JP2009145820A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写体9(10)を用いた画像形成装置において、画像形成装置本体のスペース効率を向上させること、廃トナー回収部の交換期間よりも中間転写体の寿命を長く設定可能とすること、サービス性を向上させること。
【解決手段】中間転写体9は、画像形成装置の装置本体に対して装着及び取り出し可能に配設されており、廃現像剤回収容器26は、中間転写体の内部の収納部に対して装着及び取り出し可能に配設されており、装置本体に装着されている中間転写体から廃現像剤回収容器を分離して取り出し可能とする第1の切り替え状態と、中間転写体から廃現像剤回収容器を分離不能にして廃現像剤回収容器を含む中間転写体を前記装置本体から取り出し可能とする第2の切り替え状態と、に切り替える切り替え手段を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、中間転写体を用いた複写機・プリンタ等の画像形成装置に関する。
中間転写体を用いた画像形成装置としては、例えば、イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(M)・ブラック(K)の4色の現像剤(トナー)の色画像の重ね合わせて合成画像を形成する電子写真フルカラー画像形成装置が挙げられる。
この画像形成装置は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体を備えた第1から第4の4つの電子写真画像形成部を有する。第1の画像形成部では、感光体にフルカラー画像の例えばY色成分像に対応したY色トナー像を形成させる。第2の画像形成部では、感光体にフルカラー画像の例えばM色成分像に対応したM色トナー像を形成させる。第3の画像形成部では、感光体にフルカラー画像の例えばC色成分像に対応したC色トナー像を形成させる。第4の画像形成部では、感光体にフルカラー画像の例えばK色成分像に対応したK色トナー像を形成させる。上記の各画像形成部の感光体に形成されるY色、M色、C色、K色のトナー像を中間転写体の面に順次に重ねて転写(一次転写)する。これにより、4色重ね合わせのフルカラートナー画像が合成形成される。この合成形成されたフルカラートナー像を中間転写体から記録材に対して一括転写(二次転写)し、さらに定着手段で固着画像として定着してフルカラー画像形成物を得るものである。
各画像形成部において感光体からクリーニング手段により除去された廃トナー(一次転写残トナー)と中間転写体からクリーニング手段により除去された廃トナー(二次転写残トナー)は廃トナー搬送手段により廃トナー回収部に搬送されて収容される。
各画像形成部や中間転写体にはメンテナンス期間が設定されている。従って、上記の廃トナー回収部は、設定されたメンテナンス時までの間に各画像形成部の感光体や中間転写体から除去される廃トナーを保持可能な回収スペースを有する必要がある。そのために、画像形成装置の内部においても大きな廃トナー回収部設置スペースを確保しなければならなかった。このことは画像形成装置の小型化の妨げになっていた。
そこで、この問題を解決するため、中間転写体の内部に廃トナー回収部を設ける各種装置の提案がなされている。
特許文献1では、中間転写体の内部に中間転写体と一体となった廃トナー回収部を配設している。
特許文献2では、中間転写体の内部に廃トナー回収部の収容スペースを設け、中間転写体と廃トナー回収部をそれぞれ単独で取り外し可能としている。
特開2000−172152号公報 特開2001−201992号公報
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
1)特許文献1に記載の画像形成装置では、廃トナー回収部と中間転写体が一体となっているために、廃トナー回収部を単独で交換することができない。従って、中間転写体が寿命となるまでの期間内に廃トナー回収部内が廃トナーで満杯になった場合には、まだ使用できる中間転写体ごと廃トナー回収部を交換する必要がある。
2)特許文献2に記載の画像形成装置では、中間転写体と廃トナー回収部が別体となっているため、装置本体内の中間転写体若しくは廃トナー回収部の奥部のメンテナンス作業が必要な場合には、廃トナー回収部及び中間転写体のそれぞれ両方を外す必要がある。そのために、メンテナンス時の作業が増えることになる。さらに、画像形成部の像担持体と中間転写体が当接している状態での廃トナー回収部の取り外しが可能なため、廃トナー回収部の取り外し時に中間転写体に衝撃を与え、像担持体及び中間転写体にこすれ等による傷が生じる可能性がある。
本発明は上記の従来技術に鑑みて提案されたものであり、本発明の目的は、画像形成装置本体のスペース効率を向上させること、廃トナー回収部の交換期間よりも中間転写体の寿命を長く設定可能とすること、サービス性を向上させること、にある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、像担持体に対して現像剤により画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された画像の転写を受ける中間転写体と、前記像担持体と前記中間転写体の少なくとも一方から除去された廃現像剤を収容する廃現像剤回収容器と、を有する画像形成装置において、前記中間転写体は、画像形成装置の装置本体に対して装着及び取り出し可能に配設されており、前記廃現像剤回収容器は、前記中間転写体の内部の収納部に対して装着及び取り出し可能に配設されており、前記装置本体に装着されている前記中間転写体から前記廃現像剤回収容器を分離して取り出し可能とする第1の切り替え状態と、前記中間転写体から前記廃現像剤回収容器を分離不能にして前記廃現像剤回収容器を含む前記中間転写体を前記装置本体から取り出し可能とする第2の切り替え状態と、に切り替える切り替え手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、廃現像剤回収容器を中間転写体の内部に設けることで、装置本体のスペース効率を向上させることができる。切り替え手段を第1の切り替え状態にして廃現像剤回収容器を中間転写体から単独で取り外すことで、廃現像剤回収容器の交換期間よりも中間転写体の寿命を長く設定可能となる。また、切り替え手段を第2の切り替え状態にして中間転写体と廃現像剤回収容器を装置本体から一体として取り外すことで、サービス性が向上する。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
《画像形成装置の全体的な概略構成》
本実施例の画像形成装置は、像担持体に対して現像剤により画像を形成する画像形成手段と、像担持体に形成された画像の転写を受ける中間転写体と、像担持体と中間転写体の少なくとも一方から除去された廃現像剤を収容する廃現像剤回収容器と、を有する。より詳しくは、中間転写体の移動方向に沿って画像形成手段が、複数配設されている多色の画像形成装置である。
図1は本実施例の画像形成装置100の外観斜視図、図2は縦断正面模式図である。この画像形成装置100は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーのレーザープリンタであり、パソコン等の外部ホスト装置300から制御回路部200に入力する電気的画像信号に対応した画像を記録材(用紙・OHPシート等)に形成する。
ここで、以下の説明において、この画像形成装置100に関して、正面側又は手前側とは、前面ドア1を配設した側である。背面側又は奥側とは、その反対側である。前後方向とは、背面側から正面側へ向う方向(前方向)と、その逆方向(後方向)である。左右とは、画像形成装置100を正面側から見て左又は右である。左右方向とは、右から左に向う方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。画像形成装置の構成部材・部分に関しても同様とする。また、装置本体100Aとは、中間転写体ユニット以外の画像形成装置部分である。
装置本体100Aの下側には、上下4段重ねで、第1から第4の4つの給紙カセット(給紙ユニット)100B・100C・100D・100Eが配設されている。
装置本体100Aの内部には、左側から右側にかけて、第1から第4の4つの画像形成部(画像形成手段)PY・PM・PC・PKが水平方向(横方向)に並べて配設されている(インライン構成、タンデム型)。
各画像形成部は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下ドラムと記す)3と、このドラムに作用するプロセス手段としての帯電ローラ4・現像器5・ドラムクリーナー6を有する。
第1の画像形成部PYは、現像器5内にイエロー色(Y色)の現像剤(トナー)が収容されていて、ドラム3の表面にY色の現像剤像を形成する。第2の画像形成部PMは、現像器5にマゼンタ色(M色)の現像剤が収容されていて、ドラム3の表面にM色の現像剤像を形成する。第3の画像形成部PCは、現像器5にシアン色(C色)の現像剤が収容されていて、ドラム3の表面にC色の現像剤像を形成する。第4の画像形成部PKは、現像器5にブラック色(K色)の現像剤が収容されていて、ドラム3の表面にK色の現像剤像を形成する。
画像形成部PY・PM・PC・PKの上方部には、画像露光手段としてのレーザースキャナユニット8が配設されている。スキャナユニット8は、外部ホスト装置300から制御回路部200に入力する各色の画像情報に対応して変調したレーザー光Lを出力し、各画像形成部のドラム面を走査露光する。
各画像形成部PY・PM・PC・PKの下方部には、中間転写体ユニット(以下、ベルトユニットと記す)9が配設されている。このベルトユニット9は、可撓性を有するエンドレスの中間転写体としてのベルト10と、このベルト10を懸回張設して循環移動させる駆動ローラ11・ターンローラ(テンションローラ)12・二次転写対向ローラ13を有する。駆動ローラ11と二次転写対向ローラ13は装置本体100A内の左側に配設されている。ターンローラ12は装置本体100A内の右側に配設されている。各画像形成部のドラム3は、その下面が、ベルト10の上行側ベルト部分の上面に接している。ベルト10の内側には、各画像形成部のドラム3に対向させて4個の一次転写ローラ14が配設されていて、それぞれ、上行側ベルト部分を介してドラム3の下面に対して所定の押圧力で当接している。二次転写対向ローラ13には、ベルト10を介して二次転写ローラ7が所定の押圧力で当接している。
各給紙カセット100B・100C・100D・100Eはベルトユニット9の下方に位置している。各給紙カセットは、トレイ16、給出ローラ17、記録材分離部材(不図示)等を有する。トレイ16は画像形成装置の正面側から出し入れ自由である(フロントローデング)。
装置本体100A内の左側には、定着装置18、排出ローラ対19、排出口20が配設されている。装置本体100Aの上面は排出トレイ21にされている。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PKのドラム3が矢印の反時計方向に所定の制御速度で回転駆動される。ベルト10も矢印の時計方向(ドラム回転に順方向)にドラム3の速度に対応した速度で回転駆動される。スキャナユニット8も駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ4がドラム3の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。スキャナユニット8は各ドラム3の表面を各色の画像信号に応じて変調されたレーザー光Lで走査露光する。これにより、各ドラム3の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像器5により現像剤像として現像される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1の画像形成部PYのドラム3にはフルカラー画像のイエロー成分に対応するY色現像剤像が形成され、その現像剤像がベルト10上に一次転写される。第2の画像形成部PMのドラム3にはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するM色の現像剤像が形成され、その現像剤像が、ベルト10上にすでに転写されているY色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第3の画像形成部PCのドラム3にはフルカラー画像のシアン成分に対応するC色の現像剤像が形成され、その現像剤像が、ベルト10上にすでに転写されているY色+M色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第4の画像形成部PKのドラム3にはフルカラー画像のブラック成分に対応するK色の現像剤像が形成され、その現像剤像が、ベルト10上にすでに転写されているY色+M色+C色の現像剤像に重畳されて一次転写される。かくして、ベルト10上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着の現像剤像が合成形成される。
各画像形成部において、ベルト10に対する現像剤像の一次転写後のドラム3面に残留した転写残現像剤(廃現像剤、廃トナー)はドラムクリーナー6により除去される。
一方、第1から第4の給紙カセット100B・100C・100D・100Eの内の選択された給紙カセットの給出ローラ17が駆動される。これにより、その給紙カセットのトレイ16に積載して収容されている記録材が1枚分離給送される。そして、その記録材が記録材搬送路(シートパス)22を通って、所定の制御タイミングにて二次転写ローラ7とベルト10とのニップ部(二次転写ニップ部)に導入される。これにより、記録材が該ニップ部を挟持搬送されていく過程で、ベルト10上の4色重畳の現像剤像が記録材の面に順次に一括転写される。
記録材はベルト10の面から分離されて、記録材搬送路23を通って、定着装置18へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色現像剤像の混色及び記録材への定着がなされる。そして、記録材は、定着装置18を出て、記録材搬送路24を通って、フルカラー画像形成物として排出ローラ対19により排出口20から排出トレイ21上に排出される。
記録材分離後のベルト10の表面に残留した二次転写残現像剤(廃現像剤)は、ベルトクリーナー15にて除去される。
ここで、各画像形成部のドラム3の軸線方向、及び各種ローラの軸線方向は画像形成装置の前後方向に並行である。
図1において、2は装置本体100Aの右側面に配設した右側面ドア、25は装置本体100Aの上面に配設した操作パネル部であり、電源スイッチ、各種情報の入力キー、表示器等が配設されている。
ここで、各画像形成部PY・PM・PC・PKの現像器5に収容されている現像剤は、画像形成に使用されるにつれて消費される。そこで、各現像器5には、それぞれ、現像剤補給機構部(不図示)から適時・適量の現像剤が補給される。或いは、各画像形成部PY・PM・PC・PKにおいて、現像器5を装置本体100Aに対して着脱可能な現像カートリッジにして、適時に新旧交換する構成にされる。或いは、各画像形成部PY・PM・PC・PKにおいて、ドラム3と、これに作用するプロセス手段の少なくとも現像器5とを、装置本体100Aに対して着脱可能なプロセスカートリッジとして、適時に新旧交換する構成にされる。
《廃現像剤の搬送・回収系統》
各画像形成部におけるドラムクリーナー6内の廃現像剤、及びベルトクリーナー15内の廃現像剤は、ベルトユニット9の内部に配設した廃現像剤回収部としての廃現像剤収容ボックス(廃現像剤収容容器:以下、ボックスと記す)26に搬送されて回収される。
図3はこの廃現像剤の搬送・回収系統を示した模式図である。図3は、各画像形成部PY・PM・PC・PKについて、それぞれ、ドラム3とドラムクリーナー6だけを示している。各画像形成部のドラムクリーナー6の奥側端部は廃現像剤排出口部6aとしてある。また、装置本体100A内の奥側には、左右方向に長い、第1の廃現像剤搬送パイプ(以下、第1パイプと記す)27が配設されている。この第1パイプ27の上面側には、上記の各廃現像剤排出口部6aがそれぞれ対応する廃現像剤搬入口部が配設されている。そして、各排出口部6aが各搬入口部の上に対応位置して、排出口部6aの下向きの排出開口と搬入口部の上向きの搬入開口が合致している。これにより、各画像形成部のドラムクリーナー6と第1パイプ27が接続している。
また、ベルトクリーナー15の奥側端部は廃現像剤排出口部15aとしてある。この排出口部15aは装置本体内の奥側に配設した第2の廃現像剤搬送パイプ(以下、第2パイプと記す)28に接続している。また、この第2パイプ28の右側端部と、第1パイプ27の右側端部とが第3の廃現像剤搬送パイプ(以下、第3パイプと記す)29を介して接続している。また、第1パイプ27の途中部には、前側に突出させて、廃現像剤排出口部27aが配設されている。また、ベルトユニット9の内部に配設したボックス26の奥側端部には廃現像剤搬入口部26aが配設されている。そして、排出口部27aが搬入口部26aの上に位置していて、排出口部27aの下向きの排出開口と搬入口部26aの上向きの廃現像剤搬入開口26b(図5・図6)が合致している。これにより、第1パイプ27とボックス26が接続している。
各画像形成部におけるドラムクリーナー6内の廃現像剤は、クリーナー6内に配設された搬送スクリューの回転により排出口部6a側に搬送されて、第1パイプ27内に排出される。さらに、その廃現像剤が第1パイプ27内を排出口部27aの方向に搬送されて搬入口部26aに送り込まれ、ボックス26に回収される。
また、ベルトクリーナー15の内の廃現像剤は、クリーナー15内に配設された搬送スクリューの回転により排出口部15a側に搬送されて第2パイプ27内に排出される。さらに、その廃現像剤が第3パイプ29を介して第1パイプ27に搬送され、この第1パイプ27内を排出口部27aの方向に搬送されて搬入口部26aに送り込まれ、ボックス26に回収される。第1〜第3の各パイプ27〜29内における廃現像剤の搬送は、各パイプ内に配設された搬送スクリューの回転によりなされる。
《ボックス26とベルトユニット9の交換方式》
ベルトユニット9の内部に配設したボックス26は、一定量の廃現像剤を収容した状態になったら、空のボックスと交換される。画像形成装置100には、ボックス26内に回収された廃現像剤の量が所定の一定値に達したことを検知する満杯検知手段(不図示)を具備させてある。制御回路部200はこの満杯検知手段から満杯検知信号を受けると、操作パネル部25の表示器にその旨の表示を行う。これにより、使用者に、交換用のボックス26の準備を促す、或いはボックス26の新旧交換を促す。
また、ベルト10も、画像形成に使用されるにつれて、中間転写体としての性能が低下する。そして、使用者にとって満足できる品質の画像形成をすることができなくなる程度まで性能が低下した際に、該ベルト10を含むベルトユニット9の新旧交換が行なされる。
以下、上記のボックス26とベルトユニット9の交換方式を説明する。図4はベルトユニット9を手前側から見た斜視図、図5は奥側から見た斜視図である。図6は、ベルトユニット9内からボックス26を引き出した状態の斜視図である。
ベルトユニット9は、手前側枠体9a、奥側枠体9b、この両枠体9a・9b間に配設された駆動ローラ11・ターンローラ12・二次転写対向ローラ13・一次転写ローラ14、これらのローラ11〜14に対して懸回張設されたベルト10等を有している。また、手前側と奥側の枠体9a・9b間にボックス収納部9cを有している。この収納部9cは、ベルトユニット9を前後方向に貫通しているダクト状空間部として構成されていて、ボックス26を手前側枠体9a側の開口部からベルトユニット9内に挿入して、ボックス奥側を奥側枠体9b側の開口部から突出させることができる。また、手前側と奥側の枠体9a・9bの外面の左側と右側には、それぞれ、装置本体100A内におけるベルトユニット9の被支持部としてのボス部9dが配設されている。
ボックス26は、前後方向を長手とし、ベルトユニット9の上記の収納部9cに対して抜き差しされる容器体である。また、ボックス26を前後方向に貫通させて回転軸26cが配設されている。この回転軸26cの手前側端部は、ボックス26の手前側端部から外方に突出させてあり、その外方突出部に、把手26dが、回転軸26cの軸線方向に対して直角方向に且つ一体に取り付けられている。この把手26dは、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9の収納部9cに対してボックス26を出し入れする際に把持する、可動な把手である。また、回転軸26cの奥側端部は、ボックス26の奥側端部から外方に突出させてあり、その外方突出部に、第1の掛止部材26eと第2の掛止部材26fが、回転軸26cの軸線方向に対して直角方向に且つ一体に取り付けられている。把手26dにより回転軸26cを回動することができ、回転軸26cの回動と共に第1及び第2の掛止部材26e・26fが回動する。
上記の回転軸26cと第1と第2の掛止部材26e・26fが、次の第1の切り替え状態と、第2の切り替え状態と、第3の切り替え状態と、に切り替える切り替え手段である。また、把手26dが、上記の切り替え手段を、第1の切り替え状態と、第2の切り替え状態と、第3の切り替え状態と、に切り替え操作するための把手である。
上記の第1の切り替え状態は、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9からボックス26を分離して取り出し可能とする切り替え状態である。
上記の第2の切り替え状態は、ベルトユニット9からボックス26を分離不能にしてボックス26を含むベルトユニット9を装置本体100Aから取り出し可能とする切り替え状態である。
上記の第3の切り替え状態は、ベルトユニット9及びボックス26の装置本体100Aからの取り出しを規制する切り替え状態である。
上記のボックス26は、奥側端部を先にして、ベルトユニット9の収納部9cの手前側開口部に差し入れて、押し込み規制部(不図示)によりそれ以上の押し込みが阻止されるまで十分に押し込む。これにより、ボックス26がベルトユニット9内の収納部9cに収納される。ボックス26は、収納部9cに十分に押し込まれて収納された状態においては、奥側端部の廃現像剤搬入口部26aと第1及び第2の掛止部材26e・26fが、収納部9cの奥側開口部から外側(奥側枠体9bの外側)に突出している。
図7は、装置本体100Aの骨格をなす本体フレームの手前側フレーム51と奥側フレーム52の斜視図である。手前側フレーム51と奥側フレーム52は、それぞれ、ベルトユニット9のボス部9dを支持する支持部としての、左右方向を長手とする、互いに並行で水平なガイドレール部51a・52aを有している。ベルトユニット9は、装置本体100A内に装着されている状態において、手前側枠体9aの左右のボス部9dと奥側枠体9bの左右のボス部9dが、それぞれ、上記の手前側と奥側のガイドレール部51aと52aの上に乗って支持されている。また、ベルトユニット9は、手前側枠体9aと奥側枠体9bの左側のボス部9dが、それぞれ、手前側フレーム51と奥側フレーム52のストッパー部51c・52cに突き当って左右方向の位置決めがなされている。これにより、ベルトユニット9は、手前側と奥側のフレーム51・52との間の所定の装着位置に支持されている。また、そのベルトユニット9の収納部9cに対してボックス26が挿入されて納められている。
1)装置本体100Aに装着されているベルトユニット9からボックス26を単独に取り出す場合について説明する。
まず、図8に示すように、画像形成装置100の前面ドア1を開く。本実施例における画像形成装置100の前面ドア1は、ドア下辺側の左右方向のヒンジ軸1aを中心に開閉回動可能である。前面ドア1が開かれることで、画像形成装置100の前面開口部100aが開放されて、装置本体100Aの手前側フレーム51の外側に設けた加圧レバー53が露出する。また、手前側フレーム51に左右方向に形成された横長開口部51bから、ベルトユニット9の収納部9cに納められているボックス26の手前側端部が露出する。
このとき、ボックス26の手前側端部に配設されている把手26dは、図8、図9の(a)に示すように、下向きの回動角姿勢にされている。把手26dがこの下向きの回動角姿勢にされているときは、前記の切り替え手段26c・26e・26fが第3の切り替え状態にされている。この場合においては、図9の(b)に示すように、第1の掛止部材26eが下向きの回動角姿勢となっていて、奥側フレーム52側の被掛止部52dに係合している。また、第2の掛止部材26eが、図9の(c)に示すように、ボックス26の奥側端部とベルトユニット9の奥側枠体9bの外面とに跨って位置している回動角姿勢となっている。上記の回動角姿勢の第1と第2の掛止部材26e・26fにより、ベルトユニット9の装置本体100に対する装着状態がロックされているとともに、ベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26の装着状態がロックされている。即ち、ベルトユニット9及びボックス26は、装置本体100Aからの取り出しが規制されて、装置本体100Aからの取り出しが不可状態になっている。
前面ドア1を開いたら、加圧レバー53を、図8、図9の(a)に示す右横向きの回動角姿勢(以下、加圧位置と記す)から軸部53aを中心に、図9の(d)に示すように、右斜め下向きの回動角姿勢(以下、加圧解除位置と記す)に転換する。この加圧レバー53の加圧位置から加圧解除位置への転換により、ベルトユニット9内の各一次転写ローラ14のドラム3に対する加圧が解除される。この加圧解除により、図10に示すように、各画像形成部のドラム3からベルト10が下降して非接触に離間した状態になる。また、二次転写ローラ7の二次転写対向ローラ13に対する加圧も解除されて、図10に示すように、二次転写ローラ7がベルト10が下降して非接触に離間した状態になる。また、逆に、加圧レバー53を、加圧解除位置から加圧位置へ転換することにより、ベルトユニット9内の各一次転写ローラ14がドラム3に対して加圧状態に復帰し、また二次転写ローラ7が二次転写対向ローラ13に対して加圧状態に復帰する。なお、この加圧レバー53と、一次転写ローラ14及び二次転写ローラ7との連動機構は図には省略した。
加圧レバー53を加圧位置から加圧解除位置に転換したら、把手26dを下向きの回動角姿勢から、図11の(a)に示すように、回転軸26cを中心に左横向きの回動角姿勢に転換する。この把手26dの転換により、前記の切り替え手段26c・26e・26fが第3の切り替え状態から第1の切り替え状態に切り替えられる。これにより、第1の掛止部材26eが、図11の(b)に示すように、左横向きとなって奥側フレーム52側の被掛止部52d(図9の(b))から外れて、回転軸26cと廃現像剤搬入口部26aとの間に位置した状態になる。また、第2の掛止部材26fが右斜め下向きとなって、ベルトユニット9の奥側枠体9bの外面から退避してボックス26の奥側端部の投影面内に位置した状態になる。これにより、ベルトユニット9の装置本体100に対する装着ロック状態が解除されるとともに、ベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26の装着ロック状態が解除される。即ち、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9からボックス26を分離して取り出し可能な状態となる。
上記のように、把手26dを、下向きの回動角姿勢から左横向きの回動角姿勢に転換したら、その把手26dを握って、ボックス26を手前側に引く。これにより、ボックス26をベルトユニット9の収納部9cから引き出す。即ち、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9からボックス26を単独に取り出すことができる。
装置本体100Aに装着されているベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26を装着は、上記取り出しの場合の逆手順となる。即ち、ボックス26の把手26dを第2切り替え位置にしておく。そのボックス26を、奥側端部を先にして、ベルトユニット9の収納部9cの手前側開口部に差し入れる。そして、ボックス26を、押し込み規制部(不図示)によりそれ以上の押し込みが阻止されるまで十分に押し込む。これにより、ボックス26が、ベルトユニット9内の収納部9cに収納される。ボックス26の奥側端部の廃現像剤搬入口部26aは、収納部9cの奥側開口部から外側(奥側枠体9bの外側)に突出して、前記第1パイプ27の廃現像剤排出口部27aに対応位置して、ボックス26が第1パイプ27に接続する。
ボックス26を収納部9cに十分に押し込んだら、把手26dを、左横向きの回動角姿勢から下向きの回動角姿勢に転換する。これにより、前記の切り替え手段26c・26e・26fが第1の切り替え状態から第3の切り替え状態に切り替えられて、ベルトユニット9の装置本体100に対する装着状態がロックされる(図9の(b))。また、ベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26の装着状態がロックされる(図9の(c))。
ベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26の抜き差しにおいて、ベルトユニット9が振動しても、各画像形成部のドラム3からベルト10が離間しているので、ドラム3やベルト10に擦過傷を生じさせない。また、二次転写ローラ7がベルト10から離間しているので、二次転写ローラ7とベルト10に擦過傷を生じさせない。
次いで、加圧レバー53を、加圧解除位置から加圧位置に転換して一次転写ローラ4と二次転写ローラ7を加圧状態に戻し、前面ドア1を閉じ込む。
このように、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9からボックス26を単独に取り出すことができるので、ベルト10の寿命をボックス26の交換期間よりも長く設定することが可能であり、メンテナンスコストを安くすることができる。
2)次に、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9及びボックス26を一体として取り出す場合について説明する。
この場合は、前面ドア1を開け、加圧レバー53を加圧位置から加圧解除位置に転換した後、ボックス26の把手26dを、下向きの回動角姿勢から、図12の(a)に示すように、左斜め下向きの回動角姿勢に転換する。この把手26dの転換により、前記の切り替え手段26c・26e・26fが第3の切り替え状態から第2の切り替え状態に切り替えられる。これにより、第1の掛止部材26eが、図12の(b)に示すように、左斜め下向きとなって奥側フレーム52の被掛止部52dから外れて、(c)に示すように、回転軸26cと廃現像剤搬入口部26aとの間に位置した状態になる。また、第2の掛止部材26fは、(c)に示すように、右向き回動角姿勢となってボックス26の奥側端部とベルトユニット9の奥側枠体9bの外面とに跨って位置している。これにより、ベルトユニット9の装置本体100Aに対する装着ロック状態は解除されるが、ベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26の装着ロック状態は保持された状態になる。即ち、ベルトユニット9からボックス26を分離不能にしてボックス26を含むベルトユニット9を装置本体100Aから取り出し可能な状態となる。
次に、図13に示すように、装置100Aの右側面ドア2を開く。本実施例における画像形成装置100の右側面ドア2は、ドア下辺側の前後方向のヒンジ軸2aを中心に開閉回動可能である。右側面ドア2が開かれることで、画像形成装置100の右側面開口部100bが開放されて、装置本体100Aの手前側フレーム51と奥側フレーム52との間に装着されているベルトユニット9の右側面部が露出する。また、右側面ドア2の開き回動に連動して、ベルトユニット9の被駆動部(不図示)に対する装置本体100A側の駆動部(不図示)の結合状態が解除されると共に、ベルトユニット9の装置本体100Aに対する位置決め手段の位置決め固定状態が解除される。また、逆に、右側面ドア2の閉じ回動に連動して、ベルトユニット9の被駆動部に対して装置本体100A側の駆動部が結合状態になると共に、ベルトユニット9の装置本体100Aに対する位置決め手段が位置決め固定状態になる。なお、この右側面ドア2と、上記の駆動部及び位置決め手段との連動機構は図には省略した。
そして、装置本体100Aの手前側と奥側のガイドレール部51aと52aにボス部9dが乗って支持されているベルトユニット9を、その右側面部側の適所を掴んで、右方に引く。これにより、ベルトユニット9が、ガイドレール部51a・52aに沿って装置本体100Aの右側面開口部100bから外部に引き出される。即ち、装置本体100Aに装着されているベルトユニット9及びボックス26を一体にして取り出すことができる。なお、ベルトクリーナー15は装置本体100A側に残される。
ボックス26が装着されているベルトユニット9の装置本体100Aに対する装着は、上記取り出しの場合の逆手順となる。即ち、ベルトユニット9を、左側端部を先にして、装置本体100Aの右側面開口部100bから装置本体内に差し入れる。ベルトユニット9の手前側枠体9aと奥側枠体9bの各左側ボス部9dを、手前側と奥側のガイドレール部51aと52aに乗せて、ベルトユニット9を装置本体100Aの手前側フレーム51と奥側フレーム52との間に挿入していく。更に、ベルトユニット9の手前側枠体9aと奥側枠体9bの各右側ボス部9dを、手前側と奥側のガイドレール部51aと52aに乗せて、ベルトユニット9を挿入していく。そして、ベルトユニット9の手前側枠体9aと奥側枠体9bの左側のボス部9dが、それぞれ、手前側フレーム51と奥側フレーム52のストッパー部51c・52c(図7)に突き当るまで十分に挿入する。
ベルトユニット9の装置本体100Aに対する引出し過程と挿入過程においては、一次転写ローラ14と二次転写ローラ7は加圧解除状態に保持されているから、ベルト10が各画像形成部のドラム3や二次転写ローラ7と擦れ合うことが防止される。
ベルトユニット9を十分に押し込むことで、ボックス26の奥側端部の廃現像剤搬入口部26aが前記第1パイプ27の廃現像剤排出口部27aに対応位置して、ボックス26が第1パイプ27に接続する。また、ベルト10がベルトクリーナー15に対して所定に対向する。
次いで、右側面ドア2を閉じ込む。この右側面ドア2が閉じられることで、ベルトユニット9の被駆動部に対して装置本体100A側の駆動部が結合状態になると共に、ベルトユニット9の装置本体100Aに対する位置決め手段が位置決め固定状態になる。
次いで、把手26dを、左斜め下向きの回動角姿勢から、下向きの回動角姿勢に転換する。この把手26dの転換により、前記の切り替え手段26c・26e・26fが第2の切り替え状態から第3の切り替え状態に切り替えられる。これにより、ベルトユニット9の装置本体100に対する装着状態がロックされるとともに、ベルトユニット9の収納部9cに対するボックス26の装着状態がロックされる(図9の(b)・(c))。
次いで、加圧レバー53を、加圧解除位置から加圧位置に転換して一次転写ローラ4と二次転写ローラ7を加圧状態に戻し、前面ドア1を閉じ込む。
装置本体100Aのベルトユニット9及びボックス26の奥側のメンテナンスが必要になった場合には、上記のように、ベルトユニット9及びボックス26を一体として装置本体100Aから取り外してメンテナンスを行う。これにより、サービス時の作業を減らすことができる。
なお、前記1)の手順により、ボックス26を単独で取り外した後、上記2)のように右側面ドア2を開いて、ボックス26が外されているベルトユニット9を装置本体100Aから取り外すこともできる。
ここで、ボックス26の廃現像剤搬入口部26aの廃現像剤搬入開口26bをベルトユニット9の端面より外側に配設している。各画像形成部のドラムクリーナー6及びベルトクリーナー15の廃現像剤をボックス26へ搬送する廃現像剤搬送パイプ27が廃現像剤搬入開口26bと接続されている。
本実施例においては、加圧レバー35を加圧位置から加圧解除位置に転換した状態にしない限り、把手26dの回動操作して、切り替え手段26c・26e・26fを第3の切り替え状態から第1若しくは第2の切り替え状態にできないようにしてある。切り替え手段26c・26e・26fが第3の切り替え状態に切り替えられているときに、加圧レバー35を加圧位置から加圧解除位置に転換して、各画像形成部のドラム3からベルト10を、またベルト10から二次転写ローラ7を離間させることができる。また、逆に、加圧レバー35を加圧解除位置から加圧位置に転換して、各画像形成部のドラム3に対してベルト10を、またベルト10に対して二次転写ローラ7を当接可能させることができる。
即ち、図8・図9のように、前面ドア1を開いて、下向きの回転角姿勢にある把手26dを左横向き又は左斜め下向きの回動角姿勢に動かそうとしても、その把手26dの回動軌跡内に、加圧位置にある状態の加圧レバー35の把手部が位置するようにしてある。これにより、把手26dを、下向きの回転角姿勢から、左横向き又は左斜め下向きの回動角姿勢に動かそうとしても、加圧レバー35の把手部が干渉するので、動かすことは不可能である。
把手26dを、下向きの回転角姿勢から、左横向き又は左斜め下向きの回動角姿勢に動かすためには、まず、加圧レバー07を加圧位置から加圧解除位置に回転させて、加圧レバー35の把手部を把手26dの回動軌跡外に位置させる必要がある。
よって、ベルトユニット9の一次転写ローラ14及び二次転写ローラ7の加圧解除時のみ、把手26dを、下向きの回転角姿勢から、左横向き又は左斜め下向きの回動角姿勢に動かすことが可能となる。また、加圧レバー35を加圧位置にある状態においては、その加圧レバー35の把手部が、図8や図9の(a)のように、ボックス26の手前側端面にかかっている。即ちボックス26の装置本体からの取り出し方向にかかっているので、ボックス26を取り出すことは出来ない。
また、本実施例においては、把手26dが下向きの回転角姿勢であるときには、把手26dとボックス26の手前側端面は近接している構成にしている。また、把手26dが左横向き又は左斜め下向きの回動角姿勢であるときには、図14・図6に示すように、把手26dとボックス26の手前側端面の間に把手26dを把持可能となる空間26gが形成されるように構成にしている。即ち、把手26dは、切り替え手段26c・26e・26fが第1の切り替え状態若しくは第2の切り替え状態に切り替えられている場合に把持可能となる。
上記の構成により、各画像形成部のドラム3とベルトユニット9のベルト10が当接している状態でボックス26を装置本体内から無理に引き出すことを防ぎ、ドラム3及びベルト10の傷の発生を防ぐことができる。
また、ボックス26の装着ロック状態の解除動作と連動して、ボックス26の廃現像剤搬入開口26bを閉じるシャッター部材を設ける構成であってもいい。
以上、実施例の画像形成装置は、各画像形成部のドラム3とベルト10の両方から除去された廃現像剤をボックス26に収容しているが、各画像形成部のドラム3とベルト10の一方から除去された廃現像剤をボックス26に収容する構成にすることもできる。
画像形成部(画像形成手段)は1つだけにした画像形成装置であってもよいし、画像形成部が、ベルト10の移動方向に沿って複数配設されている画像形成装置であってもよい。
実施例に示した画像形成装置は電子写真プロセスの画像形成装置であるが、本発明の画像形成装置は、電子写真方式に限られず、他の画像形成方式の画像形成装置であってもよい。例えば、像担持体として静電記録誘電体を用い、静電記録プロセスにより画像形成する静電記録方式の画像形成装置であってもよい。また、像担持体として磁気記録磁性体を用い、磁気記録プロセスにより画像形成する磁気記録方式の画像形成装置であってもよい。
実施例の画像形成装置の外観斜視図 その画像形成装置の縦断正面模式図 廃現像剤の搬送・回収系統を示した模式図 ベルトユニットを手前側から見た外観斜視図 ベルトユニットを奥側から見た外観斜視図 ベルトユニットと廃現像剤回収ボックスの分解斜視図 画像形成装置本体の手前側フレームと奥側フレームの斜視図 前面ドアが開かれた状態の画像形成装置の斜視図 第1の切り替え状態にある切り替え手段の説明図 一次転写ローラ及び二次転写ローラが加圧解除されている状態の画像形成装置の縦断正面模式図 第2の切り替え状態にある切り替え手段の説明図 第3の切り替え状態にある切り替え手段の説明図 前面ドアと右側面ドアが開かれた状態の画像形成装置の斜視図 切り替え手段の把手が左横向きに回動された状態を示した図
符号の説明
100・・画像形成装置、100A・・装置本体、PY・PM・PC・PK・・画像形成部(画像形成手段)、3・・電子写真感光体ドラム(像担持体)、9・・ベルトユニット、10・・中間転写ベルト(中間転写体)、26・・廃現像剤回収容器(ボックス)、9c・・26・・ボックス収納部、26c・26e・26f・・切り替え手段、26d・・把手、26h・・シャッター、35・・加圧レバー

Claims (4)

  1. 像担持体に対して現像剤により画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された画像の転写を受ける中間転写体と、前記像担持体と前記中間転写体の少なくとも一方から除去された廃現像剤を収容する廃現像剤回収容器と、を有する画像形成装置において、
    前記中間転写体は、画像形成装置の装置本体に対して装着及び取り出し可能に配設されており、
    前記廃現像剤回収容器は、前記中間転写体の内部の収納部に対して装着及び取り出し可能に配設されており、
    前記装置本体に装着されている前記中間転写体から前記廃現像剤回収容器を分離して取り出し可能とする第1の切り替え状態と、前記中間転写体から前記廃現像剤回収容器を分離不能にして前記廃現像剤回収容器を含む前記中間転写体を前記装置本体から取り出し可能とする第2の切り替え状態と、に切り替える切り替え手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切り替え手段は、前記中間転写体及び前記廃現像剤回収容器の前記装置本体からの取り出しを規制する第3の切り替え状態を有し、前記第3の切り替え状態に切り替えられている時に前記中間転写体が前記像担持体に対して当接可能となることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記切り替え手段を、前記第1の切り替え状態と、前記第2の切り替え状態と、前記第3の切り替え状態と、に切り替え操作するための把手を有し、前記把手は、前記切り替え手段が前記第1の切り替え状態若しくは前記第2の切り替え状態に切り替えられている場合に把持可能となることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成手段が、前記中間転写体の移動方向に沿って複数配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156952A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社沖データ 画像形成装置

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