JP2009138390A - Joint and its fastening method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シールドトンネル用のセグメントなどに利用可能な継手などに関する。 The present invention relates to a joint that can be used for a segment for a shield tunnel or the like.
従来、セグメント間およびリング間の継手としては、継手板を挟んでボルトとナットで締結するものがあった(例えば、特許文献1の図5参照)。セグメント間に働く応力により、ボルトに引張力が働くと、その引張力は、継手板への曲げ力やせん断力として働き、ボルトボックスを介して最終的にはスキンプレートにかかる。その際、継手板−ボルトボックス間およびボルトボックス−スキンプレート間の溶接部に大きな力がかかる。 Conventionally, joints between segments and between rings have been fastened with bolts and nuts across a joint plate (see, for example, FIG. 5 of Patent Document 1). When a tensile force acts on the bolt due to the stress acting between the segments, the tensile force acts as a bending force or a shearing force on the joint plate, and is finally applied to the skin plate through the bolt box. At that time, a large force is applied to the welded portion between the joint plate and the bolt box and between the bolt box and the skin plate.
しかしながら、従来の継手では、(1)ボルトボックス−スキンプレート間の溶接部によって、スキンプレートの厚さが決定され不経済となる、(2)継手鋼板の厚さがボルトの仕様によって厚くなる、(3)継手鋼板−ボルトボックス−スキンプレート間の溶接品質の確保が重要となり、全体の精度確保と合わせて製作コストが上昇する等の問題点があった。また、側板はシール溝を設置した状態で曲げ加工する必要があるため、桁高の増大に対して板厚が大きくなるといった、問題点があった。 However, in the conventional joint, (1) the thickness of the skin plate is determined by the welded portion between the bolt box and the skin plate, which is uneconomical. (2) The thickness of the joint steel plate is increased by the bolt specifications. (3) It is important to ensure the welding quality between the joint steel plate, the bolt box, and the skin plate, and there are problems such as an increase in manufacturing cost as well as ensuring the overall accuracy. Further, since the side plate needs to be bent in a state where the seal groove is installed, there is a problem that the plate thickness increases as the girder height increases.
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、スキンプレートや継手板の板厚を薄くし、低コストのセグメントに利用できる高い剛性を持った継手などを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and its purpose is to reduce the thickness of skin plates and joint plates, and to provide a joint with high rigidity that can be used for low-cost segments. It is to provide.
前述した目的を達成するために、第1の発明は、第1のネジと、第2のネジとの間を継ぐ継手であって、前記第2のネジは、両端にネジを有する両ネジの一方のネジに螺合され、前記両ネジの他方のネジは、前記第1のネジとカプラで締結されることを特徴とする継手である。また、前記第1のネジと前記第2のネジは夫々別のセグメントに固定されてもよく、前記第1のネジが雄ネジを有する鉄筋であり、前記第2のネジが鉄筋の内部に設けられた雌ネジであってもよい。 In order to achieve the above-mentioned object, a first invention is a joint that connects between a first screw and a second screw, and the second screw is a double screw having screws at both ends. The joint is characterized in that it is screwed into one screw, and the other of the two screws is fastened to the first screw by a coupler. The first screw and the second screw may be fixed to different segments, the first screw is a reinforcing bar having a male screw, and the second screw is provided inside the reinforcing bar. It may be a female screw.
第2の発明は、第1のネジと第2のネジとの間を継ぐ締結方法であって、前記第2のネジに両ネジの一方のネジを螺合する工程と、前記両ネジの他方のネジと第1のネジをカプラで締結する工程と、を具備することを特徴とする締結方法である。また、前記第1のネジと前記第2のネジは夫々別のセグメントに設けられてもよく、前記第1のネジが雄ネジを有する鉄筋であり、前記第2のネジが鉄筋の内部に設けられた雌ネジであってもよい。 A second invention is a fastening method for joining between a first screw and a second screw, the step of screwing one of the two screws into the second screw, and the other of the two screws. And fastening the first screw and the first screw with a coupler. The first screw and the second screw may be provided in different segments, respectively, the first screw is a reinforcing bar having a male screw, and the second screw is provided inside the reinforcing bar. It may be a female screw.
本発明の継手によれば、高い剛性でセグメント間を締結可能なため、スキンプレートや継手板などの部材は、構造上必要となる板厚に対して、必要以上に厚くならない。その結果、鋼材使用量の削減が可能となる。 According to the joint of the present invention, since the segments can be fastened with high rigidity, members such as a skin plate and a joint plate do not become thicker than necessary with respect to the plate thickness required for the structure. As a result, the amount of steel used can be reduced.
以下図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本実施の形態に係る6面鋼殻用の継手1の斜視図である。セグメント2aとセグメント2bは同じ構造を持つセグメントであり、セグメント2aのもう一方の端部(図1に描かれていない)は、図1に描かれているセグメント2bと同じ構造を持ち、セグメント2bのもう一方の端部は、セグメント2aと同じ構造を持つ。 FIG. 1 is a perspective view of a joint 1 for a six-sided steel shell according to the present embodiment. Segment 2a and segment 2b are segments having the same structure, and the other end of segment 2a (not depicted in FIG. 1) has the same structure as segment 2b depicted in FIG. The other end of has the same structure as the segment 2a.
セグメント2aは、外側スキンプレート5を有し、外側スキンプレート5と垂直な2枚の側板7が向かい合わされて設けられる。また、外側スキンプレート5とほぼ垂直に、2枚の側板7と垂直な継手鋼板14、23が設けられる。外側スキンプレート5と向かい合うように、側板7および継手鋼板14、23とほぼ垂直になるように、内側スキンプレート3が設けられる。セグメント2aは、内側スキンプレート3および外側スキンプレート5、一対の側板7、継手鋼板14、23により箱状を形成している。
The segment 2a has an
なお、後述するように継手鋼板14は、セグメント2aの側面の上下に設けられ、継手鋼板14の間には図2(a)に示すような継手面コンクリート13が露出している。側板7および継手鋼板14、23のセグメント2aの外周側に、シール溝9が設けられている。また、セグメント2aには、コンクリートが充填されており、継手鋼板14の隙間より、継手面コンクリート13が露出している。セグメント2aの継手面中央部付近にネジ鉄筋インサート11とそれに螺合したカプラ12が、セグメント2aの継手面端部にボルト用インサート15が、セグメント2aの長軸方向に沿ってコンクリート中に埋設されている。継手面コンクリート13にはカプラ12およびボルト用インサート15が露出している。継手鋼板14と継手面コンクリート13の構造は、図2(a)に詳細に示されている。
As will be described later, the
また、セグメント2bの継手部においては、継手面コンクリート25と内側スキンプレート3に開口した直方体型の締結ボックス17を有している。締結ボックス17中には、セグメント2bの長軸方向に沿ってコンクリート中に埋設されたネジ鉄筋19が突出している。セグメント2bの継手鋼板23の隙間より継手面コンクリート25が露出し、継手鋼板23の端部にはボルト孔21が設けられている。継手鋼板23と継手コンクリート25の構造は、図3(a)に詳細に示されている。
Further, the joint portion of the segment 2 b has a rectangular parallelepiped
図2(a)は、セグメント2aの図1のA方向矢視図であり、図2(b)は図2(a)のa-a断面図、図2(c)は図2(a)のb-b断面図、図2(d)は図2(a)のc-c断面図である。継手鋼板14はシール溝9を有し、継手鋼板14と継手鋼板14の間に継手面コンクリート13が露出している。継手面コンクリート13には、端部にカプラ12が、端部以外の場所にボルト用インサート15が露出している。横桁27はセグメント2aが応力により変形しないように支えている。図2(b)に示すように、ボルト用インサート15は、内部に雌ネジ16を有している。また、内側スキンプレート3と外側スキンプレート5はジベル37を有しており、コンクリート35と一体化している。図2(c)に示すように、セグメント2aには、カプラ12と螺合したネジ鉄筋インサート11が設けられており、カプラ12がセグメント2aの表面に露出している。図2(d)に示すように、内側スキンプレート3と外側スキンプレート5の間をつなぐように横桁27が設けられている。
2A is a view of the segment 2a in the direction of the arrow A in FIG. 1, FIG. 2B is a cross-sectional view taken along the line aa in FIG. 2A, and FIG. FIG. 2D is a cross-sectional view taken along the line bb of FIG. 2A. The
横桁27は、孔あき鋼板であることが好ましい。
The
図3(a)は、セグメント2bの図1のB方向矢視図であり、図3(b)は図3(a)のd-d断面図、図3(c)は図3(a)のe-e断面図、図3(d)は図3(a)のf-f断面図、図3(e)は図3(a)のg-g断面図である。セグメント2bには締結ボックス17が設けられ、締結ボックス17内で締結作業を行うことができる。また、締結ボックス17内には、内部のコンクリート35から突出したネジ鉄筋19が設けられる。継手鋼板23には、ボルト孔21が設けられている。図3(b)、図3(c)に示すように、締結ボックス17からボルト孔21およびネジ鉄筋19にアクセス可能である。図3(d)に示すように、内側スキンプレート3と外側スキンプレート5を横桁27で連結している。図3(e)で示すように、セグメント2b内にはコンクリート35が充填されている。
3 (a) is a view of the segment 2b as viewed in the direction of the arrow B in FIG. 1, FIG. 3 (b) is a sectional view taken along the line dd of FIG. 3 (a), and FIG. 3 (c) is FIG. FIG. 3D is a sectional view taken along line ff in FIG. 3A, and FIG. 3E is a sectional view taken along line gg in FIG. 3A. A
次に、継手1を用いてセグメント2aとセグメント2bを締結する手順について説明する。
図4(a)は、図2(b)に示したセグメント2aの継手面と、図3(b)に示したセグメント2bの継手面が接した状態を示す図であり、図4(b)は、セグメント2aとセグメント2bを仮締結した状態を示す図である。図4(a)に示すように、セグメント2aの継手面と隣接するセグメント2bの継手面を位置合わせし、図4(b)に示すように、ボルト33をボルト用インサート15に螺合させ、図5に示す、継手1の締結中のセグメント間のずれを防止する。このようにしてセグメント2a、セグメント2bを仮締結する。
Next, a procedure for fastening the segment 2a and the segment 2b using the joint 1 will be described.
4A is a diagram showing a state in which the joint surface of the segment 2a shown in FIG. 2B and the joint surface of the segment 2b shown in FIG. 3B are in contact with each other, and FIG. These are figures which show the state which temporarily fastened the segment 2a and the segment 2b. As shown in FIG. 4A, the joint surface of the segment 2b is aligned with the joint surface of the segment 2a, and the
次に継手1によりセグメント間を締結する。その詳細は以下のとおりである。
図5(a)、図5(b)、図5(d)は、図2(c)に示したセグメント2aの継手面と、図3(c)に示したセグメント2bの継手面とが接して、継手1によってセグメント2aとセグメント2bを締結する説明図である。図5(c)は両ネジ31の構造を示す図である。
Next, the segments are fastened by the joint 1. The details are as follows.
5 (a), 5 (b), and 5 (d), the joint surface of the segment 2a shown in FIG. 2 (c) is in contact with the joint surface of the segment 2b shown in FIG. 3 (c). FIG. 3 is an explanatory diagram for fastening a segment 2a and a segment 2b by a joint 1. FIG. 5C shows the structure of both screws 31.
図5(a)に示すように、カプラ29がC方向に移動するようにカプラ29とネジ鉄筋19とを螺合させる。図5(b)に示すように、カプラ12がD方向に移動するように、両ネジ31とカプラ12とを螺合させ、さらにはカプラ29がE方向に移動するようにカプラ29と両ネジ31とを羅号させる。
As shown in FIG. 5A, the
図5(c)に示すように、両ネジ31は両ネジ頭39から定着側雄ネジ43と、反対方向に突出した締結ボックス側雄ネジ41を有する。定着側雄ネジ43と締結ボックス側雄ネジ41は互いに逆ネジになっており、両ネジ頭39を回転すると、定着側雄ネジ43に螺合した物と、締結ボックス側オスネジ41に螺合した物が、近づくか遠ざかる。図5(d)に示すように、両ネジ31を締めることで、カプラ12とカプラ29は引き寄せられ、セグメント間は締結される。さらに締結作業を進めると、図6に示すようになる。
As shown in FIG. 5C, both
図6aは、ネジ鉄筋19の両方が締結された継手の状態を示す図である。また、図6bは、締結が完了した継手の平面図である。
FIG. 6 a is a view showing a state of a joint in which both screw
なお、締結が完了した後に、締結ボックス17をモルタルなどで充填してもよい。
Note that the
なお、本実施の形態においてはセグメント間の締結に継手1を用いたが、リング間の締結に継手1を用いてもよい。 In the present embodiment, the joint 1 is used for fastening between segments, but the joint 1 may be used for fastening between rings.
本実施の形態によれば、セグメント間に応力が働いた場合、その力は両ネジ31、カプラ29、ネジ鉄筋19を通して、コンクリート35と内側スキンプレート3および外側スキンプレート5に伝達される。通常の継手のように、継手板にボルトを取り付けただけの構造では、ボルト−継手板−スキンプレートの経路で力がかかり、溶接強度が必要となるが、本実施の形態に係る継手1においては、力がセグメント全体にかかり、剛性が高まる。
According to the present embodiment, when a stress acts between the segments, the force is transmitted to the concrete 35, the
その結果、セグメント製作上の理由でセグメント2のスキンプレート3、5や継手鋼板14,23などの部材の板厚を増やす必要がなくなり、構造上の必要板厚と同じ厚さの部材を用いることができ、鋼材使用量の削減が可能になり、ひいてはセグメント製作コストの削減も可能になる。
As a result, it is not necessary to increase the thickness of the members such as the
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる継手の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しえることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 As mentioned above, although preferred embodiment of the coupling concerning this invention was described referring an accompanying drawing, this invention is not limited to the example which concerns. It will be apparent to those skilled in the art that various changes and modifications can be made within the scope of the technical idea disclosed in the present application, and these are naturally within the technical scope of the present invention. Understood.
1………継手
2………セグメント
3………内側スキンプレート
5………外側スキンプレート
7………側板
9………シール溝
11………ネジ鉄筋インサート
12………カプラ
13………継手面コンクリート
14………継手鋼板
15………ボルト用インサート
16………雌ネジ
17………締結ボックス
19………ネジ鉄筋
21………ボルト孔
23………継手鋼板
25………継手面コンクリート
27………横桁
29………カプラ
31………両ネジ
33………ボルト
35………コンクリート
37………ジベル
39………両ネジ頭
41………締結ボックス側雄ネジ
43………定着側雄ネジ
1 ……… Joint 2 ………
Claims (6)
前記第2のネジは、両端にネジを有する両ネジの一方のネジに螺合され、前記両ネジの他方のネジは、前記第1のネジとカプラで締結されることを特徴とする継手。 A joint connecting between the first screw and the second screw,
The joint, wherein the second screw is screwed into one of both screws having screws at both ends, and the other screw of the both screws is fastened with the first screw by a coupler.
前記第2のネジに両ネジの一方のネジを螺合する工程と、
前記両ネジの他方のネジと第1のネジをカプラで締結する工程と、
を具備することを特徴とする締結方法。 A fastening method for connecting between a first screw and a second screw,
Screwing one of the two screws into the second screw;
Fastening the other screw of the two screws and the first screw with a coupler;
The fastening method characterized by comprising.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007314767A JP2009138390A (en) | 2007-12-05 | 2007-12-05 | Joint and its fastening method |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101230769B1 (en) | 2012-10-12 | 2013-02-12 | 주식회사 인터컨스텍 | Twin-leaf arch system and fabrication method for thereof |
JP2016056514A (en) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | ジオスター株式会社 | Joint structure for precast member |
-
2007
- 2007-12-05 JP JP2007314767A patent/JP2009138390A/en active Pending
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