JP2009144608A - 蒸気エゼクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 駆動蒸気圧力の変動や、吸引流体量の変動、あるいは、吐出圧力が変動しても、高いエゼクタ効率を維持すること。
【解決手段】 蒸気管8に減圧弁1を介してエゼクタ22の駆動蒸気口10と接続する。エゼクタ22のノズル部2に、ノズル部ニードル弁7を取り付ける。また、エゼクタ22のディフューザ4内に、ディフューザ部ニードル弁9を取り付ける。出口側管23の途中に管路5の一端を接続して、他端を減圧弁1の二次側圧力検出口3と接続する。エゼクタ22の吸込室6は再蒸発タンク13と接続する。
ノズル部ニードル弁7とディフューザ部ニードル弁9を適宜回転操作することにより、ノズル部2とディフューザ4での流路面積を調節することができ、エゼクタ22本来の機能を果たすことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 蒸気管8に減圧弁1を介してエゼクタ22の駆動蒸気口10と接続する。エゼクタ22のノズル部2に、ノズル部ニードル弁7を取り付ける。また、エゼクタ22のディフューザ4内に、ディフューザ部ニードル弁9を取り付ける。出口側管23の途中に管路5の一端を接続して、他端を減圧弁1の二次側圧力検出口3と接続する。エゼクタ22の吸込室6は再蒸発タンク13と接続する。
ノズル部ニードル弁7とディフューザ部ニードル弁9を適宜回転操作することにより、ノズル部2とディフューザ4での流路面積を調節することができ、エゼクタ22本来の機能を果たすことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、駆動蒸気をノズルから高速で噴出させて、その流体の速度エネルギにより吸込室に吸引力を発生する蒸気エゼクタに関する。
蒸気エゼクタは、ノズルを内蔵した吸引室の入口側に圧力調節弁を接続し、ディフューザの出口側に圧力センサを取り付けて、この圧力センサの検出値に応じて圧力調節弁の弁開度を駆動制御することによって、吸引室で発生する吸引力を制御することができるものである。
この蒸気エゼクタにおいては、ノズルとディフューザの流路面積がある一定の固定値であり適宜に調節することができないために、駆動蒸気圧力が変動したり、吸引する流体量が変動したり、あるいは、ディフューザからの吐出圧力が変動すると、エゼクタ効率が極端に低下してしまい、本来のエゼクタとしての機能を果たせなくなってしまう問題があった。
特開2003−269400号公報
解決しようとする課題は、ノズルとディフューザの流路面積を任意に調節することができるようにして、駆動蒸気圧力の変動や、吸引流体量の変動、あるいは、吐出圧力が変動しても、高いエゼクタ効率を維持することのできる蒸気エゼクタを提供することである。
本発明は、流体を絞る細孔からなるノズル部と、当該ノズル部の周囲に形成した吸込室と、当該吸込室及び上記ノズル部と連通したディフューザとからなるものにおいて、ノズル部の内部流路を調節するノズル流路調節部材と、ディフューザの内部流路を調節するディフューザ流路調節部材を取り付けると共に、吸込室に通路を介して再蒸発タンクと接続したものである。
本発明の蒸気エゼクタは、ノズル部の内部流路を調節するノズル流路調節部材と、ディフューザの内部流路を調節するディフューザ流路調節部材を取り付けたことにより、駆動蒸気圧力が変動したり、吸引流体量の変動、あるいは、吐出圧力が変動しても、それぞれノズル部とディフューザの流路を調節することにより、エゼクタ効率を高く維持できるそれぞれの流体通過量を確保することができ、エゼクタ本来の機能を果たすことのできる蒸気エゼクタとすることができる。
本発明は、ノズル部とディフューザにそれぞれ流路調節部材を取り付けるものであり、この流路調節部材としては、ノズル部とディフューザの流路を連続的に且つ精度良く調節することのできる、針状弁すなわちニードル弁を用いることが好ましい。
図1において、減圧弁1と、エゼクタ22と、エゼクタ22のディフューザ4の出口側部と減圧弁1の二次側圧力検出口3とを接続する管路5とで蒸気エゼクタを構成する。
減圧弁1は、自力式圧力調整弁としての減圧弁であり、二次側圧力検出口3に管路5からディフューザ4の出口側の圧力が印加され、図示しないダイヤフラム等の感圧部材の一面にその圧力が印加されることにより、ディフューザ4の出口側圧力を所定値に維持することができるものである。
減圧弁1の入口側には高圧蒸気源と連通している蒸気管8を接続すると共に、減圧弁1の出口側は、エゼクタ22の駆動蒸気口10と接続する。エゼクタ22は、ノズル部2と吸込室6とディフューザ4とで構成する。ノズル部2には、ノズル流路調節部材としてのノズル部ニードル弁7を、左右方向に進退自在にねじ結合により取り付ける。また、ディフューザ4内にも、ディフューザ流路調節部材としてのディフューザ部ニードル弁9を、左右方向に進退自在にねじ結合により取り付ける。
ノズル部ニードル弁7の左端には、ニードル弁7を回転操作するためのハンドル20を取り付ける。また、ディフューザ部ニードル弁9の右端にもハンドル21を取り付ける。ハンドル20を回転操作してノズル部ニードル弁7を右方向へ移動させることにより、ノズル部2の流路面積を徐々に小さくすることができ、また、ハンドル21を回転操作してディフューザ部ニードル弁9を左方向へ移動させることにより、ディフューザ4内の流路面積を徐々に小さくすることができるものである。上記とは反対方向にニードル弁7,9を移動させることにより、それぞれの流路を大きくすることができる。
本実施例においては、減圧弁1の管路5の一端をディフューザ4から離れた出口側部23に接続した例を示したが、管路5の一端はディフューザ4から離れることなくディフューザ4内の出口側に接続することもできる。管路5の一端部は、出口側管23から図示しない蒸気使用装置等へ供給されるプロセス蒸気圧力を検出できる位置に接続することが好ましい。なお、エゼクタ22の吸込室6の下端には、吸込室6で吸引する流体の流入する吸込通路12を設ける。
吸込通路12の下部には再蒸発タンク13を接続する。再蒸発タンク13は縦長円筒状で、左側面上部に高温復水流入管14を接続すると共に、右側面下部に復水排出管15を接続する。復水排出管15には蒸気トラップ16を介在する。
再蒸発タンク13の内部で、高温復水流入管14から流入してきた高温復水が再蒸発して再び蒸気となり、吸込通路12からエゼクタの吸込室6へ吸引される。再蒸発してある程度温度の低下した復水は、蒸気トラップ16を通って復水排出管15から系外へ排出される。
蒸気管8から供給される高圧蒸気は、減圧弁1で所定圧力まで減圧されてエゼクタ22のノズル部2へ供給され、このノズル部2で駆動蒸気は絞られて高速流となることによって、吸引力を発生して吸込通路12から再蒸発蒸気を吸引する。吸引された再蒸発蒸気は駆動蒸気と混合されてディフューザ4を通って出口側管23から蒸気使用装置等へ供給される。
出口側管23を通過する蒸気圧力は、管路5を通って減圧弁1の二次側圧力検出口3へ伝達されることによって、減圧弁1のコイルバネ等で設定された設定圧力と等しい圧力値に維持される。
エゼクタ22の駆動蒸気口10からの蒸気量が変動したり、吸込室6への再蒸発蒸気の量が変動したり、あるいは、出口側管23への吐出蒸気量が変動する場合は、ノズル部ニードル弁7とディフューザ部ニードル弁9を適宜回転操作して、ノズル部2とディフューザ4での流路面積を調節することにより、エゼクタ効率を高く維持できるそれぞれの流体通過量を確保することができ、エゼクタ22本来の機能を果たすことができる。
1 減圧弁
2 ノズル部
3 二次側圧力検出口
4 ディフューザ
5 管路
6 吸込室
7 ノズル部ニードル弁
8 蒸気管
9 ディフューザ部ニードル弁
10 駆動蒸気口
12 吸込通路
13 再蒸発タンク
14 高温復水流入管
15 復水排出管
16 蒸気トラップ
20,21 ハンドル
22 エゼクタ
23 出口側管
2 ノズル部
3 二次側圧力検出口
4 ディフューザ
5 管路
6 吸込室
7 ノズル部ニードル弁
8 蒸気管
9 ディフューザ部ニードル弁
10 駆動蒸気口
12 吸込通路
13 再蒸発タンク
14 高温復水流入管
15 復水排出管
16 蒸気トラップ
20,21 ハンドル
22 エゼクタ
23 出口側管
Claims (1)
- 流体を絞る細孔からなるノズル部と、当該ノズル部の周囲に形成した吸込室と、当該吸込室及び上記ノズル部と連通したディフューザとからなるものにおいて、ノズル部の内部流路を調節するノズル流路調節部材と、ディフューザの内部流路を調節するディフューザ流路調節部材を取り付けると共に、吸込室に通路を介して再蒸発タンクと接続したことを特徴とする蒸気エゼクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007323251A JP2009144608A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 蒸気エゼクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007323251A JP2009144608A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 蒸気エゼクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009144608A true JP2009144608A (ja) | 2009-07-02 |
Family
ID=40915489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007323251A Pending JP2009144608A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 蒸気エゼクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009144608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2661594A1 (en) * | 2011-01-04 | 2013-11-13 | Carrier Corporation | Ejector |
KR101372680B1 (ko) | 2012-11-16 | 2014-03-11 | 김기열 | 자기제어식 증기 이젝터 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61200400A (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-04 | Hitachi Ltd | エゼクタ |
JPH01196000A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-07 | Toshiba Corp | 原子炉の非常時炉心冷却系 |
JPH09196305A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-29 | Tlv Co Ltd | 復水回収装置 |
-
2007
- 2007-12-14 JP JP2007323251A patent/JP2009144608A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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US9696069B2 (en) | 2011-01-04 | 2017-07-04 | Carrier Corporation | Ejector |
KR101372680B1 (ko) | 2012-11-16 | 2014-03-11 | 김기열 | 자기제어식 증기 이젝터 |
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