JP2009150717A - 3次元形状測定装置、3次元形状測定方法、および3次元形状測定プログラム - Google Patents

3次元形状測定装置、3次元形状測定方法、および3次元形状測定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 誤検出や検出誤差を抑えて、測定精度および測定繰り返し性能を向上させること。
【解決手段】 パターン光を、被検物体に対して特定の方向から投射する投射手段と、被検物体上におけるパターン光の投射位置と、被検物体との相対位置を変更する変更手段と、パターン光が投射された被検物体の像を、特定の方向と異なる方向から撮像して画像を生成する撮像手段と、相対位置に対する、撮像手段による受光光量を示すプロファイルを、受光光量と所定の閾値とを比較することにより複数のプロファイルに分割する分割手段と、複数のプロファイルのうち、検出に用いる1つのプロファイルを選択する選択手段と、選択手段により選択した1つのプロファイルに基づいて、被検物上におけるパターン光の位置を検出する検出手段とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像手段の出力に基づいて被検物体の3次元形状を測定する3次元形状測定装置、3次元形状測定方法、および3次元形状測定プログラムに関する。
従来から、所定のパターンを有するパターン光を投射して被検物体の3次元形状を非接触で測定する測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような装置では、被検物体のうち、パターン光を投射する部分の形状に応じたパターン光の変形具合に基づいて、被検物体の3次元形状を測定する。より具体的には、三角測量の原理を利用して、被検物体にパターン光を投射する投射機構と被検物体との方向に対する投射機構と撮像手段との方向の角度と、被検物体と撮像手段との距離と、パターン光を捉えた撮像手段における画素位置と被検物体との方向に対する投射機構と撮像手段との方向の角度との関係に基づいて演算を行い、被検物体までの距離を算出する。
特許第3873401号
しかし、上述した装置において、被検物体の複雑かつ局地的な形状や、被検物体の表面の状態(異素材または同一素材による局地的な表面の粗さ、色の違いやその不均一性など)に起因して、不均一な反射や乱反射などが発生する場合がある。このような場合、誤検出や検出誤差が発生し、精密測定に適さないという問題がある。
本発明の3次元形状測定装置、3次元形状測定方法、および3次元形状測定プログラムは、誤検出や検出誤差を抑えて、測定精度および測定繰り返し性能を向上させることを目的とする。
本発明の3次元形状測定装置は、パターン光を、被検物体に対して特定の方向から投射する投射手段と、前記被検物体上における前記パターン光の投射位置と、前記被検物体との相対位置を変更する変更手段と、前記パターン光が投射された前記被検物体の像を、前記特定の方向と異なる方向から撮像して画像を生成する撮像手段と、前記相対位置に対する、前記撮像手段による受光光量を示すプロファイルを、前記受光光量と所定の閾値とを比較することにより複数のプロファイルに分割する分割手段と、前記複数のプロファイルのうち、検出に用いる1つのプロファイルを選択する選択手段と、前記選択手段により選択した前記1つのプロファイルに基づいて、前記被検物上における前記パターン光の位置を検出する検出手段とを備える。
なお、好ましくは、前記選択手段は、前記受光光量の最大値に基づいて、前記1つのプロファイルを選択しても良い。
また、好ましくは、前記分割手段は、前記プロファイルにおける前記受光光量の積算値を記憶する記憶部を2つ備え、一方の記憶部には、現在積算中の前記プロファイルにおける現在の積算値を記憶するとともに、他方の記憶部には、既に算出した前記積算値のうち、最大である積算値を記憶し、前記選択手段は、前記分割手段により全ての前記複数のプロファイルの積算値が算出された後に、前記受光光量の最大値に基づいて、前記1つのプロファイルを選択しても良い。
また、好ましくは、前記投射手段は、スリット形状を有する前記パターン光を投射しても良い。
また、好ましくは、前記検出手段は、前記撮像手段と前記投射位置との相対位置を示す値に基づいて前記1つのプロファイルの重心位置を求め、求めた前記重心位置に基づいて前記被検物上における前記パターン光の位置を検出しても良い。
なお、上記発明に関する構成を、撮像手段の出力に基づいて被検物体の3次元形状を測定する3次元形状測定方法、および3次元形状測定プログラムに変換して表現したものも本発明の具体的態様として有効である。
本発明の3次元形状測定装置、3次元形状測定方法、および3次元形状測定プログラムによれば、誤検出や検出誤差を抑えて、測定精度および測定繰り返し性能を向上させることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の3次元形状測定装置1の構成を示す図である。図1に示すように、3次元形状測定装置1は、投射部2、投射部駆動ステージ3、被検物体ホルダ4、撮像部5の各部を備えるとともに、各部を制御する制御部6を備える。
投射部2は、光ビームを射出するレーザ射出部7と、レーザ射出部7から射出された光ビームをスリット形状に整形するシリンドリカルレンズ8とを備える。シリンドリカルレンズ8により整形されたスリット形状の光ビームは、その光量分布がスリットの長手方向と垂直な方向にガウス形状を有する光ビームであり、被検物体Tに対して投射される。
投射部駆動ステージ3は、1軸のステージであり、投射部2を上述したスリットの長手方向と垂直な方向(矢印Aの方向)に駆動する。また、被検物体ホルダ4は、その上面に被検物体Tを保持する。また、投射部駆動ステージ3は、投射部2の位置を検出する不図示のエンコーダを備える。
撮像部5は、不図示のレンズや2次元光電変換素子などを備え、光ビームが投射された被検物体Tの反射像を、光ビームが投射される方向と異なる方向から撮像する。なお、被検物体Tのうち、光ビームが投射された部分は明るくなるので、撮像部5により生成された画像のうち、光ビームが投射された部分に対応する画素の輝度値VLは高くなる。
図2は、制御部6の詳細を示す機能ブロック図である。制御部6は、図2に示すように、閾値比較/最高輝度値検出部10、積算値演算部11、投射位置メモリ12を備える。これらの各部には、上述した撮像部5の出力が供給される。また、積算値演算部11には、閾値比較/最高輝度値検出部10および投射位置メモリ12の出力が供給される。また、投射位置メモリ12には、投射部駆動ステージ3の出力も供給される。
また、制御部6は、画像スイッチ13、ピーク位置メモリ14、第1重心演算メモリ15、第2重心演算メモリ16、プロファイル選択部17を備える。画像スイッチ13には、閾値比較/最高輝度値検出部10の出力が供給されるとともに、画像スイッチ13は、積算値演算部11、第1重心演算メモリ15、第2重心演算メモリ16の各部と相互に接続される。ピーク位置メモリ14は、閾値比較/最高輝度値検出部10と相互に接続される。また、プロファイル選択部17には、投射位置メモリ12、ピーク位置メモリ14、第1重心演算メモリ15、第2重心演算メモリ16の各部の出力が供給される。
さらに、制御部6は、重心位置演算部18、通過時刻検出部19、3次元形状演算部20を備える。重心位置演算部18には、プロファイル選択部17の出力が供給される。また、通過時刻検出部19には、重心位置演算部18の出力が供給される。さらに、3次元形状演算部20には、通過時刻検出部19の出力が供給される。
以上説明した構成の3次元形状測定装置1における測定について、図2から図4を参照して説明する。図3は、測定時におけるある画素の輝度値VLの変化を示すグラフの一例である。また、図4は、測定時の制御部6の動作を示すフローチャートである。
以下では、ある画素が図3に示す輝度値VLの変化を有する場合を例に挙げて説明する。また、図3に示す検出時刻に対するある画素の輝度値VLを示した分布曲線を「プロファイル」と称する。なお、図3において、横軸は検出時刻を示しているが、時刻の経過に伴って、光ビームを被検物体Tに照射する位置が変化するので、照射位置を横軸に設定しても良い。また、投射部2と撮像部5との相対位置を横軸に設定しても良い。
図3のプロファイルは、P1からP5の5つのプロファイルからなる。本来測定に用いたいのは、P3に示す主要なプロファイルである。しかし、従来の方法では、P1からP5の全てのプロファイルを含む全プロファイルを測定に用いていたため、誤検出や検出誤差が発生していた。そこで、本実施形態では、図3に示す全体のプロファイルを、3次元形状検出対象の候補となるプロファイルだけ選出するように複数のプロファイルに分割した上で、本来測定に用いるべき3次元形状検出対象データとなるP3のプロファイルのみを選択して測定を行う。プロファイルの分割は、輝度値VLと閾値VBとの比較に基づいて行い、プロファイルの選択は、最高輝度値に基づいて行う。
詳細について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートでは、ある画素についての処理を説明するが、全ての画素または一部の画素について同じ処理を行っても良い。
まず、制御部6は、光ビームの走査を開始する(ステップS1)。制御部6は、投射部2を制御して、パターン光である光ビームの被検物体Tへの投射を開始するとともに、投射部駆動ステージ3を制御して、投射部2を図1の矢印Aの方向に駆動する。投射部駆動ステージ3は、不図示のエンコーダにより検出した投射部2の位置を、ステージ位置信号SPとして投射位置メモリ12に供給する。
次に、制御部6は、撮像部5を制御して、被検物体Tの撮像を開始する(ステップS2)。なお、撮像部5による撮像は繰り返し行われる。撮像間隔は、上述したエンコーダに基づいて、投射部2の移動距離に応じた間隔でも良いし、所定の時間間隔であっても良い。このとき、被検物体Tのうち光ビームが投射されている部分が平坦であれば、撮像により生成される光ビームの像は直線になる。また、被検物体Tのうち光ビームが投射されている部分に凹凸があれば、奥行き方向の位置に応じて光ビームの像が変形する。
撮像部5は、撮像により生成した画素データを閾値比較/最高輝度値検出部10と積算値演算部11とに供給する。また、撮像部5は、撮像を行うたびに、撮像タイミング信号STを投射位置メモリ12に供給する。
閾値比較/最高輝度検出部4は、撮像部5から供給された画素データに基づいて、輝度値VLと所定の閾値VBとを比較し(ステップS3)、輝度値VLが所定の閾値VB以上である場合には、演算開始信号SDを積算値演算部11に供給する。図3の例では、プロファイルP1のうち、p1の時点で輝度値VLが閾値VB以上となる。なお、この閾値VBは経験的に定められるものであり、ユーザの所望する測定精度等に応じて、適宜指定可能な構成としても良い。また、輝度値VLが所定の閾値VB以上になるタイミングは画素毎に異なる。
なお、以降の処理は、上述した画素毎に行われる。また、投射位置メモリ12は、上述したステージ位置信号SPに基づいて、投射部2の位置を正確にカウントしておき、上述した撮像タイミング信号STをトリガーとして、撮像部5による撮像が行われた時点の投射部2の位置をエンコーダ値VEとして積算値演算部11に供給する。
また、閾値比較/最高輝度検出部4は、輝度値VLが所定の閾値VB以上である場合には、後述する演算に用いるメモリとして、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16との何れかを選択する(ステップS4)。そして、選択したメモリを示す情報をスイッチ信号SSとして画像スイッチ13に供給する。画像スイッチ13は、双方向マルチプレクサであり、スイッチ信号SSに基づいて、積算値演算部11を、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16とのうち、閾値比較/最高輝度検出部4により選択された方のメモリと接続する。なお、撮像開始直後には、閾値比較/最高輝度検出部4は、後述する演算に用いるメモリとして、第1重心演算メモリ15を選択する。
さらに、閾値比較/最高輝度検出部4は、今回の輝度値VL(p1の時点では、p1の輝度値)と選択したメモリを示す情報とをピーク位置メモリ14に記憶する。
積算値演算部11は、上述した演算開始信号SDをトリガーとして、撮像部5から供給された画素データに基づいて、以下の式で示す第1積算値Aおよび第2積算値Bを算出する。
第1積算値A=Σ(輝度値VL)・・・(式1)
第2積算値B=Σ(輝度値VL×エンコーダ値VE)・・・(式2)
そして、積算値演算部11は、算出した第1積算値Aおよび第2積算値Bを画像スイッチ13に供給する。画像スイッチ13は、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16とのうち、上述したスイッチ信号SSに基づいて接続したメモリに、積算値演算部11から供給された第1積算値Aおよび第2積算値Bを記憶する(ステップS5)。
そして、撮像部5により次の撮像が行われると、閾値比較/最高輝度検出部4は、撮像部5から供給された画素データに基づいて、輝度値VLと所定の閾値VBとを再び比較し(ステップS6)、輝度値VLが所定の閾値VB以上である場合には、再び演算開始信号SDを積算値演算部11に供給する。
積算値演算部11は、供給された演算開始信号SDをトリガーとして、撮像部5から供給された画素データに基づいて、上述した第1積算値Aおよび第2積算値Bを算出する。積算値演算部11は、前回までの第1積算値Aおよび第2積算値Bを、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16とのうち、ステップS4で選択したメモリから読み出し、今回の画素データに基づいてさらに積算し、積算後の第1積算値Aおよび第2積算値Bを、ステップS4で選択したメモリに上書きして記憶する(ステップS7)。
次に、閾値比較/最高輝度検出部4は、今回の輝度値VLとピーク位置メモリ14に記憶された輝度値VLとを比較し(ステップS8)、今回の輝度値VLがピーク位置メモリ14に記憶された輝度値VLよりも大きい場合には、ピーク位置メモリ14の輝度値VLを更新する(ステップS9)。この結果、複数回の撮像が行われた時点で、ピーク位置メモリ14には、最高輝度値が記憶されることになる。
今回の輝度値VLがピーク位置メモリ14に記憶された輝度値VLよりも小さい場合、または、ピーク位置メモリ14の輝度値VLを更新した場合、制御部6は、次の撮像に対して、ステップS6以降の処理を再び行う。
そして、輝度値VLが所定の閾値VB未満になると(ステップS6NO)、制御部6は、1つ目のプロファイルP1が終了したと見なして、後述するステップS10に進む。図3の例では、プロファイルP1のうち、p3の時点で輝度値VLが閾値VB未満となる。また、このp3の時点で、ピーク位置メモリ14には、ステップS4で選択したメモリとして、第1重心演算メモリ15を示す情報が記憶されるとともに、最高輝度値として、図3のp2の時点での輝度値VLとが記憶される。また、第1重心演算メモリ15には、p1からp3の時点までの第1積算値Aおよび第2積算値Bが記憶される。
制御部6は、予め定められた全範囲における撮像を完了したか否かを判定する(ステップS10)。そして、制御部6は、全範囲における撮像を完了したと判定するとステップS11に進む。
一方、全範囲における撮像を完了していないと判定すると、制御部6は、ステップS3に戻る。そして、制御部6は、ステップS3以降の処理を再び行う。図3の例では、次に輝度値VLが所定の閾値VB以上となるのは、プロファイルP2のうち、p4の時点である。それまでの間は、演算開始信号SDが閾値比較/最高輝度検出部4から積算値演算部11に供給されないので、第1積算値Aおよび第2積算値Bの演算は行われない。
そして、輝度値VLが所定の閾値VB以上となると、閾値比較/最高輝度検出部4は、演算に用いるメモリを再び選択する(ステップS4)。なお、2つ目のプロファイルP2の開始時点では、第2重心演算メモリ16が未使用であるため、閾値比較/最高輝度検出部4は、演算に用いるメモリとして、第2重心演算メモリ16を選択する。そして、閾値比較/最高輝度検出部4は、選択したメモリを示す情報をスイッチ信号SSとして画像スイッチ13に供給し、画像スイッチ13は、スイッチ信号SSに基づいて、積算値演算部11を、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16とのうち、閾値比較/最高輝度検出部4により選択された方のメモリと接続する。
そして、輝度値VLが所定の閾値VB未満になると(ステップS6NO)、制御部6は、2つ目のプロファイルP2が終了したと見なして、ステップS10に進む。図3の例では、プロファイルP2のうち、p6の時点で輝度値VLが閾値VB未満となる。また、このp6の時点で、ピーク位置メモリ14には、ステップS4で選択したメモリとして、第2重心演算メモリ16を示す情報が記憶されるとともに、最高輝度値として、図3のp5の時点での輝度値VLとが記憶される。また、第2重心演算メモリ16には、p4からp6の時点までの第1積算値Aおよび第2積算値Bが記憶される。
制御部6は、上述した処理を全範囲の撮像が完了するまで(ステップS10YES)繰り返す。
ただし、3つ目のプロファイル開始時点(ステップS3YES)では、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16との両方が使用状態である。この場合、閾値比較/最高輝度検出部4は、ピーク位置メモリ14に記憶されている情報を参照し、記憶されている最高輝度値が小さい方のプロファイルを判別し、そのプロファイルにおける各演算に用いた方のメモリを、今回の演算に用いるメモリとして選択する。図3の例では、プロファイルP3の開始時点p7において、プロファイルP1の最高輝度値(p2の時点での輝度値VL)とプロファイルP2の最高輝度値(p5の時点での輝度値VL)とを比較して、プロファイルP2の最高輝度値の方が小さいと判別する。そして、プロファイルP2における各演算に用いた第2重心演算メモリ16を、プロファイルP3の演算に用いるメモリとして選択する。
同様に、プロファイルP4の開始時点p10においては、プロファイルP1の最高輝度値(p2の時点での輝度値VL)とプロファイルP3の最高輝度値(p8の時点での輝度値VL)とを比較して、プロファイルP1の最高輝度値の方が小さいと判別する。そして、プロファイルP1における各演算に用いた第1重心演算メモリ15を、プロファイルP4の演算に用いるメモリとして選択する。
なお、以前に各演算に用いたメモリを新たなプロファイルにおける各演算に用いる場合には、一旦メモリをクリアした後に用いるものとする。
そして、全範囲の撮像が完了した(ステップS10YES)時点では、図3の例では、ピーク位置メモリ14には、ステップS4で選択したメモリが第1重心演算メモリ15である場合の最高輝度値として、プロファイルP4の最高輝度値(p11の時点の輝度値VL)が記憶されるとともに、ステップS4で選択したメモリが第2重心演算メモリ16である場合の最高輝度値として、プロファイルP3の最高輝度値(p8の時点の輝度値VL)が記憶される。また、第1重心演算メモリ15には、プロファイルP4(p10からp12の時点まで)の第1積算値Aおよび第2積算値Bが記憶され、第2重心演算メモリ16には、プロファイルP3(p7からp9の時点まで)の第1積算値Aおよび第2積算値Bが記憶されることになる。
なお、全範囲の撮像が完了したか否かの判定は、投射位置メモリ12により行われる。投射位置メモリ12は、上述したステージ位置信号SPに基づいて、投射部2の位置を正確にカウントし、全範囲の撮像が完了すると、測定終了信号SEをプロファイル選択部17に供給する。
プロファイル選択部17は、測定終了信号SEを受け取ると、ピーク位置メモリ14に記憶されている情報を参照し、記憶されている最高輝度値が大きい方のプロファイルを判別し、そのプロファイルを、後述する重心位置の演算に用いるプロファイルとして選択する。図3の例では、プロファイルP3の最高輝度値(p8の時点での輝度値VL)とプロファイルP4の最高輝度値(p11の時点での輝度値VL)とを比較して、プロファイルP3の最高輝度値の方が大きいと判別する。そして、プロファイルP3を重心位置の演算に用いるプロファイルとして選択する(ステップS11)。
そして、プロファイル選択部17は、選択したプロファイルに関する情報(最高輝度値など)をピーク位置メモリ14から読み出し、さらに、そのプロファイルにおける第1積算値Aおよび第2積算値Bを、第1重心演算メモリ15と第2重心演算メモリ16との何れかから読み出す。図3の例では、プロファイル選択部17は、プロファイルP3に関する情報をピーク位置メモリ14から読み出すとともに、プロファイルP3における第1積算値Aおよび第2積算値Bを、第2重心演算メモリ16から読み出す。そして、プロファイル選択部17は、読み出した全ての情報を重心位置演算部18に供給する。
重心位置演算部18は、プロファイル選択部17から供給された情報に基づいて、重心位置を演算する(ステップS12)。重心位置Cは、以下の式により演算できる。
重心位置C=第2積算値B÷第1積算値A=Σ(輝度値VL×エンコーダ値VE)÷Σ(輝度値VL)・・・(式3)
例えば、重心演算に用いるプロファイルが図5に示すn〜n+5の計6回の撮像からなる場合には、第1積算値A、第2積算値B、重心位置Cは、以下のように求められる。
第1積算値A=(520+730+900+850+680+510)=4190
第2積算値B=(520×12+730×21+900×33+850×40+680×51+510×62)=151570
重心位置C=151570÷4190=36.17
そして、重心位置演算部18は、演算した重心位置Cやプロファイル選択部17から供給された情報を通過時刻検出部19に供給する。
通過時刻検出部19は、重心位置演算部18から供給された情報に基づいて、公知技術と同様に光ビームの通過時刻を検出する(ステップS13)。そして、通過時刻検出部19は、検出した光ビームの通過時刻を3次元形状演算部20に供給する。なお、ステップS3からステップS13までの処理は、上述した画素毎に行われる。
最後に、3次元形状演算部20は、通過時刻検出部19から供給された情報を基に投射部駆動ステージ3の位置を割り出し、その位置情報に基づいて、公知技術と同様に被検物体Tの3次元形状を演算する(ステップS14)。
なお、図4のフローチャートで説明した処理は、ハードウェアで実現しても良いし、ソフトウェアで実現しても良い。ハードウェアで実現する場合には、ASICやFPGAなどの演算回路および各メモリを画素数に応じて用意することにより、即時的な処理を実現することができる。また、ソフトウェアで実現する際には、図3に示した全体のプロファイルを取得してから、各処理を実行すれば良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、パターン光の投射位置と被検物体との相対位置の変化に応じた、受光光量の変化を示すプロファイルを、受光光量と所定の閾値VBとを比較することにより複数のプロファイルに分割する。そして、複数のプロファイルのうち、検出に用いる1つのプロファイルを選択し、選択した1つのプロファイルに基づいて、被検物上におけるパターン光の位置を検出する。したがって、被検物体において不均一な反射や乱反射などが発生しても、誤検出や検出誤差を抑えて、測定精度および測定繰り返し性能を向上させることができる。
特に、本実施形態によれば、上述した式1から式3を用いて重心位置の演算を行うことにより、受光光量のノイズとして含まれている撮像系のランダムノイズによる影響を平均化して軽減することができるとともに、各画素毎の輝度値のみを演算に用いることにより、撮像系の固定パターンノイズ(シェーディング)の影響や、被検物体における局所的なテキスチャ(輝点)の影響も排除することができる。
また、本実施形態によれば、受光光量の最大値に基づいて、パターン光の位置の検出に用いる1つのプロファイルを選択する。したがって、本来測定に用いるべきプロファイルのみを正確に選択して、測定を行うことができる。
また、本実施形態によれば、プロファイルにおける受光光量の積算値を記憶する記憶部を2つ備え、一方の記憶部には、現在分割対象であるプロファイルにおける現在の積算値を記憶するとともに、他方の記憶部には、既に算出した積算値のうち、最大である積算値を記憶する。そして、全ての複数のプロファイルの積算値が算出された後に、受光光量の最大値に基づいて、パターン光の位置の検出に用いる1つのプロファイルを選択する。したがって、不要なデータを無駄に記憶したり、不要なデータを検出に用いることにより誤検出や検出誤差を発生させたりすることなく、測定精度および測定繰り返し性能を向上させることができる。また、回路規模の増大を抑えることもできる。
また、本実施形態によれば、撮像手段と投射位置との相対位置を示す値に基づいて1つのプロファイルの重心位置を求め、求めた重心位置に基づいて被検物上におけるパターン光の位置を検出する。したがって、いわゆる時間重心の重心位置を正確に検出することができる。
なお、本実施形態では、エンコーダ値に基づいて重心位置を演算する例を示したが、撮像の実行回数や撮像を行った時刻などに基づいて重心位置を演算する構成としても良い。
また、本実施形態では、投射部2から投射される光ビームは、1本のスリット形状である例を示したが、弁別が可能である限り複数本のスリット形状であっても良い。また、所定のパターン形状であっても良い。
また、本実施形態では、投射部2を駆動して被検物体との相対位置を変更する例を示したが、投射部2を固定し、被検物体を駆動して相対位置を変更する構成としても良い。ただし、この場合には、被検物体の移動量に応じて、撮像により生成した画像をシフトする必要がある。
また、本実施形態では、投射部2自体を、投射部駆動ステージ3により駆動する例を示したが、測定精度よりも測定レンジを優先する用途においては、ポリゴンミラー等で光ビームの投射角を走査する構成としても良い。
また、本実施形態で説明した概念を、位相シフト方式など、パターン投影方式以外の方式による3次元形状測定装置に同様に適用しても良い。
本実施形態の3次元形状測定装置1の構成を示す図である。 制御部6の詳細を示す機能ブロック図である。 測定時におけるある画素の輝度値の変化を示すグラフの一例である。 測定時の制御部6の動作を示すフローチャートである。 重心演算に用いるプロファイルの一例を示す図である。
符号の説明
1…3次元形状測定装置,2…投射部,3…投射部駆動ステージ,4…被検物体ホルダ,5…撮像部,6…制御部,10…閾値比較/最高輝度値検出部,11…積算値演算部,12…投射位置メモリ,13…画像スイッチ,14…ピーク位置メモリ,15…第1重心位置演算メモリ,16…第2重心位置演算メモリ,17…プロファイル選択部,18…重心位置演算部,19…通過時刻検出部,20…3次元形状演算部

Claims (7)

  1. パターン光を、被検物体に対して特定の方向から投射する投射手段と、
    前記被検物体上における前記パターン光の投射位置と、前記被検物体との相対位置を変更する変更手段と、
    前記パターン光が投射された前記被検物体の像を、前記特定の方向と異なる方向から撮像して画像を生成する撮像手段と、
    前記相対位置に対する、前記撮像手段による受光光量を示すプロファイルを、前記受光光量と所定の閾値とを比較することにより複数のプロファイルに分割する分割手段と、
    前記複数のプロファイルのうち、検出に用いる1つのプロファイルを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択した前記1つのプロファイルに基づいて、前記被検物上における前記パターン光の位置を検出する検出手段と
    を備えたことを特徴とする3次元形状測定装置。
  2. 請求項1に記載の3次元形状測定装置において、
    前記選択手段は、前記受光光量の最大値に基づいて、前記1つのプロファイルを選択する
    ことを特徴とする3次元形状測定装置。
  3. 請求項2に記載の3次元形状測定装置において、
    前記分割手段は、前記プロファイルにおける前記受光光量の積算値を記憶する記憶部を2つ備え、一方の記憶部には、現在積算中の前記プロファイルにおける現在の積算値を記憶するとともに、他方の記憶部には、既に算出した前記積算値のうち、最大である積算値を記憶し、
    前記選択手段は、前記分割手段により全ての前記複数のプロファイルの積算値が算出された後に、前記受光光量の最大値に基づいて、前記1つのプロファイルを選択する
    ことを特徴とする3次元形状測定装置。
  4. 請求項1に記載の3次元形状測定装置において、
    前記投射手段は、スリット形状を有する前記パターン光を投射する
    ことを特徴とする3次元形状測定装置。
  5. 請求項1に記載の3次元形状測定装置において、
    前記検出手段は、前記撮像手段と前記投射位置との相対位置を示す値に基づいて前記1つのプロファイルの重心位置を求め、求めた前記重心位置に基づいて前記被検物上における前記パターン光の位置を検出する
    ことを特徴とする3次元形状測定装置。
  6. パターン光を、被検物体に対して特定の方向から投射する投射手順と、
    前記被検物体上における前記パターン光の投射位置と、前記被検物体との相対位置を変更する変更手順と、
    前記パターン光が投射された前記被検物体の像を、前記特定の方向と異なる方向から撮像して画像を生成する撮像手順と、
    前記相対位置に対する、前記撮像手順における受光光量を示すプロファイルを、前記受光光量と所定の閾値とを比較することにより複数のプロファイルに分割する分割手順と、
    前記複数のプロファイルのうち、検出に用いる1つのプロファイルを選択する選択手順と、
    前記選択手順において選択した前記1つのプロファイルに基づいて、前記被検物上における前記パターン光の位置を検出する検出手順と
    を備えたことを特徴とする3次元形状測定方法。
  7. パターン光を、被検物体に対して特定の方向から投射する投射ステップと、
    前記被検物体上における前記パターン光の投射位置と、前記被検物体との相対位置を変更する変更ステップと、
    前記パターン光が投射された前記被検物体の像を、前記特定の方向と異なる方向から撮像して画像を生成する撮像ステップと、
    前記相対位置に対する、前記撮像ステップにおける受光光量を示すプロファイルを、前記受光光量と所定の閾値とを比較することにより複数のプロファイルに分割する分割ステップと、
    前記複数のプロファイルのうち、検出に用いる1つのプロファイルを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて選択した前記1つのプロファイルに基づいて、前記被検物上における前記パターン光の位置を検出する検出ステップと
    をコンピュータで実現することを特徴とする3次元形状測定プログラム。
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