JP2009148727A - ヘッドユニットの配置方法および液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置 - Google Patents

ヘッドユニットの配置方法および液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のヘッドユニットを適切に配置することができると共に、精度良く且つ効率良く描画処理を行うことができる。
【解決手段】ワークWに対し、X軸方向に相対的に移動させて描画を行うn回の主走査と、分割描画ライン分Y軸方向に相対的に移動させる(n−1)回の副走査とを行って、n色の機能液滴をマトリクス状に描画する液滴吐出装置1にあって、複数のヘッドユニット13をY軸方向に整列配置するヘッドユニット13の配置方法であって、各機能液滴吐出ヘッド17における液滴吐出量の検査結果に基づいて、ヘッドユニット13単位で液滴吐出性能を評価し、液滴吐出性能の最も低い2つのヘッドユニット13をY軸方向の両外端に配置する。
【選択図】図8

Description

本発明は、n色の機能液滴をマトリクス状に描画する液滴吐出装置にあって、複数のヘッドユニットをY軸方向に整列配置するヘッドユニットの配置方法および液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置に関するものである。
従来、この種のヘッドユニットの配置方法ではないが、液滴吐出装置として、階段状に配置した色別複数の機能液滴吐出ヘッドを搭載すると共に、Y軸方向に整列配置した複数のキャリッジユニットと、ワークをセットするセットテーブルと、セットテーブルをX軸方向に移動させるX軸テーブルと、複数のヘッドユニットをY軸方向に移動させるY軸テーブルと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この液滴吐出装置は、色別複数の機能液滴吐出ヘッドが、色別複数の部分描画ライン(分割描画ライン)を構成するように配設されており、X軸方向への移動に同期して各機能液滴吐出ヘッドを駆動する主走査と、Y軸方向に部分描画ライン分移動させる副走査とを繰り返して、描画処理を行うものである。
特開2005−349381号公報
ところで、この液滴吐出装置は、効率良く描画を行うため、また複数サイズのワークに描画するために、複数のヘッドユニットの整列した複数の機能液滴吐出ヘッドがワーク全域から幅方向に延在して配置されている。そのため、整列した複数の機能液滴吐出ヘッドのうち、両外端部に位置する機能液滴吐出ヘッドの使用頻度が少なくなり、結果、複数のヘッドユニットにおいて、両外端に位置する2つのヘッドユニットは、中間に位置するヘッドユニットより、使用頻度が少なくなる。また、ワークへの描画結果は、中央部が両外端部に対し目立ちやすく、中央部においては視覚的な色ムラが発生しやすい。そのため、ワーク中間部を描画する中間に位置するヘッドユニットは、色ムラが発生しやすい。
しかしながら、上記の液滴吐出装置では、このような各ヘッドユニットの使用頻度の差異や色ムラの発生度合いの差異を加味しておらず、ヘッドユニットを適切に配置することができないという問題があった。例えば、使用頻度や色むら発生度合いの少ない両外端に、複数のヘッドユニットの中で性能の高いヘッドユニットを配置してしまうことがある。そのため、精度良く描画を行うことができないという問題があった。
本発明は、複数のヘッドユニットを適切に配置することができると共に、精度良く且つ効率良く描画処理を行うことができるヘッドユニットの配置方法および液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置を提供することを課題としている。
本発明のヘッドユニットの配置方法は、それぞれのノズル列によりY軸方向の色別複数の分割描画ラインを構成する色別n色の機能液滴吐出ヘッドを、Y軸方向に位置ずれしてキャリッジに搭載した複数のヘッドユニットを、Y軸方向に整列配置した状態で、ワークに対し、X軸方向に相対的に移動させて描画を行うn回の主走査と、分割描画ライン分Y軸方向に相対的に移動させる(n−1)回の副走査とを行って、n色の機能液滴をマトリクス状に描画する液滴吐出装置にあって、複数のヘッドユニットをY軸方向に整列配置するヘッドユニットの配置方法であって、各機能液滴吐出ヘッドにおける液滴吐出量の検査結果に基づいて、ヘッドユニットごとに液滴吐出性能を評価し、液滴吐出性能の最も低い2つのヘッドユニットをY軸方向の両外端に配置することを特徴とする。
この構成によれば、液滴吐出性能の最も低い2つのヘッドユニットを、整列した複数のヘッドユニットの両外端に配置することにより、使用頻度および色ムラ発生度合いの低い両外端に液滴吐出性能の低いヘッドユニットを割り当てることができる。これにより、ヘッドユニットを適切に配置することでき、液滴吐出性能の高いヘッドユニットを効率的に使用することができる。また、色ムラの発生を抑えることができるため、精度良く描画を行うことができる。
この場合、ヘッドユニットごとの液滴吐出性能の評価では、搭載した各機能液滴吐出ヘッドを、検査により得られたノズル列の各吐出ノズルの液滴吐出量におけるバラツキが、所定のバラツキ範囲内となるバラツキ範囲条件と、検査により得られた各吐出ノズルの液滴吐出量における平均値と、ノズル列の両端に位置する2つの吐出ノズルの2つの液滴吐出量との差が、所定の許容範囲内となる切片範囲条件と、を満たしているか否かに基づいて、ランク付けし、各機能液滴吐出ヘッドのランクに基づいて、ヘッドユニットを評価することが好ましい。
この構成によれば、バラツキ範囲条件および切片範囲条件により、各機能液滴吐出ヘッドにランク付けし、各ランクに基づいて、ヘッドユニットを評価することにより、正確且つ適切にヘッドユニットを評価することができる。また、ランクを用いることで各機能液滴吐出ヘッドを容易に比較することができる。
この場合、ヘッドユニットごとの液滴吐出性能の評価では、搭載した各機能液滴吐出ヘッドのランクのうち、最も低いランクを、当該ヘッドユニットの液滴吐出性能として評価することが好ましい。
この構成によれば、各機能液滴吐出ヘッドのランクのうち、色ムラの発生に影響する最も低いランクを、ヘッドユニットの液滴吐出性能として評価することにより、ヘッドユニットの液滴吐出性能を適切且つ正確に評価することができる。また、最も低いランクにより、ヘッドユニットが評価されるため、各ヘッドユニット間の比較を容易に行うことができる。
この場合、両外端の2つのヘッドユニット以外の複数のヘッドユニットを、相互間における各色の最も近い吐出ノズル同士の液滴吐出量差に基づいて、各ヘッドユニット間における液滴吐出量の平滑度を評価すると共に、液滴吐出量の平滑度が最も高い組み合わせとなるように配置することが好ましい。
この構成によれば、相互間における各色の最も近い吐出ノズル同士の液滴吐出量差に基づいて、各ヘッドユニット間における液滴吐出量の平滑度を評価し、液滴吐出量の平滑度が最も高い組み合わせとなるように、各ヘッドユニットを配置することにより、ヘッドユニット間における液滴吐出量差を抑えることができる。そのため、色ムラやスジムラ等を防止することができ、更に精度良く描画を行うことができる。
この場合、各ヘッドユニット間における液滴吐出量の平滑度の評価では、各ヘッドユニット間における全隣接部の、全色の液滴吐出量差における最大値に基づいて液滴吐出量の平滑度を評価することが好ましい。
この構成によれば、全隣接部の、全色の液滴吐出量差における最大値に基づいて、液滴吐出量の平滑度を評価することにより、液滴吐出量の平滑度を正確且つ適切に評価することができる。
この場合、液滴吐出量差を算出する2つ吐出ノズルの液滴吐出量は、それぞれ対応する端部に位置する2以上の吐出ノズルおける液滴吐出量の平均値であることが好ましい。
この構成によれば、上記2つの吐出ノズルにおいて、1の吐出ノズルにおける液滴吐出量のバラツキを軽減することができる。これにより、上記条件の組み合わせを正確に算出することができる。
この場合、複数のヘッドユニットは、搭載候補となる多数の候補ヘッドユニットから選別されるものであり、複数のヘッドユニットの選別では、多数の候補ヘッドユニットのうち、液滴吐出性能が最も高い複数を選別することが好ましい。
この構成によれば、搭載候補となる多数の候補ヘッドユニットの中から、液滴吐出性能が高いヘッドユニットを選別して使用することにより、更に精度良く描画を行うことができる。
本発明の液滴吐出装置は、上記のヘッドユニットの配置方法により、配置した複数のヘッドユニットと、ワークをヘッドユニットに対してX軸方向およびY軸方向に相対移動させるX・Y移動機構と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、精度良く描画を行うことができるヘッドユニットの配置方法を用いることにより、ワークの歩留まりを向上することができる。
この場合、X・Y移動機構は、複数のヘッドユニットを、ヘッドユニットごとに移動自在に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ヘッドユニットごとに移動自在に構成することで、ヘッドユニットごとに描画やメンテナンスを行うことができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記の液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
本発明の電気光学装置は、上記の液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、高品質の電気光学装置を効率良く製造することができる。なお、機能材料としては、有機EL装置の発光材料(Electro-Luminescence発光層・正孔注入層)は元より、液晶表示装置に用いるカラーフィルタのフィルタ材料(フィルタエレメント)、電子放出装置(Field Emission Display, FED)の蛍光材料(蛍光体)、PDP(plasma Display Panel)装置の蛍光材料(蛍光体)、電気泳動表示装置の泳動体材料(泳動体)等であって、機能液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)により吐出可能な液体材料を言う。また、電気光学装置(Flat Panel Display, FPD)としては、有機EL装置、液晶表示装置、電子放出装置、PDP装置、電気泳動表示装置等がある。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るヘッドユニットの配置方法を適用した液滴吐出装置について説明する。本実施形態に係る液滴吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれており、例えば、特殊なインクや発光性の樹脂液である機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを用い、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。
図1および図2に示すように、液滴吐出装置1は、石定盤に支持されたX軸支持ベース2上に配設され、主走査方向となるX軸方向に延在して、ワークWをX軸方向(主走査方向)に移動させるX軸テーブル11と、複数本の支柱4を介してX軸テーブル11を跨ぐように架け渡された1対(2つ)のY軸支持ベース3上に配設され、副走査方向となるY軸方向に延在するY軸テーブル12と、複数の機能液滴吐出ヘッド17が搭載された10個のキャリッジユニット51とから成り、10個のキャリッジユニット51は、Y軸方向に整列してY軸テーブル12に吊設されている。そして、X軸テーブル11およびY軸テーブル12の駆動と同期して機能液滴吐出ヘッド17を吐出駆動させることにより、R・G・B3色の機能液滴を吐出させ、ワークWに所定の描画パターンが描画される。なお、請求項にいうX・Y移動機構は、X軸テーブル11およびY軸テーブル12により構成されている。
また、液滴吐出装置1は、フラッシングユニット14、吸引ユニット15、ワイピングユニット16、吐出性能検査ユニット18から成るメンテナンス装置5を備えており、これらユニットを機能液滴吐出ヘッド17の保守に供して、機能液滴吐出ヘッド17の機能維持・機能回復を図るようになっている。なお、メンテナンス装置5を構成する各ユニットのうち、フラッシングユニット14および吐出性能検査ユニット18は、X軸テーブル11に搭載され、吸引ユニット15およびワイピングユニット16は、X軸テーブル11から外れ、かつY軸テーブル12によりキャリッジユニット51が移動可能である位置に配設された架台6上に配設されている(厳密には、吐出性能検査ユニット18は、後述するステージユニット77がX軸テーブル11に搭載され、カメラユニット78がY軸支持ベース3に支持されている。)。
フラッシングユニット14は、一対の描画前フラッシングユニット111,111と、定期フラッシングユニット112とを有し、機能液滴吐出ヘッド17の吐出直前や、ワークWの載換え時等の描画処理休止時に行われる、機能液滴吐出ヘッド17の捨て吐出(フラッシング)を受けるためのものである。吸引ユニット15は、複数の分割吸引ユニット141を有し、各機能液滴吐出ヘッド17の吐出ノズル98から機能液を強制的に吸引するものである。ワイピングユニット16は、ワイピングシート151を有し、吸引後の機能液滴吐出ヘッド17のノズル面97を拭取るものである。吐出性能検査ユニット18は、機能液滴吐出ヘッド17から吐出された機能液滴を受ける検査シート83を搭載したステージユニット77と、ステージユニット77上の機能液滴を画像認識により検査するカメラユニット78を有し、機能液滴吐出ヘッド17の吐出性能(吐出の有無および飛行曲り)を検査するものである。
以下、液滴吐出装置1の構成要素について説明する。図1または図2に示すように、X軸テーブル11は、ワークWをセットするセットテーブル21と、セットテーブル21をX軸方向にスライド自在に支持するX軸第1スライダ22と、上記のフラッシングユニット14および吐出性能検査ユニット18をX軸方向にスライド自在に支持するX軸第2スライダ23と、X軸方向に延在し、X軸第1スライダ22を介してセットテーブル21(ワークW)をX軸方向に移動させると共に、X軸第2スライダ23を介してフラッシングユニット14およびステージユニット77をX軸方向に移動させる左右一対のX軸リニアモータ(図示省略)と、X軸リニアモータに並設され、X軸第1スライダ22およびX軸第2スライダ23の移動を案内する一対(2本)のX軸共通支持ベース24と、を備えている。
セットテーブル21は、ワークWを吸着セットする吸着テーブル31と、吸着テーブル31を支持し、吸着テーブル31にセットしたワークWの位置をθ軸方向に補正するためのθテーブル32等を有している。また、セットテーブル21のY軸方向と平行な一対の辺には、それぞれ上記の描画前フラッシングユニット111が添設されている。
Y軸テーブル12は、10個の各キャリッジユニット51をそれぞれ吊設した10個のブリッジプレート52と、10個のブリッジプレート52を両持ちで支持する10組のY軸スライダ(図示省略)と、上記した一対のY軸支持ベース3上に設置され、10組のY軸スライダを介してブリッジプレート52をY軸方向に移動させる一対のY軸リニアモータ(図示省略)と、を備えている。また、Y軸テーブル12は、各キャリッジユニット51を介して描画時に機能液滴吐出ヘッド17を副走査するほか、機能液滴吐出ヘッド17をメンテナンス装置5に臨ませる。
一対のY軸リニアモータを(同期して)駆動すると、各Y軸スライダが一対のY軸支持ベース3を案内にして同時にY軸方向を平行移動する。これにより、ブリッジプレート52がY軸方向を移動し、これと共にキャリッジユニット51がY軸方向に移動する。なお、この場合、Y軸リニアモータの駆動を制御することにより、各キャリッジユニット51を独立させて個別に移動させることも可能であるし、10個のキャリッジユニット51を一体として移動させることも可能である。このように、10個のキャリッジユニット51において、各キャリッジユニット51(各ヘッドユニット13)を独立させて個別に移動自在に構成することで、キャリッジユニット51単位で描画やメンテナンスを行うことができる。
各キャリッジユニット51は、複数の機能液滴吐出ヘッド17を有するヘッドユニット13と、ヘッドユニット13をθ補正(θ回転)可能に支持するθ回転機構61と、θ回転機構61を介して、ヘッドユニット13をY軸テーブル12(各ブリッジプレート52)に支持させる吊設部材62と、を備えている。
図2および図3に示すように、ヘッドユニット13は、12個の機能液滴吐出ヘッド17と、12個の機能液滴吐出ヘッド17が配置固定されたキャリッジプレート(キャリッジ)53と、を備えている。12個の機能液滴吐出ヘッド17は、Y軸方向に2群に分かれ、6個ずつX軸方向に階段状に並んでヘッド群54を構成している。各ヘッド群54に属する6個の機能液滴吐出ヘッド17は、ノズル列98b方向において相互に対向配置されており、複数の機能液滴吐出ヘッド17をキャリッジプレート53上で効率良く配置することができると共に、描画処理を効率良く行うことができるように構成されている。
ヘッドユニット13に搭載された12×10個の機能液滴吐出ヘッド17は、R・G・B3色の機能液のいずれかに対応しており、各色4個の機能液滴吐出ヘッド17(各ヘッド群54で各色2個ずつ)により、ワークWに色別複数の分割描画ラインを描画できるようになっている。各機能液滴吐出ヘッド17は、左側からRGBの順で繰り返して配設されており、全機能液滴吐出ヘッド17(12×10個)の2回の副走査により、色別複数の分割描画ラインにより構成されると共に、Y軸方向に連続するRGB3色の描画ラインがそれぞれ形成される。すなわち、各色において、ヘッドユニット13中の一方のヘッド群54における各2個の機能液滴吐出ヘッド17と、他方のヘッド群54における各2個の機能液滴吐出ヘッド17との間は、Y軸方向に分割描画ライン2つ分の間隙を有している。また、相互に異なるヘッドユニット13における隣接するヘッド群54の間も、同様にY軸方向に分割描画ライン2つ分の間隙を有している。なお、描画ラインの長さは、セットテーブル21に搭載可能な最大サイズのワークWの幅に対応している。
なお、キャリッジプレート53に搭載される12個の機能液滴吐出ヘッド17は、それぞれ複数のノズル98が、Y軸方向に位置ズレした色別複数の分割描画ラインを形成可能なものであれば、キャリッジプレート53における機能液滴吐出ヘッド17の配置方法は任意に設定可能である。例えば、2つのヘッド群54に分けず12個の機能液滴吐出ヘッド17を階段状に配置することも可能である。また、当然のことながら、各キャリッジユニット51に搭載する機能液滴吐出ヘッド17の個数も任意に設定可能である。
図4に示すように、機能液滴吐出ヘッド17は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針92を有する機能液導入部91と、機能液導入部91に連なる2連のヘッド基板93と、機能液導入部91の下方に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体94と、を備えている。接続針92は、図外の機能液タンクに接続され、機能液導入部91に機能液を供給する。ヘッド本体94は、キャビティ95(ピエゾ圧電素子)と、多数の吐出ノズル98が開口したノズル面97を有するノズルプレート96と、で構成されている。機能液滴吐出ヘッド17を吐出駆動すると、(ピエゾ圧電素子に電圧が印加され)キャビティ95のポンプ作用により、吐出ノズル98から機能液滴が吐出される。
なお、ノズル面97には、多数の吐出ノズル98からなる第1ノズル列99aおよび第2ノズル列99bが相互に平行に形成されている。そして、2つのノズル列99a,99b同士は、相互に半ノズルピッチ分位置ずれしている。2つのノズル列99a,99bは、両端部にそれぞれ10個ずつ、描画処理に使用しない無効吐出ノズルを有しており、これにより、ノズル列99a,99b上での液滴吐出量のばらつきを抑制することができ、より良質な描画処理を行うことができる。なお、請求項にいう「ノズル列」は、本実施形態においては第1ノズル列99aおよび第2ノズル列99bを併せたものである。そのため、以下、第1ノズル列99aおよび第2ノズル列99bを併せて、単にノズル列99と表記する。
ここで、液滴吐出装置1の描画動作について説明する。これらの動作は、各キャリッジユニット51をY軸方向に整列した状態で行われる。液滴吐出装置1の描画動作は、まず、ワークWをX軸テーブル11により、X軸方向で移動させながら(図1中奥側へ)、第1描画動作(往動パス)を行う。その後、ヘッドユニット13を2ヘッド分(分割描画ライン分)Y軸方向に移動(副走査)させて、改めて、ワークWをX軸方向で移動させながら(図1中手前側へ)、第2描画動作(復動パス)を行う。そして、再度ヘッドユニット13を2ヘッド分(分割描画ライン分)副走査し、もう一度、ワークWをX軸方向で移動させながら(図1中奥側へ)、第3描画動作(往動パス)を行う。このように、3回の主走査と2回副走査により、ワークW上の位置に対し、対応する機能液滴吐出ヘッド17を変更しつつ、ワークWの移動および描画動作を繰り返すことで、所定の描画パターンで、R・G・B3色の機能液滴をマトリクス状に描画するようにしている。なお、3色の機能液から成る描画パターンには、図5に示すように3種類のパターンがあり、本実施形態では、図5(a)の描画パターン(ビットアップデータ)により描画が行われる。
なお、10個のキャリッジユニット51は、3回の主走査と2回の副走査とにより3色の機能液を描画処理するため、整列した10個のキャリッジユニット51の10×12個の機能液滴吐出ヘッド17が、ワークW幅より幅方向に延在して配置されている。すなわち、初期位置(第1描画動作時)では、右端のキャリッジユニット51の右端のG色およびB色の機能液滴吐出ヘッド17の右端部のいくつかの吐出ノズルが、画素領域からY軸方向外側に外れて位置している。また、2回の副走査後の位置(第3描画動作時)では、左端のキャリッジユニット51の左端のR色およびG色の機能液滴吐出ヘッド17の左端のいくつかの吐出ノズルが、画素領域からY軸方向外側に外れて位置している。これにより、これらの機能液滴吐出ヘッド17は他の機能液滴吐出ヘッド17に比べ使用頻度が低くなるため、両外端に位置するヘッドユニット13は使用頻度が低い。
次に、図6ないし図10を参照して、機能液滴吐出ヘッド17の選別、配置方法およびキャリッジユニット51の選別、配置方法について詳細に説明する。図6は、機能液滴吐出ヘッド17の選別、配置動作に係るフローチャートである。機能液滴吐出ヘッド17の選別は、製造した多数の候補ヘッドから、キャリッジプレート53に搭載する各色の機能液滴吐出ヘッド17を選別するものである。なお、以下の説明において、描画や測定に係らない無効吐出ノズルの存在を無視して説明する。
図6に示すように、初めに、多数の候補ヘッドを色ごとに振り分ける(S1)。例えば、300個の候補ヘッドが製造された場合、RGB3色で100個ずつ候補ヘッドを振り分ける。その後、色ごとに各候補ヘッドの検査を行う(S2)。
各候補ヘッドの検査は、図外の検査装置により行われる。この検査装置により、各候補ヘッドの各吐出ノズル98における液滴吐出量、吐出速度および吐出不良等が検出される。特に各吐出ノズル98の液滴吐出量は、両端部の各10個の吐出ノズル98については全て測定し、残余の吐出ノズル98(中間部に位置する複数の吐出ノズル98)については、両端部の吐出ノズル98の測定結果に基づく近似特性線図(図7参照)を用いて求める。両端部の吐出ノズル98の液滴吐出量の測定は、当該吐出ノズル98により撥水面上に4〜6ショット吐出させて着弾液滴を形成し、着弾液滴を乾燥させて、白色干渉計等にて着弾液滴の体積を測定することで行われる。なお、液滴吐出量の測定方法として、電子天秤等で着弾液滴の重量を測定するものあっても良いし、上方や側方(もしくは上方および側方)から着弾液滴に臨む画像認識カメラを用い、この画像認識結果に基づいて体積を算出して測定するものであっても良い。また、近似特性線図は、6次近似曲線図を用いることが好ましい。またさらに、上記の吐出不良には、否吐出、飛行曲がり、異常吐出等がある。
なお、ここで取得された液滴吐出量の値は、以後の比較および計算を容易にするため、基準値を100%とした、基準値に対する加減のパーセンテージを用いる。例えば、基準値が1.05plである場合、液滴吐出量が1.0605plなら、1.0605=1.05+(1.05×0.01)=1.05+(1.05×1%)であるため、+1%となる。また、液滴吐出量が1.0395plなら、1.0395=1.05−(1.05×0.01)=1.05−(1.05×1%)であるため、−1%となる。
次に、検出された各吐出ノズル98の液滴吐出量から、液滴吐出量のバラツキおよび切片値を取得する(S3およびS4)。液滴吐出量のバラツキは、全吐出ノズル98の液滴吐出量における最大値と最小値の差である。液滴吐出量の切片値は、ノズル列99の両端に位置する2つの吐出ノズル98と、全吐出ノズル98の液滴吐出量の平均値と、の差である。すなわち、液滴吐出量の切片値は、右端と左端とで2つ取得される。なお、全吐出ノズル98の液滴吐出量の平均値は、上記の基準値と同値になるため、両端に位置する吐出ノズル98の液滴吐出量がそのまま切片値となる。切片値は、絶対値を取らず、プラスおよびマイナスを付加した状態で取得される。また、切片値の取得対象となる2つの吐出ノズル98の液滴吐出量として、それぞれ対応する端部の10個の吐出ノズル98の液滴吐出量における平均値を用いることが好ましい。これにより、1つの吐出ノズル98における液滴吐出量のバラツキを軽減することができ、後述する切片値における比較や計算を正確に行うことができる。
液滴吐出量のバラツキおよび両端の切片値を取得したら、これに基づいて、各候補ヘッドにおける、S、A,Bのランク付けおよび不良ヘッドの除外を行う(S5)。各候補ヘッドのランク付けは、バラツキ範囲条件および切片範囲条件を満たしているか否かに基づいて行われる。バラツキ範囲条件は、液滴吐出量のバラツキが各ランクで設定されたバラツキ範囲内であるという条件であり、切片範囲条件は、液滴吐出量の各切片値の絶対値が各ランクで設定された許容範囲内であるという条件である。Sランクは、バラツキ範囲が2%以下、切片値の許容範囲が0.65%以下に設定する。すなわち、バラツキが2%以下で、且つ各切片値の絶対値が0.65%以下となる候補ヘッドは、Sランクに設定される。また、Aランクは、バラツキ範囲が2.5%以下、切片値の許容範囲が0.9%以下に設定し、Bランクは、バラツキ範囲条件が3%以下、切片値の許容範囲は、∞%以下(限定なし)に設定する。
S,A,Bランクのどのランクにも設定されない候補ヘッド(すなわち、バラツキが3%を超えるもの)および上記検査において吐出不良が検出された候補ヘッドは、不良ヘッドとして除外される。例えば、B色に割り当てられた100個の候補ヘッドにおいて、Sランクは20個、Aランクは40個、Bランクは30個、不良ヘッドは10個と判定される。かかる場合、10個の候補ヘッドが不良ヘッドとして除外され、90個の候補ヘッドがランク付けされた状態で残る。これらによって付加されたランクが、各候補ヘッドの液滴吐出量特性として取得される。
次に、ランク(液滴吐出量特性)に基づいて候補ヘッドから、キャリッジユニット51に搭載する複数の機能液滴吐出ヘッド17を選別する(S6)。機能液滴吐出ヘッド17の選別は、候補ヘッドにおける液滴吐出量特性(ランク)と、色別の色ムラ発生度合いとの相関関係に基づいて設定された色別の選別基準により、行われる。すなわち、RG色に対し、B色は、液滴吐出量特性に対する色ムラ発生度合いが高いため、B色は、ランクSおよびAを使用可能ランクとし、RG色は、全ランクを使用可能ランクとする。すなわち、B色では、ランクSもしくはAの候補ヘッドが搭載する機能液滴吐出ヘッド17として選別される。この際、選別基準(使用可能ランク)を満たしていない候補ヘッドは除外される。なお、これらの候補ヘッドを別色の候補ヘッドとして使用しても良い。また、ここにいう液滴吐出量特性と色別の色ムラ発生度合いとの相関関係は、候補ヘッド(機能液滴吐出ヘッド17)の液滴吐出量特性と、完成品における色別の、視覚的な色ムラ発生度合いとの相関関係を、実験によって調べたものを使用する。すなわち、相関関係のデータは、完成品によって異なるものを使用するものであり、上記のような選別基準に限るものではない。
各色の機能液滴吐出ヘッド17を選別したら、当該機能液滴吐出ヘッド17を各キャリッジユニット51に配置、搭載する(S7)。なお、ここにいう各キャリッジユニット51とは、装置に搭載される10個のキャリッジユニット51ではなく、10個のキャリッジユニット51への選別対象とある多数の候補キャリッジユニットである。なお、請求項にいう候補ヘッドユニットは、この候補キャリッジユニットに搭載されたヘッドユニット13であり、厳密には、この候補ヘッドユニットに、各色機能液滴吐出ヘッド17が搭載される。
キャリッジユニット51と同様、各候補キャリッジユニットには、各色4個の計12個の機能液滴吐出ヘッド17を搭載する。かかる際、各機能液滴吐出ヘッド17は、各色決められた位置に配置される(図3参照)と共に、色に係らずランクを揃えて候補キャリッジユニットに配置、搭載する。例えば、各色の上位ランクの機能液滴吐出ヘッド17を、共通の候補キャリッジユニットに搭載し、各色の下位ランクの機能液滴吐出ヘッド17を、共通の候補キャリッジユニットに搭載する。候補キャリッジユニットに各機能液滴吐出ヘッド17が搭載されると、各機能液滴吐出ヘッド17の吐出特性情報(ランク、バラツキおよび切片値等)が、搭載された候補キャリッジユニットの情報として、パッキングされる。
次に、図8および図9を参照して、10個のキャリッジユニット51の選別、配置方法について説明する。なお、以下のキャリッジユニット51の選別、配置動作により、キャリッジユニット51に搭載されたヘッドユニット13の選別、配置が行われる。図8は、キャリッジユニット51の選別、配置動作に係るフローチャートである。同図に示すように、まず、各候補キャリッジユニットにランク付けを行う(S11)。ここでは、各候補キャリッジユニットにおいてパッキングされた各機能液滴吐出ヘッド17の吐出性能情報からランクを用いて、ランク付けを行う。すなわち、搭載された各機能液滴吐出ヘッド17のランクが最も低い(S>A>B)ものを、各候補キャリッジユニットのランクとして設定する。これにより、各候補キャリッジユニットにS,A,Bのランクが付される。
ランクが付されたら、当該ランクに基づいて、多数の候補キャリッジユニットの中から、10個のキャリッジユニット51を選別する。全候補キャリッジユニットのうち、ランクの最も高い10個を、液滴吐出装置1に搭載する10個のキャリッジユニット51として選別する。なお、ランク上位から10個目、11個目に当るキャリッジユニット51のランクが同一であった場合、搭載された各機能液滴吐出ヘッド17のバラツキや切片値を用いて、精度の高い順に順位付けし、順位の高いもの(精度の高いもの)を選別する。このように、搭載候補となる多数の候補キャリッジユニット(候補ヘッドユニット)の中から、液滴吐出性能(ランク)が高いキャリッジユニット51(ヘッドユニット13)を選別して使用することにより、更に精度良く描画を行うことができる。
その後、選別された10個のキャリッジユニット51の配置(並び順)を決定する。10個のキャリッジユニット51は、Y軸方向に整列して配置されるものであり、図9に示すように、まず、10個のうち、ランクの最も低い2個のキャリッジユニット51を両外端とする(S13)。このように、液滴吐出性能(ランク)の最も低い2つのキャリッジユニット51(ヘッドユニット13)を、整列した複数のキャリッジユニット51の両外端に配置することにより、使用頻度および色ムラ発生度合いの低い両外端に液滴吐出性能の低いキャリッジユニット51を割り当てることができる。これにより、キャリッジユニット51を適切に配置することでき、液滴吐出性能の高いキャリッジユニット51を効率的に使用することができる。また、色ムラの発生を抑えることができるため、精度良く描画を行うことができる。
また、バラツキ範囲条件および切片範囲条件により、各機能液滴吐出ヘッド17にランク付けし、各ランクに基づいて、キャリッジユニット51(ヘッドユニット13)を評価することにより、正確且つ適切にキャリッジユニット51を評価することができる。また、ランクを用いることで各機能液滴吐出ヘッド17を容易に比較することができる。
さらに、各機能液滴吐出ヘッド17のランクのうち、色ムラの発生に影響する最も低いランクを、液滴吐出性能として評価することにより、キャリッジユニット51(ヘッドユニット13)の液滴吐出性能を適切且つ正確に評価することができる。また、最も低いランクにより、キャリッジユニット51が評価されるため、各キャリッジユニット間の比較を容易に行うことができる。
次に、以下に示すように両端の2個を除いた残りの8個のキャリッジユニット51の並び順(配置)を決定する。10個のキャリッジユニット51の10箇所の配置位置をそれぞれA1、A2、・・・、A10とした場合、8個のキャリッジユニット51における全並び順(配置パターン)において、A2−A3間、A3−A4間、A4−A5間、A5−A6間、A6−A7間、A7−A8間、A8−A9間の、7箇所の隣接部におけるキャリッジユニット51同士の切片値差を算出する。
各隣接部の切片値差は、隣接部に係る2つのヘッドユニット13を左ヘッドユニットおよび右ヘッドユニットとし、各ヘッドユニット13に搭載された12個の機能液滴吐出ヘッド17を、左側からヘッド1、ヘッド2、・・・、ヘッド12とした場合、左ヘッドユニットにおいて各色で右端に位置する機能液滴吐出ヘッド17(R色:ヘッド10、G色:ヘッド11、B色:ヘッド12)の右端の切片値と、右ヘッドユニットにおいて各色で左端に位置する機能液滴吐出ヘッド17(R色:ヘッド1、G色:ヘッド2、B:ヘッド3)の左端の切片値とから求められる。すなわち、色ごとに、この各2つの切片値の差(切片値差)を求め、このRGB3色の3つの切片値差のうち、もっとも最大のものを、この隣接部の切片値差とする。例えば、左ヘッドユニットのヘッド10、ヘッド11、ヘッド12の右側の切片値が、(+0.52%),(+0.31%),(−0.64%)であり、右ヘッドユニットのヘッド1、ヘッド2、ヘッド3の左側の切片値が、(+0.07%),(+0.55%).(−0.33%)である場合、各色の切片差は、(R,G,B)=(0.45%,0.24%,0.31%)となる。この中の最大値であるR色の0.45%が、この隣接部の切片値差となる。
次に、各隣接部の切片値差から、各並び順の、各キャリッジユニット51間における液滴吐出量の平滑度を評価する。液滴吐出量の平滑度は、各ヘッドユニット13間における液滴吐出量の段差の度合いであり、7箇所の隣接部の切片値差における最大値が低いほど、高く評価され、7箇所の隣接部の切片値差における最大値が高いほど、低く評価される。全並び順の中で、評価された平滑度が最も高い組合せを、中間に位置する8個のキャリッジユニット51の配置として決定する。すなわち、7箇所の隣接部の切片値差における最大値が最も低い組合せにより、中間位置のキャリッジユニット51の配置が決定される(S14)。これらの決定した配置により、10個のキャリッジユニット51が液滴吐出装置1(Y軸テーブル12)に搭載される(S15)。なお、本実施形態においては、各隣接部において各色の切片値差のうち最大値を求め、各隣接部の当該各最大値のうちの最大値を、液滴吐出量の平滑度の評価に用いたが、逆に、図10に示すように、色別に各隣接部での最大値を求め、色別の3つの最大値のうちの最大値を、液滴吐出量の平滑度の評価に用いても良い。
このように、相互間における各色の最も近い吐出ノズル98同士の液滴吐出量差に基づいて、各キャリッジユニット51(ヘッドユニット13)間における液滴吐出量の平滑度を評価し、液滴吐出量の平滑度が最も高い組み合わせとなるように、各キャリッジユニット51を配置することにより、キャリッジユニット51間における液滴吐出量差を抑えることができる。そのため、色ムラやスジムラ等を防止することができ、更に精度良く描画を行うことができる。
また、全隣接部(7箇所)の、全色の液滴吐出量差(7×3個)における最大値に基づいて、液滴吐出量の平滑度を評価することにより、液滴吐出量の平滑度を正確且つ適切に評価することができる。
以上のような構成により、液滴吐出性能の最も低い2つのヘッドユニット13を、整列した複数のヘッドユニット13の両外端に配置することにより、使用頻度および色ムラ発生度合いの低い両外端に液滴吐出性能の低いヘッドユニット13を割り当てることができる。これにより、ヘッドユニット13を適切に配置することでき、液滴吐出性能の高いヘッドユニット13を効率的に使用することができる。また、色ムラの発生を抑えることができるため、精度良く描画を行うことができる。
そして、精度良く描画を行うことができるヘッドユニット13の配置方法を用いることにより、ワークWの歩留まりを向上することができる。
なお、本実施形態においては、キャリッジユニット51(ヘッドユニット13)の配置方法として、両外端にランクの低いキャリッジユニット51を配置し、且つ中間位置の各キャリッジユニット51を、液滴吐出量の平滑度の高い組合せで配置する方法を用いたが、どちらか一方の条件のみを用いてキャリッジユニット51の配置を行っても良い。
また、本実施形態においては、キャリッジユニット51単位で、上記選別および配置を行ったが、ヘッドユニット13単位で行うようにしても良い。
さらに、本実施形態においては、10個のキャリッジユニット51を備えた液滴吐出装置1を用いたが、キャリッジユニット51の個数は任意である。
またさらに、本実施形態においては、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の3色の機能液を用いる液滴吐出装置1に本発明を適用したが、使用する機能液の数および種類はこれに限るものではなく、例えば、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)の3色の機能液を用いるものや、RGB、CMYの6色の機能液を用いるものに本発明を適用しても良い。6色(n色)の機能液を用いる場合には、6回(n回)の主走査と、5回((n−1)回)の副走査により、ワークに6色(n色)の機能液滴を描画する。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、さらにこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、および薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板をいう。
まず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図11は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図12は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図12(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図12(b)に示すように、基板501およびブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図12(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド17により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程およびバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置のばらつきを自動補正できる。
次に、着色層形成工程(S103)では、図12(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド17によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド17を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図12(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図13は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図12に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、および、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図13において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。
図14は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図15は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561および信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図16は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603および陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されると共に、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607aおよびドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606および半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609およびゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613および機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、および、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層をさらに形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成することも可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、または青色(B)のいずれかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図17〜図25を参照して説明する。
この表示装置600は、図17に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、および対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図18に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図19に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理および撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aaおよび画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618sおよび有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば四フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド17を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図1に示した液滴吐出装置1のセットテーブル21に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)および発光層形成工程(S114)が行われる。
図20に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド17から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図21に示すように、乾燥処理および熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒並びに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図22に示すように、各色のうちのいずれか(図22の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行うことにより、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図23に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド17を用い、図24に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)および緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決めることも可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617aおよび発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図25に示すように、発光層617bおよび有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図26は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、およびこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、およびMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、および蛍光体709を、図1に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル21に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド17により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、またはニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となるすべてのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711および蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を機能液滴吐出ヘッド17から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図27は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、およびこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図28(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図28(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
実施形態に係る液滴吐出装置の平面図である。 液滴吐出装置の側面図である。 ヘッドユニットに搭載された機能液滴吐出ヘッドの配置構成を示した図である。 機能液滴吐出ヘッドの外観斜視図である。 カラーフィルタの配色パターンの説明図であり、(a)は、ストライプ配列、(b)は、モザイク配列、(c)は、デルタ配列を示している。 機能液滴吐出ヘッドの選別、配置動作について示したフローチャートである。 近似特性線図を示した図である。 キャリッジユニットの選別、配置動作について示したフローチャートである。 キャリッジユニットの配置動作について示した説明図である。 中間位置のキャリッジユニットにおける組合せの計算例を示した図である。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
符号の説明
1:液滴吐出装置、 11:X軸テーブル、 12:Y軸テーブル、 13:ヘッドユニット、 17:機能液滴吐出ヘッド、 53:キャリッジプレート、 98:吐出ノズル、 99:ノズル列、 W:ワーク

Claims (11)

  1. それぞれのノズル列によりY軸方向の色別複数の分割描画ラインを構成する色別n色の機能液滴吐出ヘッドを、Y軸方向に位置ずれしてキャリッジに搭載した複数のヘッドユニットを、Y軸方向に整列配置した状態で、
    ワークに対し、X軸方向に相対的に移動させて描画を行うn回の主走査と、
    前記分割描画ライン分Y軸方向に相対的に移動させる(n−1)回の副走査とを行って、n色の機能液滴をマトリクス状に描画する液滴吐出装置にあって、
    前記複数のヘッドユニットをY軸方向に整列配置するヘッドユニットの配置方法であって、
    前記各機能液滴吐出ヘッドにおける液滴吐出量の検査結果に基づいて、前記ヘッドユニットごとに液滴吐出性能を評価し、前記液滴吐出性能の最も低い2つの前記ヘッドユニットをY軸方向の両外端に配置することを特徴とするヘッドユニットの配置方法。
  2. 前記ヘッドユニットごとの液滴吐出性能の評価では、
    搭載した前記各機能液滴吐出ヘッドを、検査により得られた前記ノズル列の各吐出ノズルの液滴吐出量におけるバラツキが、所定のバラツキ範囲内となるバラツキ範囲条件と、
    検査により得られた前記各吐出ノズルの液滴吐出量における平均値と、前記ノズル列の両端に位置する2つの吐出ノズルの2つの液滴吐出量との差が、所定の許容範囲内となる切片範囲条件と、を満たしているか否かに基づいて、ランク付けし、
    前記各機能液滴吐出ヘッドの前記ランクに基づいて、前記ヘッドユニットを評価することを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニットの配置方法。
  3. 前記ヘッドユニットごとの液滴吐出性能の評価では、
    搭載した前記各機能液滴吐出ヘッドの前記ランクのうち、最も低いランクを、当該ヘッドユニットの液滴吐出性能として評価することを特徴とする請求項2に記載のヘッドユニットの配置方法。
  4. 前記両外端の2つのヘッドユニット以外の複数の前記ヘッドユニットを、相互間における各色の最も近い吐出ノズル同士の液滴吐出量差に基づいて、前記各ヘッドユニット間における液滴吐出量の平滑度を評価すると共に、
    前記液滴吐出量の平滑度が最も高い組み合わせとなるように配置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のヘッドユニットの配置方法。
  5. 前記各ヘッドユニット間における液滴吐出量の平滑度の評価では、
    前記各ヘッドユニット間における全隣接部の、全色の前記液滴吐出量差における最大値に基づいて前記液滴吐出量の平滑度を評価することを特徴とする請求項4に記載のヘッドユニットの配置方法。
  6. 前記液滴吐出量差を算出する2つ吐出ノズルの液滴吐出量は、それぞれ対応する端部に位置する2以上の吐出ノズルおける液滴吐出量の平均値であることを特徴とする請求項4または5に記載のヘッドユニットの配置方法。
  7. 前記複数のヘッドユニットは、搭載候補となる多数の候補ヘッドユニットから選別されるものであり、
    前記複数のヘッドユニットの選別では、前記多数の候補ヘッドユニットのうち、液滴吐出性能が最も高い複数を選別することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のヘッドユニットの配置方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のヘッドユニットの配置方法により、配置した前記複数のヘッドユニットと、
    前記ワークを前記ヘッドユニットに対してX軸方向およびY軸方向に相対移動させるX・Y移動機構と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 前記X・Y移動機構は、前記複数のヘッドユニットを、前記ヘッドユニットごとに移動自在に構成されていることを特徴とする請求項8に記載の液滴吐出装置。
  10. 請求項8または9に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 請求項8または9に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
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