JP2009141102A - コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】過酷環境下でも低ESRで高信頼性のコンデンサを提供すること。
【解決手段】第一、第二電極箔のサイドエッジ12a、13bを一対の端面から夫々突出させたコンデンサ素子11と、コンデンサ素子11を収納した有底筒状の金属ケース15と、金属ケース15の内底面15aとコンデンサ素子11の端面11aとの間に設けた第一導電性シート16と、金属ケース15外部に設けた第一電極引出部17と、突起部18aを有した円板状の第二電極引出部18と、第二電極引出部18とコンデンサ素子11の端面11bとの間に設けた第二導電性シート19と、突起部18aを外部へ導出して第二電極引出部18と嵌合され、金属ケース15開口部を密封した封口体20とからなり、サイドエッジ12aと内底面15aとに弾性のある第一導電性シート16を圧接し、サイドエッジ13bと第二電極引出部18とに弾性のある第二導電性シート19を圧接した構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器に使用されるコンデンサに関するものである。
近年、家電や車載用の電子機器のデジタル化に伴い、高周波ノイズの抑制や低消費電力化が進み、これらの電子機器に用いられるコンデンサとしては、低ESRのものが要望されている。
ここで、図9はこの種の従来のコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図10は、同アルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図である。
図9において、101は、略円柱状のコンデンサ素子を示しており、このコンデンサ素子101は、図10に示すように、第一電極箔102と第二電極箔103とを絶縁性のセパレータ111を介して捲回して略円柱状とし、そのコンデンサ素子101の一方の端面101aより第一電極箔102のサイドエッジ102aを突出させ、その相対する他方の端面101bより第二電極箔103のサイドエッジ103bを突出させるように構成されている。
また、図9において、104、105は、アルミニウムなどの金属からなる円板状の電極引出部であり、それらの一方の面を前記コンデンサ素子101の端面101a、101bにそれぞれ接合しており、電極引出部104、105の他方の面には、表面にねじ部を設けた突起部111a、105aを有している。
なお、電極引出部104、105とコンデンサ素子101の端面101a、101bとの接合は、金属溶射、溶接、ろう接、導電性接着剤のいずれかの方法を用いて行われている。
また、106は有底円筒状の金属ケースであり、その内側に、電解質である駆動用電解液(図示せず)を含浸させた前記コンデンサ素子101を収納しており、コンデンサ素子101の一方の端面101bに接合された電極引出部105に設けた突起部105aが、金属ケース106の有底部を貫通して外方に導出され、この突起部105aのねじ部にパッキン部材107bを介してナット108bを嵌め合わせることにより、電極引出部105と金属ケース106の有底部との気密性を確保している。
また、109は、絶縁性の封口板であり、その外周縁部に弾性ゴム110を有し、金属ケース106の開口部に配置され、金属ケース106の開口端をカーリングして弾性ゴム110に食い込ませて、金属ケース106を密封している。
また、前記コンデンサ素子101の他方の端面101aに接合された電極引出部104に設けた突起部104aは、封口板109を貫通して外方に導出され、この突起部104aのねじ部にパッキン部材107aを介してナット108aを嵌め合わせることにより、電極引出部104と封口板109との気密性を確保し、アルミ電解コンデンサを構成している。
以上の構成により、電極引出部が、コンデンサ素子の両端面から突出した電極箔のサイドエッジと接合された構成となっているため、電極箔からの引出抵抗を小さくすることができ、低ESRのアルミ電解コンデンサを得ることができるとされている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−77268号公報
しかしながら、前記従来のコンデンサは、高温、高湿や振動の加わる過酷な環境下で長期間使用された場合に、ESRの増大や断線による品質不具合を引き起こす恐れがあるという課題を有している。
この課題の主原因としては、略円柱状のコンデンサ素子の両端面に露出した電極箔のサイドエッジと電極引出部との接合が、金属溶射、溶接、ろう接によって行われた場合、接合面積を広く取ることができず、十分に接合強度を得ることが困難であること、また、導電性接着剤を用いた接合の場合、金属と樹脂間に剥離を生じやすく、十分な接合信頼性を得られないことが挙げられる。この結果として、コンデンサが、過酷な環境下で長期間使用され、振動や衝撃等の外部ストレスや、ガス発生等による内部ストレスを受けた際に、電極箔のサイドエッジと電極引出部の接合部が影響を受けて接続抵抗の上昇を招き、コンデンサ製品のESRの増大や、最悪の場合には断線に至っていた。
そこで、本発明は、前記のような課題を解決するものであり、高温、高湿や振動などの過酷な環境下での長期使用においても、低ESRで高信頼性を有するコンデンサを提供することを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために、本発明の電解コンデンサは、第一電極箔と第二電極箔とを、絶縁性のセパレータを介して捲回または積層したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を電解質と共に収納した有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの内底面と前記コンデンサ素子の一方の端面との間に介在した第一導電性シートと、前記金属ケースの外部に設けた第一電極引出部と、金属からなる平板で、その一方の面に突起を有した第二 電極引出部と、この第二電極引出部と前記コンデンサ素子の他方の端面との間に介在した第二導電性シートと、前記第二電極引出部の突起を外部へ導出するようにして、第二電極引出部と嵌め合わされ、前記金属ケースの開口部を密封した絶縁性の封口体とからなるコンデンサにおいて、前記コンデンサ素子の一方の端面より突出させた第一電極箔のサイドエッジと金属ケース内底面とに弾性を有した第一導電性シートを圧接し、かつ前記コンデンサ素子の他方の端面より突出させた第二電極箔のサイドエッジと第二電極引出部とに第二導電性シートを圧接した構成とするものである。
以上のように本発明のコンデンサによれば、導電性シートが弾性を有し、コンデンサ素子の両端面から突出した電極箔のサイドエッジに圧接しているため、導電性シートが電極箔のサイドエッジに広く接触でき、また電極箔のサイドエッジの突出量にばらつきがあっても、そのばらつきを吸収して接触を確保できると共に、過酷環境下において、コンデンサの内外部から機械的ストレス等が加わった際においても、導電性シートの追従性が高く、電極箔のサイドエッジとの接触状態を安定して維持することができ、この結果、低ESRで高信頼性を有するコンデンサを提供することができる。
以下、実施の形態1、2を用いて本発明のコンデンサについて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図2は、同アルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図、図3は、同アルミ電解コンデンサの第二電極引出部の斜視図、図4は、同アルミ電解コンデンサの斜視図、図5は、同アルミ電解コンデンサの他の例を示す斜視図、図6は、同アルミ電解コンデンサの第一電極引出部の他の例を示す斜視図である。
まず、本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの構成について図1〜図4を用いて説明する。
図1に示すように、11は、略円柱状のコンデンサ素子を示しており、このコンデンサ素子11は、図2に示すように、12は第一電極箔であり、アルミニウム等の弁作用金属からなる陰極箔を用い、13は、第二電極箔であり、表面に誘電体酸化皮膜を有したアルミニウム等の弁作用金属からなる陽極箔を用いている。これら第一電極箔12と第二電極箔13とを絶縁性のセパレータ14を介して捲回して略円柱状とし、そのコンデンサ素子11の一方の端面11aより第一電極箔12のサイドエッジ12aを突出させ、その相対する他方の端面11bより第二電極箔13のサイドエッジ13bを突出させるように構成されている。
また、図1において、15は有底円筒状の金属ケースであり、その内側に、電解質である駆動用電解液(図示せず)を含浸させたコンデンサ素子11を収納している。
なお、電解質としては、導電性高分子等の固体のものを用いてもよい。
16は、第一導電性シートであり、金属ケース15の内底面15aとコンデンサ素子11の一方の端面11aとの間に介在し、双方と接触し、電気的な導通を仲介している。この第一導電性シート16は、金属等の導電性の微粒子およびゴム等の弾性を有する材料から構成され、シート状に形成されたものである。
17は、第一電極箔12をコンデンサ外部に引き出す第一電極引出部であり、金属ケース15の外表面に溶接等によって接続されており、回路基板と接触する先端部にはんだ付け性のよいSn等をメッキし外部端子として適用できる。
18は、第二電極箔13をコンデンサ外部に引き出す第二電極引出部であり、図3に示すように、アルミニウム等の金属からなる略円板で、その一方の面に突起部18aを有している。この突起部18aは、図1に示すように、コンデンサ外部に導出され、外部端子18bとして適用される。
なお、この突起部18aの外部に導出した先端部には、はんだ付け性のよいSn等をメッキする他、別に準備した外部端子18bを取り付けてもよい。
また、第二電極引出部18の突起を設けた面と相反した面は、コンデンサ素子11の他方の端面11bと導通するようになっている。
また、図1において、19は、第二導電性シートであり、第二電極引出部18とコンデンサ素子11の他方の端面11bとの間に介在し、双方と接触し、電気的な導通を仲介している。この第二導電性シート19の材料構成は、前記第一導電性シート16と同様である。
20は、ゴム等の弾性を有した絶縁性の封口体であり、金属ケース15の開口部に配置され、金属ケース15の外周面に絞り加工部15bを設けることにより、封口体の外周面と金属ケース15を密着させて気密性を確保している。
また、封口体20が外部へ露出した面の外縁部は、金属ケース15の内側方向へカーリング加工された金属ケース15の開口端によって押さえられており、封口体20が外部へ押出されないように固定されている。
また、封口体20と第二電極引出部18は嵌め合わされて一体となっており、第二電極引出部18の突起部18aは、封口体20の中央部に設けた貫通孔20aを挿通してコンデンサ外部へ導出するようになっている。
ここで、前記第一導電性シート16は、弾性を有し、コンデンサ素子11の一方の端面11aより突出させた第一電極箔12のサイドエッジ12aとケース内底面15aとに圧接しており、さらに、前記第二導電性シート19も、弾性を有しており、コンデンサ素子11の他方の端面11bより突出させた第二電極箔13のサイドエッジ13bと第二電極引出部18とに圧接するようにしてアルミ電解コンデンサを構成している。
次に、以上のように構成した実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの製造方法について図1、図2を参照しながら説明する。
まず、図2に示すように、陰極箔である第一電極箔12と誘電体酸化皮膜を表面に有する陽極箔である第二電極箔13と絶縁性のセパレータ14を、それぞれ一定の幅と長さに切断し、その第一電極箔12と第二電極箔13との間にセパレータ14を介在させ、捲回方向と垂直な軸線において、第一電極箔12と第二電極箔13を互いに逆向きにずらした状態でロール状に捲回して略円筒形とし、その外周側面を絶縁テープ等(図示せず)で捲き止めて固定し、コンデンサ素子11を形成する。このとき、コンデンサ素子11の一方の端面11aから、第一電極箔12のサイドエッジ12aが突出し、他方の端面11bから、第二電極箔13のサイドエッジ13bが突出している。
次に、図1に示すように、金属ケース15の内底面15aに接するように第一導電性シート16を配置する。
その後、コンデンサ素子11を、液状の電解質である駆動用電解液(図示せず)と共に金属ケース15に収納する。このとき、コンデンサ素子の端面11a全体を、第一導電性シート16を介して金属ケース内底面15aと接触させるようにする。
なお、電解質としては、ポリピロールやポリチオフェンに代表される導電性高分子等の固体のものを用いる場合は、化学重合法若しくは電解重合法を用いて電極箔表面およびセパレータ空隙に導電性高分子層を形成するようにする。
次に、金属ケース15の開口部側に露出したコンデンサ素子11の端面11bに、その端面11b全体を覆う大きさの第二導電性シート19を接触させる。
その後、その第二導電性シート19上に、アルミニウム等からなる円板状の第二電極引出部18の一方の平面を接触させるように配置する。
次に、第二電極引出部18の他方の平面に設けた突起部18aを、封口体20の貫通孔20aに挿通させ、第二電極引出部18と封口体20を嵌め合わせ、封口体20を金属ケース15の開口部内側に収納する。
なお、第二電極引出部18と封口体20を予め嵌め合わせておいてもよい。
その後、封口体20の露出面から機械的に加圧した状態で、金属ケース15の外周面の全周に絞り加工部15bを形成し、封口体20の外周面と金属ケース15内周面を密着させて密封封止し、また、金属ケース15の開口端を、金属ケース15の内側方向へカーリング加工して、封口体20が外部へ押出されないように固定する。
次に、金属ケース15の外表面に溶接等によって第一電極引出部17を接続し、外部端子とする。
なお、回路基板と接触する先端部に、はんだ付け性のよいSn等を予めメッキしておいてもよい。
また、封口体20の貫通孔20aから導出した第二電極引出部18の突起部18aに、別に外部端子18bを接続してもよい。
その後、第一電極引出部17と第二電極引出部18の突起部18aとに電圧を印加し、再化成を行い、アルミ電解コンデンサを作製した。
以上のように、本発明の実施の形態1におけるコンデンサによれば、第一、第二導電性シート16、19が弾性を有し、コンデンサ素子11の両端面11a、11bから突出した電極箔のサイドエッジ12a、13bにそれぞれ圧接しているため、導電性シートが電極箔のサイドエッジに広く接触でき、また電極箔のサイドエッジの突出量にばらつきがあっても、そのばらつきを吸収して接触を確保できると共に、過酷環境下において、コンデンサの内外部から機械的ストレス等が加わった際においても、導電性シートの追従性が高く、電極箔のサイドエッジとの接触状態を安定して維持することができ、この結果、低ESRで高信頼性を有するコンデンサを得ることができる。
また、第一、第二導電性シート16、19が、ばね性を有するように形状加工された金属シートであってもよく、この場合、金属シートに設ける凹凸等の加工形状の大きさや数によって、導電性シートの弾性をフレキシブルに調整することができ、また、駆動用電解液等の影響による弾性劣化を抑えることができ、低ESRでより高信頼性を有するコンデンサを得ることができる。
また、前記第一、第二導電性シート16、19が、弾性を有していることに加え、粘着性を有した構成とすることにより、第一電極箔12のサイドエッジ12aとケース内底面15aとに弾性変形して圧接している第一導電性シート16をずれないように固着し、同時に、第二電極箔13のサイドエッジ13bと第二電極引出部18とに弾性変形して圧接している第二導電性シート19もずれないように固着できるため、低ESRで、より耐振性能の優れた高信頼性のコンデンサを得ることができる。
なお、第一、第二導電性シート16、19の表面に粘着材を塗布することにより粘着性を有するようにしてもよい。
また、第一導電性シート16と接する金属ケース15の内底面15aの表面、および/または第二導電性シート19と接する第二電極引出部18の表面を、粗面化処理等によって凹凸を設けた構成とすることにより、上記同様に、第一電極箔12のサイドエッジ12aとケース内底面15aとに弾性変形して圧接している第一導電性シート16をずれないように固着し、同時に、第二電極箔13のサイドエッジ13bと第二電極引出部18とに弾性変形して圧接している第二導電性シート19もずれないように固着できるため、低ESRで、より耐振性能の優れた高信頼性のコンデンサを得ることができる。
また、図4に示すように、第一電極引出部17を、金属ケース15の開口部側の外周面に複数接続し、第二電極引出部18と同一方向に引き出してもよく、この構成とすることにより、第二電極箔13と導通した金属ケース15の内底面15aと第一電極引出部17間の電流経路を、金属ケース15の外周面全体に渡って均一化できるため、コンデンサのESLを低減でき、またさらに、回路基板へ実装する際の実装安定性を高めることができるという効果を奏する。
また、図6に示すように、複数の第一電極引出部27を接続した金属製の円環状リング30を準備し、図5に示すように、この円環状リング30を金属ケース15の開口部付近の外周面に嵌め込んだ構成とすることにより、コンデンサのESLを低減でき、回路基板へ実装する際の実装安定性を高めることができる効果に加え、生産性をさせることができるという効果を奏する。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2におけるコンデンサの一例である電気二重層コンデンサの構成を示した断面図、図8は、同電気二重層コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図である。
なお、実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
図7、図8において、図1、図2に示した実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサと相違する点は、コンデンサ素子41が、アルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層を有した第一電極箔42および第二電極箔43を用いて構成されている点である。
以上の構成においても、第一、第二導電性シート16、19が弾性を有し、コンデンサ素子41の両端面41a、41bから突出した電極箔のサイドエッジ42a、43bにそれぞれ圧接しているため、導電性シートが電極箔のサイドエッジに広く接触でき、また電極箔のサイドエッジの突出量にばらつきがあっても、そのばらつきを吸収して接触を確保できると共に、過酷環境下において、コンデンサの内外部から機械的ストレス等が加わった際においても、導電性シートの追従性が高く、電極箔のサイドエッジとの接触状態を安定して維持することができる。この結果、実施の形態1におけるコンデンサと同様に、低ESRで高信頼性を有するコンデンサを得ることができる。
本発明にかかるコンデンサは、導電性シートが弾性を有し、コンデンサ素子の両端面から突出した電極箔のサイドエッジにそれぞれ圧接しているため、導電性シートが電極箔のサイドエッジに広く接触でき、また電極箔のサイドエッジの突出量にばらつきがあっても、そのばらつきを吸収して接触を確保できると共に、過酷環境下において、コンデンサの内外部から機械的ストレス等が加わった際においても、導電性シートの追従性が高く、電極箔のサイドエッジとの接触状態を安定して維持することができるため、デジタル家電や車載用の各種電子機器に適用する低ESRで高信頼性を有するコンデンサとして有用である。
本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの断面図 本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの第二電極引出部の斜視図 本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの斜視図 本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの他例の斜視図 本発明の実施の形態1におけるコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの第一電極引出部の他例の斜視図 本発明の実施の形態2におけるコンデンサの一例である電気二重層コンデンサの断面図 本発明の実施の形態2におけるコンデンサの一例である電気二重層コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 従来のコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサの断面図 従来のコンデンサの一例であるアルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図
符号の説明
11、41 コンデンサ素子
11a、41a 端面
11b、41b 端面
12、42 第一電極箔
12a、42a サイドエッジ
13、43 第二電極箔
13b、43b サイドエッジ
14 セパレータ
15 金属ケース
15a 内底面
15b 絞り加工部
16 第一導電性シート
17、27 第一電極引出部
18 第二電極引出部
18a 突起部
18b 外部端子
19 第二導電性シート
20 封口体
20a 貫通孔
30 円環状リング

Claims (2)

  1. 第一電極箔と第二電極箔とを、絶縁性のセパレータを介して捲回または積層したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を電解質と共に収納した有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの内底面と前記コンデンサ素子の一方の端面との間に介在した第一導電性シートと、前記金属ケースの外部に設けた第一電極引出部と、金属からなる平板で、その一方の面に突起を有した第二電極引出部と、この第二電極引出部と前記コンデンサ素子の他方の端面との間に介在した第二導電性シートと、前記第二電極引出部の突起を外部へ導出するようにして、第二電極引出部と嵌め合わされ、前記金属ケースの開口部を密封した絶縁性の封口体とからなるコンデンサにおいて、前記コンデンサ素子の一方の端面より突出させた第一電極箔のサイドエッジと金属ケース内底面とに弾性を有した第一導電性シートを圧接し、かつ前記コンデンサ素子の他方の端面より突出させた第二電極箔のサイドエッジと第二電極引出部とに第二導電性シートを圧接したことを特徴とするコンデンサ。
  2. 前記第一、第二導電性のシートが、粘着性を有することを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
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