JP2009143213A - 定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットとその製造方法 - Google Patents

定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットとその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来消しゴムと定規は別々だったので、必要なときに定規や物差しを探さなければならず煩わしかった。また長さの複写作業を行う場合デバイダーを使用していたが、必要なときにデバイダーを探さなければならず煩わしかった。これらの問題を解決するため消しゴムが定規、物差し及びデバイダーの代用として利用できる消しゴムセット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】第一に消しゴム本体の前面を傾斜面にする、第二にスリーブ又は消しゴムケースの前面を傾斜面にするとともにその傾斜面に目盛りを表示する、第三にその消しゴム本体の周りにスリーブ又は消しゴムケースを取り付け、これによって消しゴム、定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写ができるようにした消しゴムセット。また板状消しゴムを棒状に裁断し、それを斜めに裁断して二分割した後適当な長さに裁断する製造方法によって上記消しゴム本体を作る。
【選択図】図1

Description

本発明は消しゴム、定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットとその製造方法に関する。
消しゴムの種類は、消しゴム本体の周りにスリーブを取り付けた消しゴムセット、消しゴム本体の周りに消しゴムケースを取り付けた消しゴムセット、筆記具に消しゴムを取り付けたもの及び消しゴム本体のみのものがあり、これが提供されている。
消しゴムの目的別種類は、筆記具で書いたものを消す事を目的にしたもの、食品または雑貨の形を真似て観賞する事を目的にした玩具系のものがあり、これが提供されている。
よく利用する筆記用具は筆記具、消しゴム、定規の三点であるが、筆記具に消しゴムを取り付けたもの、鉛筆に目盛りを表示したものを除いてこの三点はそれぞれ別々で提供されている。
上記三点のうち筆記具及び消しゴムはすぐ使えるように机の上に置いていることが多いが、定規は他の二点に比べ机の上に置いていることが少ない。
定規や物差しはそのほとんどが薄く平らで且つ硬い材質で作られ、これが提供されている。
パソコンの発達によって手で線を引く事が少なくなった結果、現在手で線を引く主な作業は筆算時に引く線、答えの下に引く線及び取り消し線を引く作業などであり、これらの引く線のほとんどが4センチ以下の線である。
一定の長さを複写するには、その長さを物差しで測定しさらに複写先で計測した長さと同じ長さを測定してその幅を記することによって長さを複写する、あるいはデバイダー器具を使って長さを複写する。
従来消しゴムと定規は別々だったので必要なときに定規や物差しを探さなければならず煩わしかった。
従来の定規や物差しはそのほとんどが薄く平らで且つ硬いため手で掴みにくかった。このためしっかり定規を掴んでいない状態もしくは指で上から強く押さえていない状態で線を引くと途中で定規がずれて線がゆがむことがあった。
パソコンの発達によって手で線を引く事が少なくなった結果、現在手で線を引く主な作業は筆算時に引く線、答えの下に引く線及び取り消し線を引く作業などでそこで引く線のほとんどが4センチ以下の線であり、これらの線を引くのに従来の定規は長く手軽に扱いにくかった。
従来の定規は長いもしくは大きいために小さい筆入れ又はポケットに入らず困ることがあった。
定規のほとんどが硬質で角があり安全に気をつけなければならなかった、特に三角定規はとがった部位があり安全に気をつけて取り扱う必要があった。
物差しを使わず手元にある筆記用具で物差しの代用としたものに鉛筆に目盛りをつけたものがあるが、これは断面が六角形であるため筆記具と接する部分が筆記具の先端から離れ安定して線を引くことができずゆがむ欠点があった。また物差しとして使用するには、測定物と物差し部分が離れているので正確に測定しにくいという欠点があった。
従来一定の長さを複写するにはその長さを物差しで測定しさらに複写先で計測した長さと同じ長さを測定してその幅を記することによって長さを複写する、あるいはデバイダー器具を使って長さを測定していた。前者の物差しで測定して複写する場合測定物の両端が目盛りの位置と一致する場合は問題ないが、そうでない場合正確に複写できない。また二回以上長さを測定しなければならず煩わしいという問題があった。デバイダー器具を使えばほぼ正確に長さの複写ができるが、デバイダー器具を持っている人が少なく、持っていてもこれを探さなければならず煩わしかった。またデバイダー器具においては紙の上でデバイダー器具を使うと紙にデバイダーの針穴が残る、硬い材質の上では使用しづらいという欠点があった。
これらの問題を解決すべく定規または物差しが手元にない場合でも消しゴムが定規及び物差しの代用として使用でき且つデバイダー器具が手元にない場合でも正確に長さの複写作業が手軽にできる消しゴムセット及びその製造方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するものであって以下の特徴により消しゴム、定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができるようにした消しゴムセットである。
請求項3及び請求項4記載によれば本発明は消しゴム本体1とスリーブ又は消しゴムケースからなる消しゴムセットであって、第一に消しゴム本体1は底面より上に傾斜面16を成し、その底面と傾斜面16間の断面角度が鋭角であること、第二にスリーブ又は消しゴムケースは底面29及び傾斜面3を有するとともに底面29より上に傾斜面3を成し、その底面29と傾斜面3間の断面角度が鋭角であること、第三にその消しゴム本体傾斜面16とケースの傾斜面3が一部重なる状態でスリーブ28又は消しゴムケースを消しゴム本体1の周りに取り付けた構成になっていることを特徴とするものである。
上記特徴によりスリーブ又は消しゴムケースの底面29と傾斜面3の間に挟まれる一辺(線引き辺)5に筆記具を当てて線を引く場合傾斜面になっていることにより筆記具先端部分のみケースの一辺(線引き辺)5に接し、それ以外接しないので線がゆがみにくい。また筆記具先端部分以外接しないことにより筆記具の角度を通常手で筆記具を持つ角度とほぼ同角度で書くことができるので安定して楽に直線を引くことができる。また前面が傾斜面になっているので筆記具の先端付近が上部及び上部斜め後ろからよく見える。これらのことから容易に筆記具で直線を引くことができるので定規として利用できる。
請求項5及び請求項6記載によればスリーブ又は消しゴムケースの傾斜面に目盛りを表示している請求項3又は請求項4記載の消しゴムセットとあり、これにより目盛り表示部4が測定物に近接し正確に長さを測定することができるとともに測定物周辺が上部または上部斜め後ろからよく見える。これらのことから容易に目盛りで長さを測定できるので物差しとして利用できる。
またこの消しゴムセットは前面が傾斜面になっていることによりその一辺(線引き辺)5が紙面に近接すること、前面が傾斜面になっていることにより複写物周辺及び複写先周辺が上部または上部斜め後ろからよく見えること、本体が消しゴムで出来ているので筆記具で本体に印を記すことができるとともに簡単にそれを消せること、ケースをずらすことができるとともに消しゴムセット全体を移動させてもケースが動かないこと、目盛りがついていること、これらの条件がこの消しゴムセットに備わっていることにより下記三方法によって長さの複写が容易にできる。
その第一方法は、図10に示すようにケースをずらしてケースと消しゴム本体の境P1と消しゴム本体の端P2の幅を複写物幅T0と同じ幅に調整した後、消しゴムセットを複写先に移動してそのP1,P2に接する二点P3,P4を両端とする複写先の長さT1を記することにより長さを複写する方法。
第二の方法は、図11に示すようにケースと消しゴム本体の境P5を複写物T2の一端P6にあわせ、もう一方の複写物の一端P7に接する消しゴム本体傾斜面上の一点P8に筆記具で印をつけた後、消しゴムセットを複写先に移動してケースと消しゴム本体の境P5と印P8に接する二点P9,P10を両端とする複写先の長さT3を記することにより長さを複写する方法。印P8は消しゴム上に記してあるため利用後手でこするだけで簡単に消すことができる。
第三の方法は、この消しゴムセットは物差しとして使用できるため目盛りを使って複写物の長さを測定し、その後目盛りを使って同じ長さを測定してその幅を記することにより長さを複写する方法。
請求項13及び請求項14記載の本発明によれば、消しゴム本体の製造においてプレス成型された板状消しゴムを底面に対しほぼ垂直な裁断面7または傾斜面で裁断することによって棒状消しゴムを多数作成し、その棒状消しゴムを底面に対し上に傾斜する裁断面9で二分割することにより傾斜面を有する棒状消しゴムを作成し、これを底面に対しほぼ垂直で且つ裁断面7の底辺に対しほぼ直角になる裁断面12で裁断することにより無駄なく且つ効率よく本発明の消しゴム本体を大量に製造することができる。
本発明は以上述べたように構成されているので以下に記載されるような効果を奏する。
従来消しゴムと定規は別々だったので必要なときに定規を探さなければならず煩わしかったが、このように定規が手元にない場合でも本発明の消しゴムセットがあればこれを利用してすぐに直線を引くことができるので定規として迅速に利用できる。
底面29と傾斜面3に挟まれた一辺(線引き辺)5に筆記具を当てて線を引くと、前面が傾斜面になっているので筆記具先端部分のみケースに接し、それ以外接しないので線がゆがみにくい。
前面が傾斜面になっていること及び筆記具先端部分以外接しないことにより通常手で筆記具を持つ角度とほぼ同角度で筆記具の角度を維持したまま書けるので安定して楽に直線を引くことができる。
前面が傾斜面になっていることにより筆記具の先端付近が上部及び上部斜め後ろからよく見えるので容易に直線を引くことができる。
傾斜面3に目盛りを表示していることにより目盛り表示部4が測定物に近接し且つ測定物周辺が上部及び上部斜め後ろからよく見えるので正確に長さを測定することができる。
手元に物差しがなくても本発明の消しゴムセットを利用して長さを求めることができるので物差しとして迅速に利用できる。また測定物の長さが消しゴムセットの目盛りより長い場合は左端から分割して測定し長さを合計することによって長さを求める。
筆算を行う時に使用する線及び答えの下に引く線などの手で引く線に対応する長さが適当で使いやすい。特に学生にとっては筆算で短い線を使用することが多く、これに手軽で且つ迅速に対応でき便利である。
従来の定規及び物差しは一般に薄く平らで且つ硬いので掴みにくいが、本発明の消しゴムセットは厚みがあり且つ弾力があるので手で掴みやすい。また従来の定規及び物差しでは線を引くとき指で上面部を上からのみ押さえた状態で線を引くので横から力が働きぶれてゆがむ事があったが、本発明の消しゴムセットは厚みがあり上面部、側面部、背面部に指をあてた状態で線を引くのでぶれることが少なく線がゆがみにくい。
従来の定規は長いもしくは大きいために小さな筆入れ及びポケットに入らず困ることがあり、持ち運びに不便が生じていた。本発明の消しゴムセットは小さな筆入れ及びポケットに入れることができ持ち運びしやすい。また会議などで使用する筆記用具の場合、定規が不要となりこの消しゴムセットと筆記具だけで済む。
従来の定規のほとんどは硬質で角があり安全に気をつけなければならなかったが、この消しゴムセットは消しゴムとスリーブ等からできている為幼児が使用しても定規の角で怪我する心配がない。またポッケットに入れても安全である。このことから定規の安全性の視点から見た場合怪我する心配がない革新的な発明といえる。
狭い範囲を消したい場合消しゴムの鋭角部周辺の部位を使って消すと周辺の消したくない部分を消さずに消したい部分のみ消すことができる。
従来一定の長さを複写する場合、その長さを物差しで測定し複写先でその長さと同じ長さを計測してその幅を記することによって長さを複写する、あるいはデバイダー器具を使っていたが、前者の物差しで計測する方法では、両端が目盛りの位置と一致しない場合正確に複写できない、また二回以上計測しなければならず煩わしいという問題があった。また後者のデバイダー器具はそもそも持っている人が少ないという問題があった。これに対しこの消しゴムセットは以下に示す三方法によって長さの複写が容易にできる。
第一の方法は図10に示すようにケースをずらしてケースと消しゴム本体の境P1と消しゴム本体の端P2の幅を複写物の幅T0と同じ幅に調整し、その後消しゴムセットを複写先に移動してそのP1,P2に接する二点P3,P4を両端とする複写先の長さT1を記することによって長さを複写する方法。
第二の方法は図11に示すようにケースと消しゴム本体の境P5を複写物T2の一端P6にあわせもう一方の複写物の一端P7に接する消しゴム本体傾斜面上の一点P8に鉛筆等で印をつけた後消しゴムセットを複写先に移動してケースと消しゴム本体の境P5と印P8に接する二点P9,P10を両端とする複写先の長さT3を記することによって長さを複写する方法。印P8は消しゴム本体の上に記されているので手でこするだけで簡単に印を消すことができる。
第三の方法は、この消しゴムセットに取り付けられた目盛りを使って長さを測定し、その後目盛りを使って同じ長さを測定しその幅の長さを記することによって長さを複写する方法。
このようにこの消しゴムセットは目盛りを使って長さの複写をすることができるとともに目盛りを使わない(長さを測定しない)他の2方法でも容易に長さの複写ができる。このことによりデバイダーがなくても正確で且つ容易に長さの複写ができる。またデバイダーにおいては紙の上でデバイダーを使うと紙にデバイダーの針穴が残る、硬い材質の上では使用しづらいという欠点があったが、この方法ではこのようなことがない。
請求項13及び請求項14記載の製造方法は、従来の直方体の消しゴム製造方法と比べ一部斜めに裁断するところが違うだけであるので機能が多いにもかかわらず製造コストは従来とほぼ変わらず且つ無駄なく効率よく本発明の消しゴム本体を製造できる。
以下本発明の実施の形態とその製造方法について略台形柱状の消しゴム本体と略台形柱状のスリーブを組み合わせた消しゴムセットを例にとりその図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットの実施の形態を示す正面側から見た射視図である。
消しゴム本体は略台形柱状で消しゴム本体傾斜面(消しゴム本体前面部)16が底面より上に傾斜面を成すとともにその底面と傾斜面16間の断面角度を鋭角に形成する。
スリーブ傾斜面3に目盛り4を表示し、底面29より上に傾斜面3を有し且つその底面29と傾斜面3間の断面角度を鋭角に形成する。そのスリーブを消しゴム本体傾斜面16とスリーブの傾斜面3が一部重なる状態で消しゴム本体に取り付ける。
この消しゴムセットは上記のように構成することによって消しゴムとして、定規として、物差しとして利用でき且つ長さの複写作業ができる。
次にこの消しゴムセットの製造方法について説明する。
この消しゴム本体の製造方法にはプレス成型して直方体の板状消しゴムシート6を作成し、それを裁断して製造する方法と一個づつプレス成型して製造する方法があるが、ここでは前者について説明する。
図2は消しゴム本体の製造においてプレス成型された板状消しゴム6を底面に対し垂直な裁断面7によって一定間隔で平行に裁断する。これによって直方体の棒状消しゴム8が多数作成され、この状態を示す。
図3は上記で作成された棒状消しゴム8の断面の中心を通り且つ底面部に対し上部に傾斜する裁断面9で二分割する。これによって断面が台形の台形柱状消しゴム10及び11が作成され、この状態を示す。
図4は上記で作成された台形柱状消しゴム10及び11を一定間隔で平行且つ底面に対し垂直な裁断面12で裁断する。これによって台形柱状の消しゴム本体13が多数作成され、この状態を示す。このようにして無駄なく且つ効率よく一度に大量の本発明の消しゴムセットの本体が製造できる。
図5は上記工程によってできた台形柱状消しゴム本体を各々切り離し、その一個を正面側から見た斜視図である。
図6は組み立て前のスリーブ展開図である。これは前面部20に目盛り27を表示し、のりしろ部18,底面部19,前面部20,上面部21,背面部22の各面が折れ線を境に接する一枚の板状に成形したもので、この状態を示す。
上記スリーブを折れ線23,24,25,26に沿って折り、のりしろ部18と背面部22を接着して消しゴム本体に取り付け図1に示す消しゴムセットができあがる。
上記のようにして図1に示す定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットができる。
図7は上記によってできたスリーブの構造をわかりやすくするため、取り付け後消しゴムを取り除いてスリーブのみにした状態の斜視図を示す。
次に形状が台形柱状以外の本発明の消しゴムセットについて図面を参照しつつ説明する。
図8は消しゴム本体の形状が略三角柱状に形成され且つスリーブの形状が中空の略三角柱状に形成された消しゴムセットの正面側から見た斜視図である。この三角柱状消しゴムは前面部も背面部も底面部より上に傾斜面を形成しているためこの両傾斜面に目盛りを表示することが可能である。
図9は消しゴム本体の形状が略蒲鉾状に形成され且つスリーブの形状が中空の略蒲鉾状に形成された消しゴムセットの正面側から見た斜視図である。この略蒲鉾状消しゴムは前面部も背面部も底面部より上に傾斜面を形成しているためこの両傾斜面に目盛りを表示することが可能である。この消しゴムセットの場合一個づつプレス成型して製造する。
次に本発明に係わる消しゴムセットの作用について説明する。
本発明の消しゴムセットは、本体が消しゴムであるので消しゴムとして利用できる。
この消しゴムセットは消しゴム本体の一部が鋭角であるため、鋭角部近辺を使って消すと狭い範囲を消すことができるので周囲の消したくないところを残し必要なところだけ消すことができる。
消しゴムゴム本体側面の4辺の長さがそれぞれ異なるため、消したい箇所の大きさに応じてこの4辺を使い分けて消すことにより適切な範囲を迅速に消すことができる。
スリーブ又は消しゴムケースの底面と傾斜面間の一辺に筆記具を当てて線を引くと前面が傾斜しているので筆記具先端部分のみケースに接し、それ以外接しないので線がゆがみにくい。
また筆記具先端部分以外接しないので通常手で筆記具を持つ角度とほぼ同角度で筆記具の角度を維持できるので安定して楽に線を引くことができる。
また前面が傾斜しているので線を引いている箇所及びその周辺が上部及び上部斜め後ろからよく見えることから定規の代用として利用できる。
また傾斜面3に目盛りを表示しているため目盛り表示部が測定物に近接し正確に測定できることから物差しの代用として利用できる。
この消しゴムセットは、定規でありながら消しゴムとスリーブ等でできているので、従来の定規と比較した場合、定規の角で怪我する心配がなく安全である。
この消しゴムセットは以下に示す三方法によって長さの複写ができる。
第一の方法は図10に示すようにケースをずらしてケースと消しゴム本体の境P1と消しゴム本体の端P2の幅を複写物の幅T0に調整し、その後消しゴムセットを複写先に移動してその幅の両端の位置P1,P2に接する二点P3,P4を両端とする複写先の長さT1を記することによって長さを複写する方法。この方法は、内側が消しゴムでできているので弾力があり且つ外側のケースとの摩擦が適当であるので強く横から引っ張るとケースは動くが、そうでない場合ケースは動かない為消しゴム全体を移動させてもケースは動かないという性質を応用している。この方法を用いれば、長さを測定することなく容易に長さの複写を行うことができる。
第二の方法は図11に示すようにケースと消しゴム本体の境P5を複写物T2の一端P6にあわせもう一方の複写物T2の一端P7に接する消しゴム本体傾斜面上の一点P8に鉛筆等で印をつけた後消しゴムセットを複写先に移動してケースと消しゴム本体の境P5と印P8に接する二点P9,P10を両端とする複写先の長さT3を記することによって長さを複写する方法。この方法は消しゴム本体とケースが傾斜していることにより定規のように扱えるということと内側が消しゴムでできているので鉛筆で書き込みができるとともに指でこするだけで容易にそれを消すことができるという作用と前記の消しゴムセット全体を移動させてもケースは動かないという作用を応用している。この方法を用いれば、長さを測定することなく容易に長さの複写を行うことができる。
第三の方法は、この消しゴムセットに取り付けられた目盛りで長さを測定し、その後同じ長さを測定してその幅の長さを記することによって長さを複写する方法。
本発明は通常の消しゴムとして利用できるとともに定規及び物差しとして利用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットに関する。
消しゴム本体及びスリーブの形状が台形柱状で目盛りを表示した消しゴムセットの使用前の状態を示す正面側からの斜視図である。 消しゴム本体の製造段階においてプレス成型された板状消しゴムシートの裁断第一段階の状態を示す正面側からの斜視図である。 消しゴム本体の製造段階においてプレス成型された板状消しゴムシートの裁断第二段階の状態を示す正面側からの斜視図である。 消しゴム本体の製造段階においてプレス成型された板状消しゴムシートの裁断第三段階の状態を示す正面側からの斜視図である。 上記裁断によって作成された消しゴム本体一個を正面側から見た斜視図である。 スリーブの組み立て前の展開図である。 スリーブを消しゴム本体に取り付けた後、消しゴム本体を取り除いてスリーブのみにした状態を正面側から見た斜視図である。 形状が略三角柱状の消しゴムセットの使用前の状態を示す正面側からの斜視図である。 形状が略蒲鉾状の消しゴムセットの使用前の状態を示す正面側からの斜視図である。 消しゴム本体の端と消しゴム本体とケースの境との間の幅を使って長さの複写を行う方法の斜視図である。 消しゴム本体とケースの境と消しゴム本体傾斜面上に印した一点との間の幅を使って長さの複写を行う方法の斜視図である。
符号の説明
1,13,14 消しゴム本体
2,21,31 スリーブ上面部
28 スリーブ
3,20,30 スリーブ傾斜面(スリーブ前面部)
4,27 目盛り
5 スリーブの一辺(線引き辺)
6 プレス成型後の板状消しゴム
7,9,12 裁断面
8 棒状消しゴム
10,11 台形柱状消しゴム
15 消しゴム本体上面部
16 消しゴム本体傾斜面(消しゴム本体前面部)
17 消しゴム本体側面部
18 スリーブのりしろ部
19,29 スリーブ底面(スリーブ底面部)
22,32 スリーブ背面部
23,24,25,26 スリーブの折れ線
33 略三角柱状消しゴムセット
34 略蒲鉾状消しゴムセット
T0,T2 複写物の長さ
T1,T3 複写先の長さ
P1,P5 消しゴム本体とスリーブの境
P2 消しゴム本体の一端
P3,P4,P9,P10 複写先の一端
P6,P7 複写物の一端
P8 消しゴム本体傾斜面上の一点

Claims (14)

  1. 消しゴム本体とスリーブからなる消しゴムセットであって、スリーブに目盛りを表示していることを特徴とする消しゴムセット。
  2. 消しゴム本体と消しゴムケースからなる消しゴムセットであって、消しゴムケースに目盛りを表示していることを特徴とする消しゴムセット。
  3. 消しゴム本体1とスリーブ28からなる消しゴムセットであって、消しゴム本体1は底面より上に傾斜面16を有し且つその底面と傾斜面間の断面角度が鋭角であること、スリーブ28は底面29と傾斜面3を有し且つ底面29より上に傾斜面3を成すとともにその低面29と傾斜面3間の断面角度が鋭角であること、その消しゴム本体傾斜面16とスリーブ傾斜面3の一部が重なる状態で消しゴム本体1の周りにスリーブ28を取り付けた構成になっていることを特徴とする消しゴムセット。
  4. 消しゴム本体1と消しゴムケースからなる消しゴムセットであって、消しゴム本体1は低面より上に傾斜面16を有し且つその低面と傾斜面間の断面角度が鋭角であること、消しゴムケースは底面と傾斜面を有し且つ底面より上に傾斜面を成すとともにその低面と傾斜面間の断面角度が鋭角であること、その消しゴム本体傾斜面16と消しゴムケース傾斜面の一部が重なる状態で消しゴム本体1をその消しゴムケースに挿入した構成になっていることを特徴とする消しゴムセット。
  5. スリーブの傾斜面に目盛りを表示していることを特徴とする請求項3記載の消しゴムセット。
  6. 消しゴムケースの傾斜面に目盛りを表示していることを特徴とする請求項4記載の消しゴムセット。
  7. 消しゴム本体1の形状が略台形柱状を成すとともにスリーブの形状が中空の略台形柱状であることを特徴とする請求項3記載の消しゴムセット。
  8. 消しゴム本体の形状が略三角柱状を成すとともにスリーブの形状が中空の略三角柱状であることを特徴とする請求項3記載の消しゴムセット。
  9. 消しゴム本体の形状が略蒲鉾状を成すとともにスリーブの形状が中空の略蒲鉾状であることを特徴とする請求項3記載の消しゴムセット。
  10. 消しゴム本体の形状が略台形柱状を成すとともに消しゴムケースの形状が中空の略台形柱状であることを特徴とする請求項4記載の消しゴムセット。
  11. 消しゴム本体の形状が略三角柱状を成すとともに消しゴムケースの形状が中空の略三角柱状であることを特徴とする請求項4記載の消しゴムセット。
  12. 消しゴム本体の形状が略蒲鉾状を成すとともに消しゴムケースの形状が中空の略蒲鉾状であることを特徴とする請求項4記載の消しゴムセット。
  13. プレス成型して直方体の板状消しゴムを作り、それを底面に対しほぼ垂直な裁断面7または傾斜面で裁断することによって棒状消しゴム8を作成し、その棒状消しゴム8を底面に対し上に傾斜する裁断面9で二分割することによって斜面を有する棒状消しゴム10,11を作成し、その後底面に対しほぼ垂直で且つ裁断面7の底辺に対しほぼ直角になる裁断面12で裁断することによって消しゴム本体14を製造することを特徴とする消しゴム製造方法。
  14. プレス成型して直方体の板状消しゴムを作り、それを底面に対し上に傾斜する裁断面9で裁断し、その後底面に対しほぼ垂直な裁断面7または傾斜面で二分割することによって斜面を有する棒状消しゴム10,11を作成し、その後底面に対しほぼ垂直で且つ裁断面7の底辺に対しほぼ直角になる裁断面12で裁断して消しゴム本体14を製造することを特徴とする消しゴム製造方法。
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JP2007341735A Pending JP2009143213A (ja) 2007-12-11 2007-12-11 定規及び物差しとして使用でき且つ長さの複写作業ができる消しゴムセットとその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183805A (ja) * 2011-03-01 2011-09-22 Kei Utsunomiya 裁断定規

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