JP2009134358A - 通信プログラム、通信装置および通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】単位時間あたりにネットワークアダプタによって受信された受信パケットの数を計測し、予め設定された単位時間あたりに処理を行う目標パケット数よりも計測結果のほうが少ない場合には、保留時間を決定するためのタイマパラメータ値を小さい方に変更し、目標パケット数よりも計測結果のほうが多い場合には、タイマパラメータ値を大きい方に変更する。
【選択図】 図1
Description
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る通信装置の概要および特徴を説明する。
次に、図2、図3を用いて、図1に示した通信装置10の構成を説明する。図2は、通信装置の構成を示すブロック図である。図3は、シミュレート結果記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図2に示すように、通信装置10は、入出力部11と、記憶部12と、ネットワークアダプタ13と、制御部14とを備える。
まず、図4を用いて、通信装置10による通信処理を説明する。図4は、通信装置による通信処理の流れを示すフローチャートである。なお、通信装置10による通信処理は、通信装置10の駆動の停止とともに処理を終了する。
次に、図5を用いて、通信装置10によるタイマパラメータ変更処理を説明する。図5は、通信装置によるタイマパラメータ変更処理の流れを示すフローチャートである。なお、通信装置10によるタイマパラメータ変更処理は、通信装置10の駆動の停止とともに処理を終了する。
上記したように、実施例1によれば、パケット受信に対するレスポンスを高速化することが可能である。
まず、図6、図7および図8を用いて実施例2に係る通信装置10の構成を説明する。図6は、実施例2に係る通信装置の構成を示すブロック図である。図7は、算出結果記憶部に記憶される情報の一例を示した図である。図8は、CPU使用率算出部によるCPU使用率算出処理の一例を説明するための図である。実施例2に係る通信装置10の構成は、算出結果記憶部12cと、CPU使用率算出部14dとを新たに備える他は、実施例1に係る通信装置10と以下に説明する点が異なる。
まず、図9を用いて、実施例2に係るタイマパラメータ変更処理を説明する。図9は、実施例2に係るタイマパラメータ変更処理の流れを示すフローチャートである。なお、実施例2に係るタイマパラメータ変更処理は、通信装置の駆動の停止とともに処理を終了するものとし、実施例1に係るタイマパラメータ変更処理と異なる点について詳細に説明する。
次に、図10を用いて、CPU使用率算出処理を説明する。図10は、CPU使用率算出処理の流れを示すフローチャートである。なお、CPU使用率算出処理は、図9で示したステップS3005に対応する。
上記したように、実施例2によれば、ネットワークアダプタによって受信された受信パケットの数を用いて算出されるCPU使用率に基づいて、パケット受信に対するレスポンスを高速化することが可能である。
まず、実施例3に係る通信装置10の構成を説明する。図11は、実施例3に係る通信装置の構成を示すブロック図である。実施例3に係る通信装置10の構成は、変更時刻記憶部12dを新たに備える他は、実施例1に係る通信装置10と以下に説明する点が異なる。
次に、図12を用いて、実施例3に係る通信装置10によるタイマパラメータ変更処理を説明する。図12は、実施例3に係る通信装置によるタイマパラメータ変更処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1に係る通信装置10によるタイマパラメータ変更処理と異なる点について詳細に説明する。
上記したように、実施例3によれば、ネットワークの性能の低下を発生することなくパケット受信に対するレスポンスを高速化することが可能である。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、図7および図13に示した記憶情報や図8に示したパラメータ)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ところで、本発明はあらかじめ用意されたプログラムを通信装置10としてのコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図14を用いて、上記の実施例に示した通信装置10と同様の機能を有する通信プログラムを実行するコンピュータを一例として説明する。図14は、通信プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
11 入出力部
12 記憶部
12a 目標CPU使用率記憶部
12b シミュレート結果記憶部
12c 算出結果記憶部
12d 変更時刻記憶部
13 ネットワークアダプタ
13a タイマパラメータ記憶部
13b パケット受信部
13c 割り込み処理部
14 制御部
14a 通信制御部
14b パケット数計測部
14c タイマパラメータ変更部
14d CPU使用率算出部
110 コンピュータ
120 入力部
130 ROM(Read-Only Memory)
130a パケット受信プログラム
130b 割り込み処理プログラム
130c 通信処理プログラム
130d パケット数計測プログラム
130e タイマパラメータ変更プログラム
140 CPU(Central Processing Unit)
140a パケット受信プロセス
140b 割り込み処理プロセス
140c 通信処理プロセス
140d パケット数計測プロセス
140e タイマパラメータ変更プロセス
150 HDD(Hard disk drive)
150a シミュレート結果データテーブル
160 RAM(Random Access Memory)
160a タイマパラメータデータ
160b 目標CPU使用率データ
160c シミュレート結果データ
170 出力部
180 ネットワークアダプタ
190 バス
Claims (7)
- 所定の保留時間経過後にネットワークアダプタがパケット受信通知として割り込み処理を実行し、当該割り込み処理の受付を契機として行われる受信パケットの通信処理をコンピュータに実行させる通信プログラムであって、
単位時間あたりに前記ネットワークアダプタによって受信された受信パケットの数を計測するパケット数計測手順と、
前記パケット数計測手順による計測結果に基づいて、前記保留時間を決定するためのタイマパラメータ値を変更するパラメータ値変更手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。 - 前記パラメータ値変更手順は、予め設定された単位時間あたりに処理を行う目標パケット数よりも前記パケット数計測手順による計測結果のほうが少ない場合には、前記タイマパラメータ値を小さい方に変更し、前記目標パケット数よりも前記パケット数計測手順による計測結果のほうが多い場合には、前記タイマパラメータ値を大きい方に変更することを特徴とする請求項1に記載の通信プログラム。
- 所定の間隔で区分けして設定されたパケット数値範囲ごとに、前記タイマパラメータ値を変更したときのCPU使用率を計測するシミュレーションを実行し、各パケット数値範囲に対応付けて、各タイマパラメータ値ごとのCPU使用率をシミュレーション結果として記憶部に記憶するシミュレーション結果記憶手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記パラメータ値変更手順は、前記シミュレーション結果記憶手順により記憶されている前記シミュレーション結果に基づいて、前記パケット数計測手順による前記計測結果と前記CPU使用率とが加味された前記タイマパラメータ値に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の通信プログラム。 - 前記パケット数計測手順による前記計測結果と、予め設定された前記通信処理に要する通信処理時間と、予め設定された前記割り込み処理に要する割り込み処理時間とに基づいて、前記タイマパラメータ値ごとに前記CPU使用率を算出するCPU使用率算出手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記パラメータ値変更手順は、前記CPU使用率算出手順による算出結果に基づいて、前記タイマパラメータ値を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の通信プログラム。 - 前記パラメータ値変更手順は、前回タイマパラメータ値を変更したときから一定の時間が経過したか否かを判定し、一定の時間が経過していないと判定した場合には、前記タイマパラメータ値の変更を中止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の通信プログラム。
- 所定の保留時間経過後にネットワークアダプタがパケット受信通知として割り込み処理を実行し、当該割り込み処理の受付を契機として受信パケットを通信処理する通信装置であって、
単位時間あたりに前記ネットワークアダプタによって受信された受信パケットの数を計測するパケット数計測手段と、
前記パケット数計測手段による計測結果に基づいて、前記保留時間を決定するためのタイマパラメータ値を変更するパラメータ値変更手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 所定の保留時間経過後にネットワークアダプタがパケット受信通知として割り込み処理を実行し、当該割り込み処理の受付を契機として受信パケットを通信処理する通信方法であって、
単位時間あたりに前記ネットワークアダプタによって受信された受信パケットの数を計測するパケット数計測工程と、
前記パケット数計測工程による計測結果に基づいて、前記保留時間を決定するためのタイマパラメータ値を変更するパラメータ値変更工程と、
を含んだことを特徴とする通信方法。
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