JP2009136473A - ミシンの画面表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミシンの設定等、縫製作業準備段階における操作性を向上させることのできるミシンMの画面表示システムを提供する。
【解決手段】 データを表示可能な表示部と、前記データを種々操作可能な操作部とを有する複数台のミシンMを通信手段を介して接続しておき、1のミシンMにおいて前記操作部としてのパネルの操作を行なう場合に、前記1のミシンMと該1のミシンMに接続された1台以上のミシンMのうちの1台以上のミシンMにおける表示部を利用して、所望の各種を表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、他のミシンの表示部を利用して所望の画面表示を行なうミシンの画面表示システムに関する。
従来、データに基づく電子制御により縫製動作が定められるミシンでは、オペレータの操作により、このデータを入力したり、内容を確認したりするための表示画面を表示する表示装置が設けられている。このデータは、ミシンが所定の動作となるために必要となる多数の設定項目データからなる。従来の表示装置は、例えば、データを入力するための画面を表示する表示部(例えば、液晶(LCD)パネル、CRT表示器など)、データを入力する操作部(例えば、スイッチなど)、データに基づいてミシンの縫製動作を所定に制御するCPUと、必要となるデータが格納される半導体メモリ、などから構成される。これにより、オペレータは表示装置の表示画面からデータを設定できる。そして、設定されたデータに基づいて、CPUが各種アクチュエータを制御し、定められた縫製動作がなされる。
ここで、表示部が比較的小型の場合やデータ量が多い場合には、データは複数画面として構成される場合が多く、オペレータは、例えば、次頁キーや前頁キーを操作することで頁を順に繰って、必要なデータの収集や設定が可能な頁を表示し、パラメータの設定や設定内容の確認などを行なうようになっていた(特許文献1参照)。
特開2002−18164号公報
しかしながら、前述のミシンの表示装置は、必要なデータが複数の画面に亘って表示される場合等には、同時に複数頁の表示が不可能であったため、頁を前後させて表示させる操作をして画面を切換えなければならず、煩雑であったため、操作性の面で改良の必要があった。
また、近年では、入力操作用の表示がなされた表示画面にタッチすることで、所望のデータ入力を可能とするタッチパネルを利用し、前記表示部と操作部との役割を1つのパネルで機能させる構成も多い。
また、工業用のミシンは、1つの作業エリアに複数台が配設されている場合が多い。
そこで、本発明は、いずれか1台のミシンの縫製作業の設定時等に他のミシンの表示部を利用して必要な画面の表示を行うことを可能とするミシンの画面表示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るミシンの画面表示システムは、ミシンの縫製に関わる情報の入力設定を行なう操作部と、前記ミシンの各種情報を表示する表示部とからなる表示装置をそれぞれ備えた複数台のミシンを、互いに通信手段を介して接続してなるミシンの画面表示システムにおいて、いずれか1台のミシンの縫製に関わる情報の入力設定を行なう際の表示情報を、接続された他のミシンのうちの1台以上のミシンの表示装置に転送し、転送元のミシンの表示情報を転送先のミシンの表示装置の表示部に表示する表示制御部を備えたことを特徴とする。
このように、複数台のミシンを通信手段を介して相互に接続しておき、画面を表示する際に他のミシンの表示部を利用するように制御することにより、簡便かつ廉価に、マルチディスプレイ方式の表示が可能となる。
さらに、本発明に係るミシンの画面表示システムは、各ミシンの表示装置は、他のミシンから転送される表示用データの受信の可否を設定可能とされており、前記表示制御部は、他のミシンに設定されている表示用データの受信の可否を判別することを特徴とする。
このように表示用データの受信の可否を設定可能とすることで、各ミシンは、自己のミシンの表示部を他のミシンの制御から独立させて使用することも可能であるし、他のミシンの制御による利用に供することも可能となる。
また、前記表示制御部において、他のミシンに設定されている表示用データの受信の可否を判別することで、他のミシンの制御から独立させて使用することが望まれているミシンを除外して、表示を制御することが可能となる。
またさらに、前記表示制御部は、所定の表示制御中において、前記表示用データの受信を強制的に不可とする制御を行なうことを特徴とする。
このように、例えば、ミシンにおいて、表示部を利用して行われることが必須である操作部の操作中に、他のミシンからの表示データの受信を不可とし、アクセスを拒否するように構成することで、該ミシンにおける誤操作や表示部の表示不良等を防止することができる。
そして、本発明に係るミシンの画面表示システムは、表示用データが受信可能と判断されたミシンの中から前記表示用データの表示に供される表示装置を備えた1台乃至複数台のミシンを選択可能とされていることを特徴とする。
このように、データの表示に利用可能である状態のミシンの中から実際に表示用データを表示させる複数台のミシンの表示装置を選択するように構成すれば、ユーザーフレンドリーなマルチディスプレイ方式の表示を行なうことができる。
本発明のミシンの画面表示システムによれば、1台のミシンの縫製作業の設定時等に、オペレータの周辺に配置された他のミシンの表示装置の表示部をも利用してマルチディスプレイ方式で必要な画面の表示を行うることも可能となり、画面の切換え操作を要さずに、同時に必要な表示画面を表示させておくことができるので、各ミシンにおける設定等、縫製作業準備段階における操作性を向上させることができる。
本発明のミシンの画面表示システムについて図1乃至図5に基づいて説明する。
本実施形態におけるミシンの画面表示システムは、図1に示すように、ハブ1aやケーブル1b等からなる通信手段1を介して相互にデータ交換可能に接続された複数台のミシンMの表示装置2から構成される。
各ミシンMの表示装置2は、オペレータがデータを設定するために操作するデータ画面を表示する表示部およびデータを種々操作可能な操作部として作用するパネルと、選択されたプログラムに基づいて各種処理を行なう制御部(CPU:Central Processing Unit)と、ミシンMを制御するためのプログラムやこのプログラムで必要となる各種データ(データを含む)などが記憶される記憶部(記憶手段)とを備えている。
前記パネルは、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPUの表示制御に従い、CPUから入力されるデータを表示して表示部として機能し、テンキー等が表示された状態でのパネル表面の押圧操作により操作部として機能する。
前記CPU及び記憶部はミシンMの駆動にも供される。即ち、該表示装置1が備えられるミシンMは、該ミシンMの駆動源となるミシンMモータと、縫製物を搬送する縫製物搬送装置などを動作させる各種アクチュエータが設けられる。これら各種アクチュエータは、I/Oポートおよびドライバを介してCPUに接続され、このCPUの制御のもとで所定に動作する。
CPUは、操作部としての表示装置2のパネルから入力される各種データを処理して記憶部内に格納する。また、記録部には各種プログラムが記憶されている。そして、CPUは、指定されたプログラムに従って、記憶部内に格納された各種データに応じた各種処理を実行し、この処理結果を記憶部内にさらに格納すると共に、この処理結果を表示部としてのパネルに出力する。
そして、さらに、本実施形態におけるミシンMの表示制御部として機能する前記CPUは、前記操作部としてのパネルの操作に応じたデータを、該ミシンMと該ミシンMに接続された複数台のミシンMのうちの1台以上のミシンMの表示部としてのパネルにおいて表示するように、前記データの表示に供される表示部を備えたミシンM毎の前記データの表示に関する個別表示データを作成する表示データ作成手段、および該ミシンMの表示部としてのパネルに前記個別表示データ等を出力する表示出力手段として機能する。
その際、本実施形態における前記CPUにおいて作成される個別表示データは、前記データの表示に供される表示部としてのパネルを備えた1台乃至複数台のミシンMの前記パネルを利用して、複数の表示部に別々を表示するデュアルデスクトップ方式、複数の表示部を1台のモニタに見立ててデータ画面を表示するビッグデスクトップ方式あるいは複数の表示部に全く同じ画面を表示するクローンデスクトップ方式のいずれかの表示方式とされており、前記表示方式の選択は、前記操作部としてのパネルの操作によって行なう。
また、本実施形態において、ある1つのミシンMのCPUは、作成された個別表示データ等を対応する他のミシンMへ随時前記通信手段を介して転送する転送手段、他のいずれかのミシンMから転送される個別表示データの受信の可否を制御する受信設定手段、および、他のミシンMにおける受信の可否を判別する判別手段として機能する。
すなわち、ミシンMのオペレータは予め、操作部としてのパネルを操作し、該ミシンの表示装置2のパネルについて、該ミシンのための表示のみを行い、他のミシンのための表示には用いないことを希望する場合には、他のミシンから転送される個別表示データの受信を不可とする旨の不許可フラグを立てる。逆に、他のミシンのための表示にも用いることを希望する場合には、他のミシンから転送される個別表示データの受信を可とする旨の許可フラグを立てる。この許可フラグ、不許可フラグは記憶部に記憶しておく。
前記受信設定手段は、各ミシンの許可フラグまたは不許可フラグの設定管理を行なう。
さらに、本実施形態において受信設定手段は、許可フラグを立てている場合であっても、各ミシンのパネルが操作部として操作中であるか否かを判断し、操作中である場合には、他のミシンから転送される個別表示データの受信を1時的に不可である旨の1時的不許可フラグを立てて、前記表示データの受信を拒否する。
そして、判別手段は、他のミシンにおいて、前記いずれのフラグが立っているかによって、個別表示データの受信の可否を判断する。この判断結果は、CPUによって、前記操作部における操作に反映されるべく、オペレータが任意の(例えば操作しているミシンの両隣に位置する)他のミシンを選択可能に表示部としてのパネルに表示される。
記憶部は、予めミシンを制御するためのプログラムおよびこのプログラムで使用されるデータが記憶されたROM(Read Only Memory)と、操作部から入力されて新たに更新されたデータ、CPUがプログラムに基づいてミシンを制御するときに必要となる各種データなどのデータがCPUの制御のもとで格納されるRAM(Random Access Memory)とを備えて構成される。
次に、図2乃至図4を参照して、本実施形態のミシンの画面表示システムにおける要部である、操作部としての表示装置2のパネルの操作時における、画面表示の処理を説明する。
図2に示すように、先ず、操作部としてのパネルの操作により設定を確認・入力する対象となる、特定のミシンM(以後、該ミシンMと記載する)の電源を投入し、初期画面を表示させる(ST1)。
該ミシンMは、この状態で、該ミシンMの次の操作または指令を待機する。
即ち、操作部としてのパネルの操作がなされるか(ST2)、接続された他のミシンMから、該ミシンMの表示部を利用する旨の信号(パネル選択信号)を受信するか(ST4)、ミシンMの縫製作業が開始され、必要な画面表示を行うための表示信号を受信するか(ST6)、あるいは、ミシンMの電源を切断する選択がなされたか(ST8)、を監視する(以下、この状態をミシンMのアイドリング状態という)。
アイドリング中に操作部としてのパネルが操作されたか否かを判断し(ST2)、操作が判断されない場合には(ST2のNO)、アイドリング状態における次の判断のステップ(ST4)に進む。
ここで、操作部としてのパネルが操作された場合(ST2のYES)には、該ミシンMの操作部操作用表示制御を行なう。
該ミシンMの操作部操作用表示制御においては、CPUは、図3に示すように、先ず、接続された他のミシンMからの割り込み処理を防止すべく、表示部としてのパネルへの表示信号の受信を不許可にするフラグが立っているかどうかを確認する(ST301)。他のミシンMからのアクセスを許可にするか、不許可にするかはミシンMの出荷時における初期設定あるいはその後の設定変更により、設定されている。よって、該ミシンMにおいて、許可フラグが立っているか否かを確認し(ST301)、許可フラグが立っている場合には(ST301のYES)、1時的に他のミシンMからのアクセスを拒否する1時的不許可フラグを立て(ST302)、次ステップ(ST303)に進む。
一方、該ミシンMが不許可フラグを立てている場合には(ST301のNO)、そのまま次ステップ(ST303)に進む。
この次ステップ(ST303)においては、操作部としてのパネルの操作による必要な情報の画面表示を複数パネルを用いて行なうか否かを入力する画面表示を行って回答の選択入力を促し、オペレータが複数のパネルを利用した表示(複数パネル表示)を希望しているか否かを判断する(ST303)。
ミシンMに配設された表示部としてのパネルのみを用いた表示(単1(自)パネル表示)を希望していると判断された場合には(ST303のNO)、後述する単1(自)パネル対応表示処理(ST312)へ進む。
また、複数パネル表示を希望していると判断された場合(ST303のYES)、該ミシンMに接続された他のミシンMの表示装置2があるか否かを判断する(ST304)。即ち、USB通信等により、接続された他のミシンMの表示装置2を検索する。
この時点で、接続された他のミシンMの表示装置2が無いと判断された場合には(ST304のNO)、後述する単1(自)パネル対応表示処理(ST312)へ進む。
そして次に、接続された他のミシンMの表示装置2があると判断された場合(ST304のYES)、CPUの前記判別手段により、他の電子制御ミシンMの表示装置2に設定されたフラグ状態を確認する。
即ち、これらの1台乃至複数台のパネルが、他のミシンMからの表示要求を受け入れるか否か、つまり、各パネルについて立っているフラグは許可フラグが、不許可フラグかを判断する(ST305)。
接続されたパネルが1つも他のミシンMからの表示要求を受け入れる態勢にない、即ち、全パネルにおいて不許可フラグが立っていると判断された場合には(ST305のNO)、後述する単1(自)パネル対応表示処理(ST312)へ進む。
また、接続されたパネルの1台以上に、他のミシンMからの表示要求を受け入れる態勢がある、すなわち許可フラグが立っていると判断された場合には(ST305のYES)、次に、それらのパネルを選択可能に該ミシンMのパネルに表示して、複数パネル表示に供するパネルの選択入力を促し、オペレータが利用を望むパネルを決定する(ST306)。
その際、選択したパネルが複数台である場合には、その複数台のパネルを用いたマルチディスプレイの表示方式、すなわち、デュアルデスクトップ方式、ビッグデスクトップ方式あるいはクローンデスクトップ方式のいずれかの方式の選択も行なう。
例えば、操作部を操作しているミシンMの両隣に位置する他の2台のミシンMを当該操作中のミシンMの送り先として選択し、当該他の2台のミシンMに接続されたパネルを選択するとともに、デュアルデスクトップ方式で表示する選択を入力すれば、この両隣のミシンMの2台のパネルに、転送元のミシンMの表示情報をそれぞれ異なる表示画面に表示しつつ、操作部としてのパネルの操作を行なうことができる。
次に、決定した1台乃至複数台のパネルに対し、該ミシンMの操作部操作にパネルを使用する旨の信号(表示パネル選択信号)を送信し、表示データの受信を待機させる(ST307)。なお、選択・決定されたパネル側の制御については後述する。
そして、該ミシンMの制御部においては、該ミシンMの表示装置2のパネルには操作部としての画面を表示して、タッチパネルとして機能させるとともに、表示データ作成手段としてのCPUは、選択された他のミシンMのパネルにおいて該操作部としてのパネルの操作に応じた表示画面を表示するためのデータ(表示情報)を作成し、転送手段としてのCPUは、作成されたデータを転送先の他のミシンMの各パネルへ送信する表示処理を行なう(ST308)。すなわち、転送手段としてのCPUは転送先となる該ミシンMの操作に応じた表示画面を表示する為のデータを転送先の他のミシンMに転送する。
操作部としてのパネルの操作を終了する旨の信号が入力されるまで、前記表示処理を行い(ST309のNO、ST308)、操作部操作の終了信号が入力されたら(ST309のYES)、該ミシンMのパネルに、1時的不許可フラグが立っているか否かを確認し(ST310)、1時的不許可フラグが立っていなければ(ST310のNO)、該ミシンMの操作部操作用表示制御を終了させ、再び、アイドリング状態に戻る。
また、1時的不許可フラグが立っていれば(ST310のYES)、1時的不許可フラグを解除して、元の許可フラグに戻し(ST311)、該ミシンMの操作部操作用表示制御を終了させ、再び、アイドリング状態に戻る。
1方、ステップST303、ST304、ST305においてNOと判断された場合には、複数パネル対応表示処理はしない、あるいは、できないので、該ミシンMのパネルのみを用いた単1のパネル対応表示処理(単1(自)パネル対応表示処理)を行なう(ST312)。その際、該ミシンMの制御部においては、該ミシンMのパネルは、入力手段の1つであるタッチパネルとして機能させる場合と、設定状態や選択項目等の必要な画面表示を行なうモニタとして機能される場合との両機能を随時切換えて利用することとなる。
操作部としてのパネルの操作を終了する旨の信号が入力されるまで、前記表示処理を行い(ST313のNO、ST312)、操作部操作の終了信号が入力されたら(ST313のYES)、該ミシンMのパネルに、1時的不許可フラグが立っているか否かを確認し(ST310)、1時的不許可フラグが立っていなければ(ST310のNO)、該ミシンMの操作部操作用表示制御を終了させ、再び、アイドリング状態に戻る。
また、1時的不許可フラグが立っていれば(ST310のYES)、1時的不許可フラグを解除して元の許可フラグに戻し(ST311)、該ミシンMの操作部操作用表示制御を終了させ、再び、アイドリング状態に戻る。
そして、該ミシンMのフラグの設定において、許可フラグが設定されている場合において、他のミシンMから、前述したと同様の方法にて、該ミシンMのパネルについて、フラグ状態が検索され、該ミシンMのパネルを複数液晶表示パネル表示に供するパネルとして選択された場合、該ミシンMにおいては、次に説明する他のミシンMの操作部操作時用表示制御を行なう。
ミシンMのパネルを複数パネル表示に供する表示装置2として選択されたことは、アイドリング中においてパネル選択信号を受信したことで判断される(ST4のYES)。
すなわち、アイドリング中にパネル選択信号を受信したか否かを判断し(ST4)、受信していない場合には(ST41のNO)、アイドリング状態における次の判断のステップに進む(ST6)。
パネル選択信号を受信した場合には(ST4のYES)、図4に示す他のミシンMの操作部操作時用表示制御を行なう。
この他のミシンMの操作部操作時用表示制御においては、先ず、受信設定手段としてのCPUにおいて1時的不許可フラグを立てる(ST501)。つまり、該ミシンMにおいては、現在、許可フラグが立っているので該ミシンMが他のミシンMの転送先として選択され(該ミシンMのパネルを複数パネル表示に供するパネルとして選択されたことからも明らかである)、他のミシンMからの表示画面の利用に関する割り込みアクセス等を1時的に拒否するべく、1時的不許可フラグを立て(ST501)、他のミシンMにおける表示部としての利用に供されるべく、待機する。
そして、他のミシンMから送信される表示データを受信し(ST502)、その表示データに基づいてパネル表示を行なう(ST503)。
表示データの送信を終了する旨の信号が入力されるまで、すなわち、表示データの受信が終了するまで、表示データの受信と表示を繰り返し(ST504のNO、ST502、ST503)、表示データの受信が終了したら(ST504のYES)、1時的不許可フラグを解除して、元の許可フラグに戻し(ST505)、再びアイドリング状態に戻る。
そして、本実施形態においては、該ミシンMの操作部操作以外の駆動において表示される表示画面を表示する制御(該ミシンMの縫製駆動時用表示制御)を行なう時においても、他のミシンMからの表示装置2の利用に関する割り込みアクセス等を1時的に拒否する制御を行なう。
すなわち、図2に示すように、前記アイドリング中に、該ミシンMの操作部操作以外の駆動において表示される表示画面に関する信号を受信したか否かを判断し(ST6)、受信していない場合には(ST6のNO)、アイドリング状態における次の判断のステップ(ST8)に進む。
該ミシンMの操作部操作以外の駆動において表示される表示画面に関する信号を受信した場合には(ST6のYES)、図5に示す該ミシンMの縫製駆動時用表示制御を行なう。
この該ミシンMの縫製駆動時用表示制御においては、先ず、接続された他のミシンMからの割り込み処理を防止すべく、該ミシンMにおいて、許可フラグが立っているか否かを確認し(ST701)、許可フラグが立っている場合には(ST701のYES)、受信設定手段としてのCPUの制御により、1時的に他のミシンMからのアクセスを拒否する1時的不許可フラグを立て(ST702)、次ステップ(ST703)に進む。
1方、該ミシンMが不許可フラグを立てている場合には(ST701のNO)、そのまま次ステップ(ST703)に進む。
そして、該ミシンMの駆動用の表示データを受信し(ST703)、その表示データに基づいて、該ミシンMのパネルのみで縫製駆動時用の表示画面の表示を行なう(ST704)。
表示データの送信を終了する旨の信号が入力されるまで、すなわち、表示データの受信が終了するまで、表示データの受信と表示を繰り返し(ST705のNO、ST703、ST704)、表示データの受信が終了したら(ST705のYES)、1時的不許可フラグが立っているか否かを確認し(ST706)、1時的不許可フラグが立っていなければ(ST706のNO)、該ミシンMの操作部操作用表示制御を終了させ、再び、アイドリング状態に戻る。
また、1時的不許可フラグが立っていれば(ST706のYES)、1時的不許可フラグを解除して、元の許可フラグに戻し(ST707)、該ミシンMの操作部操作用表示制御を終了させ、再び、アイドリング状態に戻る。
さらに、アイドリング状態においては、該ミシンMの作動終了信号が入力されたか否かを判断する(ST8)。
この作動終了信号が入力されたら(ST8のYES)、ミシンMの主電源を切断する操作を行なう。
この作動終了命令が入力されていなければ(ST8のNO)、再び操作部としてのパネルが操作されか否かを判断するステップST2へ戻り、該ミシンMをアイドリング状態とする。
このように構成された本実施形態のミシンMの画面表示システムにおいては、操作中のミシンにおける表示画面が複数画面に亘る場合には、表示制御部が当該操作中のミシンMを転送元として、この転送元のミシンMに接続される他のミシンMを転送先としてそれぞれ設定してデータを転送し、他のミシンMの表示装置のパネルを利用したマルチディスプレイを行なうことで、転送元のミシンMのオペレータは、転送先のミシンMの表示装置における表示部を利用して転送元のミシンの設定入力を行なうことができ、単一の画面の画面表示の切替操作が不要となり、操作部の操作時に同時に複数の表示画面を確認することができる。
さらに、各表示装置は独立して動作可能であり、必要なときに、複数パネル表示に切換えられるので、複数パネル表示を通常は必要としないユーザーであっても、複数台のミシンMを持っていれば、ケーブル等の通信手段を用意すれば複数パネル表示が可能となり、コストパフォーマンスにも優れたものとなる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、ミシンMの画面表示に関する制御におけるアイドリング中における制御の監視順は前述の順番に限るものではない。
また、1時的不許可フラグの設定の制御をしなくてもよい。その場合には、他のミシンMから、該表示装置2に設定されたフラグ状態を確認された際に、該ミシンMにおいては許可フラグが立っている場合には、常に、自己のミシンMの駆動状態に拘わらず、表示装置2は他のミシンMの表示部として供されることになる。
さらに、本実施形態においては、表示用データの送受信が可能であるミシンMの表示装置から、実際に該ミシンMの表示用データの表示に供する表示装置を選択可能な制御としたが、表示用データの送受信が可能な全ミシンMを用いた表示制御を常に行なうようにしてもよい。
なお、表示用データのうち、どのデータを殿ミシンMの表示装置に表示させるかについても設定自在とする。このようなマルチディスプレイ方式の表示を実行するプログラムについては、現在公知とされているところの、1台のコンピュータに複数のモニタが接続された状態において実行されているマルチディスプレイ方式のプログラムシステムに準ずる。
本発明の実施形態におけるミシンの画面表示システムの基本構成を示す接続関係図 本発明の実施形態におけるミシンの画面表示システムにおける画面表示に関する制御のフローチャート(アイドリング状態) 本発明の実施形態におけるミシンの画面表示システムにおける画面表示に関する制御(該ミシンの操作部操作用表示制御)のフローチャート 本発明の実施形態におけるミシンの画面表示システムにおける画面表示に関する制御(他のミシンの操作部操作時用表示制御)のフローチャート 本発明の実施形態におけるミシンの画面表示システムにおける画面表示に関する制御(該ミシンの縫製駆動時用表示制御)のフローチャート
符号の説明
M ミシン
1 通信手段
1a ハブ
1b ケーブル
2 パネル

Claims (4)

  1. ミシンの縫製に関わる情報の入力設定を行なう操作部と、前記ミシンの各種情報を表示する表示部とからなる表示装置をそれぞれ備えた複数台のミシンを、互いに通信手段を介して接続してなるミシンの画面表示システムにおいて、
    いすれか1台のミシンの縫製に関わる情報の入力設定を行なう際の表示情報を、接続された他のミシンのうちの1台以上のミシンの表示装置に転送し、転送元のミシンの表示情報を転送先のミシンの表示装置の表示部に表示する表示制御部を備えたことを特徴とするミシンの画面表示システム。
  2. 各ミシンの表示装置は、他のミシンから転送される表示用データの受信の可否を設定可能とされており、
    前記表示制御部は、他のミシンに設定されている表示用データの受信の可否を判別することを特徴とする請求項1に記載のミシンの画面表示システム。
  3. 前記表示制御部は、所定の表示制御中において、前記表示用データの受信を強制的に不可とする制御を行なうことを特徴とする請求項2に記載のミシンの画面表示システム。
  4. 表示用データが受信可能と判断されたミシンの中から前記表示用データの表示に供される表示装置を備えた1台乃至複数台のミシンを選択可能とされていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のミシンの画面表示システム。
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