り替えスイッチ17および18が非導通状態(オフ状態)となり、コンデンサ11をプログラム用電源回路10Bにより使用することができる。また、テストモード以外の通常動作モードでは、切り替えスイッチ15および16が非導通状態(オフ状態)で、切り替えスイッチ17および18が導通状態(オン状態)となり、コンデンサ11をデジタルアナログ変換回路50により使用することができる。
したがって、本実施形態4では、プログラム用電源回路10Bは、3個のトランジスタ12〜14と1個のコンデンサ11とによって構成されており、簡易な構成で、面積が小さく、モールド後にe−fuse21をプログラム設定してチップ特性を調整することが可能なプログラム用電源回路10Bを備えた半導体装置1Dを実現することが可能となる。さらに、プログラム用電源回路10Bに使用されるコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいて、プログラム用電源回路10B以外のデジタルアナログ変換回路50により使用可能であることから、さらにチップ占有面積の縮小化を図ることができる。
以上のように、本実施形態1〜4によれば、1個のコンデンサ11と3個のトランジスタ12〜14という簡易な構成であり、モールド後、最終製品のパッケージ実装状態において、通常動作電圧よりも高いプログラム電圧を生成してe−fuse21をプログラムすることにより、トリミング調整信号Fを出力して、チップ特性を調整することが可能である。これによって、レーザ装置を用いない簡易な構成で、その占有チップ面積がより小さく、モールド後にもe−fuse21をプログラム設定してチップ特性を調整することができる。また、本実施形態2〜4によれば、テストモード時には、e−fuse21をプログラムするためにプログラム用電源回路10Bが動作し、それ以外の回路は動作していないことから、プログラム用電源回路10Bを構成するコンデンサ11は、テストモード以外の通常動作モードにおいてプログラム用電源回路以外の回路、例えば定電圧回路30、アナログデジタル変換回路40、またはデジタルアナログ変換回路50などに用いられているコンデンサと兼用して使用することができる。
なお、上記実施形態1〜4では、特に説明しなかったが、半導体チップ上に形成された一または複数のe−fuse21と、一または複数のe−fuse21を選択的にプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路10Aまたは10Bとを備え、このプログラム用電源回路10Aまたは10Bは、プログラム電圧を生成するための少なくとも1個のコンデンサ11と、このコンデンサ11を用いて通常動作電圧(例えば電源電圧VDD)をプログラム電圧(例えばVDD×2)に昇圧制御して出力端(ノードVFU)から出力するためのトランジスタ手段(ここでは3個のトランジスタを用いたがこれに限らない)とを有していれば、レーザ装置を用いない簡易な構成で、その占有チップ面積がより小さく、モールド後にもe−fuse21をプログラム設定してチップ特性を調整することができる本発明の目的を達成することができる。ここでは、コンデンサ11は1個であるが、複数個用いて、破壊時に直列に接続することで、通常動作電圧(例えば電源電圧VDD)からプログラム電圧(例えばVDD×M;Mは3以上の整数)を生成、または、破壊時に並列に接続することで、通常動作電圧(例えば電源電圧VDD)からプログラム電圧(例えばVDD×(1+1/L);Lは2以上の整数)を生成、または破壊時に直列と並列に組み合わせて接続することで通常動作電圧からプログラム電圧を生成するようにしてもよい。
また、上記実施形態1〜4では、e−fuse21の一方端がノードVFUに接続され、e−fuse21の他方端と接地電圧GNDの出力端との間に、制御端(ゲート)が制御信号FUSELの出力端に接続された第4トランジスタとしてのNMOSトランジスタ22と抵抗23とが並列に接続されている場合について説明したが、これに限らず、複数のe−fuseがN個(Nは2以上の整数)の場合であってもよく、N個のe−fuseの各一方端がノードVFUにそれぞれ接続され、N個のe−fuseのそれぞれの他方端と接地電圧GNDの出力端との各間にそれぞれ、制御端(ゲート)が制御信号FUSELの出力端に接続された第4トランジスタと抵抗との並列回路がそれぞれ接続され、この制御信号FUSELにより、プログラムする電気的フューズが選択されてもよい。
さらに、上記実施形態1〜4では、特に説明しなかったが、インターフェイス用のデジタル入力端子を用いて、外部から信号入力することによりプログラム用電源回路10Aまたは10Bを駆動して、一または複数のe−fuseに対して選択的にプログラムするプログラム電圧を生成することができる。この場合、この外部からの入力信号に基づいて、トランジスタ手段(三つのトランジスタ12〜14)を駆動して、コンデンサ11を用いて電源電圧VDDをプログラム電圧(VDD×2)に昇圧制御すると共に、一または複数のe−fuseを選択的にプログラムするために一または複数のe−fuseを選択制御することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜4を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜4に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜4の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、電気的フューズを有する半導体装置に関し、特に、外部からの入力電圧を他の電圧に変換して出力するように構成された電源供給用ICなどにおいて、その出力電圧をプログラム設定(トリミング調整)するために用いられる電気的フューズと、その電気的フューズをプログラムするためのプログラム用電圧を生成するプログラム用電源回路とを有する半導体装置の分野において、プログラム用電源回路は、少なくとも1個のトランジスタと少なくとも1個のコンデンサとによって構成されており、簡易な構成で、面積が小さく、モールド後にe−fuseをプログラム設定してチップの特性を調整することが可能なプログラム用電源回路を備えた半導体装置を実現することが可能となる。さらに、プログラム用電源回路に使用されるコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいて、プログラム用電源回路部以外の定電圧回路やアナログデジタル変換回路、デジタルアナログ変換回路などにより使用可能であることから、さらに面積の縮小化を図ることができる。
本発明の実施形態1に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。 図1のプログラム用電源回路における各信号波形を示すタイミング図である。 本発明の実施形態2に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。 図3の切り替えスイッチとして用いるトランスミッションゲートを示す回路図である。 図3の定電圧回路の要部具体的構成例を示す回路図である。 図5の定電圧回路からの出力電圧値を調整する場合について説明するための要部具体的構成例を示す回路図である。 (a)および(b)はそれぞれ、図6の出力電圧VOUTから分圧された分圧電圧を定電圧回路に入力信号として入力させるための接続部の一部構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態3に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。 (a)は、図8のアナログデジタル変換回路の要部具体的構成例を示すブロック図であり、(b)は、(a)の積分回路の要部具体的構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態4に係る半導体装置の要部具体的構成例を示す回路図である。 従来の内部昇圧回路を含む半導体装置の要部回路構成例を示すブロック図である。 図11の内部昇圧回路における参照電圧発生回路および電圧比較回路の要部具体的構成例を示す回路図である。
符号の説明
1A、1B、1C、1D 半導体装置
10A、10B プログラム用電源回路
11、C1、C2、C コンデンサ
12、13 PMOSトランジスタ
14、22、221、222、223 NMOSトランジスタ
15、16、17、18 切り替えスイッチ
20A e−fuse構成部
21、211、212、213 e−fuse(電気的ヒューズ)
23、R、r 抵抗
30 定電圧回路
31 ロジック回路
32 抵抗群
40 アナログデジタル変換回路
41、42 スイッチ
43 積分回路
431 オペレーショナルアンプ
44 コンパレータ
45 クロック信号生成部
46 制御部
47 カウンタ
50 デジタルアナログ変換回路
F、F1〜F3 トリミング調整信号
T1、T2、T3 バッファ
TG1、TG2、TG3 トランスミッションゲート
C1 位相補償用コンデンサ
C2 出力安定化用コンデンサ
C コンデンサ

Claims (17)

  1. 半導体チップ上に形成された一または複数の電気的フューズと、
    該一または複数の電気的フューズを選択的にプログラムするプログラム電圧を生成するプログラム用電源回路とを備え、
    該プログラム用電源回路は、該プログラム電圧を生成するための少なくとも1個のコンデンサと、該コンデンサを用いて通常動作電圧を該プログラム電圧に昇圧制御して出力端から出力するためのトランジスタ手段とを有する半導体装置。
  2. 前記トランジスタ手段は、
    一方駆動端が電源電圧VDDの出力端に接続され、他方駆動端が前記出力端のノードVFUに接続され、制御端が制御信号ENの出力端に接続された第1トランジスタと、
    一方駆動端が該電源電圧VDDの出力端に接続され、他方駆動端がノードVCAPに接続され、制御端が制御信号XENの出力端に接続された第2トランジスタと、
    一方駆動端が該ノードVCAPに接続され、他方駆動端が接地電圧GNDの出力端に接続され、制御端が制御信号XENに接続された第3トランジスタとを有し、
    前記コンデンサは、その一方端が該ノードVFUに接続され、その他方端が該ノードVCAPに接続された請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電気的フューズの一方端が前記ノードVFUに接続され、該電気的フューズの他方端と接地電圧GNDの出力端との間に、制御端が制御信号FUSELの出力端に接続された第4トランジスタと抵抗とが並列に接続されている請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数の電気的フューズがN個(Nは2以上の整数)の場合、該N個の電気的フューズの各一方端が前記ノードVFUにそれぞれ接続され、該N個の電気的フューズのそれぞれの他方端と接地電圧GNDの出力端との各間にそれぞれ、制御端が制御信号FUSELの出力端に接続された第4トランジスタと抵抗との並列回路がそれぞれ接続されており、該制御信号FUSELにより、プログラムする電気的フューズが選択される請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記コンデンサの両側に接続された第1および第2切り替えスイッチと、該コンデンサの両側から引き出された配線に接続された第3および第4切り替えスイッチとが設けられ、テストモード時に、該第1および第2切り替えスイッチが導通状態とされかつ該第3および第4切り替えスイッチが非導通状態とされ、通常動作モード時に、該第1および第2切り替えスイッチが非導通状態とされかつ該第3および第4切り替えスイッチが導通状態とされて、該通常動作モード時に該コンデンサを前記プログラム用電源回路以外の回路に用いるコンデンサと兼用される請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 外部からの入力電圧を他の電圧に変換して出力する電源供給用アナログ集積回路として構成されている請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記一または複数の電気的フューズは、前記電源供給用アナログ集積回路がパッケージに実装された状態で出力電圧値がトリミング調整可能とされている請求項6に記載の半導体装置。
  8. インターフェイス用のデジタル入力端子を用いて、外部から信号入力することにより前記プログラム用電源回路を駆動して、前記一または複数の電気的フューズに対して選択的にプログラムするプログラム電圧を生成する請求項1または7に記載の半導体装置。
  9. 前記外部からの入力信号に基づいて、前記トランジスタ手段を駆動して、前記コンデンサを用いて電源電圧を前記プログラム電圧に昇圧制御すると共に、前記一または複数の電気的フューズを選択的にプログラムするために該一または複数の電気的フューズを選択制御する請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記電気的フューズは、通常動作モードとは別のテストモードによってプログラムされ、該通常動作モードでは前記プログラム用電源回路が動作されない構成とした請求項1または5に記載の半導体装置。
  11. 前記プログラム用電源回路のコンデンサは、前記通常動作モードにおいて、定電圧回路の位相補償用または出力安定化用として兼用される請求項5に記載の半導体装置。
  12. 前記電気的フューズは、前記定電圧回路からの出力電圧値を調整可能とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記プログラム用電源回路のコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいて、アナログデジタル変換回路またはデジタルアナログ変換回路に使用されるコンデンサと兼用される請求項5に記載の半導体装置。
  14. 前記プログラム用電源回路のコンデンサは、テストモード以外の通常動作モードにおいて、アナログデジタル変換回路またはデジタルアナログ変換回路の積分回路に使用されるコンデンサと兼用される請求項5に記載の半導体装置。
  15. 前記通常動作電圧は電源電圧VDDであり、前記プログラム電圧は該電源電圧VDD×m(mは2以上の整数)である請求項1に記載の半導体装置。
  16. 前記第1トランジスタおよび第2トランジスタはPMOSトランジスタであり、前記第3トランジスタはNMOSトランジスタである請求項2に記載の半導体装置。
  17. 前記電気的フューズのプログラムは、切断または絶縁破壊による状態変化である請求項1、3および4のいずれかに記載の半導体装置。
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