JP2009137344A - 操舵力制御装置 - Google Patents

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隆志 横沢
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Abstract

【課題】前方物体との接近時の回避操舵操作に対し適切なアシストトルクを作用させ、当該前方物体との接触を円滑に回避できるとともに、回避後の車両挙動も安定化させることができる操舵力制御装置を提供すること。
【解決手段】自車両の前方に物体が検出され、危険度αが第1危険度α1以上である場合には(S4)、運転者の操舵操作状態に基づく基本アシストトルクTbに対する第1補正ゲインK1と、車両の挙動状態に基づく挙動安定化アシストトルクTcに対する第2補正ゲインK2とを増加させた上で(S8)、トータルアシストトルクTeを算出する(S6)。
【選択図】図4

Description

本発明は、操舵力制御装置に係り、詳しくは車両の緊急回避操舵操作時における操舵アシストトルクの制御技術に関する。
近年、車両のパワーステアリングにおいて、電動モータの力によりアシストトルクを付与し、運転者の操舵操作を補助する電動パワーステアリングが採用されている。
当該電動パワーステアリングでは、車両の走行状態や車両挙動等に応じて適正なアシストトルクを付与するよう電動モータが制御される。
例えば、車速に応じ、高速時には重く、低速時には軽い操舵力となるようアシストトルクを制御したり、車両前方に障害物が迫り接触を回避するための操舵操作を円滑にするアシストトルクを付与する。
具体的には、自車両の前方にある物体を検出し、自車両に対する当該前方物体の相対距離から接触までに要する余裕時間を算出して、当該余裕時間が所定時間以下となったときに、電動パワーステアリングのアシストトルク量を増加させ、接触回避のための操舵操作を容易且つ速やかにできるようにした技術がある(特許文献1参照)。
特許第3557907号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術のように、緊急回避操舵操作時に電動パワーステアリングのアシストトルク量を増加させ過ぎると、当該操舵操作が過剰になり、前方物体を回避した後の車両挙動が不安定となるおそれがある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、前方物体との接近時の回避操舵操作に対し適切なアシストトルクを作用させ、当該前方物体との接触を円滑に回避できるとともに、回避後の車両挙動も安定化させることができる操舵力制御装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の操舵力制御装置では、運転者の操作に応じて車輪を転向させる操舵手段と、該操舵手段に対する操作を補助するアシストトルクを付与可能な操舵補助手段と、前記操舵手段に対する運転者の操作状態を検出する操舵操作状態検出手段と、車両の挙動状態を検出する車両挙動状態検出手段と、自車両の前方にある物体を検出し、該自車両に対する該物体の相対位置を計測可能な前方物体検出手段と、前記操舵操作状態検出手段により検出される前記操舵手段の操作状態に基づき運転者の操舵操作を軽減させる基本アシストトルク及び前記車両挙動状態検出手段により検出される前記車両の挙動状態に基づき該車両の挙動を安定化させる挙動安定化アシストトルクを算出し、該基本アシストトルク及び該挙動安定化アシストトルクを合わせたトータルアシストトルクにて前記操舵補助手段を制御するアシストトルク制御手段とを備え、前記アシストトルク制御手段は、前記前方物体検出手段により自車両の前方に物体が検出された場合に、該自車両に対する該物体の相対位置に応じた第1の係数及び第2の係数を算出し、該第1の係数を前記基本アシストトルクに、該第2の係数を前記挙動安定化アシストトルクにそれぞれ乗じた上で前記トータルアシストトルクを算出することを特徴としている。
請求項2の操舵力制御装置では、請求項1において、前記アシストトルク制御手段は、前記第1の係数及び前記第2の係数の値を、前記前方物体検出手段により検出される自車両に対する物体の相対位置が近づくにつれて増加させることを特徴としている。
請求項3の操舵力制御装置では、請求項2において、前記アシストトルク制御手段は、前記第1の係数及び前記第2の係数を増加させるとき、前記第2の係数を前記第1の係数よりも遅れて増加させることを特徴としている。
上記手段を用いる本発明の請求項1の操舵力制御装置によれば、前方物体検出手段により自車両の前方に物体が検出された場合、自車両に対する当該物体の相対位置に応じた第1の係数及び第2の係数を算出し、第1の係数を操舵操作状態に基づき運転者の操舵操作を軽減させる基本アシストトルクに、第2の係数を車両の挙動状態に基づき該車両の挙動を安定化させる挙動安定化アシストトルクにそれぞれ乗じた上で、トータルアシストトルクを算出する。
つまり、自車両の前方に物体が検出された場合には、第1の係数及び第2の係数により自車両に対する当該物体の相対位置に応じて基本アシストトルク及び挙動安定化アシストトルクを可変させる。
このように、自車両の前方にある物体と接近したときに、第1の係数及び第2の係数により、基本アシストトルク及び挙動安定化アシストトルクを可変し適切なアシストトルクとすることで、当該前方物体との接触を円滑に回避できるとともに、回避後の車両挙動も安定化させることができる。
請求項2の操舵力制御装置によれば、第1の係数及び第2の係数の値を自車両に対する物体の相対位置が近づくにつれて増加させることとしている。
これにより、当該第1の係数及び第2の係数が乗ぜられる基本アシストトルク及び挙動安定化アシストトルクは自車両と前方物体との相対位置が近づくにつれて絶対値が増加する。
したがって、自車両が前方物体に近づくにつれて、操舵操作状態に対する基本アシストトルクが増加して前方物体を回避する操舵操作を円滑なものにすることができるとともに、車両の挙動状態に対する挙動安定化アシストトルクが増加して回避操舵操作による車両挙動の変化を安定化させることができる。
請求項3の操舵力制御装置によれば、第2の係数を第1の係数よりも遅れて増加させることで、回避操舵操作時には基本アシストトルクの影響を比較的大きくし、回避操舵操作後には挙動安定化アシストトルクの影響を比較的大きくすることができる。
つまり、自車両の前方にある物体と接近したときのアシストトルクをより適切に付与することができ、回避操舵操作及び回避操舵操作後の車両挙動の安定化操舵操作をより円滑で確実なものにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1乃至3を参照すると、図1には本発明に係る操舵力制御装置の実施形態の概略構成図、図2には本発明に係る操舵力制御装置の実施形態におけるECUの入出力関係を示すブロック図、図3には危険度に応じた第1及び第2の補正ゲインを設定するマップがそれぞれ示されている。
図1に示すように、車両のステアリングホイール1(操舵手段)は、ステアリングシャフト2を介してギアボックス4に連結されている。当該ギアボックス4は左右のタイロッド6を介して当該車両の操舵輪である前輪8、8に連結されている。つまり、運転者によるステアリングホイール1の操作はステアリングシャフト2を介してステアリングギアボックス4に伝達され、当該ステアリングギアボックス4を介してタイロッド6が作動して前輪8を転向させるよう構成されている。
また、ギアボックス4には電動モータ10(操舵補助手段)が設けられている。当該電動モータ10は、電力の供給により回転し、当該回転がギアボックス4に入力されて、運転者の操舵操作に対してのアシストトルクを発生させるものである。なお、当該アシストトルクの大きさは当該電動モータ10に供給される電流値に応じたものとなる。
これらのステアリングホイール1、ステアリングシャフト2、ギアボックス4、タイロッド6、電動モータ10から電動パワーステアリング装置が構成されている。
当該電動パワーステアリング装置の制御を実行するものとして、車室内にECU(電子コントロールユニット)20(アシストトルク制御手段)が設けられている。当該ECU20は、図示しない入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えている。また、ECU20の入力側には、運転者によりステアリングホイール1に与えられた操舵トルクThを検出する操舵トルクセンサ22(操舵操作状態検出手段)、同じく運転者による操舵角θsを検出する操舵角センサ24、車速Vを検出する車速センサ26、車両のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ28(車両挙動状態検出手段)、車両前方にある物体を検出し当該物体との車間距離L(相対位置)を計測するレーザレーダ30(前方物体検出手段)等の各種センサ類が接続されており、当該ECU20の出力側には、上記電動モータ10等のデバイス類が接続されている。
そして、当該ECU20は、これらの各種センサ類からのセンサ情報に基づき、上記電動パワーステアリング装置におけるアシストトルクの制御を行うものである。
以下、図2に基づき当該ECU20の構成について詳しく説明する。
図2に示すように、ECU20内部には、基本アシストトルク算出部40、挙動安定化アシストトルク算出部42、余裕時間算出部44、補正ゲイン算出部46、トータルアシストトルク算出部48が設けられている。そして、当該ECU20は、上記各センサ22、24、26、28、30からのセンサ情報に基づき、操舵操作状態及び車両の挙動状態等に応じたアシストトルクを算出し、当該アシストトルクに対応した電流値を電動モータ10に供給させる。
詳しくは、基本アシストトルク算出部40には、操舵トルクセンサ22及び車速センサ26が電気的に接続されており、操舵トルクTh及び車速Vが入力されるよう構成されている。そして、当該基本アシストトルク算出部40は、当該操舵トルクTh及び車速部Vに基づき基本アシストトルクTbを算出する機能を有している。当該基本アシストトルクTbは運転者の操舵操作状態に応じ、当該操舵操作を軽減するためのアシストトルクであり、主に運転者の操舵操作方向と同方向に働くトルクである。例えば、操舵トルクThまたは車速Vが小である場合には基本アシストトルクThは大きく、当該操舵トルクThまたは車速Vが大きくなるにつれ基本アシストトルクThは小さくなるよう設定されている。
挙動安定化アシストトルク算出部42には、操舵角センサ24及びヨーレートセンサ28が電気的に接続されており、操舵角θs及びヨーレートγが入力されるよう構成されている。そして、当該挙動安定化アシストトルク算出部42は、当該操舵角θs及びヨーレートγに応じた挙動安定化アシストトルクTcを算出する機能を有している。なお、当該挙動安定化アシストトルクTcは車両の挙動状態に応じ、当該車両の挙動状態の不安定化を防止するため運転者の過剰な操舵を抑制するアシストトルクであり、主に運転者の操舵操作方向とは逆方向に働くトルクである。例えば、操舵角θsまたはヨーレートγが小である場合には挙動安定化アシストトルクTcは小さく、当該操舵角θsやヨーレートγが大きくなるにつれ当該挙動安定化アシストトルクTcが大きくなるよう設定されている。
つまり、運転者の操舵操作方向に働くトルクを正の値とした場合、主に上記基本アシストトルクThは正の値、挙動安定化アシストトルクTcは負の値となる。
余裕時間算出部44には、車速センサ26及びレーザレーダ30が電気的に接続されており、車速V及び自車両と前方物体との車間距離Lが入力されるよう構成されている。そして、当該余裕時間算出部44は、当該車速V及び車間距離Lに基づき前方物体と自車両とが接触するまでの余裕時間Tdを算出する機能を有している。
補正ゲイン算出部46には、上記余裕時間算出部44において算出された余裕時間Tdが入力されるよう構成されている。当該補正ゲイン算出部46は、余裕時間Tdの逆数として求められる危険度αに応じて、基本アシストトルクThに対する第1補正ゲインK1(第1の係数)及び挙動安定化アシストトルクTcに対する第2補正ゲインK2(第2の係数)を算出する機能を有している。
詳しくは、当該補正ゲイン算出部46にて算出される第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2は、図3に示すマップにより設定される。当該マップでは、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2は、危険度αが所定の第1危険度α1以下である場合にはそれぞれの値は1となり、当該第1危険度α1より大きくなるにつれそれぞれの値が大きくなるよう設定されている。なお、危険度αの大きさに対しての増加率は第1補正ゲインK1の方が第2補正ゲインK2よりも大きい。また、危険度αが上記第1危険度α1よりも大の第2危険度α2以上である場合は、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2はそれぞれ一定の値となる。
トータルアシストトルク算出部48には、基本アシストトルクTbに対して第1補正ゲインK1を乗じた値、及び挙動安定化アシストトルクTcに対して第2補正ゲインK2を乗じた値が入力される。当該トータルアシストトルク算出部Teは、入力された値を加算しトータルアシストトルクTeを算出する機能を有している。また、当該トータルアシストトルク算出部48は電動モータ10と接続されており、算出されたトータルアシストトルクTeに相当する電流値を電動モータ10に供給する機能を有している。
以下、このように構成された本発明に係る操舵力制御装置の作用について説明する。
図4を参照すると、本発明に係る操舵力制御装置の実施形態におけるECU20により実行されるアシストトルク制御ルーチンがフローチャートで示されており、以下同図のフローチャートに沿って説明する。
ECU20により実行されるアシストトルク制御は、図4に示すように、まずステップS1において、上記各種センサ20、22、24、26、28、30からのセンサ情報を読み込む。
続くステップS2では、ECU20内の基本アシストトルク算出部40及び挙動安定化アシストトルク算出部42において、基本アシストトルクTb及び挙動安定化アシストトルクTcを算出する。
また、ステップS3では、ECU20内の余裕時間算出部44において、自車両の前方の物体を検出し、当該前方物体と自車両とが接触するまでの余裕時間Tdを算出する。
そして、ステップS4では、ECU20内の補正ゲイン算出部46において、危険度αが第1危険度α1以上であるか否かが判別される。当該判別結果が偽(No)である場合、即ち自車両の前方に物体がない場合、または前方物体と十分な車間距離Lを有しており、余裕時間Tdが十分である場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、上記図3のマップに基づき第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2の値をそれぞれ1に設定する。
続く、ステップS6では、トータルアシストトルク算出部48において、上記ステップS2にて算出した基本アシストトルクTbに上記ステップS5にて算出した第1補正ゲインK1を乗じた値及び挙動安定化アシストトルクTcに第2補正ゲインK2を乗じた値とを加算し、トータルアシストトルクTeを算出する。つまり、上記ステップS4の判別結果が偽(No)である場合には、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2はそれぞれ1であることから、トータルアシストトルクTeは、基本アシストトルクTb及び挙動安定化アシストトルクTcをそのまま加算させた値となる。
そして、ステップS7において、トータルアシストトルクTeに相当する電流値を電動モータ10へと供給し、当該ルーチンをリターンする。
一方、危険度αが第1危険度α1より大であり、上記ステップS4の判別結果が真(Yes)である場合、即ち自車両が前方物体と接近しているような場合には、ステップS8に進む。
ステップS8では、上記図3に示すマップに基づき危険度αに応じた第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2を設定する。このとき、危険度αは第1危険度α1より大であることから、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2の値は1よりも大きい値となる。
続くステップS6では、ステップS8にて設定された第1補正ゲインK1を基本アシストトルクTbに乗じた値と、第2補正ゲインK2を挙動安定化アシストトルクTcにそれぞれ乗じた値とを加算してトータルアシストトルクTeを算出する。
つまり、上記ステップS4の判別結果が真(Yes)である場合には、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2はそれぞれ1より大であり、基本アシストトルクTb及び挙動安定化アシストトルクTcはそれぞれ絶対値が増加する。
そして、ステップS7において、当該トータルアシストトルクTeに相当する電流値が電動モータ10に供給される。
以上のように、自車両の前方に物体が検出され、危険度αが第1危険度α1以上である場合には、基本アシストトルクTb及び挙動安定化アシストトルクTcの絶対値を増加させた上で、トータルアシストトルクTeを算出する。つまり、運転者の操舵方向を軽減する基本アシストトルクTbを増加させることで、前方物体を回避する操舵操作に対するアシストトルクが増加し当該回避操舵操作が円滑に行われることとなる。一方、挙動安定化アシストトルクTcも増加させることで、回避操舵操作により車両挙動が変化した場合等に、当該車両挙動を安定化させる方向のアシストトルクが増加し、速やかに車両挙動を安定化させることができる。
このように、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2により、前方物体との接近時に適切なアシストトルクを発生させることで、当該前方物体との接触を円滑に回避できるとともに、回避後の車両挙動も安定化させることができる。
以上で本発明に係る操舵力制御装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、基本アシストトルクTbに対する第1補正ゲインK1及び姿勢安定化アシストトルクTcに対する第2補正ゲインK2は、図3のマップより危険度αが第1危険度αより大となることで、それぞれの値が増加する構成であるが、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2の設定はこれに限られるものではない。
好ましくは、回避操舵操作を実行するまでは第1補正ゲインK1が高く、回避操舵操作後には第2補正ゲインK2が高く設定されるのがよい。
したがって、第2補正ゲインK2の値を、第1補正ゲインK1よりも時間的に遅れて増加させる構成としても構わない。例えば、第1補正ゲインK1及び第2補正ゲインK2に対応する危険度を別々に設定して、第2補正ゲインK2が第1補正ゲインK1より遅れて増加する構成とする。
このように、第2補正ゲインK2を第1補正ゲインK1よりも遅れて増加させることで、回避操舵操作時には基本アシストトルクTdの影響を比較的大きくし、回避操舵操作後には挙動安定化アシストトルクTcの影響を比較的大きくすることができる。これにより、回避操舵操作及び回避操舵操作後の車両挙動をより円滑で確実なものにすることができる。
また、上記実施形態では、ステアリングホイール1に対する運転者の操作状態を検出する操舵操作状態検出手段として操舵トルクセンサ22を用い、車両の挙動状態を検出する車両挙動状態検出手段としてヨーレートセンサ28を用いているが、操舵操作状態検出手段及び車両挙動状態検出手段はこれに限られるものではなく、他のセンサを用いてもよいし、他の情報から推定して求めても構わない。
また、上記実施形態では、車両前方にある物体を検出し当該物体との相対位置を計測する前方物体検出手段としてレーザレーダ30を用いているが、前方物体検出手段はこれに限られるものではなく、例えばCCDカメラ等を用いても構わない。
本発明に係る操舵力制御装置の実施形態の概略構成図である。 本発明に係る操舵力制御装置の実施形態におけるECUの入出力関係を示すブロック図である。 危険度に応じた第1及び第2の補正ゲインを設定するマップである。 本発明に係る操舵力制御装置の実施形態におけるECUにより実行されるアシストトルク制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ステアリングホイール(操舵手段)
10 電動モータ(操舵補助手段)
20 ECU(操舵補助制御手段)
22 操舵トルクセンサ(操舵状態検出手段)
24 操舵角センサ
26 車速センサ
28 ヨーレートセンサ(車両挙動状態検出手段)
30 レーザレーダ(前方物体検出手段)

Claims (3)

  1. 運転者の操作に応じて車輪を転向させる操舵手段と、
    該操舵手段に対する操作を補助するアシストトルクを付与可能な操舵補助手段と、
    前記操舵手段に対する運転者の操作状態を検出する操舵操作状態検出手段と、
    車両の挙動状態を検出する車両挙動状態検出手段と、
    自車両の前方にある物体を検出し、該自車両に対する該物体の相対位置を計測可能な前方物体検出手段と、
    前記操舵操作状態検出手段により検出される前記操舵手段の操作状態に基づき運転者の操舵操作を軽減させる基本アシストトルク及び前記車両挙動状態検出手段により検出される前記車両の挙動状態に基づき該車両の挙動を安定化させる挙動安定化アシストトルクを算出し、該基本アシストトルク及び該挙動安定化アシストトルクを合わせたトータルアシストトルクにて前記操舵補助手段を制御するアシストトルク制御手段とを備え、
    前記アシストトルク制御手段は、前記前方物体検出手段により自車両の前方に物体が検出された場合に、該自車両に対する該物体の相対位置に応じた第1の係数及び第2の係数を算出し、該第1の係数を前記基本アシストトルクに、該第2の係数を前記挙動安定化アシストトルクにそれぞれ乗じた上で前記トータルアシストトルクを算出することを特徴とする操舵力制御装置。
  2. 前記アシストトルク制御手段は、前記第1の係数及び前記第2の係数の値を、前記前方物体検出手段により検出される自車両に対する物体の相対位置が近づくにつれて増加させることを特徴とする請求項1記載の操舵力制御装置。
  3. 前記アシストトルク制御手段は、前記第1の係数及び前記第2の係数を増加させるとき、前記第2の係数を前記第1の係数よりも遅れて増加させることを特徴とする請求項2記載の操舵力制御装置。
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