JP2009148122A - ロータバー接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でしかもロータバーをロータコアに確実に接合させることができるロータバーの接合装置を提供する。
【解決手段】ロータバーの接合装置において、押圧部20を有するホルダ22a,22bを、前記ロータコア1に対向配置した一方の保持体23と他方の保持体24とにそれぞれ固定し、前記一方の保持体23に、並設される複数の連結軸26の一方端を固定し、この連結軸26の他方側を前記他方の保持体24に摺動可能に挿入し、前記連結軸26の他方端に往復動型のアクチュエータの保持体25を固定し、このアクチュエータ保持体25と前記他方の保持体24との間に、アクチュエータ28を設け、前記連結軸26を案内手段によってフレーム31に移動可能に支持したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機、例えば、車両用等に用いられる一体型ロータを用いた誘導電動機のロータコアに、ロータバーを接合するロータバーの接合装置に関する。
車両用等に用いられる一体型ロータを用いた誘導電動機のロータコアに、ロータバーを接合するロータバーの接合装置として、予め複数のロータバーが接合部位である周面の溝に嵌挿されて縦置きに配置されたロータコアに対して、押圧部を有する一対の押圧手段を対向配置し、この押圧手段によって両押圧部をロータコアに向けて前進させ、両押圧部による挟圧によってロータバーをロータコアに接合させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このロータバーの接合装置は、押圧部を有する一対の押圧手段として、油等の流体を用いない機構を採用している。その例として、駆動源にACサーボモータを、またACサーボモータの回転を押圧部に伝達する機械的動力伝達手段としてボールネジを用いて構成している。
特開2003−180057号公報
上記従来技術においては、アクチュエータとして、油圧アクチュエータを使用せず、サーボモータを使用するため、一対の押圧手段をロータコアに対して、対向配置する構成を採用するとともに、サーボモータの回転を押圧部に伝達する機械的動力伝達手段としてボールネジを用いている。
このため、ロータコアの径方向の寸法が大きくなり、その据付面積が広くなっていまい、設置のための占有面積が大きくならざるを得ないという憾みがある。また、一対の押圧手段の同期作動を可能にするための同期制御装置が必要になり、その製作費及び維持管理費用も嵩み、高価であり、構成が複雑なものとなってしまうという憾みがある。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、簡単な構造でしかもロータバーをロータコアに確実に接合させることができるロータバーの接合装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、ロータコアを順次回転させてロータコアの接合部に予めロータバーを、押圧部の押圧力によってロータコアに接合させるロータバーの接合装置において、前記押圧部を有する押圧部ホルダを、前記ロータコアに対向配置した一方の保持体と他方の保持体とにそれぞれ固定し、前記一方の保持体に、並設される複数の連結軸の一方端を固定し、この連結軸の他方側を前記他方の保持体に摺動可能に挿入し、前記連結軸の他方端に往復動型のアクチュエータの保持体を固定し、このアクチュエータ保持体と前記他方の保持体との間に、前記一方の保持体と他方の保持体とをロータコアに対して対向移動させるアクチュエータを設け、前記連結軸を案内手段によってフレームに移動可能に支持したものである。
また、第2の発明は、ロータコアを順次回転させてロータコアの接合部に予めロータバーを、押圧部の押圧力によってロータコアに接合させるロータバーの接合装置において、前記ロータコアに対向配置した一方の保持体に、前記押圧部を有する押圧部ホルダを固定し、前記ロータコアに対向配置した他方の保持体に、前記ロータコアの外面に当接するストッパ部を有するストッパ部ホルダを固定し、前記一方の保持体に、並設される複数の連結軸の一方端を固定し、この連結軸の他方側を前記他方の保持体に摺動可能に挿入し、前記連結軸の他方端に往復動型のアクチュエータの保持体を固定し、このアクチュエータ保持体と前記他方の保持体との間に、前記一方の保持体と他方の保持体とをロータコアに対して対向移動させるアクチュエータを設け、前記連結軸を案内手段によってフレームに移動可能に支持したものである。
更に、第3の発明は第1又は第2の発明において、前記固定フレームに前記他方の保持体のアクチュエータ側の面に当接するストッパを更に設けたものである。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記アクチュエータ保持体と前記固定フレームとの間に、一方の保持体と他方の保持体との初期位置を決定するためのアクチュエータを更に設けたものである。
更に、第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、前記押圧部ホルダは、前記押圧部をロータバーに圧下した時点で、先端部がロータバー或いはロータコアに接触して、前記押圧部の先端の過挿入を抑える押圧ストッパを更に備えたものである。
また、第6の発明は、第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、前記ロータコアの接合部位の入口角部の位置を検出する少なくとも1つの距離センサと、前記ロータコアの回転方向及び回転角度を検出するエンコーダと、前記距離センサと前記エンコーダとの検出信号を取り込み、前記押圧部に対応する位置を割り出し演算し、その演算値に基づいてロータコアを回転させるモータを回転制御する割り出し手段とを、更に備えたものである。
本発明によれば、簡単な構造でしかもロータバーをロータコアに確実に接合ができるロータバーの接合装置を提供することができるので、設置のための占有面積を小さくすることができ、その投資費用を低減することができ、装置全体の費用も安価にすることができる。さらに、ロータバーのロータコアへの接合性能も良好であり、その信頼性をさらに向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図5は、本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態を示すもので、図1は本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態を一部断面にて示す正面図、図2は図1に示す本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態の平面図、図3は本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態に用いる押圧部の平面図、図4は本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態に用いる押圧ストッパの平面図、図5は本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態に用いる割り出し手段の構成を示す構成図である。
まず、図1及び図2を用いて、本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態を説明する。図1及び図2において、1はロータコア、2はロータコア軸、3はロータコア1の接合部位4に接合するロータバーである。予め複数のロータバー3が接合部位である周面の溝に嵌挿されているロータコア1は、クランプ(図示せず)によって回転テーブル5上に縦置き状態で着脱可能に固定される。回転テーブル5の下面には保持筒6が設けられている。保持筒6は軸受7によって支持筒8に回転可能に支持されている。支持筒8は、嵩上げ用の台9に固定されている。嵩上げ用の台9は、ベース10上に固定されている。保持筒6の下部は、ギヤ11、ピニオンギヤ12を介してモータ13が連結されている。モータ13には、モータ13の回転に連動して回転するロータコア1の回転方向等を検出するエンコーダ14が連結されている。このエンコーダ14によって検出された検出信号は、ロータコア1の接合部位4の位置決めのための割り出し手段(後述する)に出力される。
縦方向に配置したロータコア1に対向して図3に示す押圧部20及び図4に示す押圧ストッパ21が、ロータコア1の軸線と平行に並設されている。押圧部20及び押圧ストッパ21は、ホルダ22a、22bにそれぞれ取り付けられている。この事例では、押圧部を3本、押圧ストッパを2本交互に設けたが、その本数は、製品の軸方向の押圧箇所に対し可変であり、この例に示す本数に限られるものではない。但し、アクチュエータとして後述する油圧シリンダのような往復動型のアクチュエータを使用することにより、複数本の押圧ポンチを搭載することができる。
図1及び図2において、左側のホルダ22aは、プレート状の一方の保持体23に、右側のホルダ22bは、プレート状の他方の保持体24に取り付けられている。一方の保持体23には、この例では左右上下4つの連結軸26の一方端が固定されている。この連結軸26の他方側は、他方の保持体24に設けたスライダ27に摺動可能に貫通している。連結軸26における他方の保持体24のスライダ27を貫通した他方端には、アクチュエータ保持体25が固定されている。
アクチュエータ保持体25と他方の保持体24との間には、シリンダ本体28aをアクチュエータ保持体25に、ピストンロッド28bを他方の保持体24に連結した往復動型のアクチュエータ28がロータコア1の軸線と直交するように配設されている。
前述した左右下側の2つの連結軸26は、案内手段となる2つのスライダ29及び2つのスライダ30により、図1の左右方向に移動可能に支持されている。スライダ29及び30は、ベース10上に設けたフレーム31に固定されている。このスライダ29及び30による左右下側の2つの連結軸26の支持構成により、押圧部20、押圧ストッパ21、一方の保持体23、他方の保持体24、4つの連結軸26、アクチュエータ保持体25、及び往復動型のアクチュエータ28からなる押圧手段を構成するユニット全体が、ロータコア1に対し、その軸線に直行する方向に移動可能となっている。
他方の保持体24の下側には、延長部24aが形成されている。この延長部24aに対向するフレーム31には、延長部24aに当接するストッパ33が設けられている。このストッパ33は、他方の保持体24の退避時における行き過ぎを抑えるものである。即ち、押圧部20のロータコア1に対する退避位置を決めるものである。
スライダ30側のフレーム31とアクチュエータ保持体25の延長部25aとの間には、空圧アクチュエータ32が設けられている。この空圧アクチュエータ32は、常時伸びる方向に駆動されており、ばねの役目として使用されている。また、この空圧アクチュエータ32の推力としては、スライダ27、スライダ29、スライダ30の摺動抵抗と移動重量による慣性力に抗する大きさのみでよく、アクチュエータ28の推力に対し、十分に小さいものである。この空気アクチュエータ32は、左右どちらの押圧部20から先にロータコア1に動作させるかを規定するために設けたものであり、動作の順序を規定することが不要である場合には、付設する必要はない。但し、図1に示す空圧アクチュエータ32と同じ長さのストッパを、フレーム31とのみ連結させ状態にて取り付けないと、前記押圧手段を構成するユニットの初期位置が定まらなくなる。
また、左右どちらの押圧部20から作動させるように動作順序を規定する場合でも、空圧アクチュエータ32を設置する代わりに、装置全体を勾配をもって配置し、スライダ27を一定の方向に滑らせるような構造でもよい。
ホルダ22a、22b上には、光軸が押圧部20のセンタに一致するようにセンサ34がそれぞれ取り付けられている。センサ34は、ロータコア1の接合部位4における入口部の角部4a(後述する)の位置を検出するもで、レーザ光を照射して距離を検出する形式のセンサでも、被写体コントラスト差を検出する形式のセンサでもよい。
センサ34及び前述したエンコーダ14は、図5に示すロータコア1の接合部位4を押圧部20に位相調整し割り出しするための割り出し手段35に接続されている。割り出し手段35は、センサ34で検出したロータコア1の接合部位4における入口部の角部4aの位置とエンコーダ14によって検出される前述の接合部位4における入口部の角部4aの位置に対応するロータコア1の回転方向及び回転量を取り込み記憶する記憶部35aと、この記憶部35aに記憶した接合部位4における入口部の角部4aの位置と接合部位4における入口部角部の位置に対応するロータコア1の回転方向及び回転量とに基づいて接合部位4における入口部の角部間の中心位置に対応するロータコア1の回転方向及び回転量を割り出し演算し、この割り出し量をモータ13に出力する演算部35bとを有している。
次に、上述した本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態の動作を図6乃至図8を用いて説明する。
まず、図6は本発明のロータバーの接合装置が初期状態にある場合を示している。尚、本状態では、接合しようとするロータバー3が接合作業位置にくるよう、後述する方法を用いて、回転テーブル5により位相割り出しされている。
この状態から、アクチュエータ28のピストンロッド28bを伸びる方向に駆動すると、空圧アクチュエータ32は常時伸びる方向に駆動されていること、及び他方の保持体24はストッパ33に接していることから、図7に示す如く、左側のホルダ22aに取り付けられた側の押圧部20の先端部がロータバー3に接するまで移動する。
尚、この時の押圧力は、空圧アクチュエータ32の推力によるものであるから、ロータバー3を圧下させる荷重に対し十分に小さい。また、空圧アクチュエータ32のストロークには余裕があるものとする。
次に、更にアクチュエータ28のピストンロッド28bを伸びる方向に駆動すると、左側のホルダ22aに取り付けられた側の押圧部20の先端部が、ロータバー3に接していることから、図8に示す如く、右側のホルダ22bに取り付けられた側の押圧部20の先端部が、ロータバー3に接するまで移動する。
更に油圧アクチュエータ28のピストンロッド28bを伸びる方向に駆動することにより、両側の押圧部20は、その前進による挟圧によってロータバー3を圧下させ、ロータコア1の接合部位4に接合させる。
その後、アクチュエータ28のピストンロッド28bを縮めると、前述した図8、図7及び図6に示す順で初期状態へ戻る。
以上、上述の回転テーブル10により、ロータコア1の位相割出、及び両側の押圧部20の前進による挟圧/後退を繰り返し、製品への接合作業を完了する。
図9は本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態を構成する両側の押圧部20の前進による挟圧によってロータバー3への圧下が完了した状態を示すもので、この図9、図3、及び図4を用いて、押圧部20が必要以上にロータバー3を圧下しないようにするために設けた押圧ストッパ21の機能を説明する。
押圧ストッパ21の先端部の面積は、押圧部20の先端部の面積より大きく設定されている。即ち、押圧部20の先端部の高さ方向寸法が図9に示す符号e、幅方向寸法が図3に示す符号gであるのに対し、押圧部20の先端部の高さ方向寸法が図9に示す符号f、幅方向寸法が図4に示す符号hとして、押圧部20の先端部面積(e×g)に比べ十分に大きく設定されている。
ここで、アクチュエータ28の推力を、押圧部20の先端部面積(e×g)のトータルに対しては、塑性域に入る面圧、且つ、押圧ストッパ21の先端部面積(f×h)のトータルに対しては、塑性域に入らない面圧に設定しておけば、押圧部20圧下量は、図3に示すように、押圧部20の先端部までの突出長さと押圧ストッパ21の先端部までの突出長さとの差dとして容易に制御可能となる。
また、上記においては、押圧部20の幅g、押圧ストッパ21の幅hは、ロータコア1の溝部開口幅jよりも小さく共にロータバー3へ接する条件の場合で説明したが、押圧ストッパ21は、その幅hをロータコア1の溝部開口幅jよりも大きくして、ロータコア1にて受ける構造でもよい。但し、このときも、押圧ストッパ21にて受ける箇所の面圧は、塑性域に入らないようにする必要がある。また、押圧部20の先端部までの突出長さと押圧ストッパ21のロータコア1への接触部までの距離との差も、所望する圧下量を考慮して決定する必要がある。
図10は、本発明のロータバーの接合装置の他の実施の形態を示し、ロータコア1を平面視したものである。この図10において、図1及び図2に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明を省略する。尚、図10においては、説明を簡略化するため、押圧20、押圧ストッパ21、ロータコア1、ロータバー3、センサ34以外の部材は省略してある。
この実施の形態は、接合部位4であるロータコア1の周面の溝の数が奇数の場合にも適用可能にしたもので、図10に示す如く、対向する押圧手段のうち、一方側に押圧部20のみ、或いは押圧部20及び押圧ストッパ21を設置し、他方側には押圧ストッパ21を設置した構成したものである。これにより、接合部位4であるロータコア1の周面の溝の数が奇数の場合にも、片側ずつロータバー3をロータコア1に接合させる方法も適用可能となる。
次に、本発明のロータバーの接合装置に用いられる、接合しようとするロータバー3が押圧部20に対応する接合作業位置にくるように、回転テーブル10を位相調整(割り出し)する方法の一例を、図11を用いて説明する。尚、図11においては、説明を簡略化するため、ロータコア1、ロータバー3、センサ34以外の記載を省略する。更に、この位相調整方法は、回転テーブル10上に偏心搭載されたロータコア1の両側の接合作業位置を最適に割り出すことに強みを持つことから、図11においては、あえてロータコア1が回転テーブル10上に偏心搭載された場合についての回転テーブル10の位相調整動作を説明する。
まず、図11の(a)はロータコア1が回転テーブル10上に偏心して搭載された状態を示す。その後、回転テーブル10によって、ロータコア1を図6の(b)の如く、左側のセンサ34がロータコア1の接合部位4の入口角部xを検出する位置まで時計方向に回転させる。このときの回転テーブル10の回転方向及び回転量に関する状態量θ1は、エンコーダ14によって検出される。この検出値θ1は、割り出し手段35の記憶部35aに記憶される。
尚、左側のセンサ34がロータコア1の接合部位4の入口角部xを検出する位置とは、本センサ34として、距離を検出するタイプのセンサを用いた場合では、その距離が遠い状態から近い状態へステップ的に推移する状態量であり、センサ34として、被写体コントラスト差を検出する形式のセンサを用いた場合では、ロータバー3のコンストラストからロータコア1のコンストラストへステップ的に推移する状態量となる。
更に、その後、回転テーブル10を図6の(c)の如く、右側のセンサ34がロータコア1の接合部位4の入口角部yを検出する位置まで反時計方向に回転させ、その回転方向及び回転量に関する状態量θ2を、前述と同様にエンコーダ14によって検出し、割り出し手段35の記憶部35aに記憶する。
次に、割り出し手段35の演算部35bは、記憶部35aに記憶した状態量θ1、及びθ2を取り込み、(θ1+2)/2の演算を実行し、回転テーブル10が演算値((θ1+2)/2)になるまで、モータ13を制御し、回転テーブル10を図6の(d)の如く、時計方向に回転させる。
これにより、ロータコア1の接合部位4の左側の入口角部xから光軸即ち押圧ポンチ20のセンタまでの距離と、ロータコア1の接合部位4の右側の入口角部yから光軸即ち押圧部20のセンタまでの距離とがそれぞれ同じくvだけずれた、いわゆる左側と右側の位置差がなくなる最適位相にロータコア1を割り出しするこができる。
このため、ロータコア1が回転テーブル10上に偏心搭載されている場合にも、ロータバー3を押圧部20に位置決めすることができるので、押圧部20をロータバー3に圧下させ、ロータバー3をロータコア1の接合部位4に接合させることができる。
次に、本発明のロータバーの接合装置に用いられる、接合しようとするロータバー3が押圧部20に対応する接合作業位置にくるように、回転テーブル10を位相調整(割り出し)する方法の他の例を、図12を用いて説明する。この図12において、図11と同符号のものは同一部分である。
この回転テーブル10を位相調整(割り出し)する方法の他の例は、前述した例に対して、1つのセンサ34で適用可能にしたものである。この回転テーブル10の位相調整動作を説明すると、まず、図12の(a)はロータコア1が回転テーブル10上に偏心して搭載された状態を示す。その後、図12の(b)に示すように、回転テーブル10によって、センサ34がロータコア1の接合部位における入口角部zを検出する位置までロータコア1を時計方向に回転させる。
このときの回転テーブル10の回転方向及び回転量に関する状態量θ3は、エンコーダ14によって検出される。この検出値θ3は、割り出し手段35の記憶部35aに記憶される。
更に、その後、図12の(b)に示すように、回転テーブル10の回転によって、センサ34がロータコア1の接合部位における入口角部xを検出する位置まで時計方向に回転させる。
その回転方向及び回転量に関する状態量θ4を、前述と同様にエンコーダ14によって検出し、割り出し手段35の記憶部35aに記憶する。
次に、割り出し手段35の演算部35bは、記憶部35aに記憶した状態量θ3、及びθ4を取り込み、(θ3+θ4)/2の演算を実行し、回転テーブル10が演算値((θ3+θ4)/2)になるまで、モータ13を制御し、回転テーブル10を図12の(d)の如く、時計方向に回転させる。
このため、ロータコア1が回転テーブル10上に偏心搭載されている場合にも、1つのセンサ34の使用により、ロータバー3を押圧部20に位置決めすることができるので、押圧部20をロータバー3に圧下させ、ロータバー3をロータコア1の接合部位4に接合させることができる。
但し、この場合は、ロータコア1の左側については、センサ34の光軸、即ち押圧部20のセンタが接合作業位置の中心にくるものの、ロータコア1の右側については、偏心量uの2倍のずれを生じ、押圧部20のセンタが接合作業位置に入らなくなる危険が発生する。よって、左右にて偏心量の影響を共有する、両側にセンサ34を設置した場合の位相割出方法の方が偏心搭載による最大誤差を小さくすることができ最適である。
なお、図1及び図2に示す実施の形態においては、ロータコア1をその軸線が垂直となる縦型位置に対応して構成したが、ロータコア1をその軸線が水平となる横型位置に対応した構成にすることも可能である。この場合、図1に示す構造を時計方向に90度回転させ、フレーム31の右側部分をベースに固定すればよい。
上述した本発明の実施の形態によれば、押圧手段の推力源として、1つの強力な油圧アクチュエータを配置構成において、1回の挟圧により複数対のロータバー3の押圧接合が可能となる。その結果、装置全体の構造を簡素化することができ、製造費が安価であるとともに、設置面積も小さくなるので、その設備投資費用も削減することができる。また、1つのアクチュエータによって、一対の押圧部を進退作動させることができるので、作業時間が短縮し、生産性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ロータコア1への偏荷重を低減させ、更に、ロータバー3の圧下量を押圧ストッパ21の採用により容易に制御することができるので、接合部位へのロータバー3の圧下量のバラツキを容易に低減出来、製品の信頼性を向上させることができる。
更に、本発明の実施の形態によれば、ロータコア1の周面の溝の数が奇数の場合でも適用可能であり、適用不可製品がなくなり、汎用性がある。
また、本発明の実施の形態によれば、ロータコア1を回転テーブル10に搭載する際の偏心、或いは、製品自身の偏心・接合部位である周面の溝のピッチずれがある場合でも、偏心量の影響を低減可能な位相割出ができるため、製品信頼性が向上する。また、位相割出が自動で行えるため、作業時間も短縮できる。
本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態を一部断面にて示す正面図である。 図1に示す本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態の平面図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態に用いる押圧部の平面図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態に用いる押圧ストッパの平面図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態に用いる割り出し手段の構成を示す構成図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態の初期の動作を説明する図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態の中間時の動作を説明する図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態の終了時の動作を説明する図である。 本発明のロータバーの接合装置の一実施の形態を構成する両側の押圧部の前進による挟圧によってロータバーへの圧下が完了した状態を示す図である。 本発明のロータバーの接合装置の実施の形態に用いる押圧部分の他の例を示す平面図である。 本発明のロータバーの接合装置に用いられる回転テーブルの位相調整(割り出し)方法の一例を示す説明図である。 本発明のロータバーの接合装置に用いられる回転テーブルの位相調整(割り出し)方法の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 ロータコア
2 ロータシャフト
3 ロータバー
4 接合部位
10 回転テーブル
13 モータ
14 エンコーダ
20 押圧部
21 押圧ストッパ
22a ホルダ
22b ホルダ
23 一方の保持体
24 他方の保持体
25 アクチュエータ保持体
26 連結軸
27 スライダ
28 油圧アクチュエータ
29 スライダ
30 スライダ
31 フレーム
32 空圧アクチュエータ
33 ストッパ
34 センサ

Claims (6)

  1. ロータコアを順次回転させてロータコアの接合部に予めロータバーを、押圧部の押圧力によってロータコアに接合させるロータバーの接合装置において、
    前記押圧部を有するホルダを、前記ロータコアに対向配置した一方の保持体と他方の保持体とにそれぞれ固定し、
    前記一方の保持体に、並設される複数の連結軸の一方端を固定し、この連結軸の他方側を前記他方の保持体に摺動可能に挿入し、前記連結軸の他方端に往復動型のアクチュエータの保持体を固定し、このアクチュエータ保持体と前記他方の保持体との間に、前記一方の保持体と他方の保持体とをロータコアに対して対向移動させるアクチュエータを設け、
    前記連結軸を案内手段によってフレームに移動可能に支持したことを特徴とするロータバーの接合装置。
  2. ロータコアを順次回転させてロータコアの接合部に予めロータバーを、押圧部の押圧力によってロータコアに接合させるロータバーの接合装置において、
    前記ロータコアに対向配置した一方の保持体に、前記押圧部を有するホルダを固定し、前記ロータコアに対向配置した他方の保持体に、前記ロータコアの外面に当接するストッパ部を有するストッパ部ホルダを固定し、
    前記一方の保持体に、並設される複数の連結軸の一方端を固定し、この連結軸の他方側を前記他方の保持体に摺動可能に挿入し、前記連結軸の他方端に往復動型のアクチュエータの保持体を固定し、このアクチュエータ保持体と前記他方の保持体との間に、前記一方の保持体と他方の保持体とをロータコアに対して対向移動させるアクチュエータを設け、
    前記連結軸を案内手段によってフレームに移動可能に支持したことを特徴とするロータバーの接合装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のロータバーの接合装置において、
    前記固定フレームに前記他方の保持体のアクチュエータ側の面に当接するストッパを更に設けたことを特徴とするロータバーの接合装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のロータバーの接合装置において、
    前記アクチュエータ保持体と前記固定フレームとの間に、一方の保持体と他方の保持体との初期位置を決定するためのアクチュエータを更に設けたことを特徴とするロータバーの接合装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のロータバーの接合装置において、
    前記押圧部ホルダは、前記押圧部をロータバーに圧下した時点で、先端部がロータバー或いはロータコアに接触して、前記押圧部の先端の過挿入を抑える押圧ストッパを更に備えたことを特徴とするロータバーの接合装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のロータバーの接合装置において、
    前記ロータコアの接合部位の入口角部の位置を検出する少なくとも1つの距離センサと、
    前記ロータコアの回転方向及び回転角度を検出するエンコーダと、
    前記距離センサと前記エンコーダとの検出信号を取り込み、前記押圧部に対応する位置を割り出し演算し、その演算値に基づいてロータコアを回転させるモータを回転制御する割り出し手段とを、更に備えたことを特徴とするロータバーの接合装置。
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