JP2009151351A - 画像情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】直感的に理解しやすいユーザ・インターフェースを有する画像情報処理システムを提供する。
【解決手段】電源ボタンが押下されると、データ通信シート100は、磁界結合により表示媒体200へ、ケーブルによりカメラ300へそれぞれ電力を供給する。データ通信シート100は、検出部103の検出結果に基づいてシート側通信コイル層101と媒体側通信コイル層201との間に磁界結合を形成する。データ通信シート100は表示媒体200に媒体識別情報を送信するように要求し、この要求に応じて表示媒体200は、媒体識別情報を送信する。カメラ300は、表示媒体200が置かれたデータ通信シート100を含む空間を撮像して撮像画像を示す撮像画像データをデータ通信シート100に出力する。データ通信シート100はカメラ300が出力した撮像画像データと、媒体識別情報から表示媒体200に対する利用者の操作内容を認識する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像情報処理システムにおけるユーザ・インターフェースの技術に関する。
近年、パーソナルコンピュータのGUI(Graphical User Interface)において、表示を三次元構造化することにより、人の空間感覚を情報認識/操作に組み込み、複数のコンテンツに対する情報操作ユーザビリティを改善する技術が開発されている。さらに、アイコンなどのディスプレイ内に表示されるユーザ・インターフェースに対して、間接的に人の空間感覚を応用する以外に、タンジブル・ビットのような物理的なユーザ・インターフェースによって、直接的に人の空間感覚に訴える情報操作ユーザビリティの技術が開発されている。物理的なユーザ・インターフェースはディスプレイ内に表示されるユーザ・インターフェースと異なり、実際にその物に触れたり掴めたりするため、人がその物に対してどのような物理的操作ができるかということを直感的に理解しやすいという利点がある。
例えば、特許文献1には、複数の媒体(コンテンツ)を画像認識により連携させ、実空間での情報操作を可能とする発明が開示されている。
特開2001−265523号公報
本発明の課題は、電子ペーパーなどの表示手段を実空間での情報操作に用いた画像情報処理システムを提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る画像情報処理システムは、利用者が処理の内容を指示するための指示領域を含む画像を表した画像データを送信する送信面を有する送信手段と、前記送信面に置かれ、当該送信面から送信されてくる画像データを受信して、当該画像データが表す画像を表示する表示領域を有する表示手段と、前記表示手段が置かれた前記送信面を含む空間を撮像した撮像画像を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した撮像画像を解析して、利用者が前記指示領域を用いて指示した処理の内容を認識する認識手段と、前記認識手段が認識した内容の処理を実行する処理実行手段とを具備することを特徴とする。
好ましくは、前記取得手段が取得した撮像画像に基づいて、前記送信面における前記表示手段の向きを特定する特定手段と、前記表示手段が有する表示領域のうち、前記特定手段が特定した前記表示手段の向きに応じた部分に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、前記送信手段は、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信するとよい。
また、好ましくは、前記特定手段が特定した前記表示手段の向きから、当該表示手段において表示の基準となる基準方向を選択する方向選択手段と、前記表示手段の表示領域のうち、前記方向選択手段が選択した基準方向に対して所定の位置にある部分に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、前記送信手段は、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信するとよい。
また、好ましくは、前記特定手段は、前記取得手段が取得した撮像画像に基づいて、前記送信面における前記表示手段の位置および向きを特定し、前記特定手段が特定した前記表示手段の位置と前記送信面の所定の点または外縁との位置関係および当該表示手段の向きから、当該表示手段において表示の基準となる基準方向を選択する方向選択手段と、前記表示手段の表示領域のうち、前記方向選択手段が選択した基準方向に対して所定の位置にある部分に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、前記送信手段は、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信するとよい。
また、好ましくは、前記送信面には、複数の前記表示手段が置かれており、前記撮像画像に基づいて、前記複数の表示手段がそれぞれ有する表示領域のうち、互いに重なり合う表示領域を特定する特定手段と、表示領域が重なり合う表示手段のうち、上に重なっている表示手段によって表示される画像であって、前記特定手段が特定した表示領域に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、前記送信手段は、表示領域が重なり合う表示手段のうち、上に重なっている表示手段に対して、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信するとよい。
また、好ましくは、前記送信面には、それぞれ異なる識別情報が割り当てられた複数の前記表示手段が置かれており、前記画像データと、当該画像データの送信先の表示手段に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段を具備し、前記表示手段は、自身に割り当てられた前記識別情報を発信し、前記送信手段は、前記表示手段によって発信される識別情報を受信する受信面を有し、前記受信面が受信した識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して前記送信面から送信するとよい。
本発明に係る画像情報処理システムによれば、そのユーザ・インターフェースが人にとって直感的に理解しやすいため、操作の習得が容易になり、作業効率が向上するという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A:構成)
(A−1:画像情報処理システムの全体構成)
図1は画像情報処理システム1の全体構成を示す図である。図に示すように、画像情報処理システム1は、薄手の平面状に構成されたデータ通信装置であるデータ通信シート100と、薄手の平面状に構成された表示装置である表示媒体200と、データ通信シート100の鉛直方向上方に設置されたカメラ300とを備える。表示媒体200は、データ通信シート100の上に置かれた状態で使用され、データ通信シート100とカメラ300は通信ケーブルによって接続されている。図には表示媒体200を1つしか図示していないが、この表示媒体は複数であってもよい。
データ通信シート100は、平らな面を有しており、その面から表示媒体200に対して磁界結合を利用して電力および画像データの供給を行う装置である。以下、このデータ通信シート100の面のことを「送信面」という。表示媒体200は、データ通信シート100の送信面から電力および画像データを受け取り、その電力を用いて受け取った画像データに基づいた画像を表示する装置である。カメラ300は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子を備え、データ通信シート100およびこれに置かれた表示媒体200を含む空間を撮像し、撮像した撮像画像を撮像画像データにしてデータ通信シート100に出力する装置である。このカメラ300の位置や撮像素子の向き或いはカメラ300のズーム機能は予め適切に調整されており、これにより、カメラ300の撮像領域は、図中点線で示す如く、データ通信シートの送信面全域をカバーするようになっている。
(A−2:表示媒体の構成)
図2は表示媒体200の構成の一例を示すブロック図である。
制御部230はCPU(Central Processing Unit)などの演算装置であり、バス290を介して、媒体側通信コイル層201、パワー受給コイル層211、記憶部240及び表示部250を制御する。記憶部240はROM(Read Only Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などのメモリであり、表示部250に表示する画像データや制御部230に読み込まれる制御プログラムなどを記憶するほか、表示媒体200に固有の媒体識別情報MIDを記憶する。この制御部230と記憶部240はフィルム状の電子回路基板である基板200Bの中に設けられている。媒体側通信コイル層201は、少なくとも1つの媒体側通信コイル201cを備える。この媒体側通信コイル201cは、データ通信シート100の要求に応じて上述の媒体識別情報MIDに対応する信号を送信するほか、データ通信シート100から画像データを受け取る。パワー受給コイル層211は、データ通信シート100から電力を受け取る、少なくとも1つのパワー受給コイル211cを備える。表示部250は例えば矩形の表示領域を有しており、制御部230による制御の下で、画像データに基づいた画像をその表示領域に表示する。この表示部250の表示方式は、電力の供給がなくても、一定期間表示内容を維持することができる表示方式であり、例えば、マイクロカプセル方式をはじめ、電子粉流体方式、液晶方式など様々な方式を採用することができる。
(A−3:データ通信シートの構成)
図3はデータ通信シート100の構成の一例を示す図である。
図に示すように、データ通信シート100は、シート側通信コイル層101と、スイッチ層102と、検出部103と、パワー供給コイル層111と、制御部130と、記憶部140と、外部機器インターフェース150とを備え、これらがバス190を介して接続されている。検出部103、制御部130、記憶部140および外部機器インターフェース150は電子回路基板である基板100Bの中に設けられている。
シート側通信コイル層101は、碁盤目状に配列された複数のシート側通信コイル101cを備えている。これらシート側通信コイル101cにはそれぞれ固有の識別情報SID(後述する)が割り振られている。スイッチ層102は、シート側通信コイル層101に備えられた各シート側通信コイル101cに対応するスイッチ(図示略)を備えており、オンにされたスイッチに対応するシート側通信コイル101cには、図示せぬ電源から電流が流される構成になっている。検出部103は、電流が流されたシート側通信コイル101cのインダクタンスを検出し、検出結果を出力する。パワー供給コイル層111は、碁盤目状に配列された複数のパワー供給コイル111cを備えており、これにより電磁波を送出し、表示媒体200に対する無線送電を行う。
制御部130は、例えばCPUなどの演算装置であり、記憶部140に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより、データ通信シート100の各部を制御する。記憶部140はフラッシュメモリなどの記憶装置であり、制御部130に読み込まれる制御プログラムや、後述する画像認識処理に必要な情報を記憶する。さらに、この記憶部140は、表示媒体200が表示する画像データのほか、各々の表示媒体200とこれらに送信する画像データとの対応関係を記述した画像データ対応表141と、媒体側通信コイル201cとシート側通信コイル101cとの対応関係を記述する識別情報対応表142とを記憶する。表示媒体200の表示部250は、同時に1ページ分の画像データを表示するが、記憶部140に記憶された各画像データは、1又は複数ページの画像データからなるファイルであり、各画像データにはページ番号が割り当てられている。外部機器インターフェース150は、USB(Universal Serial Bus)などの接続端子であり、USBケーブルなどの通信ケーブルを介してカメラ300に接続されており、カメラ300から出力される撮像画像データを受け取る。
(A−4:画像データ対応表の構成)
次に、画像データ対応表141の詳細について説明する。
図4は画像データ対応表141を示す図であり、この図に示すような画像データ対応表141が記憶部140の所定の領域に予め記憶されている。画像データ対応表141には、各表示媒体200の媒体識別情報MIDと、その媒体識別情報MIDが示す表示媒体200に対して最後に送信した画像データが属するファイルのファイル名およびその画像データに割り当てられたページ数が対応付けられて記述されている。図に示す例では、媒体識別情報MIDが「MID−1」の表示媒体200には、ファイル名「DATA1」に含まれるページ「1」にあたる画像データが最後に送信されたことが記述されている。
(A−5:識別情報対応表の構成)
次に、識別情報対応表142の詳細について説明する。
図5は識別情報対応表142を示す図であり、この図に示すような識別情報対応表142が記憶部140の所定の領域に予め記憶されている。この識別情報対応表142には、シート側通信コイル層101に設けられた全てのシート側通信コイル101cの識別情報SIDと、各シート側通信コイル101cの中心座標とが対応付けられて記述されている。この中心座標は、データ通信シート100の送信面に定めた2次元のXY座標によって表わされる。また、識別情報対応表142には、媒体識別情報MIDを記述するフィールドが設けられている。初期状態において、このフィールドはブランクであるが、いずれかのシート側通信コイル101cが媒体側通信コイル201cから媒体識別情報MIDを示す信号を受信したとき、制御部130は、そのシート側通信コイル101cの識別情報SIDに対応するフィールドに、受信した媒体識別情報MIDを記述する。
(A−6:通信状態にあるデータ通信シートおよび媒体の構造)
図6は、表示媒体200がデータ通信シート100の送信面に置かれた状態の断面図である。
図に示すように、表示媒体200は、下から順に、絶縁保護膜(図示略)、媒体側通信コイル層201、パワー受給コイル層211、基板200B及び表示部250が重ねられた構成となっている。また、データ通信シート100は、上から順に、絶縁保護膜(図示略)、シート側通信コイル層101、スイッチ層102、パワー供給コイル層111及び基板100Bが重ねられた構成となっている。この構成において、シート側通信コイル層101と媒体側通信コイル層201とは、図示しない絶縁保護膜を挟んで、対向配置されることになる。そして、シート側通信コイル層101と媒体側通信コイル層201のそれぞれに設けられたコイル同士が磁界結合を形成し、データ通信を行う。さらに、これら2層を挟んで、パワー供給コイル層111とパワー受給コイル層211とが、それぞれに設けられたコイルによって磁界結合を形成して、パワー供給コイル層111からパワー受給コイル層211へ無線送電を行うことにより、表示媒体200に電力が供給される。
図7は表示媒体200がデータ通信シート100の送信面に置かれた状態を鉛直方向上方から見た平面図である。データ通信シート100の送信面を上方から見たとき、実際にはコイルは目に見えないが、ここでは、各コイルの位置関係を説明するため、各コイルを図中に示している。
パワー供給コイル層111に碁盤目状に配列された複数のパワー供給コイル111cは、それぞれ電磁波を送出している。パワー受給コイル211cは、自身のコイル周の内側領域に重なっているパワー供給コイル111cから電磁波を受けて表示媒体200を駆動する電力を得る。制御部130がスイッチ層102の複数のスイッチを順番にオンにすると、検出部103はオンにされたスイッチに対応するシート側通信コイル101cのインダクタンスを順番に検出する。媒体側通信コイル201cがシート側通信コイル101cに重なると、そのインダクタンスは変化するので、制御部130は、その変化を検出して媒体側通信コイル201cに重なるシート側通信コイル101cを特定する。
なお、媒体側通信コイル201cはシート側通信コイル101cと任意の相対位置に置かれるため、上述した磁界結合を形成するためには、媒体側通信コイル201cがシート側通信コイル101cよりも大きいことが望ましい。同様に、パワー受給コイル211cはパワー供給コイル111cよりも大きいことが望ましい。
(B:動作)
次に、画像情報処理システム1の動作を説明する。
図8は画像情報処理システム1の動作の流れを説明するためのシーケンス図である。上述したように表示媒体200は電力が供給されていない状態でも表示状態を維持できるので、表示媒体200には、表示媒体200が行った前回の画像表示処理によって表示された画像がそのまま表示されている。ここでは、例えば後で詳述する図9のように或る画像(図中「1」の画像)と、利用者が処理の内容を指示するための指示領域Rの画像とが表示されている。
利用者は、このような前回の画像が表示された状態の表示媒体200をデータ通信シート100の上に置き、データ通信シート100の図示しない電源ボタンを押下すると、データ通信シート100に電力が供給される(ステップSA01)。そして、上述した磁界結合により、パワー供給コイル111cからパワー受給コイル211cへ電力が供給される一方(ステップSA02)、外部機器インターフェース150からUSBケーブルを通じてカメラ300に電力が供給される(ステップSA03)。データ通信シート100の制御部130は、全てのシート側通信コイル101cのインダクタンスを検出し(ステップSA04)、媒体側通信コイル201cに重なるシート側通信コイル101cを特定すると、そのシート側通信コイル101cに電流を流して媒体側通信コイル201cとの間に磁界結合を形成する(ステップSA05)。
次に、データ通信シート100の制御部130は、磁界結合を形成したシート側通信コイル101cから媒体側通信コイル201cへ、その表示媒体200に固有の媒体識別情報MIDを送信するように要求する(ステップSA06)。この要求に応じて表示媒体200の制御部230は、記憶部240から媒体識別情報MIDを読出し、これに応じた信号を媒体側通信コイル201cから送信する(ステップSA07)。上述の要求をしたシート側通信コイル101cがこの信号を受信すると、制御部130は、受信した信号に応じた媒体識別情報MIDを、このシート側通信コイル101cと対応付けて識別情報対応表142に記述する(ステップSA08)。
一方、データ通信シート100から電力を供給されたカメラ300は、周期的(例えば0.05秒毎など)に、表示媒体200が置かれたデータ通信シート100を含む空間を撮像する(ステップSA09)。そして、カメラ300は撮像した撮像画像を示す撮像画像データをデータ通信シート100に出力する(ステップSA10)。データ通信シート100の制御部130は、カメラ300が出力した撮像画像データを記憶部140に記憶し(ステップSA11)、その撮像画像データから表示媒体200に対する利用者の操作内容を認識する(ステップSA12)。
ここで表示媒体200に対する利用者の操作内容を認識する認識処理について説明する。図9は表示媒体200に表示される指示領域の一例を示す図である。図に示す例においては、表示媒体200の表示領域は矩形であり、表示領域において、この矩形の頂点の一つ(図では表示領域の左下隅の頂点)を原点とする2次元のxy座標が定められている。そしてこのxy座標のy軸方向を、表示部250による表示の基準となる基準方向として定めている。利用者が処理の内容を指示するための矩形の指示領域Rは、表示領域の基準方向に対して所定の位置関係にある部分に表示されている。これは、利用者が表示媒体を200の表示領域をそのy軸方向から参照する場合を想定しており、そのy軸方向から参照したときに利用者が見やすい位置に指示領域Rを配置すべきだからである。図に示す例では、y座標値が最も小さく、かつ、x座標値が最も大きくなる部分である表示部250の右下隅の部分に、指示領域Rが表示されている。この指示領域Rの4つの頂点の座標値は、それぞれ(xa,ya)、(xc,yc)、(xd,yd)、(xf,yf)である。
この指示領域Rの内側には、ページ戻し又はページ送りを指示するための2つの領域Ra、Rbが表示されている。図の例では、指示領域Rの2つに分ける点線の左側に領域Raが表示されており、右側に領域Rbが表示されている。領域Raは、表示媒体200に表示されている画像をそのページ番号が1つ小さい画像に遷移させる、いわゆるページ戻しを行うための指示領域である。領域Rbは、表示媒体200に表示されている画像をそのページ番号が1つ大きい画像に遷移させる、いわゆるページ送りを行うための指示領域である。また、指示領域Rを2つに分ける点線と、指示領域Rの外縁が交差する点の座標値は、(xb,yb)、(xe,ye)である。
図10はカメラ300が撮像する撮像画像の一例を示す図である。
ここでは、データ通信シート100には、2つの異なる表示媒体200,200−1がそれぞれ置かれている。利用者が表示媒体200の領域Rbの上に、操作子Pの先端を置くと、この状態を撮像したカメラ300は、図10に示すような撮像画像を示す撮像画像データをデータ通信シート100に出力する。データ通信シート100の制御部130は、記憶部140に記憶している画像認識処理用の情報を基に、この撮像画像データが表す画像を解析して、利用者が指示領域Rを用いて指示した処理の内容を認識し、認識した内容の処理を実行する。
図11は制御部130が行う操作内容の認識処理の動作を説明するフロー図である。制御部130は、予め記憶部140に記憶している表示媒体200の表示領域の形状や大きさを基に、カメラ300から出力された撮像画像データを画像パターン解析などの手法で解析して、表示媒体200の表示領域の輪郭を認識する(ステップSB01)。次に、制御部130は、データ通信シート100の送信面に定めた2次元のXY座標平面における、表示媒体200の表示領域の4つの頂点をそれぞれ(Xa,Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)、(Xd,Yd)として記憶部140に記憶する(ステップSB02)。この送信面上のXY座標は、送信面の頂点の一つ(ここでは図中左下隅の頂点)を原点としている。
次に、制御部130は、予め記憶部140に記憶している操作子Pの形状やサイズと、予め記憶部140に記憶している指示領域Ra,Rbのxy座標平面上の座標値(xa,ya)、(xb,yb)、(xc,yc)、(xd,yd)、(xe,ye)、(xf,yf)とを基に、操作子Pの輪郭と指示領域の輪郭とを認識し(ステップSB03)、その操作子Pの先端部分と同じ位置にある領域が領域Raであるか領域Rbであるかを検出して、その検出結果を記憶部140に記憶する(ステップSB04)。ここでは、図のように、操作子Pの先端部分は領域Rbを指しているので、制御部130は、指示された領域が領域Rbであることを記憶部140に記憶する。
次に、制御部130は、識別情報対応表142に記述されたシート側通信コイル101cのうち、その位置が表示媒体200の4つの頂点に含まれているシート側通信コイル101cの識別情報SIDを検索し(ステップSB05)、さらに、識別情報対応表142において、そのシート側通信コイル101cに対応付けられている媒体識別情報MIDを特定する(ステップSB06)。図5の例で説明すると、制御部130は、該当する識別情報SIDとして「SID−47」を検索し、これに対応する媒体識別情報MIDとして「MID−1」を特定する。
次に、制御部130は、画像データ対応表141を参照し、特定した「MID−1」に対応するファイル名及びおよびページ数を読み出す。この場合、図4に示すように、「MID−1」に対応するファイル名は「DATA1」であり、そのページ数は「1」である。そして、制御部130は、読み出したファイル名及びページ数と、記憶部140に記憶しておいた操作子Pが指示する領域とに基づいて、表示媒体200に表示すべき画像データを特定する(ステップSB07)。ここでは、ファイル名は「DATA1」でページ数は「1」であり、記憶部140に記憶されている領域はページ送りを意味する領域Rbであるから、表示媒体200に表示すべき画像データは、ファイル名は「DATA1」でページ数は「1」の画像データの次のページの画像データということになる。したがって、制御部130は、読出したページ数を1増加させた画像データである、ファイル名「DATA1」のページ「2」の画像データを特定する。
再び図8の説明に戻る。制御部130は、ステップSA13において処理の内容を認識すると、その認識結果に応じた処理を行う(ステップSA13)。具体的には、制御部130は、図11のステップSB07にて特定された画像データを記憶部140から読み出してシート側通信コイル101cから送信する。このとき、記憶部140に記憶されている画像データに、指示領域Rを表す画像データが含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。前者の場合には、制御部130は記憶部140から読み出した画像データをそのままシート側通信コイル101cから送信すればよいし、後者の場合には、記憶部140から読み出した画像データに、指示領域Rを表す画像データを合成し、その合成によって得られた画像データをシート側通信コイル101cから送信すればよい。この画像データを受信した表示媒体200の制御部230は、この画像データに基づいて表示部250に画像を表示する(ステップSA14)。
以上説明した実施形態によれば、表示媒体200をデータ通信シート100の送信面上のどの位置に置いたとしても、データ通信シート100から表示媒体200に対して電力と画像データを供給して、表示媒体200に画像を表示させることができる。よって、表示媒体200には、電源も必要ないし、画像データを記憶する不揮発性の記憶手段も必要ない。
また、表示媒体200が表示した表示内容は電力の供給がなくても一定期間、維持されるので、利用者は、データ通信シート100から表示媒体200を離し、それを持ち帰っても、表示内容を確認することができる。さらに、表示媒体200には、データ通信シート100から供給される画像データに基づいて、利用者が処理の内容を指示するための指示領域が表示されるため、表示媒体200に例えばキーやボタンなどの専用の指示手段を設ける必要がない。よって、表示媒体200の装置構成が簡単になり、製造コストを抑制することができる。
(C:変形例)
上記の実施形態を以下のように変形してもよい。
(変形例1)上述の実施形態においては、表示部250による表示の基準となる基準方向を、その表示領域の座標軸であるy軸方向としていたが、これは、複数の表示媒体200がある場合でも同様である。図12は、複数の表示媒体200をデータ通信シート100に様々な向きで置いた状態を上から見た図である。図12(a)では、データ通信シート100に3つの表示媒体200−1、200−2、200−3が置かれており(以下、これらを区別しないときには単に表示媒体200という)、各表示領域の表示の基準となる基準方向D1,D2,D3は、各xy座標のy軸である矢線y1方向、矢線y2方向、矢線y3方向で定められている。表示媒体200は、データ通信シート100に対して任意の相対位置に置くことができるので、必ずしもこれらの基準方向がデータ通信シート100の一つの方向に一致するとは限らない。例えば、図12(a)に示すように、基準方向D1は、データ通信シート100の送信面にとっては図中下向きの方向であるし、基準方向D2は図中上向きの方向であるし、基準方向D3は図中左方向であるというように、各表示媒体200で定められる基準方向はそれぞれ異なる。したがって、表示媒体200−1、200−2、200−3のそれぞれには、図に示すような位置に、指示領域R1、R2、R3が表示される。
ここで、利用者が全ての表示媒体を200を或る1つの方向から参照する場合を想定して、その方向から参照したときに利用者が見やすい位置に各表示媒体200の指示領域Rを配置するようにしてもよい。これにより、図12(a)に示すような表示状態から、図12(b)に示すような表示状態となる。このように表示状態の遷移させるときの処理を以下に説明する。以下の説明では、利用者がデータ通信シート100の送信面のY軸方向から各表示媒体200を参照するものと仮定し、データ通信シート100の記憶部140にはその旨が予め記憶されているものとする。図12に示す状態において、利用者が上述の電源ボタンを押下し、各表示媒体200とデータ通信シート100との間でデータ通信のための磁界結合が形成されると、データ通信シート100の制御部130は、各表示媒体200を撮像した撮像画像データをカメラ300から受け取り、これを解析することによって、各表示媒体200の4つの頂点と指示領域R1、R2、R3の位置から、現在の基準方向D1、D2、D3を特定する。
次に、制御部130は、新しい基準方向D10、D20、D30を各表示媒体200の向きによって決める。この新しい基準方向D10、D20、D30は、各表示媒体200におけるxy座標のx軸並びにy軸の示す方向、およびこれらの逆方向のうち、データ通信シート100の送信面のXY座標におけるY軸方向となす角度が最も小さい方向である。例えば、図12(a)に示した表示媒体200−1の基準方向D10は、表示媒体200−1におけるx軸(x1軸という)の正方向(以下、方向x1という)とその逆方向(以下、方向x1rという)、および表示媒体200−1におけるy軸(y1軸という)の正方向(以下、方向y1という)とその逆方向(以下、方向y1rという)のいずれかとなる。このうち、データ通信シート100の送信面のXY座標におけるY軸方向となす角度が最も小さいものは、図12(c)に示すように方向y1rである。したがって、図12(b)に示すように、y1軸方向の逆方向(図12(c)における方向y1r)に平行な基準方向D10が制御部130によって選択される。同様に、表示媒体200−2では、y2軸方向の正方向に平行な基準方向D20が選択され、表示媒体200−3では、x3軸方向の正方向に平行な基準方向D30が選択される。
そして、制御部130は、表示媒体200−1、200−2、200−3における現在の基準方向D1、D2、D3と新しい基準方向D10、D20、D30とがそれぞれ成す角度を算出し、算出した角度に応じた回転演算を施した画像データを各表示媒体200に送信する。例えば現在の基準方向と新しい基準方向とが成す角度が180度である場合、180度回転させられた画像を表す画像データが各表示媒体200に送信されることになる。図の例では、この演算の結果、指示領域R1、R3はそれぞれ指示領域R10、R30へ移動して表示される。一方、指示領域R2は、その位置が移動することなく、指示領域R20となる。なお、上述の通り、指示領域R3は指示領域R30へ移動して表示されるが、新しく定められた基準方向D30は表示媒体200−1、200−2と異なり、表示媒体200−3の長手方向ではない。このような場合には、制御部130は上述した回転演算に加えて、指示領域R除く画像データに対して画像の全体が表示されるような縮小演算をしてもよい。
また、この変形例1において、新たに選択される基準方向D10、D20、D30はデータ通信シート100の送信面のXY座標におけるY軸方向と、表示媒体200のそれぞれの向きによって定められたが、これ以外の方法で定められてもよい。例えば、図13はデータ通信シート100の送信面が円状である場合を説明する図である。このような円状の送信面においては、複数の利用者の各々は、その送信面を囲むような位置に居るものと想定することができる。このことを踏まえて、図に示すような場合においては、基準方向D10、D20、D30は次のように定義される。すなわち、各表示媒体200の表示領域の重心と、送信面の外縁Cに含まれる点とを結ぶ線分のうち、最短の線分を特定し、この線分の外縁Cに含まれる点から上記重心に向いた方向を各表示媒体200における基準方向として定義する。なお、上記最短の線分をもって基準方向を定義するという態様は、表示媒体200と上記外縁とが所定の位置関係にあることの一例であって他の態様であってもよい。
また、上記基準方向は、送信面の外縁Cとの位置関係で定義されるのではなく、データ通信シート100の所定の点との位置関係によって定義されるものであってもよい。例えば、データ通信シート100の送信面が円卓状である場合において、各表示媒体200の基準方向は、その重心から上記送信面の中心O(又は中心Oに近い所定の点)へ引いた直線で示す方向で定義される、といった具合である。
利用者は、データ通信シート100に対して所定の位置から表示媒体200を参照するので、上述のようにすることで、利用者の視点に対して一定の位置に指示領域を表示させることができ、利用者にとって指示操作がしやすくなるという効果がある。
(変形例2)上述の実施形態において、指示領域Rは表示媒体200の右下隅に表示されていたが、各表示媒体200の相対的な位置によって、指示領域Rの表示位置が決定されてもよい。例えば、制御部130は、データ通信シート100の送信面上に置かれた複数の表示媒体200が互いに重なる場合には、その重なる領域に指示領域Rを表示させてもよい。この場合、制御部130は、各表示媒体200の4つの頂点座標を認識しているので、これらに基づいて各表示媒体200が互いに重なる領域を特定すればよい。また、このように重なる領域には、上述のページ送りのための指示領域R以外の指示領域を表示させてもよい。
図14は変形例2に係る指示領域Rcの表示位置について示した図である。データ通信シート100には媒体識別情報が「MID−1」である表示媒体200−1が置かれている。表示媒体200−1の4つの頂点は(Xa,Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)、(Xd,Yd)として記憶部140に記憶されている。ここで、利用者が新たに媒体識別情報が「MID−2」である表示媒体200−2を、表示媒体200−1の左下隅に重なるように置く。各表示媒体200に表示されている画像データは、図4に示すとおりである。したがって、表示媒体200−1にはファイル名「DATA1」のページ「1」が、表示媒体200−2にはファイル名「DATA2」のページ「5」が、それぞれ表示されている。制御部130は、表示媒体200−2の4つの頂点を認識し、そのうちの1点、(Xe,Ye)が上述した表示媒体200−1の4つの頂点の内部に存在することを判定し、これらの頂点座標から表示媒体200−1と表示媒体200−2が互いに重なる領域を特定する。そして、制御部130は当該領域に指示領域Rcを表示させる。
利用者が操作子Pの先端を指示領域Rcに置くと、制御部130はこれを撮像した撮像画像データを解析する。指示領域Rcは予め「上に置かれた表示媒体200の画像を下に置かれた表示媒体200へ複写する」という処理を指示するものとして定義されている。したがって、制御部130は、撮像画像データに基づいて、上に置かれた表示媒体200−2の4つの頂点を特定し、識別情報対応表142を参照して、表示媒体200−2の媒体識別情報「MID−2」を特定する。そして、この媒体識別情報「MID−2」に基づいて、画像データ対応表141を参照し、表示媒体200−2に表示されている画像データとして、ファイル名「DATA2」およびページ「5」を特定すると、表示媒体200−1へ、この画像データを送信する。そして、図15に示すように、記憶部140に記憶された画像データ対応表141の内容のうち、媒体識別情報「MID−1」に対応するファイル名を「DATA2」に、ページ数を「5」に書き換える。この結果、表示媒体200−1には表示媒体200−2に表示されている画像が複写される。各表示媒体200と画像データとの対応関係を記述した画像データ対応表141が更新される。
なお、上述の例においては、処理の内容は「複写」であったが、各表示媒体200に表示された画像を入れ替える処理であってもよいし、「各表示媒体200に表示された画像を縮小し、下に置かれた表示媒体200に並べて表示する」という、いわゆる統合処理であってもよい。また、各表示媒体200に表示された画像データを、各表示媒体200の重なりの順序と、それぞれのページ数にしたがって並べ替える処理であってもよい。この場合、下に置かれた表示媒体200の一部の領域は、その上に置かれた別の表示媒体200によって隠されるので、制御部130は、その領域をカメラ300の撮像する撮像画像データによって特定することにより、各表示媒体200の重なりの順序を特定することができる。
上述のような構成により、表示媒体200を操作子Pで指し示すことに加えて、表示媒体200の配置そのものが、表示媒体200に対する処理内容を表現する操作手段となる。したがって、この構成を用いることにより、画像情報処理の操作が、直感的にわかりやすくなり、操作習得までの期間が短縮され、誤作動が減り、効率が向上するという効果がある。
画像情報処理システムの全体構成を示す図である。 媒体の機能構成の一例を示すブロック図である。 データ通信シートの機能構成の一例を示す図である。 画像データ対応表を示す図である。 識別情報対応表を示す図である。 媒体がデータ通信シートの送信面に配置された状態の断面図である。 媒体がデータ通信シートの送信面に配置された状態を上から見た図である。 画像情報処理システムの動作の流れを説明するためのシーケンス図である。 媒体に表示される指示領域の一例を示す図である。 カメラが撮像する撮像画像の一例を示す図である。 データ通信シートの制御部が行う操作内容の認識処理の動作を説明するフロー図である。 媒体をデータ通信シートに様々な向きで置いた状態を上から見た図である。 データ通信シートが円卓である場合を説明する図である。 変形例2に係る指示領域の表示位置について示した図である。 変形例2に係る識別情報対応表を示す図である。
符号の説明
1…画像情報処理システム、100…データ通信シート、100B…基板、101…シート側通信コイル層、101c…シート側通信コイル、102…スイッチ層、103…検出部、111…パワー供給コイル層、111c…パワー供給コイル、130…制御部、140…記憶部、141…画像データ対応表、142…識別情報対応表、150…外部機器インターフェース、190…バス、200,200−1,200−2,200−3…表示媒体200B…基板、201…媒体側通信コイル層、201c…媒体側通信コイル、211…パワー受給コイル層、211c…パワー受給コイル、230…制御部、240…記憶部、250…表示部、290…バス、300…カメラ、C…周、MID…媒体識別情報、O…中心、P…操作子、R,R1,R10,R2,R20,R3,R30…指示領域、SID…識別情報。

Claims (6)

  1. 利用者が処理の内容を指示するための指示領域を含む画像を表した画像データを送信する送信面を有する送信手段と、
    前記送信面に置かれ、当該送信面から送信されてくる画像データを受信して、当該画像データが表す画像を表示する表示領域を有する表示手段と、
    前記表示手段が置かれた前記送信面を含む空間を撮像した撮像画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した撮像画像を解析して、利用者が前記指示領域を用いて指示した処理の内容を認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した内容の処理を実行する処理実行手段と
    を具備することを特徴とする画像情報処理システム。
  2. 前記取得手段が取得した撮像画像に基づいて、前記送信面における前記表示手段の向きを特定する特定手段と、
    前記表示手段が有する表示領域のうち、前記特定手段が特定した前記表示手段の向きに応じた部分に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、
    前記送信手段は、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理システム。
  3. 前記特定手段が特定した前記表示手段の向きから、当該表示手段において表示の基準となる基準方向を選択する方向選択手段と、
    前記表示手段の表示領域のうち、前記方向選択手段が選択した基準方向に対して所定の位置にある部分に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、
    前記送信手段は、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像情報処理システム。
  4. 前記特定手段は、前記取得手段が取得した撮像画像に基づいて、前記送信面における前記表示手段の位置および向きを特定し、
    前記特定手段が特定した前記表示手段の位置と前記送信面の所定の点または外縁との位置関係および当該表示手段の向きから、当該表示手段において表示の基準となる基準方向を選択する方向選択手段と、
    前記表示手段の表示領域のうち、前記方向選択手段が選択した基準方向に対して所定の位置にある部分に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、
    前記送信手段は、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像情報処理システム。
  5. 前記送信面には、複数の前記表示手段が置かれており、
    前記撮像画像に基づいて、前記複数の表示手段がそれぞれ有する表示領域のうち、互いに重なり合う表示領域を特定する特定手段と、
    表示領域が重なり合う表示手段のうち、上に重なっている表示手段によって表示される画像であって、前記特定手段が特定した表示領域に前記指示領域が配置された画像を表す画像データを生成する画像データ生成手段とを備え、
    前記送信手段は、表示領域が重なり合う表示手段のうち、上に重なっている表示手段に対して、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理システム。
  6. 前記送信面には、それぞれ異なる識別情報が割り当てられた複数の前記表示手段が置かれており、
    前記画像データと、当該画像データの送信先の表示手段に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段を具備し、
    前記表示手段は、
    自身に割り当てられた前記識別情報を発信し、
    前記送信手段は、
    前記表示手段によって発信される識別情報を受信する受信面を有し、
    前記受信面が受信した識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して前記送信面から送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理システム。
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