JP2009143383A - 頭部保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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敏宏 坂本
Masanori Narita
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Abstract

【課題】インナーバッグの挿入を不要にする。
【解決手段】インフレータ12と、このインフレータ12から噴出するガスを、接続部11aからダクト11bを介して供給されて展開する複数のチャンバー11cからなるエアバッグ11とを備えた頭部保護用エアバッグ装置である。エアバッグ11は、前記接続部11aを形成する上縁側が開口された状態に、紡織によって袋状に織られた後、前記上縁側の開口を接合した構成である。前記ダクト11bを介して前記ガスが直接噴射される前記エアバッグ11の内部領域に、耐熱保護層11eを形成する。
【効果】インフレータのガスが直接噴射されるエアバッグの内部領域に、耐熱保護層を容易に形成することができ、前記内部領域にガスが直接当たらなくなって、エアバッグの耐熱性向上が図れ、インナーバッグの挿入が不要になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両側方からの衝突(以下、側突と略す。)時に、複数のチャンバーがカーテン状に展開して乗員の頭部を保護する頭部保護用エアバッグ装置(以下、カーテンエアバッグ装置と言う。)に関するものである。
側突時のように、車体の側部方向から高荷重が作用したとき、サイドドアガラスに沿って複数のチャンバーをカーテン状に展開させるカーテンエアバッグ装置が、自動車に設置されるようになってきている。このカーテンエアバッグ装置を設置すれば、側突時等の場合にも、前部座席及び後部座席に着座した乗員の頭部を効果的に保護することができる。
このカーテンエアバッグ装置では、インフレータからの高温高圧ガスは、図5に示すように、エアバッグ1の接続部1aからダクト1bを介して、並列に配置された縦長状の各チャンバー1cに供給される(例えば特許文献1)。
特開2004−210090号公報
特許文献1のようなセンターフィルタイプのカーテンエアバッグ装置の場合、インフレータからの高温高圧ガスが、接続部1a直下の分岐部1dに直接噴射されるので、分岐部1dがダメージを受けるおそれがある。しかるに、エアバッグは、紡織によって袋状に織られたものが一般的であるため、接続部の開口部分が極端に小さく、その対策が困難である。
そこで、図6に示すように、エアバッグ1のインフレータとの接続部1aにL字状のインナーバッグ2を挿入し、インフレータからの高温高圧ガスによるダメージを軽減するようにしている。
しかしながら、インナーバッグを挿入することで分岐部のダメージ軽減を図る場合、インナーバッグが追加になる分エアバッグの重量が増加し、また製作工数の増加等によってコストアップの要因となる。
本発明が解決しようとする問題点は、エアバッグの接続部直下の分岐部が受けるダメージを抑制する対策としてインナーバッグを挿入した場合は、エアバッグの重量が増加し、コストもアップするという点である。
本発明のカーテンエアバッグ装置は、このような観点からなされたもので、
エアバッグを、接続部を形成する上縁側が開口された状態に、紡織によって袋状に織ることで、前記課題を解決するものである。
すなわち、本発明のカーテンエアバッグ装置は、
インフレータと、
このインフレータから噴出するガスを、接続部からダクトを介して供給されて展開する複数のチャンバーからなるエアバッグと、
を備えたカーテンエアバッグ装置であって、
前記エアバッグは、
前記接続部を形成する上縁側が開口された状態に紡織によって袋状に織られた後、前記上縁側の開口を接合した構成で、
前記ダクトを介して前記ガスが直接噴射される前記エアバッグの内部領域に、耐熱保護層を形成したことを最も主要な特徴としている。
本発明のカーテンエアバッグ装置では、エアバッグを、接続部を形成する上縁側が開口された状態に、紡織によって袋状に織ることで、インフレータのガスが直接噴射されるエアバッグの内部領域に、耐熱保護層を容易に形成することができる。そして、耐熱保護層を形成した後は、エアバッグの前記上縁側の開口を接合する。
本発明における耐熱保護層は、インフレータのガスが直接噴射される領域を高温高圧から保護できるものであれば特に限定されない。例えばシリコンなどの耐熱ゴムを塗布したものや、布を接着または縫製して接合するものが考えられる。なお、エアバッグの前記上縁側の開口も、接着や縫製によって接合すれば良い。
本発明は、エアバッグを、接続部を形成する上縁側が開口された状態に、紡織によって袋状に織ることで、インフレータのガスが直接噴射されるエアバッグの内部領域に、耐熱保護層を容易に形成することができる。従って、前記内部領域にガスが直接当たらなくなって、エアバッグの耐熱性向上が図れ、インナーバッグの挿入が不要になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は本発明のカーテンエアバッグ装置のエアバッグの開口部の接合前を説明する全体図、図2は同じく開口部の接合後を説明する全体図、図3は図1のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。
11はカーテンエアバッグ装置の構成要素の一つであるエアバッグで、2つに折り曲げた布を縫製して袋状にしたものではなく、紡織によって袋状に織ることで形成されている。
本発明では、このエアバッグ11を紡織によって袋状に織って製造する際、例えば接続部11a及びダクト11bを形成する上縁側全てを、図3に示すように、開口した状態となるように織ることが特徴である。
この状態では、図1のように、接続部11aや、接続部11aから各チャンバー11cに高温高圧ガスを案内するダクト11bは完全には形成されていないことになる。従って、インフレータ12の高温高圧ガスが直接噴射されるエアバッグ11内部の分岐部11dに、耐熱保護層11eを容易に形成することができる。
この分岐部11dに形成する耐熱保護層11eは、高温高圧ガスが直接当たることからエアバッグ11を保護できるものであれば、例えばシリコンを塗布したり、布を接着するなど、どのようなものでも良い。
分岐部11dに耐熱保護層11eを形成した後は、前記開口した状態の上縁側を、例えば縫製して接合し、ダクト11b及び接続部11aを形成する。なお、図2、図4中の11fは縫製部を示す。
上記構成の本発明では、エアバッグ11を、接続部11aを形成する上縁側が開口された状態に、紡織によって袋状に織ることで、インフレータ12のガスが直接噴射される分岐部11dに、耐熱保護層11eを容易に形成することができる。
従って、インフレータ12の高温高圧ガスがエアバッグ11の分岐部11dに直接当たらなくなるので、従来のように別途インナーバッグを挿入する必要がなくなり、重量の軽減やコストダウンを図ることができる。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
すなわち以上で述べたカーテンエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定する主旨の記載がない限り、本発明は添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨のない限り、それに限定されるものではない。
例えば上記の例では、紡織により袋状に製造する方法についての説明は省略したが、紡織により袋状に製造できるものであれば、例えば実開昭50−145875号公報で開示されている方法など、どのような方法でも良い。
また、本発明例では、接続部11a及びダクト11bを形成する例えば上縁側全てを開口した状態となるように織ったものを示したが、分岐部11dに対向する接続部11aを形成する上縁部分のみを開口した状態となるように織ったものでも良い。
さらに、エアバッグ11の開口状態となした部分の接合は、縫製に限らず、接着によるものでも良い。
本発明のカーテンエアバッグ装置は、自動車に設置して用いるが、車両以外に航空機や船舶等の乗物に設けることも可能であり、同様な効果が発揮される。
本発明のカーテンエアバッグ装置のエアバッグの開口部の接合前を説明する全体図である。 本発明のカーテンエアバッグ装置のエアバッグの開口部の接合後を説明する全体図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 インナーバッグを挿入しない従来のカーテンエアバッグ装置のエアバッグを説明する全体図である。 インナーバッグを挿入した従来のカーテンエアバッグ装置のエアバッグを説明する全体図である。
符号の説明
11 エアバッグ
11a 接続部
11b ダクト
11c チャンバー
11d 分岐部
11e 耐熱保護層
11f 縫製部
12 インフレータ

Claims (3)

  1. インフレータと、
    このインフレータから噴出するガスを、接続部からダクトを介して供給されて展開する複数のチャンバーからなるエアバッグと、
    を備えた頭部保護用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグは、
    前記接続部を形成する上縁側が開口された状態に紡織によって袋状に織られた後、前記上縁側の開口を接合した構成で、
    前記ダクトを介して前記ガスが直接噴射される前記エアバッグの内部領域に、耐熱保護層を形成したものであることを特徴とする頭部保護用エアバッグ装置。
  2. 前記耐熱保護層は、耐熱ゴムを塗布したものであることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護用エアバッグ装置。
  3. 前記耐熱保護層は、布を接合したものであることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護用エアバッグ装置。
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