JP2009141950A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】OFDMA通信方式を使用して通信相手の装置(端末装置)との間で無線により通信する無線通信装置(基地局装置)で、無線使用率などの計算を行う。
【解決手段】無線通信装置では、割り当て手段が通信相手の装置との間の無線通信で使用する通信領域を割り当て、総数取得手段が所定の周期内に使用することが可能な通信領域の総数を取得し、数検出手段が割り当て結果に基づいて所定の周期内における通信相手の装置との間の無線通信に割り当てられた通信領域の数を検出し、状況検出手段が取得結果及び検出結果に基づいて通信領域の使用状況に関する情報を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線基地局装置などの無線通信装置に関し、特に、無線使用率などの計算を行う無線通信装置に関する。
近年、新しい無線通信技術の一つとしてWiMAX(ワイマックス)が注目されている。WiMAXは基地局装置と端末装置との間で広帯域な無線通信を行うシステムであり、通信規格はIEEE802.16で規定されている。例えば、モバイル通信に対応したIEEE802.16e規格(以下、802.16e規格とも言う。)が2005年に標準化されており、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)通信方式を採用している(非特許文献1参照。)。
なお、既存の無線通信システムにおける無線使用率の計算に関して、例えば、時分割多重通信において無線リソースを考慮したアドミッションコントロールについての検討や、Bluetoothを想定したスループットと消費電力の改善方法についての検討などが行われている(以下で、背景技術Aと言う。)。
特開2007−201971号公報 IEEE standard 802.16e−2005
ところで、他の既存の無線通信システムと同様に、IEEE802.16e規格に準拠した無線通信システムでは、基地局装置における無線使用率を監視して、有限の無線リソースを有効に使用することが重要な課題の一つであった。しかしながら、非特許文献1では無線使用率に関する規定は無く、新たな検討が必要であった。
なお、上記した背景技術Aにおける無線使用率の計算方法では、対象としている無線方式がOFDMAとは異なるため、単純に適用することができなかった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、例えばIEEE802.16e規格に準拠した無線通信システムにおいて、無線使用率などの計算を行うことができる無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、OFDMA通信方式を使用して通信相手の装置との間で無線により通信する無線通信装置において、次のような構成とした。
すなわち、割り当て手段が、前記通信相手の装置との間の無線通信で使用する通信領域を割り当てる。総数取得手段が、所定の周期内に使用することが可能な通信領域の総数を取得する。数検出手段が、前記割り当て手段による割り当て結果に基づいて、前記所定の周期内における前記通信相手の装置との間の無線通信に割り当てられた通信領域の数を検出する。状況検出手段が、前記総数取得手段による取得結果及び前記数検出手段による検出結果に基づいて、通信領域の使用状況に関する情報を検出する。
従って、例えばIEEE802.16e規格に準拠した無線通信システムなどにおいて、無線使用率などの計算を行うことができ、その計算結果を種々に利用することが可能である。
ここで、一例として、無線通信装置としては、基地局装置を用いることができ、また、通信相手の装置としては、端末装置を用いることができる。
また、通信領域の割り当てや通信領域の使用状況の検出の対象となる無線通信としては、例えば、無線通信装置から通信相手の装置への通信が用いられてもよく、或いは、通信相手の装置から無線通信装置への通信が用いられてもよく、或いは、これら両方向の通信が用いられてもよい。
また、無線通信に割り当てられる通信領域としては、種々な態様のものが用いられてもよく、例えば、n及びmをそれぞれ1以上の任意の整数として、(時間×周波数)=(nシンボル×mサブチャネル)の単位(タイル)を、無線通信のリソースを割り当てる場合における単位として用いることができ、この場合、通信領域の数として、当該単位(タイル)の数を用いることができる。
また、所定の周期としては、種々な長さが用いられてもよく、例えば、1以上の所定数のフレームに相当する周期が用いられてもよく、或いは、所定の長さの時間に相当する周期が用いられてもよい。
また、所定の周期内に使用することが可能な通信領域の総数としては、例えば、予めメモリに記憶されるなどして設定されて、その設定内容に基づいて取得されてもよく、或いは、必要なときに、例えば通信リソースの構造(具体例として、通信フレームに含まれる通信領域の単位(タイル)の数)などに基づいて、検出されることで取得されてもよい。
また、通信領域の使用状況に関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、無線使用率の情報や、無線空き領域比率の情報などを用いることができる。
以上説明したように、本発明に係る無線通信装置によると、例えばIEEE802.16e規格に準拠した無線通信システムなどにおいて、無線使用率などの計算を行うことができ、その計算結果を種々に利用することが可能である。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
まず、WiMAXについて説明する。
WiMAXは、例えば、データ通信量が少ないがエリアが広い携帯電話システムとデータ通信量が多いがエリアが狭い無線LANとの中間をとったようなシステムであり、データ通信量とエリアを両方とも確保するものである。
WiMAXでは、例えば、OFDMAが通信方式として使用される。
OFDMAでは、無線通信のリソースの概念として、周波数と時間を考慮したマスを用いる。
本例では、無線通信のリソースを割り当てる単位のことをタイルと言う。本例では、1個のタイルとして、(時間×周波数)のマスに相当する(1シンボル×1サブチャネル)のマスを用いるが、他の大きさのマスが用いられてもよい。
また、WiMAXでは、上り通信と下り通信を時間分割するTDD(Time Division Duplex)の通信方式を使用する。ここで、上り通信は端末装置A1〜A4から基地局装置B1、B2への方向の通信であり、下り通信は基地局装置B1、B2から端末装置A1〜A4への方向の通信である。
本例では、無線通信に使用される1フレームは、下りリンクのサブフレームとガード(ギャップ)と上りリンクのサブフレーム、から構成される。
また、本例では、基地局装置が、無線通信の相手となる1個以上の端末装置との間の無線通信について、使用する無線通信リソース(本例では、タイル)を割り当てること(スケジューリング)を行う。
基地局装置から端末装置への下り通信では、基地局装置は、自装置で発生した送信対象となるデータの量や各端末装置との通信品質などに基づいて、各端末装置への無線通信で使用する1個以上のタイル(0個のときがあってもよい)を決定して使用する。
また、端末装置から基地局装置への上り通信では、基地局装置は、例えば各端末装置から受信したデータ送信要求(帯域要求)の内容(データの量など)や各端末装置との通信品質に基づいて、各端末装置からの無線通信で使用する1個以上のタイル(0個のときがあってもよい)を決定して、各端末装置へ通知する。なお、各端末装置から送信するデータの内容については、例えば、各端末装置で任意に決定することができる。
以下で、本発明に係る実施例を説明する。
図1には、本発明の一実施例に係るOFDMA通信方式を使用するWiMAXの無線通信システムの構成例を示してある。
本例の無線通信システムは、CSN(Connectivity Service Network)1と、ASN(Access Service Network)2と、CSN1とASN2とを接続する有線LAN(Local Area Network)3と、複数(本例では、4個)の端末装置A1〜A4を備えている。
ASN2には、有線LAN3を介してCSN1と接続されるASN−GW(Gateway)11と、複数(本例では、2個)の基地局装置B1、B2と、各基地局装置B1、B2とASN−GW11とを接続する有線LAN12、13を備えている。
ここで、ASN2は、基地局装置B1、B2とASN−GW11から構成されるネットワークを指している。
各端末装置A1〜A4は、IEEE802.16e規格に準拠した無線通信を行って、自装置を収容する基地局装置B1、B2に接続して、データ通信を行う。
各基地局装置B1、B2は、IEEE802.16e規格に準拠した無線通信を行って、自装置が収容する1又は複数の端末装置A1〜A4と接続し、また、IEEE802.3準拠の有線LAN12、13を用いてASN−GW11と接続している。各基地局装置B1、B2は、各端末装置A1〜A4の状態管理などを行う。
ASN−GW11は、CSN1や複数の基地局装置B1、B2と有線LAN3、12、13を介して接続しており、各基地局装置B1、B2の状態管理や、CSN1との情報のやりとりなどを行う。
CSN1は、有線LAN3を介してASN−GW11と接続しており、各端末装置A1〜A4の認証処理や課金処理、或いは、外部ネットワーク(例えば、インターネット)との接続処理などを行う。
図2には、各基地局装置B1、B2のハードウエア構成の一例を示してある。なお、本例では、各基地局装置B1、B2のハードウエア構成は同様である。
本例の各基地局装置B1、B2は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、コンソールコントローラ23と、コンソール24と、ネットワークコントローラ(本例では、ネットワークコントローラAと言う)25と、無線I/F(I/F:インタフェース)26と、ネットワークコントローラ(本例では、ネットワークコントローラBと言う)27と、有線LAN28(なお、有線LAN28は基地局装置B1、B2の外部のものでもよい)を備えている。
なお、各基地局装置B1、B2の構成としては、必ずしも本例の構成に限定されず、例えば、コンソールコントローラ23やコンソール24が備えられない構成が用いられてもよい。
メモリ22は、プログラムなどのデータを記憶(格納)する。
CPU21は、メモリ22に記憶されたプログラムを読み出して実行して、装置全体の動作を制御する。
コンソール24は、ユーザ(人)との間で入出力を行うためのものであり、例えば、ユーザにより入力された指示や情報を受け付け、ユーザに対して情報を画面表示などする。
コンソールコントローラ23は、コンソール24を制御する。
無線I/F26は、無線通信のインタフェースとして機能する。
ネットワークコントローラA25は、無線I/F26を制御する。
ネットワークコントローラB27は、有線LAN28を制御する。
図3には、各基地局装置B1、B2のソフトウエア構成の一例を示してあるとともに、端末装置A(図1に示される端末装置A1〜A4に相当するもの)と、ASN−GW11を示してある。なお、本例では、各基地局装置B1、B2のソフトウエア構成は同様である。
本例の各基地局装置B1、B2は、IEEE802.16eの物理層(PHY)と、IEEE802.16eのMAC層と、IEEE802.3の物理層(PHY)と、IEEE802.3のMAC層と、アプリケーション層から構成されている。また、それぞれの層の境界にはインタフェースが存在する。
なお、本例では、WiMAXの規格が用いられており、他の規格の層が用いられてもよい。
本例では、IEEE802.16eのMAC内には、無線使用率計算部31の機能が設けられている。
また、本例では、アプリケーション内には、無線情報収集部32の機能と、無線情報制御部33の機能が設けられている。
各基地局装置B1、B2は、IEEE802.16eのPHYを通して端末装置Aと無線通信を行い、IEEE802.3のPHYを通してASN−GW11と有線通信を行う。
無線使用率計算部31は、IEEE802.16eのMACにおける無線帯域の使用率(無線使用率)を計算する。
無線情報収集部32は、無線使用率計算部31から提供される無線使用率の情報やその他の無線情報を収集する。
無線情報制御部33は、無線情報収集部32に対して無線情報収集の開始や停止を命令する。
無線使用率計算要求41の信号は無線情報収集部32から無線使用率計算部31へ送信され、この信号には、無線使用率の計算の開始或いは停止の命令や、無線使用率の計算に必要なパラメータが格納されている。
無線使用率計算応答42の信号は無線使用率計算部31から無線情報収集部32へ送信され、この信号には、下り通信の無線使用率の平均や、上り通信の無線使用率の平均や、下り通信の無線使用率ゆらぎや、上り通信の無線使用率ゆらぎや、その他の情報が格納されている。
無線情報収集要求43の信号は無線情報制御部33から無線情報収集部32へ送信され、この信号には、無線使用率の計算の開始或いは停止の命令や、無線使用率の計算に必要なパラメータなどが格納されている。
無線情報収集応答44の信号は無線情報収集部32から無線情報制御部33へ送信され、この信号には、下り通信の無線使用率の平均や、上り通信の無線使用率の平均や、下り通信の無線使用率ゆらぎや、上り通信の無線使用率ゆらぎや、その他の情報が格納されている。
無線情報制御要求45の信号は、ASN−GW11から無線情報制御部33へ送信され、この信号には、無線使用率の計算の開始或いは停止の命令や、無線使用率の計算に必要なパラメータなどが格納されている。
無線情報制御応答46の信号は、無線情報制御部33からASN−GW11へ送信され、この信号には、下り通信の無線使用率の平均や、上り通信の無線使用率の平均や、下り通信の無線使用率ゆらぎや、上り通信の無線使用率ゆらぎや、その他の情報が格納されている。
図4(a)には、無線使用率計算要求41の信号のフォーマットの一例を示してある。
本例の無線使用率計算要求41は、メッセージ種別51と、開始フラグ52と、平均化時間53と、オプション54から構成されている。
メッセージ種別51は、メッセージの種別(各信号の種類)を判別するために用いられる。
開始フラグ52は、無線使用率計算部31に対する無線使用率の計算の開始或いは終了の命令を示す。
平均化時間53は、無線使用率の平均を求める際における平均化時間を格納する。なお、平均化時間としては、例えば、「1秒」などの時間が固定的に設定されてもよく、或いは、ユーザなどにより可変に変更することが可能であってもよい。
オプション54には、その他の情報を格納することができる。
図4(b)には、無線使用率計算応答42の信号のフォーマットの一例を示してある。
本例の無線使用率計算応答42は、メッセージ種別61と、上り無線使用率平均62と、下り無線使用率平均63と、上り無線使用率ゆらぎ65と、下り無線使用率ゆらぎ66と、オプション64から構成されている。
メッセージ種別61は、メッセージの種別(各信号の種類)を判別するために用いられる。
上り無線使用率平均62は、計算された上り通信の回線における無線使用率の平均を格納する。
下り無線使用率平均63は、計算された下り通信の回線における無線使用率の平均を格納する。
上り無線使用率ゆらぎ65は、計算された上り通信の回線における無線使用率の変化の度合い(ゆらぎ)を格納する。
下り無線使用率ゆらぎ66は、計算された下り通信の回線における無線使用率の変化の度合い(ゆらぎ)を格納する。
オプション64には、その他の情報を格納することができる。
図4(c)には、無線情報収集要求43の信号のフォーマットの一例を示してある。
本例の無線情報収集要求43は、メッセージ種別71と、開始フラグ72と、平均化時間73と、オプション74から構成されている。
メッセージ種別71は、メッセージの種別(各信号の種類)を判別するために用いられる。
開始フラグ72は、無線情報収集部32に対する無線情報収集の開始或いは終了の命令を示す。
平均化時間73は、無線使用率の平均を求める際における平均化時間を格納する。なお、平均化時間としては、例えば、「1秒」などの時間が固定的に設定されてもよく、或いは、ユーザなどにより可変に変更することが可能であってもよい。
オプション74には、その他の情報を格納することができる。
なお、図4(c)では、主に、無線使用率の計算に必要な情報のみを示してあるが、例えば、その他の無線情報を収集するために必要な情報についても、オプション74に格納することが可能である。
図4(d)には、無線情報収集応答44の信号のフォーマットの一例を示してある。
本例の無線情報収集応答44は、メッセージ種別81と、上り無線使用率平均82と、下り無線使用率平均83と、上り無線使用率ゆらぎ85と、下り無線使用率ゆらぎ86と、オプション84から構成されている。
メッセージ種別81は、メッセージの種別(各信号の種類)を判別するために用いられる。
上り無線使用率平均82は、無線情報収集部32が保存している上り無線使用率平均62の情報を格納する。
下り無線使用率平均83は、無線情報収集部32が保存している下り無線使用率平均63の情報を格納する。
上り無線使用率ゆらぎ85は、計算された上り通信の回線における無線使用率の変化の度合い(ゆらぎ)を格納する。
下り無線使用率ゆらぎ86は、計算された下り通信の回線における無線使用率の変化の度合い(ゆらぎ)を格納する。
オプション84には、その他の情報を格納することができる。
なお、図4(d)では、主に、無線使用率に関連する情報のみを示してあるが、例えば、その他の無線情報をオプション84に格納することも可能である。
図4(e)には、無線情報制御要求45の信号のフォーマットの一例を示してある。
本例の無線情報制御要求45は、送信元アドレス91と、宛先アドレス92と、メッセージ種別93と、開始フラグ94と、平均化時間95と、オプション96から構成されている。
送信元アドレス91には、無線情報制御要求45を送信した装置(本例では、ASN−GW11であるが、他の例として、更に上位の装置でもよい)のアドレスが格納される。アドレスとしては、例えば、MACアドレスやIPアドレスが使用される。
宛先アドレス92には、無線情報制御要求45の宛先装置(本例では、基地局装置B1、B2)のアドレスが格納される。
メッセージ種別93は、メッセージの種別(各信号の種類)を判別するために用いられる。
開始フラグ94は、無線情報制御部33に対する無線情報収集の開始或いは終了の命令を示す。
平均化時間95は、無線使用率の平均を求める際における平均化時間を格納する。なお、平均化時間としては、例えば、「1秒」などの時間が固定的に設定されてもよく、或いは、ユーザなどにより可変に変更することが可能であってもよい。
オプション96には、その他の情報を格納することができる。
なお、図4(e)では、主に、無線使用率の計算に必要な情報のみを示してあるが、例えば、その他の無線情報を収集するために必要な情報についても、オプション96に格納することが可能である。
図4(f)には、無線情報制御応答46の信号のフォーマットの一例を示してある。
本例の無線情報制御応答46は、送信元アドレス101と、宛先アドレス102と、メッセージ種別103と、上り無線使用率平均104と、下り無線使用率平均105と、上り無線使用率ゆらぎ107と、下り無線使用率ゆらぎ108と、オプション106を備えている。
送信元アドレス101には、無線情報制御応答46を送信した装置(本例では、基地局装置B1、B2)のアドレスが格納される。アドレスとしては、例えば、MACアドレスやIPアドレスが使用される。
宛先アドレス102には、無線情報制御応答46の宛先装置(本例では、ASN−GW11であるが、他の例として、更に上位の装置でもよい)のアドレスが格納される。
メッセージ種別103は、メッセージの種別(各信号の種類)を判別するために用いられる。
上り無線使用率平均104は、無線情報制御部33が保存している上り無線使用率平均82の情報を格納する。
下り無線使用率平均105は、無線情報制御部33が保存している下り無線使用率平均83の情報を格納する。
上り無線使用率ゆらぎ107は、計算された上り通信の回線における無線使用率の変化の度合い(ゆらぎ)を格納する。
下り無線使用率ゆらぎ108は、計算された下り通信の回線における無線使用率の変化の度合い(ゆらぎ)を格納する。
オプション106には、その他の情報を格納することができる。
なお、図4(f)では、主に、無線使用率に関連する情報のみを示してあるが、例えば、その他の無線情報をオプション106に格納することも可能である。
次に、本例の基地局装置B1、B2において行われる処理について説明する。
図5には、無線使用率計算部31により行われる処理の手順の一例を示してある。図5に示される一連の処理は、1フレーム分の処理である。
初めに、初期化処理として、平均化カウンタ、上り有効タイル数合計、上り使用タイル数合計、上り差分タイル数合計、下り有効タイル数合計、下り使用タイル数合計、下り差分タイル数合計、前回上り使用タイル数、前回下り使用タイル数、最大上り差分タイル数、最大下り差分タイル数を0にし、初回計算フラグを有効にする(ステップS1)。
なお、平均化カウンタ、上り有効タイル数合計、上り使用タイル数合計、上り差分タイル数合計、下り有効タイル数合計、下り使用タイル数合計、下り差分タイル数合計、前回上り使用タイル数、前回下り使用タイル数、最大上り差分タイル数、最大下り差分タイル数、初回計算フラグについては、後述する図8の説明において詳しく説明する。
次に、無線使用率計算要求41を受信したか否かを確認し(ステップS2)、受信した場合には、無線使用率計算要求41の内容を解析して、設定を反映して(ステップS3)、ステップS4の処理へ移行する一方、受信しなかった場合には、ステップS4の処理へ移行する。
次に、無線使用率計算部31が持つ開始フラグが有効になっているか否かを確認し(ステップS4)、有効になっている場合には、無線使用率の計算処理を行う一方(ステップS5)、有効になっていない場合には、平均化カウンタ、上り有効タイル数合計、上り使用タイル数合計、上り差分タイル数合計、下り有効タイル数合計、下り使用タイル数合計、下り差分タイル数合計、前回上り使用タイル数、前回下り使用タイル数、最大上り差分タイル数、最大下り差分タイル数を0にし、初回計算フラグを有効にする(ステップS6)。
ここまでの処理を終えると、次のフレームの送信まで待機し(ステップS7)、ステップS2の処理へ戻る。なお、本例の無線フレームでは、送信、受信、送信、受信、・・・というように、送信と受信を交互に繰り返している。
図6には、無線情報収集部32により行われる処理の手順の一例を示してある。
初めに、無線情報収集要求43を受信したか否かを確認し(ステップS11)、受信した場合には、無線情報収集要求43の内容を解析して、設定を反映し(ステップS12)、無線使用率計算要求41を送信して(ステップS13)、ステップS14の処理へ移行する一方、受信しなかった場合には、ステップS14の処理へ移行する。
次に、無線使用率計算応答42を受信したか否かを確認し(ステップS14)、受信した場合には、無線使用率計算応答42の内容を解析して保存し(ステップS15)、無線情報収集応答44を送信して(ステップS16)、ステップS11の処理へ移行する(戻る)一方、受信しなかった場合には、ステップS11の処理へ移行する(戻る)。
なお、図6では、無線使用率に関する処理の手順のみを示してあるが、その他の無線情報についても、同様な処理を行うことが可能である。
図7には、無線情報制御部33により行われる処理の手順の一例を示してある。
初めに、無線情報制御要求45を受信したか否かを確認し(ステップS21)、受信した場合には、無線情報制御要求45の内容を解析して、設定を反映し(ステップS22)、無線情報収集要求43を送信して(ステップS23)、ステップS24の処理へ移行する一方、受信しなかった場合には、ステップS24の処理へ移行する。
次に、無線情報収集応答44を受信したか否かを確認し(ステップS24)、受信した場合には、無線情報収集応答44の内容を解析して保存し(ステップS25)、無線情報制御応答46を送信して(ステップS26)、ステップS21の処理へ移行する(戻る)一方、受信しなかった場合には、ステップS21の処理へ移行する(戻る)。
なお、図7では、無線使用率に関する処理の手順のみを示してあるが、その他の無線情報についても、同様な処理を行うことが可能である。
ここで、無線情報制御部33が無線情報収集要求43を送信するタイミングとしては、必ずしも図7に示されるステップS23の処理のタイミングばかりでなく、例えば、基地局装置B1、B2がスケジューリングを行うに際して無線使用率の情報を必要とするときのように、無線情報制御部33が無線情報収集部32への命令が必要であると判断したとき(タイミング)にも無線情報収集要求43を送信する場合がある。
図8には、無線使用率の計算処理の手順の一例を示してある。
なお、図8に示される一連の処理は、図5に示されるステップS5の処理(無線使用率計算処置)に相当する。また、図8において、ステップS32、ステップS34、ステップS36、ステップS38、ステップS46、ステップS47、ステップS49、ステップS50は、フレーム毎にタイル数を加えていく処理となる。
本例では、(1シンボル×1サブチャネル)の通信領域を1タイルとして、その数をタイル数と呼ぶ。本例では、タイルは、OFDMAの無線フレームにおけるデータ配置の最小単位となる。
初めに、上り有効タイル数を計算する(ステップS31)。
ここで、上り有効タイル数とは、次回に送信される上りサブフレームにおいてデータの配置が可能な有効タイル数を指す。上り有効タイル数は、上りサブフレームにおける「全シンボル数×全サブチャネル数」で求められる。
次に、上り有効タイル数合計に、ステップS31の処理で計算した上り有効タイル数を加算する(ステップS32)。
なお、上りサブフレームにおいては、Ranging Subchannel、CQICH、ACKCHなどの制御データを格納するための領域が存在する場合があるが、これらのタイル数を上り有効タイル数に含めないで無線使用率を計算する場合もある。これは、無線使用率の定義の仕方によるものであり、無線使用率の定義に制御データを含めない場合には、この計算を適用する。この場合には、「全シンボル数×全サブチャネル数」から「Ranging Subchannel、CQICH、ACKCHなどの制御データのタイル数」を差し引いたものを上り有効タイル数とする。
次に、上り使用タイル数を計算する(ステップS33)。
ここで、上り使用タイル数とは、次回に送信される上りサブフレームにおいて実際にデータが配置されると予測されるタイル数を指す。802.16eでは、上り回線におけるデータ領域の割り当ては、端末装置A1〜A4から基地局装置B1、B2へ送信される帯域要求によって、基地局装置B1、B2が決定する。
次に、上り使用タイル数合計に、ステップS33の処理で計算した上り使用タイル数を加算する(ステップS34)。
具体的には、帯域要求はコネクション単位(802.16eでは、Connection IDでコネクションを区別している)であり、基地局装置B1、B2の802.16eのMACは、これらの帯域要求に基づいて、次回に送信される上りサブフレームにおける各コネクションの送信データ領域を決定する。基地局装置B1、B2が決定した各コネクションの送信データ領域の情報は、下りサブフレームのUL−MAP(Uplink Map)に格納されて、全ての端末装置A1〜A4へ伝えられる。UL−MAPを受信した各端末装置A1〜A4は、自装置に割り当てられた上りサブフレームの送信データ領域を判別して、所望のデータを送信する。
なお、コネクションとしては、例えば、複数あり、動画サービスやWebサービスなどの各種のサービス毎にコネクションが存在する。
また、帯域要求は、例えば、バイト数を用いて行われ、この場合、基地局装置B1、B2は、1タイルのバイト数を把握しており、端末装置A1〜A4から要求されたバイト数をタイル数へ換算する。1タイルのバイト数は、使用する変調方式や送信速度により決まる。
このように、基地局装置B1、B2の側では、上りサブフレームの送信データ領域の割り当てを行うことはできるが、実際に端末装置A1〜A4からどのようなデータが送られてくるかについては受信するまで知ることができない。そこで、ここでの有効タイル数の計算では、基地局装置B1、B2が、端末装置A1〜A4から受信した帯域要求に基づいて、上りサブフレームにデータが配置されると予測されるタイル数を求めている。具体的には、帯域要求の情報をもとに802.16eのMACが次回に送信される上りサブフレームにおける送信データ領域の割り当てを決定するため、そのデータ量を加算することで総量(上り使用タイル数)を得ることができる。
ここで、上り有効タイル数の計算の場合と同様に、上り使用タイル数の計算では、制御データを上り使用タイル数に含めない場合もある。この場合、制御データは上り使用タイル数の加算対象としない。
また、802.16eでは、ユーザデータを5つのスケジューリング・サービス・タイプに分類している。そのうち、BE(Best Effort)と呼ばれるタイプのデータはフレームに空き領域がある場合にのみ送信されるデータであり、BEのデータは使用タイル数に含めない場合もある。この場合、BEのデータは上り使用タイル数の加算対象としない。
次に、下り有効タイル数を計算する(ステップS35)。
ここで、下り有効タイル数とは、次回に送信される下りサブフレームにおいてデータの配置が可能な有効タイル数を指す。下り有効タイル数は、下りサブフレームにおける「全シンボル数×全サブチャネル数」で求められる。
次に、下り有効タイル数合計に、ステップS35の処理で計算した下り有効タイル数を加算する(ステップS36)。
なお、下りサブフレームにおいては、プリアンブル、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP(Downlink−Map)、UL−MAP(Uplink−Map)などの制御データがあるが、これらのタイル数を下り有効タイル数に含めないで無線使用率を計算する場合もある。これは、無線使用率の定義の仕方によるものであり、無線使用率に制御データを含めない場合にはこの計算を適用する。この場合には、「全シンボル数×全サブチャネル数」から「プリアンブル、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP(Downlink−Map)、UL−MAP(Uplink−Map)などの制御データのタイル数」を差し引いたものを下り有効タイル数とする。
次に、下り使用タイル数を計算する(ステップS37)。
ここで、下り使用タイル数とは、次回に送信される下りサブフレームにおいて実際にデータを配置したタイル数を指す。下り使用タイル数は、次回に送信される下りサブフレームで送信される実際のデータが802.16eのMACで決定されるため、そのデータ量を加算することで得ることができる。
次に、下り使用タイル数合計に、ステップS37の処理で計算した下り使用タイル数を加算する(ステップS38)。
ここで、下り有効タイル数の計算の場合と同様に、制御データを下り使用タイル数に含めない場合もある。この場合には、制御データは下り使用タイル数の加算対象としない。
また、802.16eでは、ユーザデータを5つのスケジューリング・サービス・タイプに分類している。そのうち、BE(Best Effort)と呼ばれるタイプのデータはフレームに空き領域がある場合にのみ送信されるデータであり、BEのデータは使用タイル数に含めない場合もある。この場合、BEのデータは下り使用タイル数の加算対象としない。
次に、初回計算フラグが有効であるかどうかを確認する(ステップS44)。ここで、初回計算フラグとは、図5のステップS3において無線使用率計算部31が持つ開始フラグが無効から有効へ変更された後、初めて無線使用率計算処理(ステップS5)を行う場合であるかどうかを判別するためのフラグであり、初めての場合は有効、2回目以降の場合は無効とする。
ステップS44において、初回計算フラグが有効でない場合、上り差分タイル数を計算する(ステップS45)。
ここで、上り差分タイル数とは、前回送信された上りサブフレームの上り使用タイル数(これを前回上り使用タイル数と呼ぶ)と、ステップS33の処理で計算した上り使用タイル数との差の絶対値を指す。
次に、上り差分タイル数合計に、ステップS45の処理で計算した上り差分タイル数を加算する(ステップS46)。
次に、最大上り差分タイル数に、ステップS31の処理で計算した上り有効タイル数を加算する(ステップS47)。ここで、最大上り差分タイル数とは、上り差分タイル数が取り得る最大値(これは、上り有効タイル数に等しい)を合計した値である。
次に、下り差分タイル数を計算する(ステップS48)。
ここで、下り差分タイル数とは、前回送信された下りサブフレームの下り使用タイル数(これを前回下り使用タイル数と呼ぶ)と、ステップS37の処理で計算した下り使用タイル数との差の絶対値を指す。
次に、下り差分タイル数合計に、ステップS48の処理で計算した下り差分タイル数を加算する(ステップS49)。
次に、最大下り差分タイル数に、ステップS35の処理で計算した下り有効タイル数を加算する(ステップS50)。ここで、最大下り差分タイル数とは、下り差分タイル数が取り得る最大値(これは、下り有効タイル数に等しい)を合計した値である。
一方、ステップS44において、初回計算フラグが有効である場合には、初回計算フラグを無効にし(ステップS51)、ステップS45〜ステップS50の処理を実行せずに、ステップS52へ進む。
ステップS44にて、初回計算フラグを用いて分岐処理を行う理由は、図5のステップS3において無線使用率計算部31が持つ開始フラグが無効から有効へ変更された後、初めて無線使用率計算処理(ステップS5)を行う場合は、前回上り使用タイル数および前回下り使用タイル数がゼロに初期化されており、上り無線使用率ゆらぎおよび下り無線使用率ゆらぎの計算対象から外す必要があるためである。
次に、前回上り使用タイル数に、ステップS33の処理で計算した上り使用タイル数を代入する。また、前回下り使用タイル数に、ステップS37の処理で計算した下り使用タイル数を代入する(ステップS52)。
次に、平均化カウンタにフレーム送信間隔を加算する(ステップS39)。
ここで、平均化カウンタは、上り無線使用率平均、下り無線使用率平均、上り無線使用率ゆらぎ、下り無線使用率ゆらぎをいつ計算すればよいか(計算するタイミング)を判別するために用いられる。無線使用率計算処理(図5に示されるステップS5の処理)が行われる毎に、平均化カウンタにフレーム送信間隔を加算する。
次に、平均化カウンタが平均化時間と同じであるかそれよりも大きいか否か(つまり、平均化時間以上であるか否か)を確認する(ステップS40)。
ここで、平均化時間は、例えば、固定的に或いは可変に基地局装置B1、B2に設定され、100フレームに相当する時間などのように、フレームの倍数に相当する時間が用いられるのがよい。本例では、平均化時間が経過したときに、無線使用率を計算する。具体例として、1フレームが5msで200フレーム毎に平均化する場合には、平均化時間は1000msとなる。
ステップS40の処理において、平均化カウンタが無線使用率計算要求41で与えられた平均化時間53と同じかそれよりも大きくなった場合には、上り無線使用率平均、下り無線使用率平均、上り無線使用率ゆらぎ、下り無線使用率ゆらぎを計算するタイミングであることがわかり、これに応じて、上り無線使用率(上り無線使用率平均)、下り無線使用率(下り無線使用率平均)、上り無線使用率ゆらぎ、下り無線使用率ゆらぎを計算し(ステップS41)、その計算結果を無線使用率計算応答42に格納して送信し(ステップS42)、平均化カウンタ、上り有効タイル数合計、上り使用タイル数合計、上り差分タイル数合計、下り有効タイル数合計、下り使用タイル数合計、下り差分タイル数合計、最大上り差分タイル数、最大下り差分タイル数を0にして(ステップS43)、本処理を終了する。
一方、ステップS40の処理において、平均化カウンタが無線使用率計算要求41で与えられた平均化時間53に達していなかった場合には、ステップS41〜ステップS43の処理を実行せずに、本処理を終了する。
上り無線使用率は、(式1)により求められる。
下り無線使用率は、(式2)により求められる。
Figure 2009141950
Figure 2009141950
また、無線使用率の代わりに、無線の空き領域の割合(無線空き領域比率と呼ぶ。)を計算することができる。
上り無線空き領域比率は、(式3)により求められる。
下り無線空き領域比率は、(式4)により求められる。
Figure 2009141950
Figure 2009141950
上り無線使用率ゆらぎは、(式5)により求められる。
下り無線使用率ゆらぎは、(式6)により求められる。
Figure 2009141950
Figure 2009141950
以上のように、本例の無線通信システムでは、OFDMAの通信方式を使用する無線の基地局装置B1、B2において、OFDMAの無線フレームにおけるデータ配置の最小単位であるタイル(本例では、1シンボル×1サブチャネル)を用いて、次回送信の上りサブフレームにおいてデータ配置可能な有効タイル数(上り有効タイル数)、次回送信の上りサブフレームにおいて実際にデータが配置されると予測されるタイル数(上り使用タイル数)、次回送信の下りサブフレームにおいてデータ配置可能な有効タイル数(下り有効タイル数)及び次回送信の下りサブフレームにおいて実際にデータを配置したタイル数(下り使用タイル数)を計算し、当該基地局装置B1、B2における上り回線の無線使用率(上り無線使用率)及び下り回線の無線使用率(下り無線使用率)を(式1)及び(式2)により求める。なお、本例では、上り無線使用率や下り無線使用率について、複数のフレームにわたる平均値(上り無線使用率平均や下り無線使用率平均)を求めている。
また、本例の基地局装置B1、B2では、前回送信された上りサブフレームの上り使用タイル数(前回上り使用タイル数)と、上り使用タイル数との差の絶対値(上り差分タイル数)、上り差分タイル数が取り得る最大値の合計(最大上り差分タイル数)、及び前回送信された下りサブフレームの下り使用タイル数(前回下り使用タイル数)と、下り使用タイル数との差の絶対値(下り差分タイル数)、下り差分タイル数が取り得る最大値の合計(最大下り差分タイル数)を計算し、上り回線の無線使用率ゆらぎ(上り無線使用率ゆらぎ)及び下り回線の無線使用率ゆらぎ(下り無線使用率ゆらぎ)を(式5)および(式6)により求める。
また、本例の基地局装置B1、B2では、上り無線使用率及び下り無線使用率の代わりに、上り有効タイル数、上り使用タイル数、下り有効タイル数及び下り使用タイル数を用いて、上り回線の空き領域の割合(上り無線空き領域比率)及び下り回線の空き領域の割合(下り無線空き領域比率)を(式3)及び(式4)により求める。
また、本例の基地局装置B1、B2では、上り有効タイル数を、上りサブフレームの「全シンボル数×全サブチャネル数」で求める。
また、本例の基地局装置B1、B2では、上り使用タイル数を、当該基地局装置B1、B2が端末装置A1〜A4から受信した帯域要求に基づいて、上りサブフレームにデータが配置されると予測されるタイル数で求める。
また、本例の基地局装置B1、B2では、下り有効タイル数を、下りサブフレームの「全シンボル数×全サブチャネル数」で求める。
また、本例の基地局装置B1、B2では、下り使用タイル数を、次回送信の下りサブフレームで送信される実際のデータ量をタイル数に換算して求める。
従って、本例の無線通信システムにおける基地局装置B1、B2では、無線使用率を計算して、有限の無線リソースの有効利用を図ることができる。
具体的には、例えば、無線使用率の計算結果を基地局装置B1、B2がスケジューリング(各端末装置A1〜A4との無線通信に対するタイルの割り当て)に使用することや、無線使用率の計算結果を基地局装置B1、B2がアドミッションコントロール(新しくコネクションを作るときに、許可するか否かを制御する処理)に使用することや、無線使用率の計算結果をハンドオーバの可否の判断に上位の装置(例えば、ASN−GW11又はそれより上位の装置)が使用することや、無線使用率の計算結果を上位の装置(例えば、ASN−GW11又はそれより上位の装置)が監視に使用することなどができる。
なお、本例の無線通信システムでは、端末装置A1〜A4(通信相手の装置の一例)との間で無線により通信する基地局装置B1、B2(無線通信装置の一例)において、上りや下りの無線通信で使用する通信領域(本例では、タイル)を割り当てる機能(本例では、スケジューリングする機能)により割り当て手段が構成されており、所定の周期内(本例では、所定数のフレーム内)に使用することが可能な通信領域の総数(本例では、タイルの総数)を取得する機能により総数取得手段が構成されており、前記所定の周期内における無線通信に割り当てられた通信領域の数(本例では、タイルの数)を検出する機能により数検出手段が構成されており、これらの総数取得結果及び数検出結果に基づいて通信領域の使用状況に関する情報(本例では、無線使用率や、無線使用率ゆらぎや、無線空き領域比率)を計算により検出する機能により状況検出手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 基地局装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 基地局装置のソフトウエア構成の一例を示す図である。 (a)は無線使用率計算要求のフォーマットの一例を示す図であり、(b)は無線使用率計算応答のフォーマットの一例を示す図であり、(c)は無線情報収集要求のフォーマットの一例を示す図であり、(d)は無線情報収集応答のフォーマットの一例を示す図であり、(e)は無線情報制御要求のフォーマットの一例を示す図であり、(f)は無線情報制御応答のフォーマットの一例を示す図である。 無線使用率計算部により行われる処理の手順の一例を示す図である。 無線情報収集部により行われる処理の手順の一例を示す図である。 無線情報制御部により行われる処理の手順の一例を示す図である。 無線使用率計算処理の手順の一例を示す図である。
符号の説明
1・・CSN、 2・・ASN、 3、12、13、28・・有線LAN、 11・・ASN−GW、 21・・CPU、 22・・メモリ、 23・・コンソールコントローラ、 24・・コンソール、 25、27・・ネットワークコントローラ、 26・・無線I/F、 31・・無線使用率計算部、 32・・無線情報収集部、 33・・無線情報制御部、 41・・無線使用率計算要求、 42・・無線使用率計算応答、 43・・無線情報収集要求、 44・・無線情報収集応答、 45・・無線情報制御要求、 46・・無線情報制御応答、 51、61、71、81、93、103・・メッセージ種別、
52、72、94・・開始フラグ、 53、73、95・・平均化時間、 54、64、74、84、96、106・・オプション、 62、82、104・・上り無線使用率平均、 63、83、105・・下り無線使用率平均、 65、85、107・・上り無線使用率ゆらぎ、 66、86、108・・下り無線使用率ゆらぎ、 91、101・・送信元アドレス、 92、102・・宛先アドレス、
A、A1〜A4・・端末装置、 B1〜B2・・基地局装置、

Claims (1)

  1. OFDMA通信方式を使用して通信相手の装置との間で無線により通信する無線通信装置において、
    前記通信相手の装置との間の無線通信で使用する通信領域を割り当てる割り当て手段と、
    所定の周期内に使用することが可能な通信領域の総数を取得する総数取得手段と、
    前記割り当て手段による割り当て結果に基づいて、前記所定の周期内における前記通信相手の装置との間の無線通信に割り当てられた通信領域の数を検出する数検出手段と、
    前記総数取得手段による取得結果及び前記数検出手段による検出結果に基づいて通信領域の使用状況に関する情報を検出する状況検出手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
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