JP2009135565A - 折畳み式携帯電話装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して任意の配置を可能にする。
【解決手段】上部筐体101に表示部103を有する折畳み式携帯電話装置に、下部筐体102に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォン105-108と、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠いマイクロフォンから該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路300とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】上部筐体101に表示部103を有する折畳み式携帯電話装置に、下部筐体102に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォン105-108と、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠いマイクロフォンから該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路300とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は表示部の画面を見ながら通話を行う場合に周囲騒音を低減する携帯電話装置に関する。特に、本発明は、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して任意の配置を可能にする折畳み式携帯電話装置に関する。
従来、携帯電話の周囲騒音を低減する技術として一定騒音に対してはマイクゲインを下げる方法、単一指向性マイクロフォンを使う方法などが提案されてきた。しかしながら、一定騒音に対してマイクゲインを下げる方法では通話中にはマイクゲインが元通りになるので通話中ではSN(信号対雑音)比の改善ができない。単一指向性マイクロフォンを使う方法では指向性が比較的広いという問題があり、さらに、マイクロフォンを実装した筐体の前後に音孔をあける必要があり実装上の困難さがあった。
図34は本発明の前提となる折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の符号、記号を付する。本図に示すように、折畳み式携帯電話装置100は、上部筐体101、下部筐体102からなり、上部筐体101には表示部103が実装され、表示部103はデータ表示、機能表示を行い、下部筐体102にはキー操作部104が実装され、キー操作部104はデータの入力、機能操作のために使用される。
さらに、上部筐体101には表示部103の左右どちらか一方の側の縦方向に直線状に4つのマイクロフォン105−108が等間隔で配置され、マイクロフォン105−108はアレーマイクロフォンを形成する。
この場合、マイクロフォン105からマイクロフォン108によって形成されるアレーマイクロフォンの指向性は上部筐体101の平面に対して垂直方向となる。
この場合、マイクロフォン105からマイクロフォン108によって形成されるアレーマイクロフォンの指向性は上部筐体101の平面に対して垂直方向となる。
図35は図34におけるマイクロフォン105−108からなるアレーマイクロフォンの動作原理を説明する図である。本図に示すように、アレーマイクロフォンを形成するマイクロフォン105−108の相互の間隔をdとする。本図に示す音の到来方向に対して、マイクロフォン105−108が配置されている上部筐体101に対して音が入射する入射角をθとする。
ここで、音の波長をλとすると、波長λよりも遠方から来る音波は平行音波と見なされる。
図36は図35のマイクロフォン105−108で形成されるアレーマイクロフォンの指向性を示す図である。d/λ=1/2の場合、マイクロフォン105−108で形成されるアレーマイクロフォンの指向性は、本図に示すようになり、アレーマイクロフォンが設置される上部筐体101の設置面に対して直交する方向に、入射角θ=90°で最大感度が出現する。一例として、d=2.5cm、λ=5cmが想定される。
図36は図35のマイクロフォン105−108で形成されるアレーマイクロフォンの指向性を示す図である。d/λ=1/2の場合、マイクロフォン105−108で形成されるアレーマイクロフォンの指向性は、本図に示すようになり、アレーマイクロフォンが設置される上部筐体101の設置面に対して直交する方向に、入射角θ=90°で最大感度が出現する。一例として、d=2.5cm、λ=5cmが想定される。
図37は図34の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105−108の各々には加算器200に接続され、加算器200はマイクロフォン105−108の出力信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図38は図34の折畳み式携帯電話装置100の使用状態での指向性を説明するため話者との配置を横から模式的に俯瞰した図である。本図に示すように、一般に話者は折畳み式携帯電話装置100を一定角度に開き、ハンズフリー通話の場合、表示部103の画面を見ながら通話するので、折畳み式携帯電話装置100の上部筐体101の面が話者に向く。
この場合、折畳み式携帯電話装置100の折り畳み角度を話者の口元と上部筐体101の平面の法線方向、すなわち、表示部103が話者と正対する角度とすると、入射角θ=90°で折畳み式携帯電話装置100の表示部103が話者に向けられた状態で、アレーマイクロフォンの指向性も最大となり、最も音声を拾いやすくなる。
この結果、周囲からやって来る騒音に対しては指向性を持たないので、入射角θ=90°の音声に対して周囲騒音の低減を図ることが可能となる。
この結果、周囲からやって来る騒音に対しては指向性を持たないので、入射角θ=90°の音声に対して周囲騒音の低減を図ることが可能となる。
図39は本発明の前提となる折畳み式携帯電話装置の別の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図34と比較して、マイクロフォン105−108は下部筐体102でキー操作部104の上側の横方向に直線状に等間隔dで配置される。
図40は図39の折畳み式携帯電話装置100の使用状態での指向性を説明するため話者との配置を横から模式的に俯瞰した図である。本図に示すように、図34と比較して、マイクロフォン105−108で形成されるアレーマイクロフォンの指向性は、下部筐体102の平面上の上部に左右対称になるようにマイクロフォン105−108を配置しているので、下部筐体102にマイクロフォン105−108が配置された直線の法線方向に最大感度が生じ、また、この直線を軸とする方向に均等感度となる。この場合のマイクロフォン105−108の回路は図37と同様である。
図40は図39の折畳み式携帯電話装置100の使用状態での指向性を説明するため話者との配置を横から模式的に俯瞰した図である。本図に示すように、図34と比較して、マイクロフォン105−108で形成されるアレーマイクロフォンの指向性は、下部筐体102の平面上の上部に左右対称になるようにマイクロフォン105−108を配置しているので、下部筐体102にマイクロフォン105−108が配置された直線の法線方向に最大感度が生じ、また、この直線を軸とする方向に均等感度となる。この場合のマイクロフォン105−108の回路は図37と同様である。
したがって、アレーマイクロフォンは、折畳み式携帯電話装置100の上下筐体101、102を通る中心線上の音源に対して最大感度となる。
本図の話者と折畳み式携帯電話装置100の配置で話者と折畳み式携帯電話装置100の左右にある騒音に対しては感度が下がり話者の音声は明瞭に採取できることになる。この場合、下部筐体102の法線方向には音源の最大感度となるが、上部筐体101の法線方向には音源の最大感度とならない。
本図の話者と折畳み式携帯電話装置100の配置で話者と折畳み式携帯電話装置100の左右にある騒音に対しては感度が下がり話者の音声は明瞭に採取できることになる。この場合、下部筐体102の法線方向には音源の最大感度となるが、上部筐体101の法線方向には音源の最大感度とならない。
しかしながら、図34に示すように、折畳み式携帯電話装置100の上部筐体101のマイクロフォン104−108に対してデザイン上良好な配置が取れず、さらに、図39に示すように、折畳み式携帯電話装置100の上部筐体101のマイクロフォン104−108に対してデザイン上良好な配置が取れない場合があるという問題がある。このため、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にしたいという課題がある。
このような携帯電話機のアレーマイクロフォンに関して以下のような従来技術がある。
従来、風によって発生する風雑音等を低減し、収音特性を向上させるマイクロホン装置を提供するため、携帯電話機の筐体表面に、6つのマイクロホンを約1.5cmから3.0cmの間隔で同一平面状に配置し、各マイクロホンの出力を互いに並列接続し、さらに、その出力に遮断周波数が略300Hzである高域濾波器を接続し、各マイクロホンに発生する雑音を合成し、高域濾波器で低域を減衰させることで、雑音を低減するものもある(例えば、特許文献1参照)。
従来、風によって発生する風雑音等を低減し、収音特性を向上させるマイクロホン装置を提供するため、携帯電話機の筐体表面に、6つのマイクロホンを約1.5cmから3.0cmの間隔で同一平面状に配置し、各マイクロホンの出力を互いに並列接続し、さらに、その出力に遮断周波数が略300Hzである高域濾波器を接続し、各マイクロホンに発生する雑音を合成し、高域濾波器で低域を減衰させることで、雑音を低減するものもある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1では、各マイクロホンに発生する雑音を合成し、高域濾波器で低域を減衰させることで、雑音を低減するが、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にするものではない。
また、従来、自動車に使用される音声認識装置に設けられるマイクロフォンの制御方法及び装置を提供するため、騒音下で話者の音声を抽出するマイクロフォンの指向特性を制御する装置において、直線的で等間隔に配置され、且つ平面音波を入力する複数のマイクロフォンMICと、複数のマイクロフォンの出力信号を処理して各マイクロフォンに入力する平面音波の位相の相違に基づいて話者の方向に感度がピークとなり且つ騒音の到来する方向に感度がディップとなるようにマイクロフォンの指向特性を制御するマイクロフォン回路とを具備するものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、従来、自動車に使用される音声認識装置に設けられるマイクロフォンの制御方法及び装置を提供するため、騒音下で話者の音声を抽出するマイクロフォンの指向特性を制御する装置において、直線的で等間隔に配置され、且つ平面音波を入力する複数のマイクロフォンMICと、複数のマイクロフォンの出力信号を処理して各マイクロフォンに入力する平面音波の位相の相違に基づいて話者の方向に感度がピークとなり且つ騒音の到来する方向に感度がディップとなるようにマイクロフォンの指向特性を制御するマイクロフォン回路とを具備するものもある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献2では、騒音下で話者の音声を抽出するマイクロフォンの指向特性を制御するが、前述のように、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にするものではない。
また、従来、比較的少ないマイクロホン数で、受信した音波をビームフォーミングする際の有効周波数帯域を広くできるとともに、目的方向の推定精度の向上化が図れる音響信号処理装置を提供することを目的として、携帯情報端末の上端若しくは下端の少なくとも一方に沿って複数個のマイクロホンが配置されているとともに、携帯情報端末の右側若しくは左側の少なくとも一方に沿って複数個のマイクロホンが配置されており、これらの複数個のマイクロホンで受音した音波をビームフォーミングする機能を備えているものもある(例えば、特許文献3参照)。
また、従来、比較的少ないマイクロホン数で、受信した音波をビームフォーミングする際の有効周波数帯域を広くできるとともに、目的方向の推定精度の向上化が図れる音響信号処理装置を提供することを目的として、携帯情報端末の上端若しくは下端の少なくとも一方に沿って複数個のマイクロホンが配置されているとともに、携帯情報端末の右側若しくは左側の少なくとも一方に沿って複数個のマイクロホンが配置されており、これらの複数個のマイクロホンで受音した音波をビームフォーミングする機能を備えているものもある(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記特許文献3では、携帯情報端末の上端若しくは下端の少なくとも一方に沿って複数個のマイクロホンが配置されているとともに、携帯情報端末の右側若しくは左側の少なくとも一方に沿って複数個のマイクロホンが配置されており、これらの複数個のマイクロホンで受音した音波をビームフォーミングするが、前述のように、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にするものではない。
また、従来、マイクロホンの近傍に存在する雑音源に対して有効な高品質の出力信号を得るため、M個のマイクロホン素子のマイクロホンアレーは例えばビデオカメラに実際に撮影する時の状態に取付けられ、撮影者からの発声音やビデオカメラ内からの発生騒音などのマイクロホン素子よりの出力を用いて適応形アレーマイクロホンの原理を利用して、前記発声音や騒音に対する感度が最小となるフィルタ係数を計算し、このフィルタ係数を、マイクロホン素子の出力がそれぞれ供給されるディジタルフィルタに固定的に設定し、フィルタの出力を加算器で加算して出力信号とし、前記フィルタ係数を不揮発メモリに記憶しておき、ビデオカメラの電源を停止後再びビデオカメラを使用する時は、メモリのフィルタ係数をフィルタに設定するものもある(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、上記特許文献4では、マイクロホンの近傍に存在する雑音源に対して有効な高品質の出力信号を得るため、M個のマイクロホン素子のマイクロホンアレーを設けるが、前述のように、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にするものではない。
また、従来、各無指向性マイクロホンの出力信号の移相をそれぞれ遅らせて加算することで、機器内部からの雑音および風雑音を低域周波数成分の位相を反転させることなく低減させ、S/Nの高い集音を行なうことのできるマイクロホン装置を提供するため、第1の無指向性マイクロホンの後方12mmの位置に第2の無指向性マイクロホンを配置し、周波数338Hzで位相遅れ角が90度となる移相器3、第1の無指向性マイクロホンの出力信号の位相を遅らせ、周波数10.6KHzで位相遅れ角が90度となる移相器で、第2の無指向性マイクロホンの出力信号の位相を遅らせ、各移相器の出力信号を加算器で同相加算し、イコライザで加算器の出力信号の周波数特性を補正して出力するものもある(例えば、特許文献5参照)。
また、従来、各無指向性マイクロホンの出力信号の移相をそれぞれ遅らせて加算することで、機器内部からの雑音および風雑音を低域周波数成分の位相を反転させることなく低減させ、S/Nの高い集音を行なうことのできるマイクロホン装置を提供するため、第1の無指向性マイクロホンの後方12mmの位置に第2の無指向性マイクロホンを配置し、周波数338Hzで位相遅れ角が90度となる移相器3、第1の無指向性マイクロホンの出力信号の位相を遅らせ、周波数10.6KHzで位相遅れ角が90度となる移相器で、第2の無指向性マイクロホンの出力信号の位相を遅らせ、各移相器の出力信号を加算器で同相加算し、イコライザで加算器の出力信号の周波数特性を補正して出力するものもある(例えば、特許文献5参照)。
しかしながら、上記特許文献5では、各無指向性マイクロホンの出力信号の移相をそれぞれ遅らせて加算することで雑音および風雑音を低減させているが、前述のように、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にするものではない。
また、従来、自動車に使用される音声認識装置に設けられるマイクロフォンの制御方法及び装置に関し、騒音下で話者の音声を抽出するマイクロフォンの指向特性を制御する装置において、直線的で等間隔に配置され、且つ平面音波を入力する複数のマイクロフォンMICと、複数のマイクロフォンの出力信号を処理して各マイクロフォンに入力する平面音波の位相の相違に基づいて話者の方向に感度がピークとなり且つ騒音の到来する方向に感度がディップとなるようにマイクロフォンの指向特性を制御するマイクロフォン回路とを具備するものもある(例えば、特許文献6参照)。
また、従来、自動車に使用される音声認識装置に設けられるマイクロフォンの制御方法及び装置に関し、騒音下で話者の音声を抽出するマイクロフォンの指向特性を制御する装置において、直線的で等間隔に配置され、且つ平面音波を入力する複数のマイクロフォンMICと、複数のマイクロフォンの出力信号を処理して各マイクロフォンに入力する平面音波の位相の相違に基づいて話者の方向に感度がピークとなり且つ騒音の到来する方向に感度がディップとなるようにマイクロフォンの指向特性を制御するマイクロフォン回路とを具備するものもある(例えば、特許文献6参照)。
しかしながら、上記特許文献6では、騒音下で話者の音声を抽出するマイクロフォンの指向特性を制御するが、前述のように、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンに対して下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にするものではない。
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、周囲騒音を低減する複数のマイクロフォンの下部筐体又は下部筐体及び上部筐体への任意の配置を可能にする折畳み式携帯電話装置を提供することを目的とする。
本発明は前記問題点を解決するために、上部筐体に表示部を有する折畳み式携帯電話装置において、下部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に前記複数のマイクロフォンの指向性が向くように、、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠いマイクロフォンから該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備える折畳み式携帯電話装置を提供する。
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備える折畳み式携帯電話装置を提供する。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォンの各々が下部筐体の左右の一方側に縦方向に一定間隔で配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右下隅、左上隅、左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右下隅、左上隅、左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右下隅、左側中間位置、左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右側下部中間位置、左側上部中間位置、左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右側下部中間位置、左側上部中間位置、左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが中央上部左右対称位置に配置され、他方2つのマイクロフォンが中央下部左右対称位置に配置される。
また、本発明は、上部筐体に表示部を有する折畳み式携帯電話装置において、下部筐体及び上部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に前記複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠い下部筐体のマイクロフォンから下部筐体の該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ下部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延し、前記最も遠いマイクロフォンから下部筐体と上部筐体の境界までの距離d’とした場合、下記式により、
τ’=(d’/c)・sin(180°−φ)
算出した遅延時間τ’だけ上部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備える折畳み式携帯電話装置を提供する。
また、本発明は、上部筐体に表示部を有する折畳み式携帯電話装置において、下部筐体及び上部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に前記複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠い下部筐体のマイクロフォンから下部筐体の該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ下部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延し、前記最も遠いマイクロフォンから下部筐体と上部筐体の境界までの距離d’とした場合、下記式により、
τ’=(d’/c)・sin(180°−φ)
算出した遅延時間τ’だけ上部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備える折畳み式携帯電話装置を提供する。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の左右の一方側に縦方向に一定間隔で配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の左右の一方側に縦方向に一定間隔で配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が下部筐体の右上隅、他方が下部筐体の左下隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が下部筐体の右上隅、他方が下部筐体の左下隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の中央下部左右対称位置に配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の中央下部左右対称位置に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が下部筐体の右下隅、他方が下部筐体の左下隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右下隅、他方が上部筐体の左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が下部筐体の右下隅、他方が下部筐体の左下隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右下隅、他方が上部筐体の左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の中央上部左右対称位置に配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の中央上部左右対称位置に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の中央上部左右対称位置に配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の中央下部左右対称位置に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右下隅、他方が上部筐体の左下隅に配置される。
また、前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右下隅、他方が上部筐体の左下隅に配置される。
また、表示部の法線方向に対して前記複数のマイクロフォンの指向性が一定方向に傾くように遅延処理を行う。
また、下部筐体と上部筐体の開度を検出する開度検出部を設け、前記開度検出部により検出された開度に基づき、遅延処理を行う。
また、下部筐体と上部筐体の開度を検出する開度検出部を設け、前記開度検出部により検出された開度に基づき、遅延処理を行う。
以上説明したように、本発明によれば、下部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠いマイクロフォンから該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備えるようにしたので、下部筐体に対する複数のマイクロフォンの任意の配置に対して、複数のマイクロフォンの仮想的な配置面が上部筐体の表示部に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備えるようにしたので、下部筐体に対する複数のマイクロフォンの任意の配置に対して、複数のマイクロフォンの仮想的な配置面が上部筐体の表示部に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、複数のマイクロフォンが実際に配置されている面からずらし、複数のマイクロフォンの指向性は法線方向に最大感度が発生する。
話者と折畳み式携帯電話装置の開度φとなるように決めておけば、複数のマイクロフォンを下部筐体に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
話者と折畳み式携帯電話装置の開度φとなるように決めておけば、複数のマイクロフォンを下部筐体に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
さらに、下部筐体及び上部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンうち表示部から最も遠い下部筐体のマイクロフォンから下部筐体の該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ下部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延し、前記最も遠いマイクロフォンから下部筐体と上部筐体の境界までの距離d’とした場合、下記式により、
τ’=(d’/c)・sin(180°−φ)
算出した遅延時間τ’だけ上部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備えるようにしたので、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ下部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延し、前記最も遠いマイクロフォンから下部筐体と上部筐体の境界までの距離d’とした場合、下記式により、
τ’=(d’/c)・sin(180°−φ)
算出した遅延時間τ’だけ上部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備えるようにしたので、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、折畳み式携帯電話装置100では、図35と比較して、マイクロフォン105−108は下部筐体102でキー操作部104の左右どちらかの側の縦方向に直線状に等間隔dで配置される。
図1は本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、折畳み式携帯電話装置100では、図35と比較して、マイクロフォン105−108は下部筐体102でキー操作部104の左右どちらかの側の縦方向に直線状に等間隔dで配置される。
図2は図1の折畳み式携帯電話装置100の使用状態での指向性を説明するため話者との配置を横から模式的に俯瞰した図である。本図に示すように、話者が折畳み式携帯電話装置101を使用するときに話者が上部筐体101の表示部103に向き上部筐体101の法線方向が話者に向いている場合、折畳み式携帯電話装置100の開度、すなわち、上部筐体101と下部筐体102の成す角度をΦとする。この場合、開度Φの外角は(180−Φ)である。
図3は図1の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105には遅延器109が接続され、遅延器109はマイクロフォン105からの信号を遅延時間3τだけ遅延する。
さらに、マイクロフォン106には遅延器110が接続され、遅延器110はマイクロフォン106からの信号を遅延時間2τだけ遅延する。
さらに、マイクロフォン106には遅延器110が接続され、遅延器110はマイクロフォン106からの信号を遅延時間2τだけ遅延する。
さらに、マイクロフォン107には遅延器111が接続され、遅延器111はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τだけ遅延する。
加算器200は遅延器109の出力信号、遅延器110の出力信号、遅延器111の出力信号及びマイクロフォン108の出力信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図4は図3のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離3τ・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン106が仮想的に距離2τ・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ・cだけ音の方向に接近したことになる。
加算器200は遅延器109の出力信号、遅延器110の出力信号、遅延器111の出力信号及びマイクロフォン108の出力信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図4は図3のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離3τ・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン106が仮想的に距離2τ・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、点線が下部筐体102となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度Φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τを調整すると、下記式が成立する。
τ・c/d=tan(180°−φ)
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τを保存しておき、図3のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τを設定する。
τ・c/d=tan(180°−φ)
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τを保存しておき、図3のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τを設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105−108の配置が点線上に配置されたことになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
図5は図1の第1の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右上隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の右下隅に配置され、マイクロフォン107は下部筐体102の左上隅に配置され、マイクロフォン108は下部筐体102の左下隅に配置される。すなわち、四角形の頂点にマイクロフォン105−108が実装される。マイクロフォン105とマイクロフォン106の縦方向成分の間隔をd1とし、マイクロフォン107とマイクロフォン108の縦方向成分の間隔をd1とする。
図6は図5の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105には遅延器112が接続され、遅延器112はマイクロフォン106からの信号を遅延時間τ1だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器113が接続され、遅延器113はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ1だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器113が接続され、遅延器113はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ1だけ遅延する。
加算器200は遅延器112からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器113からの信号及びマイクロフォン108からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図7は図6のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離τ1・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ1・cだけ音の方向に接近したことになる。
図7は図6のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離τ1・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ1・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τを調整すると、下記式が成立する。
τ1・c/d1=tan(180°−φ)
τ1=(d1/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ1を保存しておき、図6のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ1を設定する。
τ1・c/d1=tan(180°−φ)
τ1=(d1/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ1を保存しておき、図6のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ1を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置されたことになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
なお、マイクロフォン105、106とマイクロフォン107、108とが左右逆に配置されてもよい。
図8は図5の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図5と比較して、マイクロフォン105、107は下部筐体102の中央上部左右対称位置に配置され、マイクロフォン106、108は下部筐体102の中央下部左右対称位置に配置される。
このような配置でも、図5の例と同様の作用・効果を得ることができる。
このような配置でも、図5の例と同様の作用・効果を得ることができる。
図9は図1の第2の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右上隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の右下隅に配置され、マイクロフォン107は下部筐体102の左側中間位置に配置され、マイクロフォン108は下部筐体102の左下隅に配置される。すなわち、変形四角形の頂点にマイクロフォン105−108が実装される。折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105とマイクロフォン106の縦方向成分の間隔をd1とし、マイクロフォン107とマイクロフォン108の縦方向成分の間隔をd2とする。
図10は図9の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105には遅延器114が接続され、遅延器114はマイクロフォン106からの信号を遅延時間τ2+τ3だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器115が接続され、遅延器115はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ3だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器115が接続され、遅延器115はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ3だけ遅延する。
加算器200は遅延器114の出力信号、マイクロフォン106の出力信号、遅延器115の出力信号及びマイクロフォン108からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図11は図10のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離(τ2+τ3)・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ3・cだけ音の方向に接近したことになる。
図11は図10のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離(τ2+τ3)・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ3・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ2、τ3を調整すると、下記式が成立する。
τ2・c/d2=τ3・c/d3=tan(180°−φ)
τ2=(d2/c)・tan(180°−φ)
τ3=(d3/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ2、τ3を保存しておき、図10のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ2、τ3を設定する。
τ2・c/d2=τ3・c/d3=tan(180°−φ)
τ2=(d2/c)・tan(180°−φ)
τ3=(d3/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ2、τ3を保存しておき、図10のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ2、τ3を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
なお、マイクロフォン105、106とマイクロフォン107、108とが左右逆に配置されてもよい。
図12は図1の第3の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右上隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の右側中間下位位置に配置され、マイクロフォン107は下部筐体102の左側中間上位位置に配置され、マイクロフォン108は下部筐体102の左下隅に配置される。すなわち、変形四角形の頂点にマイクロフォン105−108が実装される。折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105とマイクロフォン107の縦方向成分の間隔をd3とし、マイクロフォン107とマイクロフォン106の縦方向成分の間隔をd4、マイクロフォン106とマイクロフォン108の縦方向成分の間隔をd5とする。
図13は図12の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の遅延回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105に遅延器116が接続され、遅延器116はマイクロフォン105からの信号を遅延時間τ4+τ5+τ6だけ遅延する。
マイクロフォン106には遅延器117が接続され、遅延器117はマイクロフォン106からの信号を遅延時間τ6だけ遅延する。
マイクロフォン106には遅延器117が接続され、遅延器117はマイクロフォン106からの信号を遅延時間τ6だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器118が接続され、遅延器118はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ5+τ6だけ遅延する。
加算器200は遅延器116からの信号、遅延器117からの信号、遅延器118からの信号及びマイクロフォン108からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
加算器200は遅延器116からの信号、遅延器117からの信号、遅延器118からの信号及びマイクロフォン108からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図14は図13のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離(τ4+τ5+τ6)・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン106が仮想的に距離(τ5+τ6)・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離(τ6)・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ3、τ4、τ5を調整すると、下記式が成立する。
τ4・c/d4=τ5・c/d5==τ6・c/d6=tan(180°−φ)
τ4=(d4/c)・tan(180°−φ)
τ5=(d5/c)・tan(180°−φ)
τ6=(d6/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ4、τ5、τ6を保存しておき、図13のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ4、τ5、τ6を設定する。
τ4・c/d4=τ5・c/d5==τ6・c/d6=tan(180°−φ)
τ4=(d4/c)・tan(180°−φ)
τ5=(d5/c)・tan(180°−φ)
τ6=(d6/c)・tan(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ4、τ5、τ6を保存しておき、図13のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ4、τ5、τ6を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
なお、マイクロフォン105、106とマイクロフォン107、108とが左右逆に配置されてもよい。
以上、図1−図14において、マイクロフォン105−108の代表的な配置例について例示したが、これに限定されず、これらの例示以外にも多数の配置例が存在するが、以下同様であるので説明を省略する。
以上、図1−図14において、マイクロフォン105−108の代表的な配置例について例示したが、これに限定されず、これらの例示以外にも多数の配置例が存在するが、以下同様であるので説明を省略する。
図15は図1の第4の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105、106は下部筐体102でキー操作部104の左右どちらかの側の縦方向に直線状に配置され、折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105は上部筐体101と下部筐体102の境界から縦方向成分の距離d7に位置し、マイクロフォン106はマイクロフォン105から縦方向成分の距離d8に位置する。
マイクロフォン107、108は上部筐体101の表示部103の左右どちらか一方の側の縦方向に直線状に上部筐体101と下部筐体102の境界に対してマイクロフォン105、106とそれぞれ対象に配置される。
図16は図15の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105に遅延器119が接続され、遅延器119はマイクロフォン105からの信号を遅延時間τ7だけ遅延する。
図16は図15の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105に遅延器119が接続され、遅延器119はマイクロフォン105からの信号を遅延時間τ7だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器120が接続され、遅延器120はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器121が接続され、遅延器121はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
加算器200は遅延器119からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器120からの信号及び遅延器121からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
マイクロフォン108には遅延器121が接続され、遅延器121はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
加算器200は遅延器119からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器120からの信号及び遅延器121からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図17は図16のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離τ7・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ7、τ8を調整すると、下記式が成立する。
τ7・c/d7=tan(180°−φ)
τ7=(d7/c)・tan(180°−φ)
τ8・c/(d7+d8)=sin(180°−φ)
τ8=((d7+d8)/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ7、τ8を保存しておき、図16のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ7、τ8を設定する。
τ7・c/d7=tan(180°−φ)
τ7=(d7/c)・tan(180°−φ)
τ8・c/(d7+d8)=sin(180°−φ)
τ8=((d7+d8)/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ7、τ8を保存しておき、図16のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ7、τ8を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
図18は図15の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、マイクロフォン107、108は、図15と比較して、マイクロフォン105、106の反対側に配置される。
このような配置でも、図15の例と同様の作用・効果を得ることができる。
このような配置でも、図15の例と同様の作用・効果を得ることができる。
図19は図1の第5の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右上隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の左下隅に配置され、マイクロフォン107は上部筐体102の左下隅に配置され、マイクロフォン108は上部筐体102の右上隅に配置される。折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105は上部筐体101と下部筐体102の境界から縦方向成分の距離d10に位置し、マイクロフォン106はマイクロフォン105から縦方向成分の距離d11に位置する。
図20は図19の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン105に遅延器122が接続され、遅延器119はマイクロフォン105からの信号を遅延時間τ9だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器123が接続され、遅延器123はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ10だけ遅延する。
マイクロフォン107には遅延器123が接続され、遅延器123はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ10だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器124が接続され、遅延器121はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ10だけ遅延する。
加算器200は遅延器122からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器123からの信号及び遅延器124からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
加算器200は遅延器122からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器123からの信号及び遅延器124からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図21は図20のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン105が仮想的に距離τ9・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン107が仮想的に距離τ10・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ10・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ9、τ10を調整すると、下記式が成立する。
τ9・c/d10=tan(180°−φ)
τ9=(d10/c)・tan(180°−φ)
τ10・c/(d10+d11)=sin(180°−φ)
τ10=((d10+d11)/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ9、τ10を保存しておき、図20のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ9、τ10を設定する。
τ9・c/d10=tan(180°−φ)
τ9=(d10/c)・tan(180°−φ)
τ10・c/(d10+d11)=sin(180°−φ)
τ10=((d10+d11)/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ9、τ10を保存しておき、図20のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ9、τ10を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
なお、マイクロフォン105、106とマイクロフォン107、108とが左右逆に配置されてもよい。
図22は図1の第6の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105、106は下部筐体102の中央下部に左右対称に配置され、マイクロフォン107、108は上部筐体101の中央下部に左右対称に配置される。折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105、106は上部筐体101と下部筐体102の境界から縦方向成分の距離d10に位置する。
図23は図22の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン107に遅延器125が接続され、遅延器125はマイクロフォン105からの信号を遅延時間τ11だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器126が接続され、遅延器126はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ11だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器126が接続され、遅延器126はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ11だけ遅延する。
加算器200はマイクロフォン105からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器125からの信号及び遅延器126からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図24は図23のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン107が仮想的に距離τ11・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ11・cだけ音の方向に接近したことになる。
図24は図23のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン107が仮想的に距離τ11・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ11・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ11を調整すると、下記式が成立する。
τ11・c/d10=sin(180°−φ)
τ11=(d10/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ11を保存しておき、図23のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ11を設定する。
τ11・c/d10=sin(180°−φ)
τ11=(d10/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ11を保存しておき、図23のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ11を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
図25は図22の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図22と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右下隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の左下隅に配置され、マイクロフォン107は上部筐体101の右下隅に配置され、マイクロフォン108は上部筐体101の左下隅に配置される。
このような配置でも、図22の例と同様の作用・効果を得ることができる。
このような配置でも、図22の例と同様の作用・効果を得ることができる。
図26は図1の第7の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105、106は下部筐体102の中央上部に左右対称に配置され、マイクロフォン107、108は上部筐体101の中央上部に左右対称に配置される。折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105、106は上部筐体101と下部筐体102の境界から縦方向成分の距離d8に位置する。
図27は図26の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン107に遅延器127が接続され、遅延器127はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器128が接続され、遅延器128はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器128が接続され、遅延器128はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
加算器200はマイクロフォン105からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器127からの信号及び遅延器128からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図28は図27のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン107が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになる。
図28は図27のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン107が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ8を調整すると、下記式が成立する。
τ8・c/d8=sin(180°−φ)
τ8=(d8/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ8を保存しておき、図27のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ8を設定する。
τ8・c/d8=sin(180°−φ)
τ8=(d8/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ8を保存しておき、図27のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ8を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
図29は図26の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図26と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右上隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の左上隅に配置され、マイクロフォン107は上部筐体101の右上隅に配置され、マイクロフォン108は上部筐体101の左上隅に配置される。
このような配置でも、図26の例と同様の作用・効果を得ることができる。
このような配置でも、図26の例と同様の作用・効果を得ることができる。
図30は図1の第8の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図1と比較して、マイクロフォン105、106は下部筐体102の中央上部に左右対称に配置され、マイクロフォン107、108は上部筐体101の中央下部に左右対称に配置される。折畳み式携帯電話装置100の横側から見たマイクロフォン105、106は上部筐体101と下部筐体102の境界から縦方向成分の距離d8に位置する。
図31は図30の折畳み式携帯電話装置100のマイクロフォン回路の概略ブロック図である。本図に示すように、マイクロフォン回路300では、マイクロフォン107に遅延器127が接続され、遅延器127はマイクロフォン107からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器128が接続され、遅延器128はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
マイクロフォン108には遅延器128が接続され、遅延器128はマイクロフォン108からの信号を遅延時間τ8だけ遅延する。
加算器200はマイクロフォン105からの信号、マイクロフォン106からの信号、遅延器127からの信号及び遅延器128からの信号からの信号を加算し、マイクロフォン信号を出力する。
図32は図31のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン107が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになる。
図32は図31のマイクロフォン回路300の遅延時間算出処理を説明する図である。本図に示すように、音速cとして平行音波に対して、マイクロフォン107が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになり、マイクロフォン108が仮想的に距離τ8・cだけ音の方向に接近したことになる。
この場合、下部筐体102に対してマイクロフォン105−108が配置された同一面となす角度を(180°−φ)とし、折畳み式携帯電話装置100の開度φの外角(180°−φ)と等しくなるように、遅延時間τ8を調整すると、下記式が成立する。
τ8・c/d8=sin(180°−φ)
τ8=(d8/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ8を保存しておき、図31のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ8を設定する。
τ8・c/d8=sin(180°−φ)
τ8=(d8/c)・sin(180°−φ)
折畳み携帯電話装置の制御部では、予め上記式で算出された遅延時間τ8を保存しておき、図31のマイクロフォン回路300の起動時に遅延時間τ8を設定する。
このようにして、仮想的なマイクロフォン105、106、マイクロフォン107、108が同一面に配置するようになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
このため、下部筐体102及び上部筐体101に対するマイクロフォン105−108の任意の配置に対して、マイクロフォン105−108の仮想的な配置面が上部筐体101の表示部103に平行になり、その法線方向が話者に向くことになる。
すなわち、マイクロフォン105−108が実際に配置されている面からずらし、マイクロフォン105−108の指向性は本図の点線の法線方向に最大感度が発生する。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
本図に示すように、話者と折畳み式携帯電話装置100の開度φとなるように決めておけば、マイクロフォン105−108を下部筐体102及び上部筐体101に設けても、話者に対して最大感度が発生することになり、周囲騒音の感度が低くなることから送話の明瞭性が可能になる。
図33は図30の変形例であり、本発明に係る折畳み式携帯電話装置の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図30と比較して、マイクロフォン105は下部筐体102の右上隅に配置され、マイクロフォン106は下部筐体102の左上隅に配置され、マイクロフォン107は上部筐体101の右下隅に配置され、マイクロフォン108は上部筐体101の左下隅に配置される。
このような配置でも、図30の例と同様の作用・効果を得ることができる。
以上、図15−図33において、マイクロフォン105−108の代表的な配置例について例示したが、これに限定されず、これらの例示以外にも多数の配置例が存在するが、以下同様であるので説明を省略する。
このような配置でも、図30の例と同様の作用・効果を得ることができる。
以上、図15−図33において、マイクロフォン105−108の代表的な配置例について例示したが、これに限定されず、これらの例示以外にも多数の配置例が存在するが、以下同様であるので説明を省略する。
以上、折畳み式携帯電話装置100の上部筐体101、下部筐体102に設けられるマイクロフォン105−108の仮想的な配置面は、上部筐体101の表示部103の面に平行になるように、すなわち、表示部103の法線方向にマイクロフォン105−108の指向性が向かうようにしているが、これに限らず、表示部103の法線方向に対してマイクロフォン105−108の指向性が一定方向に傾くようにしてもよい。ユーザの好みに合わせるためである。
以上、折畳み式携帯電話装置100の上部筐体101と下部筐体102の開度を予めφとして説明したが、上部筐体101と下部筐体102の開度φを検出する開度検出部を設けて、開度検出部により検出された開度φに応じて遅延時間を算出しマイクロフォン回路に設定するようにしてもよい。これにより、予め開度をφに固定する必要もなく、個人差により開度φの調整も不要となり、任意の開度φで遅延時間の決定が可能になり、操作が簡単になる。
以上、折畳み式携帯電話装置に対する4つのマイクロフォンのアレーマイクロフォンについて説明したが、これに限らず、一般的に複数のマイクロフォンのアレーマイクロフォンについても同様に本発明の利用が可能である。
さらに、折畳み式携帯電話装置について説明したがこれに限らず折畳み式PHS(簡易型携帯電話機)、折畳み式PDA(携帯端末装置)に本発明の利用が可能である。
100…折畳み式携帯電話装置
101…上部筐体
102…下部筐体
103…表示部
104−キー操作部
105−108…マイクロフォン
109−128…遅延器
200…加算器
300…マイクロフォン回路
φ…開度
θ…入射角
τ、τ1−τ11…遅延時間
d…間隔
c…音速
d1−d11…距離
101…上部筐体
102…下部筐体
103…表示部
104−キー操作部
105−108…マイクロフォン
109−128…遅延器
200…加算器
300…マイクロフォン回路
φ…開度
θ…入射角
τ、τ1−τ11…遅延時間
d…間隔
c…音速
d1−d11…距離
Claims (17)
- 上部筐体に表示部を有する折畳み式携帯電話装置において、
下部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、
上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に前記複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンのうち表示部から最も遠いマイクロフォンから該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備える折畳み式携帯電話装置。 - 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォンの各々が下部筐体の左右の一方側に縦方向に一定間隔で配置されることを特徴とする、請求項1に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右下隅、左上隅、左下隅に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右下隅、左側中間位置、左下隅に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、4つのマイクロフォン各々が下部筐体の右上隅、右側下部中間位置、左側上部中間位置、左下隅に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが中央上部左右対称位置に配置され、他方2つのマイクロフォンが中央下部左右対称位置に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 上部筐体に表示部を有する折畳み式携帯電話装置において、
下部筐体及び上部筐体に縦方向を含む方向に配置される複数のマイクロフォンと、
上部筐体と下部筐体の開度に対して上部筐体の表示部の画面の法線方向に前記複数のマイクロフォンの指向性が向くように、上部筐体と下部筐体の開度φ、音速c、下部筐体の横側から見た前記複数のマイクロフォンうち表示部から最も遠い下部筐体のマイクロフォンから下部筐体の該当マイクロフォンまでの縦方向成分の距離dとした場合、下記式により、
τ=(d/c)・tan(180°−φ)
算出した遅延時間τだけ下部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延し、前記最も遠いマイクロフォンから下部筐体と上部筐体の境界までの距離d’とした場合、下記式により、
τ’=(d’/c)・sin(180°−φ)
算出した遅延時間τ’だけ上部筐体の該当マイクロフォンの出力信号を遅延して前記複数のマイクロフォンについて加算するマイクロフォン回路とを備える折畳み式携帯電話装置。 - 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の左右の一方側に縦方向に一定間隔で配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の左右の一方側に縦方向に一定間隔で配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が下部筐体の右上隅、他方が下部筐体の左下隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左下隅に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の中央下部左右対称位置に配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の中央下部左右対称位置に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が下部筐体の右下隅、他方が下部筐体の左下隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右下隅、他方が上部筐体の左下隅に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の中央上部左右対称位置に配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の中央上部左右対称位置に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンが下部筐体の中央上部左右対称位置に配置され、他方の2つのマイクロフォンが上部筐体の中央下部左右対称位置に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 前記複数のマイクロフォンが4つのマイクロフォンであり、一方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右上隅、他方が上部筐体の左上隅に配置され、他方の2つのマイクロフォンの一方が上部筐体の右下隅、他方が上部筐体の左下隅に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 表示部の法線方向に対して前記複数のマイクロフォンの指向性が一定方向に傾くように遅延処理を行うことを特徴とする、請求項1又は請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
- 下部筐体と上部筐体の開度を検出する開度検出部を設け、前記開度検出部により検出された開度に基づき、遅延処理を行うことを特徴とする、請求項1又は請求項8に記載の折畳み式携帯電話装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007307487A JP2009135565A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 折畳み式携帯電話装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102820026A (zh) * | 2011-06-06 | 2012-12-12 | 索尼公司 | 重放设备、信号处理设备和信号处理方法 |
WO2018225181A1 (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-13 | 株式会社 Trigence Semiconductor | スピーカ装置およびスピーカユニット |
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2007
- 2007-11-28 JP JP2007307487A patent/JP2009135565A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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