JP2009135586A - 電子機器 - Google Patents

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【課題】小型化を図るとともに、アンテナの破損を防止することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、筐体17と、筐体17の内部に収容される無線モジュール26と、を具備する。筐体17は、基材層44と、基材層44の外側に形成された塗装層45と、を有する。塗装層45は、基材層44を装飾するために基材層44に隣接して形成された金属層46と、金属層46の外側に形成された着色層47と、を含んでいる。金属層46は、外部との間で無線通信を行うことが可能なアンテナを兼ねており、無線モジュール26に電気的に接続される。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信に用いられるアンテナを有する電子機器に関する。
例えば、電子回路を収容する収容ケースの外表面にアンテナを形成した携帯電話機が開示されている。この携帯電話機は、筐体と、筐体の内部に収容される収容ケースと、収容ケースの内部に収容される電子回路と、を備えている。また、携帯電話機は、さらに、収納ケースの外表面に形成されたアンテナと、収納ケースの外表面に装着された整合回路と、を備えている。
アンテナは、収納ケースの表面に対して、銅めっきを施して形成された導電層で構成される。また、このアンテナは、銅などの金属薄膜を成形型枠内の収納ケースの外表面となる位置に予め配置して、樹脂を射出成形する方法で製作されてもよいとされる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−320188号公報
しかしながら、上記従来の携帯電話機では、筐体および収容ケースによってケースが2重に形成されるため、携帯電話機が大型化するだけでなく、構造が複雑になっている。またこのとき、アンテナは、収容ケースの外表面に露出して形成されるため、このアンテナに傷がつきやすくなっている。
本発明の目的は、小型化を図るとともに、アンテナの破損を防止することができる電子機器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の内部に収容される無線モジュールと、を具備し、前記筐体は、基材層と、前記基材層の外側に形成された塗装層と、を有し、前記塗装層は、前記基材層を装飾するために前記基材層にコーティングされた金属層と、前記金属層の外側に形成された着色層と、を含み、前記金属層は、外部との間で無線通信を行うことが可能なアンテナを兼ねており、前記無線モジュールに電気的に接続される。
本発明によれば、小型化を図るとともに、アンテナの破損を防止することができる電子機器を提供できる。
以下に、図1から図7を参照して、電子機器の実施形態について説明する。図1に示すように、電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、本体ユニット12と、ディスプレイユニット13と、本体ユニット12とディスプレイユニット13との間に設けられるヒンジ部14と、を備えている。ヒンジ部14は、ディスプレイユニット13を支持している。ヒンジ部14によって、ディスプレイユニット13は、本体ユニット12に対して開いている状態と、本体ユニット12に対して閉じている状態との間で回動することができる。
ディスプレイユニット13は、合成樹脂製のディスプレイキャビネット15と、ディスプレイキャビネット15の内部に収納される液晶ディスプレイ16と、ディスプレイキャビネット15に作りこまれた後述する複数のアンテナ部32と、を有している。なお説明を簡略化するため、図2では、アンテナ部32を2つのみ示している。複数のアンテナ部32は、Bluetooth(登録商標)や無線LAN、無線WAN、WiMAX、UWB、またはGPSのような通信方式、或いは3Gや3.5Gのような携帯電話方式といった各方式にそれぞれ対応している。なお、上記複数のアンテナ部32が対応する通信規格としては、これらに限定されるものではなく、他の規格に対応するものを含んでいてもよい。
本体ユニット12は、合成樹脂製の本体キャビネット21と、本体キャビネット21の外側に取り付けられたキーボード22と、ポインティングデバイスであるタッチパッド23およびボタン24と、を有している。本体キャビネット21は、その内面に図示しない導電性のグランド層を有している。本体ユニット12は、本体キャビネット21の内部に、プリント回路板25と、プリント回路板25上に実装された複数の電子部品と、上記の規格に対応した無線モジュール26と、を有している。なお、本実施形態では、無線モジュール26を2つのみ示している。
本体ユニット12は、さらに、本体ユニット12とディスプレイユニット13とにまたがって配置された配線装置31を有している。配線装置31は、無線モジュール26とアンテナ部32とを電気的に接続している。すなわち、配線装置31は、同軸ケーブル33と、ディスプレイキャビネット15の後述する基材層44に埋め込まれた導体であるインサートナット34と、同軸ケーブル33とインサートナット34とを接続するための接続用金具35と、接続用金具35をインサートナット34に固定するためのねじ36と、を有している。インサートナット34は、基材層44を貫通する金属製の導体の一例であり、基材層44を射出成形する際に金型の内部に挿入されるインサートの一例である。すなわち、インサートナット34は、ディスプレイキャビネット15の基材層44を成形する際に、金型の内部に配置されて、基材層44の内部に埋め込まれる。なお、本実施形態において、導体はインサートナット34で形成されているが、これに限定されるものではない。導体は、同軸ケーブルやその他の銅線、導電性のある金属片によって構成されていてもよい。
図3は、後述するアンテナ部32のアンテナグランド63と同軸ケーブル33との間の接続状態を示している。アンテナ部32のアンテナグランド63は、インサートナット34、同軸ケーブル33を介して無線モジュール26に電気的に接続されている。後述するアンテナエレメント62と同軸ケーブル33との間の接続も同様に形成されている。
同軸ケーブル33は、一端で無線モジュール26に接続されるとともに、他端で後述するアンテナ部32のアンテナエレメント62に接続されている。なお、筐体17は、本体キャビネット21とディスプレイキャビネット15とを含んだ概念である。
ディスプレイキャビネット15は、液晶ディスプレイ16の前面を覆うマスク37と、液晶ディスプレイ16の背面を覆うカバー38と、を有している。マスク37は、液晶ディスプレイ16を外部に露出するための開口部39を有している。カバー38は、例えば商標などを表したロゴ43、例えば「A、B、C」などが付されている。カバー38は、合成樹脂により形成された基材層44と、基材層44の外側に形成された塗装層45と、を有している。塗装層45は、基材層44を装飾するために基材層44にコーティングされた金属層46と、金属層46よりも外側に形成された着色層47と、を有している。なお、基材層44と金属層46との間には、金属層46の剥離を防止するための接着層48が介在されている。
着色層47は、金属層46に隣り合って形成された色止め層51と、色止め層51の上側に形成されたベースカラー層52と、ベースカラー層52の上側に形成された第1のパール層53と、第1のパール層53の上層に形成された第2のパール層54と、第2のパール層54の上層に形成された第1のデザイン層55と、第1のデザイン層55の上層に形成された第2のデザイン層56と、第2のデザイン層56の上層に形成されたコーティング層57と、を含んでいる。
色止め層51は、例えば黒色に着色された層であり、基材層44や金属層46の色が透けて上側から見えないようにするためのものである。ベースカラー層52は、例えば、青や赤などの顔料を含んでおり、着色された層として形成される。第1のパール層53および第2のパール層54は、筐体17の表面に光沢を発生させるものであり、互いに異なる光沢のパターンを有している。第1のデザイン層55は、例えば、絵や図形などの模様が表されている。第2のデザイン層56は、文字等が表されている。コーティング層57は、上記の各層を保護するためのものであり、例えば、アクリルやポリウレタンで形成されている。
色止め層51、ベースカラー層52、第1のパール層53、第2のパール層54、第1のデザイン層55、第2のデザイン層56、コーティング層57は、金属層46を外部に露出させるための開放部58をそれぞれ有している。色止め層51、ベースカラー層52、第1のパール層53、第2のパール層54、第1のデザイン層55、第2のデザイン層56、コーティング層57は、それぞれ例えばスクリーン印刷で形成されている。色止め層51、ベースカラー層52、第1のパール層53、第2のパール層54、第1のデザイン層55、第2のデザイン層56、コーティング層57の形成方法としては、スクリーン印刷に限られるものではなく、IMD(In Mold Design)やIMR(In Mold Roll)などのインモールド成形、すなわちフィルム転写方式によっても形成することができる。
なお、本実施形態では、着色層47が上記のように複数の層で形成されているが、これよりも簡略化したものであってもよい。すなわち、着色層は、ベースカラー層52と、これに被覆されたコーティング層57と、によって形成してもよい。
金属層46は、カバー38の基材層44に対して、例えばアルミ蒸着(真空蒸着法)を施して薄膜状に形成されている。金属層46の厚み寸法は、例えば、5μmから20μmである。金属層46の材質は、アルミニウムに限定されるものではない。金属層46の材質は、金、銅、ニッケルなどの他の金属によって形成されていても良い。さらに、薄膜状の金属層46の形成方法としては、蒸着に限られるものではなく、例えば、スクリーン印刷や、スプレー塗装、スパッタリング法、めっき法、およびこれらを組み合わせた方法によって形成することができる。
金属層46は、ロゴ43を形成するための装飾部61と、無線通信を行うためのアンテナ部32と、を有している。このとき、金属層46の装飾部61およびアンテナ部32は、アルミ蒸着によって一括して形成される。すなわち、金属層46は、外部との間で無線通信を行うことができるアンテナを兼ねている。装飾部61は、開口部39に対応する位置に配置されている。
アンテナ部32は、装飾部61とは分離して形成されている。アンテナ部32は、主として電波を送受信するためのアンテナエレメント62と、無線周波数を広帯域化するためのアンテナグランド63と、を有している。アンテナエレメント62は、所定の幅を有する導体パターンを湾曲して配置した形状に形成される。アンテナグランド63は、例えば、方形に塗りつぶされたパターンで形成された導体で構成される。アンテナエレメント62およびアンテナグランド63のパターンは、例えば、金属層46をアルミ蒸着で形成する際に、アンテナ部32の周囲をマスキングすることで形成される。このマスキングには、例えば、マスキングテープなどを用いている。
本実施形態によれば、電子機器は、筐体17と、筐体17の内部に収容される無線モジュール26と、を具備し、筐体17は、基材層44と、基材層44の外側に形成された塗装層45と、を有し、塗装層45は、基材層44を装飾するために基材層44にコーティングされた金属層46と、金属層46の外側に形成された着色層47と、を含み、金属層46は、無線モジュール26に電気的に接続されるとともに、外部との間で無線通信を行うことが可能なアンテナを兼ねている。
この構成によれば、基材層44を装飾するための金属層46をアンテナとして利用することができる。これによって、筐体17の肉厚内にアンテナを形成することができ、アンテナを筐体17の外部や内部に別途に設置する場合に比して、設置に要するスペースを小さくすることができる。これによって、ディスプレイユニット13のさらなる薄型化、小型化を図ることができる。なお、近年、液晶ディスプレイのバックライトにLEDが用いられるなど、ディスプレイユニット13さらなる小型化が推し進められており、本実施形態のようにアンテナを筐体17の肉厚内に配置することは、上記小型化を図る上で極めて有用である。
金属層46は、ロゴ43を形成するための装飾部61と、装飾部61から分離して形成されるとともに、外部との間で無線通信を行うことが可能なアンテナ部32と、を有する。この構成によれば、金属層46を装飾部61およびアンテナ部32として、機能ごとに分離して配置することができる。
また、装飾部61およびアンテナ部32は、一括して形成される。この構成によれば、ロゴ43を形成するための金属層46を形成する際に、併せてアンテナ部32を形成することができる。
この場合、無線モジュール26とアンテナ部32とを電気的に接続するための配線装置31を有し、配線装置31は、基材層44を貫通する導体を含む。この構成によれば、導体が基材層44を貫いているため、筐体17の肉厚内に形成されたアンテナ部32と、筐体17の内部に収容される無線モジュールとを電気的に接続することができる。
この場合、導体は、筐体の基材層44を成形する際に基材層44の内部に埋め込まれるインサートである。この構成によれば、筐体17の基材層44に穴を開けるなどの加工を施す必要がなく、導体を簡単に配置することができる。
この導体は、インサートナット34である。このため、このインサートナット34にねじやボルトなどを締結すれば、無線モジュール26から延びたケーブルとの間で、簡単に接続部を形成することができる。
続いて、図8を参照して、電子機器の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータ71は、いわゆる携帯電話機である。ポータブルコンピュータ71は、キーボードの有無や本体ユニット12およびディスプレイユニット13の外形が第1の実施形態と異なっているが、他の部分は概ね共通している。このため、主として第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する箇所については共通の符号を付して説明を省略する。
ポータブルコンピュータ71は、本体ユニット12と、ディスプレイユニット13と、本体ユニット12とディスプレイユニット13との間に設けられるヒンジ部14と、を備えている。ディスプレイユニット13は、樹脂製のディスプレイキャビネット15と、ディスプレイキャビネット15の内部に収納される液晶ディスプレイ16と、ディスプレイキャビネット15に作りこまれた複数のアンテナ部32と、を有している。
本体ユニット12は、第1の実施形態と異なり、キーボードを備えていないが、代わりに複数のボタン73を備えている。本体ユニット12は、本体キャビネット21の内部に、無線モジュール26と後述するアンテナ部32とを接続するための配線装置31を有している。配線装置31は、同軸ケーブル33と、同軸ケーブル33の先端部に設けられる接続用金具74と、を有している。接続用金具74は、図7に示すように、「L」字形に形成されている。
ディスプレイキャビネット15は、液晶ディスプレイ16の前面を覆うマスク37と、液晶ディスプレイ16の背面を覆うカバー38と、を有している。カバー38は、合成樹脂により形成された基材層44と、基材層44の外側に形成された塗装層45と、を有している。塗装層45は、基材層44にコーティングされた金属層46と、金属層46よりも外側に形成された着色層47と、を有している。
金属層46は、ロゴ43を形成するための装飾部61と、無線通信を行うためのアンテナ部32と、アンテナ部32と配線装置31の接続用金具74とを接続するための配線部72と、を有している。金属層46の装飾部61、アンテナ部32、配線部72は、例えばアルミ蒸着によって一括して形成される。アンテナ部32は、装飾部61とは分離して形成されている。配線部72は、アンテナ部32のアンテナエレメント62とアンテナグランド63とに接続された帯状の導体パターンで形成されている。配線部72は、左右方向に延びて、カバー38の左右の両端部にまで至っている。この両端部においては、配線部72の端部が外部に露出されており、この外部に露出された部分で、接続用金具74に電気的に接続されている。なお、配線部72は、図6に示すように、カバー38の長手方向に沿って延びるように形成され、配線装置31の同軸ケーブル33が短くてすむように配置することが好ましい。これによって、同軸ケーブル33の設置に必要なスペースを省略して、ポータブルコンピュータ71を小型化できる。
以上が、ポータブルコンピュータ71の第2の実施形態である。第2の実施形態によれば、金属層46は、無線モジュール26と電気的に接続するための配線部72をさらに有する。この構成によれば、無線モジュール26とアンテナ部32とを接続する配線の一部を、金属層46の配線部72によって形成することができる。これによって、配線のすべてを例えば同軸ケーブル33などで構成した場合に比して、同軸ケーブル33を設置するために別途にスペースを要することがなく、電子機器を小型化することができる。
また、本実施形態では、L字形の接続用金具74を用いているので、筐体17の基材層44に穴などを開けることなく、簡単な構造でアンテナ部32と無線モジュール26とを電気的に接続することができる。これにより、インサート成形などの工程を経ることなく、簡単な製造工程でアンテナ部32と無線モジュール26との接続部を形成できる。
この場合、配線部72は、装飾部61およびアンテナ部32と一括して形成される。この構成によれば、装飾部61およびアンテナ部32を形成する際に、併せて配線部72を形成することができ、製造工程を簡略化することができる。
続いて、図8を参照して、電子機器の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータ81は、いわゆる携帯電話機に適用したものであることは第2の実施形態と同様である。ポータブルコンピュータ81は、ディスプレイキャビネット15の形状および配線装置31の構成が第2の実施形態と異なっているが、他の部分は概ね共通している。このため、主として第1の実施形態および第2の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する箇所については共通の符号を付して説明を省略する。
ポータブルコンピュータ81は、本体ユニット12と、ディスプレイユニット13と、本体ユニット12とディスプレイユニット13との間に設けられるヒンジ部14と、を備えている。ディスプレイユニット13は、樹脂製のディスプレイキャビネット15と、ディスプレイキャビネット15の内部に収納される液晶ディスプレイ16と、ディスプレイキャビネット15に作りこまれた複数のアンテナ部32と、を有している。
本体ユニット12は、本体キャビネット21の内部に、無線モジュール26と後述するアンテナ部32とを接続するための配線装置31を有している。配線装置31は、同軸ケーブル33と、同軸ケーブル33の先端部に設けられる接続用金具85と、ディスプレイキャビネット15の後述する第1のカバー86を貫通するボルト82と、ボルト82に接続用金具85を固定するためのナット83と、を有している。接続用金具85は、ワッシャ状に形成されている。
ディスプレイキャビネット15は、液晶ディスプレイ16の前面を覆うマスク37と、液晶ディスプレイ16の背面を覆う第1のカバー86と、第1のカバー86の周囲を覆う第2のカバー87と、を有している。第1のカバー86は、左右方向両端部の近傍に、ボルト82を通すための貫通孔84を有している。第1のカバー86は、合成樹脂により形成された基材層44と、基材層44の外側に形成された塗装層45と、を有している。塗装層45は、基材層44にコーティングされた金属層46と、金属層46よりも外側に形成された着色層47と、を有している。第2のカバー87は、例えば合成樹脂により形成されている。
金属層46は、ロゴ43を形成するための装飾部61と、無線通信を行うためのアンテナ部32と、アンテナ部32と配線装置31のボルト82とを接続するための配線部72と、を有している。金属層46の装飾部61、アンテナ部32、配線部72は、例えばアルミ蒸着によって一括して形成される。アンテナ部32は、装飾部61とは分離して形成されている。配線部72は、アンテナ部32のアンテナエレメント62とアンテナグランド63とに接続された帯状の導体パターンで形成されている。配線部72は、左右方向に延びて、カバー38の左右の両端部の近傍で、貫通孔84の周囲にまで至っている。この貫通孔84の周囲において、配線部72の端部が外部に露出されている。この外部に露出された部分で、配線部72は、ボルト82および接続用金具85に電気的に接続されている。
第3の実施形態によれば、金属層46は、無線モジュール26と電気的に接続するための配線部72をさらに有する。この構成によれば、無線モジュール26とアンテナ部32とを接続する配線の一部を、金属層46の配線部72によって形成することができる。これによって、同軸ケーブル33を設置するために別途にスペースを要することがなく、電子機器を小型化することができる。
また、本実施形態では、ワッシャ状の接続用金具85とボルト82、ナット83を用いているので、インサート成形などの製造工程を経ることなく、簡単な工程でアンテナ部32と無線モジュール26とを接続することができる。また、第2のカバー87を設けているので、ボルト82の頭部が外部に露出して、美観を損なってしまうこともない。
その他、本発明の電子機器は、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係る電子機器の一例であるポータブルコンピュータを示す斜視図。 図1に示すポータブルコンピュータのディスプレイユニットを閉じた状態で示す上面図。 図1に示すポータブルコンピュータの配線装置周りを拡大して示す断面図。 図1に示すポータブルコンピュータのカバーに形成された着色層を拡大して示す断面図。 第2の実施形態に係る電子機器の一例であるポータブルコンピュータを示す斜視図。 図5に示すポータブルコンピュータのカバーを示す背面図。 図6に示すF7−F7線に沿った断面図。 第3の実施形態に係る電子機器の一例であるポータブルコンピュータを示す断面図。
符号の説明
11、71、81…ポータブルコンピュータ、17…筐体、26…無線モジュール、31…配線装置、32…アンテナ部、34…インサートナット、43…ロゴ、44…基材層、45…塗装層、46…金属層、47…着色層、72…配線部

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に収容される無線モジュールと、
    を具備し、
    前記筐体は、
    基材層と、
    前記基材層の外側に形成された塗装層と、
    を有し、
    前記塗装層は、
    前記基材層を装飾するために前記基材層にコーティングされた金属層と、
    前記金属層の外側に形成された着色層と、
    を含み、
    前記金属層は、外部との間で無線通信を行うことが可能なアンテナを兼ねており、前記無線モジュールに電気的に接続されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記金属層は、
    ロゴを形成するための装飾部と、
    前記装飾部から分離して形成されるとともに、外部との間で無線通信を行うことが可能なアンテナ部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記装飾部および前記アンテナ部は、一括して形成されることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記無線モジュールと前記アンテナ部とを電気的に接続するための配線装置を有し、
    前記配線装置は、前記基材層を貫通する導体を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記導体は、前記筐体の前記基材層を成形する際に前記基材層の内部に埋め込まれるインサートであることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記導体は、インサートナットであることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記金属層は、前記無線モジュールと電気的に接続するための配線部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  8. 前記配線部は、前記装飾部および前記アンテナ部と一括して形成されることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
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Effective date: 20090630