JP2009142600A - 超音波診断装置、及びその制御方法 - Google Patents

超音波診断装置、及びその制御方法 Download PDF

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雄志 深澤
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Abstract

【課題】診断開始後に心拍周期が変動したとしてもECGトリガ信号の直前の状態の心臓画像も欠如させることなく1心拍内の総ての状態の3次元心臓画像を安定に取得することができる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る超音波診断装置は、被検体内からの反射信号を収集する超音波プローブと、心拍の周期ごとに出力されるトリガ信号を外部から入力し、被検体の所望の診断領域を分割した分割領域の夫々に対して、トリガ信号毎に、複数回の繰り返し走査させる走査制御部と、取得されたデータをつなぎ合わせ診断領域全体の画像を生成する画像生成部と、を備え、走査制御部は、トリガ信号の周期を検出し、トリガ信号の周期が下限周期以下となった場合には、繰り返し走査の回数を減少させ、上限周期以上となった場合には、繰り返し走査の回数を増加させる、ことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、超音波診断装置、及びその制御方法に係り、特に、心電信号等から生成されるトリガ信号を用いて被検体内を超音波で3次元走査を行う超音波診断装置、及びその制御方法に関する。
近年、3次元画像を動画として表示することが可能な超音波診断装置の開発が急速に進められてきており、従来の2次元画像に比べると高分解能で広範囲の診断画像を表示することが可能となってきている。
しかしながら、超音波診断装置は生体内を伝播する超音波を利用して診断画像を生成するため、超音波パルスの送信後、生体内からの反射波が受信されるまでの時間は3次元超音波診断装置であっても2次元超音波診断装置と基本的には同じである。従って、生体内の3次元空間範囲を高い分解能で走査しようとすると、走査ビームのビームポジション数は多くなり、所定範囲の走査に要する時間は2次元超音波診断装置よりも3次元超音波診断装置の方が一般的には長くなる。つまり、同じ空間分解能を仮定すると、3次元超音波装置で得られる3次元画像のフレームレート(3次元画像の更新周波数)は2次元超音波診断装置で得られる2次元画像のフレームレートに比べると原理的には低くなる。
この問題を解決するため従来から種々の手法が検討されていきている(特許文献1、特許文献2等)。基本的な考え方は、診断対象となる全範囲(以下、フルボリュームという)を複数の小領域(以下、サブボリュームという)に分割し、サブボリュームの3次元空間を高いフレームレートで走査した画像データをつなぎ合わせてフルボリュームの3次元画像を得るというものである。この方法では、サブボリュームの観測時刻はサブボリューム毎に異なるため、サブボリュームのつなぎ合わせに関しては空間的な連続性を確保することが重要となる。
一方、診断部位によっては、呼吸や心臓の鼓動によってその診断対象部位は変動する。このため、例えば特許文献1等には、心臓の動きに同期してサブボリューム内の複数の画像データを取得する技術が開示されている。特許文献1等が開示する技術は、心臓の3次元画像を動画としてリアルタイムで生成する技術に関するものであり、概略次のような技術である。
心臓の動きに同期した信号として、心電図の信号、即ちECG(ElectroCardioGram)信号を用いている。より具体的には、心臓の拡張末期に発生するR波信号をECGトリガ信号として用いている。
観測したい心臓の3次元領域全体(フルボリューム)を4つのサブボリュームに分割し、サブボリューム毎に上記のECGトリガ信号に同期したタイミングで1心拍分の画像データを収集する。この1心拍分の画像データは複数のフレーム画像からなるものであり、例えば1心拍あたり20枚のフレーム画像が収集される。この場合、心拍の周期を仮に1秒とすると、サブボリューム毎に得られる画像データのフレームレートは20fps(frames per second)となり、心臓の動きを動画として捉えるのにほぼ十分な値となる。
一方、各サブボリュームで得られる画像データをつなぎ合わせてフルボリュームの画像データを合成する際には、サブボリュームで得られる複数のフレーム画像の中から同じ「時相」のフレーム画像を夫々のサブボリュームから抽出してつなぎ合わせてフルボリュームのフレーム画像を生成する。ここで、「時相」とは、ECGトリガ信号の発生時刻を基準とした遅延量のことである。通常心臓の収縮や拡張の動きはECGトリガ信号に同期して周期性をもった動きとなる。従って、同じ「時相」のフレーム画像を夫々のサブボリュームから抽出し、これらをつなぎ合わせればサブボリューム間の空間的連続性はほぼ確保される。実際には、ECGトリガ信号に近い方から繰り返し走査の順に「時相番号」を割り付け、同じ「時相番号」の走査から得られたフレーム画像をつなぎ合わせてフルボリュームの画像を合成する。例えば、フルボリュームを4つのサブボリュームA、B、C、及びDに分割し、各サブボリュームの繰り返し走査が20回行われる場合は、「時相番号0」から「時相番号19」までの20枚のフレーム画像がサブボリューム毎に得られる。そして、同じ「時相番号」のフレーム画像をサブボリュームA、B、C、及びDから抽出しつなぎ合わせることにより、その「時相番号」に対応するフルボリュームの画像が合成される。このつなぎ合わせは「時相番号」毎に行われ、「時相番号0」から「時相番号19」までのフルボリューム画像が合成される。この結果、つなぎ合わされたフルボリュームのフレーム画像の数もECGトリガ信号あたり例えば20枚となり、フルボリューム画像のフレームレートは、サブボリュームのフレームレートと同じ値となる。即ち、例えば20fpsのフレームレートを有するフルボリュームの動画を生成することができる。
米国特許第6,544,175号明細書 特開2007−20908号公報
上述したように、特許文献1等が開示する従来技術では、ECGトリガ信号毎に1つのサブボリューム内を複数回繰り返し走査しており、1回の走査で1つのフレーム画像(サブボリュームのフレーム画像)を得ている。ここで、サブボリューム内の繰り返し走査数は、3次元画像による診断を開始する前に、ECGトリガ信号から予め決定している。
しかしながら、人間の心拍周期は必ずしも一定ではなく、健常な人間でも10%程度は変動するといわれている。不整脈等の疾患を持つ患者の場合にはさらのその変動量は大きくなる。従ってECGトリガ信号の周期も心拍周期の変動に伴って一定とはならない。
この結果、診断開始前に決定したサブボリューム内の繰り返し走査数が確保できない事態が発生しうる。
心拍周期、即ち、ECGトリガ信号の周期が短くなる方向に変化する状態(この状態をアーリートリガ状態という)が発生すると、ECGトリガ信号の直前の走査が完了する前に次のECGトリガ信号が発生するため、予め決定した繰り返し走査数を確保することができなくなる。このことは、ECGトリガ信号の直前の心臓のフレーム画像が欠如することなり、該当する同時相のフレーム画像をつなぎ合わせてフルボリュームの画像を生成した場合、1つ或いは場合によっては複数のサブボリュームのフレーム画像が歯抜け状態となり、不連続で見づらい画像となり、ひいては画像診断を行う上で支障となる。
診断開始前に決定した繰り返し走査数に達しなかった場合には、ECGトリガ信号の周期が長くなる方向に変動するのを待って再度そのサブボリュームの走査を繰り返すようにしても良い。しかしながら、アーリートリガ状態が連続した場合にはいつまでたっても該当するサブボリュームのデータが収集できないことになり、全体としてもデータ収集時間が予測不能になってしまう。
逆に心拍周期が長くなる方向に変化した場合には、診断開始前に決定した繰り返し走査数の走査が完了した後、次のECGトリガ信号が出力されるまでの間にブランク期間が発生することになる。このことは、ECGトリガ信号直前の状態の心臓画像が得られないことを意味しており、やはり画像診断上好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、診断開始後に心拍周期が変動したとしてもECGトリガ信号の直前の状態の心臓画像も欠如させることなく1心拍内の総ての状態の3次元心臓画像を安定に取得することができる超音波診断装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る超音波診断装置は、請求項1に記載したように、超音波ビームを主走査方向及び副走査方向に走査して被検体内からの反射信号を収集する超音波プローブと、心拍の周期ごとに出力されるトリガ信号を外部から入力し、前記被検体の所望の診断領域を所定数に分割した分割領域の夫々に対して、前記トリガ信号から次のトリガ信号までの間、前記超音波ビームを複数回の繰り返し走査させる走査制御部と、前記分割領域毎の繰り返し走査によって取得されるデータを前記繰り返し走査の順序に基づいて対応付けてつなぎ合わせ前記診断領域全体の画像を生成する画像生成部と、を備え、前記走査制御部は、前記トリガ信号の周期を検出し、前記トリガ信号の周期が下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させる、ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る超音波診断装置の制御方法は、請求項6に記載したように、(a)超音波ビームを主走査方向及び副走査方向に走査して被検体内からの反射信号を収集し、(b)心拍の周期ごとに出力されるトリガ信号を外部から入力し、(c)前記トリガ信号の周期を検出し、(d)前記被検体の所望の診断領域を所定数に分割した分割領域の夫々に対して、前記トリガ信号から次のトリガ信号までの間、前記超音波ビームを複数回の繰り返し走査を行い、前記トリガ信号の周期が下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させ、(e)前記分割領域毎の繰り返し走査によって取得されるデータを前記繰り返し走査の順序に基づいて対応付けてつなぎ合わせ前記診断領域全体の画像を生成する、ステップを備えたことを特徴とする。
本発明に係る超音波診断装置、及びその制御方法によれば、診断開始後に心拍周期が変動したとしてもECGトリガ信号の直前の状態の心臓画像も欠如させることなく1心拍内の総ての状態の3次元心臓画像を安定に取得することができる。
本発明に係る超音波診断装置、及びその制御方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(1)全般及び構成
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置1による超音波ビームの走査状況を模式的に示す図である。超音波診断装置1は、複数の超音波振動子11が2次元配列された超音波プローブ10によって細い超音波ビームを形成している。この超音波ビームを被検体の所望の診断領域にむけて放射し、診断領域の範囲を主走査方向及び副走査方向に電子的に走査している。診断領域の反射信号からは、主走査方向、副走査方向、及び距離方向の3次元情報が得られる。
超音波振動子が1次元に配列されている従来の1次元超音波プローブの走査範囲が平面状の範囲となるのに対して、本実施形態のような2次元超音波プローブ10の走査範囲は3次元の立体範囲となる。また、細いビーム幅の超音波ビームを走査しているため、より広い範囲の診断領域から高い分解能の3次元情報を取得することが可能となる。取得された3次元情報から任意の方向から見た3次元画像や、任意の断面で切り取った断面画像を生成することができる。
一方、超音波ビームを主走査方向と副走査方向に走査しているため、診断領域全体(フルボリューム)を走査するビームポジション数は平面状の走査範囲に対して非常に増加する。この結果、単純にフルボリュームの範囲を端から端まで順に走査すると、フルボリュームを1回走査する時間は増加する。このため、フルボリューム画像のフレームレートは低くなる。
そこで、前述したように、本実施形態に係る超音波診断装置1では、フルボリュームを複数の(例えば4つの)サブボリュームに分割し、夫々のサブボリュームを高いフレームレート(例えば20fps)で走査し、夫々のサブボリュームから得られたフレーム画像を合わせてつなぎ合わせ、フルボリュームのフレーム画像を合成する方法を採用している。フルボリューム画像のフレームレートもサブボリュームのフレームレートと同じ高いフレームレート(例えば20fps)が実現できるため、心臓のような動きのある診断領域に対してもリアルタイムで3次元の動画を生成することが可能となる。
図2は、超音波診断装置1の構成例を示すブロック図である。超音波診断装置1は、例えば、超音波プローブ10、送受信部20、信号処理部30、画像生成部40、表示部50、システム制御部60、走査制御部70、操作部80等を備えて構成されている。
超音波プローブ10は、格子状に配列された複数の超音波振動子11を具備しており、送受信部20の送信部21から出力される送信パルス信号に基づいて超音波パルスを生成し、被検体に向けて送信する。また、被検体から反射されてきた超音波反射信号を電気信号に変換し、送受信部20の受信部22に出力する。さらに、走査制御部70から出力されるビーム走査制御信号に基づいて超音波ビームを主走査方向及び副走査方向に走査する。
送受信部20の送信部21では、走査制御部70で生成されるタイミング信号等に基づいて各超音波振動子11に供給する送信パルスを生成する。また、同じく走査制御部70で生成されたビーム走査制御信号に基づいて送信用の超音波ビームの走査方向を定めるために各送信パルスの遅延量等を設定する。
送受信部20の受信部22では、各超音波振動子11から出力される被検体からの反射信号を増幅しアナログ信号からデジタル信号に変換する。また、走査制御部70で生成されたビーム走査制御信号に基づき、受信用の超音波ビームの走査方向を決定するための遅延量を各超音波振動子11の反射信号に設定したのち加算し、加算された信号をビーム形成された反射信号として信号処理部30に出力する。
信号処理部30では、受信部22から出力された反射信号に対してフィルタリング処理等の信号処理を施し、画像生成部40に出力する。
画像生成部40では、ビーム走査位置に対応させて反射信号から3次元画像データを生成する。特に本実施形態に係る超音波診断装置1では、サブボリューム毎に画像データを生成し、各サブボリューム画像からフルボリュームの3次元画像データを合成する処理を行っている。この合成処理は走査制御部70の動作と連携した処理であり、細部については後述する。
画像生成部40では、合成されたフルボリュームの3次元画像データに対してレンダリング処理等を行い、任意の角度から眺めた3次元画像や、任意の面で切断した断面画像等を生成し表示部50に出力する。3次元画像データは、例えば20fpsのフレームタイム毎に更新される動画を提供することが可能である。診断中に動画をリアルタイムで表示部50に出力することが可能であるが、画像データを一旦適宜のメモリに保存し、診断後にオフラインで動画を出力したり、動画の一部を切り出して静止画を出力したりすることも可能である。
表示部50は、例えば液晶ディスプレイ装置等で構成される表示デバイスであり、画像生成部40から出力される画像や各種の診断用パラメータ等を表示する。
操作部80は、所謂マンマシンインターフェースであり、超音波診断装置1に対して各種の診断モードや診断モードに付随する各種のパラメータを設定することができる。本実施形態に係る超音波診断装置1は、ECGトリガ信号に基づいて鼓動する心臓の動きを3次元の動画画像として表示することができる診断モード(以下、トリガード3次元診断モードという)を特徴とするものであるが、この他従来からある2次元診断モードでも動作可能である。これらの診断モードの設定や切り替えは操作部80を介して行われる。
システム制御部60では、操作部80で設定された診断モードや各種パラメータに基づいて、超音波診断装置1の全体の制御を行っている。
走査制御部70では、診断モードに応じた超音波ビームのビームマネージメントと送受信のタイムマネージメントを行っている。特に、トリガード3次元診断モードでは、心電計100から出力されるECG信号(R波)からトリガ信号を生成し、このトリガ信号に同期させてサブボリューム毎のビーム走査位置(主走査方向及び副走査方向)やサブボリューム内の繰り返し走査に関する諸元を決定し、送受信部20や画像生成部40に出力している。また、超音波ビームの送信パルス繰り返し周波数(prf:pulse repetition frequency)等の送信パルス諸元を決定し、送信パルス諸元に基づく各種タイミング信号も走査制御部70で生成している。
(2)トリガード3次元診断モードの動作
上記のように構成された超音波診断装置1の動作、特にトリガード3次元診断モードの動作について説明する。
図3は、トリガード3次元診断モードの動作原理を説明する図であり、例えば特許文献1等に開示されている技術である。トリガード3次元診断モードは、主に心臓を診断対象とするものであり、鼓動によって変化する心臓の動きを3次元の動画画像として表示する診断モードである。トリガード3次元診断モードでは、患者の心臓の鼓動に応じて変化する心電図信号(ECG信号)を心電計100から入力し、ECGトリガ信号と呼ばれるパルス信号を生成する。ECG信号としては、心臓の拡張末期近傍で出力されるパルス状のR波の信号(図3(a)参照)が多く用いられている。このECG信号を走査制御部70に入力し、適宜の閾値を適用してECGトリガ信号を生成する(図3(b)参照)。ECGトリガ信号は鼓動に同期した信号であり、心拍が1秒間に60回の場合ECGトリガ信号の周期は1秒となる。
トリガード3次元診断モードでは、診断領域の全体(フルボリューム)を複数のサブボリューム(分割領域)に分割し、各サブボリュームをECGトリガ信号毎に走査している。例えば、図3(f)に例示したように、フルボリュームを4つのサブボリュームA、B、C、及びDに分割する。そして、ECGトリガ信号のトリガ0、1、2、3の入力に応じてサブボリュームA、B、C、及びDの順に走査していく。
このとき、各サブボリュームに対して1回だけ走査するのではなく、複数回(N回)繰り返して走査を行う。図3は、4回(N=4)の繰り返し走査を行っている例を示している。各サブボリュームに対する1回の走査時間TSV(以下、繰り返し走査周期TSVという)後述するように動画のフレーム時間(フレームレートの逆数)に対応することになるため、滑らかな動きの動画を得るためには繰り返し走査周期TSVとしては例えば50ms(=1/20fps)前後、或いはそれ以下が好ましい。ECGトリガ信号の周期を1秒、また繰り返し走査周期TSVを上記の50msと仮定すると、サブボリューム毎の繰り返し走査数Nは20となる。図3は、説明の便宜上、サブボリューム毎の繰り返し走査数Nを4とした場合の例を示している。
同じサブボリュームを繰り返し走査している場合であっても、心臓は周期的に鼓動しているため、ECGトリガからの遅延時間、即ち時相が異なれば各繰り返し走査から生成される画像データは異なったものとなる。
図3(c)に示す時相番号は、時相を1回の走査時間の単位で区分し、ECGトリガ信号に近い方から「0」、「1」、「2」、「3」と番号付けしたものである。図3(d)は、この時相番号「0」、「1」、「2」、及び「3」と、サブボリュームA、B、C、及びDとを「A0」〜「A3」、「B0」〜「B3」、「C0」〜「C3」、「D0」〜「D3」のように関連付けて超音波ビームの走査順序を時系列に並べたものである。
信号処理部30からは、信号処理された被検体からの反射信号がこの走査順序に応じてリアルタイムで画像生成部40に出力される。
図3(e)は、画像生成部40で行われるフルボリュームの合成方法を示す図である。画像生成部40では、時相番号で識別された各サブボリュームのデータから同じ時相番号のデータを抽出し、サブボリュームA、B、C、及びDでつなぎ合わせて合成する。同じ時相番号のサブボリュームデータであっても、実際にはそれらが取得された時刻はECGトリガ信号の周期分ずつ夫々異なっている。しかしながら、心臓の形状の変化はECGトリガ信号の周期と同じ周期性を有していると考えられるため、同じ時相番号のサブボリュームをつなぎ合わせて得られるフルボリューム画像の空間的な連続性はほぼ確保されることになる。
時相番号0に対応するサブボリューム「D0」のデータが取得された時刻には、既にサブボリューム「A0」、「B0」、「C0」のデータは取得済みであり、この段階で時相番号0に対応するフルボリュームの画像が生成される。
次に、時相番号1に対応するサブボリューム「D1」のデータが取得された時刻には、既にサブボリューム「A1」、「B1」、「C1」のデータは取得済みであり、時相番号1に対応するフルボリュームの画像が生成される。以下同様にして、時相番号2及び3のフルボリュームの画像がされる。
サブボリュームDの走査「D3」が終了すると、サブボリュームAに戻って走査が行われる。このとき、最初に得られる走査データ「A0」は、1つ前に生成されていた時相番号0のフルボリュームデータの「A0」と置換され、新たな時相番号0のフルボリューム画像が更新されることになる。
このように、フルボリューム画像は、サブボリューム毎の繰り返し走査周期TSVの単位で生成され、或いは更新されることになる。
このことは、フルボリューム全体の走査時間が実際には長くても、あたかもサブボリューム1回の走査時間でフルボリューム全体を走査したかのごとく見せることができることを意味している。つまり、サブボリューム画像のフレームレートとフルボリューム画像のフレームレートとを擬似的に同一にすることができることを意味している。
例えば、通常の方法ではフルボリューム画像のフレームレートが走査時間の制約から5fpsしか達成できないとする。この場合であっても、フルボリュームを4つのサブボリュームに分割することにより、各サブボリュームの走査時間はフルボリュームの1/4となり、サブボリューム画像のフレームレートとしては4倍の20fpsが得られる。トリガード3次元診断モードでは、サブボリューム画像のフレームレートがそのままフルボリューム画像のフレームレートとなるため、通常の方法に比べると4倍も高いフレームレートが得られることになる。
このように、トリガード3次元診断モードは広い3次元診断領域に対しても高い分解能の画像が高いフレームレートで得られるため、心臓のような動きのある診断対象に対してもリアルタイムの動画を生成することが可能である。
ところで、一般に人間の心拍の周期は必ずしも一定ではない。健常な人でも10%程度の心拍周期の変動があると言われている。心臓に疾患をもつ患者の場合はさらに心拍周期の変動は大きくなる。この心拍周期変動に起因して、従来のトリガード3次元診断モードでは、ECGトリガ信号直前のある期間、画像データが得にくいという問題がある。
図4は心拍周期が短くなる方向に変化したときの従来の問題点を説明する図である。図4(a)はECGトリガ信号を示す図、図4(b)サブボリュームの繰り返し走査の状況を時相番号と共に示した図である。
図4では、繰り返し走査周期TSVを50msとした例を示している。この場合得られる動画のフレームレートは20fps(1/50ms)となる。繰り返し走査周期TSVは、トリガード3次元診断モードを開始する前に予め設定されている。
一方、トリガード3次元診断モードを開始する前には、心拍周期(ECGトリガ信号の周期)TECGも測定されており、測定された心拍周期TECGから繰り返し走査数Nが予め決定される。繰り返し走査数Nは、例えば測定された心拍周期TECGを繰り返し走査周期TSVで除し、余りを切り捨てた整数として決定される。
図4(a)及び(b)は、心拍が60bpm(beats per minute)で心拍周期が1秒(1000ms)であったときに、繰り返し走査数Nが20に決定される様子を例示している。このとき各繰り返し走査には時相番号0から時相番号19が割り付けられる。
心拍周期TECGが繰り返し走査周期TSVのほぼ整数倍のときには心拍周期TECG全体のデータを抜けなく取得することが可能である。
図4(c)及び(d)は、心拍周期TECGが短くなる方向に変化した様子を示す図である。例えば、心拍が60bpmから62bpmに速まると、心拍周期TECGは約968msとなる。この場合、トリガ1が到来したときには時相番号19の走査を完了しておらず、完全な走査データは得られなくなる。このため、時相番号19のデータは破棄される。また、このサブボリュームでは時相番号19のデータが存在しなくなるため他のサブボリュームの時相番号19のデータとつなぎ合わせることができない。このため、このサブボリュームでの繰り返し走査を何度か行い、心拍周期が長くなって時相番号19のデータが得られたときに初めて次のサブボリュームへ移動するようにしている。この結果、フルボリューム画像の更新周期が必ずしも一定とならず、時間的な不連続性が発生することになる。
図5は、逆に心拍周期が長くなる方向に変化したときの従来の問題点を説明する図である。図5(a)及び(b)は図4(a)及び(b)と同じ図であり、繰り返し走査周期TSVは50ms、繰り返し走査数Nは20に決定されている。
図5(c)及び(d)は、心拍周期TECGが長くなる方向に変化した様子を示す図である。例えば、心拍が60bpmから58bpmに変化すると、心拍周期TECGは1000msから約1034msに増加する。この場合、時相番号19の走査が完了してから次のトリガ1が到来するまでの間は待ち時間となりデータが取得できなくなる。トリガ1の直前の期間も当然ながら心臓は動いており、この期間のデータも重要なデータである。それにもかかわらず、従来の方法ではこの待ち時間の期間にはデータが取得できなくなる。
図4及び図5に示した例では、心拍周期の変動幅が比較的小さく、1つの繰り返し走査周期TSVの範囲内で変化している様子を示している。しかしながら、心拍周期の変動幅がさらに大きくなり複数の繰り返し走査周期TSVにわたって変化した場合、破棄されるデータや待ち時間によって取得できないデータの量はさらに増加し、問題は深刻となる。
(3)繰り返し走査数Nの変更
本実施形態に係る超音波診断装置1では、上記の問題を解決すべく、心拍周期が変動した場合には繰り返し走査数Nを変更する処理を行っている。
図6は、本実施形態に係る繰り返し走査数変更処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る超音波診断装置1では、トリガード3次元診断モードに入る前に予備走査モードと呼ばれる面走査(2次元走査)を行っている(ステップST1)。
図7(a)は、予備走査モードの一例を説明する図である。予備走査モードでは、互いに直行する2つの面を超音波ビームで交互に走査し、夫々の走査面から得られる2枚画像データを表示部50に並べて表示させる。予備走査モードの主な目的は超音波プローブ10の位置決めであり、これから行おうとしているトリガード3次元診断モードの診断対象部位に対して超音波プローブ10の位置が適切であるかどうかを予備走査モードで得られる2枚の画像から判断しようというものである。予備走査モードは2面の走査であるためトリガード3次元診断モードに比べると全範囲の走査時間は非常に短く、高いフレームレートが得られるため、超音波プローブ10を移動させながら診断対象部位を探すのに適している。
予備走査モードでは、ECG信号も合わせて入力され、ECGトリガ信号の周期(心拍周期TECG)が検出される(ステップST2)。
次のステップ3では、予め設定されている繰り返し走査周期TSVが適宜のメモリから読み出して入力し、この繰り返し走査周期TSVと検出した心拍周期TECGとから繰り返し走査数Nの初期値Nが決定される。
さらに、繰り返し走査Nの変更を行うか否かの判断のための閾値として、下限周期Tと上限周期Tとが決定される。このとき、下限周期Tや上限周期Tは、例えば繰り返し走査周期TSVを単位として、繰り返し走査周期TSVの整数倍として決定される。つまり、T=(N-m)*TSV、やT=(N+m)*TSV、(N、mは整数)等の式から下限周期Tや上限周期Tが決定される。
下限周期Tや上限周期Tが決定されるとトリガード3次元診断モードへ移行する(ステップST5)。移行は例えばユーザによる操作部80からの移行指示操作による。
トリガード3次元診断モードへ移行した後も心拍周期の検出は継続して行われ(ステップST6)、下限周期Tや上限周期Tに対して閾値判定が行われる。
心拍周期が下限周期T以下となった場合には(ステップST7のYes)、繰り返し走査数Nを低減する処理が行われ(ステップST8)、低減された繰り返し走査数でその後のトリガード3次元診断モードが行われる。
図8は、下限周期Tが繰り返し走査周期TSVの19倍に設定されているときに、心拍周期が短くなる方向に変化し、下限周期T以下となったときの様子を例示したものである。この例では、繰り返し走査数が初期値の20(時相番号の最大値は19)から繰り返し走査数19(時相番号の最大値は18)に変更されている。
下限周期Tは繰り返し走査周期TSVの整数倍として設定されているため、繰り返し数を変更した直後では、繰り返し走査周期TSV全体の範囲を欠けることなく、また余ることなく走査することが可能となっている。
心拍周期が上限周期T以上となった場合には(ステップST7のNo、及びステップST9のYes)、繰り返し走査数Nを増加する処理が行われ(ステップST10)、増加された繰り返し走査数でその後のトリガード3次元診断モードが行われる。
図9は、上限周期Tが繰り返し走査周期TSVの21倍に設定されているときに、心拍周期が長くなる方向に変化し、上限周期T以上となったときの様子を例示したものである。この例では、繰り返し走査数が初期値の20(時相番号の最大値は19)から繰り返し走査数21(時相番号の最大値は20)に変更されている。
この場合にも、上限周期Tは繰り返し走査周期TSVの整数倍として設定されているため、繰り返し数を変更した直後では、繰り返し走査周期TSV全体の範囲を欠けることなく、また余ることなく走査することが可能となっている。
なお、心拍周期が複数の心拍に亘って連続して下限周期T以下となった場合に繰り返し走査数Nを減少する処理を行う、或いは、心拍周期が複数の心拍に亘って連続して上限周期T以上となった場合に繰り返し走査数Nを増加する処理を行うようにしてもよい。
例えば、診断対象の全体(フルボリューム)を走査する期間中、(フルボリュームを4つのサブボリュームに分割した場合には、4心拍の期間中)継続して心拍周期が下限周期T以下となった場合や上限周期T以上となった場合に初めて繰り返し走査数を変更するようにする。このようにすることによって、心拍ごとに頻繁に繰り返し走査数が変更されることを防止することができる。この結果、フルボリュームを構成する各サブボリューム内の繰り返し数走査数を揃えることが可能となる。
(4)その他の実施形態
前述した実施形態では、繰り返し走査数の変更を超音波診断装置1が自動的に行っている。これに対して、繰り返し走査数の変更の実施の可否をユーザに判断させ、ユーザからの指示操作によって繰り返し走査数の変更処理を実行するようにしてもよい。図10は、この種の実施形態の処理例を示すフローチャートである。
図6に示したフローチャートとの相違点は、ステップST100乃至ステップST103の処理が付加されている点である。
ステップST100は、心拍周期が下限周期T以下となった場合には(ステップST7のYes)、その旨を表示部50に表示させる処理である。ユーザはこの表示によって、心拍周期が下限周期T以下となる程度に短くなったことを認識する。そして、繰り返し走査数の変更を許可する場合には、変更許可の設定を、操作部80を介して行う。変更許可の設定が操作部80から入力されたことが検知された場合に限り(ステップST101のYes)、ステップST8へ進んで繰り返し走査数を減少させる。
同様に、ステップST102では、心拍周期が上限周期T以上となった場合に(ステップST9のYes)、その旨を表示部50に表示させる。ユーザが繰り返し走査数の変更を許可する場合には、変更許可の設定を、操作部80を介して行う。変更許可の設定が操作部80から入力されたことが検知された場合に限り(ステップST103のYes)、ステップST10へ進んで繰り返し走査数を増加させる。
以上説明してきたように、本実施形態に係る超音波診断装置1、及びその制御方法によれば、診断開始後に心拍周期が変動したとしてもECGトリガ信号の直前の状態の心臓画像も欠如させることなく1心拍内の総ての状態の3次元心臓画像を安定に取得することができる。
なお、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
3次元の超音波診断装置のビーム走査を模式的に示す図。 本発明に係る超音波診断装置の構成例を示すブロック図。 トリガード3次元診断モードの一般的動作概念説明図。 従来のトリガード3次元診断モードの問題点を説明する第1の図。 従来のトリガード3次元診断モードの問題点を説明する第2の図。 本発明に係る超音波診断装置における、繰り返し走査数変更処理例を示す第1のフローチャート。 予備走査モードからトリガード3次元診断モードへのモード遷移の一例を示す図。 本発明に係る超音波診断装置における、繰り返し走査数変更処理(減少させる変更)の一例を示す図。 本発明に係る超音波診断装置における、繰り返し走査数変更処理(増加させる変更)の一例を示す図。 本発明に係る超音波診断装置における、繰り返し走査数変更処理例を示す第2のフローチャート。
符号の説明
1 超音波診断装置
10 超音波プローブ
11 超音波振動子
20 送受信部
30 信号処理部
40 画像生成部
50 表示部
60 システム制御部
70 走査制御部
80 操作部

Claims (10)

  1. 超音波ビームを主走査方向及び副走査方向に走査して被検体内からの反射信号を収集する超音波プローブと、
    心拍の周期ごとに出力されるトリガ信号を外部から入力し、前記被検体の所望の診断領域を所定数に分割した分割領域の夫々に対して、前記トリガ信号から次のトリガ信号までの間、前記超音波ビームを複数回の繰り返し走査させる走査制御部と、
    前記分割領域毎の繰り返し走査によって取得されるデータを前記繰り返し走査の順序に基づいて対応付けてつなぎ合わせ前記診断領域全体の画像を生成する画像生成部と、
    を備え、
    前記走査制御部は、
    前記トリガ信号の周期を検出し、
    前記トリガ信号の周期が下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させる、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記走査制御部は、
    予め設定された繰り返し走査周期に基づいて前記繰り返し走査を行い、
    前記下限周期又は前記上限周期は、前記繰り返し走査周期を単位として設定される閾値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記走査制御部は、
    前記トリガ信号の周期が、連続して複数回前記下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が連続して複数回前記上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  4. 前記走査制御部は、
    前記トリガ信号の周期が、前記所望の診断領域の全体を走査する期間以上継続して前記下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が、前記所望の診断領域の全体を走査する期間以上継続して前記上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  5. 前記トリガ信号の周期が前記下限周期以下又は前記上限周期以上になった場合その旨を表示する表示部と、
    前記繰り返し走査の回数の変更許可をユーザの操作によって設定することができる操作部と、をさらに備え、
    前記走査制御部は、
    前記操作部から前記変更許可が設定されたとき、前期繰り返し走査の回数を減少又は増加させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  6. (a)超音波ビームを主走査方向及び副走査方向に走査して被検体内からの反射信号を収集し、
    (b)心拍の周期ごとに出力されるトリガ信号を外部から入力し、
    (c)前記トリガ信号の周期を検出し、
    (d)前記被検体の所望の診断領域を所定数に分割した分割領域の夫々に対して、前記トリガ信号から次のトリガ信号までの間、前記超音波ビームを複数回の繰り返し走査を行い、前記トリガ信号の周期が下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させ、
    (e)前記分割領域毎の繰り返し走査によって取得されるデータを前記繰り返し走査の順序に基づいて対応付けてつなぎ合わせ前記診断領域全体の画像を生成する、
    ステップを備えたことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。
  7. ステップ(d)では、
    予め設定された繰り返し走査周期に基づいて前記繰り返し走査を行い、
    前記下限周期又は前記上限周期は、前記繰り返し走査周期を単位として設定される閾値である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波診断装置の制御方法。
  8. ステップ(d)では、
    前記トリガ信号の周期が、連続して複数回前記下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が連続して複数回前記上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波診断装置の制御方法。
  9. ステップ(d)では、
    前記トリガ信号の周期が、前記所望の診断領域の全体を走査する期間以上継続して前記下限周期以下となった場合には、前記繰り返し走査の回数を減少させ、前記トリガ信号の周期が、前記所望の診断領域の全体を走査する期間以上継続して前記上限周期以上となった場合には、前記繰り返し走査の回数を増加させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波診断装置の制御方法。
  10. 前記トリガ信号の周期が前記下限周期以下又は前記上限周期以上になった場合その旨を表示し、
    前記繰り返し走査の回数の変更許可をユーザの操作によって設定する、
    ステップをさらに備え、
    ステップ(d)では、
    前記操作部から前記変更許可が設定されたとき、前期繰り返し走査の回数を減少又は増加させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波診断装置の制御方法。
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