JP2009144597A - 復水器水室レベルスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】海水に侵され難く、分解掃除における内壁損傷の懸念などが大幅に軽減でき、長寿命化及び作業効率の向上に寄与する復水器水室レベルスイッチを提供すること。
【解決手段】復水器水室レベルスイッチ1のフロート収容部2は、フロート5の下方及び上方それぞれに給排水用の第1開口部11及び第2開口部12を有するステンレス鋼管13を主要本体とする。第1開口部11には、第1の接続用配管としてステンレス鋼管14が接続されている。また、第2開口部12には、第2の接続用配管としてステンレス鋼管15が接続されている。ステンレス鋼管13においてガイド部3と着脱可能に接続するための締結部材として、フランジ16及びフランジ16から突出した植え込みボルト17を備える。この植え込みボルト17がガイド部3のフランジに開口された締結穴に貫通し、図示しないナットで固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、火力発電設備、又は原子力発電設備に備えられる復水器において、水室内に流入させた海水量が正常の水位に達しているか否かを検知するための復水器水室レベルスイッチに関する。
一般に、火力発電設備、及び原子力発電設備(以下、発電プラントと呼ぶ)においては、ボイラ、及び原子炉でボイラ水、及び冷却材を加熱して蒸気を発生させ、発生した蒸気によって蒸気タービンを駆動している。蒸気タービンを通過した蒸気は復水器によって冷却・液化される。復水器においては、冷却水としての多量の海水が、取水路を通って循環ポンプによって熱交換部に送られ、蒸気と熱交換した後、放水路を通って海に放出される。
復水器の水室には所定量の海水が流入する。復水器の水室外部には、水室内の海水量が正常な水位に達しているか否かを検知するための復水器水室レベルスイッチが配設されている。この復水器水室レベルスイッチは、水室内に流入する海水の一部を導き入れる配管及びフロートを配するフロート収容部、フロート収容部上方に設けられたスイッチ制御部、さらに、一端がフロートに固定され他端がスイッチ制御部へと伸長する棒軸を備える。
このような復水器水室レベルスイッチは、復水器の水室内で所定量に達しようとする海水の一部をフロート収容部に導き入れる。従って、フロート収容部内のフロートは、復水器の水室内で所定量に達しようとする海水(水位)に応じて上方に動く。これにより、フロートにより押し上げられる棒軸の他端がスイッチ制御部の所定部に到達するか否かで検出信号の有無が判定される。すなわち、復水器水室レベルスイッチが正常に動作するには、復水器の水室内で所定量に達しようとする海水の水位と同じようにフロート収容部の海水の水位が上昇し、かつこの水位に応じたフロートのスムーズな動作が重要である。
従来、復水器水室レベルスイッチのフロート収容部は鋳造物で構成され、その内壁部は海水に侵されないように樹脂でライニング加工されている。また、復水器水室近傍で海水を電気分解して次亜塩素酸を発生させ、海水と直接接触する各種部材への海生生物の付着や繁殖を防ぐ対策も知られているところである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−219468号公報
上記のような対策をしても、発電プラントの稼働時間を経るにつれ、海水に含まれる海生生物やその他の不純物によって、復水器水室レベルスイッチのフロート収容部内は徐々に汚される。従って、フロート収容部内壁に堆積物が付着することは避けられないのが現状である。
フロート収容部内の堆積物の付着が増大すると、フロートの動作不良を引き起こす懸念がある。このため、フロート収容部の分解点検時に内壁部を掃除する必要がある。このフロート収容部内の掃除の際、内壁のライニングを損傷してしまうことが少なくない。このため、ライニング損傷箇所から海水が浸入し、フロート収容部の鋳造物本体が容易に腐食する問題があった。フロート収容部は、内壁の腐食が進行すると、錆びで膨れて内径を狭めてしまう(図5参照)。これにより、フロート収容部は、フロートの動きを妨げるようになるため、フロート動作不良を引き起こす前に交換しなければならない。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、特に海水を冷却媒体とする復水器の水室レベルスイッチのフロート収容部に関し、海水に侵され難く、分解掃除における内壁損傷の懸念などが大幅に軽減でき、長寿命化及び作業効率の向上に寄与する復水器水室レベルスイッチを提供することを目的とする。
本発明者は、従来、鋳造物であったフロート収容部の本体自体を、内壁(ライニング等)の損傷が致命傷にならないステンレス鋼で、かつ好適に製作できることを見出し、以下のような構成を提供する。
(1) 液面に応じて上下動するフロートと、前記フロートに一端が固定され、前記フロートの上下動を伝達するための棒軸部材と、前記棒軸部材の上下動をガイドするガイド部と、前記棒軸部材の他端の上下動に応じてオン・オフするスイッチ制御部と、前記フロートを収容し、かつ前記フロートの下方及び上方それぞれに給排水用の第1開口部及び第2開口部を有する第1のステンレス鋼管を用いたフロート収容部と、前記第1開口部に接続された第2のステンレス鋼管を用いた第1の接続用配管と、前記第2開口部に接続された第3のステンレス鋼管を用いた第2の接続用配管と、前記フロート収容部と前記ガイド部とを着脱可能に接続するための締結部材と、を具備したことを特徴とする復水器水室レベルスイッチ。
(2) 前記締結部材は、前記第1のステンレス鋼管の一方端に設けられた第1フランジと、前記第1フランジから突出した複数の植え込みボルトを含み、前記第1の接続用配管は、継ぎ手側に第2フランジを備え、前記第2の接続用配管は、継ぎ手側に第3フランジを備えることを特徴とする(1)に記載の復水器水室レベルスイッチ。
(3) 前記第1フランジ及び前記植え込みボルトは、前記第1のステンレス鋼管と同じ種類のステンレス鋼により構成され、前記第2フランジは、前記第2のステンレス鋼管と同じ種類のステンレス鋼により構成され、前記第3フランジは、前記第3のステンレス鋼管と同じ種類のステンレス鋼により構成されていることを特徴とする(2)に記載の復水器水室レベルスイッチ。
(4) 前記第1、第2、第3のステンレス鋼管は、共に同じ種類のステンレス鋼で構成されていることを特徴とする(1)から(3)いずれかに記載の復水器水室レベルスイッチ。
(5) 前記第1、第2、第3のステンレス鋼管の内面は耐塩塗装してあることを特徴とする(1)から(3)いずれかに記載の復水器水室レベルスイッチ。
本発明によれば、発電プラントに備えられる、復水器の水室レベルスイッチに関し、フロート収容部本体をステンレス鋼管で構成するので、海水に侵され難い本体構成を実現し得る。これにより、分解掃除における内壁損傷の懸念などの心配が大幅に軽減でき、長寿命化及び作業効率の向上に寄与する。しかも、このようなステンレス鋼管はJIS(日本工業規格)で定められている適当な種類、寸法のものが入手できるので、所望のタイプに加工、製作し易く、製作されたフロート収容部本体は既存の設備に問題なく取り付けられる。
図1は、本発明に係る復水器水室レベルスイッチの概観図である。復水器水室レベルスイッチ1は、復水器100の水室外壁の所定部に配設されている。復水器100は、冷却水としての海水を循環させて蒸気タービンからの蒸気との間で熱交換を行う。周知のように復水器100は、熱交換を行う図示しない管巣(細管の集合体)に循環させるための海水を、管巣端部の水室に所定量流入させる。復水器水室レベルスイッチ1は、復水器100の水室内で所定量に達しようとする海水の一部が供給されることにより、水室内の海水が所定の量(水位)に達しているか否かを検知する。
復水器水室レベルスイッチ1は、フロート収容部2と、ガイド部3と、スイッチ制御部4とを含む。基本的にフロート収容部2に関してのみ内部が海水に晒される。フロート収容部2に収容される破線で示すフロート5は、流入する海水等の液面に応じて上下動する。フロート5は多少楕円形状となっていて、鋳造物で構成されているものもあれば樹脂部材で構成されているものもある。フロート5は、耐食性に優れるステンレス鋼で構成されるようにしてもよい。フロート5には棒軸部材6の一端が固定されている。棒軸部材6は、他端に、例えば鉄心7を有し、ガイド部3を介してスイッチ制御部4にフロート5の上下動を伝達する。スイッチ制御部4は、例えば、鉄心筒8を有し、鉄心筒8の周囲に配置された磁石(図示せず)の反応で動作するスイッチ9のオン・オフが制御されるようになっている。例えば、フロート5の上昇に応じて棒軸部材6の他端が上昇し、鉄心7が鉄心筒8の所定位置に近付くと、鉄心筒8の周囲に配置された図示しない磁石が反応し、スイッチ9はオフからオンへ変化するようになっている。また、例えば、フロート5の下降に応じて棒軸部材6の他端が下降し、鉄心7が鉄心筒8の所定位置から遠ざかると、鉄心筒8の周囲に配置された図示しない磁石が反応し、スイッチ9はオンからオフへ変化するようになっている。これにより、スイッチ制御部4は、スイッチ9のオン・オフに応じた検出信号を保持する。
本発明に係る復水器水室レベルスイッチ1のフロート収容部2は、フロート5の下方及び上方それぞれに給排水用の第1開口部11及び第2開口部12を有するステンレス鋼管13を主要本体とする。第1開口部11には、第1の接続用配管としてステンレス鋼管14が接続されている。また、第2開口部12には、第2の接続用配管としてステンレス鋼管15が接続されている。
フロート収容部2は、ステンレス鋼管13において上記ガイド部3と着脱可能に接続するための締結部材として、フランジ16及びフランジ16から突出した植え込みボルト17を備える。この植え込みボルト17がガイド部3のフランジに開口された締結穴に貫通し、図示しないナットで固定されている。
また、第1の接続用配管として、ステンレス鋼管14は、継ぎ手側にフランジ18を備え、第2の接続用配管として、ステンレス鋼管15は、継ぎ手側にフランジ19を備えている。これにより、復水器100の水室の海水を導き入れる既存の設備、例えば、水室と接続されるパイプP1から、海水量(水位)に応じた一部の海水を導くように接続されるパイプP2〜P8、各フランジF及び蓋盤Dで構成される配管設備と適所で接続されている。ここでは、ステンレス鋼管14は、パイプP7と、互いのフランジ(18とF)の締結穴を適合させボルト及びナットで締結することにより接続されている。さらに、ステンレス鋼管15は、パイプP8と、互いのフランジ(19とF)の締結穴を適合させボルト及びナットで締結することにより接続されている。各フランジどうしの接続間には図示しない樹脂部材を介在させて密着性を向上させている。
上記したように、第1の接続用配管としてのステンレス鋼管14及びフランジ18、第2の接続用配管としてのステンレス鋼管15及びフランジ19は、例えば、既存の設備のパイプP7やフランジF、パイプP8やフランジFに適合するための寸法や形状であることが好ましい。その点、復水器水室レベルスイッチ1のフロート収容部2の主要本体、各接続用配管は、主にステンレス鋼管とフランジによって作製されているので、既存の設備に組み込み易い。
図2は、本発明に係る復水器水室レベルスイッチ1のフロート収容部2に関する構成を示す側面図である。図3は、図1の構成の上面図である。図1と同様の箇所には同一の符号を付している。フロート収容部2の主要本体であるステンレス鋼管13は、好ましくは、JIS規格で定められている呼び径100AのSUS316で構成される。厚さ及びそれに伴う内径は、スケジュール40を採用している(厚さ6mm、内径102.3mm)。SUS316は、主な特徴として、およそ18%のCrと12%のNiを含み、それにMoを添加して耐食性、耐孔食性を向上させたステンレス鋼である。SUS316は、一般的なステンレス鋼であるSUS304よりも、海水をはじめ、各種媒質に優れた耐食性を有する。ステンレス鋼管13に溶接されるフランジ16及び植え込みボルト17もSUS316で構成される。フランジ16の厚さは、植え込みボルト17の強度の関係上6mm以上あればよい。植え込みボルト17は、径16mmを採用し6本設けられている。このようなフランジ16及び植え込みボルト17の寸法、形状は、もちろん、スイッチ制御部4側のガイド部3の接続部分の寸法、形状に合わせられる。
また、第1の接続用配管であるステンレス鋼管14及びフランジ18も上記同様、SUS316で構成される。例えば、ステンレス鋼管14は、呼び径25AのSUS316、スケジュール40を採用する。このようなステンレス鋼管14は、ステンレス鋼管13に開口部11を形成すべく、ステンレス鋼管13に差し込まれる形で溶接されている。フランジ18は、既存の継ぎ手(図1のフランジF)との接続を考慮した構成となっており、4つの締結穴20が開いている。
また、第2の接続用配管であるステンレス鋼管15及びフランジ19も上記同様、SUS316で構成される。例えば、ステンレス鋼管15においても、呼び径25AのSUS316、スケジュール40を採用する。このようなステンレス鋼管15は、ステンレス鋼管13に開口部12を形成すべく、ステンレス鋼管13に差し込まれる形で溶接されている。フランジ19は、既存の継ぎ手(図1のフランジF)との接続を考慮した構成となっており、4つの締結穴20が開いている。
上記のようなフロート収容部2におけるステンレス鋼管13、14及び15の内面は、耐塩塗装してあることが好ましい。例えば、耐塩塗装30は、数mmの厚さを有するエポキシ樹脂によるライニング(コーティング)を採用する。これにより、フロート収容部2の長寿命化が図れる。
上記のようなフロート収容部2の主要本体であるステンレス鋼管13、フランジ16及び植え込みボルト17や、ステンレス鋼管14及びフランジ18、ステンレス鋼管15及びフランジ19のそれぞれの寸法、形状は、既存の設備への組み込み易さを考慮して選択される。既存の設備によっては、フランジに替わる手段を用いることも考えられる。また、上記ステンレス鋼管とフランジは、溶接などの加工を考慮して同じ種類のステンレス鋼で構成した例を示したが、組み立て加工や強度、耐食性(ライニング、コーティング等で補うなど)に差し支えなければ、上記ステンレス鋼管とフランジは、同じ種類のステンレス鋼で構成しないことも考えられる。
上記のような構成の復水器水室レベルスイッチ1によれば、フロート収容部2の主要本体が極めて海水に侵され難いため、内壁の付着物除去等の分解掃除においても、内壁(ライニング等)の損傷が致命傷にならない。従って、より慎重に掃除しなくてはならない等の気遣いは無用になる。例えば、フロート収容部2の内面に耐塩塗装(30)が施されている場合、掃除等で耐塩塗装が剥離する場合がある。その際にも、エポキシ樹脂塗装などによって、簡便に再塗装可能である。また、フロート収容部2は、ステンレス鋼管とフランジによって好適な製作が可能で、既存の設備に組み込みやすい。これにより、復水器の水室レベルスイッチのフロート収容部に関し、海水に侵され難く、分解掃除における内壁損傷の懸念などが大幅に軽減でき、長寿命化及び作業効率の向上に寄与する復水器水室レベルスイッチを提供することができる。
図4は、上記のような復水器水室レベルスイッチ1が配設された発電プラントの一例を示す概略図である。図は、コンバインド発電プラントを示している。コンバインド発電は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた(コンバインド)発電設備である。LNG(液化天然ガス)を燃やしてガスタービンを回転させ、その際に発生する排熱でボイラ水を沸騰させ、その蒸気でさらに蒸気タービンを回転させて発電する方式である。コンバインド発電プラントは、高効率で、電力需要に対する調整能力に優れるという特徴を有している。
図4において、燃料のガス(LNG)が燃焼器に送り込まれ、ガスタービン201を回転させる。その際、空気圧縮機202は、ガスタービン201の回転に伴い、圧縮空気を燃焼器に送り込む。ガスタービン201からの排熱は排熱回収ボイラ203にて蒸気を発生させる。排熱回収ボイラ203からの蒸気は、それぞれの蒸気ライン205を介して蒸気タービン(例えば、HP:高圧用、IP:中圧用、LP:低圧用)204に送り込まれる。ガスタービン201、各蒸気タービン204の回転により、発電機206が発電し、電力は、変圧器207、開閉所208を介して送電される。
復水器100は、蒸気タービン通過した蒸気を冷却・液化する。復水器100では、図示しない各種ポンプ、取水路209を介して冷却水としての海水が、水室に取り込まれる。その後、海水は図示しない循環ポンプによって熱交換部(管巣(細管の集合体))へ送られる。蒸気と熱交換後の海水は、各種ポンプ(図示せず)や放水路210を通って海に放出される。復水は、給水ラインを経て排熱回収ボイラ203にて再び蒸気発生に利用される。
本発明にかかる復水器水室レベルスイッチ1は、復水器100の水室外壁の所定部に配設されており、復水器100の水室内で所定量に達しようとする海水の一部が供給される。これにより、水室内の海水が所定の量(水位)に達しているか否かを検知する。この水室内の海水が所定の量(水位)に達していることを検出した信号によって、報知、確認が得られると、水室内の海水は、例えば図示しない循環ポンプで熱交換部(管巣(細管の集合体))に送られる等の次の段階へ移行する。
上記したように、コンバインド発電プラントは、高効率で、電力需要に対する調整能力に優れている。従って、稼働/非稼働の期間が不規則であることもあり、海水に晒される部品の防汚対策は非常に重要である。その点、本発明にかかる復水器水室レベルスイッチ1は、そのフロート収容部2において、内壁(ライニング等)の損傷が致命傷にならないステンレス鋼で構成され、かつ、既存の設備に組み込み易く、入手し易いステンレス鋼管とフランジによって作製されている。この結果、防汚対策として、フロート収容部2の分解点検、掃除においても、掃除が楽で、例えば、耐塩塗装内面が剥離することがあっても、手軽に再塗装できる。つまり、多少粗い塗装であっても支障は無い。耐用年数も大幅に伸びる。本発明においては、例えば、図5に示すような、従来の復水器水室レベルスイッチ51のように、鋳造タイプのフロート収容部53の内壁ライニング損傷、その後の腐食(錆)等で内径が狭まるような懸念はほとんどない。本発明においては、例えば、図3に示すようなフロート収容部2の滑らかな内面を長期間保つことができる。
本発明に係る復水器水室レベルスイッチの概観図である。 本発明に係る復水器水室レベルスイッチのフロート収容部に関する構成を示す側面図である。 図1の構成の上面図である。 本発明に係る復水器水室レベルスイッチが配設された発電プラントの一例を示す概略図である。 従来の復水器水室レベルスイッチのフロート収容部の好ましくない内壁を示す図である。
符号の説明
1 復水器水室レベルスイッチ
2 フロート収容部
3 ガイド部
4 スイッチ制御部
5 フロート
6 棒軸部材
7 鉄心
8 鉄心筒
9 スイッチ
11 第1開口部
12 第2開口部
13 ステンレス鋼管
14 ステンレス鋼管
15 ステンレス鋼管
16 フランジ
17 植え込みボルト
18 フランジ
19 フランジ
20 締結穴
30 耐塩塗装
51 従来の復水器水室レベルスイッチ
53 鋳造タイプのフロート収容部の内壁損傷
201 ガスタービン
202 空気圧縮機
203 排熱回収ボイラ
204 蒸気タービン
205 蒸気ライン
206 発電機
207 変圧器
208 開閉所
209 取水路
210 放水路

Claims (5)

  1. 液面に応じて上下動するフロートと、
    前記フロートに一端が固定され、前記フロートの上下動を伝達するための棒軸部材と、
    前記棒軸部材の上下動をガイドするガイド部と、
    前記棒軸部材の他端の上下動に応じてオン・オフするスイッチ制御部と、
    前記フロートを収容し、かつ前記フロートの下方及び上方それぞれに給排水用の第1開口部及び第2開口部を有する第1のステンレス鋼管を用いたフロート収容部と、
    前記第1開口部に接続された第2のステンレス鋼管を用いた第1の接続用配管と、
    前記第2開口部に接続された第3のステンレス鋼管を用いた第2の接続用配管と、
    前記フロート収容部と前記ガイド部とを着脱可能に接続するための締結部材と、
    を具備したことを特徴とする復水器水室レベルスイッチ。
  2. 前記締結部材は、前記第1のステンレス鋼管の一方端に設けられた第1フランジと、前記第1フランジから突出した複数の植え込みボルトを含み、前記第1の接続用配管は、継ぎ手側に第2フランジを備え、前記第2の接続用配管は、継ぎ手側に第3フランジを備えることを特徴とする請求項1に記載の復水器水室レベルスイッチ。
  3. 前記第1フランジ及び前記植え込みボルトは、前記第1のステンレス鋼管と同じ種類のステンレス鋼により構成され、前記第2フランジは、前記第2のステンレス鋼管と同じ種類のステンレス鋼により構成され、前記第3フランジは、前記第3のステンレス鋼管と同じ種類のステンレス鋼により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の復水器水室レベルスイッチ。
  4. 前記第1、第2、第3のステンレス鋼管は、共に同じ種類のステンレス鋼で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の復水器水室レベルスイッチ。
  5. 前記第1、第2、第3のステンレス鋼管の内面は、耐塩塗装してあることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の復水器水室レベルスイッチ。
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