JP2009148457A - シリンジ式投薬キット - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用直前までシリンジと先端具とが独立した状態になるのを防止した上で薬液が直接触れることになる先端具を衛生的な状態で維持させることができ、処置中に迅速に投薬できる状態にすることのできるシリンジ式投薬キットを提供する。
【解決手段】 シリンダの一端に連通連設された接続部に対してキャップが取り外し可能に封着され、ピストンを有するプランジャーがシリンダ内に装填されることで、シリンダ内に薬液が封入されたシリンジと、接続部に取り付け可能に構成され、接続部を介してシリンダから流入する薬液を放出可能に構成された先端具とを備えたシリンジ式投薬キットであって、先端具を収容する収容ケースを備え、収容ケースは、先端具が収容され、開封可能に構成された収容部と、収容部に連設されて所定方向に延びる延出部とを備え、プランジャーには、延出部が圧入される収容ケース取付部が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、処置に応じた薬液を投与するためのシリンジ式投薬キットに関する。
従来、患者の疾患に応じた薬液を注射によって投与するに当り、シリンジに取り付けた注射針から容器内の薬液を吸引してシリンジに充填するようにしていたが、このような一連の作業が繁雑であり、また、人為的なミスで誤った薬液が充填される虞もあるとして、近年においては、処置に応じた薬液を予め充填したシリンジと注射針とが一組のセットとされたシリンジ式投薬キットが提供されている。かかるシリンジ式投薬キットは、処置を行う際にシリンジに注射針を取り付けるだけで薬液を投与できる状態にすることができるため、作業負担を軽減することができる上に誤った薬液が充填される可能性を低くすることができる等といったメリットから普及しつつある。
ところで、近年の薬剤(薬液)の進歩に伴い、薬液を患部に向けて噴霧することで投薬する処置方法が提案され、これに伴って、シリンジの先端にスプレーノズルが封着されることで該シリンジ内に薬液が封入された投薬キットが提供されているが、かかる投薬キットは、衛生上の観点から薬液を封入したシリンジを加熱殺菌処理するに際し、シリンダ内の内圧の上昇でスプレーノズルから薬液が漏れ出てしまい、衛生上に問題がある上にシリンダ内の薬液が減ってしまう等といった問題があるとして、本出願人は、これらの問題を解決したシリンジ式投薬キット(薬液噴霧キット)を発明して既に特許出願(特願2007−219684)している。
かかるシリンジ式投薬キットは、薬液を収容する筒状のシリンダの一端に連通連設された筒状の接続部にキャップが封着されるとともに、前記シリンダの軸心方向に移動可能にピストンが装填されることでシリンダ内に薬液が封入されたシリンジと、前記接続部に対して流体的に接続可能なスプレーノズルとを備えている。該シリンジ式投薬キットは、加熱殺菌処理に伴う内圧の上昇にキャップが対抗して薬液の漏れが防止され、処置を行う際にシリンジのキャップを取り外してスプレーノズルを取り付けることで、予め設定した投与量の薬液を噴霧できるようになっている。
ところで、上述のように薬液の封入されたシリンジに対して注射針やスプレーノズル等の先端具を取り付けるようにしたシリンジ式投薬キットは、何れもシリンジと先端具とが一組をなすため、シリンジ及び先端具が共通(単一)のブリスターパック等の包装材によって包装され、使用時まで不衛生な環境下に曝されることが防止されている。
しかしながら、前述の如く、上記構成のシリンジ式投薬キットは、シリンジ及び先端具が単一な包装材で包装されているものの、包装材の内部ではそれぞれが独立しているため、包装材を開封したときにシリンジ及び先端具のそれぞれが独立して飛び出してしまう場合がある。このようにシリンジ及び先端具が独立して飛び出すと、緊急を要する処置の最中にシリンジや先端具を探す等といった不必要な作業を要し、場合によっては、シリンジや先端具が床に落ちて不衛生な状態になってしまうことがある。そのため、従来のシリンジ式投薬キットは、緊急時であっても包装材の開封作業に注意を払わなければならならず、円滑な処置を阻害させる虞があった。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、使用直前までシリンジと先端具とが独立した状態になるのを防止した上で薬液が直接触れることになる先端具を衛生的な状態で維持させることができ、処置中に迅速に投薬できる状態にすることのできるシリンジ式投薬キットを提供することを課題とする。
本発明に係るシリンジ式投薬キットは、筒状のシリンダの一端に連通連設された筒状の接続部に対してキャップが取り外し可能に封着されるとともに、先端にピストンを有するプランジャーが軸線方向で移動可能にシリンダ内に装填されることで、前記シリンダ内に薬液が封入されたシリンジと、前記接続部に取り付け可能に構成され、該接続部を介してシリンダから流入する薬液を放出可能に構成された先端具とを備え、キャップを取り外した接続部に取り付けられた先端具から薬液を投与するように構成されたシリンジ式投薬キットであって、前記先端具を収容する収容ケースを備え、該収容ケースは、先端具が収容されるとともに該先端具を取り出すべく開封可能に構成された収容部と、該収容部に連設されて所定方向に延びる延出部とを備え、前記プランジャーには、基端から先端側に向けて延びて前記延出部が圧入される収容ケース取付部が形成されていることを特徴とする。
上記構成のシリンジ式投薬キットによれば、先端具が収容ケースの収容部に収容されているので、薬液を放出させる(薬液に直接触れることになる)先端具を衛生的な状態で維持させることができる。その上、収容ケースの延出部がプランジャーに形成された収容ケース取付部に圧入されていることで、収容ケースを介してシリンジと先端具とが一体的となるため、使用直前までシリンジと先端具とが別個独立した状態にならず取り扱いが便利である。すなわち、シリンダの接続部がキャップによって封止されたシリンジと先端具とを一体的な状態にすることができるので、シリンジ式投薬キット全体(シリンジ及び先端具)を単一な包装材で包装し、この包装材を開封してもシリンジと先端具とが独立して(バラバラになって)飛び出すことがない。これにより、緊急時においてもシリンジ及び先端具がバラバラになってこれらを探す等といった不必要な作業が発生することがなく、円滑な処置を行うことができる。また、上述の如く、先端具が収容ケースの収容部に収容されているため、シリンジのキャップを取り外すときに先端具を何れかの場所に載置しても衛生的な状態にすることができる。
そして、前記シリンジは、シリンダ内に薬液が封入されているので、シリンジに薬液を移し替えるといった作業を行うことなく、キャップを取り外して接続部に先端具を取り付けるだけで、薬液を投与できる状態にすることができる。また、収容ケースを把持しつつ先端具を接続部に取り付ければ、薬液の触れる先端具を直接持つことなく取り付けることができ衛生的である。特に、延出部を把持し易い長さにしておけば、収容ケースの取り扱いが容易になる上に、収容部を開封した状態で該収容部側を持たずにすみ、収容部内の先端具に手が触れる等といったことが防止されて衛生的である。
本発明の一態様として、前記収容ケース取付部は、円筒状に形成される一方、前記延出部は、収容部側の基端から先端側に向けて先細りして外観円錐状又は円錐台状に形成されていることが好ましい。このようにすれば、延出部を収容ケース取付部に圧入すると楔作用によって延出部を収容ケース取付部に確実に取り付けること(シリンジと先端具とを一体的にすること)ができる。
この場合、前記延出部の外周又は収容ケース取付部の内周の少なくとも何れか一方には、周方向に間隔をあけて延出部の圧入方向に延びる複数の凸条が形成されていることが好ましい。このようにすれば、延出部の外周又は収容ケース取付部の内周に対して相手方の複数の凸条が周方向に間隔をあけて接触することになり、接触抵抗を小さくすることができる。従って、上述の楔作用で収容ケースをプランジャーに確実に取り付けることができる上に該プランジャーから収容ケースを容易に取り外すことができる。
本発明の他態様として、前記収容部は、少なくとも一端に開口を形成し、且つ先端具を包囲するように筒状に形成された壁部と、該壁部の一端開口を封止するように、壁部の一端に剥離可能に貼着されたシート状の蓋材とを備え、前記延出部は、前記壁部の他端に直接的又は間接的に連設されていてもよい。このようにすれば、蓋材を剥離することで収容部が開放状態となるため、収容した先端具を容易に取り出すことができる。
この場合、前記先端具は、接続部に螺合可能に構成された外観円柱状のスプレーノズルであり、前記収容部は、収容した先端具が壁部と同心又は略同心となるよう、壁部の内周面が先端具の外周面に接触又は略接触するように壁部の内径が設定されてもよい。このようにすれば、蓋材を剥離させるとき等において、先端具が壁部に保持された状態となるので、収容部の開封を容易に行うことができる。
本発明に係るシリンジ式投薬キットによれば、使用直前までシリンジと先端具とが独立した状態になるのを防止した上で薬液が直接触れることになる先端具を衛生的な状態で維持させることができ、処置中に迅速に投薬できる状態にすることができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るシリンジ式投薬キットについて、添付図面を参照しつつ説明する。
かかるシリンジ式投薬キットは、処置に応じた薬液を投与するためのもので、本実施形態においては、外科手術(特には、消化器系外科手術)の術後に創傷部治癒に伴う臓器同士の癒着を防止する薬液(癒着防止液)を患部に噴霧することで薬液を投与することを対象としている。なお、癒着防止液としては、癒着防止成分を注射用水に溶解したものが採用され、例えば、トレハロースの5%〜15%溶液が採用される。
本実施形態に係るシリンジ式投薬キットは、図1に示す如く、筒状のシリンダ100の一端に連通連設された筒状の接続部101に対してキャップ102が取り外し可能に封着されるとともに、先端にピストン111を有するプランジャー110が軸線方向で移動可能にシリンダ100内に装填されることで、前記シリンダ100内に薬液が封入されたシリンジ10と、前記接続部101に取り付け可能に構成され、該接続部101を介してシリンダ100から流入する薬液を放出可能に構成されたスプレーノズル(先端具)20と、前記スプレーノズル20を収容する収容ケース30とを備えている。該シリンジ式投薬キット1は、前記キャップ102を取り外した接続部101に取り付けられたスプレーノズル20から薬液を噴霧して投与するように構成されている。
前記シリンダ100及び接続部101は、一体的に樹脂成形されている。前記シリンダ100は、略円筒状に形成されており、一端部に径方向内方に延出した円環状部103が形成され、他端部に径方向外方に延出した一対のフランジ104,104が形成されている。本実施形態においては、薬液の一回の使用分として、5ml〜100ml、好ましくは、10ml〜50mlに設定され、前記シリンダ100は、装填されたピストン111がシリンダ100の他端側に位置した状態で、5ml〜100ml、好ましくは、10ml〜50mlの薬液を収容できる内部空間が形成されるように、内径及び軸線方向の長さが設定されている。
前記接続部101は、シリンダ100よりも小径な円筒状に形成されている。そして、該接続部101は、前記円環状部103の内周に一端部が接続され、他端側がシリンダ100の一端よりも外方に延出している。本実施形態に係る接続部101は、外周に雄ねじ(採番しない)が形成されており、キャップ102及びスプレーノズル20を螺着できるようになっている。
前記キャップ102は、シリンダ100内の内圧上昇に抗して接続部101に対する封着状態を維持可能で且つ取外し可能に設けられている。本実施形態に係るキャップ102は、ゴムや樹脂等の弾性材料を成形したもので、この弾性材料として、例えば、イソプレンゴムやスチレン系エラストマー等を採用することができ、本実施形態においては、イソプレンゴムを採用している。該キャップ102は、接続部101に取り付けた状態で接続部101の先端開口を閉塞できるようになっている。すなわち、該キャップ102は、接続部101の雄ねじと螺合する雌ねじ(採番しない)が内周面に形成された非貫通状態の穴105が穿設されており、該穴105の奥部(奥部の面)で接続部101の先端開口を封止するようになっている。
前記プランジャー110は、前記ピストン111をシリンダ100内で該シリンダ100の軸線方向に移動させるべく、一方向を長手にして延びるプランジャー本体112と、該プランジャー本体112の長手方向の一端部に連設された押圧部113と、プランジャー本体112の長手方向の他端部に連設されたピストン連結部114と、該ピストン連結部114に取り付けられた前記ピストン111とを備えている。
前記プランジャー本体112は、長手方向と直交する方向の断面が十字状に形成されている。プランジャー本体112は、ピストン連結部114に連結されたピストン111がシリンダ100の一端側に位置した状態で押圧部113がシリンダ100の他端よりも外側に位置するように長手方向の長さが設定されている。なお、プランジャー本体112は、丸棒状や角棒状のものであってもよい。
前記押圧部113は、プレート状をなし、プランジャー本体112の長手方向に対して直交方向に拡がるように形成されている。そして、前記ピストン連結部114は、ピストン111の一端面と接着できるように平板状に形成されたり、ピストン111の一端面に形成された凹部(奥側に向けて内部空間が拡大する凹部)に圧入できるように、凹部の形状に対応して先端側ほど径が拡大するように形成されたりする。すなわち、ピストン111とピストン連結部114との連結は、種々の態様をとることができ、プランジャー110のピストン連結部114はピストン111との連結の態様に合わせて適正形成される。なお、本実施形態において、ピストン連結部114は、略円形をなすプレート状に形成され、プランジャー本体112に長手方向に延びる軸線と直交するように設けられており、該プランジャー110の先端側にある面にピストン111が、雄ねじ(プランジャー110側)と雌ねじ(ピストン111側)との螺合等により連結されている。
前記ピストン111は、ゴム等の弾性材料を成形したもので、この弾性材料として、例えば、イソプレンゴムやスチレン系エラストマー等を採用することができる。
該ピストン111は、シリンダ100の内穴の形状に対応して形成されており、シリンダ100の軸線方向で移動可能に該シリンダ100内に圧入されている。本実施形態においては、シリンダ100が略円筒状に形成されることから、本実施形態に係るピストン111は、略円柱状に形成され、外周にシリンダ100の内径よりもやや大きめの外径に設定されたシール部111a…が径方向外方に突出して形成されている。これにより、シリンダ100に装填した状態で、シール部111a…が変形してシリンダ100の内周面に密接し、シリンダ100内に封入した薬液の液漏れを防止できるようになっている。
本実施形態において、前記シール部111a…は、ピストン111の軸線方向に間隔をあけて複数箇所(図においては3カ所)に形成されている。これにより、上述のようなシール性(液漏れ防止)を担保しつつシリンダ100の内周面との接触面積(抵抗)を小さくしてピストン111の移動を許容している。
本実施形態に係るプランジャー110は、上記構成に加え、収容ケース30が取り付けられる収容ケース取付部115を備えている。該収容ケース取付部115は、収容ケース30の後述する延出部301を圧入可能に構成されており、プランジャー110の基端から先端側(押圧部113からピストン連結部114)に向けて延びるように形成されている。
該収容ケース取付部115は、少なくとも一端が開口した円筒状に形成されており、本実施形態においては、他端が閉塞する一方で一端が前記押圧部113上で開口するように形成されている。すなわち、本実施形態に係る収容ケース取付部115は、プランジャー本体112及び押圧部113と一体的に成形されており、押圧部113上で開口するように形成されている。
本実施形態において、上述の如く、プランジャー本体112が断面十字状に形成されているため、収容ケース取付部115が形成されるプランジャー110の他端側においては、前記プランジャー本体112が収容ケース取付部115の外周から四方に向けて延出するように形成されている。該収容ケース取付部115は、内径が収容ケース30の後述する延出部301の外径に対応して設定されており、少なくとも開口周縁部に対して延出部301の外周の一部が接触できる内径に設定されている。
本実施形態に係るシリンジ10は、図2(a)、図2(b)及び図3に示す如く、シリンダ100及びキャップ102に筒状のシュリンク材Sを被嵌して該シュリンク材Sを収縮させることで一体的に包装されている。なお、シュリンク材Sとは、熱収縮性を有する材料で、本実施形態においては筒状にされることで、周方向に収縮するものが採用される。そして、筒状にされたシュリンク材Sは、一端側がキャップ102よりも外側に延出するようにシリンダ100及びキャップ102に被嵌された上で熱収縮される。これにより、キャップ102の端面よりも外側に延出した部分が内側に倒れ込み、該キャップ102の端面における円環状の領域を押さえ込むようになっている。
該シュリンク材Sは、有色透明又は無色透明の樹脂フィルムであり、所定領域に薬液に関する情報や軸心方向に間隔をあけた目盛り等が印刷されている。本実施形態に係るシュリンク材Sは、接続部101とシリンダ100との境界付近に切断可能な切断補助手段Lが設けられている。該切断補助手段Lは、シュリンク材Sのキャップ102を覆った部分を切除できるように、全周に亘って形成されており、例えば、ミシン目やカットテープ等(本実施形態においてはミシン目)で構成される。
本実施形態に係るシリンジ10は、キャップ102と接続部101とが螺合によって接続されるとともに、シュリンク材Sの切断補助手段Lがミシン目で構成されているため、被嵌したシュリンク材Sとともにキャップ102を回すことで、シュリンク材Sが切断補助手段Lで切断されつつキャップ102と接続部101との螺合が解除されるようになっている。
なお、本実施形態にようにシュリンク材Sを筒状にするには、略四角形状の樹脂フィルムを筒状に丸めて重なり合う端部同士を接合すればよいが、その端部同士の接合は、接着剤を用いてもよいし、熱溶着(ヒートシール)で行ってもよい。
前記スプレーノズル20は、図4及び図5に示す如く、接続部101に流体的に接続されるもので、図5及び図6に示す如く、接続部101に対して接続可能に構成されたノズル本体200と、ノズル本体200を介してシリンジ10内から流入してくる薬液を二次側で分散させる第一ノズル体201と、該第一ノズル体201によって分散された薬液を霧状にして外部に放出させる第二ノズル体202とを備えている。
前記ノズル本体200は、接続部101に対して略同心で挿入される円筒状の挿入部200aと、該挿入部200aの一端から径方向外方に延出する円環状の第一環状部200bと、該第一環状部200bの外周端縁に一端が接続されるとともに挿入部200aの周囲に前記接続部101を介在させる間隙を形成するように該挿入部200aの外側に配設され、内周面に前記接続部101と螺合される雌ねじが形成された円筒状の螺合部200cと、該螺合部200cの他端から径方向外方に延出する第二環状部200dと、該第二環状部200dの外周縁部に一端が接続されるとともに螺合部200cの周囲に所定の間隙を形成するように該螺合部200cの外側に配設された筒状の外装部200eとを備えている。
上記構成のノズル本体200は、挿入部200aと螺合部200cとの間に接続部101を介入させるための隙間が形成されており、前記螺合部200cの雌ねじに接続部101の雄ねじを螺合させることにより、挿入部200aが接続部101に挿入されるようになっている。また、該ノズル本体200は、前記螺合部200cと外装部200eとの間に形成される環状の間隙に第二ノズル体202の後述する嵌入部202bが嵌め入れられるようになっている。一般的に雄ねじとこれに螺合する雌ねじは、ねじピッチ等が規格化されているが、本実施形態に係るスプレーノズル20は、螺合部200cの雌ねじ及び接続部101の雄ねじの径やねじピッチ等が規格外に設定されており、このキット1のシリンジ10(接続部101)とスプレーノズル20(ノズル本体200)とだけが螺合できるようになっている。これにより、本実施形態に係るシリンジ式投薬キット1は、他のキットや装置等のシリンジやスプレーノズルと誤接続されるのを防止できるようになっている。
前記第一ノズル体201は、第一環状部200bの外径と同径に設定された円板状の第一ノズル部201aと、該第一ノズル部201aの外周から該第一ノズル部201aの一方の面側に延出する支持部201bとを備えており、該支持部201bを第一環状部200b上に配置することで、第一ノズル部201aが第一環状部200bと間隔をあけて対向した配置になるようになっている。前記第一ノズル部201aには、薬液を通過させるための貫通穴203…が形成されている。該第一ノズル部201aの貫通穴203…は、該第一ノズル部201aの周方向に延びる円弧状の長穴で構成されており、前記周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、該第一ノズル部201aは、貫通穴203…を通過した薬液を二次側で分散させることができるようになっている。
第二ノズル体202は、外装部200eの内径と同径に設定された円板状の第二ノズル部202aと、該第二ノズル部202aの外周から該第二ノズル部202aの一方の面側に延出し、螺合部200cと外装部200eとの間に嵌入される筒状の嵌入部202bとを備えている。第二ノズル部202aは、中心に貫通した微小なノズル穴204が穿設されており、一方の面に第一ノズル部201aの他方の面に当接される突起205がノズル穴204周りに間隔をあけて複数設けられている。これにより、該第二ノズル体202は、嵌入部202bをノズル本体200の環状の間隙に嵌め入れた状態で、突起205が第一ノズル部201aに当接し、第二ノズル部202aと第一ノズル部201aとの間に薬液が流通する空間が形成されるようになっている。なお、本実施形態において、第二ノズル体202は、嵌入部202bがノズル本体200(外装部200eの内周及び螺合部200cの外周)に超音波シール等により固定されている。上記構成のスプレーノズル20は、外装部200eが円筒状に形成されているため、外観円柱状を呈し、その一端側を接続部101に接続(螺合)した状態で、他端側にあるノズル穴204が接続部101と略同心になるように形成されている。
前記収容ケース30は、図1及び図3に示す如く、スプレーノズル20が収容されるとともに該スプレーノズル20を取り出すべく開封可能に構成された収容部300と、該収容部300に連設されて所定方向に延びる延出部301とを備えている。
前記収容部300は、少なくとも一端に開口を形成し、且つスプレーノズル20を包囲するように筒状に形成された壁部302と、該壁部302の一端開口を封止するように、壁部302の一端に剥離可能に貼着されたシート状の蓋材303とを備えている。
前記収容部300は、収容したスプレーノズル20が筒状の壁部302と同心又は略同心となるよう、壁部302の内周面がスプレーノズル20の外周が接触又は略接触する(微小な隙間を形成する)ように壁部302の内径が設定されている。また、該収容部300は、収容したスプレーノズル20が壁部302の開口端(蓋材303が貼着される一端)から外側に出ることのない深さに設定されている。これにより、該収容部300は、蓋材303を剥離して一端開口が開放したときに、収容したスプレーノズル20が外部にある何らかのものに触れることがなく、衛生的な状態を維持できるようになっている。そして、該収容部300には、スプレーノズル20が接続部101に接続される側を壁部302の開口側にして収容される。本実施形態に係る収容部300は、壁部302の一端に径方向外方に延出した鍔部304が形成されており、その鍔部304の一面に蓋材303が剥離可能に貼着されている。
前記蓋材303は、壁部302の開口を閉塞する閉塞部303aと、その閉塞部303aの外周の一部から外側に突出した摘持片303bとで構成されており、前記閉塞部303aの外周端部が鍔部304に対して貼着されている。これにより、摘持片303bを摘持して蓋材303を壁部302から離間させるように引っ張ることで、閉塞部303aの外周端部を鍔部304から剥離させることができるようになっている。
前記延出部301は、収容ケース取付部115に圧入可能に形成されており、好ましい形態として外観円錐状又は円錐台状に形成される。本実施形態に係る延出部301は、外観円錐台状に形成されており、一端が他端に比して大径に設定されている。そして、本実施形態に係る延出部301は、収容部300と一体的に成形されており、他端に向けて先細りするように筒状に形成され、収容部300と内部が連通している。そして、本実施形態において、前記延出部301は、収容部300と連設される一端部の外径が収容ケース取付部115の内径と略同径に設定されており、収容ケース取付部115に他端側から挿入して収容部300が収容ケース取付部115の開口に接近した状態で収容ケース取付部115の内周に外周が圧接した状態(圧入された状態)になるように形成されている。
本実施形態において、前記収容部300の壁部302の外径に比して延出部301の一端の外径が小径に設定されているため、収容部300の他端開口縁部には内側に向けて延出したドーナツ板状の接続環状部305が形成されており、その接続環状部305の内周縁部に対して延出部301の一端外周縁部が接続されている。
そして、本実施形態に係る延出部301は、外周面に周方向に間隔をあけて軸線方向に延びる複数の凸条306…が形成されている。これにより、前記収容ケース取付部115に挿入(圧入)した状態で各凸条306…が収容ケース取付部115の内周に点接触した状態となり、過度に接触抵抗が作用しないようになっている。すなわち、延出部301が先細りに形成されることで、収容ケース取付部115に圧入した状態で楔作用が生じるため、延出部301の外周全周が収容ケース取付部115の内周全周に接触すると過度の力が作用して抜けにくくなるので、複数の凸条306…を設けて点接触させることで接触力を必要最小限にして取り外し易くなるようにしている。そして、該延出部301は、延出方向における外径の変化を考慮して収容ケース取付部115に圧入(取り付け)できる延出量に設定されていれば、収容ケース取付部115に対して取り付けるといった必要最小限の機能を達成し得るが、本実施形態においては、収容ケース取付部115に対する取り付けの確実性に加え、収容ケース30の取り扱い易さを考慮して、収容ケース取付部115に圧入(取り付け)でき且つ使用者が把持しやすい十分な延出量に設定されている。
本実施形態に係るシリンジ式投薬キット1は、図7に示す如く、上記構成のシリンジ10とスプレーノズル20とが一体的に包装されることで流通過程におかれる。該シリンジ式投薬キット1の包装形態は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、ブリスターパック5によって包装されている。
ブリスターパック5とは、包装対象物の形状に対応した凹部500を形成するようにフィルム材をプレス成形した包装材本体50に対し、凹部500に包装対象物を嵌め込んだ上で、該凹部500を塞ぐように平らなフィルム又は厚手のシートからなるカバー材51を剥離可能に貼着する包装形態である。
従って、本実施形態において、包装材本体50には収容ケース30を介して一体的になったシリンジ10及びスプレーノズル20を嵌め込む凹部500が形成されており、該凹部500内のシリンジ10及びスプレーノズル20が脱落しないように包装材本体50にカバー材51が剥離可能に貼着される。なお、内容物を確認できるように、包装材本体50及びカバー材51の少なくとも何れか一方を、有色透明又は無色透明に構成することが好ましい。
本実施形態に係るシリンジ式投薬キット1は、以上の構成からなり、次に使用方法(作用)について説明する。該シリンジ式投薬キット1は、上述の如く、術後の癒着を防止するために薬液を患部に吹き付けるものであるため、患部(臓器)が露呈する外科手術中に用いられる。そして、該シリンジ式投薬キット1は、封入された薬液の容量が5ml〜100ml、好ましくは、10ml〜50mlに設定されているため、その処置で必要であろうとする容量となるセット数が予め用意される。
そして、図8(a)に示す如く、薬液を患部に吹き付ける前に、ブリスターパック5を開封し、シリンジ10及びスプレーノズル20を一体的な状態で取り出し、図8(b)に示す如く、シュリンク材Sを切断補助手段Lで切断し、該シュリンク材Sのキャップ102を押さえ込んでいた部分を除去する。そして、図8(c)に示す如く、収容ケース30をプランジャー110から取り外し、キャップ102を接続部101から取り外す。そして、図8(d)に示す如く、収容部300の蓋材303を剥離して壁部302の一端開口を開放した上で、収容ケース30内のスプレーノズル20を接続部101に接続する。本実施形態において、収容部300の一端開口側にスプレーノズル20の接続部101に接続する側が位置しているため、収容ケース30の延出部301又は収容部300の外側を把持した状態で収容部300内のスプレーノズル20に対して接続部101を螺合した上で収容部300からシリンジ10と一体になったスプレーノズル20を抜き取る。これにより、薬液が付着するスプレーノズル20を直接把持することなくシリンジ10に接続することができる。そして、図8(e)に示す如く、プランジャー110(押圧部113)を押すことで、シリンダ100内の薬液がノズル穴204から患部に向けて噴霧されることになる。
以上のように、本実施形態に係るシリンジ式投薬キット1によれば、スプレーノズル20が収容ケース30の収容部300に収容されているので、薬液を放出させる(薬液に直接触れることになる)スプレーノズル20を衛生的な状態で維持させることができる。その上、収容ケース30の延出部301がプランジャー110に形成された収容ケース取付部115に圧入されていることで、収容ケース30を介してシリンジ10とスプレーノズル20とが一体的となるため、使用するまでにシリンジ10とスプレーノズル20とが別個独立した状態にならず取り扱いが便利である。すなわち、シリンダ100の接続部101がキャップ102によって封止されたシリンジ10とスプレーノズル20とが一体的な状態にすることができるので、シリンジ式投薬キット1全体をブリスターパック5等の包装材で包装し、この包装材を開封してもシリンジ10とスプレーノズル20とが独立して飛び出すことがない。これにより、緊急時においてもシリンジ10及びスプレーノズル20を確実に取り出すことができる。また、上述の如く、スプレーノズル20が収容ケース30の収容部300に収容されているため、シリンジ10のキャップ102と取り外すときにスプレーノズル20を何れかの場所に載置しても衛生的な状態にすることができる。
そして、薬液を収容した筒状のシリンダ100の一端に連通連設された筒状の接続部101にキャップ102が取り外し可能に封着されるとともに、前記シリンダ100の軸心方向に移動可能にピストン111が先端側からシリンダ100内に装填され、シリンダ100内に薬液が封入されたシリンジ10と、前記接続部101に取り付け可能に構成されているので、シリンジ10に薬液を移し替えるといった作業を行うことなく、キャップ102を取り外して接続部101にスプレーノズル20を取り付けるだけで、シリンダ100内に封入した薬液を投与できる状態にすることができる。また、接続部101に対するスプレーノズル20の取り付けを、収容ケース30を把持しつつ行えば、薬液の触れるスプレーノズル20を直接持つことなく取り付けることができ衛生的である。
さらに、前記収容ケース取付部115は、円筒状に形成される一方、前記延出部301は、先端側に向けて先細りして外観円錐台状に形成されているので、延出部301を収容ケース取付部115に圧入すると楔作用によって延出部301を収容ケース取付部115に確実に取り付けることができる。
特に、本実施形態に係る延出部301は、外周面に対して周方向に間隔をあけて軸線方向に延びる複数の凸条306…が形成されているので、収容ケース取付部115の内周に対して複数の凸条306…が周方向に間隔をあけて接触することになり、接触抵抗を小さくすることができる。従って、上述の楔作用で確実に取り付けることができる上に収容ケース30の取り外しを容易にすることができる。
また、前記収容部300は、前記スプレーノズル20を収容した少なくとも一端が開口する筒状の壁部302が形成されるとともに該壁部302の開口端がシート状の蓋材303によって剥離可能に封止されているので、蓋材303を剥離することで収容部300が開放状態となるため、収容したスプレーノズル20を容易に取り出すことができる。特に、本実施形態においては、スプレーノズル20が接続部101と接続される一端側を収容部300(壁部302)の開口側に位置するように該収容部300に収容するようにしているので、収容部300からスプレーノズル20を取り出すことなくシリンジ10の接続部101に接続することができ、衛生的である。
さらに、先端具として接続部101に螺合可能に構成された外観円柱状のスプレーノズル20を採用し、該スプレーノズル20が前記収容ケース30の壁部302の内面に外周面を略接触させるように挿入されているので、蓋材303を剥離させるとき等において、スプレーノズル20が壁部302に保持された状態となり、スプレーノズル20を脱落させることなく収容部300の開封を容易且つ確実に行うことができる。
尚、本発明のシリンジ式投薬キットは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、薬液を患部に向けて噴霧することで投薬することを前提に、シリンジ10内に薬液として癒着防止剤を封入したが、患部に向けて噴霧する薬液はこれに限定されるものではなく、例えば、消毒液や目薬等のように患部に対して吹き付ける薬液であってもよい。
また、上記実施形態において、薬液を噴霧することを前提に、シリンジ10の接続部101に接続される先端具としてスプレーノズル20を採用したが、例えば、薬液を注射することを目的とする場合には、先端具20として注射針を採用してもよい。この場合、注射針は、接続部101に螺合される被接続部と、該被接続部に連通連設された筒状の針とで構成されるため、収容ケース30は、被接続部及び針を収容できる形態にすればよい。この場合、上記実施形態の如く、延出部301を前記収容部300(筒状の壁部302)に連通連設した筒状に形成し、上記実施形態における筒状の壁部302を被接続部が収容される収容部300の一部とするとともに、延出部301を注射針の針が収容される収容部300の一部としてもよい。すなわち、収容ケース取付部115に圧入される延出部301を収容部300の一部として兼用してもよい。このようにしても、未使用時において注射針とシリンジ10とを一体的にした状態にすることができる一方、使用時において注射針を収容ケース30から取り出すことなく接続部101に接続することができる。
上記実施形態において、螺合部200cの雌ねじ及び接続部101の雄ねじの外径やねじピッチ等を規格外に設定し、同一キット1のシリンジ10(接続部101)とスプレーノズル20(ノズル本体200)とだけを螺合できるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、螺合部200cの雌ねじ及び接続部101の雄ねじを一般的な規格に合わせて形成してもよい。但し、このようにすると、異なるキットのシリンジとスプレーノズルとが誤接続される虞があるので、上記実施形態のように同一キット内の部品同士のみを接続できるようにすることが好ましい。
上記実施形態において、スプレーノズル20とシリンジ10の接続部101とを螺合することを前提に、スプレーノズル20の外周が収容部300の壁部302の内周に接触することによる抵抗で、接続部101に対する取り付け時における収容部300とスプレーノズル20との相対的な回転(スプレーノズル20の供回り)を規制するようにしたが、スプレーノズル20とシリンジ10とを螺合させたり、互いに相対的に回転させたりすることで、スプレーノズル20を接続部101に接続する場合、例えば、スプレーノズル20の外形及び収容部300の壁部302の内形を互いに嵌合可能な多角形状に形成したり、スプレーノズル20の外周又は収容部300の内周の何れか一方に係止用の凸部を設けるとともに、他方に挿入方向に延びて係止用の凸部が挿入される溝を設けるようにしたりしてもよい。このようにすれば、スプレーノズル20と収容部300との嵌合、或いは凸部と溝との嵌合によってスプレーノズル20と収容部300との相対的な回転が規制されるので、収容ケース30を介してスプレーノズル20を円滑に回転させることができ、また、接続後において回転中心となる軸線方向に収容ケース30を移動させることで収容部300をスプレーノズル20から取り外すことができる。
上記実施形態において、スプレーノズル20の外周が収容部300の壁部302の内周に接触するようにしてスプレーノズル20を保持できるようにしたが、これに限定されるものではなく、収容部300はスプレーノズル(先端具)20を収容できる形態、サイズに設定されればよい。従って、先端具20における接続部101の接続側を壁部302の一端開口側に位置させる必要はないが、先端具20と接続部101との接続の容易性や衛生上の観点から上記実施形態と同様にすることが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、収容ケース30の延出部301を筒状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、延出部301を中実に形成してもよい。また、延出部301を先細りした外観円錐台状に形成したが、例えば、外観円錐状に形成しても勿論よい。また、延出部301は、必ずしも先細りしたものに限定されるものではなく、延出方向と直交する方向の断面形状が一定なもの(例えば、円柱が角柱等)であってもよい。但し、収容ケース取付部115は、延出部301を圧入できる形態にできることは勿論のことである。
上記実施形態において、延出部301の外周のみに複数の凸条306…を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、延出部301の外周に凸条306を設けることなく、収容ケース取付部115の内周に対し、周方向に間隔をあけて延出部301の圧入方向に延びる複数の凸条を設けてもよいし、延出部301の外周及び収容ケース取付部115の内周のそれぞれに複数の凸条を設けても勿論よい。このようにすれば、上記実施形態で説明したように、延出部301を収容ケース取付部115に圧入したときに複数の凸条が相手方に点又は線接触した状態となって接触抵抗が小さくなるので、収容ケース30の取り外しを容易に行うことができる。
また、上記実施形態において、延出部301の外周に複数の凸条306…を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、延出部301の外周を均一面で形成してもよい。但し、延出部301の外周を均一面で構成すれば、上述したように楔作用によって延出部301が収容ケース取付部115に強固に取り付けられる虞があるので、上述の如く、延出部301の外周又は収容ケース取付部115の内周の少なくとも何れか一方に、複数の凸条を設けて接触抵抗を小さくして取り外しを容易にすることが好ましい。
上記実施形態において、収容ケース30の収容部300と延出部301とを一体成形したが、これに限定されるものではなく、例えば、延出部301をゴム等の弾性材料で棒状に形成し、収容ケース取付部115に挿入したときに延出部301の外周が収容ケース取付部115の内周に密接するようにしてもよい。このようにしても延出部301が収容ケース取付部115に圧入されて状態となり、収容ケース30を介してシリンジ10と先端具20とを一体的な状態にすることができる。
また、先端具としてスプレーノズル20を採用する場合、スプレーノズル20は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、第一ノズル体201に換えて薬液を旋回流として放出するワーラーを設けたものであってもよい。また、ノズル穴204から薬液が垂れるのを防止した液だれ防止弁を内装するようにしてもよい。すなわち、スプレーノズル20は薬液を噴霧するときの噴霧パターンが処置に応じたパターンとなるものを適宜採用すればよい。但し、接続部101に対して流体的に接続できる構成であることはいうまでもない。
上記実施形態において、スプレーノズル20を完全に収容できるサイズに収容ケース30の収容部300を設定したが、例えば、収容部300は、収容したスプレーノズル20の一部が外部に位置するサイズに設定するとともに、蓋材303を外部に位置するスプレーノズル20の一部を覆うことのできる形態にし、該蓋材303を収容部300に取り外し可能に取り付けるようにしてもよい。但し、このようにすると、蓋材303を取り外したときにスプレーノズル20の一部が外部に位置するので、周囲と接触してしまったときに不衛生な状態となってしまうため、収容部20は、上記実施形態のようにスプレーノズル20が完全に収容されるサイズに設定することが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、延出部301の基端が壁部302の内径よりも小径に設定されたために接続環状部305を介して収容部300(壁部302)と延出部301とを連結したが、これに限定されるものではなく、例えば、壁部302の他端に延出部301の基端を直接連結するようにしてもよい。
上記実施形態において、収容ケース取付部115を筒状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、図9(a)に示す如く、押圧部113に延出部301を挿入する開口を形成するとともに、その開口に繋がる空間がプランジャー110の先端側に延びるように、プランジャー本体112の一端側の中央部を除去した態様、すなわち、上記実施形態において収容ケース取付部115の周囲から四方に延出した部分(片)を残して該収容ケース取付部115を除去した態様にして収容ケース取付部115としてもよい。このようにすれば、押圧部113上に形成される開口から挿入された延出部301がプランジャー本体112と干渉することがない。そして、延出部301が上記実施形態のように先細りに形成されれば、基端部が開口周縁に圧接して収容ケース30を取り付けることができ、延出部301を軸線方向において均一な断面とした場合には、押圧部113上の開口周縁やプランジャー本体112(片)が周方向に間隔をあけて圧接して収容ケース30を取り付けることができる。また、図9(b)に示す如く、プランジャー本体112を円柱状や多角柱状に形成する場合には、押圧部113上に開口を形成するようにプランジャー本体112の一端から他端側に向けて穴を穿設して収容ケース取付部115としてもよい。
上記実施形態において、スプレーノズル20を収容部300から取り出す前に接続部101と螺合できるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、収容部300から取り出したスプレーノズル20を接続部101に螺合させるようにしてもよい。従って、収容部300の開封態様は壁部302の一端開口を閉塞する蓋材303を剥離可能としたものに限定されるものではなく、例えば、図10(a)及び図10(b)に示す如く、延出部301を折ることで収容部300(壁部302)の他端側が開放されるようにしてもよい。この場合、先端具(スプレーノズル)20における接続部101に接続される側を壁部302の他端側(延出部310)側に位置するように先端具20を収容部300に収容することで、上記実施形態と同様に収容部300から取り出すことなく先端具20を接続部101に接続することができる。また、収容部300は、壁部302の一部を除去することで開封できるようにしたもの等であってもよい。
上記実施形態において、シリンジ10の接続部101にスプレーノズル20及びキャップ102を螺合することで互いに接続するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、先端具20及びキャップ102を接続部101に対して圧入状態で嵌合して接続できるようにしてもよい。また、先端具20及びキャップ102に接続部101側に突出した凸部を形成するとともに、接続部101に前記凸部をシリンダ100の軸線方向に案内した後に該シリンダ100の周方向に案内する係合溝を形成するようにしたり、また、接続部101に先端具20側に突出した凸部を形成するとともに、先端具20及びキャップ102に前記凸部をシリンダ100の軸線方向に案内した後に該シリンダ100の周方向に案内する係合溝を形成するようにしたりしてもよい。但し、何れの場合も、ピストン111を付勢したとき(薬液を押し出すとき)に作用する圧力に抗してスプレーノズル20と接続部101との接続状態を維持できるようにすることは勿論のことである。また、キャップ102もスプレーノズル20と同様にすることは勿論のことである。
上記実施形態において、シリンジ式投薬キット1(シリンジ10及びスプレーノズル20)をブリスターパック5で一体的に包装するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、シリンジ式投薬キット1を袋に入れて真空パックするようにしてもよいし、シリンジ式投薬キット1を箱に入れるようにしてもよい。すなわち、収容ケース30を介して先端具20とシリンジ10とが一体的にされ、開封時にバラバラになることがないため、シリンジ10とスプレーノズル20とを一体的にできる包装形態であれは種々変更可能である。
上記実施形態において、キャップ102をゴム等の弾性材料で成形したが、キャップ102は、接続部101の開口を液密に封止できればよく、例えば、上記実施形態のように全体をゴム等の弾性材料で成形したり、穴の奥部に弾性材料からなるパッキンを内装したりして、接続部101との螺合による軸心方向の締め付け力を穴の奥部又はパッキンに作用させて封止状態になるように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係るシリンジ式投薬キットの構成を説明するための分解斜視図を示す。 同実施形態に係るシリンジ式投薬キットのシリンダ内に薬液が封入された状態の斜視図であって、(a)は全体斜視図を示し、(b)は収容ケースを取り外した状態の斜視図を示す。 同実施形態に係るシリンジ式投薬キットのシリンダ内に薬液が封入された状態の縦断面図を示す。 同実施形態に係るシリンジ式投薬キットの接続部にスプレーノズルを接続した状態の斜視図を示す。 同実施形態に係るシリンジ式投薬キットの接続部にスプレーノズルを接続した状態の縦断面図及びスプレーノズルを含む部分拡大断面図を示す。 同実施形態に係るシリンジ式投薬キットのスプレーノズルの分解斜視図を示す。 同実施形態のシリンジ式投薬キットをブリスターパックで包装した状態の斜視図を示す。 同実施形態に係るシリンジ式投薬キットの使用態様を説明するための斜視図であって、(a)は、シリンジ及びスプレーノズルを一体的にしてブリスターパックから取り出した状態を示し、(b)は、シュリンク材を除去した状態を示し、(c)は、キャップ及び収容ケースを取り外した状態を示し、(d)は、収容ケースを用いてスプレーノズルを接続部に接続する状態を示し、(e)は、スプレーノズルを接続部に取り付けた状態を示す。 本発明の他実施形態に係るシリンジ式投薬キットの構成を説明するための斜視図であって、(a)は、収容ケース取付部が延出部の周方向に間隔をおいて配設される片(プランジャ本体)で構成されているシリンジ式薬液キットの斜視図を示し、(b)は、プランジャー本体が中実に形成され、収容ケース取付部がプランジャー本体に穿設された穴で構成されているシリンジ式薬液キットの斜視図を示す。 本発明の別の実施形態に係るシリンジ式投薬キットの収容ケースの斜視図であって、(a)は、収容ケースに先端具を収容した状態を示し、(b)は、収容部を開封した状態を示す。
符号の説明
1…シリンジ式投薬キット、5…ブリスターパック、10…シリンジ、20…スプレーノズル(先端具)、30…収容ケース、50…包装材本体、51…カバー材、100…シリンダ、101…接続部、102…キャップ、103…円環状部、104…フランジ、105…穴、110…プランジャー、111…ピストン、111a…シール部、112…プランジャー本体、113…押圧部、114…ピストン連結部、115…収容ケース取付部、200…ノズル本体、200a…挿入部、200b…第一環状部、200c…螺合部、200d…第二環状部、200e…外装部、201…第一ノズル体、201a…第一ノズル部、201b…支持部、202…第二ノズル体、202a…第二ノズル部、202b…嵌入部、203…貫通穴、204…ノズル穴、205…突起、300…収容部、301…延出部、302…壁部、303…蓋材、303a…閉塞部、303b…摘持片、304…鍔部、305…接続環状部、306…凸条、500…凹部、S…シュリンク材

Claims (5)

  1. 筒状のシリンダの一端に連通連設された筒状の接続部に対してキャップが取り外し可能に封着されるとともに、先端にピストンを有するプランジャーが軸線方向で移動可能にシリンダ内に装填されることで、前記シリンダ内に薬液が封入されたシリンジと、前記接続部に取り付け可能に構成され、該接続部を介してシリンダから流入する薬液を放出可能に構成された先端具とを備え、キャップを取り外した接続部に取り付けられた先端具から薬液を投与するように構成されたシリンジ式投薬キットであって、前記先端具を収容する収容ケースを備え、該収容ケースは、先端具が収容されるとともに該先端具を取り出すべく開封可能に構成された収容部と、該収容部に連設されて所定方向に延びる延出部とを備え、前記プランジャーには、基端から先端側に向けて延びて前記延出部が圧入される収容ケース取付部が形成されていることを特徴とするシリンジ式投薬キット。
  2. 前記収容ケース取付部は、円筒状に形成される一方、前記延出部は、収容部側の基端から先端側に向けて先細りして外観円錐状又は円錐台状に形成されている請求項1に記載のシリンジ式投薬キット。
  3. 前記延出部の外周又は収容ケース取付部の内周の少なくとも何れか一方には、周方向に間隔をあけて延出部の圧入方向に延びる複数の凸条が形成されている請求項2記載のシリンジ式投薬キット。
  4. 前記収容部は、少なくとも一端に開口を形成し、且つ先端具を包囲するように筒状に形成された壁部と、該壁部の一端開口を封止するように、壁部の一端に剥離可能に貼着されたシート状の蓋材とを備え、前記延出部は、前記壁部の他端に直接的又は間接的に連設されている請求項1乃至3に記載のシリンジ式投薬キット。
  5. 前記先端具は、接続部に螺合可能に構成された外観円柱状のスプレーノズルであり、前記収容部は、収容した先端具が壁部と同心又は略同心となるよう、壁部の内周面が先端具の外周面に接触又は略接触するように壁部の内径が設定されている請求項4に記載のシリンジ式投薬キット。
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