JP2009139681A - 撮像レンズおよび撮像モジュール - Google Patents
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Abstract
Description
物体側から撮像側に向かって順に、正のパワーの第1レンズと、負のパワーの第2レンズと、正または負のパワーの第3レンズが配置されたレンズ系を備え、
以下の数1に示される式および数2に示される式の条件を満たすことを特徴とする。
f:レンズ系のd線における焦点距離 [mm]
n1:第1レンズのd線における屈折率
n2:第2レンズのd線における屈折率
n3:第3レンズのd線における屈折率
ν1:第1レンズのd線におけるアッベ数
ν2:第2レンズのd線におけるアッベ数
t1:第1レンズの中心厚み[mm]
t2:第2レンズの中心厚み[mm]
t3:第3レンズの中心厚み[mm]
d1:第1レンズと第2レンズの間隔[mm]
d2:第2レンズと第3レンズの間隔[mm]
d3:第3レンズと受光面の間隔[mm]
L:レンズ系の全長(=t1+d1+t2+d2+t3+d3) [mm]
L’:レンズ系の換算全長(=t1/n1+d1+t2/n2+d2+t3/n3+d3) [mm]
d1’:第1レンズと第2レンズ間の換算距離(=t1/n1+d1) [mm] 〕
上記第3レンズの撮像側に配置された透光板を備え、
上記透光板のd線における屈折率をnCとし、上記透光板の中心厚み[mm]をtCとし、上記第3レンズと上記透光板の間隔[mm]をd3Cとし、上記透光板と上記受光面の間隔[mm]をdCとすると、
上記第3レンズと上記受光面の間隔d3は、
d3=d3C+tC+dC
で表され、上記レンズ系の全長L[mm]と上記レンズ系の換算全長L’[mm]は、
L=t1+d1+t2+d2+t3+d3C+tC+dC)
L’=t1/n1+d1+t2/n2+d2+t3/n3+d3C+tC/nC+dC)
で表される。
上記第1レンズのd線におけるアッベ数ν1と、上記第2レンズのd線におけるアッベ数ν2は、
ν1>45
ν2<30
の条件を満たすことを特徴とする。
上記のいずれか1つの撮像レンズと、
上記撮像レンズにより投影された光学像を撮像する固体撮像素子と
を備えたことを特徴とする。
軸上200[lp/mm]でのMTF値 ≧ 30% …… (*)
の条件を満たすことを目標とする。この200[lp/mm]は、撮像素子の画素ピッチが2.5μmのときのナイキスト周波数である。また、30%というMTF(Modulation Transfer Function)値は、回折限界および色収差のみの影響による低下したコントラストの目標値であり、他の収差、製造公差などによって解像性能が劣化することを考慮すると、実際の撮像モジュールでの解像性能を確保する上で妥当な目標値である。
C線:656nm(赤)
d線:588nm(黄)
F線:486nm(青)
d1:第1レンズL1と第2レンズL2の間隔
d2:第2レンズL2と第3レンズL3の間隔
d3:第3レンズL3と受光面Imの間隔
t1:第1レンズの中心厚み[mm]
t2:第2レンズの中心厚み[mm]
t3:第3レンズの中心厚み[mm]
L:レンズ系の全長(=t1+d1+t2+d2+t3+d3)
ν1:第1レンズL1のd線におけるアッベ数
ν2:第2レンズL2のd線におけるアッベ数
ν3:第3レンズL3のd線におけるアッベ数
p1:第1レンズL1のd線におけるパワー
p2:第2レンズL2のd線におけるパワー
p3:第3レンズL3のd線におけるパワー
f:レンズ系全体のd線における焦点距離
p:レンズ系全体のd線におけるパワー(=1/f)
ここで、各文字にC、Fの添字をつけた場合、d線のかわりにC線、F線に対する値とする。
で表され、レンズ系全体の焦点距離fとパワーpは、
で表される。また、C線、F線での結像位置の差(軸上色収差)は、
と計算される。各レンズパワーの差Δp1, Δp2, Δp3はそれぞれ、アッベ数を用いて、
と表せる。
と表せる。よって色収差Δsは、
となる。色収差の許容範囲をTsとすると、|Δs|≦Tsとなる範囲は、
となる(色収差は通常、負であるため)。
L’= t1/n1+d1+t2/n2+d2+t3/n3+d3
d1’=t1/n1+d1
〔ただし、
n1:第1レンズのd線における屈折率
n2:第2レンズのd線における屈折率
n3:第3レンズのd線における屈折率
t1:第1レンズの中心厚み[mm]
t2:第2レンズの中心厚み[mm]
t3:第3レンズの中心厚み[mm]
d1:第1レンズと第2レンズの間隔[mm]
d2:第2レンズと第3レンズの間隔[mm]
d3:第3レンズと受光面の間隔[mm]
〕
d3=d3C+tC+dC
L=t1+d1+t2+d2+t3+d3C+tC+dC)
L’=t1/n1+d1+t2/n2+d2+t3/n3+d3C+tC/nC+dC
〔ただし、
d3C:第3レンズL3と透光板CGの間隔[mm]
nC:透光板CGのd線における屈折率
tC:透光板CGの中心厚み[mm]
dC:透光板CGと受光面Imの間隔[mm]
〕
となる。
の条件を満たして、第3レンズL3のパワーの絶対値を小さくするほうがより好適である。すなわち、第3レンズL3のパワーが正で大きい場合、レンズ系の全長を短縮するためには、第1レンズL1と第2レンズL2のパワーを大きくする必要があり、製造公差が厳しくなる。逆に、第3レンズL3のパワーが負で大きい場合、色収差が上記の式(5)の計算値より大きくなる。
ν1>45
ν2<30
の条件を満たして、第1レンズL1のアッベ数ν1を大きく(分散を小さく)し、第2レンズL2のアッベ数ν2を小さく(分散を大きく)することにより、第1レンズL1と第2レンズL2が同一のレンズパワー、レンズ配置であっても、より有効に色収差を補正できる。
R:曲率半径
K:コーニック係数
Ai:i次の非球面係数
図5はこの発明の第1実施形態の撮像レンズのレンズ系の断面図であり、この撮像レンズは、図5に示すように、物体側(図5の左側)から撮像側(図5の右側)に向かって順に、正のパワーの第1レンズL11と、負のパワーの第2レンズL12と、第3レンズL13が配置されたレンズ系を備えている。また、上記撮像レンズは、第3レンズL13の撮像側の受光面Im1との間に配置された透光板14と、第1レンズL11の物体側に近接して配置された開口絞り15を備えている。
図7はこの発明の第2実施形態の撮像レンズのレンズ系の断面図であり、この撮像レンズは、図7に示すように、物体側(図7の左側)から撮像側(図7の右側)に向かって順に、正のパワーの第1レンズL21と、負のパワーの第2レンズL22と、第3レンズL23が配置されたレンズ系を備えている。また、上記撮像レンズは、第3レンズL23の撮像側の受光面Im2との間に配置された透光板24と、第1レンズL21の物体側に近接して配置された開口絞り25を備えている。
図9はこの発明の第3実施形態の撮像レンズのレンズ系の断面図であり、この撮像レンズは、図9に示すように、物体側(図9の左側)から撮像側(図9の右側)に向かって順に、正のパワーの第1レンズL31と、負のパワーの第2レンズL32と、第3レンズL33が配置されたレンズ系を備えている。また、上記撮像レンズは、第3レンズL33の撮像側の受光面Im3との間に配置された透光板34と、第1レンズL31の物体側に近接して配置された開口絞り35を備えている。
図11はこの発明の第4実施形態の撮像レンズのレンズ系の断面図であり、この撮像レンズは、図11に示すように、物体側(図11の左側)から撮像側(図11の右側)に向かって順に、正のパワーの第1レンズL41と、負のパワーの第2レンズL42と、第3レンズL43が配置されたレンズ系を備えている。また、上記撮像レンズは、第3レンズL43の撮像側の受光面Im4との間に配置された透光板44と、第1レンズL41の物体側に近接して配置された開口絞り45を備えている。
L2,L12,L22,L32,L42…第2レンズ
L3,L13,L23,L33,L43…第3レンズ
CG,14,24,34,44…透光板
Im,Im1,Im2,Im3,Im4…受光面
15,25,35,45…開口絞り
10…鏡筒
10a…位置決め部
11…第1レンズ
12…第2レンズ
13…第3レンズ
Claims (10)
- 物体側から撮像側に向かって順に、正のパワーの第1レンズと、負のパワーの第2レンズと、正または負のパワーの第3レンズが配置されたレンズ系を備え、
以下の数1に示される式および数2に示される式の条件を満たすことを特徴とする撮像レンズ。
f:レンズ系のd線における焦点距離 [mm]
n1:第1レンズのd線における屈折率
n2:第2レンズのd線における屈折率
n3:第3レンズのd線における屈折率
ν1:第1レンズのd線におけるアッベ数
ν2:第2レンズのd線におけるアッベ数
t1:第1レンズの中心厚み[mm]
t2:第2レンズの中心厚み[mm]
t3:第3レンズの中心厚み[mm]
d1:第1レンズと第2レンズの間隔[mm]
d2:第2レンズと第3レンズの間隔[mm]
d3:第3レンズと受光面の間隔[mm]
L:レンズ系の全長(=t1+d1+t2+d2+t3+d3) [mm]
L’:レンズ系の換算全長(=t1/n1+d1+t2/n2+d2+t3/n3+d3) [mm]
d1’:第1レンズと第2レンズ間の換算距離(=t1/n1+d1) [mm] 〕 - 請求項1に記載の撮像レンズにおいて、
上記第3レンズの撮像側に配置された透光板を備え、
上記透光板のd線における屈折率をnCとし、上記透光板の中心厚み[mm]をtCとし、上記第3レンズと上記透光板の間隔[mm]をd3Cとし、上記透光板と上記受光面の間隔[mm]をdCとすると、
上記第3レンズと上記受光面の間隔d3は、
d3=d3C+tC+dC
で表され、上記レンズ系の全長L[mm]と上記レンズ系の換算全長L’[mm]は、
L=t1+d1+t2+d2+t3+d3C+tC+dC)
L’=t1/n1+d1+t2/n2+d2+t3/n3+d3C+tC/nC+dC)
で表されることを特徴とする撮像レンズ。 - 請求項1から3までのいずれか1つに記載の撮像レンズにおいて、
上記第1レンズが物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする撮像レンズ。 - 請求項1から4までのいずれか1つに記載の撮像レンズにおいて、
上記第2レンズが物体側に凹面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする撮像レンズ。 - 請求項1から5までのいずれか1つに記載の撮像レンズにおいて、
上記第1レンズのd線におけるアッベ数ν1と、上記第2レンズのd線におけるアッベ数ν2は、
ν1>45
ν2<30
の条件を満たすことを特徴とする撮像レンズ。 - 請求項1から6までのいずれか1つに記載の撮像レンズにおいて、
上記第1,第2,第3レンズのうち少なくとも1面以上を非球面としたことを特徴とする撮像レンズ。 - 請求項1から7までのいずれか1つに記載の撮像レンズにおいて、
上記レンズ系のFナンバーが3以下であることを特徴とする撮像レンズ。 - 請求項1から8までのいずれか1つに記載の撮像レンズと、
上記撮像レンズにより投影された光学像を撮像する固体撮像素子と
を備えたことを特徴とする撮像モジュール。 - 請求項9に記載の撮像レンズを備え、
上記固体撮像素子の画素ピッチが2.5μm以下であることを特徴とする撮像モジュール。
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---|---|---|---|
JP2007316689A JP2009139681A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 撮像レンズおよび撮像モジュール |
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JP2007316689A JP2009139681A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 撮像レンズおよび撮像モジュール |
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JP2007316689A Pending JP2009139681A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 撮像レンズおよび撮像モジュール |
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JP (1) | JP2009139681A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023079221A (ja) * | 2021-11-26 | 2023-06-07 | 恵州星聚宇智能科技有限公司 | 結像アセンブリ、照明投影装置及びウェルカムランプ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007240933A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
JP2007264181A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Fujinon Corp | 撮像レンズ |
-
2007
- 2007-12-07 JP JP2007316689A patent/JP2009139681A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007240933A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
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JP2023079221A (ja) * | 2021-11-26 | 2023-06-07 | 恵州星聚宇智能科技有限公司 | 結像アセンブリ、照明投影装置及びウェルカムランプ |
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