JP2009146700A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池セルのガス流路で発生した水塊が拡散層の近傍または孔内へ移動する事を防ぐ事により、流路内で発生した水塊がセル外部へ排出され、水塊が流入する事に起因する発電能低下を抑え、安定した発電制御を長期間維持することを実現する。
【解決手段】
固体高分子膜の両側に接合されるカソード電極およびアノード電極とこのそれぞれの電極に対向された流路とこの流路が形成されているセパレータを具備する燃料電池において、前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間の少なくとも一方に防水透湿性材料が形成されることにより、ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぎ、燃料電池の安定な発電制御に効果が期待できるように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池に関し、詳しくは、固体高分子型燃料電池に関するものである。
従来の燃料電池について、図4を参照して説明する。図4は、固体高分子型燃料電池の単セルの一例を示す構成図である。
図4において、単セル11は、固体高分子電解質膜1の両面に、それぞれ貴金属、例えば白金を含むカソード極側触媒層2およびアノード極側触媒層3を接合一体化した膜電極接合体が使用される。カソード極側触媒層2およびアノード極側触媒層3と対向して、それぞれカソード極側ガス拡散層4およびアノード極側ガス拡散層5が配置される。これにより、カソード極側触媒層2およびカソード極側拡散層4から成るカソード極6とアノード極側触媒層3およびアノード極側拡散層5から成るアノード極7が構成される。また、カソード極6およびアノード極7は、それぞれ酸化剤ガス、例えば酸素あるいは空気および燃料ガス、例えば水素を導入させると同時に、電流を外部に伝える働きをする。
そして、セルに面して反応ガス流通用のガス流路8を備え、相対する面に冷却水流通用の冷却水流路9を備えた導電性でかつガス不透過性の材料よりなる一組のセパレータ10により挟持して単セル11が構成されている。
アノード極7に水素を含む燃料ガス、カソード極6に酸素を含む酸化剤ガスを供給すると、アノード極7では水素分子より水素イオンと電子を生成する化学反応をし、カソード極6では酸素と水素イオンと電子から水を生成する化学反応がそれぞれ行われ、アノード極7からカソード極6に向かって外部回路を移動する電子により電力が負荷に供給される。
また、燃料電池セル内は加圧系であるため、流路内に発生した水塊が拡散層4内部へ移動し易い。
このような固体高分子型燃料電池のセル内では、水の精密制御が行われている。
図5は、拡散層の撥水化の一例を示す図である。
拡散層13は、耐熱性および耐酸性を有する網状シート15の空隙部にカーボン粉末のような導電性粉末とフッ素樹脂のような撥水性充填剤との混合物16が充填されて形成されている。ガス拡散層の上部には、触媒層12が均一に形成されている。
一方、図6は、拡散層の親水化の一例を示す電池構成図である。
固体高分子電解質1の両側に水素極17、空気極18、集電体19、ガスシール体20からなっている。水素極17、空気極18のそれぞれの電極は触媒層及びガス拡散層より成る。
拡散層に使用される材料を親水化することにより、拡散層内部の水塊を制御することができる。
特許第3954793号公報 特開平6−275282号公報
しかし、このような燃料電池には、次のような問題点があった。
一般的に、電解質膜は、ナフィオン(デュポン社商標)に代表されるパーフルオロカーボンスルホン酸系材料を使用する。パーフルオロカーボンスルホン酸系材料から成る電解質膜では、分子中にプロトン交換基を有し、水分を含んだ状態でイオン伝導性を示す。水分を含んだ状態でイオン伝導性を示すことにより、発電時に電解質膜は含水状態を保つ必要がある。一方、多孔質材より成るガス拡散層では、供給される反応ガスを触媒層に均一に供給するという働きを有している。反応ガスを触媒層に均一に供給する時に、ガス拡散層の孔に水塊が存在するとガス透過性を著しく低下させ、燃料電池の安定発電に影響を及ぼすという問題点がある。
また、従来の燃料電池において、電解質膜を含水状態に保つために使用される水は、供給ガス、例えば水素、空気あるいは酸素の加湿で燃料電池セルに供されている。
電解質膜を含水状態に保つために使用される水が供給ガスの加湿で燃料電池セルに供される時に、ガス流路中で水蒸気が一定数以上凝集して結露した水分子集合体(以下、水塊とする)が形成される事が知られている。
また、従来の燃料電池セルでは、ガス流路内で発生した水塊は流路、拡散層、膜電極接合体(MEA)の間を自由に行き来する。
ガス流路内で発生した水塊が流路、拡散層、膜電極接合体(MEA)の間を自由に行き来することができるため、ガス流路内で発生した水塊は拡散層側へ移動して拡散層内の孔に滞留し、拡散層が本来有するガス透過性能を低下させてしまう。
拡散層のガス透過性能が低下した結果、供給ガスを触媒層に均一に導く拡散層本来の機能が損なわれるという問題点があった。
また、上記課題点の回避技術として、拡散層に使用される材料を撥水化する事で拡散層内部に水塊を流入させ難くすることが知られている。
例えば、カーボンペーパ、カーボンクロスなどの導電性多孔性材料に対して撥水処理をした拡散層材料や、導電性多孔性材料にカーボン粉末と撥水性充填剤からなる混合物を付した拡散層材料が使用される。
しかし、燃料電池セル内は加圧系であり、流路内水塊は拡散層内部へ移動し易い構造であるため、拡散層の撥水処理により水塊移動を防ぐには至っていない。
一方、拡散層に使用される材料を親水化することにより、拡散層内部の水塊を制御する技術も講じられてきた。
しかし、拡散層内の孔に水が滞留して、拡散層が本来有するガス透過性能の低下を防ぐには至っていない。
以上、従来知られている方法では、上記課題の根本的解決には至っていない。
そこで、本発明は、上記のような従来技術の欠点をなくし、燃料電池セルのガス流路で発生した水塊が拡散層の近傍または孔内へ移動する事を防ぐ事により、流路内で発生した水塊がセル外部へ排出されることで、水塊が拡散層内部へ流入する事に起因する発電能低下を抑え、安定した発電制御を長期間維持することを目的としたものである。
上記のような目的を達成するために、本発明の請求項1では、固体高分子膜の両側に接合されるカソード電極およびアノード電極とこのそれぞれの電極に対向された流路とこの流路が形成されているセパレータを具備する燃料電池において、前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間の少なくとも一方に防水透湿性材料が形成されることを特徴とする。
請求項2では、請求項1の燃料電池において、前記防水透湿性材料は、前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間の両方に形成されることを特徴とする。
請求項3では、請求項1または2の燃料電池において、前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間を除いた前記カソード電極および前記アノード電極と前記セパレータとの間に導体を設けることを特徴とする。
請求項4では、請求項1または2の燃料電池において、前記アノード電極および前記カソード電極は、これらの電極の一方または両方を複数に分割されることを特徴とする。
請求項5では、請求項4の燃料電池において、分割された前記アノード電極または分割された前記カソード電極は、複数に分割された前記アノード電極内で分割された前記アノード電極とこの分割されたアノード電極が隣接する間と複数に分割された前記カソード電極内で分割された前記カソード電極と分割されたこのカソード電極が隣接する間の少なくとも一方に絶縁材が配置されることを特徴とする。
請求項6では、請求項1乃至5いずれかの燃料電池において、前記防水透湿性材料として、ポリオレフィン、ポリオレフィンを含む混合物、ポリウレタン、ポリウレタンを含む混合物、ポリエステル、ポリエステルを含む混合物、ポリエーテル、ポリエーテルを含む混合物、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニールを含む混合物、セルロース重合体、セルロース重合体を含む混合物、ポリテトラフルオロエチレン、延伸ポリテトラフルオロエチレンとポリウレタンポリマの複合化物のいずれかを用いることを特徴とする。
請求項7では、請求項1乃至6いずれかの燃料電池において、前記燃料電池は、固体高分子型燃料電池単セルを含む燃料電池スタックを有することを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を説明すれば下記の通りである。
燃料電池セルにおいて、ガス流路と拡散層の間に防水透湿性材料を配置することでガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができる。
ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができることにより、燃料電池の安定な発電制御に効果が期待できる。
以下、図面を用いて、本発明の燃料電池を説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す構造図である。
図1に示すように、燃料電池において、先ず、固体高分子電解質膜1の両極側にカソード極側触媒層2およびアノード極側触媒層3と、カソード極側ガス拡散層4およびアノード極側ガス拡散層5と、カソード側ガス流路30を有したカソード側セパレータ32およびアノード側ガス流路31を有したアノード側セパレータ33がそれぞれ形成されている。
また、各電極と各電極側のガス流路との間に、防水透湿性材料34が形成されている。
すなわち、カソード極6のカソード側ガス拡散層4とカソード側ガス流路30を有したカソード側セパレータ32との間と、アノード極7のアノード側ガス拡散層5とアノード側ガス流路31を有したアノード側セパレータ33との間に、それぞれ防水透湿性材料34が形成されている。
なお、アノード側に使用する防水透湿性材料とカソード側に使用する防水透湿性材料は、異なる材料であってもよい。
また、各電極と各電極側のガス流路との間に防水透湿性材料を配置することにより、ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができる。
ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができることにより、燃料電池の安定な発電制御の効果が期待できる。
また、実施例1の燃料電池は、固体高分子型燃料電池単セルを含む燃料電池スタックとして使用することもできる。
なお、図示されていないが、各電極の拡散層とセパレータは、部分的に接する構造、もしくは導電体を介して接する構造であることにより、防水透湿性材料が高抵抗体である場合においても各電極の拡散層とセパレータの間(以下、両体間という)の通電は確保されている。
図2は、本発明の一実施例を示す構造図である。
図2に示すように、燃料電池において、先ず、固体高分子電解質膜1の両極側にカソード極側触媒層2およびアノード極側触媒層3と、カソード極側ガス拡散層4およびアノード極側ガス拡散層5と、カソード極側ガス流路30を有したカソード極側セパレータ32およびアノード極側ガス流路31を有したアノード極側セパレータ33がそれぞれ形成されている。
また、各電極と各電極側のガス流路との間に、防水透湿性材料34が形成されている。
すなわち、カソード極6のカソード極側ガス拡散層4とカソード極側ガス流路30を有したカソード極側セパレータ32との間と、アノード極7のアノード極側ガス拡散層5とアノード極側ガス流路31を有したアノード極側セパレータ33との間に、それぞれ防水透湿性材料34が形成されている。
また、図2ではカソード極6およびアノード極7の両極共に防水透湿性素材34が形成されているが、カソード極6もしくはカソード極7のどちらか一方に形成しても良い。
また、図2では各電極側のガス流路と各電極側の拡散層が接する全面に防水透湿性素材34が形成されているが、各電極側のガス流路30、31の水が溜まり易い場所の近傍のみに防水透湿性素材34を部分的に形成しても良い。
また、各電極と各電極側のガス流路との間を除いた各電極と各電極側のセパレータとの間に導体35が形成されている。
すなわち、カソード極6のカソード極側ガス拡散層4とカソード極側ガス流路30との間を除いたカソード極6とカソード極側セパレータ32との間に導体35が形成されている。
また、アノード極7のアノード極側ガス拡散層5とアノード極側ガス流路31との間を除いたアノード極7とアノード極側セパレータ33との間に導体35が形成されている。
すなわち、各電極と各電極側のガス流路との間を除いた各電極と各電極側のセパレータが接する部分は導体35を介して接する構造であることにより、カソード極側ガス拡散層4とカソード極側セパレータ32の間およびアノード極側ガス拡散層5とアノード極側セパレータ33の間の通電は確保されている。
また、各電極と各電極側のガス流路との間を除いた各電極と各電極側のセパレータが接する部分に導体35が形成されているが、導体35を各電極と各電極側のセパレータが接する一部分に形成しても良い。
また、各電極と各電極側のガス流路との間に防水透湿性素材34が形成されることにより、ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができる。
ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができることにより、燃料電池の安定な発電制御の効果が期待できる。
さらに、ガス流路内では上流側より下流側の方が水塊を生じ易いことにより、カソード極側ガス流路30およびアノード極側ガス流路31中の下流側領域にのみ部分的に防水透湿性素材34を形成すること、あるいは、カソード極側ガス流路30あるいはアノード極側ガス流路31のどちらか一方の下流側領域にのみ部分的に防水透湿性素材34を配置することが、水魂の制御に一層効果的である。
防水透湿性素材34は、膜状、繊維状、結晶状、または一体型多孔質状(モノリス状、モノリシック状ともいう)であり、通気性を有すると共に、水蒸気粒子の粒径(一般に0.5nm程度の径とされる)より大きく、かつ水塊が通過する際には阻害となる径を有した孔を多数持つ事を特徴とする材料(多孔質材料)であれば、その他には特段の制限はない。 また、防水透湿性素材34の孔径が、0.01〜20μm程度であれば、好適である。
防水透湿性材料の例としては、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリ塩化ビニール系、セルロース系重合体、延伸ポリテトラフルオロエチレンとポリウレタンポリマの複合化材料などが挙げられるが、好適なものは延伸ポリテトラフルオロエチレンとポリウレタンポリマの複合化物であり、ゴアテックス(デュポン社商標)を用いれば一層効果的である。
また、防水透湿性素材34として、炭素、黒鉛、金属微粒子(アルミニウム、チタン、鉄など)を内含した延伸ポリテトラフルオロエチレンとポリウレタンポリマの複合化材料の使用も有効である。
炭素、黒鉛、金属微粒子(アルミニウム、チタン、鉄など)を内含した延伸ポリテトラフルオロエチレンとポリウレタンポリマの複合化材料は導電性を示すので、高抵抗体の防水透湿性材料34を用いる場合と比較して、セパレータと拡散層の間の通電がよりスムーズに行なうことができる。この場合、導体35を省いても良い。
また、実施例2の燃料電池は、固体高分子型燃料電池単セルを含む燃料電池スタックとして使用することもできる。
図3は、本発明の一実施例を示す構造図である。
図3に示すように、燃料電池において、先ず、固体高分子電解質膜1の両極側にカソード極6の側とアノード極7の側が形成されている。
カソード極6の側にはカソード極側触媒層2とカソード極側ガス拡散層4を、アノード極7の側にはカソード極側触媒層・拡散層の面積よりも小さい面積になるように複数に分割した(図3では、4分割にした)アノード極側触媒層3a〜3dとアノード極側ガス拡散層5a〜5dが形成されている。
更に、カソード極6およびアノード極7の両側には、カソード極側ガス流路30を有したカソード極側セパレータ32およびアノード極側ガス流路31a〜31dを有したアノード極側セパレータ33a〜33dがそれぞれ形成されている。
また、アノード極7の側のアノード極側ガス拡散層5a〜5dとアノード極側ガス流路31a〜31dを有したアノード極側セパレータ33a〜33dとの間には、防水透湿性材料34a〜34dが形成されている。
例えば、アノード極側ガス拡散層5aとアノード極側ガス流路31aを有したアノード極側セパレータ33aとの間には、防水透湿性材料34aが形成されている。
絶縁材36a〜36cは、複数に分割されたアノード極7の側のアノード極側触媒層3a〜3d、アノード極側ガス拡散層5a〜5dの絶縁を確保するために、複数に分割されたアノード極7の中で分割されたアノード極側触媒層3a〜3dおよびアノード極側ガス拡散層5a〜5dとこの分割されたアノード極側触媒層3a〜3dおよびアノード極側ガス拡散層5a〜5dが隣接する間にそれぞれ形成されている。
例えば、アノード極側触媒層3aおよびアノード極側ガス拡散層5aとアノード極側触媒層3bおよびアノード極側ガス拡散層5bの間に、絶縁材36aが形成されている。
また、各電極と各電極側のガス流路との間に防水透湿性材料を配置することにより、ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができる。
ガス流路内に発生した水塊の拡散層流入を防ぐことができることにより、燃料電池の安定な発電制御の効果が期待できる。
また、分割された電極のセパレータと拡散層が、ここではアノード極側セパレータ33a〜33dとアノード極側ガス拡散層5a〜5dが接する全面に防水透湿性素材34a〜34dが形成されているが、例えばガス流路内に水が溜まり易い場所の近傍のみなどの必要に応じて、防水透湿性素材34を部分的に形成しても良い。
また、実施例3ではアノード側電極を分割したが、カソード側電極を分割、あるいは、アノード側電極およびカソード側電極共に分割しても良い。
また、カソード側電極に絶縁材36を形成する場合、絶縁材36は、複数に分割されたカソード極6において、複数に分割されたカソード極6の側のカソード極側触媒層2、カソード極側ガス拡散層4の絶縁を確保するために、複数に分割されたカソード極6の中で分割されたカソード極側触媒層2およびカソード極側ガス拡散層4とこの分割されたカソード極側触媒層2およびカソード極側ガス拡散層4が隣接する間に形成されている。
ガス流路内では、上流側より下流側の方が水塊を生じ易いので、カソード極側ガス流路30およびアノード極側ガス流路31、もしくはカソード極側ガス流路30またはアノード極側ガス流路31中の下流側領域にのみ部分的に防水透湿性材料34を形成すれば、水塊制御には一層効果的である。
また、実施例3の燃料電池は、固体高分子型燃料電池単セルを含む燃料電池スタックとして使用することもできる。
なお、図示されていないが、各電極の拡散層と各電極のセパレータは、部分的に接する構造、もしくは導電体を介して接する構造であることにより、防水透湿性材料34が高抵抗体である場合においても各電極の拡散層とセパレータの間(以下、両体間という)の通電は確保されている。
本発明の一実施例を示す構造図である。 本発明の一実施例を示す構造図である。 本発明の一実施例を示す構造図である。 従来の固体高分子型燃料電池の単セルの一例を示す構成図である。 従来の拡散層の撥水化の一例を示す構成図である。 従来の拡散層の撥水化の一例を示す電池構成図である。
符号の説明
1 固体高分子電解質膜
2 カソード極側触媒層
3、3a〜3d アノード極側触媒層
4 カソード極側ガス拡散層
5、5a〜5d アノード極側ガス拡散層
6 カソード極
7 アノード極
8、8a〜8d ガス流路
9 冷却水流路
10、10a〜10d セパレータ
11 単セル
12 触媒層
13 拡散層
15 網状シート
16 混合物
17 水素極
18 酸素極
19 集電体
20 ガスシール体
30 カソード極側ガス流路
31、31a〜31d アノード極側ガス流路
32 カソード極側セパレータ
33、33a〜33d アノード極側セパレータ
34、34a〜34d 防水透湿性素材
35 導体
36a〜36c 絶縁材

Claims (7)

  1. 固体高分子膜の両側に接合されるカソード電極およびアノード電極とこのそれぞれの電極に対向された流路とこの流路が形成されているセパレータを具備する燃料電池において、
    前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間の少なくとも一方に防水透湿性材料が形成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記防水透湿性材料は、前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間の両方に形成されることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記カソード電極および前記アノード電極と前記流路との間を除いた前記カソード電極および前記アノード電極と前記セパレータとの間に導体を設けることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
  4. 前記アノード電極および前記カソード電極は、これらの電極の一方または両方を複数に分割されることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
  5. 複数に分割された前記アノード電極または複数に分割された前記カソード電極は、複数に分割された前記アノード電極内で分割された前記アノード電極とこの分割されたアノード電極が隣接する間と、複数に分割された前記カソード電極内で分割された前記カソード電極と分割されたこのカソード電極が隣接する間の少なくとも一方に絶縁材が配置されることを特徴とする請求項4記載の燃料電池。
  6. 前記防水透湿性材料として、ポリオレフィン、ポリオレフィンを含む混合物、ポリウレタン、ポリウレタンを含む混合物、ポリエステル、ポリエステルを含む混合物、ポリエーテル、ポリエーテルを含む混合物、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニールを含む混合物、セルロース重合体、セルロース重合体を含む混合物、ポリテトラフルオロエチレン、延伸ポリテトラフルオロエチレンとポリウレタンポリマの複合化物のいずれかを用いることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の燃料電池。
  7. 前記燃料電池は、固体高分子型燃料電池単セルを含む燃料電池スタックを有することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の燃料電池。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9172098B2 (en) 2011-03-15 2015-10-27 Hyundai Motor Company Fuel cell stack with improved corrosion resistance

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