JP2009147588A - 撮像装置 - Google Patents

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徹 宮越
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Abstract

【課題】適切なレベルの画像データが得られる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段14,31,32と、画像データのレベルに基づいて被写体輝度情報を算出する第1演算手段32と、第1演算手段32で算出された被写体輝度情報と、目標とする輝度情報との差を算出する第2演算手段33と、被写体輝度情報を算出するために用いた画像データを第2演算手段33で算出された差に基づくゲインで増幅する増幅手段32とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像素子を有する撮像装置に関する。
撮像素子を露光させ、撮像素子から露光後のデータを読み出し、該データを用いた演算を経て次の露光条件を決める技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平9−307818号公報
従来技術によれば、前回の撮像信号に基づいて次の撮像時に適用する条件を決めるため、適切なレベルの画像データが得られない場合があった。
(1)請求項1に記載の発明による撮像装置は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、画像データのレベルに基づいて被写体輝度情報を算出する第1演算手段と、第1演算手段で算出された被写体輝度情報と、目標とする輝度情報との差を算出する第2演算手段と、被写体輝度情報を算出するために用いた画像データを第2演算手段で算出された差に基づくゲインで増幅する増幅手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項1に記載の撮像装置はさらに、撮影を指示する信号を発する操作部材と、操作部材からの信号に応じて撮像手段が撮像し、該撮像手段が生成した画像データに基づいて当該画像データに増幅を行うように、撮像手段、第1演算手段、第2演算手段、および増幅手段をそれぞれ制御する制御手段とを備えてもよい。
(3)請求項1に記載の撮像装置はさらに、表示装置に、増幅された画像データの画像を再生表示させる表示制御手段を備えてもよい。この場合の増幅手段は、撮像手段が生成した画像データに対し、表示制御手段が再生のための処理を行う前に当該画像データを増幅することもできる。
(4)請求項1に記載の撮像装置はさらに、不揮発性の記録媒体にデータを記録する記録制御手段を備えてもよい。この場合の増幅手段は、撮像手段が生成した画像データに対し、記録制御手段が当該画像データの記録のための処理を行う前に当該画像データを増幅することもできる。
(5)請求項5に記載の発明による撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子であって、撮像信号の読出し後も該撮像素子内に撮像信号が保持される撮像素子と、撮像素子から読出された撮像信号のレベルに基づいて被写体輝度情報を算出する第1演算手段と、第1演算手段で算出された被写体輝度情報と、目標とする輝度情報との差を算出する第2演算手段と、撮像素子から再び読出される撮像信号を第2演算手段で算出された差に基づくゲインで増幅する増幅手段とを備えることを特徴とする。
(6)請求項5に記載の撮像装置はさらに、撮像を指示する信号を発する操作部材と、操作部材からの信号に応じて撮像素子が撮像し、該撮像素子から読出された撮像信号のレベルに基づいて、当該撮像信号に増幅を行うように、撮像素子、第1演算手段、第2演算手段、および増幅手段をそれぞれ制御する制御手段とを備えてもよい。
(7)請求項5に記載の撮像装置はさらに、表示装置に、増幅された撮像信号の画像を再生表示させる表示制御手段を備えてもよい。この場合の増幅手段は、撮像素子から読出された撮像信号に対し、表示制御手段が再生のための処理を行う前に当該撮像信号を増幅することもできる。
(8)請求項5に記載の撮像装置はさらに、不揮発性の記憶媒体にデータを記録する記録制御手段をさ備えてもよい。この場合の増幅手段は、撮像素子から読出された撮像信号に対し、記録制御手段が当該撮像信号に対応するデータの記録のための処理を行う前に当該撮像信号を増幅することもできる。
本発明による撮像装置では、適切なレベルの画像データが得られる。
(第一の実施形態)
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラ1を説明するブロック図である。図1において、撮影レンズ11は、撮像素子14の撮像面に被写体像を結像させる。
絞り駆動部18は、CPU22からの指示に応じて絞り12の開口サイズを変化させる。絞り12は、光束を多段階に減衰させる減光部材である。したがって、撮像素子14へ入射される光量が絞り12によって制限される。シャッター駆動部19は、CPU22からの指示に応じてシャッター羽根13の開閉制御を行う。撮像素子14の露光量は、シャッター羽根13の開時間によって制御される。
撮像素子14は、たとえば、CMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子14は被写体像を撮像し、アナログ画像信号をAFE(Analog Front End)回路15へ出力する。
AFE回路15は、アナログ画像信号に対するアナログ処理(信号増幅など)を行う。AFE回路15はさらに、内蔵するA/D変換回路によってアナログ処理後の画像信号をディジタル信号に変換する。ディジタル画像信号は、画像処理回路(以後ASIC(Application Specific Integrated Circuit)と呼ぶ)16へ出力される。
TG(タイミングジェネレータ)17は、CPU22からの指示に応じて所定のタイミング信号を生成する。TG17は、撮像素子14を駆動制御するタイミング信号を撮像素子14へ、AFE回路15を駆動制御するタイミング信号をAFE回路15へ、それぞれ送出する。
ASIC16は、ディジタル画像信号に対して画像処理を施す。画像処理は、たとえば、輪郭強調や色補間処理、色温度調整(ホワイトバランス調整)処理、画像信号に対するフォーマット変換処理などを含む。ASIC16はさらに、撮像画像を表示装置23に表示させるための表示データを作成する。表示装置23は液晶表示パネルなどによって構成され、上記作成された表示データによる再生画像を表示する。ASIC16は、画像処理前の信号に対する増幅処理を行うことが可能に構成されている。
カードスロット20はメモリインターフェースを含み、CPU22からの指示に応じてメモリカード51などの不揮発性記憶媒体に対するアクセス制御を行う。すなわち、カードスロット20は、CPU22の指示に基づいてメモリカード51へのデータの記録を行う。また、カードスロット20は、CPU22の指示に基づいてメモリカード51のデータを読み出す。メモリカード51は、カードスロット20に対して着脱自在に構成される。メモリカード51は、撮影画像のデータおよびその撮影情報を含む画像ファイルを記憶する。
CPU22は、電子カメラ1内の各部からの信号を受けて所定の演算を行うなどして、電子カメラ10内の各部の動作を制御する。CPU22が実行するプログラムは、CPU22内の不揮発性メモリに格納されている。メモリ21は、CPU22のワークメモリとして使用される他に、ASIC16による画像処理前後および画像処理途中のデータを一時的に格納する際に使用される。データバス25は、CPU22が電子カメラ10内の各部との間で行う信号の送信および受信に使用される。
操作部材24は、メインスイッチやスイッチを含み、各スイッチの操作信号をCPU22へ送出する。半押しスイッチは、レリーズボタン(不図示)の半押し操作時にオンするスイッチである。全押しスイッチは、上記レリーズボタンの全押し操作時にオンするスイッチである。
本実施形態の電子カメラ1は、CPU22からの感度変更指示に応じて露光感度を所定範囲(たとえばISO50相当〜ISO1000相当)内で変更する。感度は、撮像素子14で光電変換された信号の検出感度、もしくは増幅回路の増幅率を変化させる被制御量のことをいう。感度値は、相当するISO感度値で表される。
電子カメラ1は、AFE回路15において光電変換信号に対する増幅利得を変化させたり、ASIC16において画像処理前の画像信号に対する増幅利得を変化させたりすることにより、感度を変更可能に構成されている。
図2は、電子カメラ1の電源起動以降の動作タイミングを例示するタイムチャートである。メインスイッチオン時に電源が起動すると、CPU22は、時刻t0においてメイン処理プログラムを起動させるとともに、各部の初期化を開始させる。初期化は、たとえば、フラグ類の初期設定、撮影レンズ11の繰り出し、絞り12の開口サイズの設定、表示装置23に対する初期設定、TG17に対する初期設定などを含む。
時刻t1においてTG17の出力するタイミング信号に応じて、撮像素子14およびAFE15の駆動が開始する。これにより、撮像素子14がスルー画像データの取得を開始する。スルー画像は、撮影指示前に取得するモニタ用画像である。電子カメラ10は、レリーズボタンが半押し操作されるまでスルー画像の取得、および該スルー画像の表示装置23による表示を繰り返すように構成されている。
CPU22は、時刻t1から取得した撮像信号を用いて自動露出演算(AE)を行い、適正露出が得られるようにシャッター速度および絞り値を決定する。CPU22は、たとえば、平均測光方式によって被写体の明るさ(輝度)情報を検出する場合には、スルー画像を所定数(たとえば縦6×横8=48)の領域に分割し、各分割領域に含まれる信号値の平均値を算出する。CPU22は、所定数の領域ごとの平均値をさらに平均して得た値を被写体の輝度情報とする。CPU22は、この被写体輝度情報に基づいてシャッター速度および絞り値を決定する。
時刻t2においてTG17の出力するタイミング信号に応じて、撮像素子14が次フレームのスルー画像データを取得する。ここで、CPU22は、前フレームで取得した輝度情報に基づいて、スルー画について適正露出が得られるように撮像素子14の蓄積時間および絞り値を制御する。
CPU22は、時刻t2から取得した撮像信号を用いて自動フォーカス調節(AF)を行う。CPU22は、たとえば、スルー画像のうちフォーカス検出エリア(たとえば撮影画面中央)に対応する信号についての高周波数成分の積算値(いわゆる焦点評価値)を算出する。撮影レンズ11に含まれるフォーカスレンズ(不図示)を移動させながら焦点評価値を算出することで、焦点評価値を最大にする位置へフォーカスレンズを移動させる。焦点評価値を最大にするフォーカスレンズの位置は、撮像素子14によって撮像される被写体像のエッジのボケをなくし、画像のコントラストを最大にする合焦位置である。
時刻t3においてTG17の出力するタイミング信号に応じて、撮像素子14が次フレームのスルー画像データを取得する。CPU22は、時刻t3から取得した撮像信号を用いて自動ホワイトバランス調節(AWB)を行う。
CPU22は、たとえば、スルー画像信号を構成する色成分信号(たとえば、R信号、G信号、およびB信号)について各色成分ごとに平均値を算出し、これら平均値の色成分比率を所定の割合(たとえば1:1:1)にするように、ホワイトバランス調整係数を決定する。ホワイトバランス調整係数を示す情報はASIC16へ送られる。
CPU22は、操作部材24から半押し操作信号が入力されるまで、時刻t1から時刻t4までの処理を繰り返す。なお、表示装置23によるスルー画表示は、所定のフレームレート(たとえば30フレーム/秒)で行うため、たとえば自動露出演算(AE)に用いたスルー画像のみを表示し、他の自動フォーカス調節(AF)や自動ホワイトバランス調節(AWB)に用いたスルー画像を表示しないように構成してよい。
半押し操作信号を受けたCPU22は、時刻t8のタイミングにおいて取得された最新の撮像信号を用いて自動フォーカス調節(AF)を行うとともに、時刻t8前に決定した最新の露出条件(シャッター速度および絞り値、感度)を用意して撮影指示(全押し操作信号)を待つ。
全押し操作信号を受けたCPU22は、時刻t9においてASIC16へ初期ディジタル増幅利得(Gain(0):画像処理前の画像信号に対する増幅利得)を送る。これにより、ASIC16が初期ディジタル増幅利得Gain(0)を保持する。時刻t10において、CPU22は、絞り駆動部18およびシャッタ駆動部19へ指示を送り、上記露出条件で絞り12およびシャッター羽根13を駆動させるとともに、TG17へ指示を送り、シャッター羽根13の開時間に合わせて撮像素子14およびAFE15を駆動させる。これにより、本画像取得用の撮像(本撮像)が行われる。
撮像後の時刻t11において、CPU22は感度補正を行わせる。図3は、感度補正を説明するための電子カメラ1の要部構成図である。図3において、AGC部31はAFE回路15(図1)に対応する。また、RAWデータ・評価値作成部32はASIC16およびメモリ21(図1)に対応する。測光演算部33はCPU22(図1)に対応する。撮影画像記録部34はカードスロット20(図1)に対応する。LCD35は表示装置23(図1)に対応する。
AGC部31は、撮像素子14からt10からt11の期間の本撮像により得られた光電変換信号(撮像信号)を受け取る(矢印1)。AGC部31は、本撮像により得られた撮像信号にアナログ処理およびA/D変換を行い、ディジタルデータである本画像RAWデータ(画像処理を行っていないRAWデータ)を生成し、RAWデータ・評価値作成部32へ送出する(矢印2)。なお、アナログ処理で行う光電変換信号に対するアナログ増幅利得は、CPU22の指示に基づいて設定される。CPU22は、ユーザが操作部材24を操作することにより設定したISO感度値に基づいてこのアナログ増幅利得を決定する。なお、ユーザがISO感度をオートに設定した場合、CPU22は、事前(たとえばt5のタイミング)に取得した映像信号に基づいてアナログ増幅利得を決定する。
RAWデータ・評価値作成部32は、測光評価値を算出して測光演算部33へ送出する(矢印3)。RAWデータ・評価値作成部32は、平均測光方式によって被写体の輝度情報を検出する場合には、1画面分の本画像RAWデータに基づいて各画素ごとの輝度値を求め、1画面分の輝度データを算出する。そして、RAWデータ・評価値作成部32は、1画面分の輝度データを所定数(たとえば縦6×横8=48)の領域に分割し、各領域ごとに輝度値の平均値を算出し、領域平均輝度値を求める。そして、RAWデータ・評価値作成部32は、各領域平均輝度値に領域に応じた重み付け係数を掛ける。そしてRAWデータ・評価値作成部32は、重み付けが行われた領域平均輝度値の平均値を求め、これを測光評価値とする。
測光演算部33は、本画像RAWデータから算出される測光評価値と適正露出(目標露出)に対応する測光評価値との差ΔEvを次式(1)により算出する。
ΔEv=Log(Avg/Tag) (1)
ただし、Avgは測光評価値であり、Tagは目標値である。
測光演算部33は、算出したΔEvをRAWデータ・評価値作成部32へ送出する(矢印4)。
RAWデータ・評価値作成部32は、ΔEvに相当する感度補正を行う。具体的には、次式(2)によって決定したディジタル増幅利得Gain(n)で画像信号を増幅する。
Gain(n)=Gain(0)/2ΔEv (2)
ただし、Gain(0)は補正前(すなわち、時刻t9(図3))に設定された初期ディジタル増幅利得である。
RAWデータ・評価値作成部32は、該RAWデータ・評価値作成部32内に保存されている本画像RAWデータに対してディジタル増幅利得Gain(n)で増幅処理を行う。その後、図3における時刻t12において、RAWデータ・評価値作成部32は、CPU22の制御に基づいて、増幅済の本画像RAWデータに対して画像処理を行う。RAWデータ・評価値作成部32は、増幅済みの本画像RAWデータに対して記録用の画像処理(フォーマット変換処理など)を行い、記録用画像データを生成する。そしてRAWデータ・評価値作成部32は、CPU22の制御に基づいて、撮像画像記録部34を駆動させ、記録用画像データをメモリカード51に記録させる(矢印6)。また、RAWデータ・評価値作成部32は、増幅済みの本画像RAWデータに対して表示用の画像処理を行い、表示用画像データを生成する。そしてRAWデータ・評価値作成部32は、CPU22の制御に基づいて、LCD35に表示用画像データの画像を表示させる(矢印5)。
以上説明した一連の動作によって静止画撮影が終了する。CPU22は、操作部材24から次の半押し操作信号が入力されるまで、再び時刻t1から時刻t4までの処理を繰り返す。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)本画像RAWデータから算出される測光評価値と、目標値との差ΔEvを算出し、ΔEvにより初期ディジタル増幅利得Gain(0)を補正することにより得られたディジタル増幅利得Gain(n)により本画像RAWデータが増幅される。この結果、被写体輝度が変化することに起因して目標露出と異なる露出で撮像が行われた場合でも、露出オーバーや露出アンダーとなることなく、適切なレベルの画像データを得ることができる。
(2)全押し操作信号に応じて取得される本画像RAWデータに対して上記(1)の増幅を行うので、静止画撮像中に被写体輝度が変化したとしても、適切な明るさのレベルの画像データを得ることができる。
(3)表示装置23に再生表示するための表示データの生成を行う前に、表示データの元となる本画像RAWデータに対して上記(1)の増幅を行うので、適切な明るさのレベルの再生画像を表示装置23に表示させることができる。
(4)不揮発性の記憶媒体51に記録するためのデータフォーマット変換処理を行う前に、記録データの元となる本画像RAWデータに対して上記(1)の増幅を行うので、適切な明るさのレベルの画像データを記憶媒体51に記録することができる。
(第二の実施形態)
次に第二の実施形態について説明する。第二の実施形態において、第一の実施形態と構成や処理が同じである部分については適宜説明を省略し、第一の実施形態との相違点を中心に説明を行う。第一の実施形態の装置がΔEvに相当する感度補正をRAWデータ・評価値作成部32で行っていたのに対して、第二の実施形態の装置は、ΔEvに相当する感度補正をAGC部31で行うこととする。画素信号の読み出しがX−Yアドレス方式で行われるCMOSタイプの撮像素子14は、撮像信号の読出し後も該撮像素子内に撮像信号(蓄積信号)が保持されるので、撮像素子14から同じ光電変換信号を複数回読出すことができる。蓄積信号とは、画素を構成するフォトダイオードに蓄積された電荷を電圧に変換した信号である。
図3において、第二の実施形態の測光演算部33は、ΔEvに基づいてAGC部31のアナログ増幅利得を補正する。すなわち、測光演算部33は、以下の式(3)により補正済みアナログ増幅利得を算出する。
補正済みアナログ増幅利得=補正前アナログ増幅利得/2ΔEv (3)
ただし、補正前アナログ増幅利得は、t10からt11の期間における本撮像の際にAGC部31に設定されていた増幅利得である。AGC部31は、撮像素子14から再び光電変換信号(撮像信号)を受け取る(矢印1)。受け取る撮像信号は、測光評価値を算出するために前回受け取った信号と同じものである。AGC部31は、上式(3)によって決定した補正済アナログ増幅利得で撮像信号を増幅する。
AGC部31は、補正済アナログ増幅利得で増幅した撮像信号をA/D変換し、本画像RAWデータをRAWデータ・評価値作成部32へ送出する(矢印2)。
この場合のRAWデータ・評価値作成部32は、本画像RAWデータデータに対して画像処理を行う。RAWデータ・評価値作成部32は、本画像RAWデータに対して記録用の画像処理(フォーマット変換処理など)を行い、記録用画像データを生成する。そしてRAWデータ・評価値作成部32は、CPU22の制御に基づいて、撮像画像記録部34を駆動させ、記録用画像データをメモリカード51に記録させる(矢印6)。また、RAWデータ・評価値作成部32は、本画像RAWデータに対して表示用の画像処理を行い、表示用画像データを生成する。そしてRAWデータ・評価値作成部32は、CPU22の制御に基づいて、LCD35に表示用画像データの画像を表示させる(矢印5)。
以上説明した第二の実施形態によれば、第一の実施形態と同様の作用効果をアナログ処理で得ることができる。すなわち、ΔEvに相当する感度補正をAGC部31による増幅利得の変更によって実現することができる。
(変形例1)
上述した説明では、平均測光方式を例に説明したが、中央部重点測光方式など他の測光方式で行ってもよい。
(変形例2)
以上の説明では、本撮影画像について感度補正を行った上で表示装置23に表示する(またはメモリカード51に保存する)ようにしたが、スルー画像においても感度補正を行った後で表示装置23に表示させるようにしてもよい。この場合には、表示データを生成する元となるスルー画像信号について、ディジタル増幅利得Gain(n)に相当する利得で増幅すればよい。感度補正をスルー画像にも適用することで、適切な明るさのスルー画像を表示させることができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による電子カメラを説明するブロック図である。 電源起動以降の動作タイミングを例示するタイムチャートである。 感度補正を説明するための要部構成図である。
符号の説明
1…電子カメラ
14…撮像素子
15(31)…AFE回路
16(32)…ASIC
20(34)…カードスロット
21…メモリ
22(33)…CPU
23(35)…表示装置
24…操作部材
51…メモリカード

Claims (8)

  1. 被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記画像データのレベルに基づいて被写体輝度情報を算出する第1演算手段と、
    前記第1演算手段で算出された被写体輝度情報と、目標とする輝度情報との差を算出する第2演算手段と、
    前記被写体輝度情報を算出するために用いた画像データを前記第2演算手段で算出された差に基づくゲインで増幅する増幅手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    撮影を指示する信号を発する操作部材と、
    前記操作部材からの信号に応じて前記撮像手段が撮像し、該撮像手段が生成した画像データに基づいて当該画像データに前記増幅を行うように、前記撮像手段、前記第1演算手段、前記第2演算手段、および前記増幅手段をそれぞれ制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    表示装置に、増幅された前記画像データの画像を再生表示させる表示制御手段をさらに備え、
    前記増幅手段は、前記撮像手段が生成した画像データに対し、前記表示制御手段が前記再生のための処理を行う前に当該画像データを増幅することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    不揮発性の記録媒体にデータを記録する記録制御手段をさらに備え、
    前記増幅手段は、前記撮像手段が生成した画像データに対し、前記記録制御手段が当該画像データの記録のための処理を行う前に当該画像データを増幅することを特徴とする撮像装置。
  5. 被写体像を撮像する撮像素子であって、撮像信号の読出し後も該撮像素子内に撮像信号が保持される撮像素子と、
    前記撮像素子から読出された撮像信号のレベルに基づいて被写体輝度情報を算出する第1演算手段と、
    前記第1演算手段で算出された被写体輝度情報と、目標とする輝度情報との差を算出する第2演算手段と、
    前記撮像素子から再び読出される撮像信号を前記第2演算手段で算出された差に基づくゲインで増幅する増幅手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    撮像を指示する信号を発する操作部材と、
    前記操作部材からの信号に応じて前記撮像素子が撮像し、該撮像素子から読出された撮像信号のレベルに基づいて、当該撮像信号に前記増幅を行うように、前記撮像素子、前記第1演算手段、前記第2演算手段、および前記増幅手段をそれぞれ制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5に記載の撮像装置において、
    表示装置に、増幅された前記撮像信号の画像を再生表示させる表示制御手段をさらに備え、
    前記増幅手段は、前記撮像素子から読出された撮像信号に対し、前記表示制御手段が前記再生のための処理を行う前に当該撮像信号を増幅することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項5に記載の撮像装置において、
    不揮発性の記憶媒体にデータを記録する記録制御手段をさらに備え、
    前記増幅手段は、前記撮像素子から読出された撮像信号に対し、前記記録制御手段が当該撮像信号に対応するデータの記録のための処理を行う前に当該撮像信号を増幅することを特徴とする撮像装置。
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