JP2009151041A - 光モジュールおよび光送受信モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】実装規模を縮小し、小型化を図る。
【解決手段】第1の光ファイバf1の側面に対して、第2の光ファイバf2の側面を融着して、第1の光ファイバf1および第2の光ファイバf2のコアを2芯から1芯に結合した融着型光ファイバ11aと、融着型光ファイバ11aを内部に収め、一方の2芯側の端面11b−1に対して、第1の光ファイバf1の端部を第1のポートp1および第2の光ファイバf2の端部を第2のポートp2として持ち、他方の1芯側の端面11b−2に対して、第1の光ファイバf1の端部を第3のポートp3として持つフェルール11bと、を備えている。フェルール11bは、第2のポートp2の端面形状に傾斜角度θを持たせるために、2芯側の端面11b−1が傾斜角度θで研磨された形状を持つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュールおよび光送受信モジュールに関し、特に光通信を行う光モジュールおよび光通信を行う光送受信モジュールに関する。
近年、光アクセスシステムとして、FTTH(Fiber To The Home)サービスを高速かつ安価に提供するPON(Passive Optical Network)システムが実用化されている。
PONシステムは、光/電気変換を行わない低コストの受動素子である光スプリッタを用いて、光信号を複数に分岐して、一芯の光ファイバを複数ユーザで共有するシステムであり、経済的なネットワークを構築することができる。
図6、図7はPONシステムの概要を示す図である。図6は局から加入者への下り信号の転送の様子を示し、図7は加入者から局への上り信号の転送の様子を示している。
PONシステム30は、局に設置されたOLT(Optical Line Terminal:光加入者線終端装置)31、宅内/構内に設置されたONU(Optical Network Unit:光加入者線ネットワーク装置)32−1〜32−3、光ファイバを分岐する光スプリッタ33から構成される。なお、ONU32−1〜32−3には、パソコン等の端末4−1〜4−3がそれぞれ接続している。
OLT31とONU32−1〜32−3の間に、光信号を合分波する光スプリッタ33が設置され、光スプリッタ33を介して、1つのOLT31と複数のONU32−1〜32−3間で光通信が行われる(図では光スプリッタ33で光信号を3つに分岐している例を示しているが、現状システムの最大分岐数は32が一般的である)。
ONU32−1〜32−3は、OLT31から送信された光信号を電気信号に変換する。また、端末4−1〜4−3から送信された電気信号を光信号に変換して、OLT31へ送信する。
ここで、図6における、下り(OLT→ONU)信号を転送する場合は、OLT31からONU32−1〜32−3へ、同じ光信号が光スプリッタ33で分岐されて転送される(下り信号の波長は1.55μm)。そのため、ONUへは自分以外の宛先のデータも転送されるため、各ONUにおいて自分宛のデータだけを抽出し、それ以外のデータは破棄している。
また、図7における、上り(ONU→OLT)信号を転送する場合は、光スプリッタ33により複数のONU32−1〜32−3からの光信号が合波される(上り信号の波長は1.3μm)。このため、ONU32−1〜32−3では送信タイミングと送信量を考慮した多重化制御が行われる。
図8はOLT31およびONU32−1〜32−3に使用される光トランシーバの構成を示す図である。光トランシーバ50は、光ファイバfと接続する光送受信モジュール5、LD(Laser Diode)駆動回路50−1、メインアンプ部50−2の構成要素を含む。
LD駆動回路50−1とメインアンプ部50−2は、プリント基板50a上に搭載されており、光送受信モジュール5は、リード端子部分がプリント基板50aに半田付けされて、これらの構成要素はケース50b内に格納される。なお、光送受信モジュール5は、光信号の送信機能および受信機能を有する光部品である。
従来の光モジュールの構造として、3つの光ファイバを中央部で融着し、融着部分のアスペクト比およびカップリング比を調整して、所望の分波機能を持たせた光モジュールが提案されている(特許文献1参照)。
特開平4−359205号公報(段落番号〔0014〕〜〔0022〕、第1図)
図9は光送受信モジュール5の構成を示す図である。従来の光送受信モジュール5は、LDパッケージ51と、PD(Photo Diode)パッケージ52と、WDM(Wavelength Division Multiplex)カプラ付光ファイバ部53とから構成される。
LDパッケージ51は、サファイア窓付キャップ51a、LD素子51b、モニタPD素子51c、レンズ付パッケージ51dから構成される。サファイア窓付キャップ51aは、高屈折率、低分散のサファイアの材質で形成されたサファイア窓51a−1が取り付けられたキャップであり、実装・配線されたLD素子51bとモニタPD素子51cとに、このキャップを被せて、内部を窒素雰囲気で封止する。
また、レンズ付パッケージ51dは、LD素子51bで発出した送信光を集光するレンズ51b−1が取り付けられたパッケージであり、サファイア窓付キャップ51aを被うように設置される。
PDパッケージ52は、レンズ付パッケージ52a、受信PD素子52b、プリアンプ52cから構成される。レンズ付パッケージ52aは、受信光を集光するレンズ52a−1が取り付けられたパッケージであり、このパッケージの中に受信PD素子52bとプリアンプ52cを実装・配線して、内部を窒素雰囲気で封止する。
WDMカプラ付光ファイバ部53は、光ファイバf、金属フェルール53a、スリーブ53b、WDMカプラ53cから構成される。光ファイバfは、金属フェルール53aに固定され、金属フェルール53aは、スリーブ53bに挿入されて固定される。なお、金属フェルール53aには、光ファイバfの先端部の位置にWDMカプラ53cが固定されている。
ここで、光信号の送信時、図8で示したLD駆動回路50−1は、リード端子51−1を通じて、光送受信モジュール5内のLD素子51bを駆動する。そして、LD素子51bから発出し、サファイア窓51a−1を通過した光信号は、レンズ51b−1で集光され、WDMカプラ53cを透過して、光ファイバfへ入射して出力される。
なお、モニタPD素子51cは、LD素子51bからのバック光を受光して電気信号に変換し、リード端子51−1を通じて、LD駆動回路50−1に送信する。LD駆動回路50−1は、この電気信号が一定レベルとなるように、LD素子51bを駆動することで出力の安定化を図る。
一方、光信号の受信時には、光ファイバfを通じて入力してきた光信号は、WDMカプラ53cで90°下方に分岐され、レンズ52a−1を介して受信PD素子52bに入射する。受信PD素子52bは、光/電気変換を行って電気信号を生成し、プリアンプ52cは、この電気信号を増幅する。
なお、プリアンプ52cで増幅された信号は、リード端子52−1を通じて図8で示したメインアンプ部50−2へ送信され、メインアンプ部50−2でさらに増幅された後、後段の処理部へ送信される。
上記のように、従来の光送受信モジュール5は、LDパッケージ51、PDパッケージ52、WDMカプラ付光ファイバ部53の個々の部品を集めて構成しているため、コストが高く、実装規模も大きくなるといった問題があった。
また、光送受信モジュール5は、WDMカプラ53cで90°分岐している構造を持つのでT型構造の部品となり、このため、光トランシーバ50に実装する場合に広いスペースが必要となり、光トランシーバの小型化製造の妨げになるといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、実装規模を縮小し、小型化を図った光モジュールを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、実装規模を縮小し、小型化を図った光送受信モジュールを提供することである。
上記課題を解決するために、光通信を行う光モジュールが提供される。この光モジュールは、第1の光ファイバの側面に、第2の光ファイバの側面を融着して、前記第1の光ファイバおよび前記第2の光ファイバのコアを2芯から1芯に結合した融着型光ファイバと、前記融着型光ファイバを内部に収め、2芯側の端面に対して、前記第1の光ファイバの端部を第1のポートおよび前記第2の光ファイバの端部を第2のポートとして有し、1芯側の端面に対して、前記第1の光ファイバの端部を第3のポートとして有するフェルールと、を備えている。
ここで、フェルールは、第2のポートの端面形状に傾斜角度を持たせるために、2芯側の端面が傾斜角度で研磨された形状を持つ。
本発明の光モジュールにより、実装規模が縮小化され、小型化を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光モジュールの原理図である。光モジュール10は、融着型光ファイバ11aとフェルール11b(金属フェルール)から構成される。
融着型光ファイバ11aは、第1の光ファイバ(以下、光ファイバf1)の側面(コア側面)に対して、第2の光ファイバ(以下、光ファイバf2)の側面(コア側面)を融着して、光ファイバf1および光ファイバf2のコアを2芯から1芯に結合した融着型の光ファイバである。
フェルール11bは、融着型光ファイバ11aの融着部11a−1およびその周辺部を内部に収める光ファイバ支持部品である。なお、光ファイバf1、f2の融着部分である融着部11a−1の周囲は空洞になっている。
また、一方の2芯側の端面11b−1に対して、光ファイバf1の端部を第1のポート(以下、ポートp1)、光ファイバf2の端部を第2のポート(以下、ポートp2)として有し、他方の1芯側の端面11b−2に対して、光ファイバf1の端部を第3のポート(以下、ポートp3)として有する。なお、端面11b−2に位置する光ファイバf2の片側は切断されて、フェルール11b内に収容される。
さらに、フェルール11bは、ポートp2の端面形状に傾斜角度θを持たせるために、2芯側の端面11b−1が傾斜角度θで研磨された形状を持つ(すなわち、端面11b−1を角度θで研磨すれば、ポートp2の端面も角度θとなる(ポートp1の端面も同様))。これにより、光ファイバf2のポートp2から出力される信号光を所定の角度で出射させることができる。
ここで、融着型光ファイバ11aは、融着部11a−1において、互いに異なる波長λ1、λ2の分波機能を有している。例えば、ポートp3に入射した第1の波長(λ1)を持つ信号光は、融着型光ファイバ11aの融着部11a−1で分岐して、ポートp2から出射する。また、ポートp1に入射した第1の波長とは異なる第2の波長(λ2)を持つ信号光は、出力ポートp3から出射する。
次に光ファイバを融着して分波機能を持たせる際のパラメータ調整について説明する。パラメータとしては、アスペクト比とカップリング比を調整して、所望の分波機能を持たせることになる。
図2はアスペクト比を示す図である。融着部11a−1のアスペクト比は、融着部11a−1の横断面における長い方の長さBを、短い方の長さAで割った値(B/A)となる。アスペクト比を調整することで、λ1、λ2の差を決定することができる。
一方、カップリング比は、例えば、ポートp3から光を入力したときに、この入力光の強度と、ポートp1、p2から出力される出力光の強度との比であり、融着部11a−1の長さ(カップリング長)によって変化する。
ここで、例えば、波長λ1が1.55μmの光を、ポートp3からポートp2へ出力させ、波長λ2が1.3μmの光を、ポートp3からポートp1へ出力させる場合を考えると、融着部11a−1のアスペクト比が0.25μm(=1.55−1.3)となるように調整し、かつ波長λ1が1.55μmとなるように融着部11a−1のカップリング比(カップリング長)を調整することになる。
次に光モジュール10をPONシステムのONUに適用した場合について説明する。図3は光送受信モジュールの構成を示す図である。光送受信モジュール2は、光半導体パッケージ部21(光素子部に該当)と、光モジュール10を含む光ファイバアセンブリ部22とから構成される。なお、PONシステムに適用する場合は、図9で示した光送受信モジュール5の代わりに、図3の光送受信モジュール2が設置されることになる。
光半導体パッケージ部21は、レンズ21a、ホルダ21b、サファイア窓付キャップ21c、LD素子21d(発光素子に該当)、モニタPD素子21e、受信PD素子21f(受光素子に該当)、プリアンプ21gから構成される。
サファイア窓付キャップ21cは、高屈折率、低分散のサファイアの材質で形成されたサファイア窓21c−1が取り付けられたキャップであり、実装・配線されたLD素子21d、モニタPD素子21e、受信PD素子21f、プリアンプ21gに対して、サファイア窓付キャップ21cを被せて、内部を窒素雰囲気で封止する。
また、ホルダ21bは、サファイア窓付キャップ21cの側面を被うように設置され、レンズ21aは、サファイア窓21c−1の近傍に固定される。なお、LD素子21dや受信PD素子21fなどの光半導体素子は、図に示すように近接に配置できるので、集積化が可能であり、モジュール全体の小型化を実現するものである。
一方、光ファイバアセンブリ部22は、図1で示した光モジュール10と、スリーブ22aとから構成される。光モジュール10は、スリーブ22aに挿入されて固定される。なお、光モジュール10の構成は上述したので説明は省略する。
ここで、各構成要素の実装方法を簡単に説明する。光半導体パッケージ部21のパッケージ上に、LD素子21d、モニタPD素子21e、受信PD素子21f、プリアンプ21g等の半導体素子を半田又は導電性接着剤を使用して実装し、これら半導体素子とパッケージの配線部分をワイヤボンディングで接続する。
そして、内部を窒素雰囲気で封止するようにして、これらの構成要素にサファイア窓付キャップ21cを被せて、パッケージに溶接固定する。その後、光半導体パッケージ部21のパッケージにホルダ21bをレーザ溶接で固定する。
また、画像認識等により、LD素子21dとレンズ21aの中心位置を合わせるように調整して、レーザ溶接でレンズ21aを光半導体パッケージ部21のパッケージ上に固定し、本体2aに光半導体パッケージ部21を搭載して、ホルダ21bと本体2aをレーザ溶接で固定する。
そして、光ファイバアセンブリ部22と光半導体パッケージ部21との光軸調整を行ってから、光ファイバアセンブリ部22を光半導体パッケージ部21のパッケージ上にレーザ溶接で固定する。
次に動作について説明する。波長1.3μmの信号光をOLTへ送信する場合、図8で示したLD駆動回路50−1は、リード端子21−1を通じて、光送受信モジュール2内のLD素子21dを駆動する。そして、LD素子21dから発出し、サファイア窓21c−1を通過した波長1.3μmの信号光は、レンズ21aで集光され、直進方向に進んで、光ファイバf1に入射して出力される。
なお、モニタPD素子21eは、LD素子21dからのバック光を受光して電気信号に変換し、リード端子21−1を通じて、LD駆動回路50−1に送信する。LD駆動回路50−1は、この電気信号が一定レベルとなるように、LD素子21dをフィードバック制御によって駆動することで出力の安定化を図る。
一方、OLTから送信された波長1.55μmの信号光を受信する場合には、光ファイバf1を通じて入力してきた信号光は、融着部11a−1を介して分岐され、光ファイバf2のポートp2から一定角度で出力し、レンズ21aを介して受信PD素子21fに入射する。受信PD素子21fは、波長1.55μmの信号光を受信して、光/電気変換を行って電気信号を生成し、プリアンプ21gは、この電気信号を増幅する。
なお、プリアンプ21gで増幅された信号は、リード端子21−1を通じて図8で示したメインアンプ部50−2へ送信され、メインアンプ部50−2でさらに増幅された後、後段の処理部へ送信される。
次に光送受信モジュール2における、光ファイバ、レンズおよび光半導体素子の配置関係について説明する。なお、以降の説明では、レンズ21aの収差(光学系の結像の不完全さの結果として生じる誤差)は、レンズ21aの曲率半径が大きいため無いものとする。
図4は光ファイバ、レンズおよび光半導体素子の配置関係を示す図である。フェルール11b、レンズ21a、LD素子21d、受信PD素子21fの配置関係を示している。
LD素子21dと受信PD素子21fを、図のように隣接して配置する際は、それぞれの部品形状の大きさ等の理由で、LD素子21dと受信PD素子21fの垂直方向の互いの間隔を、少なくとも距離Lだけ離して配置する必要がある。
この条件において、ポートp2からレンズ21aまでの距離をa、レンズ21aから受信PD素子21fまでの距離をb、光ファイバf1のコアと光ファイバf2のコアとの間隔をc、光ファイバf2の光軸に対するポートp2からの出射光の出射角度をθとする。
このとき、これらのパラメータは以下の式(1)を満たす。
L=(a+b)×tanθ+c・・・(1)
図5はポートp2から出射された出射光の光路周辺を示す図である。フェルール11bの2芯側の端面11b−1に対するポートp2からの出射光の出射角度をθ、出射光の出射空間の媒体の屈折率をn、光ファイバf2の媒体の屈折率をn、フェルール11bの端面11b−1の傾斜角度をθとする。
このとき、これらのパラメータは、スネルの法則から以下の式(2)を満たす。
×sinθ=n×sinθ・・・(2)
一方、角度θ、θ、θの関係は以下の式(3)を満たす。
θ=θ+θ・・・(3)
ここで、LD素子21dと受信PD素子21fとの間隔Lが最低でも0.3mm離して配置できるように、フェルール11bの端面11b−1の傾斜角度θを設定する。以下、傾斜角度θが6°とした場合の間隔Lを算出する。
出射光の出射空間は空気なのでn=1であり、光ファイバf2の屈折率n=1.45である。また、フェルール11bの端面11b−1の傾斜角度θは6°と仮に決めたので、これらの数値を式(2)に代入すると、1×sinθ=1.45×sinθであるから、
sinθ=1.45×sinθ=1.45×sin6°
=1.45×0.10453=0.1516・・・(2a)
式(2a)からθ=8.72°が求まる。そして、式(3)にθ=8.72°、θ=6°を代入すると、θ=8.72°−6°となって、θ=2.72°が求まる。
一方、他のパラメータの具体的な数値としては、ポートp2からレンズ21aまでの距離a=4mm、レンズ21aから受信PD素子21fまでの距離b=1.4mm、光ファイバf1のコアと光ファイバf2のコアとの間隔c=0.125mmである。
これらの値を式(1)に代入すると、L=(4+1.4)×tan2.72°+0.125mmとなり、L=0.382mmが求まる。この値は、LD素子21dと受信PD素子21fとの最低限の間隔0.3mm以上であることを満たしている。したがって、傾斜角度θが6°となるように、フェルール11bの端面11b−1を研磨してよいことがわかる。
なお、上記の式(1)〜(3)を用いての計算では、Lとθはモジュール製造時に任意に設定可能な可変パラメータとなるので、θの値を仮に固定してLを求め、求めたLが条件を満たすか否かで、結果的にフェルール11bの研磨角度(傾斜角度)であるθを決定している。
以上説明したように、光モジュール10および光送受信モジュール2は、光ファイバf1の側面に対して、光ファイバf2の側面を融着した、融着型光ファイバ11aと、融着型光ファイバ11aを内部に収め、光ファイバf1の端部をポートp1、光ファイバf2の端部をポートp2、光ファイバf1の端部をポートp3とするフェルールとを有して、ポートp2の端面形状に傾斜角度θを持たせるために、フェルール11bの端面11b−1が傾斜角度θで研磨された形状を持つ構成とした。
このような構成にすることにより、発光素子と受光素子との垂直方向の最小限必要な間隔距離を確保して隣接位置に配置することができるので、半導体素子の集積化が可能になり、また従来存在していたWDMカプラ等の部品も不要となるので、コストが低減し、実装規模の縮小化および小型化が可能になる。
また、光ファイバの水平方向に対して、発光素子と受光素子を隣接して配置できるために、従来のモジュールのようなT型構造とはならないので、光トランシーバに実装する場合にも従来と比べてはるかに小さなスペースですみ、光トランシーバの小型化を実現することが可能になる。
なお、上記の説明では、光送受信モジュール2をPONシステムに適用した例で説明したが、PONシステムに限らず、幅広い分野での光通信システムに適用可能である。
光モジュールの原理図である。 アスペクト比を示す図である。 光送受信モジュールの構成を示す図である。 光ファイバ、レンズおよび光半導体素子の配置関係を示す図である。 ポートから出射された出射光の光路周辺を示す図である。 PONシステムの概要を示す図である。 PONシステムの概要を示す図である。 OLTおよびONUに使用される光トランシーバの構成を示す図である。 光送受信モジュールの構成を示す図である。
符号の説明
10 光モジュール
11a 融着型光ファイバ
11a−1 融着部
f1 第1の光ファイバ
f2 第2の光ファイバ
11b フェルール
11b−1、11b−2 端面
p1 第1のポート
p2 第2のポート
p3 第3のポート
λ1、λ2 波長
θ 傾斜角度

Claims (5)

  1. 光通信を行う光モジュールにおいて、
    第1の光ファイバの側面に、第2の光ファイバの側面を融着して、前記第1の光ファイバおよび前記第2の光ファイバのコアを2芯から1芯に結合した融着型光ファイバと、
    前記融着型光ファイバを内部に収め、2芯側の端面に対して、前記第1の光ファイバの端部を第1のポートおよび前記第2の光ファイバの端部を第2のポートとして有し、1芯側の端面に対して、前記第1の光ファイバの端部を第3のポートとして有するフェルールと、
    を備え、
    前記フェルールは、前記第2のポートの端面形状に傾斜角度を持たせるために、前記2芯側の端面が前記傾斜角度で研磨された形状を持つ、
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記第3のポートに入力した第1の波長を持つ信号光は、前記融着型光ファイバの融着部で分岐して、前記第2のポートから出力し、前記第1のポートに入力した第1の波長とは異なる第2の波長を持つ信号光は、前記第3のポートから出力することを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  3. レンズと、前記レンズを介して、前記第2のポートから出力される光を受光する受光素子と、前記レンズを介して、前記第1のポートへ光を入力する発光素子とを配置する際に、
    前記受光素子と前記発光素子とは、垂直方向の互いの間隔を、少なくとも距離Lだけ離して配置する場合、
    前記第2のポートから前記レンズまでの距離をa、前記レンズから前記受光素子までの距離をb、前記第1の光ファイバのコアと前記第2の光ファイバのコアとの間隔をc、前記第2の光ファイバの光軸に対する前記第2のポートからの出射光の出射角度をθとしたときの関係を表す第1の関係式を、
    L=(a+b)×tanθ+c
    とし、前記出射光の出射空間の屈折率をn、前記第2の光ファイバの屈折率をn、前記フェルールの前記2芯側の端面に対する前記第2のポートからの出射光の出射角度をθ、前記傾斜角度をθとしたときの関係を表す第2の関係式を、
    ×sinθ=n×sinθ
    とし、前記第2の光ファイバの光軸に対する前記第2のポートからの出射光の前記θと、前記フェルールの前記2芯側の端面に対する前記第2のポートからの出射光の前記出射角度θと、前記傾斜角度θとの関係を表す第3の関係式を、
    θ=θ+θ
    として、前記フェルールの前記2芯側の端面は、前記第1の関係式、前記第2の関係式および前記第3の関係式を満たす前記傾斜角度θを持つ、
    ことを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  4. 光通信を行う光送受信モジュールにおいて、
    第1の光ファイバの側面に、第2の光ファイバの側面を融着して、前記第1の光ファイバおよび前記第2の光ファイバのコアを2芯から1芯に結合した融着型光ファイバと、前記融着型光ファイバを内部に収め、2芯側の端面に対して、前記第1の光ファイバの端部を第1のポートおよび前記第2の光ファイバの端部を第2のポートとして有し、1芯側の端面に対して、前記第1の光ファイバの端部を第3のポートとして有し、前記第2のポートの端面形状に傾斜角度を持たせるために、前記2芯側の端面が前記傾斜角度で研磨された形状を持つフェルールと、から構成される光ファイバアセンブリ部と、
    レンズと、光を受光する受光素子と、光を発出する発光素子と、から構成される光素子部と、
    を有し、
    前記融着型光ファイバの融着部は、前記第3のポートに入力した第1の波長を持つ第1の信号光を前記第2のポートへ分岐出力し、
    前記受光部は、前記レンズを介して、前記第1の信号光を受光し、
    前記発光部は、前記第1の波長とは異なる第2の波長を持つ第2の信号光を発出し、前記第2の信号光は、前記レンズを介して、前記第1のポートへ入力して前記第3のポートから出力する、
    ことを特徴とする光送受信モジュール。
  5. 前記受光素子と前記発光素子とは、垂直方向の互いの間隔を、少なくとも距離Lだけ離して配置する場合、
    前記第2のポートから前記レンズまでの距離をa、前記レンズから前記受光素子までの距離をb、前記第1の光ファイバのコアと前記第2の光ファイバのコアとの間隔をc、前記第2の光ファイバの光軸に対する前記第2のポートからの出射光の出射角度をθとしたときの関係を表す第1の関係式を、
    L=(a+b)×tanθ+c
    とし、前記出射光の出射空間の屈折率をn、前記第2の光ファイバの屈折率をn、前記フェルールの前記2芯側の端面に対する前記第2のポートからの出射光の出射角度をθ、前記傾斜角度をθとしたときの関係を表す第2の関係式を、
    ×sinθ=n×sinθ
    とし、前記第2の光ファイバの光軸に対する前記第2のポートからの出射光の前記出射角度θと、前記フェルールの前記2芯側の端面に対する前記第2のポートからの出射光の前記出射角度θと、前記傾斜角度θとの関係を表す第3の関係式を、
    θ=θ+θ
    として、前記フェルールの前記2芯側の端面は、前記第1の関係式、前記第2の関係式および前記第3の関係式を満たす前記傾斜角度θを持つ、
    ことを特徴とする請求項4記載の光送受信モジュール。
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